上富良野町議会 令和6年第3回定例会 2024年9月11日
農業振興施策について
2024年9月11日、上富良野町議会の一般質問で、井村悦丈議員が「農業振興施策について」質問し、町長 斉藤繁、農業委員会会長 井村昭次、農業振興課長 安川伸治が答弁しました。
- 質問者
- 井村悦丈 議員
- 答弁者
- 町長 斉藤繁、農業委員会会長 井村昭次、農業振興課長 安川伸治
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は会議録の目次の表記です。
質問 10番 井村悦丈
私は農業振興について、特に担い手について御質問をさせていただきます。今年は融雪も早く進み、春先の天候に恵まれ耕起作業も順調に進み、その後の天候に恵まれたこともあり、作物は平年作以上に進み、豊穣の出来秋が期待されるところではありますが、農業は今後の天気に左右され、収穫を終えるまでは分からないというのが現状であります。農業を取り巻く環境は、コロナウイルス感染症の影響、長期化するウクライナ情勢など国際情勢の変化をもろに受け、エネルギー、農業資材、飼料や肥料の価格の高止まり、人手不足の中で、10月には最低賃金が上がる見込みなど、流通経費等の様々な価格は高騰しているのに、生産者販売物はなかなか価格転嫁されないという中で、厳しい経営環境に置かれています。このような情勢の中、農家戸数は高齢化、後継者がいないなど減少していて、主な理由とされるのは、新規就農者より高齢でやめる農家のほうが多いのが原因とされています。また、農業就業人口が減少している原因の一つは、若者の農業離れであります。先進国の中でも圧倒的に食料自給率が低い日本では、実に食料の全体の6割を輸入に頼っています。世界的に見ると、農地不足、食料不足の国が多く、将来的にそれぞれの国が輸出を制限する可能性もあります。このような中、食料自給率を上げるためには、農業就業人口を増やすことが重要で、そのためにも若者の農業離れを食い止めることが必要不可欠と言えます。国の農業政策にも左右されますが、まずは上富良野町の基幹産業である農業を衰退させない、農家を減らさないための町の施策が重要と考えます。令和6年3月に策定された第6次上富良野町総合計画(後期基本計画)には、「活力と交流あふれる産業のまち」に関する主要施策として、農業・農村を担う人材の育成がうたわれております。担い手の増加、定住に向けた就農支援策について、町長に3点伺います。まず一つ目に、農業経営の法人化支援についてでありますが、農業者になるには従業員として働きながら学び、将来独立するケースもあり、そして将来経営継承を考えられることから、農業法人化する例もあると思います。農業生産の協働を図る農事組合法人等なのか、農地所有適格法人なのか、組織形態にも大別されますが、そこで北海道では農地所有適格法人と関連の企業が増加傾向にある中、町内での農地所有適格法人のうち、企業などが関連している農地所有適格法人の数について伺います。また、今後も農業経営の法人化は進むものと思われますが、これに関わる支援策を具体的にお伺いしたいと思います。二つ目に、農業後継者の育成・確保を図る上で、町独自の支援事業の推進、新たな支援事業の検討・推進と書かれておりますが、推進施策はあるのか、どのような検討を行っているのか、具体的に伺います。三つ目に、女性や高齢者が能力を発揮できるよう、経営の参画や就農環境の向上に向けた啓発・情報提供を行うとありますが、家族経営協定、農業士認定など、具体的にお伺いいたします。四つ目に、農業委員会なのですけれども、令和5年4月1日から法律改正により、農地法第3条許可の面積要件が廃止されました。ただし、権利取得に必要なそのほかの要件については従来どおりではありますが、農地売買・賃貸をする場合、譲受人(借り主)の耕作面積要件が不要となったことから、経営規模の大小にかかわらず意欲を持って農業に新規就農できると期待されるものであります。今後、法律改正によって、あっせん手続等の方法― 24 ―が変わると聞いておりますが、どのように変わるか説明いただければありがたいです。以上です。
