みんなの議会

上富良野町議会 令和5年第1回定例会 2023年3月7日

(1)町立病院の電子化について/(2)泥流地帯映画化について

2023年3月7日、上富良野町議会の一般質問で、元井晴奈議員が「町立病院の電子化について」「泥流地帯映画化について」について質問し、町長 斉藤繁、町立病院事務長 長岡圭一、副町長 佐藤雅喜が答弁しました。

質問者
元井晴奈 議員
答弁者
町長 斉藤繁、町立病院事務長 長岡圭一、副町長 佐藤雅喜

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 1番 元井晴奈

議長より発言の許可をいただきましたので、先に通告してあります2項目について、町長にお伺いさせていただきます。昨日は大谷選手のホームランに興奮したのか、本日の一般質問で緊張しているのか分かりませんが、なかなか寝つけませんでした。また、私事ではありますが、本日3月7日は母親の還暦の誕生日でございます。傍聴に来ていますので、いつもよりはりきって質問させていただきたいと思います。では、1項目め、町立病院の電子化について。国では、デジタル社会の形成のため、デジタル庁が設置され、マイナンバーカードの普及など、デジタル改革を進めています。マイナンバーカードの健康保険証利用もスタートしています。そこで、町立病院の電子化について5点、町長の考えをお伺いいたします。1、昨年10月からマイナンバーカードの保険証を利用した場合、初診料6円、従来の保険証では初診料12円の負担となり、これは3割負担の場合ですが、いずれにしましてもマイナンバーカード保険証を利用したほうが患者負担が少ない診療報酬となっていますが、町立病院でそのような対応ができているのか現状をお伺いいたします。あわせて、町立病院でマイナンバーカード保険証を利用している人は、現在、何名程度いるのか、お伺いいたします。2、令和5年4月からマイナンバーカード保険証と従来の保険証で初診料負担が変わる医療情報システム基盤整備体制充実加算の算定が原則義務化となるかと思いますが、上富良野町立病院でも4月から算定するのか、また、算定する体制は整っているのか、お伺いいたします。3、マイナンバーカード保険証では、マイナポータルで特定健診情報、診療情報、薬剤情報、医療費などを見ることができ、そこで医療費控除や高額医療費の限度額を超える支払いが免除されるなどと国のほうでは説明しています。こういった診療情報の入力や限度額適用認定証の具体的な仕組みはどのようになっているのか、また、町立病院ではどこまで対応できるのか、お伺いいたします。4、国ではオンライン資格確認システムと連動して令和5年1月からは電子処方箋の運用も始まりました。電子処方箋を利用することによって、医療機― 69 ―関、薬局間での情報共有が進み、より安全で質の高い医療の提供が可能となります。また、薬局に事前に処方箋データを送付することで待ち時間の軽減につながるなど便利になると厚生労働省では説明していますが、町立病院の電子処方箋の対応の考えをお伺いいたします。5、マイナンバーカード保険証、電子処方箋など、国ではデジタル化、電子化を急速に進めています。近隣町立病院でも最近、オーダリングシステムを導入したというお話もお聞きしました。この時代の流れに乗って、上富良野町立病院でもオーダリングシステム、電子カルテの導入を望みます。せめても、令和7年の新町立病院では電子化が必須であると考えますが、町長の考えをお伺いいたします。2項目め、泥流地帯映画化について。昨年、協定を結んでいた映画制作会社による映画化は困難であるということで映画化に向けた協定が解消となりました。9月に一般質問した際に、大きく方針転換をし、新たな制作会社を一刻も早く探し、映画化実現へ取り組むと町長は御答弁されています。2度も映画化実現に結びつかなかった現状では、映画化のビジョンも地域創生のビジョンも全く見えません。同じ轍を踏むのではないかと懸念を抱いている町民が多くいます。コロナ禍になり、物価高騰など、社会経済は大きく変動しており、映画そのものをゼロから見直し、検討が必要であると考えます。一度、事業を中止し清算してから目的、ビジョンを再度明確にして、地域再生計画の十勝岳「泥流地帯」映像化・地域活性化事業を検討していただきたいと思いますが、町長の考えをお伺いいたします。また、このまま進めるのであれば、二度あることは三度あるという町民不安を払拭する具体的な計画を明示していただきたいと思います。以上です。

