上士幌町議会 平成25年第5回定例会 2013年9月3日
(1)町民の命・くらしを守る「有効的な財政運営」のために/(2)町民の健康・命を守るために
2013年9月3日、上士幌町議会の一般質問で、山本和子議員が「町民の命・くらしを守る「有効的な財政運営」のために」「町民の健康・命を守るために」について質問し、町長 竹中貢が答弁しました。
- 質問者
- 山本和子 議員
- 答弁者
- 町長 竹中貢
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員が最初の質問で述べた件名は 2 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は議員の発言から取ったものです。
質問 8番 山本和子
私は、大きく2点質問いたします。1点目、町民の命・くらしを守る「有効的な財政運営」のために。ことし8月より、生活保護費の削減が実施され、また、来年から消費税引き上げ予定とされています。さらに、ますます痛みを押しつける社会保障の改悪案が閣議決定されております。想像もつかないような痛みが待ち受けているような気がしてなりません。このような中、町として、財源を有効に活用して、町民の命・暮らしを守るべきと考えています。2点、質問いたします。1点目、平成25年度の財政運営について。平成25年度の国から交付される普通地方交付税と臨時財政対策債の金額が決定し、その合計は31億8,219万円となっています。当初予算と比較しますと約6億円多く、このお金を有効に活用するべきです。当初予算、その後の補正においても、基金(財政調整基金と公共整備基金)は崩していませんので、平成25年度末には基金はさらにふえると予想されます。平成25年度の財政運営についてお聞きいたします。2点目、今後の財政運営について。平成22年度より、国の臨時の交付金が億単位で交付されたり、また、減ると予想された普通地方交付税も一定確保されてきました。しかし、このふえた分のお金は活用されることなく基金に積まれ、毎年基金はふえ続け、財政調整基金と公共施設整備基金の合計は、平成24年度末は平成21年度末と比較すると約18億円ふえています。基金はあればあるほど安心かもしれませんが、片や生活に苦しんでいる方が、多くの町民がいるときに、今こそ活用すべき課題もあるはずです。今後の公共事業の見通し、福祉施策についてお聞きいたします。大きな2点目、質問いたします。町民の健康・命を守るために。町民の健康や命を守る施策の充実は、町を元気にするだけでなく、財政的にも大変効果的です。次の2点、質問いたします。1点目、医療費の無料化を高校卒業まで拡大を。上士幌町は平成20年8月から中学卒業までの医療費の無料化を行い、当時は管内でも評判となり、他市町村へ影響を与えて無料化が大きく広がりました。ぜひ、「子供の医療を守る施策は管内一番」との精神で、今度は高校卒業までの無料化を行うべきです。道内では既に、2012年4月1日現在、通院・入院の無料化は7自治体、入院のみは2自治体で、合計9自治体が行っています。さらに南富良野町では、親の住民票があれば22歳学生まで無料です。2点目、高齢者への成人用肺炎球菌ワクチンの予防接種費用への助成を。2012年の肺炎による死亡率は、がん、心筋梗塞に次いで3番目となっています。肺炎球菌ワクチンは、接種することにより、肺炎による重症化や死亡を予防することができ、1回接種で5年程度は有効とされていますが、ワクチンの存在も余り知られておらず、接種費用も7,000円から8,000円程度と高額です。そこで、高齢者の健康増進のために費用を助成する自治体がふえており、平成23年4月1日現在、道内では68市町村、管内では7町村となっています。ぜひ、国や道の責任において接種制度の創設を要望すると同時に、制度化されるまでの間、町独自で助成を行うべきです。以上、質問いたします。
答弁 町長 竹中貢
