みんなの議会

上富良野町議会 令和7年第3回定例会 2025年9月19日

(1)ミサイルの配備計画について/(2)こども誰でも通園制度について/(3)緊急通報システム事業について/(4)白銀荘における非常用電源の確保について/(5)人口減少対策について/(6)上富良野高校の維持について

2025年9月19日、上富良野町議会の一般質問で、米沢義英議員が「ミサイルの配備計画について」「こども誰でも通園制度について」「緊急通報システム事業について」「白銀荘における非常用電源の確保について」「人口減少対策について」「上富良野高校の維持について」について質問し、町長 斉藤繁、教育長 鈴木真弓、保健福祉課長 三好正浩が答弁しました。

質問者
米沢義英 議員
答弁者
町長 斉藤繁、教育長 鈴木真弓、保健福祉課長 三好正浩

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

会議録の目次ではこの議員の件名が 6 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は会議録の目次の表記です。

質問 4番 米澤義英

私は、さきに通告してあ― 22 ―りました点について、町長及び教育長に質問するものであります。1点目は、ミサイルの配備計画についてお伺いいたします。防衛省は29日、敵の射程外から攻撃する国産の長射程ミサイルのスタンド・オフ・ミサイルの配備計画を発表しました。今年度中に熊本市の健軍駐屯地に12式地対艦誘導弾の能力向上型を配備するのを皮切りに、全国6道県に配備を開始するとしました。また、2026年度には上富良野町駐屯地に滑空弾を運用する部隊を新編・配備するとされています。これは、2022年度に閣議決定された安保3文書に基づき、専守防衛の域を超えた有事を想定した基地攻撃能力配備の具体化であり、容認できるものではありません。この報道に対して町民から、「他国の緊張を増やすことはやめてほしい」「何か事が起きたときに攻撃の対象になりかねない」などの不安の声があります。町はミサイル配備の中止を求めるべきであると考えます。危険な動きを止めるためには対話と外交努力が何よりも必要だと考えます。次の点について町長の見解を求めます。一つ目には、町長はミサイル配備計画に一定の理解を示したとの新聞報道がありますが、この点についての見解を求めます。二つ目に、ミサイルの配備計画に伴い部隊の再編とミサイルを格納する弾薬庫の拡充があると考え ら れ ま す が 、 こ の 点 に つ い て お 伺 い い た し ます。三つ目に、町民はミサイル配備計画に不安を感じています。駐屯地の周辺には病院や学校、住宅地などがあり、環境・安全が脅かされるというような状況になりかねません。ジュネーブ条約の軍民分離に反すると考えます。町や関係機関は詳細な配備計画について地域住民に説明を行い、配備そのものを中止することを求めるべきと考えますが、この点についての町長の見解を求めます。次に、こども誰でも通園制度についてお伺いいたします。こども誰でも通園制度は、全ての子どもたちの育ちを応援し、全ての子育て家庭に対して、多様な働き方やライフスタイルに関わらない形での支援強化をするためとされています。この利用については、月一定時間までの利用可能枠の中で、就労要件を問わず時間単位等で柔軟に利用できる新たな通園事業として創設されました。今年度は全国一部の保育所等で試行的に実施され、来年度から本格的に実施されようとしています。利用方法や利用料金、補助単価等の概要については示されておりますが、来年度に新たな公定価格が示されるとされております。町ではこども誰でも通園制度の実施について園と協議中と聞きます。また、この事業について懸念や問題が指摘されております。例えば、一つ目として、利用者は総合システムを使い面接もなく園と契約ができるとされています。二つ目には、生後6か月から3歳未満の乳幼児を受け入れることから、慣れない場所での子どもの不安等があると考えられます。三つ目には、一時保育との類似性や整合性、受け入れる保育所の条件整備などが考 慮 さ れ な け れ ば な ら な い と 考 え ら れ ま す 。 また、4番目には、市町村利用状況を確認し、給付費を支払うことになり、事故が起こった場合の責任や保険などの対応の問題などが明らかにされておりませんが、町の現状と課題についてお伺いいたします。次に、緊急通報システム事業についてお伺いいたします。緊急通報システム事業は、在宅生活を支えるための高齢者や障がい者等の方を対象に緊急時に消防に直接連絡、通報ができ、相談などがあった場合は地域包括支援センターに直接連絡できる通報装置を現在設置している状況であります。現在の機器は光回線では利用できないことや、携帯電話の普及で固定電話を解約する世帯が増える中で、今後の緊急通報システムの在り方について検討が必要になってきていると考えますが、町の現状と今後の対応についてお伺いいたします。次に、白銀荘における非常用電源の確保についてお伺いいたします。近頃では火山噴火、地震、大雨など自然災害が増える傾向にあり、日頃から災害に対する備えが求められております。町においては、1988年には十勝岳の噴火で一部の地域では住民等に避難が求められました。また、2018年には胆振東部地震があり、大規模停電が発生し、日常の生活にも影響が出ました。白銀荘をはじめとする温泉施設でも利用客の安全確保の対応に迫られ、大変な状況があると聞いております。白銀荘などの温泉施設は指定緊急避難場所と指定されている場所で も あ り 、 非 常 用 電 源 の 確 保 は 必 要 と 考 え ま すが、対応についてお伺いいたします。次 に 、 人 口 減 少 対 策 に つ い て お 伺 い い た し ます。人口減少で地域の活力や社会基盤の衰退などが問題となっています。町においては、人口減少を抑制するために定住移住促進計画に基づき、町内― 23 ―居 住 者 の 定 住 促 進 と 町 外 居 住 者 の 定 住 化 促 進 を行っております。また、他の自治体では人口減少を抑制するために若い世代が住居を新築するときには、住宅助成を実施し定住移住につなげている町もあります。人口減少の抑制は総合的な対策が必要で、町も進めていますが、若い世代などが住宅を新築するときには、住宅助成制度などの補助制度を設けて、より踏み込んだ対策が必要と考えますが、この点についての見解を求めます。次に、上富良野高校の維持存続についてお伺いいたします。近年、人口減少の中で、高校に進学する生徒の確保が厳しい状況にあります。また、美瑛高校では入学する生徒が3年続けて20人未満になったことで、2030年には閉校するとの報道がありま し た 。 町 に お い て も 心 配 さ れ る 問 題 で あ り ます。町 に お い て は 上 富 良 野 高 校 の 維 持 存 続 の た めに、入学する生徒に対し制服購入をはじめとする各種の助成政策を行い、生徒の確保に努めていますが、次の項目について答弁を求めます。上富良野高校維持存続の課題と今後の対応についてお伺いいたします。二つ目には、道教育委員会は、高校の間口削減の基準を、入学する生徒が3年続けて20人に満たなくなった場合としておりますが、これは自治体にとっても、この利用する生徒にとっても家族にとっても大変酷なものであります。自治体の実情に合わせた見直しが必要かと思います。以上、町長と教育長に答弁を求めるものであります。