答弁 町長 斉藤繁

1番元井議員の2項目の御質問にお答えさせていただきます。まず、1項目めの町立病院の電子化について、5点の御質問にお答えいたします。1点目と2点目の御質問につきましては関連がありますので、一括してお答えいたします。令和4年10月より医療情報・システム基盤整備体制充実加算が新設され、加算の算定をした場合、患者負担3割ではマイナンバーカードの保険証利用時6円、従来の保険証利用時に12円がそれぞれ初診料に加算されることとなっております。町立病院では、マイナンバーカードの保険証利用の対応のため令和3年10月よりオンライン資格確認システムを設置し、保険証確認を確認を行っているところであり、令和5年1月のマイナンバーカードを利用した保険証確認の患者数は11名となっております。また、医療情報・システム基盤整備体制充実加算の算定についてでありますが、原則義務化されているのはオンライン資格確認システムの導入であり加算の算定に対しての義務化ではございませんが、加算の算定につきましては算定要件の体制を整え、国が進めておりますオンライン資格確認の義務化が始まる令和5年度当初より算定を予定しております。次に、3点目の診療情報の入力や限度額適用認定証の具体的な仕組みについてでありますが、診療情報の入力はレセプトデータを診療報酬審査機関へオンラインにて提出しておりますので、入力は不要となっております。限度額適用認定証につきましては、病院受付窓口にてマイナンバーカード読み込み時に限度額情報提供の同意があれば適用されることとなっており、町立病院でも対応可能となっております。次に、4点目の電子処方箋の対応についてでありますが、医師、薬剤師が双方よりアクセスが可能なことから患者情報の共有ができるなどのメリットがあると考えておりますが、機器等の導入に伴う費用負担などの理由から2月12日現在、道内での対応可能な医療機関は1か所、調剤薬局は4か所と極めて普及率が低い状況であると認識しております。今後、他の医療機関の導入状況を見極めながら、システム構築に伴う設備費、維持費等を考慮して検討してまいります。次に、5点目のオーダリングシステム、電子カルテの導入についてでありますが、先の定例会で議員の御質問にお答えしたとおり、病院改築時に合わせての導入については、現場の病院と十分に協議した結果、新病院での円滑な診療が最優先と考えており、同時期の導入は困難と判断しておりますが、将来的に導入できるよう院内のLAN整備は取り進めているところでありますので、御理解賜りたいと存じます。次に、2項目めの泥流地帯映画化についての御質問にお答えいたします。『泥流地帯』映画化プロジェクトの見直し等に関する御質問ですが、現状、2度にわたり連携協定の解消という事態となり、町民の皆様や三浦文学ファンの皆様、御寄附をいただいた皆様に御心配をおかけした経験から、3度目となる連携協定に当たっては十分に実現性の向上に努め、映像制作関係者等に相談を重ねてまいりました。これまでの協定では、最低2億円とする制作規模に対し、使途を町内に限― 70 ―定した8,000万円を限度とする町の支援でありましたが、ふるさと納税による資金調達目標を8,000万円から2億円に引き上げ、さらに、使途については一般的な制作費に充てていただくことを可とする内容に改めるなど、よりよい条件でのお話を進めており、1度目、2度目の協定でなし得なかった映画化の実現に向けて、着実に進行してまいります。また、今後の具体的な計画につきましては、制作者が決まり次第、御報告させていただきますので、御理解賜りたいと存じます。

