みんなの議会

上富良野町議会 令和6年第3回定例会 2024年9月12日

(1)地域こども食堂について/(2)新型コロナウイルス感染に対する費用負担の軽減について/(3)自動運転バスの導入について/(4)被災自治体での応援職員の受け入れについて/(5)護国神社の参拝について/(6)町単独の奨学金制度について

2024年9月12日、上富良野町議会の一般質問で、米沢義英議員が「地域こども食堂について」「新型コロナウイルス感染に対する費用負担の軽減について」「自動運転バスの導入について」「被災自治体での応援職員の受け入れについて」「護国神社の参拝について」「町単独の奨学金制度について」について質問し、町長 斉藤繁、教育長 鈴木真弓が答弁しました。

質問者
米沢義英 議員
答弁者
町長 斉藤繁、教育長 鈴木真弓

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

会議録の目次ではこの議員の件名が 6 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は会議録の目次の表記です。

質問 4番 米澤義英

私は、さきに通告してありました点について、町長及び教育長に質問をいたします。1番目には、地域こども食堂についてであります。今 、 昨 今 、 地 域 こ ど も 食 堂 と い う の が 話 題 になってきております。その下で、NPO法人ひとり親サポート団体全国協議会アンケートでは、ひとり親世帯などで夏休みに学校給食がなくなり、食材の高騰もあり、子どもの3人に1人が1日2食になっているとの回答が寄せられています。また、町内においても、親が仕事などで家庭にいないときは、子どもだけで食事をしている状況も見受けられます。また、まちの中にもこのような 声 が あ り ま す 。 夏 休 み 、 冬 休 み 期 間 に お い ても、給食を提供できる、そういった場所、子どもの居場所があればという声もあります。今、国においては、多様な働き方という形の中で、親等がなかなか子どもに接する時間がないという状況の中で、今、政府においては、こども家庭庁を設置するという事態になっております。また、今、政府では、こども未来戦略方針に基づいて、子どもに対する地域の支援体制強化を目的とした、地域こども支援強化事業を予算化して実施するという状況になっております。この事業は、自治体が中心となって、多様な子どもの居場所の提供、こども食堂や学習支援を行っている団体への事業などに支援できる制度だということであります。町内においても、今後、こういう問題を取り上げながら、実施する必要があると考えますが、地域こども支援事業の内容と、今後の町の対応等についてお伺いいたします。二つ目には、新型コロナウイルス感染に対する費用負担の軽減についてお伺いいたします。新型コロナウイルス感染は、今では5類移行という状況になりました。しかし、5類移行後も行われていた抗ウイルス薬や入院費の自己負担軽減の 支 援 が 3 月 末 で 終 了 し た と い う 状 況 も あ り ます。コロナに感染し治療する抗ウイルス薬は1万5,000円から約3万円の自己負担になるとされております。一定の費用保険の負担が適用されますが 、 処 方 を 避 け る た め に 、 ウ イ ル ス に 感 染 し ても、こういう状況の中で診察に行かないというような、避けるというような、そういう状況も報道されております。また、この秋から始まるワクチン接種についても、自己負担がありますが、患者の増大を抑えるためにも、経済負担的な軽減、町独自の施策として実施すべきかと思いますが、これらについての見解を求めます。次 に 、 自 動 運 転 バ ス の 導 入 に つ い て で あ り ます。町においても人口減少などで、ハイヤー、路線バスなどの運行に必要な人員の確保が困難になってきている状況が聞かれます。町の将来を見据えて、環境にも優しく、町民の誰もが利用できる自動運転バスの導入を検討してみてはいかがでしょうか。今、自家用車、バスなどの自動運転は、まだまだ課題もありますが、町においても、自動運転を実用化する企業などとも連携して、多様な公共交通網の維持と町が掲げる二酸化炭素排出量の削減にも期待できると思いますが、この点についての自動運転バスの導入についての町長の見解を求めます。次に、被災自治体での応援職員の受入れについてお伺いたします。能登半島地震で、被災自治体で応援職員の配置などを定める受援計画が機能せず、職員の受入れが滞ったという報道がありました。また、被災者支援に遅れもあったとの報道もありました。町においては、定期的な火山噴火や自然災害を想定した他の機関とも連携した訓練も行われています。しかし、現状でも職員数の確保が容易でない状況もあると考えられます。町においては、活火山の十勝岳もあり、ふだんから地震など自然災害に備えるための対策、町が被災したときの応援職員の受入れを想定した計画が策定されていないという状況にありますが、これらの点についてお伺いいたします。次に、護国神社の参拝についてお伺いいたします。― 44 ―6月6日の北海道新聞の報道では、護国神社の例大祭に旭川市の市長ほか代理出席を含め上富良野の首長も参列し参拝したと報道されています。護国神社は戦犯などを祭る靖国神社と関係があるとされているところであります。また、靖国神社は日本の侵略戦争を美化する神社でもあります。次の点についてお伺いいたします。一つ目に、公的、私的参拝なのか。リボンを着用し玉串を奉納したことがあるか。リボンに何と書かれていたのか伺います。また二つ目には、政教分離の観点から政教分離に反しないのか、この点についてもお伺いいたします。次に、町単独の奨学金制度についてお伺いいたします。物価の高騰などで高すぎる学費が、学生や保護者 に 大 変 な 負 担 を 求 め て い る の が 現 状 で あ り ます。今、学生は高い学費の下、アルバイトに追われています。また、生活に困窮し、将来の奨学金の返済にも不安を抱いているのが現状だと考えます。東京私大教連の家計負担調査では、家賃を引いた生活費も2023年度1日653円、1990年度においては1日2,460円だったのが4分の1にまで落ち込んでいると述べられています。奨学金でも、今2人から3人に1人の学生が平均300万円もの借金を背負って社会に出ているという現状があるとも述べています。道外の大学で、学んだという方に会いました。「物価も高く奨学金を借り、アルバイトをしながらの学生生活でした。これからは奨学金の返済もあります」と話してくれました。国の将来を支える子どもたちが安心して学べる環境を整えるのが、国や自治体の役割だと考えます。そのような学生を支援するためにも、町独自の奨学金制度を設けるべきだと考えますが、これらについて、町長及び教育長に見解を求めるものであります。