答弁 町長 斉藤繁
10番井村議員の農業振興施策についての1点目から3点目の御質問にお答えいたします。本年度から開始する第6次上富良野町総合計画の後期基本計画においては、豊富な食資源を誇る特色ある農業のまちとして、意欲ある担い手の育成をはじめとする農業振興施策について、産業連携を図りつつ、町一体となって推進することを農林業の方針として九つの主要施策を決定したところであります。この主要施策のうち「農業・農村を担う人材の育成」については、第9次農業振興計画と併せて重要な施策として各種の取組を展開していく予定であります。まず1点目の農地所有適格法人の状況と法人化支援についてでありますが、現在、報告されている本町の農地所有適格法人数は、42事業者となっています。このうち9事業者が農業以外の企業などに関連している農地所有適格法人になります。過去5年間では法人数が10件増加し、うち企業など関連するものは5件と2倍に増加しているところであります。法人化の支援策については、北海道が実施する支援事業があり、専門家のサポートを受けて法人化する農業者に対し、25万円を上限に助成しています。町独自の経済的な支援制度は持ち合わせておりませんが、道事業の受付相談や各種説明会などの案内のほか、法人化に向けた事前相談等を実施しているところであります。今後においても農業人口増加のため、企業の新規参入の支援、協力を進めるととともに、経営の法人化による資金融資や税など制度上の優遇措置や人材確保、経営継承など利点が多いことから、法人化による経営安定化を推進してまいります。次に2点目の後継者支援策の検討状況についてでありますが、現在、町独自の事業として、新たな担い手育成支援事業と併せて担い手サポート奨励金事業を後継者対策として実施しているところであります。新たな支援策としては、新規就農者として営農に必要な知識習得のため、就学費用を支援しているところでありますが、就農までに必要な免許等資格取得などの費用や、新規事業の資金調達に有効な新規認定就農者制度の対象要件の拡大などの可能性について研究、検討を進めていきます。このほか後継者確保の対策として、子弟後継者以外が後継者となる、新規就農者の第三者継承の方法や活用の利点について、調査、研究、検討しているところであります。後継者支援策の具体的な取組の詳細及び実施時期等については、現在策定を進めている農業農村実践プランにおいて決定する予定でありますので御理解をお願いいたします。次に、3点目の家族経営協定、農業士認定についてでありますが、家族経営協定については、農業経営に家族が主体的に参画し、意欲と能力を発揮できる環境を整備することを目的に、家族内で労働条件等の契約を締結するものであります。現在の家族経営協定の締結件数は53件であり、昨年度は4件の新規締結があり、全体として増加しており、家族経営協定の活用拡大により経営改善が進んでいる状況であります。今後においても家族経営の環境整備を進めるとともに、女性農業者と高齢農業者の活躍の機会を広げるための施策として、農業経営への参加から経営管理能力や技術力の向上が期待できる家族経営協定の活用を促進してまいります。農業士については、地域農業の担い手として優れた能力を有し、農業の担い手になろうとする者への助言や、農業経営の改善、地域農業の振興等に積極的に参加協力を行う意欲旺盛な農業者を「農業士」として町が推薦し、北海道が認定する制度です。現在、農業士は7名、指導農業士3名が認定されており、次代の担い手育成をはじめ、地域の農業振興のために御活躍をいただいているところであります。町では毎年、経営改善計画等に基づき経営改善の活動及び実績が顕著であり、人格識見ともに優れ、指導性と協調性に富み、意欲的に農業に取り組むとともに、地域活動にも積極的に協力している人材を募集し、農業士を推薦しており、昨年度は、指導農業士に1名が認定されております。今後も継続して優秀な人材を推薦し、中核的な担い手として農業士及び指導農業士が増加するよう、取組を進めていきたいと考えております。また、現状の認定者は、全員が男性の経営者であることから、担い手の育成、指導をする農業士にも女性農業者が活躍する機会が広がるよう、積極的な進出に向けた啓発・情報提供等の支援を進めていきたいと考えておりますので、御理解を賜りたいと存じます。
