みんなの議会

上士幌町議会 平成24年第4回定例会 2012年9月4日

平成24年度の財政状況と、その有効活用のために

2012年9月4日、上士幌町議会の一般質問で、山本和子議員が「平成24年度の財政状況と、その有効活用のために」について質問し、町長 竹中貢が答弁しました。

質問者
山本和子 議員
答弁者
町長 竹中貢

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。

質問 8番 山本和子

私は、平成24 年度の財政状況と、その有効活用のためにという題で質問いたします。平成 24 年度の普通地方交付税が約 29 億 8,000 万円、臨時財政対策債が約2億3,000 万円、合計約32 億1,000 万円交付されることが決定いたしました。このお金は比較的自由に使えるお金で、町独自の施策に生かすことができるものです。平成24 年度の当初予算は見込みですので、決定額と当初予算と比べますと、約5億円多く交付されることになります。当初予算の基金の取り崩しは、財政調整基金が8,500 万円ですので、この基金を返したとしましても、さらに政策化しないと、またまた多額のお金を残し、結果的には基金がますますふえることになります。町民のお金を有効に活用するべきです。次の3点、質問いたします。1点目、平成 24 年度の財政状況について。2点目、平成 24 年度の具体的な活用について。3点目、平成 25 年度に向けての活用について。既に、総合計画では、一般財源を活用しての新規事業も組まれておりますが、財政的にはまだ余裕があると判断いたします。その活用例といたしまして、1、命を守るため、国民健康保険への繰り入れや保険税減免への活用、2、未来を担う子供たちのため、義務教育費の無料化宣言(教材費、給食費、修学旅行費等)を行ってはどうか。以上、質問いたします。

答弁 町長 竹中貢

平成 24 年度の財政状況と有効活用のために。山本議員の質問にお答えいたします。平成 24 年度の財政状況と、その有効活用についてでありますけれども、まず、平成24 年度の財政状況についてであります。平成 24 年度の普通交付税につきましては、7月24 日に総務大臣から閣議報告がなされ、各地方公共団体に対する交付額が決定したところであります。全国総額は16 兆4,073 億円で、前年度と比べると120 億円の減少で、全体の伸び率では0.1 %の減となっております。そのうち市町村分は7兆7,141 億円で、前年度に比べ203 億円、0.3 %の増となっております。本町の交付決定額は29 億7,557 万2,000 円で 11.5 %の増、地方財源の不足に対処するための臨時財政対策債が2億2,856 万8,000 円と前年度に比べて2.7 %の増となったことで、普通交付税を合算した実質的な交付税額は32 億 414 万円で、前年度に比べ3億1,230 万4,000 円、 10.8 %の増となっていますが、前段にも申し上げましたように、国の交付税総額自体はむしろ減っている状況であります。本町における交付税増額の大きな要因は、本年度臨時的に創設された地域経済・雇用対策費によるもので、第1次産業が中心な地域で、かつ人口密度が低く、65 歳以上の高齢者人口が多い地域ほど需要額が多く算定された結果であり、今後も継続して算定される保証はありません。一方、地方税や交付税の原資となる国税の収入が大幅に増加することは期待できず、今後の地方交付税がどの程度確保されるのか先行きは不透明な状況にあり、歳入全体としては厳しい状況はなお続くものと見込んでおります。このようなことから、税収や地方交付税の動向を注視しながら、自主財源の確保と効率的な行政運営の努力を続け、持続的なまちづくりのために、今後も健全財政を図ってまいりたいと考えています。次に、平成 24 年度の具体的な活用であります。今回算定された増額分については、今後、老朽化した公共施設等の整備事業が控えていることとあわせ、次世代への過度な将来負担を極力減らすため基金に積み立て、公共施設の整備に充てていきたいと考えております。平成 25 年度に向けての活用についてでありますが、①の国民健康保険税の一般会計繰り入れ及び保険税減免の活用については、公平性の観点から、慎重な判断が必要と考えております。また、保険の性格上、受益者の応分の負担は必要であり、特別な事情のある場合は保険税の減免等を実施しているところであります。②の義務教育費の無料化への活用であります。義務教育に限らず、乳幼児期から学齢期まで安心して子育てのできるまちを目指すこと、そのための必要な施策を講じることについては大切なことと認識しております。町としては、これまでも学校施設の整備、教育内容の充実を図るためのソフト的な事業等を実施してきております。これからの案件としては、幼稚園機能と保育所機能を一体化させた新たな仕組みで、就学前の教育・保育の子育て支援が必要と考えています。幼稚園の必要性、幼保一体化等については、議員の方々も深い造詣と関心を持っておられる案件かと理解しております。これらを実施するためのハードの建設には多額の費用が見込まれます。町としては、安心と信頼を持って子育てのできるまちを目指して、教育、児童福祉を包括的に推進すべきであると考えておりますので、ご理解を賜りたいと思います。以上、山本議員の質問にお答えさせていただきます。