答弁 町長 斉藤繁

4番米澤議員の6項目のうち5項目の御質問にお答えいたします。まず、1項目めの地域こども食堂についての御質問にお答えいたします。町内における子どもの居場所に関しましては、児童館や放課後スクール、放課後デイサービスなど、家庭の事情により選択可能な居場所について設置しておりますが、こども食堂における支援については行っておりません。現在は、町内にて当該目的となる事業について活動いただいている団体と協議し、現在策定中の子ども計画に合わせた事業展開を実施することにより、地域こどもの生活支援強化事業等の国や道の支援策を研究し、こども食堂または学習支援の実 施 に 対 し 支 援 を 行 う よ う 検 討 し て お り ま す ので、御理解をお願いいたします。次に、2項目めの新型コロナウイルス感染に対する費用負担の軽減についての御質問にお答えいたします。新型コロナウイルス感染症については、5類への移行となり、令和6年4月以降は特例的な財政支援が終了となり、通常の医療供給体制により、医療保険の自己負担割合に応じた窓口負担となったところであります。新型コロナウイルス感染症の治療薬については高 額 と な り ま す が 、 個 々 の 症 状 や 基 礎 疾 患 の 有無、重症化リスクなど、あくまでも医師の診断や患者との治療内容に関する相談により処方されるものであり、他の疾病同様に必要に応じた治療が行われていると認識しているところであります。医療費に関しましては、他の疾病と同様に高額療養費制度が適用されることになり、所得に応じて一定額以上の自己負担が生じない取扱いとなっていることから、町独自での新型コロナウイルス感染症の治療に関する軽減策については考えておりません。また、ウイルス接種につきましては、6月補正予算にて議決いただきました内容のとおり、65歳以上の高齢者と、60歳以上65歳未満の者であって、心臓、腎臓もしくは呼吸器の機能の障がいまたはヒト免疫不全ウイルスによる免疫の機能の障がいを有する者の非課税世帯・生活保護世帯は全額助成、課税世帯は7割の助成を行うこととしておりますので、御理解をお願いいたします。次に、3項目めの自動運転バスの導入についての御質問にお答えいたします。本町では、高齢者や障がい者の方などを対象とした予約型乗合タクシー事業、観光客や十勝岳温泉利用者などのための町営バス十勝岳線、及び町内 の 児 童 生 徒 の 通 学 の た め の ス ク ー ル バ ス 事 業を、町内ハイヤー事業者に運行を委託して、住民の方などの移動手段の確保に努めているところです。議員御質問の、本町における地域交通に関わる人員の確保については、現在のところ事業に支障を来している状況にはないと承知しております。しかしながら、高齢化社会の進行による免許返納制度の推奨や働き方改革により、交通弱者の増加、交通分野の労働力不足などが予想されるとこ― 45 ―ろであり、議員の御質問の自動運転技術を活用した新たなモビリティサービスも、一つの手段として、地域の移動手段の確保のため、本町の地域交通の在り方について、引き続き研究を進めてまいりますので、御理解をお願いいたします。次に、4項目めの被災自治体での応援職員の受入れについての御質問にお答えいたします。本町では、災害時における北海道及び市町村相互の応援等に関する協定により、道内における災害時または武力攻撃事態、武力攻撃予想事態、もしくは緊急対処事態において、道及び市町村相互の 応 援 を 円 滑 に 遂 行 す る た め に 必 要 な 事 項 を 定め、速やかに相互応援ができるようになっているところであります。