町民の命・くらしを守る「有効的な財政運営」のために、山本議員の質問にお答えいたします。平成25年度の財政運営並びに今後の財政運営についてということでありますが、初めに、平成25年度の普通交付税については、7月23日に総務大臣から閣議報告がなされ、各地方公共団体に対する交付額が決定したところであります。全国総額で16兆387億円、前年度と比較しますと3,686億円の減少、2.2%の減となっております。このうち市町村分については7兆6,136億円で、前年度に比べ1,005億円、1.3%の減となっております。本町の交付税決定額は29億5,415万1,000円で、0.9%の減、地方財源の不足に対処するための臨時財政対策債の発行可能額は2億2,563万6,000円、前年度比で1.3%の減となり、普通交付税と対策債を合算した実質的な交付税総額は31億7,978万7,000円で、前年度に比べ3,102万2,000円、1.0%の減となったところであります。国の地方税総体が2.2%の減という中で、本町の減少が少なく済んだ要因は、基準財政需要額算定における個別算定経費の単位費用が減少しています中で、昨年からの地域経済・雇用対策費の継続、地域の元気づくり推進費が新設されたことなどが減少幅を抑えた要因でありますが、これらが今後も継続して算定される保障はありません。また、地方税や交付税の原資となる国税の収入が大幅に伸びることは期待できませんので、先行きは非常に不透明な状況にあり、歳入全体として厳しい状況はなお続くものと見込んでおります。このようなことから、地方交付税を初めとする国の動向を注視しながら、自主財源の確保と効率的な行政運営に努め、持続的なまちづくりに向けて健全財政の維持を図っていく必要があります。今年度の財政運営でありますが、今回も予測しない8月の2度にわたる集中豪雨被害に対処する補正予算の専決処分についてご承認を求めることにしておりますが、町民生活の安全安心の確保や経済活動の動向、緊急性などを見きわめながら、適切な財政運営に努めてまいりたいと考えております。また、今後の財政運営、来年度以降に向けた考え方も、今申し上げた考え方と大きく変わるものではありませんが、26年度には認定こども園の建設、27年度には生涯学習センター旧児童会館部分の改築、さらにこれらに附帯、関連する環境・施設整備、また、スポーツ施設の整備、消防庁舎の対応、役場庁舎の耐震化など、将来を見据えた大型公共施設の再整備が予定されております。次に、福祉施策については、子供から高齢者まで広範囲な施策が求められます。児童福祉では、幼児教育・保育の拠点として、平成27年度の開園に向け認定こども園基本設計に着手しており、さらに、発達支援、学童保育、子育て支援センター、子育て住宅などのほか、子育て関連の施策をソフト及びハードの両面にわたり総合的に講じてまいります。高齢者や障害者などの福祉施策としては、医療、介護、生活支援、保健、高齢者住宅等、地域の中で安心して暮らすことのできる、地域包括ケアの体制を整えます。そのために、各機関や団体の役割を明確にするとともに、行政としても地域包括ケア体制の確立に向けての調整や財政支援等、必要な施策を講じてまいります。このように、今後、大型公共施設の整備が年次的に計画されていることと、少子高齢社会に対応するため、多額の財政負担が伴ってきます。これらを実行に移すための財源は、これまで積み立ててきた基金に頼ることとなります。基金が余っているのではなく、健全で計画的な財政運営を行うために必要な基金であることにご理解を賜りたいと存じます。失礼しました。もう1点ございました。町民の健康・命を守るためにであります。1点目の医療費の無料化を高校卒業まで拡大ということでございますが、議員からご指摘がありましたとおり、本町は平成20年8月より、北海道の事業として実施してきた乳幼児医療費助成事業につきまして、町単独で中学卒業までを対象に拡大し、所得制限を設けないこととした、子ども医療費助成事業として実施してきております。本事業につきましては、開始から5年が経過し、助成額の実績では、通年で制度が実施された平成21年度から23年度までの4年間で6,377万円、年平均1,600万円を支出しており、義務教育期間までの子供の保健向上と子育て家庭への経済的負担軽減により子育て環境の向上を図ってまいりました。子供への医療費助成につきましては、特に抵抗力が低いためさまざまな病気にかかりやすく重症化しやすい乳幼児を中心に据え、乳幼児に比べ病気のリスクは小さくなりつつも精神的肉体的に発達の途中にある小中学生まで対象としている範囲で、事業効果は十分に得られていると考えておりますので、高校生までの助成拡大につきましては、現状では困難と考えております。