再質問 1番 元井晴奈

まず、町立病院のほうの再質問をさせていただきます。マイナンバーカード保険証を利用した際の初診料の違いについては令和5年度当初、つまり来月から始まるということで理解いたしました。その際、オーダリングシステム、電子カルテなど、病院が電子化されていればコンピューターでこの人はマイナンバーカード保険証ですよ、この人は紙ですよと自動で反映されるものと思いますが、現在の町立病院の紙のカルテでは、どのように対応するのか、保険点数や金額が変わってくるので、そこの区別というのはどのように行う予定か、お伺いいたします。

答弁 町立病院事務長 長岡圭一

1番元井議員の御質問にお答えいたします。マイナンバーカード利用の点数計算の方法でありますけれども、患者がマイナンバーカードを利用したかしないかということを紙カルテに記載して、それを読み取って医事の計算をする予定となってございます。

再質問 1番 元井晴奈

来月からマイナンバーカード保険証を使う使わないで金額が変わってくるため、そういった会計での職員の業務が従来よりまた一手間かかるのではないかと今の話からも思いますが、それでなくても会計の待ち時間が長くて、一体、何をやっているのだという声をよく耳にしますが、マイナンバーカード保険証か否かの確認業務が増えたりして待ち時間が長くなることはないですか、患者サービス低下しないですか。その辺りの体制は整っているのか、お伺いいたします。

答弁 町立病院事務長 長岡圭一

1番元井議員の御質問にお答えいたします。ただいまの待ち時間の御質問でありますけれども、マイナンバーカード利用有無の計算につきましては、利用をカルテを見るという作業ですので、1分とかそういった時間かと思います。今現在の計算の待ち時間につきましても、カルテが計算の窓口に来たら、その都度、計算はしているところでありますので、その点、今現在とはさほど待ち時間というのは変わりないかと考えております。

再質問 1番 元井晴奈

来月から従来の保険証とマイナンバーカード保険証で病院の料金が変わるという、マイナンバーカード保険証を使ったほうが安くなるということなのですけれども、こういったことを町民または病院利用者への周知というのは行っているのか、その辺りをお伺いいたします。

答弁 町立病院事務長 長岡圭一

1番元井議員の御質問にお答えいたします。料金変更に伴います周知につきましては、今後、病院の窓口での周知、御案内等をさせていただく予定となってございます。

再質問 1番 元井晴奈

病院の窓口で周知するということなのですけれども、町の広報や防災無線等で幅広く周知することは考えていないのか、お伺いします。

答弁 町立病院事務長 長岡圭一

1番元井議員の御質問にお答えいたします。このマイナンバーカードの加算に問わず、加算を取る取らないというのは様々な加算の種類等はございます。今の防災無線等での周知でありますけれども、実際、町立病院に患者として受診する方も限られているというようなことで病院の受付窓口での御案内が一番優先というか効果があるかと思っております。以上です。

再質問 1番 元井晴奈

マイナンバーカードの限度額適用認定証などに関しましては、特段、病院の職員が情報入力するなどの必要なく反映されるということで分かりました。次、電子処方箋についてですが、全国で1月末に運用開始となったばかりで全国的にも普及率がまだまだ低い状況というのは理解しております。今後、周りの導入状況を見ながら検討するということですけれども、電子処方箋のシステム的にオーダリングや電子カルテを導入せずに電子処方箋だけ導入するということは可能なのか、連動して電子処方箋のシステム導入にはオーダリングや電子カルテが必要なのか、その辺りはどういった感じになっているのでしょうか。

答弁 町立病院事務長 長岡圭一

1番元井議員の御質問にお答えいたします。電子処方箋の対応につきましてでありますけれども、ベンダーのほうに確認したところでは、今、電子カルテを導入しなくても既存の、今、私たちで使っています医事コンピューターを改良すれば対応は可能というような答えをいただいてございます。しかし、ベンダーのほうの見積りでいきますと、システム導入費で約五、六百万円というような試算をいただいているところでありますので、導入費等を考慮した中で、今後、考えていきたいと思っています。

