上士幌町議会 平成27年第6回定例会 2015年12月8日
地域包括ケアシステムと上士幌町版CCRCについて
2015年12月8日、上士幌町議会の一般質問で、伊東久子議員が「地域包括ケアシステムと上士幌町版CCRCについて」質問し、町長 竹中貢が答弁しました。
- 質問者
- 伊東久子 議員
- 答弁者
- 町長 竹中貢
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。
質問 1番 伊東久子
私は、地域包括ケアシステムと上士幌町版CCRCについてお聞きをいたします。上士幌町でも地方版総合戦略が10月20日に策定され、5つの基本目標を掲げました。1つ、「地場産品で地域の活力を生み出すまち」、2つ、「子育て、教育の充実したまち」3つ、「健康で安心して暮らせるまち」、4つ、「移住定住による人口減少をくい止めるまち」、5つ、「小さな拠点の形成を目指すまち」とあります。将来、医療・介護が必要になっても、住みなれた地域で暮らしていけるための地域包括ケアシステムの進捗状況が見えてきません。上士幌町版CCRCについても、現状の医療体制では無理があります。CCRCとは、継続的にケアを受けられる高齢者向け共同体を意味し、米国で発祥した暮らし方で、米国には約2,000の共同体があります。国は、日本版CCRCとして、首都圏などの高齢者を健康時に地方で受け入れ、将来の医療や介護のケアをする考えです。上士幌町の高齢化率も約34%を超えています。首都圏の高齢者を受け入れるには、将来の見通しを各関係機関と十分議論をしなければなりません。首都圏の高齢者の心配は、医療・介護、24時間見守り体制、銀行、スーパーが近くにあることだと聞いております。解決しなければならないことが山積しております。そこで、お聞きをいたします。1点目、医療に関しては、4月に上士幌クリニックが開院しました。9カ月経過していますが、一般入院病室が設置されていないと聞きました。問題はどこにあるのか、町民からは苦情がたくさん寄せられていますが、どのような対応をしていますか。2つ目、国は施設から在宅へと政策を進めています。在宅診療、在宅介護、リハビリの方向へと移行しようとしていますが、在宅の支えはできていないと思います。ひとり暮らしの高齢者のため、24時間体制の見守りが必要です。賃貸住宅を一時中断してでも高齢者住宅の建設を進めるべきではないでしょうか。以上、質問いたします。
答弁 町長 竹中貢
地域包括ケアシステムと上士幌町版CCRCについて、伊東議員のご質問にお答えいたします。このたび、10月20日に上士幌町人口ビジョン総合戦略を策定し、公表いたしました。人口ビジョンでは、現在4,909人の人口を5年後の2020年には4,762人を保ち、2040年には4,242人、2060年には4,066人を目指すと独自推計で定めたところですが、少子高齢化による自然人口減、地方から都市への流出による社会人口減という現実の中で、上記に掲げた目標人口の実現には大変厳しさが伴っているものと認識しております。国としては、人口減少に伴うことによる経済の縮小など、国の盛衰にかかわることとして、中長期にわたって重要政策課題と位置づけております。人口減少の根幹的な問題としては、東京を中心に大都市圏へ若者が流出していることと、大都市圏の若者の晩婚化と出生率の著しい低下が大きな要因と分析しております。大都市圏への一極集中を是正し、相対的に出生率が高い地方がいかに頑張るかが人口減少問題の改善の鍵となっていることから、地方が人口減少の受け皿になる、その覚悟を示したのが長期人口ビジョンや2020年までの総合戦略であります。地域産業の振興や雇用、子育て、教育、地域包括ケアシステムの構築、移住・定住施策などのほか、上士幌町版CCRCの推進を総合戦略に掲げたところであり、これらをスピード感を持って集中的に実行することが重要と認識しております。ご質問に触れております上士幌町版CCRCについてでありますが、CCRCとは、英語でコンティニュイング・ケア・リタイアメント・コミュニティ(継続的ケアつき高齢者コミュニティ)の略称であります。