2点目の高齢者への成人用肺炎球菌ワクチン予防接種費用の助成につきましてお答えいたします。肺炎は死因の第3位で高齢者に多く、成人用肺炎球菌ワクチンを接種することで高齢者の肺炎の発症及び重症化を予防し、死亡率の低下に効果があることはご指摘のとおりでございます。接種費用も約8,000円近くと高価でありますので、その有効性、必要については理解するところで、前向きに検討させていただきたいと考えております。以上、ご質問に答えさせていただきます。
質問 8番 山本和子
初めに、財政問題について質問いたします。答弁の中では、国との関係で交付税が多少減ったけれども、それなりに交付されたみたいなようなことの答弁があったんですが、私はそういうことを踏まえまして、25年度におきまして、実際これから、今回補正もありますが、それはこれから議論になりますけれども、25年度においてどれぐらいの留保財源、財源があるのかと。それを具体的に活用するのかどうか、その点について深く質問したいと思うんですが、私がいろいろな資料を参考に試算した結果、平成25年度の財源、これから補正します、補正を済んだのも入れまして、約4億円ほどまだ活用できる財源があると私は思っています。要するに、予算化されていないで留保されている財源が4億円ほどあると私は試算しております。これは補正の中のときにまた質問したいと思うんですが、1点目が、繰越金が前年度の繰越金、まだ使い切っていませんので約6,600万ほど残っていますし、交付税もまだ全部出していませんので、残が約3億円まだ留保されています。それから臨時財政対策債も2億円以上交付されていますが、当初予算で組んだ分だけしか今見ていませんので、約4,000万ほど留保されています。それを合計しますと、約4億円がまだ財源としてあるのではないかと。その点について、これからどう活用するのか。4億円が3億円、多少数字は変わるかもしれませんが、4億円ほど財源はある、その点について、今後補正するとしても12月途中もありますが、その点についてどのように活用するのか、まず質問いたします。
答弁 町長 竹中貢
25年度の事業方針等については、今回選挙がございましたので、5月の議会の中で示させていただきました。これが基本的に25年度の事業並びにそれに伴う予算的な裏づけということでありますから、財源が出てきたから、その都度それを万度に使うための事業を起こすというのは、これはやはり総合的な予算編成の精神、あるいは年度当初に執行方針と掲げた今年度の事業、そしてまたそれに伴う裏づけとなる財源としての予算組みさせていただいたわけでありますから、基本的にはこれらを的確に進めていくということがまずは大事だと、そんなふうに思っております。もう一つは、今回さまざまな事業を組んでおりますけれども、結果的にかなり見込みよりも大きな財源確保をすることができたということであります。例えばスポーツセンターの改修、これについては2億数千万かかる事業であります。しかし、国の補正の絡みで、この大方がその制度に乗ることができたということもありますし、あわせて大型のところでは小学校の改築なんかもございました。これらについても、3月の補正を含めて私ども想定外の財源を確保することができたということであります。これについては、備えがしっかりあったからということもありますが、想定をした以外の財源を残すことができたということでありますので、当初予算を減らして、あるいは事業を減らして今回の予算を組んだということではありませんし、それから執行方針並びにそれに伴う事業については、議会の皆さん方のご了解も得たものであります。それらを着実にまずは進めていくということであります。あわせて、先ほど申し上げたように、今回の災害につきましては、大体1億ほどの新たな財源が、持ち出しとして予期しない状況の中で出てくるということであります。これらについては、想定外として新たな支出が伴うことであります。特別、どうしても必要なもの、これについては補正をということがありますけれども、基本的には総合的な予算編成を年度通して組んでおりますから、それらを着実に進めていくということでございます。