しかしながら、災害時には、国や道、他の地方公共団体、そしてボランティアなどの各種団体から、人的・物的資源などの支援や提供を受け、効果的に活用し、迅速かつ的確な災害応急対策や被災者支援等を行うことが必須なため、議員御指摘のとおり、その実効性を確保するための受入体制が欠かせないと考えているところであり、当計画を策定するよう取り進めてまいりますので、御理解をお願いいたします。次に、5項目めの護国神社の参拝についての2点の御質問にお答えいたします。まず、1点目の参拝における公私の区分等についてでありますが、参拝における公私の区分を判断するに当たり、本人の意思のみならず外形上の客観的な要素である職務該当性と、それに伴う公金の支出の有無、公用車の使用等が判断には必要となると考えております。このたびは、公務の日程に都合をつけることができたこと、本町に在住の遺族の方々の参列もありますことから、遺族の方々に寄り添い、戦没者の慰霊を共に行うとともに、平和への誓いを新たにしたところであります。就任以来、これまでは他の公務を優先してきたことから、初めての参拝となりますが、公用車の使用、公金の支出もないことから、職務該当性は低 く 、 私 的 参 拝 に 該 当 す る も の と 考 え て お り ます。また、リボンの着用もございません。次に、2点目の政教分離に反するかについてでありますが、日本国憲法は、宗教団体への特権付与の禁止及び宗教団体による政治上の権力の不行使、国等の宗教的活動の禁止、並びに宗教上の組織に対する公金の支出の禁止を定めており、これらを政教分離規定といい、政教分離の原則を定めているところです。私の行為はいずれにも該当せず、法令に違反しているとは考えておりません。

答弁 教育長 鈴木真弓

4番米澤議員の6項目めの町単独の奨学金制度についての御質問にお答えいたします。子どもたちの中には、義務教育課程を卒業後、高 等 学 校 等 へ 進 学 さ れ 、 か つ 専 門 学 校 、 短 期 大学、大学等へと、将来の夢に向かって専門的な学びへと進路を求めて進学しております。しかし、学びを継続するためには、学費としての負担が生じるため、大学など高等教育の経済的な負担の軽減を図ることを目的とした、日本学生支援機構などによる公的な修学資金の貸付や給付制度を利用していることは認識しているところであります。国では、現行の高等教育の修学支援新制度による授業料等減免や給付型奨学金のほか、来年度から始まる大学無償化制度でも入学金等を無償化するなど、低所得者世帯の者であっても社会で自立し活躍することができる人材を育成し、大学等に修学できるよう、その経済的負担を軽減する施策を進めていくことに対しましても期待しているところであります。また、他の自治体においては、様々な効果を図ることを目的とした独自の奨学金制度を構築していることも伺っております。教育委員会としましては、現在のところ、新たな施策は持ち合わせてはおりませんので、町が進めております奨学金返還支援補助制度や、看護職員等養成奨学金貸付制度も含め、各制度を広く紹介するとともに、教育相談や問合せに丁寧に対応してまいりますので、御理解を賜りたいと存じます。

答弁 町長 斉藤繁

申し訳ございません。今の4番米澤議員への町長答弁の中で、2項目めの新型コロナウイルス関係の答弁の中、皆さんに配付されていると思いますが、答弁書の下から6行目になります。「また、ワクチン接種につき― 46 ―ましては、6月補正」と続いているところ、私、間違って、「また、ウイルス接種」と発言してしまいました。正しくは「ワクチン接種」であります。訂正したいと思います。どうも失礼いたしました。

