みんなの議会

上富良野町議会 令和3年第2回定例会 2021年6月23日

町立病院のオーダリングシステム及び電子カルテ導入について

2021年6月23日、上富良野町議会の一般質問で、元井晴奈議員が「町立病院のオーダリングシステム及び電子カルテ導入について」質問し、町長 斉藤繁、町立病院事務長 北川徳幸が答弁しました。

質問者
元井晴奈 議員
答弁者
町長 斉藤繁、町立病院事務長 北川徳幸

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 1番 元井晴奈

今週から緊急事態宣言が解除となりましたが、なかなかコロナ収束の先は見えず、不安と我慢の生活がもう少し続くのではと感じているところであります。その中でも、ワクチン接種は進んでおり、これが一筋の光となり、明るい未来につながっていくことを願うばかりです。他の自治体では、ワクチン接種において、インターネットの予約ができない、予約の電話がつながらないといったトラブルが発生しているようですが、本町は独自の、高齢者は予約不要の日時場所指定方式、上富良野方式と呼んでいいこの形で接種を行い、そういった予約トラブルなく、スムーズに接種が進んでいる点は非常に高く評価し、この場を借りて感謝申し上げます。さて、私は、さきに通告してあります町立病院のオーダリングシステム及び電子カルテ導入について、町長にお考えをお伺いさせていただきます。町立病院は令和7年に新病院改築予定で計画が進んでおり、現在は基本設計に向けて、町民の代表である病院運営審議会などと協議を進めているところと思います。町立病院改築基本計画では、将来、オーダリングシステムや電子カルテの導入を検討と記載されており、新病院改築時のオーダリングシステム導入についての記載はありません。オーダリングシステムや電子カルテの必要性と認識について、町長に4点お伺いいたします。1、オーダリングシステムや電子カルテの導入について、今までに検討された経過はあるのか、検討は病院運営審議会で行われたのか。あわせて、病院改築時、令和7年6月に導入しないと判断した、その時期についてもお伺いいたします。2、町長はオーダリングシステムや電子カルテ導入のそれぞれのメリット、デメリットはどのように捉えているのか、お伺いいたします。3、将来、オーダリングシステムや電子カルテを導入すると、コスト面では年間維持費を含めてどの程度の予算を想定しているのか、お伺いいたします。4、オーダリングシステムや電子カルテの導入についての導入時期の目途と、町長のお考えをお伺いいたします。

答弁 町長 斉藤繁

1番元井議員の町立病院のオーダリングシステム及び電子カルテ導入に関する4点の御質問にお答えさせていただきます。1点目の、オーダリングシステム等の導入についての検討経過についてでありますが、まず、平成23年に既存の医事コンピュータ更新に伴い、医師や関係部署の職員から構成する医療情報システム導入検討委員会を設置し、その導入について検討したところであります。その検討の中で、医事コンピュータ会社より、オーダリングシステムの導入にかかる当時としての見積額は、概算事業費約7,000万円、年間補修費約500万円の提示を受けました。一方、診療体制についても検討を行い、午前中、午前の外来患者数が60人を超える場合もあることから、オーダリングシステムの導入に伴い、入力業務等により医師の負担が多大になることが予想されたことから、費用対効果等を総合的に判断し、導入については見送る判断としたところであります。また、令和元年には、現病院の改築整備計画に伴いまして、他病院を視察研修するなど、検討を重ねた結果、新病院建設以降にオーダリングシステムなどの導入の必要性はあるものの、病院改築時と同時の導入については、前回検討時と同様、コスト面からの比較、現在の診療体制、医師体制での医師などへの負担増加が懸念されることから、困難と判断したところであります。病院運営審議会におきましては、まず令和3年1月の審議会において、当面の導入は見送るものの、オーダリングシステムの将来導入を視野に入れた上富良野町立病院基本計画について御承認いただき、さらに同年3月の審議会においては、住民の方々からのオーダリングシステムなどの導入に関するパブリックコメントに対します町の考え方についても御承認いただいたところであります。次に、2点目と3点目のオーダリングシステムと電子カルテ導入のそれぞれのメリット、デメリットと、コスト面の年間維持費を含めた質問でありますが、関連がございますので、あわせてお答えさせていただきます。メリットについては、医師や医療技師、看護師等の情報の共有化や、病院間の連携等が図られるなど、医療の質の向上が可能となり、人為的過誤や失敗を未然に防げる効果がある一方、デメリットについては、初期投資や維持費などの固定経費、そしてシステムやコンピュータの更新につきましても、5年から6年の間に更新が必要なため、導入、運用に伴う費用が多大となることや、入力業務等による医師などの業務負担増が懸念されるところであります。また、導入費用などにつきましては、町立病院の規模で、オーダリングと電子カルテも含めた導入費用で約1億3,000万円、年間の保守費は1,11― 28 ―5万円と試算されております。最後に、4点目の導入時期の目途についての御質問ですが、建設時に合わせての導入については、先ほど説明させていただいたとおり、困難と判断させていただきましたが、将来的なオーダリングシステムなどの導入の必要性につきましては、基本計画にも示しておりますので、建設時には院内LAN整備等に対応できるようとり進めていく予定としているところであります。具体的な導入時期につきましては、先ほど来、申し述べている、費用面による費用対効果、導入に伴う医師などの診療体制などを十分検討した中で判断してまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りたいと存じます。