答弁 町長 斉藤繁

4番米澤議員の1項目から5項目の御質問にお答えいたします。まず1項目めのミサイルの配備計画についての3点の御質問にお答えいたします。まず1点目のミサイル配備計画に理解を示したとの新聞報道についてでありますが、まずは上富良野駐屯地への配備の情報につきましては、29日の午前中に北海道防衛局の担当者より公表用の資料により、町の基地調整担当者を通じ、説明を受けたところであります。今回の配備に関しましては、我が国への侵攻が確実に阻止されることを認識させ、我が国の抑止力を向上させることが目的であると聞いております。また、今年は駐屯地創設70周年を迎える節目の年でありではありますが、本町においては駐屯地創設以来、地域コミュニティや商店街、各イベント、様々な業種において自衛隊関係者の活躍により町の活性化と、さらには人口減少への歯止めなどにつながってきておりました。諸先輩より共存・共栄によるまちづくりを取り進めてまいりましたことから、一定の理解を示したところであります。一方では、駐屯地、弾薬庫、演習場など、施設の点在により、装備品の輸送のため特殊車両の往来 や 、 訓 練 に よ る 砲 撃 音 や 振 動 な ど の 課 題 も あり、これまでも国に対しその対策としてインフラ整備や防音対策など様々な視点から要望を行っているところでありますので、御理解をお願いいたします。次に、2点目のミサイル配備計画に伴い部隊の再編とミサイルを格納する弾薬庫の拡充についてでありますが、今回の配備に伴う部隊の改編が予定されており、駐屯地の定員が令和8年度末までに約100人増員の見込みと説明を受けているところです。また、ミサイルを格納する弾薬庫の拡充に関しましては、今回の配備計画に伴う新たな拡充の説明は受けておりませんので、御理解をお願いいたします。次に、3点目のミサイル配備計画に伴う町民への対応についてでありますが、1点目の答弁においても申し上げましたが、駐屯地、弾薬庫、演習場など、施設の点在による課題につきましては、これまでも国に対し様々な視点から要望を行ってきているところであります。また、配備に当たり不安等の課題が生じた際には、問題解決に向け地元の皆様に対する丁寧な説明、適切な情報提供や課題の解消を行うよう、国に対し要請してまいりますので、御理解を賜りたいと存じます。次に、2項目めのこども誰でも通園制度についての御質問にお答えいたします。1点目の利用方法につきましては、利用申請後に、利用する施設と初回利用前に面談を行い、制度の意義や利用方法等をお伝えし、子どもの特徴や保護者の意向を確認します。2点目の慣れない場所での子どもの不安につきましては、こども誰でも通園制度の目的の一つとして、家族以外の人と関わる機会をつくり、専門的知識を持つ保育士や年齢の近い子どもと関わることから、物や人への興味や関心を広げ、成長・発達につながる経験を得ることが挙げられています。また、保護者が子どもを離れる時間をつくることで、育児の負担感を軽減することにもつながります。慣れるまで時間のかかる子どもに対する対― 24 ―応として、利用初期に親子通園も可能とされています。3点目の一時預かり事業につきましては、一般型の一時預かり事業の目的が保護者の用事などで家庭での保育が一時的に困難になった場合の預かりや育児負担の軽減となっていることに対し、こども誰でも通園制度は保育士や他の子どもとの関わりの中での子どもの育ちを主な目的としています。一般型の一時預かり事業は現在、認定こども園3施設で実施しております。こども誰でも通園制度の事業実施に当たっては、さらに職員の配置が必要となるため、令和8年度の実施に向けて、今年度新たに保育士等確保対策事業として、就労支援金及び家賃補助を行っており、令和7年8月末の時点で就労支援金は3名、家賃補助は1名に対し交付しております。4点目の事故が起こった場合につきましては、令和8年4月1日施行予定の改正後の子ども・子育て支援法第54条の3の規定により準用する第46条第3項の内閣府令で定める基準の中で、事故が発生し賠償が必要となった場合は、事業者が損 害 賠 償 を 速 や か に 行 う こ と を 規 定 す る 予 定 となっております。