再質問 4番 米澤義英

再質問させていただきます。地域こども食堂についてお伺いいたします。町においては、地域こども食堂、食堂または学習支援という形の研究、検討したいというような答弁でありました。お伺いしたいのですが、町長に、まず上富良野町における子どものそういった貧困、あるいはこういった部分に対して、当然必要な部分があるというような形で、こうなっているかと思います。それで、町長、町の現状等については、こういう問題、子どもの貧困の問題を含めた働き方改革の中で、なかなか子育てが大変だという状況があると思いますが、どのように認識されているのかお伺いいたします。

答弁 町長 斉藤繁

4番米澤議員の御質問にお答えしたいと思います。現状の認識についてでありますが、児童生徒の貧困につきましては、教育委員会等のほうに、学校の要支援、準要保護ですか、一定数、児童数、生徒数がいるということで、そういう方がいるということ、そういう現状にあるということは認識しております。加えて、男女機会均等、女性の活躍が進んでいく中で、共働き家庭が相当数増えているということ、そうすると、やはり子どもの食事の問題というのは非常に大切でもありますし、大きな問題になってきているのかなと現状は認識しているところであります。以上です。

再質問 4番 米澤義英

現状認識ということで、そういった状況、貧困と思われるような、働き方改革の中で非常に子どもと接する時間も少ないということで、認識されているということでありました。この制度は、国の事業という形になっておりまして、複合的な困難を抱える子どもたち、そういう子どもたちが安心して、教育施設等における施設等で立ち寄る、そういう場所づくりや学習・給食支援という形のできる制度だという形になっております。もう既に、ニセコ町や洞爺湖町、芽室町、その他今実施されようとしているところもあります。そういったところでは、学習支援も合わせて、給食支援、居場所という形の中で、支援をサポートす る よ う な 、 心 の サ ポ ー ト を す る よ う な 、 そ ういった部分も実施されております。そういう意味では、この町の食堂または学習支援の実施という形になっておりますが、この解釈に よ れ ば ど ち ら か 片 方 に な る の か な と 思 い ま すが、読み方によっては両方もあるのかなと思いますが、こちらは両方が想定されるのか、どういう内 容 で 想 定 さ れ る の か 、 こ れ か ら で は あ り ま すが、町長の見解を求めます。

答弁 町長 斉藤繁

4番米澤議員の御質問にお答えしたいと思います。こども食堂または学習支援ということで、これはどちらかということではなく、両方同時にということもあり得ます。以上です。

再質問 4番 米澤義英

両方もあるということですし、当然学習支援ということもあり得るのかなと思いますが、そういった意味で、非常に重要な内容になっているかと思います。そこで、こういう方、今答弁の内容にでもお話し し ま し た が 、 お 母 さ ん 、 お 父 さ ん が 仕 事 に 出て、一人寂しく食べているという話も実際聞きます。そういうことを考えたときに、子どもは児童館やいろいろ子どもたちの関わりの中で目をきらきらさせながら、やはり友達があって遊んで喜んで、一日疲れて眠るというような、そういうサイクルで活動していると思うのですね。そういう意味では、やはり親が仕事に行っている場合、一人で寂しく食事を取らなければならないというような状況が、上富良野にもあります。そういう意味では、本当にこれは必要な事業でありますし、やはり町長が肝を入れて実施する内容だと思いますが、今後十分検討されると思いますが、再度この点について、町長の決意をお伺いしたいと思います。

答弁 町長 斉藤繁

4番米澤議員の御質問にお答えしたいと思います。さきに答弁させていただきましたが、町内において当該目的となる事業について、活動していただいている団体と現在協議して、その団体がやる― 47 ―だけではなくて、当然町もこの計画の中にそれを折り込んでいかなければ、この事業は成り立っていきませんので、当然町も絡みながら、この問題は解決していきたいなと、この事業がうまくいくようにしっかりと後押しも含めてしていきたいと考えております。以上です。

再質問 4番 米澤義英

この中に貧困層、生活保護 世 帯 な ど を 含 め て 、 ボ ー ダ ー ラ イ ン の 方 も いらっしゃいます。そういう方たちも一定程度対象に で き る の で あ れ ば 、 そ う い っ た 方 向 で の 対 策も、この計画を練ると併せて進めなければならないと思いますが、この点についてお伺いいたします。