質問 8番 山本和子
今年度、25年度につきましては、緊急の災害等を含めた、先ほど1億円という、これから出てくると思いますが、緊急、災害等の予算と、それから緊急性のあるものについて留保財源を使っていく、政策的な新たなものはないということで確認いたしました。それと、先ほど町長が答弁いたしましたように、国からの補助金が急遽来たという点で、いろいろな意味で、過去にもそうなんですが、財源を、要するに建物を建てるための財源が国から来たと。それを使うことによって一般財源がちょっと浮いた、余剰ができた、その結果ここ数年基金がふえたと私は判断いたします。その点につきまして、今年度については、新たな政策的な予算については予定していないということで確認いたしました。そうしますと、災害等について、これからもし予算を組んだ場合に、それは特別交付税になるのかわかりませんが、それはこれからの課題として、それでもなおかつ財源的には億単位残ると。それは最終的には3月の末には不用減もありますので、不用減も含めれば、また基金に積みますので、それから24年度の決算後の積み立てもありますので、25年度の末でおおよそさらに2億円ほどふえるのかなと、私の大ざっぱな感じであります。そうしますと、来年度以降について基金はふえるというふうに想定いたします。それで次年度以降、26年度以降について取り上げて質問したいと思うんですが、先ほど25年度はちょっとないというので、また12月でも新たな政策的な質問をすると思うんですが、とりあえずここは置いておきまして、26年度以降について質問いたします。財政の、これが24年から28年度のこれは見込みですので、これをいつも眺めているんですが、その中での大型な公共事業を拾ってみて、これは前にも参考に質問をしたことがあるんですが、保育所、消防署、学習センター、ビジターセンター、いろいろありますが、既に終わった事業もありますし、予算の大体見込みがついたもの、保育所は一般財源が4,000万ほどというふうに大体見込みがつきました。それからスポーツセンターも小学校も終わりました、ビジターセンターも終わりました。あと学習センターが残っていますが、これも約4億円ほどとありますが、地方債を借りるなり、補助金も今探していると。この中では約3,000万円ほどあります。これをトータル的に見込みでトータルしますと、大きな事業、公共事業を拾ってみましたら、一般財源が約6億円ほど、上限でいいのではないかと。これは私の考えですので、これからさらに予算規模がふえるものか、国からの補助金なりいろいろなものを利用すれば一般財源の持ち出しが少なくて済むのか、多分少なくて済むんだろうと思うんですよ。その点含めて、公共事業に対する基金を崩して使うという想定がどれぐらいあるのか、今、財政調整基金と公共整備基金合わせますと24年度末では約35億円基金あります。その点について、まず質問いたします。公共事業にどれだけ投資しなきゃいけないという考えがあるのかどうか、まず質問いたします。
答弁 町長 竹中貢
まだ個別に詳細はトータル的に出しておりませんので、今、具体的にお答えすることはちょっとできません。状況の変化によって、新たな公共投資、公共事業が出てくることも想定されます。公共施設の全体的な再編、この町の20年後、30年後に向けた新たな町なかの整備も今進めるというような計画も立てております。それから学習センターの、今4億円というふうにお話がありましたけれども、この4億円で済むのかどうかというのは、これはまだ相当議論の余地があるだろうと思います。これらについても議員の皆様方の意見を伺うということになりますが、この学習センターも、従来の社会教育施設あるいは生涯学習センターという機能だけではなく、そこにいわゆる発達支援だとか、さらに学童保育の統合だとか、こういったことを考えますと、かなり膨らんでいくのではないだろうかなということ、それからスポーツ施設についても、新たにこれから整備の必要が出てくる可能性があるということであります。これらについては、非常に状況が刻々と変わってきているようなところもございますので、もう一回、公共施設の施設整備が具体的にどんな施設があるのか、あるいはそのためにどれだけの費用負担がかかるのか、再度検討が必要になってくるということであります。少なくとも従来の想定よりも総額としてはふえていくということが、私どもとしては今想定をしているということであります。