乳児等通園支援事業の設備及び運営に関する基準を定める条例制定後、来年度の実施に向けて認定 こ ど も 園 と 協 議 、 調 整 を 行 っ て ま い り ま す ので、御理解を賜りたいと存じます。次に、3項目めの緊急通報システム事業についての御質問にお答えいたします。緊急通報システム事業については、在宅で一人暮らしをされている高齢者等の火災・急病等の緊急時の連絡体制の確保と福祉の増進を図ることを目的に、平成4年10月より上川南部消防事務組合が事業を開始し、事務の効率化を図るため、平成19年度より事業の実施主体を上富良野町に移し、現在まで事業を進めてまいりました。事 業 移 行 当 初 は 、 2 0 0 世 帯 程 度 の 利 用 が あり、210台の端末装置を保有し、運用してまいりましたが、昨今は議員御質問のとおり、携帯電話の普及により固定電話を解約する世帯が増え、令和6年度末の設置台数は95台と約半数となっております。また、毎年の保守点検に加え、数年ごとにセンター装置、端末機器、各種センサー等の更新に多額の費用がかかることもあり、その在り方について検討を進めてきたところですが、本年4月より現在町で保有しております端末装置を活用したまま、札幌にあります安全センター株式会社へ業務委託を行い、これまで地域包括支援センターにつながっていた通報先から順次通報先の切替作業を行っているところでございます。なお、通報・相談時の対応につきましては、安全センターに24時間常駐の看護師が対応し、救急車が到着するまでの間、応急措置の指導や声かけを行い利用者が安心して救急車の到着を待っているようになっているほか、月に1回体調や生活状況に変わりがないかお伺いの電話をし安否確認を行っており、従前よりサービスの向上が図られたところであります。また、以前は利用が不可能であった光回線につきましては、停電時の利用ができないことを利用者様に承諾いただいた上で、設置し、利用いただいております。なお、固定電話の設置がない家庭につきましては、現在、火災時に自動で携帯電話から通報が入るシステムの開発がないことから、対応が困難となっており、今後新たなシステムの開発や、他の自治体での取組などを研究しながら対策を検討しておりますので、御理解をお願いいたします。次に、4項目めの白銀荘における非常用電源の確保についての御質問にお答えいたします。町では、地域防災計画において、災害の危険から命を守るために緊急的に避難する場所を指定緊急避難場所として25か所を指定し、これを兼ねた災害が発生した場合に避難してきた被災者が一定期間生活するための施設を指定一般避難所として40施設を指定しております。このうち役場、小学校2校(上小、西小)、公民館、社会教育総合センター、保健福祉総合センターの計6施設には、胆振東部地震の教訓から、災害時に大規模停電が発生した場合においても電気のない不便さを感じないよう、各施設の敷地内に防災用自家発電設備を設置しております。また、泉栄防災センター、草分防災センター、ラベンダーハイツなどには、可搬型発電機を備えているところであり、町の防災倉庫に可搬型発電機を10機保管しております。今回御質問の白銀荘に関しましては、火山噴火が発生した際に宿泊者や登山者が一時的に避難するための避難所として想定しており、非常用電源が必要な長期的な滞在を想定した避難所ではないことから、整備の予定はありませんので、御理解を賜りたいと存じます。次に、5項目めの人口減少対策についての御質問にお答えいたします。さきの議員の答弁でも申し上げましたが、本町においては現在民間アパートが1,055室あり、― 25 ―移住希望者に対し住居数が不足しているといった問題は少ないと考えておりますが、貸したい、売りたいという所有者と、住みたいという移住希望者がマッチングできるよう、情報提供の在り方について検討してまいりたいと考えます。また、賃貸住宅にお住まいの方が町内に住宅を建てていただくことは、定住にとって重要なことであることは認識しているところです。他自治体で行っている移住者に特化した金銭的支援については、本町のように社会的増減の多い自治体では実施が難しい状況にありますが、移住・定住対策のほか、これまでの住居の支援策等に新築への対応が可能なのか、どのような支援が必要なのか検討しているところですので、御理解をお願いいたします。