質問 8番 山本和子

9月議会におきまして、昨年度もその前につきましても、財政状況について質問させてもらいました。といいますのは、先ほど町長答弁にもありましたように、7月中に交付税の額が決定いたします。それによって当初予算で基金を幾ら崩したかと、それを返すと、そうすると結果的には幾ら残ると言ったら変ですが、執行残が出るか、それがおおよそわかるのがこの9月だと思います。この2年間を見ますと、平成22 年度は結果的に交付税が多く交付されましたが、前年に比べて、一般会計全体では6億2,000 万円の基金をふやしまして42 億5,000 万円となっています。23 年度も同じように、交付税がふえたのにもかかわらず執行し切れずに、前年に比べて5億4,000 万円基金がふえて47 億9,100 万円、約 48 億円と、この間基金がどんどんふえてきました。その主なものは、公共整備基金だとか財政調整基金に積んだわけですが、そのようにふえています。それで今回も同様に、じゃ平成24 年度どうかということで質問させてもらいました。当初の見込みよりも約5億円多いということがわかっています。その主なものは、先ほど答弁がありましたように、地域経済雇用推進経費ですか、それが4億8,331 万円交付されることが、結果的には交付税の額の増につながっていると思っています。9月の補正予算にこれから入るわけですが、その中を見ますと、このおおよそ5億円交付される中身、どう使うのかということで調べさせてもらいました。当初予算の基金で崩したお金が約8,000 万円ありますので、それをまず返すと。それで残りが約4億円なんですが、それを公共整備基金に積む予定になっております。それで多分間違いないと思うんですが、結果的には、基金総額が予想されるのが、平成24 年度さらに少なくても4億円ふえますので、一般会計で52 億円以上に基金がなるのではないかと。最終的に執行残があれば基金に半分積みますので、最低でも52 億円以上になるのではないかと私は推計いたしました。質問なんですが、大体52 億円以上になるのではないか、基金をさらにふやすのではないかということが想定されますが、このことについてと、それから、今回約5億円ふえた理由が、基準財政額上、これは調べてメモしたんですが、はっきりわかるわけです。そうしますと、地域経済雇用対策費という名目でふえているわけですが、それを具体的に生かすための予算はどこ見てもないわけです。その点について、地域経済なり、それは行く行くは福祉も関連してくると思うんですが、そういうふうに予算化しなくていいのかどうか、まず質問いたします。

答弁 町長 竹中貢

交付税の算定とその配分については、総務省、政府の専権事項でありまして、私たちがどういう形で交付税が算定されているのかというのは出てくるまでわからないという状況でございます。これまでも、当初予算を編成するに当たっては、そのときに雇用の問題だとか、こういうところに厚くするなんていうような話があれば、それはそれとしてまた当初から予算編成に組み入れることができるんだろうと思いますけれども、これは7月に出てきて初めて、私どもとしても、なぜこんなにふえたのかというのはびっくりしているということであります。結果的に何点かあって、いわゆる過疎地域、人口密度の少ないところ、そういったところは面積が多くて人が少ないから、それなりに整備に、まちづくりにお金がかかるということでありますし、それから雇用関係については、これもなかった項目で、そこに非常に手厚くしたということで、この雇用も、多分今まで結構この町の雇用対策全体的に見ますと、人口の増減で見ますと、自然減と社会減がありますけれども、社会現象の減も少ないほうなんです。過去5年間のデータでいくと1.12 %という低いところ。多分そういった頑張っているところにもっと頑張れよという支援のことなのかなと思ったりもしているわけですけれども、詳しく中身、その意味合いについては承知しておりません。もう一つは、積雪寒冷地の給付がふえたということであります。これも新しく上士幌町が該当になったのかどうかというのが、まだ詳しく把握できていないということであります。そのようになっておりますけれども、交付税は1月段階に内容が明らかになるということと、もう一つ、予算編成、それから年度の執行方針は2月、3月の議会でその方針を決定し、そして考え方も予算も総合予算編成、いわゆる通年という考え方で予算を編成をしてきているところであります。ですから、補正予算というのは、その時々の緊急性を持ったときに補正予算するものでありますので、今、この当初見込みよりもふえたから突然何かに使うということも、補正的な意味合いでのきわめて緊急性の高いというものであれば、それは使わせてもらいますけれども、それ以外は計画的に、新年度の計画の中でどんなふうにしてある財源を有効に使うかというのが、これからまた議論をしていくところであると、そういうように考えております。