質問 8番 山本和子
28年度までの公共事業については、予定がありますので想定されます。28年度以降については、議員さんもほかの方も知りませんので、新たな事業が展開されるかどうか、ここでは私は質問できませんが、事業の規模については大きくなることもあり得ると、それは当然です。最終的に予算の中で何が言いたいかと申しますと、町長も答弁しましたように、これから公共事業は、ある程度予算の見込みが立つとすれば、これからは福祉の関係にかなりお金かかると私は想定いたします。介護保険の関係、それから子供の保育の関係もそうですが、いろいろ福祉関係の施策についてかなり力を入れていかないといけないと。町長は、そのために基金をこれから崩して活用したいという答弁があったと私は把握いたします。その点について再度質問いたします。
答弁 町長 竹中貢
今までは公共施設のこれからの見通し等々についてのやりとりだというふうに思っておりますけれども、もう一つは、この町で安心して暮らすという観点から、ハードだけでは豊かさを実現することはできないということであります。そういった意味で、福祉のことでありますが、福祉といっても非常に幅広く、乳幼児から、それから高齢期まで各年代、世代にまたがることでございます。特にこの後、本町も少子高齢の社会になるということは、これは大体想定をされることであります。そこで、安心してこの町で子育てができる、そして老後も安心して暮らせるという、この町のあるべき姿を実現するためには、先ほどのハードに加えて、そこにどんな魂を入れるかということが必要になってくるというふうに理解をしております。本当にここで子育てさせてよかったな、あるいは教育を受けさせたいなと、こういうふうに思ってもらえること、それから、お年寄りになったら医療それから介護、あるいは保健、さらには生活支援といった、それぞれのお年寄りの立場から見て、この町でさまざまなサービスを受けられるような、そういうシステムをつくり上げるということが、これからは私にとって非常に大事な仕事の一つだと、そのように思っております。それに伴って、多分に財政の出動も出てくるというふうに考えております。この政策については、これから各世代にまたがることですから検討させていただきたいと思いますけれども、そのようにして、持続的にこの町で住んで、そしてまた20年、30年含めて発展するという基盤にするためにも、ここ数年が大きな転機になるのではないだろうかなと、こう考えております。そのための財政計画もしっかり立てながら、後々に不安のないような財政運営をするということと、それから町政執行をしっかりやっていくという考えでございます。
質問 8番 山本和子
わかりました。長期計画の中にはソフト面の計画はありませんので、多分これから、消費税は今国会で議論していますけれども、生活保護削減に対する影響と、それから今度介護保険見直しがあります。それからいろいろな国民健康保険の道の連合化の問題もあります。いろいろな課題が、福祉関係、生活を守る上での課題がかなり厳しく出てくると私は思っています。それについて、町長が前回の答弁で言いましたように、きちんと効果的な財政運営、効果的な投資ができるような、町民の命を守るような予算化をこれから多分考えていかなければいけないと。そのために私は、今までの財政運営かなりいろいろ言ってきましたが、とりあえず基金を町長はいろいろな財政を工面しながら積んできた、それは宝として私は評価する面もあります。その点について、次の質問で、今回は2つほど質問させてもらいます。医療費の問題なんですが、子供の医療費、中学卒業までというのは本当に町民の方に喜ばれて、それが管内的には結構私もよく言われて、「上士幌は」「上士幌は」と言われながら、ほかの町村で政策的に盛り込まれて、どんどん広まりました。今回町長の執行方針、それから町政の町長の方針にもありますように、子育てに力を入れたい、この町に住んでよかったと言えるような教育条件を整備したいということがありました。そのときに、多分当面まだ保育所の問題、それから小中学校の問題を含めた課題があるんだろうと思うんですが、やはり高校まで見据えた子育てについて考えをするべきだと私は思っています。高校の問題もそうですが、そこまで含めて、大学はまた別問題になりますので、一応高校まではほとんどの方が行く、高等教育を受けると。そういう権利を含めて、そこまでの視点を持つのかどうか、まず質問いたします。