それぞれの頭スペルをとって、CCRCと呼ばれております。その意味については、大都市圏に居住する40代以上のシニア層や高齢者がみずからの希望に応じて地方に移り住み、地域社会において健康で行動的な生活を送るとともに、医療・介護が必要な際には、地域包括ケアシステムによる継続的なケアを受けることができるような仕組みであります。本町は、早くからお試し暮らしなどの移住・定住を推進しており、実績としても道内トップのレベルにあります。しかも、移住者の皆さんは、現役で就労している方、また、リタイアした方などは地域行事に積極的に参加するなど、現役時代に培ったスキルや知見を地域に還元していただいており、本町においては、既にCCRCの精神を生かした地域づくりが進められていると言えます。国としては、CCRCを地方創生の重点施策として積極的に推進する方針を示しており、本町としてもこれまでの実績を生かし、さらに移住による人口増、経済波及効果、雇用、人材の活用などが期待できることから、受け入れ体制の整備を図ってまいります。次に、地域包括ケアシステムの構築について心配いただいておりますが、人口減少化の少子高齢社会において、今後は高齢者が地域で安心して暮らし続けることができる地域包括ケアの仕組みが必須となっております。この地域包括ケア実現のためには、医療、介護、予防、住まい、生活支援が一体的に提供され、入院、退院、在宅復帰を通じて、切れ目ない継続的なサービス提供ができる体制整備が必要であります。平成27年3月には、地域密着型特別養護老人ホームや小規模多機能型居宅介護施設が開設、4月には介護老人保健施設の開設とあわせ、デイケア、そしてクリニックの移転に伴う24時間365日の一次救急受け入れ、外来診療などの一次医療体制が整備されました。また、今後、後期高齢化率が高まる中においては、病気になったら入院、介護が必要になったら施設という考え方ではなく、在宅で暮らしながら医療や介護が不足なく受けられる体制づくりを目指すために、医療と介護の連携はますます重要であります。平成25年度に立ち上げた行政、医療関係者、介護事業関係者、福祉関係者、商工会などの構成メンバーによる地域福祉連携会議において、本町における課題の共有やそれぞれの果たす役割、そして目指す方向性について意見を交わし、関係機関で協力しながら、地域包括ケアシステムの構築に向けた具体的な取り組みについて検討しているところであります。1点目のご質問の上士幌クリニックにおける入院病室についてでありますが、4月の移転開設後、療養病床数として5床が許可されております。現在までの入院者はいないと聞いております。その要因としましては、併設されている介護老人保健施設に入所された方や他の専門的な医療機関へ入院された方もおりますし、在宅診療のほうがよいと判断された方もいると伺っております。また、療養病床における入院の受け入れについては、今後の在宅支援に向けても、一時的入院治療のための病床の確保は必要であり、12月末を目途に看護師体制が整備できる見通しとなり、明年からの入院受け入れが可能との報告をいただいたところであります。いずれにしましても、町民の皆さんが身近なところで安心して医療が受けられる地域医療体制の充実を図ってまいります。2点目の在宅医療の体制につきましては、国の地域医療再生計画にも在宅医療推進事業がありますが、本町でも在宅医療の推進が図られるよう、医療と介護の連携のもと、施設や病院からの退所・退院を円滑に行うために、医療現場と介護現場の情報交換や地域ケア会議の充実など、顔が見える関係づくりの体制も図られてきております。在宅と施設・病院との連携を介護老人保健施設が中核的機能の大きな役割と位置づけ、在宅復帰に向けた機能回復リハビリや認知症に対応したリハビリの充実、また、医師による訪問診療や訪問看護の提供により、地域で安心して生活できるサービスの提供がされてきているところであります。また、ひとり暮らしの不安のある高齢者のためには、24時間体制の見守り機能として緊急通報システムの装置を設置しており、本人が通報することも可能ですし、人感センサーにより長時間人の動きがない場合は自動的に通報される仕組みにもなっており、緊急協力員への依頼や必要に応じて救急車の手配まで行われます。今後は、民生委員を初め地域住民や商店街、ボランティアなど地域支え合いによる見守り体制の構築に向けても取り組んでまいりたいと考えております。さらに、高齢者の心身の状況に合わせた住まいの住みかえにより、できるだけ在宅で自立した生活ができるよう、在宅と施設の中間的機能を持った見守り安心住宅の整備や、自立はできているが一人では不安であるといった高齢者が安心して生活できる町なかでの住宅整備については、平成28年度から検討を始めてまいりたいと考えております。