質問 8番 山本和子

当初予算を組みまして、国の交付税が決まったから、即、新たな事業を起こすのは、大変それは無理な話です。ですので、今年度についての予算についてはわかりました。4億円が公共整備基金につくと。多分これからの補正については、繰越金がありますので、それで十分賄うというふうに判断したと思います。では、ことしの当初予算では8,500 万円、前回もそれほど崩していません。であれば、毎年交付税のほうの額が多いですので、基金積んでいます。そうしたら来年度に向けて、ここで言えば、25 年度に向けて予算化するためにもっと基金を崩してもいいのではないかと、私は思っています。他市町村の何点かの調査聞きますと、今回交付税がふえているところが結構、本別以外全部ふえています。結果的にどう組んでいるのと、結構当初予算で基金を崩しているので、それを返すことになるところが多いということも聞いています。ただ、上士幌町は当初予算でそれほど崩していませんので、比較的財政的には余裕があるのではないかと、私は判断しております。そういう点で、来年度以降についての予算の組み方について、将来のために基金を積むという話もありますが、そうでなくて、現時点で困っている方、それから将来の子供のための教育の投資といいますか、そういうふうに予算を組むために来年度新たな予算を組むことができないかどうか、質問いたします。

答弁 町長 竹中貢

こういった財政状況を見て、必要な政策課題について予算を組んでいくということは当然のことだろうというふうに思っております。ただ、来年度については、当初については選挙がありますので、骨格ということになると思いますから、そのときの政権がどんなふうにして理事者が考えるかということになるかと思いますけれども、大きな枠組みで考えると、一つには公共的な施設整備がかなり近近に迫ってきていると。耐震性の問題も含めてということがあります。それらについて、総合計画の財政計画立ち上げておりますけれども、その段階でもいろいろ計画あるけれども、本当にできるのだろうかというのが事務者レベルでの心配事であります。そんなことを考えると、決して今ふえたから、お金がオーバーフローしてどこかに使わなければだめだという、そういうレベルの基金ではないということと、それから一般会計以上に起債もございます。起債の償還ということも、それも出てくるわけでありますから、それはこれも含めて総合的に基金の使い道を考えていくということになるんだろうなと、そんなふうに思います。とりあえずはそんなことで。

質問 8番 山本和子

長期計画の第5期総合計画を決定いたしまして、平成24 年度から 28 年度財政収支、これは見込みで出ています。これも一つの参考になると私は思って、ずっと基金がどれぐらいかいつもチェックしながら調べているんですが、まず、平成 23 年度は、これ見込みで書いていますので、この見込みの中では一般会計総額45 億円の基金を見ていましたが、結果的に、今回の決算書を見ますと、48 億円というふうに決算額のほうが、一般的には厳しく見ていますので、ふえるんだろうと思うんです。そして、24 年度はまだ全然わかりませんので、見込みでいけば、42 億円と減る見込みでやっていますが、私の先ほどのざっとした計算の中では、最低でも約52 億円にはなるのではないかと私は想定します。来年よっぽど崩して使わない限り、なるのではないかと思います。そうしますと、平成24 年度末、今年度末では収支の見込みの中では約 10 億円ほど収支上はプラス思考で考えられると、私は思っています。それ以降はわかりませんので、これ全部地方交付税が減らされるという見込みでつくっていますので、これはもちろん検定といいますか厳しく見るのが当たり前なんですが、当面、 24 年度、 25 年度も、国の国政がどうなるかわかりませんが、25 年度についてはかなり余裕があるのではないかと、私は見ております。それと、公共事業の関係で、これも全部新たな公共事業についてチェックしてみました。例えば、保育所の建てかえ、消防署の建てかえ、学習センター、ビジターセンターは、これはもう既に行われておりますが、小学校の改修、簡易水道、これがかなり高くかかるようですが、あとスポーツセンターのトイレも、これも既に始まっております。あと、橋梁長寿化の問題、役場の耐震問題含めてまだまだあるかもしれません。私が見た限り、新たな公共事業の中で一般財源としてどれぐらい充てるんだろうかというのは、計算しましたら、約7億2,100 万円ほど。この一般会計、一般財源が、多分先ほど言いました公共施設整備基金が充てられるのか、財政調整基金が充てられるのかわかりませんが、多分それを充てるんだろうと思うんです。ですから、さまざまな公共事業、確かにあるんですが、そのために公共施設整備基金をかなり積まなくてはいけないという論にはならないと私は思っています。それから地方債の関係なんですが、大きな事業がなかったのでずっと減ってきました。ところが、中学校の建てかえ等ありますので、これから若干ふえていくと思います。でも極端にはふえないと私は思っています。ちょっと今、資料がないので、極端にふえることはないと思います。それと、起債の関係では減債基金もあります。減債基金9億円ほどあって、それ全然崩さないでずっとここ何年も積んだままです。その起債の関係の償還のお金も多分大丈夫じゃないかと私は思います。その点について、もう少しゆとりがあるのではないか、その辺の判断があれば、次進みたいと思うんですが、答弁をお願いいたします。