再質問 1番 元井晴奈

現在の町立病院のLAN設備等でやろうと思えば五、六百万円の導入費、改修費とかが必要で、現行の町立病院でやろうと思えばできるものなのか、はたまた結構、それ以上にLANケーブルなど大改修が必要になるのか、新病院でないと無理なのか、その辺りはどのようにお考えでしょうか。

答弁 町立病院事務長 長岡圭一

1番元井議員の御質問にお答えいたします。現在の町立病院では、LANの整備につきまして医事コンピューターのLANに関しましては事務所の中に限定されています。なので、そちらのほうを診察室まで行くためには配線等の工事が必要となってございます。以上です。

再質問 1番 元井晴奈

その辺りは分かりました。あと、町立病院のオーダリングシステム、電子カルテについては令和3年にも言っていますが、この間、マイナンバーカードしかり教育現場のICTなど、デジタル化が急速に進みました。デジタルを推進する国の方針に沿って、国のIT導入補助金などを活用してオーダリングシステムなどを導入する病院も増えているそうです。前回、質問したときから1年半、2年経過していますけれども、その間に電子化のお考えが少し進んだかと若干期待はしたのですけれども、非常に残念な御答弁で言葉がないのですけれども、御答弁にありました新病院で円滑な診療が最優先との考えは分かりますが、オーダリングシステムや電子カルテなどの電子化は一般的に円滑な診療のための導入だと思いますが、円滑な診療が最優先なので導入は困難という御答弁の意味が理解できないので、電子化になると円滑な診療ができないということなのか、その辺りをお伺いいたします。

答弁 町長 斉藤繁

1番元井議員の御質問にお答えいたします。電子化をすれば将来的に円滑な診療体制ができるというのは分かりますが、当然、過渡期というのがありますので、過渡期においては相当現場に負担がかかるということは当然、病院側と打合せをしております。その上で、最初に優先するのは患者、現場を優先して、将来的に過渡期のそういうことは将来的に解決して、将来的にはもちろんオーダリングシステム、電子化ということは視野に入っておりますが、当面は現場の声といたしましては現在の診療体制、新病院が建ちますのでバタバタすると思います、その中で何を優先するかというのは、やっぱり患者、診療体制をスムーズにするということを一番優先したいということで、前回の答弁と一緒になりますがLANのハード、建物の中の整備は進めますが、オーダリングシステムについてはその次といいますか将来的には考えているというふうな議員にとっては残念かもしれませんが、そういうふうな結論になっております。以上です。

再質問 1番 元井晴奈

それは現在の医師、看護師等の職員の大多数の意見が電子化になると円滑にちょっと進まなくなるという考えなのか、その辺りはどのようになっているのでしょうか。

答弁 町立病院事務長 長岡圭一

1番元井議員の御質問にお答えします。電子カルテの導入につきましては、今、町立病院― 72 ―の改築を進めるに当たりまして基本設計並びに今進めています実施設計等で、院内で検討、協議した結果、新病院と同時の導入は困難と判断しているという状況にあります。

再質問 1番 元井晴奈

現行の医師、看護師等の職員のITリテラシーが低いのが一番の理由ということで理解してよろしいでしょうか。

答弁 町立病院事務長 長岡圭一

1番元井議員の御質問にお答えいたします。職員でも、電子カルテというものは必要と考えています。ただ、先ほども町長からの答弁でもございましたとおり新病院の診療開始時にありましては円滑な診療、電子カルテを導入しないで今までどおりの紙カルテでの導線を基本としながら診療を最優先していきたいというような考えであります。

答弁 町長 斉藤繁

1番元井議員の御質問にお答えします。決して、ITリテラシーが低いとかではないということは、ここで明確にしておきたいというふうに思っています。本当は今、町立病院事務長が説明したとおり、なかなか医師の確保とか常勤の医師が少ない中で負荷がかかると、やってやれないことはないのかという意見もありますけれども、やはり負荷をかけると現行の診療体制に支障が出てきたときに大変困るのは患者、町民の皆さんですから、やはりそこを優先するというふうに病院の内部で決定したもので、誰が言っていたとか誰が駄目なのか、対応できないとか、そういう問題ではなくて、全体として現場として決定したことですので、それを尊重したという結果になってございます。以上です。