答弁 町長 竹中貢
おっしゃるとおりであります。先ほどの意見書の中でも、高校の存続等のことが決議されたわけでありますけれども、子育てという意味では、高校卒業まで一つの区切りとして、そこまでを子育ての範疇にとして押さえたいなというふうに考えております。したがって、高校生、高校振興、これらについても重要な課題である、子育ての視点からも、それから教育の視点からも大切であると、そのような認識は持っているところでございます。
質問 8番 山本和子
それも踏まえまして、それではここで、答弁の中では中学卒業までやって、それで政策的な評価はあった、高校までは厳しいという、その根拠がちょっといまいち私にはわからないんですが、多分これから高校までの医療費の無料化については、ここ数年道内でもどんどん広がっています。多分中学の卒業までの無料化は、むしろやっていないほうがおかしいと私は思うぐらい、管内ではそうです。道内ではまだまだしていないところがありますが、これからどんどん広がっていくと私は思っています。高校までの医療費の無料化を実現したとしても、多分中学校ほど広げたほどはかからないのではないかと。あとかかるとすれば、高校の部活等でけがをした場合に、かかる方は物すごくかかるかもしれません。みんなが、百何人いたら百何人じゃなくて、部分的にかかる方もいるかもしれません。その点含めて、高校までの医療費の無料化というのはこれからどんどん広がる、そう考えれば、先へ先へと政策を伸ばして無料化するべきではないかと私は思っていますが、その点について質問いたします。
答弁 町長 竹中貢
議員がおっしゃる高校までの医療費の無料化も、これも子育て支援の一つだと、そのように思いますけれども、もっと幅広に、子育てにとって何が今優先的に支援すべき課題なのかということは、まだまだ検討すべき余地があるなというふうに思います。1回目の答弁でも申し上げたように、疾病の状況については、どうしても弱い乳幼児期から、だんだん抵抗力がついて、免疫力がついて健康になっていくということであります。そういった意味では、高校生になると、かなり一般の疾病については少なくなるという知らせも受けておりますし、それから、もしあるとすればけがということになるのかもわかりませんが、それらについてまた学校のそういったけがに対する対応等々が片方であるということであります。そんなことから、今これが子育てあるいは教育振興上も、優先的に直ちにやることが一番なのかなということは考える余地があるなというふうに思います。いずれにしましても、例えば高校の関係でいうと教育でありますけれども、結果的に子育てにつながってくるわけでありますが、高校振興のための支援のことだとか、それらも含めて、全体として子育てに対する支援の方策については検討をしていきたいというふうに思います。
質問 8番 山本和子
わかりました。ここでどうのこうの、また質問しても同じ答弁になると思いますが、要するに子育ての範囲は、安心できる町をつくるためには高校まで視野に入れると。今回医療費の問題を質問いたしましたが、ほかの面でも、そこまで視野に入れた政策をこれから考えていきたいという、医療費をするという意味じゃなくて、そういうふうに私は捉えました。また再度いろいろな意味で質問させてもらいます。最後になりますが、肺炎ワクチンについては、前向きに検討するということは、多分やるというふうに捉えて質問させてもらいたいんですが、今回質問して、すぐに打つということはならないと思うんですが、できれば今年度内にできないのかという問題と、それから、これは本当に効果的な政策だと私は思っております。それは、国立感染研究所がチームをつくりまして、いろいろな試算をいたしました。その中で、ワクチンを受けた場合と、ワクチンを受けなかった場合の肺炎になったときの医療費の試算が出ています。