質問 1番 元井晴奈

まず1点目の、導入の検討の経過についてお聞きします。御答弁によると、見送ると最初に判断したのは10年前の平成23年で、令和元年は、その平成23年の判断ありきで踏襲しているだけのように感じましたが、改築時の導入について困難とした時期は令和元年ということでよろしいでしょうか、確認、お願いします。

答弁 町立病院事務長 北川徳幸(町立病院事務長は2022年3月まで)

ただいま1番元井議員の御質問にお答えしたいと思います。議員、今御発言のとおり、平成23年度に検討をいたしまして、その間、令和元年度まで、コスト面の状況、あるいは医師体制の状況に変化がございませんでした。それで、令和元年度、改めてほかの病院等を視察した結果、23年度から状況が変わらないということで、その時点で建設物導入時と同時の導入は見送った経過にございます。以上でございます。

質問 1番 元井晴奈

ということは、この点に関しては、平成23年から令和元年と、時代は変化しております。元号も変わっております。斉藤町長も前町長の考えと同じで、引き継ぐと、踏襲していると受けとめてよろしいでしょうか。

答弁 町長 斉藤繁

1番元井議員の御質問にお答えいたします。はい、踏襲していると考えてもらって構いません。以上です。

質問 1番 元井晴奈

時代は変化しております。学校や教育の場でも1人1台のタブレット、また、商工業でも電子決裁など、電子化はどこの分野でも進んでいます。それでも令和7年、新しい病院の中で、まだコスト面と医師への負担増の懸念から、紙媒体の昭和方式を続けるということで理解してよろしいでしょうか。

答弁 町長 斉藤繁

1番元井議員の御質問にお答えいたします。質問、導入のコスト面が、やはり後のメリット、デメリットのところ、コスト面のところでもお話、先ほど述べましたが、コスト面が非常にネックとなっておりまして、ITC化が確かに進んでおります。小学校にも1人1台の端末が配られてはおりますが、病院は御存じのとおり一つの経営の企業体でございますので、コスト面を全く無視することはできなくて、この辺が大きな問題で、何も紙は確かに旧来どおりのやり方なのかもしれませんが、どうしてもコスト面、そして現在の診療体制、医師への負担、この辺が解決できないと導入はできないだろうと考えております。以上です。