再質問 1番 元井晴奈

大学病院や大規模な病院というのはオーダリングシステムの導入率は90%を超えています。旭川医大から派遣で来てもらっている医師等もいますけれども、逆にオーダリングシステム、そういった電子しか使えないというドクターばかりで、現在、派遣で来てくださっている先生は手書きがゆえに円滑な診療ができていない状況にあります。国は電子化を進めています。令和7年の新病院、新しい病院建設において国の電子化の方針に背いていると捉えられるとか、その辺りは紙でやっていて大丈夫なのでしょうか、お伺いいたします。

答弁 町長 斉藤繁

1番元井議員の御質問にお答えいたします。決して、IT化を否定しているわけでもありませんし、決して背いているわけでもございませんので、ただ、先ほどの、何回も繰り返しになりますが、町の病院として、現場として決定したこと、将来的にも否定するわけではございません。取りあえず、新病院ができたときには、今までの診療体制を最優先するということが結論でございます。以上です。

再質問 1番 元井晴奈

高齢者が住み慣れた地域で最後まで自分らしい生活ができるように医療や介護、生活支援が一体となる地域包括ケアシステムの構築の観点からも情報共有にIT導入が必要と考えますけれども、お考えは変わりありませんか。

答弁 町長 斉藤繁

1番元井議員の御質問にお答えいたします。必要であることは間違いないでしょう、将来的にはですね。ただ、おっしゃっているとおり令和7年の開院当初からできるのかというと、それはまた別の問題がありますので、先ほどの答弁のとおりとなります。以上です。

再質問 1番 元井晴奈

再来年、新病院ができますけれども、診療科目も循環器内科がなくなって標榜する診療科も減って、建物だけ新しくなっても電子化もされなくて、変わらず紙のカルテとかファイルを持ち運んで、患者サービスは向上しないで箱だけ新しくなるような病院、町民は納得するのですか。町長のお考えをお伺いいたします。

答弁 町長 斉藤繁

1番元井議員の御質問にお答えしたいと思います。電子化は将来的には、当然、視野に入っておりますが、とにかく現状の診療体制を確実に維持する、新病院で診療を行うということが最優先の課題と思っております。以上です。

再質問 1番 元井晴奈

もう、これ以上言うことが思いつかないので、次の「泥流地帯」の映画化に移ります。― 73 ―映画化に関しても9月に質問していますが、何ぼ言っても町長に町民の声がなかなか届かないなと非常に残念に思います。「泥流地帯」映画化の目的、ビジョンを明確にして地域再生計画の見直しはという質問でしたが、その辺りの御答弁がちょっと分からなかったので、地域再生計画にあります十勝岳「泥流地帯」映像化・地域活性化事業の見直しは行わないのか、再度お伺いいたします。

答弁 町長 斉藤繁

1番元井議員の御質問にお答えいたします。私としては2回目の協定が解約になりましたが、引き続き3社目ということで進んでおりますので、ビジョンは変えません。以上です。

再質問 1番 元井晴奈

地域再生計画の記載では、初年度映画化の決定、ロケ地選考、町民機運醸成とあり、2年目が事業の主年度で作品の完成、そして、3年目に全国ロードショー、ロケセット・跡地を観光拠点施設として活用というふうになっていますが、そのように進める考えでしょうか、お伺いします。

