上士幌町議会 令和4年第6回定例会 2022年9月6日
帯状疱疹ワクチンの補助及びその他ワクチンの現状について
2022年9月6日、上士幌町議会の一般質問で、伊東久子議員が「帯状疱疹ワクチンの補助及びその他ワクチンの現状について」質問し、町長 竹中貢が答弁しました。
- 質問者
- 伊東久子 議員
- 答弁者
- 町長 竹中貢
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。
質問 3番 伊東久子
それでは、質問をさせていただきます。私は、帯状疱疹ワクチンの補助及びその他ワクチンの現状についてお伺いいたします。新型コロナウイルス第7波の影響で、医療関係者、関係機関の方々には、通常勤務以外でとても大変な思いをされていますことに敬意を表したいと思います。コロナワクチン以外のワクチンについて本町の現状について質問をいたします。(1)肺炎球菌の接種状況。厚生労働省では、令和4年、対象者は65歳から5年ごとに定期接種となっております。上士幌町の接種状況をお聞きいたします。厚生労働省の対象者2では、基礎疾患、心臓、腎臓、呼吸器の機能による日常生活が極度に制限される障がいや、ヒト免疫不全ウイルスによる免疫機能が日常生活にほとんど不可能な程度の障がいのある方、その方が対象になっているが、上士幌町で対象者2の対応はされているかお聞きいたします。(2)番目の風しんワクチン。厚生労働省では、無料で43歳から60歳男性に予防接種を勧めております。風疹は、40代前後の男性に多く発症している現状があると報告されています。妊娠中の女性が感染すると、生まれてくる赤ちゃんに障がいが生じてしまうおそれがあります。上士幌の現状をお聞きいたします。(3)子宮頸がんワクチン。最近、子宮頸がんで亡くなる方が多くなってきています。広く知られているヒトパピローマウイルス(HPV)が原因とされています。パートナーへの感染拡大を防ぐ効果もあるとされ、男性にも接種されている町村があります。対象は12から25歳までの男性です。平成25年、接種後痛みを訴える人が相次ぎ中止しましたが、ワクチンとの関連が認められないとして4月に勧奨を再開しております。上士幌町の現状をお聞きいたします。(4)番目、帯状疱疹。加齢、疲労、ストレスなどから、免疫力低下が発症の原因になることがあり、40から50歳以上の女性の発症率が高く、80歳までに3人に1人が帯状疱疹を発症すると言われています。ワクチン接種で軽度で済むこともあるようですが、ワクチンが高額のため、ためらっているケースもあるようです。名古屋市では費用の助成がありますが、自費で接種すると2万から3万になります。多くの町民が発症しています、把握していますか。後遺症も出ています。接種費用の一部の助成は必要だと思いますが、考え方をお聞きいたします。
答弁 町長 竹中貢
帯状疱疹ワクチンの補助及びその他のワクチンの現状について、伊東議員のご質問にお答えいたします。1点目の高齢者に対する肺炎球菌の接種状況についてであります。肺炎は、本町の死亡原因において、がん、心疾患、脳血管疾患に続き、4番目に多くなっております。本町におけるワクチン接種は平成26年度に開始し、65歳以上5歳刻みの対象者に対し、接種費用の一部を助成し実施してきております。平成30年度までの1巡目、5年間の接種率は7割弱で、平成31年度からは未接種の方を対象に2巡目を実施しており、1巡目からの累計接種率は7割強となっております。また、「厚生労働省の対象者2、60歳以上65歳未満の者で、心臓、腎臓、呼吸器の疾患や機能、またはヒト免疫不全ウイルスによる免疫の機能に障害を有する者として厚生労働省令で定める者」については、予防接種法で定められ、本町においても対象としており、これまで希望者はおりませんでしたが、引き続き広報やホームページでの周知に加え、定期対象者への案内文書の送付等を行ってまいります。2点目の風しんワクチンについてであります。対象年齢、昭和37年から53年度生まれの男性に対し抗体検査を行い、抗体がない方に風しんワクチンを接種するもので、当初は、平成31年度から令和3年度までの3年間で終了となる予定でありましたが、コロナ禍ということもあり接種率が伸びず、令和4年度からさらに3年間実施されることとなりました。抗体検査の実施率は3割弱と低いことから、個別案内や広報、ホームページによる周知に加え、役場や農協等にチラシ等で検査を促しておりますが、働き盛りの世代が対象ということもあり、国も職員健診の機会等を利用して積極的に検査を勧奨しておりますので、本町においても引き続き周知、勧奨を進めてまいります。3点目の子宮頸がんワクチンについてであります。子宮頸がん予防接種、ヒトパピローマウイルスワクチン接種につきましては、積極的勧奨の差し控えにより実績がありませんでしたが、今年4月より積極的勧奨を再開しております。また、積極的勧奨差し控えの期間に接種対象者となり、接種機会がなかった世代に対しても救済措置が今後3年間取られることとなっております。この予防接種では、まだ副反応を恐れて様子を見ている方も多いと思われ、現在のところ接種者の報告は少ない状況でありますが、今後も正しい情報を周知しながら勧奨を行ってまいります。男性に対する任意接種につきましては、国の方針に基づき、まずは女性への対策を優先することとし、現段階では積極的勧奨をする予定はございません。