答弁 町長 竹中貢

財政にゆとりがあると言える状況というのはなかなか難しいと思います。というのは、前提となるのは、この町の財政力がどうなのかということだろうと思いますが、財政力が0.18 、 0.19 に満たないという状況であります。財政力指数が1であって、町税でもって、いわゆる歳出を賄うということができるわけで、自前でできるということになりますけれども、0.2 に満たないということは、0.8 は何らかのよそのお金が入ってきてということであります。ということは、財政状況が、たまたまことし今回、交付税がふえたということではありますけれども、その時々の政権や考え方によって大幅に変わるということを、まずは想定しておかなければならないということであります。この基金の残額の21 年までは大体同じくらいに来ているんです。大体同じような推移で来ています。22 年からというのは、これは政治的な状況を見ますと、非常に混乱をしたといいますか、政権がかわったり、それから大震災があったり、あるいはリーマンショックがあったり、内外の政治経済、それから社会変動も大きく変わって、そのときに基金がふえたということは、交付税がそのときにややふえて、方向としては想定外、予定外の歳入があったということでありまして、この後、これが安定的にこの交付税が保証されるかというと、全くそのことは心配だと。むしろ今またこの国の方針として、都市部のほうに何となく目を向けるような、そんな今、疑問もしかねない、しているところでありますし、地方に対して全く厳しい状況が生まれてくるのかなと、そんな心配もせざるを得ません。ただ、そのことによってすべきことをしないと、やるべきことをいわゆる厳しいからということで、将来の見通しが立たないということであまり自重する、自粛するということも、これまたいかがなことかなと、こんなふうに思っています。その地域地域、この町々の優先的な課題、それから取り組むべきそういった施策があれば、取捨選択をし、優先度を決めて、やるべきところにはしっかり手当てを講じていくということが、これは必要なことだろうというふうに思っています。

質問 8番 山本和子

上士幌町が豊かな財政があるという意味じゃなくて、やはり4割ほど交付税入っていますので、厳しい中で交付税をもらう、自治体としてはそれは厳しいのはわかります。ただ、国のほうは、交付税を減らす減らすと言いながら、先ほど町長が言いましたように、何とか交付税をふやしてきました。それにはいろいろな政治的な思惑もあると思うんですが、やっぱり町村議長会もそうですが、町村長会もそうですが、交付税減らすなという運動と、あと、これからの課題として、25 年度以降どうなるかというのも全くわからないと思うんです。でも、それは交付税がきちんと配賦されることをやっぱりみんなで運動するなり、国の財政のあり方を、今回選挙どうなるかわかりませんが、考えるときだと私は思っています。今のままでいきますと、本当にいつもいつも減らされるという中で予算を組まなくてはいけないと。そうするとどうしても当初予算では厳しく見ると思うんです。そのことを運動として考えながら、私自身は減らされるという前提ではなくて、もう従来どおり来ることを運動しながら守っていくと。そういう前提で予算を組んでほしいなと思っています。町が物すごい豊かとか税収があるとか、そういう意味じゃなくて、現時点で基金がこれだけあるということで、それをさらに生かすべきという点で質問させてもらいました。次に移りたいと思うんですが、今までいろいろ予算、あれもこれもと質問して、結構実現したこともあるんですが、今回はとても難しい課題に再挑戦いたします。やっぱり国民健康保険の会計は物すごくいつも厳しいです。平成22 年度は基金が1ということは1,000 円、ほぼゼロに近くて、23 年度、引き上げを行いまして、23 年度の末の基金は何とか2,200 万円残っています。24 年度はまさか赤字になるということはないと思うんですが、かなり厳しいと思っています。そういう点で、一般会計から繰り入れと、音更もそうなんですが、繰り入れながら何とか国民健康保険の税金を上がらないようにしようということで苦労しているわけです。23 年度の滞納状況も調べてみたんですが、前年の分も含めて収納率84 %、 23 年度分だけでいえば、まあまあ九十数%いいんですが、過去にさかのぼると84 %、それで、短期保険証の世帯もありますし、とめ置き世帯もありますし、24 年度からは資格者証、ほとんど 10 割負担の資格者証も発行するという状況になっています。その点含めて、何とか国民健康保険税をできないだろうかというのが、私のいつも悩んでいる問題です。命を守るために、きちんと減免できる人はしてあげて、払えるようにしてあげると。それからこれ以上保険料を上げないようにするという点で、一般会計から繰り入れることも私は必要じゃないかと思っています。答弁をお願いいたします。