再質問 1番 伊東久子
それでは、再質問をいたします。ことし2月、私たち議員も、ふるさと納税大感謝祭に参加をさせていただきました。議員はそれぞれ専門のブースに張りついて、上士幌町のPRをしてきました。私は、福祉、医療、子育てについてお客様に説明をしてきました。その多くは、首都圏では今現在、高齢者の老人ホームやケアハウスなどは入居できない状況にあるとお聞きしました。帰りましてから、担当課と高齢者の受け入れ体制はできないかどうかとお聞きしましたが、やはり介護保険が高額になるのではないかということで、それ以上の話はしなかったんですが、現在、老健施設、それから地域密着型特老、これができたこともあり、上士幌町では待機者が多分少なくなっていると思います。昨年70名ほど待機者がいた中で、上士幌町内で待機しているのが、数字ははっきり今のところ記憶にないんですけれども、多分40名ほどだったと思いますが、その方たちは今、十分施設に入って、待機者は多分いないんだと思います。介護保険が年寄りが多くなって高くなるという懸念はあると思いますが、今回、総合戦略の中で、町長は上士幌町CCRCの取り組みをされました。私、これは発想はすばらしいことだと思うし、都会の高齢者の方たちは大分困っていらしたので、これはすごくいいアイデアだなと私は思っております。今、私は考えるには、移住して来られる方については、町長が言う現役世代、健康時にというのは多分少ないんだと思います。退職者は、60で退職しても年金が出るまでの期間がありますので、移住してきても働く場所がないと。町長が進めている無料職業相談所でしたか、それがどういう形なのか、また、ほかの町村にもあるようなシルバー人材センターというんですか、そういうものなのか。また、心配は、介護保険が高額になるおそれはないのか。そして、そういう高齢者の方たちがたくさん入ってくると、国の支援は必ず受けられるのか、とても心配です。また、CCRCのための、町長は賃貸住宅をたくさん建てていると思うんですけれども、それを増設するんであれば、現状ではバリアフリーにはなっていません。今できている住宅は高齢者向きではありません。多分60に来ても、70ぐらいになれば、多分バリアフリーの住宅に入らなければならないような状況になると思います。その点について、町長の考え方をお聞きいたします。
答弁 町長 竹中貢
高齢者を地方に受け入れる、そして終末までケアが行き届いたような、そういった共同体をどうつくるかという、それがCCRCといっていますけれども、基本的には病弱の人だとか、既に入っている人が、このCCRCだからといって人はこちらのほうに移動するというふうには思っていません。基本的には元気な人が、現役世代、国のほうも言っていますけれども、40代からいろんなおつき合いを町と、それから当事者としながら、場合によっては2地域居住だとか、そのようなことを繰り返しながら、そのうちに元気な世代、元気なうちにここで住んで、そしてその人方のさまざまな今まで築いてきたスキル、キャリアを地域の中で発揮していただくと、非常に人材として生かせるものと、そのように考えておりますし。それから、介護がかかるだとか、それから医療費がかかるといった、そういった心配もありますけれども、もう既に統計的といいますか、以前の調査によると、例えばリタイアした人であっても、その人方がご夫婦で移り住んだとしたときに、そこでの消費活動─経済行為の活動ですね、そういったことと、それから社会保障等に係る公的な負担、それらをいわゆるプラス・マイナスしても、最終的には経済的な波及効果は地域の中に起きるというデータが出されております。