答弁 教育長 鈴木真弓

4番米澤議員の6項目めの上富良野高等学校の維持存続についての御質問にお答えいたします。上富良野高等学校は、昭和23年10月に北海道 立 富 良 野 高 等 学 校 上 富 良 野 分 校 と し て 創 立 され、昭和27年11月に北海道上富良野高等学校に名称を変更し、昭和51年4月から北海道立に移管されております。また、平成17年10月に現在の校舎が建設され、今年度創立77周年を迎えております。創 立 当 初 、 定 時 制 課 程 ( 夜 間 普 通 科 ) か ら スタートされ、農業科、生活科をへて、全日制課程普通科2間口が設置されましたが、その後、生徒数の減少により、平成19年4月から現在までは1学年1間口となりました。また、これまで3,789人の卒業生を輩出され、各界において御活躍いただいております。北海道の公立高等学校の配置につきましては、北海道教育委員会において、高等学校進学希望者数に見合った定員を確保することを基本とし、中学校卒業者数の状況を踏まえ、学校・学科の配置や規模の適正化を図るため、公立高等学校配置計画を策定し、今後の見通しについては、通学区域ごとに協議会が設置され、会議も開催され、意見交換を実施していただいており、上富良野町からは 上 川 南 学 区 と し て 、 上 富 良 野 高 等 学 校 を は じめ、町、教育委員会、各小中学校が出席しております。今年度の会議は4月と7月に開催され、令和8年度から10年度の3か年間の配置計画について情報提供されたところであります。1点目の上富良野高等学校維持存続の課題と今後の対応につきましては、町としましても、年々生徒数の減少と高等学校への進路希望が、管内、管外、私立、通信制も含め、多様化していることに大変危惧しているところであります。また、私立高等学校への授業料支援により、学習や文化、スポーツ等の活動に特化した進路を選択することにつながり、生徒、保護者にとって、進路の選択が増えることはよいことと理解しております。しかし、地元にある公立高等学校として、上富良野高等学校への進路を希望していただくためには、現在実施している入学準備費、就学支援金や各 種 資 格 取 得 費 用 へ の 助 成 等 を 継 続 す る と と もに、他の大規模校とは異なる高校生活を過ごすことのできる地域の特色化、魅力化を通して、地域密着型十勝岳ジオパーク学習をはじめ、地域探究活動など特色ある教育活動を進めていただいておりますことから、今後も学校と連携し、地域資源を活用した特色ある教育プログラムの開発を支援することで、生徒が学びたい、通いたいと思えるような魅力ある学校づくりを後押ししてまいります。さらに、地元高校の存続と魅力ある学校づくりへの積極的な支援につきましては、保護者等の意見を伺い、より最適な支援の実施に向け、上富良野高等学校及び上富良野高等学校教育振興会と連携し、検討・協議を進めてまいります。2点目の北海道教育委員会の間口削減の基準についての見直しにつきましては、北海道教育委員会が公立高等学校再編を検討する条件として、5月1日現在の第1学年の在籍者数が2年連続で20人未満としていることから、町及び教育委員会としましても、今後町の中学生の生徒数の推移と他の自治体からの入学希望者数も含め、大変厳しい条件と認識しております。しかし今年度も、上富良野高等学校の入学者及び在校生徒数は、上富良野町出身の生徒が74%を占め、地元の生徒が通学できる唯一の高等学校で あ り 、 地 域 コ ミ ュ ニ テ ィ の 核 と し て の 役 割 も担っていただいております。部活動や学校行事を通 じ て 、 地 域 の 活 性 化 に 貢 献 し て い る だ け で なく 、 災 害 時 の 避 難 所 と し て の 機 能 も 果 た し て おり、仮に閉校となれば、地域の活力が失われるだけでなく、通学が困難な生徒の学習機会が奪われることにもつながりかねません。現在、志願者数の減少という課題を抱えているものの、生徒一人ひとりに丁寧な指導が行き届くという小規模校ならではの利点もあり、地元への就職も期待できるなど、地域に貢献する人材を育成する上で、重要な役割を担っていただいており― 26 ―ます。上富良野高等学校が持つ地域への貢献度や、小規模校ならではのメリット等の多角的な視点を再編化の判断基準に加えていただきますよう、北海道教育委員会に対しまして積極的に働きかけてまいりますので、御理解を賜りたいと存じます。