答弁 町長 斉藤繁

4番米澤議員の御質問にお答えしたいと思います。対象の範囲ですね、この辺につきましては、現在 策 定 中 の 子 ど も 計 画 等 と 各 団 体 と の 協 議 の 中で、決定していくものと思いますが、なるべくできる限りは、そういう困った家庭に手を差し伸べられればなと思っておりますが、基本はこの計画の中、団体との協議の中で、今後、詳細は決定されていくものと考えております。以上です。

再質問 4番 米澤義英

ぜひいろいろな角度から検討して進めていただきたいと思っております。次に、新型コロナウイルスの問題については、いろいろ費用負担が一定程度、高齢者の場合は負担 が か か る 制 度 の 中 で 、 減 免 制 度 等 が あ り ま すし、そういう意味で、ウイルスに感染した場合、その除去のための費用負担というのもかなりかかる場合もあります。こういった意味では、ぜひ国等についても、要求していただきたいと思って、次の自動運転バスの導入等についてお伺いいたします。この点について、研究課題だということでありますが、非常に町は人口減少も高齢化という形になって、いろいろな事業所の皆さんとお話ししたときには、やはり近年人手不足という形の中で、なかなか確保ができない。現状は一定程度確保できているけれども、将来は分からないというような、そういう形であります。上富良野町の将来を見たときに、やはり温暖化計画の中でも、二酸化炭素の削減等が言われております。そういう意味では、まだまだこの自動運転のバス等については、実証実験段階という形も当 然 あ り ま す 。 そ う い う 意 味 で は 、 や は り こ ういった力を持っている企業や、いわゆる学校などとも連携しながら、将来の上富良野町が持続的に維持できて、社会、誰もが安心して暮らせるような、そういうまちづくりをイメージしながら、こういったところに踏み込んで、やはり率先してこういった問題を町として導入すべきだと思いますが、この点についてお伺いいたします。

答弁 町長 斉藤繁

4番米澤議員の御質問にお答えしたいと思います。町内の公共交通ですね、これを確保するというのはなかなか、今は運行されておりますが、将来の こ と を 考 え る と な か な か 議 員 お っ し ゃ る と おり、どうなるのかというのは、人手不足、そして免許を返納された方、そういう方が増えてくる中で、町なかのみならず、郊外のコミュニティーを維持するためにどうしたらいいのかというのは常に考えておかなければならない問題と思っております。議員おっしゃるような自動運転の交通システムというのは、なかなかまだ実証実験の段階でありまして、上富良野のような豪雪地帯の冬がどうなのか等々見極めながら、これは研究していかなければならないかなと思っております。そのほかにも、維持するには、今、ライドシェア な ど い ろ い ろ な 方 策 が あ ろ う か と 思 い ま す ので、その辺も含めて、現状は現状でもちろんしっかり維持していくものですが、将来を見据えた方策というのも常に検討、研究していかなければならないものと考えております。以上です。

再質問 4番 米澤義英

多様な交通網、交通形態が今上富良野町にも求められていると思いますので、いろいろな角度から、ぜひこういう問題については検討していただきたいと申し上げたいと思います。次に、被災自治体での応援職員の受入体制の問題でありますが、この間、国のほうではこういった応援職員の受入体制の計画をきっちり持ちなさいというような方針も出ていたかと思いますが、上富良野町に至ってはまだ策定されていないという状況でありますが、策定されていない現状というのは、いろいろな要因があるかと思いますが、どのような要因だったのか、お伺いいたします。

答弁 町長 斉藤繁

4番米澤議員の御質問にお答えしたいと思います。― 48 ―策定されなかった要因ですが、社会情勢が端的に言えば、社会の支援の在り方というのが、大きくスピード、かなり早く変わってきたのがあるのかなと思います。例えば、ボランティアの受入れなどでは、被災が起きると、もう今ですとぱっとみんなが集まってきてもらっているですとか、今年の能登半島の地震のときでも、救援物資がもうプ ッ シ ュ 型 で ど ん ど ん 来 る よ う な 状 況 と い う のは、当時、一昔前までは想定されていなかったことなのかなと思っておりますので、この辺は未策定 で は あ り ま す が 、 早 急 に 計 画 を つ く ら な け れば、いざそういうときになったとき、十勝岳だけではないと思います。洪水とか、その他ブラックアウトなどを含めて、いろいろなことが考えられますので、この辺は早急に計画を策定していきたいと考えております。以上です。