ですから、高齢者といって、すぐ印象深く思うのは、もう入院している人がこちらのほうに病院に来るのではないだろうか、あるいは介護施設へ入っている人がこちらに来るんでないだろうか、こういったことというのは、基本的には想定できない。というのも、縁もゆかりもないところに、病院だけ移ってくるということは基本的にはあり得ないと、そんなふうに考えております。事実、今まで、本町でこれまでの移住・定住を受け入れた中で、私の知る範囲の中では、リタイアした人も来ておりますけれども、その方々で病院に入って高額医療だとか、あるいは介護施設に入ってお世話になっているといった人は、まだ聞いておりません。それぞれが仕事をしたり、あるいはいろんなバルーンの大会だとか、あるいは祭り事でも、さまざまな形で参加していただいているということでありますから、非常に町にとっても、その人方の人的な資源の活用という意味にも、あるいは経済波及効果にしてもプラスになっているという、これは数年間のデータに基づくと、そういうことが言えると思います。加えて、医療費がかかっても、本人負担と国の負担と北海道の負担と保険料と、自治体ですね、それらを案分するということになりますので、町だけが全部100%持つということでありませんから、そのようなことを考えますと、さらに町そのものが負担する経費というのは少ないだろうというふうに思っております。働く場所の話がありましたけれども、働く場所も、今回の総合戦略の中で、農業法人や、あるいは商店街、建築土木、その他製造を含めて調査をしておりますけれども、正職員で採用したいというのは80人近くいるわけですね。ところが、残念ながらその人方が、今のところはハローワークに募集をかけてもなかなか応募がないということがあります。そこを、仕事がないと言っていますけれども、仕事はあるんですね。あるけれども、例えば子育て世代であれば、年収と子育ての関係で果たして安心して暮らすことができる年収なのかとか、その辺のことはあるだろうと思います。それは別な政策によって足りない分を補完するということをやっていかなければならぬと、こんなふうに考えていますし。それから後々、今、2040年までは僕らの世代でありますけれども、僕らの世代がもう大体いなくなったとき、いわゆる団塊の世代がそろそろこの時代からいなくなったときには、今度は逆に、高齢者福祉施設も医療施設も、その仕事そのものが成り立つかどうかということになってくるわけですね。ですから、継続的に一定の人口の人方がその中に循環していくということは、この町の持続的な維持のためにも必要だと、そんなふうに考えているわけであります。したがって、今回も、雇用の中でも医療・介護の雇用というのは十数名ありました。そういったことも含めて、先ほどの無料紹介所の中でも、その募集の職種と、それからもちろん年収だとかお休みだとか、そういうのはあるだろうと思いますが、それに加えて、しっかりとこの町の様子を伝えていきたいなというふうに思っていますが、それは安心して老後を暮らせるのかと、いわゆる地域包括ケアシステムの医療体制の問題だとか、それから子育て・教育が、上士幌へ来ても安心して子育て・教育をしっかりできるのかどうか、このようなこともしっかり伝えることが、今回の無料紹介所を行政でつくる、非常にそこに意味があるというふうに考えております。特に、子育て関係についても、かなり支援をしておりますので、その意味のことを含めると、年収が50万や100万少なくても、こちらのほうで住んでいるのがいいという人がいるんじゃないだろうかと、こういうことも、人口増の維持のために戦略的にこれから、いわゆるふるさと納税の人方だとか都市圏の人方と戦略的に向き合っていきたいなと考えています。
再質問 1番 伊東久子
町長に先ほど質問いたしました、国の財政支援は必ず受けられるのかどうかということをもう一度お聞きします。
答弁 町長 竹中貢