答弁 町長 竹中貢

やっぱり保険税の性格上、国保の性格上、一般財源を投入するというのは、それはかなり難しい話。性格上、やっぱり特別会計としてやるのが本筋であると、そう思っています。ただ、今、指摘がありますように、国保会計はどこの町村も相当厳しくなってきているという、これもまた事実でございまして、一般会計から投入していないという健全な国保会計をやっているところというのは意外と少なくなってきているというのも、これもまた事実であります。そういう意味では、本町はまだぎりぎりのところでありますけれども国保会計の中で処理できているというのは、町民の方々の医療費の削減に対する努力、あるいは予防に対する関心、これらも含めて頑張っていただいている、その成果だというふうに思っていますが、ただやっぱり大きな枠組みを見ますと、国保の制度そのものが多分もう今のままでは限界に来ているのではないだろうかというふうに思っております。各町村も一般会計を投入したくてやっているわけではないだろうと思いますけれども、もう行き詰ってきているというのが現状だというふうに思いますが、本町としては、最後までこの要望を含めて健全な国保会計を保っていくことに全力を尽くしていきたいなと、そう思っています。

質問 8番 山本和子

この問題は再三質問していますので、ここでまた答弁やりとりしても多分これ以上進まないと思いますので、次の義務教育の無償化の問題について質問したいんですが、後で考えたら、これはどちらかというと教育委員会サイドかなと思ったりしまして、大枠だけ質問させてもらいます。たまたま新聞の報道を見ていましたら、義務教育の無償化をすると。山梨県の早川町が平成 24 年度からやっていると。それはもちろん中学卒業まで無料なんですが、教材費、給食費、修学旅行費、医療費を無料にすると。それから、頑張る若人応援交付金で、さまざまあるんですが、5万円から 20 万円支給する制度があると。そこの町は人口1,234 人でかなり少ないんですが、教育のために、子供の少子化対策のために無償化をやるということが記事に載っていました。上士幌町の例で言いますと、もちろん医療費は無料になっていますが、教材費については1人1,350 円で、ずっとここ十何年も据え置きでそのままです。決算書をちょっと目を通してみましたら、昨年の決算書までは、そのお金のアップが望まれると書いてあったんですが、今回の決算書を見ましたら何も消えていました。随分後退したなという感じがいたしました。それと、給食費につきましては、予算書を見ますと、自己負担金が約2,600 万円です。これを無償化になると2,600 万円かかるわけですが、私が、無償化というのは教材費についてはどれぐらいというのは判断できません。修学旅行費もちょっとまだそこまでできないんですが、無償化の枠を広げていってはどうかというふうに私は思っています。例えば教材費について、多分、小中学校差がありますし、学年によって差がありますが、もし年間1万円補助した場合につきましては、小学校が237 人、中学校125 人ですので、子供当たり1万円の負担として大体400 万円あればできるんじゃないかと。それから、給食費について2,600 万円、合わせて教材費と給食費について3,000 万円あれば、無償化ではないんですが、無償化に近い状態で補助できるのではないかと私は試算をいたしました。また、道内では、三笠市が2006 年から小学校の給食を無料にしています。対象者が374 人で年間1,230 万円の予算を組んで無償化に取り組んでおります。その点について、教育委員会サイドかもしれませんが、予算の財源は町長部局ですので、その点含めて答弁お願いいたします。