質問 1番 元井晴奈

二つ目にもかかりますけれども、オーダリング、電子カルテのメリット、デメリットの点で、メリットで医療の質の向上、ミスや失敗を防げる効果と御答弁いただきました。オーダリングシステム、電子カルテというと、町民にとっての直接的なメリットというのはなかなかイメージしにくいところのシステムなので、イメージしにくいところではあると思います。そこで、メリットを可視化するために、薬局で調査を行いました。町立病院では現在、院外処方箋は手書きの処方箋です。前回と全く同じ薬であれば、コンピュータで一度打ち込まれたものをコピーして、変更のあるところだけ手書きで書き加えたり訂正したりされています。初診、初めての人は全て手書きです。その手書き処方箋を薬局に持っていって薬をもらうという流れです。処方箋は、上富良野の町内3か所にある調剤薬局に持っていかなければならないということではなく、全国どこの調剤薬局に持っていってもよいと決められています。また、医師法で、処方箋の記載事項は定められております。薬局で先月1か月間、町立病院の手書き処方箋について調査を行ったところ、39%が手書きゆえに記載漏れや解読不能のため、医師に問い合わせしなければならない処方箋でした。つまり、その問い合わせを行っている間は薬を用意できないので、患者さん、町民にとっては待― 29 ―ち時間がふえているということになります。39%ですので、10人に4人は、手書きゆえに待ち時間が長くなっているのが現状で、これは患者サービスが確実に低下していると考えます。これはオーダリングシステム導入により解消されるというメリットがあると考えますが、オーダリングシステムは、そういった病院外でも派生して大きなメリットがありますが、その点はいかがお考えでしょうか。

答弁 町長 斉藤繁

1番元井議員の御質問にお答えいたします。確かにメリットございます。今、元井議員が言われたとおり、間違いを未然に防いだり、待ち時間が短くなったりするのは間違いなく事実なのですが、上富の町立病院がオーダリングシステムとか電子カルテがないよという、いかにもそれだけ上富の町立病院だけのような印象を受けてしまうのですが、実は医療機関、民間も含めて、オーダリングシステムの導入がどうなのかというのは、多分、民間の診療所などは入れてなくて手書きだと思うのです。やはりコストパフォーマンスといいますか、相当負担になる。それが起因となって導入していないのではないかと推測しております。町立病院は、そういう民間の病院と違って、確かに公立の病院ですので、それと一緒に全く町民を無視して住民サービスを無視するわけにはいかないのですが、やはり何度もお答えしているのですが、相当に初期費用が1億何ぼもかかるというのは相当重い負担になろうかと思います。五、六年で更新していく、年間維持経費が1,000万円ほどかかると。ただ、将来的には、もちろん公立病院ですので、病病連携、こういうふうな基幹病院との連携が必要に、マストになってきた場合には、導入しなければならないのかなと、そういうタイミングといいますか、あと、国の助成とか、何かそういうものが必要なのだろうなと。今の状況では入れられないのですが、将来的に状況が変われば、財政面も含めて、そういう導入時期が来るのではないかなと、そういうふうな認識でおります。以上です。

質問 1番 元井晴奈

先ほどの問い合わせの件で、1回の問い合わせでかかる時間が平均3分から5分でした。その間、薬局側もですが、町立病院の受付事務も看護師も医師も、その時間、問い合わせの対応に時間がとられているということで、たかが3分、5分ですが、それが1日に10回あったら50分です。患者、町民だけでなく、医師、看護師、病院の事務の問い合わせ対応という無駄な時間がオーダリングシステム導入により解消されると思います。問い合わせに関係なく、町民から病院の待ち時間が長い、平気でお昼をまたぐ、予約時間もへったくれも何もないといった声を日々多く聞いております。それでもシステム導入の費用対効果は低いと判断するのか、お伺いいたします。

答弁 町長 斉藤繁

1番元井議員の御質問にお答えいたします。先ほどの1回目の答弁でもお答えして、先ほどちょっと私のほうが言い忘れたのですが、医師の負担というのが、これも同じぐらい重要な課題で、当然、若い先生、大学病院とか大きな病院で勤めた経験のある医師の方は、オーダリングシステムとか電子カルテには慣れておりまして、難なく対応してくれるのかなと思っていますが、そういう経験のないお医者さんがオーダリングシステムを一からマスターしていくとなると、さらにお医者さんに負担もかかるのはもちろんなのですが、患者さんのほうにも時間的なロス、遅延等が発生して、結果的にあまり病院にとっても町民にとっても、今入れることについてはあまりいいメリットといいますか、そういうことがないのかなと思っております。以上です。