答弁 農業委員会会長 井村昭次
10番井村議員の農業振興策についての4点目の御質問にお答えいたします。令和5年4月1日から、農業基盤強化促進法等の一部の改正をする法律が施行されました。これにより、地域農業経営基盤強化促進計画が法定化される― 25 ―とともに、市町村は令和7年度までに地域計画を作成し、農地中間管理機構を通じて農地の権利移動、設定を行う仕組みが構築されたところであります。農地の権利移動については、これまで農地法や旧農業経営基盤強化促進法による農用地利用集積計画により実施していたところであり、農地法においては、今後ともこれまで同様の取扱いとなりますが、農業経営基盤強化促進法による農地の利権移動、売買、賃貸借権、今後促進計画により実施することとなります。促進計画により、農地中間管理機構から所有権移転や賃貸権を受けることができる者は、原則市町村が作成した地域計画の目標地図に位置づけられた農業になるものとなります。実際、あっせん手続については、農地のあっせん申出をされ、地区の農用地利用改善事業実施組合によるあっせん会議はこれまでどおりであり、農業委員会が農地中間管理機構と行う事務手続は新たに増えることとなりますが、農地の申出を出された方が行う事務手続は大きく変更される点はありません。農地法に伴う市町村の地域計画の策定に向けた協議の場を令和6年2月、3月に4回、町内で開催し、今後のあっせん手続等も説明してきたところでありますが、地区の改善組合、農業委員で情報連携を図りながら、混乱が生じないよう取り進めてまいりたいと思います。
質問 10番 井村悦丈
ただいま御答弁ありがとうございました。町の基幹産業である農業に対する農業振興施策、政策は農業及び商工業に支える担いサポート奨励金を創設、新たな農業担い手育成支援事業、収益向上、生産振興事業など、農業者に直接的に払われる事業が行われ、畜産振興、林務、鳥獣害防止等対策など、従前より手厚いと認識しております。まず1番なのですけれども、決して否定的な意見で質問しているわけではございません。高齢化が進み、後継者の不在という問題が今後さらに顕著化していくことが予想されている中、その一方で食料品製造、販売業、建設業を営む企業が、原料の安定確保や経営の多角化、雇用対策などを目的として、農業に新規事業拡大を目指し参入するという事例が増えてくるかと思います。農業参入の形態は、農地保有、所有適格法人と自ら設立する場合や、農業者を協働で設立する組合法人などがあるかと思います。法改正を受けて企業が参入するなど、農業の事業継承は多様化しており、農地を手放したい所有者、現役農業者には、今幾つもの選択肢があるかと思います。その中で、個人農家の場合は、子供や孫など親族に相続して引き継ぐことが一般的ですが、法人化しておけば、共同経営や従業員、親族以外の第三者への事業継承も可能になります。法人は、規模にかかわらず、社会保険に加入する義務があり、社会保険の事業主負担は発生するものの、従業員の働きやすい環境を整備することができ、福利厚生等充実させることなどにより、人材の確保も有利につながります。ただいま御答弁いただいた中で、現在、企業が関連している農業法人が5法人があるというふうに伺いましたが、関連する企業の業種などは教えてもらえないのでしょうか。
答弁 農業振興課長 安川伸治(農業振興課長は2025年3月まで)
10番井村議員の御質問にお答えいたします。農地所有適格法人に関しての御質問の中で、企業に関連する件数の、その企業の内容についてでございますが、事務のほうが、手続上の事務は、農地所有適格法人の届出を農地を取引する際に提出してもらうことになりまして、その際に内容のほうを審査するというような手続となります。その手続するときの審査要件の中に、どのような企業が参入しているか、またそういった出資しているかという内容については、審査の項目にございませんので、今、質問がございました、その条件については把握していないところであります。