もし、そのことによって自治体の財政が負担かけるというようなことがあれば、国のほうは支援します。これは、去年の8月ごろの通達といいますか、考え方として示されています。それは、どんな形でなるのかというのはまだ具体的になっておりませんけれども、今回、このCCRCを国としても進めたいといったときに、地方からそういった問題がいろいろ出ました。現代版のうば捨て山でないだろうか、いわゆるもう施設がうちだけいっぱいなんだよというようなことで受け入れられないということありましたけれども、その背景には、もしそのことによって自治体の財政負担があったときには、それは大変なことだというメッセージも1つには入っているなというふうに思います。それに対して国としては、そのようなことのないように支援はしっかりとしていきたいということをコメントされているというふうに聞いております。
再質問 1番 伊東久子
町長が言うように、40代から50代で移住してくれる人たちがたくさんいてくれれば、上士幌はこれからも大丈夫なんだなという気はいたしますが、高齢者移住、市町村は計画を立てなさいというのを8月に国のほうから出されましたけれども、これは上士幌町も計画書を提出しているんでしょうか。
答弁 町長 竹中貢
総合戦略のことですか、それとも……(「将来活躍の町ということで」の声)
答弁 町長 竹中貢
具体的に、そのことについての計画というのはまだ出しておりません。
再質問 1番 伊東久子
そういうことがあれば、計画書をつくって出すということをしようとしているのでしょうか。それでは次に、上士幌クリニックの問題なんですけれども、ことし4月から一般入院当面5床ということで、これ約束をして開業いたしました。町民説明会の折にも、町民のほうからも本当はもっと欲しいんだけれども、病院がそういう状況であれば、とりあえず5床で仕方ないということで、これはもう町民と約束をしたわけですから。でも、現状、ここは入院施設がない病院ですよと言われたという患者さんもおりますので、それはちょっと違うんでないかと。町民にきちんと約束したんですから、町としても多額の補助金も出しておりますし、きちんと約束は守っていただきたいと。今回策定されました総合戦略の中に、地域包括ケアシステムの実現のところでは、実施予定事業で、在宅支援診療所の整備とあります。在宅支援診療所というのは、入院患者を置かなくてもいい診療所だと聞いております。有床診療所と在宅支援診療所では、有床診療所は入院施設を置かなければならないが、在宅支援診療所というのは入院施設がなくてもいいという、そういうことになっているようです。町は、在宅支援診療所の整備をしようとしておりますので、これは将来、入院患者を置かなくてもいいということなのか。現状、例えば施設に入っている人たち、本当にちょっと熱が出たとか、そういうときに二、三日の入院だといっても、嘱託医がここにありながら、ほかの町村へ入院しなきゃならないという状況になっておりますので、その点、町長はわかっていますでしょうか。
答弁 町長 竹中貢
新しくこの4月にオープンしたということと、それから1年間、改築されるまでの間、新築されるまでの間、医療機関、あるいは看護師関係が本体のほうに移動していたということ、新設するときにそのまま同じように復帰できればよかったんですけれども、実際の問題は看護師が足りなかったという事実であります。それが一番の原因なんですね。これまで、クリニックのほうは5人ということでありますので、そうすると、それはいわゆる当局の循環した計画的な当直体制がとれないといったのが最も大きな要因だと、そのように聞いております。病院としては、クリニックとしては今、将来どうするのかという話しありますけれども、老健と、それからクリニックと、それから在宅と相互に連携をし合って初めて充実した医療体制が構築できるということで、ベッドがなければいいということではないということです。このことだけはひとつご理解いただきたいなと、そんなふうに思います。とにかく今、仕事の関係でいくと、看護師不足と医師不足だとか、保育士もそうなんですけれども、とにかく人材不足というのは大変な大きな課題になっていて、これまでもクリニックとしては求人かけて努力してきた経過があって、ようやくこの見通しが今立ってきたということなんですね。来年の1月から、複数の看護師が配置されるということになりましたから、いよいよこの診療所として、入院施設としての機能を果たすことができるということであります。