4点目の帯状疱疹についてであります。帯状疱疹は、子供の頃にかかった水ぼうそう(水痘)のウイルスが体の中に長期間潜伏していて、大人になって免疫が低下した際などに発症することが多く、水膨れを伴う赤い発疹が帯状に出て強い痛みを伴うことがあり、症状は3から4週間ほど続きます。皮膚症状が治った後も、50歳以上の2割の方に長い間神経痛が残るなどの後遺症があり、生活に支障が出ている方もおられます。加齢や疲労、ストレス、病気などによる免疫力の低下が発症の引き金となるとされておりますが、特に加齢に伴って発症しやすく、本町においても最近発症者が出ているとお聞きしております。帯状疱疹の発症が増えてきた理由の一つとして考えられるのは、平成26年度に小児水ぼうそう(水痘)ワクチンが定期接種化されて以降、水ぼうそう(水痘)の流行が激減し、高齢者が水ぼうそう(水痘)を発症した子供たちに接して、体内の免疫が高まる機会、ブースター効果が減少したことが上げられます。そのため、今後も発症のさらなる増加が予測されることから、今回、議員のご指摘を機に、ワクチン接種費用の助成等について検討してまいりたいと考えております。以上でございます。
再質問 3番 伊東久子
再質問したいと思います。細部にわたっての答弁がありました。この質問をするきっかけにつきましては、担当職員が広報だとかチラシ、ホームページ等、町民に本当に広く周知していると思うんですが、なかなか対象者には伝わっていないように思います。そこで、どうしたら対象者に伝わるのかなということで、ちょっと考えてみました。上士幌町の主要死亡原因ですね、それは令和4年の3月、町政の現況で、これは更新されておりませんが、平成27年度から1位は悪性新生物、これは多分がんだと思います。2位は心疾患、3位に肺炎となっておりました。そんなことから、肺炎球菌は平成26年の10月1日より高齢者対象としたワクチン定期接種をすることに国として決まっております。答弁のとおり、65歳から5歳刻みで接種すると町民にお知らせしております。一部補助の考え方が町民にひとしく補助されていないようにも思います。行政側からそういう肺炎球菌の注射がありますよということではなくて、自ら接種した場合については町の補助が受けられておりません。そのことも、やはり公平にしなければいけないと思います。ワクチンの有効期限は5年とされておりますので、5年後にワクチンをすると思いますが、そのことも公平にするべきだと私は考えます。それともう1点、高齢になると5年後がなかなか忘れてしまいますが、これを個人宛てにお知らせすることは難しいかどうか、お聞きいたします。
答弁 町長 竹中貢
個人宛ては、それは受けたかどうかというのは把握できているというふうに認識しておりますから、そういったことでは、個人宛てに郵送等で周知をしたいというふうなことは、担当の方から聞いているところでございます。ただ、60歳、基礎疾患ある方については、なかなかそこは把握できないということでありますので、それらについては従来どおり広報等ですね、今もし分かりづらいとすれば、分かりやすいような工夫を重ねて、継続した情報提供をしていくということが求められると、そんなふうに考えております。
再質問 3番 伊東久子
お知らせというか、広報には肺炎球菌、何歳から何歳までですよというのは5歳刻みに出ているんですけれども、実際に受けなかったときの恐ろしさというのがなかなか伝わっていかないので、どうでもいいわという感じになってきているのかなと、そんなふうに私は感じてしまいました。それと、2点目の風しんワクチンなんですけれども、答弁のとおりです。詳しく説明することによって、クーポン券を利用して抗体検査を受けようとする人たちが多くなるように考えます。また、妊娠中の女性が感染すると、先天性風しん症候群、生まれてくる赤ちゃんが障害を持って生まれてくるようなことになるという厚生労働省の話であります。また、このことを詳しく知らせる、ただワクチンがありますよではなくて、それを受けなければこういう症状もありますよということも、詳しく知らせることも必要ではないかと思って質問いたしました。答弁があればお願いします。
答弁 町長 竹中貢
今回の対象年齢がまず限られているという、たまたま検査を受けられなかった年代の方、こういうところが限られているということでありますので、全体的な問題としての問題意識というのは、なかなか社会全体に、地域全体に広がっていきづらいというような課題があると、そんなふうに思っているのと。風しんそのものが、時々流行するだとかいうようなこともあるわけでありますけれども、やや収まっているというようなことから関心が低いという、こんなことにもつながっているのかなというふうに思いますが、いずれにしても大事な、病気の発症につながっていく危険性がございますので、これについても該当するところの方々に、特にピンポイントで何かお知らせするようなことがあれば、引き続き検討して、そのような方策を取ってまいりたいと、そのように思います。
再質問 3番 伊東久子