質問 10番 井村悦丈
そうしたら、役員構成だけで分かるということなのだと思いますけれども、今、農地のリースとかで企業が参入しやすくなったというふうに伺っていますが、賃貸での農業法人の参入は、上富良野にはないという認識でよろしいですか。
答弁 農業振興課長 安川伸治(農業振興課長は2025年3月まで)
10番井村議員の御質問にお答えいたします。今の農地所有的確保法人において、賃貸借での利用しているという数は、現在のところございません。
質問 10番 井村悦丈
すみません。今、数のことに関しては分かりました。質問をいたしませんが、会社法人というのは、要件を満たして登記さえできれば設立は可能だというふうに考えています。それで、今後においても答弁の中で、農業人口増加のため企業の新規参入の支援、協力を進めるとともに、経営の法人化による資金融資、融資の件は、それぞれ個人の事業計画の中にあると思いますけれ― 26 ―ども、企業の新規参入の支援、協力を進めるということは、町独自として何か進めるということでしょうか。
答弁 町長 斉藤繁
10番井村議員の御質問にお答えしたいと思います。法人の参入を助成していくということは、町独自では現在のところ、回答させていただきましたが、施策は持ち合わせておりませんが、サポートはしていきたいと。併せて、特に法人を目指して、法人を特に優先してやっていくというわけではございません。事業継承の方法は、今までどおりの家族でやっていくこともありますし、家族の継承以外の第三者もありますし、そのほかに法人という選択肢もある中で、農業の後継者を確保する一つの手段としては、非常にこの法人化というのも有効と考えておりますので、同じようにサポートをしていきたいと考えております。以上です。
質問 10番 井村悦丈
分かりました。ただ、話が戻るかもしれませんが、農業法人の企業が関連している法人の中で、例えば不採算性が出てきたら撤退とか、または隠れた外国人オーナーが入っているとかという可能性があるかもしれない中で、そういうことに対しての今後の対策とか法策とかに関しては、何かマニュアル的なものを町としてあるかどうかだけ伺います。
答弁 町長 斉藤繁
10番井村議員の御質問にお答えしたいと思います。商業登記も含めて、登記、会社法人を登記するときはいろ、いろ出資とか、役員の登記もあるかと思います。農業のこの法人についても同じだと思いますが、なかなか外国人だから駄目とか、出資者も含めて、なかなか事前に規制することは難しいのかなと考えておりますが、問題が顕在化しないように情報収集を行うことは、最低、町としてはいろいろしなければならないのですが、事が登記に関してのことなので、町としてもできることが、対抗してできることがなかなか少ないのかなと考えておりますが、その中でもできることは調査、研究してやっていきたいと思っております。農地を守るためといいますか、農業振興のためには、できることは尽くしていきたいと思っております。
質問 10番 井村悦丈
分かりました。集約が進んでいる地域は別として、上富良野町の6,000ヘクタールの面積を今後、このように条件不利地を抱えた町として、法人、農家で受け切れないことは間違いないと思います。いずれにしても個人、法人が地域農業の一担い手となることは間違いありませんので、今後、行政対応もしっかりとされることを期待しております。次に2番目の質問ですけれども、上富良野町には土地利用型の農家も多く、その83%は後継者がいないと第9次農業振興計画にアンケートで出ておりますが、全国的にも2020年農業センサスによれば、年齢層は24から49歳の農業従事者は増加傾向にあるというふうに書かれています。若者の価値観の多様化に起因していると考えられていますが、かつて農業はマイナスイメージが強く、現在ではスマート農業など先端技術が導入され、農作業の効率化が向上し、作業効率、作業の省力化も可能となったことから、農業に対する視点が変わり、生活手段ではなく、ビジネスとして価値観を見出したり、個々のライフタイルを大切にする方々が増えている中、一部の自治体では、独自の就農支援で担い手が増加し、定住成功した例もあるというふうに聞いています。町として新規就農者を受け入れる体制ということが重要かと思いますが、将来、学ばせながら継承を考えている農家等の協力を得る施策とかは検討されているか伺います。