質問 4番 米澤義英

町長に質問いたします。答弁では、この自衛隊誘致、ミサイル配置について は 一 定 の 理 解 を 示 し た と い う こ と で あ り ま した。その背景には、人口減少があるということと併せて活性化につながるということの話がありました。しかし、本当にそうなのかというような疑問を感じるのです。平和の問題でもです。何を今私は言いたいのかといいますと、このミサイル部隊の配置というのは、従来からのこの兵器を新たに配置するという単純なものではありません。今いわれている中国の海洋進出を念頭にした南西シフトという形の中で、いわゆるその抑止につながるそういった高度な武器使用の下で他国を牽制しようということが根本にあるわけです。町長は、こういった意味では人口減少の歯止めにつながるということを言っていますが、一定程度自衛隊員の方が来ますから、確かにそういうこともあり得るでしょう。しかし、町を預かる町として一番考えなければならないのは、町民の命と暮らし、平和の問題、しっかりこれを守るということが根底になければならないと思うのです。当然この町には自衛隊員の家族の方もいますし、本人も住んでいらっしゃいますので、万が一事が起これば、全ての町民がその攻撃の矛先の対象になるということが当然あり得るわけです。こ う い う こ と を 考 え た と き に 、 本 当 に こ の 抑止、あるいは町民の共存・共栄の町につながるのかというふうに私は単純な疑問を感じるわけですが、この点で、なぜ単純に町長はこういった人口減少、町の共存・共栄という形の方向だけを示してこれを理解したというふうに言われたのか。再度確認したいと思うのです。

答弁 町長 斉藤繁

4番米澤議員の御質問にお答えしたいと思います。長射程のスタンド・オフ・ミサイルの配備は、国の自衛隊として装備するということは、国の防衛力、もちろん皆さん御存じのとおり国の専権事項であります。ですので、それに伴う抑止力、他国を牽制するということは、国レベルでは当然国の専権事項で、国会において議論された結果だと思っております。ただ、それが具体的にどこに配備されるかについては、上富良野ということで発表されたわけですが、スタンド・オフ・ミサイルの是非は国の専権事項でありますが、その配備に伴う影響というのは、町としては70年間共存・共栄でやってきました。そういう関係で一定の理解を示したわけです。しかし、議員のおっしゃるとおり町民の命、暮らしを無視するわけには当然まいりませんので、これはスタンド・オフ・ミサイルがあるなしに関わらず、こと有事になれば、日本全国そうなのでありましょうが、非常に国民の、上富良野でいえば町民の、生命、財産が脅かされるされるという事態になりますので、それを守るためには国としても町としてもやはり紛争、戦争を起こさないとい う の は も う 大 前 提 に な っ て く る か と 思 い ま すし、それについては私も理解していると感じております。ですので、上富良野にそういう部隊が配備されたとしても、今後、生命、財産はもちろんそうですが、これまでも障害防止事業、民生安定事業も含めていろいろ防衛省に対しては要望してまいりましたが、引き続きこれら町民の福祉のため、生命、財産を守るため、もし町民の方に不安があるのであれば不安の解消ももちろん含みますが、それらについてはしっかりと説明を求めたり要望・要請はしっかりと町としてはしていきたいと、このように考えております。以上です。

質問 4番 米澤義英

お認めになっているのですね。これは結局平和とかそういった町民の命、安全を守るという立場からもしっかり考えなければならないということをおっしゃいました。何より も こ の 危 険 性 と い う の は 、 も う 一 度 言 い ま すが、このミサイル配備によってロシア、中国、韓国、北朝鮮も含めてなのですが、射程が約1,000とも1,500とも、内容によっては2,000キロメートルとも飛ぶという形のミサイルであり― 27 ―ます。そういう状況の中で、やはり町民の方はこのように言っています。町長はこの町を本当に今後もきっちりとした平和な町で町民の方々が安心して暮 ら せ る よ う な 町 に 進 め た い と い う の で あ っ たら、こういう高度な武器を持った自衛隊が編成されることによって、さらに危険は増すのではないかということを言っているのです。また同時に、敵基地攻撃能力という形の中で、いろいろな新聞を読んでいる方も、やはりこういうことはあってはならないと、戦前の戦争を考えたとき、また、今ロシアによるウクライナの侵略を考えたときに、やはり強力な武器を持てば絶えずそれで応酬し合うというような状況になるということをおっしゃっています。私はこのことを考えたときに、きっちりとやはりこういう問題に対しては配備の中止を求める、そういう決意で町長は町民の暮らしを、そして平和を守るべきだというふうに思いますが、こういう決意で中止を求める気はありませんか。