再質問 4番 米澤義英

い ろ い ろ な 要 因 が あ って、着手できなかったというような話だったかと思います。ただ、ボランティアの方々、いろいろな他の自治体との、自衛隊との協定も含めて、上富良野町は実際そういう連携の中で防災訓練もしているという状況はあります。ただ、やはり自然災害ですから、想定を超えるような災害ということが現状を見ていましたら起こります。計画があったとしても、なかなか人の配置、段取り等において戸惑ったという状況の中で、やはり支援がうまくいかなかったというのが常でありまして、やはりそういう状況の中でも常日頃からこういった計画を持ちながら、意識づけとしてきっちりとした計画を持つということが、より一層今の段階において、さらに求められてきていると思いますが、この点に、町長、どのようにお考えですか。

答弁 町長 斉藤繁

4番米澤議員の御質問にお答えしたいと思います。なかなか計画どおりに事が進まないということは世の常といいますか、頻繁に起こりますが、計画がないと、またこれとんでもないことになりますので、計画があるということの意義は十分あるのかなと、日頃の意識の持ち方等含めて、計画をつくるという意義は十分あると思いますので、それは大切なことなのだろうと考えております。以上です。

再質問 4番 米澤義英

上富良野町においても、職員体制がなかなか整わないという現実も見ていましたらあります。そういう意味で、この義務づけられているということであれば、やはり率先して、当然自治体がこれに基づいて、計画をしっかり 位 置 づ け て 進 め な け れ ば な ら な い と 思 い ま すが、いつ頃までに、どういう状況の中で計画というものを位置づけられて、計画されようとしているのか、確認いたします。

再質問 4番 米澤義英

ぜひ策定を急いでいただきたいと思っております。次に、護国神社の参拝についてお伺いいたします。町では、護国神社の参拝等について、政教分離の観点からも反していない、あるいは私人として行ったので、こういった問題については抵触していないという形で答弁されております。そこでお伺いいたします。その前に、この靖国神社と非常に深いつながりを持っている護国神社という形の中で、そのもとになる靖国神社というのは、御存じのように、日本の侵略を美化して、そういった戦犯の人たちなどを祭る神社という形でうたわれております。そういう関係の深い護国神社ということであれば、やはりそこに参拝するということはいかがなものかと思いますが、この点についてどのような考えなのか。なぜ政教分離が出てきたのかということなのですが、戦前、国が国民が総出でこの戦争を認め、賛美するという形の方針の中で、思想信条の自由も妨害しながら、侵しながら、国のために国民は働きなさいという形になって、その反省の下から個人の政教分離だとか、そういったことが提起されて今に至っているわけです。そのことを考えたときに、やはり町長はどうい― 49 ―う形であれ、公人だと思います。どこへ行っても町長は上富良野町の町長なのです。そのことを考えたときに、私人ではなくて、当然参拝したということであれば公人の扱いで、そういう認識はなかったですか。

答弁 町長 斉藤繁

4番米澤議員の御質問にお答えしたいと思います。まず、靖国神社と関係の深い護国神社に参拝したことがどうなのか。いろいろ元戦犯といいますか、戦犯ですね。戦犯の方が祭られている靖国神社と関係の深い護国神社に参ったこと、参拝したことが戦争を美化しているのではないか、そういう個人の見解だとは思いますが、そういう感情を持っている方がおられるということは事実かと思いますが、私が護国神社に参拝したのは、そういう戦争を美化する、侵略を美化するわけではございません。戦争の犠牲になった方に哀悼の誠をささげるため、当然上富良野町にも、出身の方も戦争で、さきの対戦等で亡くなった方がおられますので、遺族会の方も出席しております。遺族会の方 に 寄 り 添 っ て 一 緒 に 参 拝 さ せ て い た だ き ま した。あともう一つ、思想信条の自由、思想信教の自由を戦前は確かに国家神道ということで強制されておりましたが、現在は思想信条の自由は保障されておりますので、現在においては、特に国家神道を強制されているような状態ではないと考えております。もう一つ最後に、公私については、斉藤繁という人間は一人でありますので、それを物理的に公私 を 分 け る と い う の は な か な か 難 し い と 思 い ます。ただ、そんな中でも公私のけじめをしっかりつけて、公費の支出はなく、公用車も使用せず、あくまでも私人として、参加、参拝したと考えております。以上です。