答弁 副町長 佐藤雅喜

1番元井議員の御質問にお答えします。この計画につきましては、制作体制が整っていないことから、どんどん延期した形での申請となっているものでございます。基本的な年度については、元井議員がおっしゃるとおり、制作会社が決まりましたら、そういったスケジュールをできるだけ尊重しながら進めていくことがとても大事なのだなと思っています。しかしながら、さきの同僚議員の御質問のときに町長が答弁しましたとおり、これは相手があってのことでございますから、取りあえずそういった計画を目標にはしておりますけれども、その部分が1年目がこう、2年目がこうというふうに必ずしも進むかどうかは今後の制作会社が決定した以降に、再度いろいろと御相談しながら、それから会社といいますか制作委員会等の都合もいろいろ出てきますので、そういったものをいろいろと考慮しながら計画をできるだけ着実に進めていくという努力については惜しまずに続けてまいりたいというようなことでございます。

再質問 1番 元井晴奈

この地域再生計画のスケジュールなり計画なり進むかどうか分からないという時点で、もう計画を見直したほうがいいのではないかという私の考えなのですけれども、ちなみに、現在はその計画でいうとゼロ年目になるのか、4月から1年目という感じになるのか、どの辺なのですか。

答弁 副町長 佐藤雅喜

1番元井議員の御質問にお答えいたします。基本的にはまだスタートが明確ではないというのが現状でございますので、ゼロとか1とかということを今ちょっと、申し上げることはちょっとできないのが実際なのかなと思っています。さきにも町長が答弁しましたとおり、いろいろと御相談は受けていますし、現地にも見に来ていただいている関係者の方も複数いらっしゃるということでございますけれども、決定打といいますか、そういった部分、今回についてはもう大変慎重にお話合いをしていかなくてはならないという状況でございますので、そういった意味での御理解を賜りたいなというふうに思っております。

再質問 1番 元井晴奈

地域再生計画にあります事業期間が平成32年までということで、記載の年月日もはるか過去のものなのですけれども、もちろん、この計画自体がコロナ禍前に地域再生計画が認定となったものですけれども、コロナ禍や2度の映画化にならなかった遅延等を踏まえて計画を見直すべきと思いますが、なぜ見直さないのでしょうか、理由をお聞きします。

答弁 副町長 佐藤雅喜

1番元井議員の御質問にお答えいたします。見直すといいますか、時期や何かについてはいろいろと今後の中でもう一度、年度等も作り直していく、計画し直していくということになりますけれども、基本的にはこれの計画によりまして企業版のふるさと納税等しっかり御寄附いただいた方に応えなければなりません。そういった部分で、この計画については廃止するとかなくすということにはなかなかならない現状にあるということで、さきの議員の御質問にもありましたとおり中止することでかなりの負荷もかかりますし、寄附をいただいた方々へのいろいろな迷惑、返礼品の問題もそうですし、税の控除を受けているものですから、そういった控除のやり直しなど、いろいろな諸課題があることはさきに町長が述べたとおりでございます。そういったことから、この計画については見直しをきちんとするべき時期に来れば見直すことはあり― 74 ―ますけれども、既にそういったことで企業版のふるさと納税など寄附のことについてもそういった計画に基づいて頂戴しているというような背景もあるということを御理解賜りたいと思います。

再質問 1番 元井晴奈

計画もコロナ禍以前のもので、今の現状では、もう映画づくりが目的のように感じてしまうのですけれども、映画化の目的というのは何なのですか、何のために映画化するのか、お伺いいたします。

答弁 町長 斉藤繁

1番元井議員の御質問にお答えいたします。目的は、先ほどの佐藤議員のときにも申しました、今まで三浦綾子先生の大作の中で上富良野が舞台になった、それで映画化されていない、それで映画化するというのも一つの目的ではありますが、もちろん、上富良野が舞台で、上富良野の郷土史ということでもありまして、さらに泥流災害の被害を後世に語り継ぐ、映像としてしっかり残していく、上富良野の郷土愛、そういうものも含めて、観光含めてロケツーリズム等もやっておりますので観光客、観光の面も目的としてはあります。いっぱい目的はあるのですが、そういうのを総合して映画化を進めていこうと、当初の目的もそうであったと思います。目的は今も変わりございません。以上です。