答弁 町長 斉藤繁
10番井村議員の御質問にお答えしたいと思います。新規就農者を町として確保するというのは、非常に重要な課題といいますか、農地を6,000ヘクタールを守るためには、議員言われた80%強が後継者がいないという問題、農地を守るためには耕してもらう、耕作する人を探さなければならないので、これは重要な問題だと思っております。その中で、農業が敬遠されているというのではないかという御指摘がありまして、昔のような3Kという、きついとかそういうイメージ、やはり敬遠するのがあるのかもしれませんが、そういうのをなるべくイメージチェンジといいますか、議員をおっしゃるように、若者が参入しやすくするように、ビジネスとして捉えてみたり、ライフスタイルを重視してみたり、そういう施策は必要かと思いますが、どういう施策を打つにしても、町だけではなかなか完結しなくて、どう考えてもといいますか、今ある既存の農家の農業者の皆様の御理解と御協力がないと、その地域に新しく新規参入が入っていくにしても、その地域で理解と協力がないと成り立っていかないものと考えておりますので、ここは行政と、もちろん旗振り役として、中心となってこの問題を解決するのに進んでいきますが、ぜひ新規参入者と、そして既― 27 ―存の地域の皆様と力を合わせて、この問題は初めてそれで解決するような問題なのかなというふうに捉えております。
質問 10番 井村悦丈
担い手を集めるというようなことなのですけれども、ただ単に集めればよいというわけではなく、大変だと存じますが、新規就農者を集うためにどのような方策を取っていくかということで、現在、地域おこし協力隊の方々もおられる中、町の就農支援で移住を誘致するため、上富良野の魅力をどのように発信しているのか、またポータルサイトなどを利用している自治体もありますが、そのような方策は取っておられるのか伺います。
答弁 町長 斉藤繁
10番井村議員の御質問にお答えしたいと思います。町で就農する方の支援は、資金的な支援は、答弁で書かさせていただいたとおり資金等の支援はしておりますが、そのほか町の施策として、議員おっしゃるとおり、地域おこし協力隊も活用しながら進めております。そのほかにもっと大きく移住・定住のほうも含めて町のイメージ、住みやすいところ、移住にするには当然なりわいといいますか、普通の若い人であれば、職業も考えて移住してこなければなりませんので、その選択肢として、イメージしやすいように農業、そういうことも考えながら、移住・定住のポータルサイトは、それを含めて上富良野はこういうところですとPRしているところであります。以上です。
質問 10番 井村悦丈
今、移住・定住のほうに話がそれそうになって、今、あくまでも農業、農業の新規就農者ということで御質問をさせていただいたのですけれども、いずれにしてもいろいろサイトを見て上富良野を選択する方がおられるとするならば、基本的な要素というものがそろっていなければならないと思います。まず、よく書かれているのが、住む家があるか、病院があるか、交通の利便、買い物の利便性など、また子供の教育施設など、景観、しっかり地域の特徴が、景観があるものが大切だと考えています。上富良野は、要素はほぼほぼ整っていると思われる中で、何とか移住促進を、町を活性化させるために新規就農支援だけではなく、移住全体をサポートする総合的な施策、体制が必要になるかと思います。今、町長お答えいただいたので、2番についてはよろしいですけれども、3番のほうの質問に入っていきます。日本の農業は、家族経営が農業経済全体の96%を占めていると言われています。一般的には、家庭でともに稼ぎ生計を共に行うのは農家で、役割分担や報酬などについては、明確にされることなく、曖昧になってきたという現状があります。今や一般社会において、男女共同参画など、農業においても、個々の立場や役割を尊重する時代になってまいりました。