質問 1番 元井晴奈

今の医師負担のところで、デメリットのほうですけれども、億を超える費用、コスト面のところは理解しましたが、入力業務など、医師やスタッフの業務負担が増えるというところがなかなかよく分からないのですけれども、そもそもこういったコンピュータですとか電子システムというのは、業務負担を軽減するためのものだと私は思っていたのですけれども、そのあたりの認識がちょっと町長とは違うのかなと感じましたが、もう一度、業務負担が増えるというところをお伺いいたします。

答弁 町長 斉藤繁

1番元井議員の御質問にお答えいたします。業務負担が増えるというのは、不慣れな、初めて使う方とか、そういう方に関してはさらに時間がかかるおそれがあると。慣れている方が使えれば別に何ということはないのですが、パソコンなども同じで、エクセルを分かっている人が使えば何ともないのですが、慣れていない人が使うと時間がかかる、そういう意味で先ほど申し上げまして、全般的な一般的に電子カルテやオーダリングシステムを入れると業務量が負担するという意味ではなくて、現状で― 30 ―入れた場合という限定的なことであります。以上です。

質問 1番 元井晴奈

人間誰しもが、新しいものに変わったら、それを使えるようになるまで、使いこなすのに一定の時間はかかることは理解しています。例えばガラケーからスマートフォンに変えたら誰もが最初は使えるようになるまでは負担が増えるというのは想像できます。それが慣れずにずっと続くということでしょうか。導入初期の移行期の負担増を除いても業務負担は続くという考えなのか、お伺いいたします。

答弁 町長 斉藤繁

1番元井議員の御質問にお答えいたします。将来的にこの状態が続くのかといえば、若い先生が何年かして、若い先生が上富の町立病院で慣れた先生が来れば、将来的にそういう先生が増えていけば、自然と解消していくものかなと思っておりますし、経費を無視はできないというのが、初期投資とランニングコストは、それを度外視してどうのこうのとオーダリングシステムを入れて業務をスピーディに、町民の利便をもっとというのは最もなのですけれども、必ず病院であるがゆえにコストは絶対無視できないと、このように思っております。以上です。

質問 1番 元井晴奈

まず総務省で出している通信利用動向調査の結果、令和元年、北海道のインターネット利用率は88.4%、うち61.1%がスマートフォン、次いで48.8%がパソコン、20.4%がタブレットを使ってインターネットを利用しているという、8割以上の人がそういった機器を使用しているという結果が出ております。それでも入力など、医師の負担が増えるというのがなかなか理解できないのですけれども、オーダリングシステムが導入されている、電子化が進んでいるというのは、町長も先ほどから言っておりますが、若い先生と言っていますが、今後のそういった医師や看護師確保にも影響があるのではないかと考えますが、そのあたりの影響はどのようにお考えでしょうか。