しかも、それについては、先ほど申し上げたように、在宅もこれからも必要になってくる。しかし、診療所は、入院施設も必要になってくる、それから老健も必要になってくるという、老健でリハビリして元気になったら在宅に入って、戻って、そしてまた何かぐあい悪いときには病院に入院するというような、このようなことだってこれからは考えていかなきゃならない。そういうシステムを今つくろうとしているわけでありますから、決して病院が経済的な合理性の関係でそこをなくしようという、そういうことは一切ないということをひとつご理解いただきたいな。ようやく12月中に看護師が、聞くところによると3名ほど確保できたということですから、5床の分については対応できるという話でありますし、将来はもっと入院のベッド数も必要に応じてふやすことも考えたいというような話も聞いておりますから、今懸念されているようなことを、現実の問題、今までオンコールで、何かあったときには多分入院ということがあったんだろうと思いますけれども、それは、あとは医師の判断で、どこが処置するのが適切かということで、他の病院に行ったということもあるだろうと思いますけれども、この後はもっと安心できるような、実際スタッフもふえるということでありますので、今みたいな、もし町民が疑問なり、あるいは質問があったとすればお伝えいただければなと、そんなふうに思います。
再質問 1番 伊東久子
1月から入院ができるということであれば、町民も安心するんでないかと思いますけれども、このクリニックを開設するときには、これは有床診療所として開設したのか、それとも在宅支援診療所として開設したのか、これによって入院する、しないは分かれると思いますが、入院施設あるか、ないかで分かれると思いますが、町長が今言いましたように、入院施設を持つということであれば、町長の答弁の中には療養診療所と書いてありますけれども、これは有床診療、療養というと、何か年寄りが長く入院しているようなイメージありますけれども、これは一般の、例えばインフルエンザでもはしかでも、そういうとき二、三日入院できるというような病院だと理解していいのかどうか、お伺いします。
答弁 町長 竹中貢
そのように理解してもらって結構でございます。
再質問 1番 伊東久子
それでは、町民を安心させるために、私も聞かれたときには、そのような町民に説明をしたいと思います。次に、9月の一般質問でも賃貸住宅の件についてお話ししました見守り住宅の件について、これも絶対本当に必要なんですよ。10月か11月ごろだったと思うんですけれども、2名の方が誰もいないところで孤独死されました。緊急通報システムがついているから、あとは人感センサーがついているからではなくて、人感センサーは、多分亡くなってからしか発見できないんだと思うんです。24時間だか48時間動きがなければ、消防だとか、ほかのところに連絡が行くという状況の機械だと思います。そして、緊急通報システムは、まだ押せるうちは押しますし、電話もかけますけれども、やっぱりひとり暮らしでいて、前回亡くなった方も、周りは、ちょっと前までは何でもなかった、数時間前までは何でもなかったと。でも、丸一日か、1日半以上たってから発見されたという、そういう状況でありますので、私は福祉、例えば今だったらすずらん荘の近辺に高齢者が安心して24時間、それは施設じゃなくて、老人アパートか高齢者住宅、ケアはついていなくても、24時間見守りをしてくれるような住宅は、早急に本当に必要だと思うんです。町長が今、賃貸住宅たくさん建てていますけれども、40代から50代の人たちが移住してくれれば入れる可能性はあると思いますが、町民の中では、こんなに建てちゃってどうするんだろうかという、そういう話も本当に行くところ、行くところで聞かれますので、その高齢者住宅については、町長になるべく早く取り組んでいただきたい。この戦略の中にですか、28年度から取り組みということでありましたので、これは早急に取り組んでいただきたいなと思って質問を終わりますけれども、答弁があればお願いいたします。
答弁 町長 竹中貢