その結果、65歳以上でしたら、ワクチンを受けたら5万7,000円ほどなんですが、ワクチンを受けないと14万、その差が約7万6,000円ほど、受けた方のほうが医療費が少なかったと。75歳以上につきましては、ワクチンを受けた方は6万8,000円、受けない方は20万、その差が12万円と。それから歩行困難と障害を持っている方はさらに差がありまして、ワクチンを受けたら約14万ほどですが、受けないと61万、その差が28万というふうに、要するに高齢になればなるほど、障害を持っていろいろなリスクを背負っている方ほど、肺炎になったときにワクチンを受けていると医療費が、医療費だけで言うのは失礼なんですが軽く済んで、最終的には医療費を安く抑えることができるという結果が、これは出されております。その点を含めて、多分国のほうでも、これからことしの小児用のヒブワクチンもそうなんですが、これからきちんと議論されていって、来年か再来年には、これは国のほうの予防接種の中には多分組み込まれていくんだろうと思います。その点を含めて、できれば今年度内、早期に実現すべきと思いますが、その点について質問いたします。
答弁 町長 竹中貢
このワクチンについてはおっしゃるとおりでありまして、本町でも死亡率の第3位以内に入っているということでございます。絶対数は、この人口規模ですから少ないんですけれども、そういう状況で、かなり肺炎による死亡率が高いということと、あわせてこのワクチン接種によってその何分の1かは未然に防ぐことができるということと、おっしゃったとおり、肺炎になったときの医療費の問題については、結果的にワクチンの接種よりも大きな負担になっているというデータも出ていることは承知しております。年度内ということでありますけれども、これらについてはいろいろと手続等も含めて3月まででなければならない、早いほうがいいだろうと思いますけれども、新年度の基本的には予算の中で年度当初から実施していく、そういった考え方で進めさせていただきたいなと思っております。
質問 8番 山本和子
きょう質問して、即今年度というのも確かに厳しいかと思いますが、十分担当の課と相談しながら早期に実現してほしいなと思っています。それと、年齢と回数が問題で、管内の状況を見ましてもばらつきがありまして、65歳以上という方が新得町だけで、あとは75歳以上となっています。回数につきましては、音更町が一、二回と、あとは1回というふうになっています。これは5年間有効ですから、65歳で受けた方は確かに70歳でも有効が薄くなりますけれども、75歳のときに受けた方は80歳と。1回受けたらいいというものではありませんので、有効的な回数と受ける時期をやっぱり決めなければいけないと私は思っていますが、その点、これから検討されるとするんであれば、私は65歳以上として、回数を最低2回、多ければ多いのか、ちょっと私もわかりませんが、2回ほど受けないと、75歳で受けて80歳でもし切れた場合に、80歳になって肺炎になったら結局同じことですので、2回するとかなり管内的にも恵まれた状況になるのかなと思って質問させてもらいます。できればよりいいものとして、政策的にも打ってほしいなと思っていますが、その点について質問いたします。
答弁 町長 竹中貢
肺炎については、罹患率も年齢によって随分違ってくるということであります。65歳ころの年齢でいきますと、かなりパーセンテージとしては低いということでありますから、大体75歳以上になると急激にふえてくるということがあります。そういった意味では、有効な年齢層に適切に対応するということは、これが大事なことだと、そんなふうに思いますので、十分今後この年齢についてもこれからは検討をさせていただく事項になろうかなと、そんなふうに思います。
質問 8番 山本和子
これ以上質問しても、これ以上の答弁がないと思いますので、ぜひ有効的な回数と、65歳以上とするのも一般論ではなくて、65歳の方についても、かなりいろいろな障害を持っているとか疾病を持っている方がいれば、その方を対象にするとか、いろいろなパターンが出てくるかと思います。その点を含めて十分検討してもらえればなと思っています。以上で質問を終わらせてもらいます。これ以上聞いても多分平行線になると思いますので、これで質問を終わります。