答弁 町長 斉藤繁

4番米澤議員の御質問にお答えしたいと思います。議員のおっしゃるとおり戦争とか有事に発展すれば、当然それは国民、町民が不幸になりますので、それはあってはならないことだと私も思っております。ただ、そのリスクを低減、軽減するためには、やはり国が申しておりますが抑止力は非常に有効な手段であると、私もそういうふうに感じております。ですので、特に国がそういうことも十分考えた上での自衛隊にとっての装備品、そして上富良野への配備ということですので、一定の理解を示しましたし、中止については特に求める考えはございません。以上です。

質問 4番 米澤義英

万が一そういう状況の中で上富良野が危うい状況に陥ったとき、また、被害を受けるという状況になったとき、これ以上の状 況 が な い と も 限 ら な い 。 そ う い っ た と き は 町長、こういう問題に対してやはりいろいろなことを想定して、断固こういった問題に対してはやはり配備をやめるべきだという方向が何よりも町長に求められている問題の点であると同時に、町長が反対すべきことだと私は思いますので、改めてもう一度確認いたしますが、今後ともその配備反対ということでぜひ貫くべきだと思いますが、伺います。

答弁 町長 斉藤繁

4番米澤議員の御質問にお答えしたいと思います。万が一そういうことが起きてはなりませんし、万が一がおっしゃるとおりないとも断言できない状況ですが、そういう状況において万が一を極力低減、軽減するにはやはり繰り返しになりますが抑止力が有効なのだろうというふうに、私も説明を受けている範囲、そしていろいろなマスコミ報道、文献等を読む限り、抑止力というのは非常に有効であろうと考えております。それで、配備を前提として一定の理解を示したわけですが、それで問題が解決したとは当然思っておりませんので、繰り返しになりますが、町民の不安は払拭しなければならないと思っていますし、将来にわたって駐屯地に駐屯する限り、演習場がある限り、障害防止とか民生安定についてはしっかりと要望していきたいと思っております。以上です。

質問 4番 米澤義英

町民がそういう状況の中でひょっとしたら犠牲になるかもしれません。そういう場合でも仕方ないというふうにお思いですか。

答弁 町長 斉藤繁

4番米澤議員の御質問にお答えしたいと思います。そういう事態にならないようにするのがもちろん国の責務でありますし、町もそれには協力していきたいと思っております。以上です。

質問 4番 米澤義英

今、自衛隊はいろいろな動きがあります。上富良野に多領域の演習が行われて、九州、本州、いろいろなところから演習に来ているという状況です。この背景は、いわゆる南西シフトという形の中で行われている危険な状況であります。次にお伺いしたいのは、自衛隊弾薬庫の拡張なのです。しんぶん赤旗も調査しながら既に掲載されておりますし、北海道新聞にも掲載されておりまして、既に多田弾薬庫や白糠とか旭川など、主要 な 弾 薬 庫 の 拡 張 が 行 わ れ て い る と い う 状 況 になっております。これはやはりそういったミサイル等を格納するための弾薬庫の拡張だということをいわれておりますが、こういった話も含めて町長はきっちりと防衛省から説明を受けましたか。

答弁 町長 斉藤繁

4番米澤議員の御質問にお答えしたいと思います。弾薬庫の件に関しましては、上富良野の多田弾薬庫以外に既にいろいろな弾薬庫の調査が入っているということは発表もされております。ただ、拡張はされていないと思いますし、そういう情報も防衛局、防衛省からは一切伺っておりません。

質問 4番 米澤義英

既に北海道新聞でもしんぶん赤旗でもそれぞれ弾薬庫については来年度5棟の新設費用がついたということの報道がされております。既にそういった準備が着々と行われているという危険な状況に入っているということなのです。私は、このことをきっちりと認識していただいて、そうであればやはり町民に対する説明は北海道新聞にも書いてあるので一定程度必要だということを北海道新聞に答えているのです。そう す る と 、 町 民 に 対 し て も き っ ち り と 関 係 す る方々あるいは町としても、どういう状況でこういう危険なミサイル配備、部隊編成が行われるとか弾薬庫の拡張が予定されているのかと、そういったことを説明する責任があると思うのですが、町長はこれに対してはどういうお考えなのですか。