答弁 町長 斉藤繁

1番元井議員の御質問にお答えいたします。オーダリングシステム、電子化については、大病院、旭川の大病院とかにはもちろん導入されていますが、何がメリットかというと、そういう大きい病院には非常にメリットが大きいというのは、診療科がたくさんあって、ドクターも外来でいっぱい出ている、そして入院病棟が1階から5階、6階、7階まであって、そこにナースステージが東西いっぱいあるところから、オーダリングということで、検査のオーダーがどんどんオーダリングシステムで、レントゲンであり、何々検査であり、入ってくるわけです。従来であれば電話で対応していたかもしれませんが、そういう大病院では、このオーダリングシステムを逆に入れないとならないぐらい、入れることによるメリットはかなり大きいのかなと思っております。ただ、町立病院に関して言えば、非常に検査室、現在の新しい病院もそうなのですが、階層も1階と2階、介護医療院ももし将来的なものも入れても3階、検査室と診療室との距離も大病院ほど遠くはなくて、大病院ほどメリットはないのかなと。それに比して、比べて、コストはやはり依然として高い。ただ、そういうことがあるので、やはり先ほども述べたとおり、病病連携の必要性とか、そういう何か将来的に入れなければならないという事象が、何か出来事が起きたときでないと、なかなか入れるタイミングというのは見つけ出していけないのかなと思っております。そのためには、やはり先ほども一番最初に申しましたが、そのための整備だけは、後から工事することは全く不経済なことでありますので、先に整備だけはしておきます。導入が必要になったときはオーダリングシステム、電子カルテを導入しますということで、そのような計画になっておりますことを御理解賜りたいと思っております。以上です。

質問 1番 元井晴奈

3点目の費用についてですけれども、オーダリングシステム、電子カルテ、合わせて1億何ぼという試算とのことですが、オーダリングシステムだけの導入でも、コスト面でそんなに大きな大差はないということでしょうか。

答弁 町立病院事務長 北川徳幸(町立病院事務長は2022年3月まで)

ただいま元井議員の最初の部分、導入のコストの面ですが、オーダリングシステム、ちょっと詳しい内訳はもらっていないのですけれども、オーダリングシステムを入れても、基本的にはいろいろ端末等々、サーバー等々もハード面については必要ですので、そんなに大きく減るということはないと考えております。以上でございます。

質問 1番 元井晴奈

段階的に先にオーダリングシステムだけ導入するということは考えていないのか、ちょっと確認します。

答弁 町立病院事務長 北川徳幸(町立病院事務長は2022年3月まで)

ただいま元井議員の御質問にお答えいたしたいと思います。基本的には、オーダリングシステムと電子カルテがセットとなっております。ただ、各病院の形態によっては、オーダリングだけ先に入れるようなケースもございます。ただ、ちょっと若干先ほど来の御質問で、医師の負担という部分なのですけれども、若干説明させていただきますと、現在、午前中でうちの医師が大体40人から50人、今診療している状況でございます。1人当たり大体10分足らずで診療している状況で、その中で、紙によって看護師にオーダーを指示したり、紙カルテに書いて、随時10分以内でこなしている状況ですので、それを全部医師が負担するとなると、かえって診療時間が延びて、医師の負担もかかりますし、患者さんの待ち時間も多くなるというふうな判断で、今現在の医師体制だったら、なかなか電カル等の導入は難しいというようなことでございます。以上でございます。

質問 1番 元井晴奈

今の医師の負担というところで、北海道の先ほどインターネットなど機器の利用率が88.4%ということで、今の体制だと、その残りのところに該当するから、ちょっと負担が増えて難しいよという感じなのかなと勝手に想像しますが、コスト面での費用対効果と先ほどから何度も言っておりますけれども、病院は健康な人が行くところではなくて、何かしら病を持った人とかがほとんどです。そういった方々の待ち時間が長いというのは、かなり負担になるのではというのが想像できると思います。この部分のオーダリングシステム導入以外での改善策等はどのようにお考えなのでしょうか。

答弁 町立病院事務長 北川徳幸(町立病院事務長は2022年3月まで)

ただいま元井議員の待ち時間の改善策という御質問ですが、なかなか今、現行体制の施設等々では難しいなと思いますが、今、計画しております新しい病院については、もっと動線を、紙でも動線が早くなるような動線で今計画して、少しでも短い待ち時間になるよう、現段階では計画していますので、御理解いただきたいと思いますし、あわせて、そういうコスト面、あるいは医師体制が整った時点で、電カル等の導入を目指して、より待ち時間等々を短くしたいと考えておりますので、御理解いただきたいと思います。