次に、3番目の子宮頸がんワクチンについて質問いたします。今年の4月より再開するようになりました。家族内で十分子宮頸がんワクチンの必要性を話し合わなければ本人たちは分からない、中学2年から高校1年生が対象となっておりました。その年代に受けなければ効き目がないということ、それは家族内で話し合っていない、親の言われるままに見送った、内容は子宮頸がんは性に奔放な人、ワクチンは危険なもの、こうした漠然としたイメージが誤解だったと、後から医学を学ぶ学生がそのような話をしておりました。道内の余市町では、男性にも接種を勧めています。公費ではないので1回5万円ということらしいんですが、近年性に対することが低年齢化していることが原因だと言われております。上士幌では男性の接種はしない方向ではありますが、もし希望があれば接種できることのお知らせをする必要はあるかなと思います。その点についてお伺いいたします。
答弁 町長 竹中貢
承知のとおり、この子宮頸がんについては、ずっと勧奨してかなり接種率が高まっていたというふうに思いますけれども、副作用があるというような、そういった報道なり情報が出て、一時国のほうとしても勧奨を止めているというようなこと。やはりこれは大きなマイナス要素だと思うんですよね。やはり、何らかの影響があるというような判断の下で止めてしまったということで、実はいろいろと検証した、あるいは今日的な視点から研究の結果として、それらについては問題ないというふうに出されてきたということでありますけれども、それを元に戻すというのはなかなか大変な、既に1回意識が定着しているということであれば、なかなか元に戻るというのは大変な作業だなと、そんなふうに思いますけれども。これも誤解があるというようなことを、やっぱりこれからいろんな機会に数多く情報を流していくということが必要なのではないだろうかなと、そんなふうに思っております。子宮頸がんとの因果関係だとか、ワクチンを打った方とそうでない方のそういったデータのことだとか、そういう様々な視点から伝えていくというようなことが、理解をしていただくことの大事な一つになっていくんだろうと思います。今のところは、子宮頸がんはできますよというお知らせが軸になっているように思いますけれども、ただ、いろんな、出すときには工夫なり、保健師さんにその辺の詳細な資料の収集や、あるいはどんなふうにして流したらより理解してもらえるのか、工夫はありますけれども、いずれにしても大事な疾病予防につながっていくということでございますので、これらについても担当のほうとしっかり課題を共有しながら、住民に周知を徹底して図ってまいりたいと、そのように考えております。以上でございます。
再質問 3番 伊東久子
担当課としてはきちんと広報されて、町民に分かりやすく――分かりやすいというか、広報はされていると思います。ただ、受けなかったときのリスクのことまでは広報されていませんので、その点についても詳しくお知らせしたほうがいいかなと思って質問しました。次に、帯状疱疹なんですけれども、これ国民健康保険、現在は北海道で広域のためにレセプトで帯状疱疹の人数把握というのはとても難しいんですが、町民の疾病はこれは把握しておかなければいけないなと思っております。また、新型コロナウイルスが蔓延したために、帯状疱疹、これ早期発見、早期治療することで軽傷で済む例もあるようです。上士幌町も最近4か月で16人、27件の治療を受けた人がいるようですが、日本人の90%以上は帯状疱疹の原因となるウイルスが体内に潜伏していると言われています。発症すれば物すごい痛みが続くみたいです。それに、ワクチンについても生ワクチンと、これは有効期限5年ですが、不活化ワクチンというのは10年となっておりました。各病院がこれ自由診療ですので、金額的には多少の差がありますが、町長の答弁の中では検討すると言われました。ぜひ前向きに検討していただき、いつ頃までに検討するかお聞きをしたいと思います。
答弁 町長 竹中貢
帯状疱疹で痛い思いをしている、同じ同僚の首長なんかもおりまして、おりましてというよりも悩んでいたという事実も把握しております。なかなか治らない、場合によっては一生涯その痛みと付き合っていかなければならないというような診察もされているというようなことを聞くと、やはり未然にいかに防ぐかということが大切だというふうに思います。たまたま今回、感染者が増えつつあるという背景の子供たちに対するワクチン、これが徹底されていわゆる抗体がなくなると、そこで様々な生活環境によって発症するというようなこと。片方では子供たちなくなっていいことでありますけれども、ただ、過去に感染した方がまた抗体が落ち込んで、そして感染にかかる、そういった可能性が出てくるということですから、何ともウイルスの問題というのは難しいものだなと、そんなふうに思いますけれども。ワクチンの接種によって、ある程度また健康体でいられるということであれば、それに対して、こちらで回答させていただいておりますけれども、費用の支援はさせていただきたいなと、そう思います。そうそうたくさんということではないだろうと思いますので、来年の当初の予算に向けて、また現場のほうと制度設計どうするかというようなことを考えたいと思いますけれども。特別なことがなければそういった流れで、スケジュール感で進めてまいりたいと、そう思います。
再質問 3番 伊東久子
ありがとうございます。名古屋では一部負担金を助成しているということで、北海道の中ではまだないかもしれません。上士幌が第1号になることを望んで質問を終わります。