答弁 町長 斉藤繁

4番米澤議員の御質問にお答えしたいと思います。弾薬庫については、先ほど申しました調査は全道的・全国的に行われているのかもしれません、どういうふうな工事をこれから進めていくのかと計画を立てる上だと思いますが、それについては情報はオープンにされておりますが、それ以降の具体的にどこを拡張するか、上富良野でいえば多田弾薬支処をどうするこうする、その話は一切聞いてございませんので、それについてはまだまだこれからだと思いますし、ミサイルの配備も含めましてそういう問題が今後起きてきた場合、そして町民の不安が数多く聞かれる場合、本当に必要な場合は、防衛的な、技術的な、専門的なことは当然町は分かりませんので、町も防衛省、防衛局に対して具体的な不安、障害等があれば、直接町民に説明してほしいというふうな要請は、それは当然今後そういう事態に至ればしていかなければならないことだと考えております。以上です。

質問 4番 米澤義英

既に不安に感じている町民の方がいるのです。その数は分かりませんが、そういうことであれば行政の責任として、地方自治法の中にも住民の暮らしを守るためにしっかりとやはり自町、町民との相互関係を求めながら守りなさいということの話も概略もあるわけです。そういうことでは既にこういう状況の中で不安に感じている方もいるわけですから、どうして上富良野にこういったものが配置されるのか、弾薬庫を拡張されるのかということに対する責任があると思うのですが、町長、そこら辺は全然現時点では全く町民は不安に思っていないから説明責任もないし、関係省庁に対しても責任のこの説明を求める気はないということですか。

答弁 町長 斉藤繁

4番米澤議員の御質問にお答えしたいと思います。弾薬庫の話についてはまだ聞いておりませんので 、 そ れ に つ い て は 答 弁 は し よ う が あ り ま せ んが、今般のミサイルについては、今後そういう事態になれば必要に応じてしっかりと国に訴えてまいりたいと思っております。以上です。

質問 4番 米澤義英

既にそういった町民の方に対する意思が全くないということで確認いたしました。本当に恐ろしいです。町長は本当に住民の自治を守るといっておきながら、一方でそれに反するような、こういった危機的な状況があるにもかかわらず、それに対して何も応えようとしない。このような町政なんてないです。きちんと説明責任を果たすよう、また、関係省庁に求めるべきだと思います。分かりますか、この点。どれだけ町民の方が不安に思っているか。このことを述べたいと思います。もう一度確認いたします。

答弁 町長 斉藤繁

4番米澤議員の御質問にお答えしたいと思います。町民のそういう思いを全く無視するつもりはございません。そういう場面になれば、しっかり自分の責任を果たし、国に対する要望、要請はしていきたいと考えております。以上です。

質問 4番 米澤義英

地方自治体の長にも詳しい説明がないというわけですから、ないがしろにされているというふうに感じないですか、町長、本来でしたらこういうものを配備するということであれば、きっちりと関係する団体に対して説明を行わなければならない。いろいろな例がありますけれども、鉄道もどこでもいろいろな路線の変更、時間の変更や、あるいは廃止になった場合は自治体とかそういった関係するところに少なくと― 29 ―も話があるはずなのですが、町長は上富良野町にはそういった話は来ていないということですね。町長は知っていてそれを答弁しないということならば大変な問題です。確認いたします。

答弁 町長 斉藤繁

4番米澤議員の御質問にお答えしたいと思います。既に報道で発表されている上富良野に配備された理由というのは、既に地対艦ミサイルがある自治体であるということ、そしてミサイルの扱いに慣 れ て い る 、 そ し て 7 0 年 駐 屯 地 が あ り ま す ので、そういう住民感情等を含めて総合的に決定され た と い う こ と で 、 報 道 で 発 表 さ れ て お り ま すし、それ以上の情報等は一切防衛省、防衛局からは頂いておりませんので、決して私が何か情報を隠しているとか、そういうことはございません。以上です。

質問 4番 米澤義英

直ちにそういった町民に対して説明責任を果たしていただきたいということを述べさせていただいて、次に移ります。こども誰でも通園制度ですが、今答弁されている部分もよく分かります。ただ、この利用料の問題とか、総合システムに直接申し込むことができます。確かに面接もあるでしょうが、しかしこれは義務的ではありませんから、これはそのシステム を 通 じ て 入 所 も 可 能 だ と い う こ と の 話 な の です。そういうことを考えたときに、やはり利用方法についても不安があるというふうに思っております。また同時に、やはりこの法定利用料と補助単価等がまだ決まっておりません。いろいろ他の自治体の状況を聞きますと、やはり一番園としてはこういった内容がしっかりとされていないと、なかなか前へ進むにしても進めないという話です。保育士の確保の問題もあるという状況の中で、これは答弁の中で、今後園と協議しながらこういった問題についても何らかの解決を図るというような話でありますが、こういう問題が混雑しながらやはり来年度から進めなければならないという、非常に窮屈な状況のこども園という形になります。誰でもが入所できるという点ではいいです。しかし数々のこれらの問題があると思いますが、町長の見解をお伺いいたします。