答弁 町長 竹中貢

具体的に、義務教育費の無料化ということでありますので、それは考え方も含めて予算化にも関連してくることになるだろうというふうに思いますから、まさに今おっしゃったように、教育委員会の考え方等々とすり合わせが必要になってくる話だと、そんなふうに思います。そのことではなくて、子育てをどうするかという視点では、町の施策ということで非常に重要なことだと、そんなふうに考えておりまして、答弁書にもそのような意味合いでの回答をさせていただきました。してありますけれども、その前に、今お話、質問あって、教材費、給食費ということの無料化に向けたということと、無料化ということの宣言をする、その無料化の宣言というのはどのことを指して無料化の宣言に値するのか、むしろこれちょっとどんなことなのかなということを疑問に思ったところでもございます。子育て総体の中に教育も保育も含まれるというふうに考えておりますので、これから本町としては、子育てがこの町の元気さにつなげる重要な政策の一つになるのではないかなと、こんなふうに考えております。先ほど来ありました定住化も、この子育ての視点から定住化を図るだとか、あるいは子育てを通して地域のコミュニティー、どちらかというとだんだん希薄になってきている地域のコミュニティーを活性化させるためにも地域の子育て支援をする。子育て支援によって、子供が少子化対策につながっていってという、そういった安心して生み育てる環境をどうつくるか、そういったときに必ず予算的な裏づけも必要になってくるだろうというふうに思いますから、それは25 年度以降、この町として考えるべき一つ大きな政策のポイントになるのではないかなと、こんなことを申し上げさせていただきたいなと思います。

質問 8番 山本和子

子育て全般、生まれてから乳幼児から保育所、学校も含めて、子育て全般がいわゆる教育福祉施策になると思うんですが、保育料につきましては前回も何回も質問させてもらいましたので、今回は義務教育の問題について質問させてもらいました。あと、保育所のあり方等についてもこれからの課題になりますが、町長が言いましたように、保育所をどうするかと。それから、そうすると保育所料金にかかわってきますので、これは義務教育じゃありませんので、保護者負担というのはつくんだと思うんですけれども、そこも含めて今後の総合的な意味で取り組まなければいけないと私は思っています。先ほど義務教育無償化宣言というのは、宣言という言い方が、そこの町長が無償化宣言という言葉を使っていると思っていますが、義務教育無償化するという点で、この無償化の意味はさまざま、まだまだあると思うんですが、この町では教材費、給食費、修学旅行費、医療費と、これはかなり思い切った政策なのかなと私は思って読ませてもらいました。これは、これからもさまざま少しずつではありますが、義務教育の関係では以前、毎回毎回質問して、教材費の関係は10 円、 20 円ふやしてもらって、1,350 円までふやしてもらいました。ところがずっとストップしたままです。そういうふうに、具体的な項目ですべてが無料というのはかなりそれは難しいと思うんですが、少しずつでもいいですので無料化に近づける、町村の子供の負担が減るようにこれから取り組んでほしいなと思っています。これは教育長のほうですので、ここで、これからの中で再度質問させてもらいたいと思っています。最後になりますが、昨年もこのような問題、質問させてもらいまして、23 年度中に実施できたものもあります。それから24 年度に向けては、リフォーム助成制度、それから公園の整備で今、公園のフェンスを直しています。それからスポーツセンターのトイレも実現いたしました。このように、今回9月では予算全体についての枠で進めさせてもらいましたが、今後につきましても個別の事案について質問させてもらいまして、できるものを少しでもふやすように質問していきたいと思っていますが、その点について、再度 25 年度に向けて、町民等の要望となりまして、実現できるものについては努力してほしいなと思って質問させてもらいます。答弁があればお願いいたします。

答弁 町長 竹中貢

余り 25 年の話を今するのもいかがなものかなというふうに思いますけれども、町民のさまざまな要望を踏まえて一歩一歩課題を解決して前に進めていくということは大事なことでありますので、そういった意味で、議員さんはまたそれぞれの立場で町民の意見を十分お聞きをし、そしてまた私ども、あるいは当局にもその声が届いてきているというふうに思います。そんなことを考えて行政執行する側、それから議会の皆さん方の意見も踏まえながらこれからもよりよいまちづくりを進めていくということが大事なことだと、そんなふうに思っておりますから、どうぞこれからもさまざまなご意見を賜ればなと、そんなふうに思います。

出典:上士幌町議会 平成24年第4回定例会 2012年9月4日 議事録 PDF(42ページ) 間違いを知らせる