再質問 4番 米澤義英

国等の宗教活動の禁止という形になっております。これは国等という形の中で、第20条第3項なのですが、「国及びその機関は宗教、教育その他のいかなる宗教的活動もしてはならない」という形で表現になっています。「及びその機関」というのは、地方自治体も当然指すわけですから、いかなることがあっても、やはり戦前のようなことがあってはならないし、今、そういった宗教の自由も保障されているということでありますから、やはり誤解を招くような、そういったことはしてはならないのかなと私は思っておりますが、その点はどのようにお考えでしょうか。

答弁 町長 斉藤繁

4番米澤議員の御質問にお答えしたいと思います。宗教活動の禁止、もちろんそのとおりだと思います。国や地方公共団体等が宗教活動を行ってはならないと思います。というのは、宗教活動を行うということは主催者、もちろん主催者として何か祭事を行うということは、国としてもそうですし、地方公共団体としてもそうだと思います。た だ 、 お 客 さ ん と し て 呼 ば れ る 場 合 が あ り ます。今回の護国神社以外にも、町の風習、五穀豊穣祭とか含めて、そういうのももちろん主催者に立って神社に行っているわけではございません。町民の代表として、平服で、スーツでお客さんとして参拝させてもらっていますので、その辺は宗教活動の禁止には、宗教活動しているわけではないと思いますので、これには抵触しないと考えております。以上です。

再質問 4番 米澤義英

ぜひ、そういった誤解を招 く よ う な 行 為 と い う の は 、 公 人 で あ り ま す から、なるべく避けることが大事だと思いますし、確かに私人で行く場合もいろいろな諸行事がありますからあるかと思いますが、ただ、そういう意味でもしっかりとした気持ちで、そういった問題に対する疑われるような、ちょっと言葉が悪いですが、そういうことがあってはならないと思いますが、今後こういうことがあった場合、引き続き参拝するという形になりますか、お伺いいたします。

答弁 町長 斉藤繁

4番米澤議員の御質問にお答えしたいと思います。町の諸行事につきましては、もちろん公務の関係がありますので、絶対何が何でもというわけではございませんが、努めて参加させていただきたいと思います。護国神社につきましても、同じように遺族会の方と一緒にできる限り、ちょっと距離も離れておりますので、できる限りとなりますが、ぜひ遺族会の方と一緒に参列したいと考えております。以上です。

再質問 4番 米澤義英

次の問題に移ります。町単独の奨学金制度について、教育長にお伺いいたします。― 50 ―この答弁によりますと、今の町の奨学金制度、支援制度があるということで、また、他の借入制度があるということで、相談や問合せについて、丁寧に対応してまいりたいということの話でありますが、そうしますと、町独自の奨学金制度を設けるとか、そういう考えはないということでしょうか、お伺いいたします。

答弁 教育長 鈴木真弓

4番米澤議員の御質問にお答えします。現在のところは、教育委員会としては新たな施策は、今現在は持ち合わせていませんので、そのような答弁をさせていただきましたが、今回米澤議員から御質問も受け、私も国の制度並びに他の自治体の取組についても、今勉強をし始めたところでございます。この近隣でも既に取組を実施している実例もお伺いしておりますので、これにつきましては、今後におきまして、うちが所管になるのか、町としてどのように、どういうところで進めていくのかも含めまして、将来ある子どもたちのために必要な施策ではないかと感じているところでございます。今現在、私個人的にそれをどう進めていくかというのは、明言は避けさせていただきます。以上です。

再質問 4番 米澤義英

将来的にどこが所管するか分からないけれども、いろいろと勉強中だということの話であります。それで、先ほども申し上げましたが、この間、そういう奨学金を借りながら勉強したという子どもさんがいました。やはり道外に離れますと、費用負担が増えて、物価も高いという状況の中で、アルバイトをしながら、勉強もしながら、奨学金も借りながら、一定程度親の手助けもありましたが、しかしそれだけでは当然賄えないという状況の中で、必死になって勉強して職にも就いたという形の話でありました。その子どもたちが社会人になりましたが、子どもさんや学生の皆さん方が言っているのは、あまりにも今の国の奨学金制度等は、やはり私たちが勉強するものとしては十分でないというのですね。また、国の制度ということで、また新たな制度が始まるかと思いますが、子どもさんが3人いなければならないとか、限定的なものがたくさんあるのですね。やはりそういうことになると、それに外れた方たちというのは、そういった対象にならないという問題も出てくるわけで、少しでもそういったものを自治体が応援する、支援するということが、さらに求められてきていると思いますが、こういった状況など、教育長はどのようにお考えなのか、お伺いいたします。