答弁 町長 斉藤繁

4番米澤議員の御質問にお答えしたいと思います。こども誰でも通園制度は新しい制度ですので、走り出すまでは町民の方、利用を考えられている方を含めて、分からないこと、不安に思っていることはあろうかと思いますが、これらの解消に向けては、基準を定める条例制定以降とその前からも含めて、現場とは保育士の確保を含めて利用料がどうなのか、しっかり話を詰めて、利用者に対して不安が最小化できるように、できれば不安をなくすように努めて、事業開始に向けて進めていきたいと考えております。以上です。

質問 4番 米澤義英

次に、緊急通報システムについてお伺いいたします。現在、設置台数95台という形で約半数になったということの話でありますが、かなり不便をきたしている方もいらっしゃるのではないかと思いますが、この現状についてお伺いいたします。

答弁 保健福祉課長 三好正浩

4番米澤議員の緊急通報システムの現状についてお話しさせていただきます。答弁でありましたとおり、従来から半数程度の利用ということで、不便というよりも、家庭に電話を置く時代から大体一人1台の電話の時代に変わってきておりまして、そういうところで利用者が減っているという現状もありますし、御質問の中であったとおり、家庭用の電話を解約している中で減少しているという現状の中でそういった状況が生まれているということもありますので、また 、 こ の 答 弁 の 中 で あ り ま し た と お り 、 そ れ によって不便を感じているような世帯もひょっとしたらあるというところもある程度私どもも認識しておりますので、そういったところに対応できるように、今いろいろな民間業者もそういったところ も た く さ ん 開 発 し て い る と 聞 い て お り ま す ので、そういった見聞を広げながら今後対応してまいりたいというふうに思っております。以上です。

質問 4番 米澤義英

次に、人口減少対策の問題についてお伺いいたします。同僚議員もおっしゃいましたが、今各地でいろいろな施策を行って定住促進や移住促進を行っています。上富良野町について、以前からこの問題について質問しましたが、方向性は見いだせないという状況になっています。何でもそうなのだけれども、町長、これはやる気一つです。やはり人口を増やそうとすれば一定程度基幹産業もしっかり守りながら、地域の産業も守りながら、若い世代がここに住みたいという、やはりそういった施― 30 ―策に対する助成制度を設けて、人口減少抑制につなげる、そういった政策が必要だと思いますが、これは進めるという方向で検討しているのでしょう か 。 な か な か そ う い っ た 答 弁 が 聞 こ え ま せ んが 、 そ う い う 方 向 で 検 討 す べ き だ と 思 い ま す ので、答弁を求めます。

答弁 町長 斉藤繁

4番米澤議員の御質問にお答えしたいと思います。住宅の関係のリフォームにつきましては従来から助成を行っているところですが、3年に1回の見直しということで8年から新たなものになります。その中に新築に関してメニューをどの程度盛り込めるのか考えてほしいということは、この春の町長の指示事項で伝えております。新築住宅は皆さん御存じのとおり価格が相当高くなってきてなかなか手が届かないという状況になっておりますので、そういう状況で中古住宅を求める場合はリフォーム、それでも新築という場合はある程度やはり価格高騰の意味も、それを抑えるという意味もあるかと思いますが、新築についてもできることは何か、やれる施策を考えてほしいというふうなことは、8年からリフォームがスタートしますので、リフォームの中でやれるのか、それとも新築は別の要項にするのかは別として、新築も考えてほしいということは今検討している最中です。以上です。

質問 4番 米澤義英

住宅の新設に対する支援策ですが、やはりもう考えるうちにいろいろな人が出ていくという状況です。いろいろな方も言っていますけれども、もうちょっとこういった部分に対する町の支援策があればいいというような声がたくさん聞かれます。私はこの間も何回も質問しているわけですけれども、一向にらちが明かない。こういった政策を取りながら地元の産業に携わる人たち、雇用も守っていく、経済を支えるという、やはりこういう循環型のこういった政策というのが一番地方自治体には合っているのだと思いますので、この点最後に答弁を求めます。

答弁 町長 斉藤繁

4番米澤議員の御質問にお答えしたいと思います。米澤議員のおっしゃるとおり、地産地消ではありませんけれども、地元の中で経済を回していくという、この住宅に関してもそういうのは非常に重要かと思います。雇用を守ったり、家を建てたことによって上富良野に住んでもらったり、上富良野内でいろいろ回るようなことが起きるきっかけになりますので、それは十分に考慮しながら進めていきたいと考えております。以上です。

出典:上富良野町議会 令和7年第3回定例会 2025年9月19日 議事録 PDF(76ページ) 間違いを知らせる