そのように、住宅も住む、住まい、住み方、住む人によって、その整備のあり方が随分変わってくるというふうに思っています。公営住宅、いわゆる福祉住宅という意味では、高齢者の住宅の整備、これはもう具体的に今、大きな位置づけとしては、いわゆる少子高齢化における公営住宅の、今までかなり遠隔にあってですね。それで、だんだんだんだん皆さん方ご高齢になっているということであれば、再度そこにリニューアルしても決して住みやすいという環境にならないということで、今の全体的な、町全体としても、コンパクトなまちづくりをして、そして高齢者、それから子供たち、いわゆる生活弱者と言われる方々が安心して買い物や、それから文化活動や集会活動、さらには行政のそういった手続なんかもできるような、こういったことに大胆に今、計画を見直しをしている最中なんですね。そういった中で、いわゆる公営住宅、高齢者福祉の住宅の関係についても今、基本的なところを整備、策定中であります。これについては、これまでも北海道大学の建築のほうの、いわゆる町の生態ということでもう一回、広がった町の形を現代のこのように人口が減った中でのスリムな形にしようということで、それらについての今再編の計画をつくっておりますので、これをもとにして、来年はできれば具体的に基本設計に入っていきたいなと、こう思っているんですね。それも元気なお年寄りと、それからいわゆる介護を必要とする住宅と、これらについてのすみ分けも出てくるだろうというふうに思っています。まずは、11区のほうの公営住宅の住みかえ、高齢者がこちらに来て、安心して住んでいくための住宅の整備については来年、具体的に計画に入っていきたいというふうに考えております。それと、あわせて、福寿協会のほうと十分連携をとって、いわゆる高齢者福祉の介護を要する人方の住宅をどうするかということについては、どんな形で法人のほうが対応できるのかと、こんなこともありますので、場所の問題だとか、あるいはどれだけの規模でやるのか、これに含め合わせて、法人のほうもきっと人材の確保の問題だとか、いわゆる経営的な視点でのこのようなことも出てくるだろうと思いますので、その辺のすり合わせというのはまだ具体的になされていませんから、これから十分話をして、高齢者のいわゆる介護を要する人方の住宅、あるいは健康だけれどもひとり暮らしだとか、あるいは不安だという人方の住宅という住宅の整備、これらについては、具体的に速やかにやっていきたいという段階に入っております。あとは、民間のほうは民間の住宅ということでありますので、いわゆる公営住宅については所得の制限だとか、そういった、ある意味では福祉的な住宅の要素がありますので、そのニーズはニーズとして捉え、それから民間の今まで住宅がなくて通っていたという人方がいたということでありますので、それらについては、民間の自由な経済活動の一環として、どれだけの需要を踏まえて、そこに建てられるかというような住宅のありよう、さまざまな住宅のありようがあって、これから進める例えば包括ケアにしても、あるいはCCRCにしても、まずは住む場所がないとどうにもならないということになりますので、そういった意味では、いろんな体制、環境が整いつつあるので、積極的にいろんな誘致活動だとか、そのようなことはこれから展開していく必要があるだろうなというふうに思っております。いずれにしても、ここにいる方々の、高齢になった方々が安心して住めるような住宅についても、これはもう速やかに進めてまいりますので、もう少し今お待ちいただきたいなと、そんなふうに思います。
再質問 1番 伊東久子
ちょっと追加で、今建っている賃貸住宅、あれをバリアフリー化にするような規制はすべきだと思うんですけれども、町が補助金を出して建ててもらっている住宅ですから、これから建つのはバリアフリー化にしておけば、いつでも高齢者が入れるような状況になるんではないかと思いますが、町長の考えは。
答弁 町長 竹中貢
そういったことができるかどうか、これから検討をさせていただきたいというふうに思います。自由なレベルでいろいろと事業を展開しておりますから、それはどうなのかと、今、新たな提案ということで受けとめさせていただきます。