再質問 1番 元井晴奈

当初の地域再生計画にある目的では、十勝岳を軸とした観光振興、観光交流人口の増加で地域活性化とあるのですが、目的というのはそれがメインなのではないでしょうか、お伺いします。

答弁 町長 斉藤繁

1番元井議員の御質問にお答えいたします。計画ではそうなっております。ただ、いろいろなそれ以外、計画に書かれていない町としての思いも、先ほど述べたとおり町の郷土史であるとか、そういう思いもあるのも御理解いただきたいと思います。以上です。

再質問 1番 元井晴奈

映画化となると、聖地巡礼やロケ地めぐりなどの波及効果で観光振興、地域活性化等を図るのであれば、映画化でなくとも、根本から見直すべきと考えます。コロナ禍の影響や物価高騰などで社会情勢が大きく変わりました。旭川の映画館もまた一つ閉館し、全国でも映画館は目減りしていっています。最近、キムタクで話題になった映画も10億円で制作予定も最終的には20億円を超えて25億円とかかって、そして、50億円の興行収入でペイできるという目標でしたが、あのように盛り上がっていた映画ですら30億円程度の興行収入で大赤字だそうです。これは、インターネット報道の情報ですので真意は分かりませんが、今の時代、映画で地域活性化は現実的に非常に厳しいことが証明されている中で、それでも映画で地域活性化、観光振興が期待できるとお考えなのか、その辺りの根拠等はあるのか、お伺いします。

答弁 町長 斉藤繁

1番元井議員の御質問にお答えいたします。まず、映画化につきましては、映画化ということで寄附を皆さんから募っておりますので、先ほどの佐藤議員のときにもお答えしましたが、映画化を外すことはなかなか難しいと、寄附者の方にそう言ってきました。ただ、それ以降、ネットで流すということも含めてそれは可能かと思います。ロケツーリズム、聖地巡礼が観光に資するのかどうかということは、私は十分に資すると考えておりま す 。 映 画 の み な ら ず 映 像 、 コ マ ー シ ャ ル の ワンカットに入ったり、特に上富良野で有名なのはジェットコースターの路とか十勝岳の風景とか、やはり映像の持つ力というのは相当インパクトがあって、それなりの期待を持てるものと考えております。以上です。

再質問 1番 元井晴奈

何度も申し上げますが、映画で地域創生、観光振興、今の時代で費用対効果はもうゼロ、もうマイナスだと思います。目的が十勝岳を軸とした観光振興等であるのであれば、根本から見直して、例えば、歴史伝承とかであるならジオパークでまた観光振興を図るとか、町長の公約にあった道の駅とか、もう映画にこだわることなく地域創生の手法はたくさんあるはずですが、十勝岳を軸とした観光振興などの映画にこだわりますか、お伺いします。

答弁 町長 斉藤繁

1番元井議員の御質問にお答えいたします。映画化をすることによって全ての観光振興の解決― 75 ―策になるのかと、それはならないと思いますし、いろいろなことがあります。先ほど言われたとおりジオとか防災教育とかいろいろありますので、映画化することによって観光の問題が全て解決するとは思っていませんが、その一助になることは間違いないと思っております。以上です。

再質問 1番 元井晴奈

2度も映画化できず、町民懸念を払拭する具体的な計画も示していただけず御理解賜りたいと言われましても、申し訳ありませんが全く理解できません。9月の質問の最後に、年度内に明確なスケジュールなどを示していただけないと令和5年の予算を認めることができないと私は言いました。今回も町民不安を払拭する具体的な計画を明示くださいと言いましたが、残念ながらお示しいただけなかったということで「泥流地帯」の映画化に関する新年度予算は私は認めることができません。制作者等が決まり次第、具体的な計画が立ってから補正していただきたいと思います。以上、私の質問を終わります。

出典:上富良野町議会 令和5年第1回定例会 2023年3月7日 議事録 PDF(79ページ) 間違いを知らせる