互いに助け合い、成長し、話合いをして、女性、その家族が能力を発揮できる環境整備を改善するため、家族経営協定があるというふうに考えられています。家族経営協定を結ぶことによって、家庭内、また農家のイメージが変わり、後継者、それを見て育った子供たちがイメージを変えてまた後継者、そして担い手育成の延長線上には、形的に給与とかも決めるので、法人化ということもあるかと思います。答弁の中で、女性農業士についてもさきに述べられたのでお聞きはしませんが、女性農業者と高齢農業者の活躍の機会を広げるというふうな答弁があります。女性農業者に対しては農水省などで、既に女性農業者グループの支援や女性が働きやすい環境整備支援などを通じて、女性農業者の居場所づくり、女性農村への地域の定着を目的として補助金などを交付されておりますが、町としては今後、過去にされていましたが、町としては女性農業者に対して、施策は現在、何か考えておられますか。あるかもしれませんけれども、そのほかに何か支援策を考えておられるかお伺いします。
答弁 町長 斉藤繁
10番井村議員の御質問にお答えしたいと思います。女性農業者ということで、経営者も含めてなのかもしれませんが、なかなか今までの従来ですと、男性が経営者ということで、なかなか一朝一夕にすぐぱっと変わるものではないと思いますが、今後に期待して、期待といいますか、男女同等にといいますか、農業士のほうも現在男性の方ばかりなのですが、家族協定等々を利用してどんどん女性の方が農業のほうに携わっていってくれれば、その後何年か後には経営者も含めて、農業士も含めて女性の方が登場してくるのかなというふうに、その応援の仕方を町が今こういう施策を持ってやっているというものはございませんが、町としても多様な考え方、男女の雇用ではありませんが、活躍の機会が均等ですので、女性の活躍も、女性の考え方、女性の力も借りながら、あらゆる分野で、当然この農業も含めて男女ともに考えていかなければならないのかなということで、後押しはしたいところですが、具体的な― 28 ―政策はまだまだこれから、調査、研究という段階だと思っております。以上です。
質問 10番 井村悦丈
今後、調査、研究されるということで、よろしくお願いいたします。ただ言葉の中に、高齢者農業者の活躍の機会というふうにありますが、農業を続けていただくため、少しでも長く続けていただくための何か施策があって言っているのか、その辺を伺います。
答弁 町長 斉藤繁
10番井村議員の御質問にお答えしたいと思います。高齢者の方の活躍ということで、これは家族経営協定のところで、関係で述べさせていただいておりまして、高齢者の方の知見を拝借しながら、家族協定で役割を明確にして、やりがいを経営移譲をしたからと言って、全くノータッチとかそういうことではなく、家族協定の中でしっかりと役割を持ってやっていただければ、いろいろ優遇措置も家族協定にはありますので、これを活用して、高齢者の方もまだまだ活躍していける制度なのかなというふうに考えております。
質問 10番 井村悦丈
家族協定の中ということですので、地域の高齢者ということではないということでしょうか。
答弁 町長 斉藤繁
10番井村議員の御質問にお答えしたいと思います。家族の中で経営に携わっていれば、自然と、おのずとといいますか、地域の中でもそれなりの、農業に携わっているわけですので、地域の中でも活躍する場面というのはこれからあるのではないか、またそういう場ができれば、もっともっと高齢者の方も活躍する場面を、この協定以外でも、地域でもつくれていければよいのかなというふうに考えております。以上です。
質問 10番 井村悦丈
分かりました。今後、少しでも農家戸数を減らさないという再生産につなげることなど、農業活性化につなげるものだと思いますので、よろしくお願いいたします。4番目の質問なのですけれども、手続が複雑化すると思いまして説明いただきましたが、あまり変わらないということで理解をいたしました。今後も農地法に基づく事務を執行される行政委員会として、よろしくお願いいたします。以上です。