質問 1番 元井晴奈

段階的にオーダリングシステムだけでも導入というのは継続した検討が必要だと私は考えます。オーダリングシステムは、医師、医療技師、看護師などで情報共有による医療の質の向上のみならず、そういった待ち時間の軽減など、患者サービスの向上のためには重要なシステムというふうに私は考えています。しかし、その導入時期については、早急に、改築時にはオーダリングシステムだけでも段階的に導入すべきと考えます。新しくこれから建つ新病院は、感染症対策がなされ、玄関や診察室を分けて、感染防止の配慮が見受けられますが、その中で、紙媒体の検査指示書やカルテを持ち歩いたら、感染対策という観点では盲点になりかねないと感じますが、そのあたりはどのようにお考えでしょうか。

答弁 町立病院事務長 北川徳幸(町立病院事務長は2022年3月まで)

ただいま元井議員の紙媒体による移動の感染対策ということなのですけれども、その部分については、十分そこら辺の感染対策を院内で今も徹底していますし、導入まではさらにそこの感染対策を徹底して運営していきたいと考えております。

質問 1番 元井晴奈

最後に、具体的な導入時期の目途ですけれども、10年後までに、あるいは20年後など、将来というのがどの程度の将来なのか、先ほど病病連携など導入の必要になったときと御答弁ありましたけれども、目途をもう少し具体的に、将来の目途を御答弁願います。

答弁 町長 斉藤繁

1番元井議員の御質問にお答えいたします。明確に何年後と言いたいところですけれども、なかなか誰も本当に何年後とか分からないのが現実で、本当に先ほど申しましたとおり、状況次第といいますか、病病連携とか、病病連携等が必須になった場合、そういう事象をもって目途というしかなくて、何年後とか具体的な数字で申し上げることはなかなか難しいと思っております。以上です。

質問 1番 元井晴奈

最後になのですけれども、患者さんの、町民の病院での待ち時間について、病― 32 ―院の事務員がカルテの紙媒体を探して運ぶスピードと、データがコンピュータで飛んでいくスピードの違いで分かるように、時間はオーダリングのほうが格段に早いと思います。町民の待ち時間は、システム導入により改善されることが想像できます。コロナ禍で感じたことは、院内の滞在時間が短ければ、その分、院内感染の危険は減少し、患者負担も軽減となると思いますが、最後に、コロナ禍を受けて、感染対策の観点等から、導入時期を早めるという検討を行う考えはないのか、確認して、質問を終わりたいと思います。

答弁 町長 斉藤繁

1番元井議員の御質問にお答えいたします。先ほど来、元井議員から言われているとおり、メリット、スピードが早くなる、感染のリスクも、紙のカルテの分だけ少なくなるというのは、私も重々に承知しております。ただ、本当に私も先ほど来から申し上げているとおり、コストは無視できないと、これも思っております。背反二立する問題です。メリットとデメリット、相当重いものが突きつけられているのですが、本当にコストは無視できなくて、貴重なまちの財源を、病院は本当に大切な皆さんの町民の健康を守る施設なのですが、そこにお金が潤沢に、財政が潤沢であれば、本当にオーダリングシステムもそういうことも十分検討するのか、もしくは病院が黒字であれば、誰もそういうことはあまり大きな問題にならないのかと思いますが、やはりこういう財政が逼迫した状況で、しかも相当なコストの負担が病院にかかるという財政的な問題、コストの問題は、先ほどから申し上げているとおり、無視できないと思っておりますので、なかなかこの状況が変わらない限り、先ほども申し上げましたとおり、財政的な状況が変わらない限り、もしくは病病連携の話にまたなりますが、そういう外の環境が変わらない限り、なかなか早期に導入というのは難しいのかなとは感じております。以上です。

質問 1番 元井晴奈

令和8年から病院の財政は黒字に進むというシミュレーションが出ておりますので、ぜひとも前向きに検討していただきたいと思います。答弁は要りません。

出典:上富良野町議会 令和3年第2回定例会 2021年6月23日 議事録 PDF(34ページ) 間違いを知らせる