答弁 教育長 鈴木真弓

4番米澤議員の御質問にお答えします。私も高校時代から奨学資金を受け、大学も奨学資 金 を 受 け て 返 済 を し た 一 人 で ご ざ い ま す 。 十分、米澤議員がおっしゃる実態、そして今、子どもたちが抱えていく将来に向けた、夢に向けた学びを続けることに対して、我が町に専門的学校、大学等は所在していないことから、やはり自宅を離 れ 学 ば な け れ ば い け な い 実 態 が あ る と い う のは、十分私も認知しております。ぜひ、この子どもたちが自分の将来に向けて、自己肯定感を高め、そして、かつ将来社会人になられて、また町に戻ってこられたり、また町以外で も 活 躍 し て い た だ く こ と を 願 う の は 、 こ れ は私、この立場としても願うところは一緒でございます。ただ、その仕組みづくりにつきましては、まだ町の中でも、町の中で様々な医療職、また町長がよくおっしゃっておりますソーシャルワーカーの人材の確保等も課題だということも聞いておりますので、それは本当にうちの子どもたちの将来への学業の学びを続けることに対しての施策を、どういう形で構築していくことがいいのか、国の制度もございますが、国の制度だけで満足できるような制度にはなっていないことも十分今回私も今学んでおりますので、それについて、今後課題だと認識し、検討を進めていく事案だと認識しております。以上です。

再質問 4番 米澤義英

教育長、おっしゃいました よ う に 、 今 の 制 度 と い う の は ソ ー シ ャ ルワーカー、いわゆる地元に帰ってきて、そういう人たちを対象にした部分という形になっております。今それを超えなければ、枠を出て、やはり一般 、 道 外 で あ っ た と し て も 、 戻 っ て き た と し ても 、 道 外 で 働 く と し て も 、 子 ど も た ち が 安 心 して、教育長がおっしゃるように学びができるような、負担の軽減もできて、そして学べるような、そういった環境というのが、本来国がしっかりと制度としてつけなければなりませんが、まだまだ不十分な点があります。そうしますと、やはりその不十分なところを、財 源 の 限 り は あ り ま す が 、 地 方 行 政 が 一 定 の 部分、やはりカバーしなければならないと私は考え― 51 ―ておりますが、こういった形を取りながら、町内の子どもたちを応援する、やはり未来の国を支える、地方自治を支える子どもたちを支援するということが、何よりも大事だと考えますが、何度もお伺いいたしますが確認いたします。

答弁 教育長 鈴木真弓

4番米澤議員の御質問にお答えします。やはり子どもたちが学び続けていくためには、私も今回調べましたところ、昔で言う国公立の大学等でもやはり400万円以上、そして私立大学でありますと、既に医療系でしたら1,000万円を超える学費、それにプラス、我が町をやはり一旦は出て学びを続けるとなると生活費がかかるということで、大変高額な学びの経費になっているということは国も示しておりますし、私も今学んでいるところでございます。さて、それを御両親がどのような形で子どもたちの学びを保護者として考えていくのか。今やはり課題になっているのは、その学びを続けていくために子どもたち自身がその負担を強いられているというところが、この制度の根本的な課題かなというのを私自身も認知しております。ただ、これに対して行政がどういう形で子どもたちの学びに対して支援をしていくのか、それについては、やはりきちんと、自治体の事情もあるように聞いておりますので、その辺も含めましてきちんと将来に向けた施策について検討すべき事案だと考えております。今現在、施策についてこのような案というのは持ち合わせておりませんので、少しお時間をいただきながら勉強させていただきたい案件だと感じておりますことで、御理解賜りたいと思います。以上です。

再質問 4番 米澤義英

ぜひ、いろいろな角度から こ う い っ た 問 題 に つ い て は 研 究 し て い た だ いて、早急にいろいろな制度として、町独自の奨学金制度をぜひ設置していただきたいということを申し上げ、質問を終了させていただきます。

出典:上富良野町議会 令和6年第3回定例会 2024年9月12日 議事録 PDF(54ページ) 間違いを知らせる