みんなの議会

上富良野町議会 令和4年第2回定例会 2022年6月22日

高校生と、そのご家族に対する支援について

2022年6月22日、上富良野町議会の一般質問で、佐藤大輔議員が「高校生と、そのご家族に対する支援について」質問し、町長 斉藤繁が答弁しました。

質問者
佐藤大輔 議員
答弁者
町長 斉藤繁

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 9番 佐藤大輔

私は、さきに通告してございました1項目3点について、町長にお伺いいたします。高校生とその御家族に対する支援について。我が町は、上富良野高校の存続を目的として、町内外問わず、上富良野高校に通う全ての生徒を対象に、入学準備金や就学支援金、通学費補助金などの支給など様々な支援策を講じてきました。近年、安定的に入学者を確保しているのも、その成果の現れと評価しております。一方、町内から旭川市内や富良野市内などの高校に通う生徒に対しての支援の手は差し伸べられておらず、町内で義務教育を終えた全ての子どもたちに対する町の関わり方が、果たして適切と言えるのかどうか疑問が残ります。町の将来を担う子どもたちが人生設計を立てる上で重要な選択を迫られる高校進学に際し、目標に向かってちゅうちょなく歩みを進められるよう、切れ目のない子育て支援制度を構築し、全ての子どもたちとその御家族にしっかりと寄り添うことが求められていると思いますが、町外の高校に通う生徒と保護者の負担軽減策に関する以下の3点について、町長の御所見をお伺いいたします。(1)全国的に通学費の補助事業を実施している自治体が散見されますが、今後、我が町も同様の支援策を講じるお考えはあるのでしょうか。(2)利便性の高いJR美瑛駅までの輸送サポートなど、今後、直接的な費用面以外での支援策を講じるお考えはあるのでしょうか。(3)他の自治体との連携やJR北海道及び各学校への働きかけなどにより、最も早い上り始発列車で通学する生徒や保護者の負担を軽減する方策を研究・検討するお考えはあるのでしょうか。以上でございます。

答弁 町長 斉藤繁

9番佐藤議員の高校生とその御家族に対する支援に関する3点の御質問にお答えさせていただきます。まず、切れ目のない支援を必要とする方々に対する本町の子育て支援策につきましては、子ども・子育て支援事業計画において、妊娠・出産、乳幼児、小学校低学年の子育てステージと、小学校高学年、中学校、高校の子育ちのステージの二つのステージで区分しており、さらに町民生活課、保健福祉課で所管する保健・医療・福祉と教育委員会が所管する教育・生活の二つの分野で、それぞれの役割を担っていることは御存じかと思います。本町の高校生に対する支援策については、地元の上富良野高校の存続と魅力ある学校づくりを応援す― 18 ―ることを目的として、上富良野高校に通学する生徒や保護者に対して補助金を交付しており、高校が指定するタブレットパソコンの購入経費を含む入学準備金のほか、就学支援金、通学費、下宿費、介護職員初任者研修資格取得費用、学習コミュニケーションツール補助、青少年海外派遣人材育成事業補助、学校給食の導入といった施策を教育委員会で展開しているところであります。また、上川管内の自治体が支援する通学費補助につきましては、本町と同様に、地元に設置された高校に通う生徒に対して通学費を補助している自治体は、士別市、美深町、幌加内町、下川町、剣淵町、上川町、美瑛町、南富良野町の8市町であり、また、地元に高校がなく、通学費を補助している自治体は、和寒町、愛別町、東神楽町、中富良野町の4町が実施していることを把握しております。1点目の子育て支援としての高校生への通学費補助についてでありますが、高校進学には相当の経費を要することは承知しておりますが、本町は、地元上富良野高校の存続と魅力ある学校づくりに対して施策を展開しておりますので、通学費を町内外の高校に通う高校生に一律に補助することは、現段階では、地元に高校がある本町にとっては、子育て支援策として拡大することは相反する施策と考えております。しかしながら、低所得世帯への支援策については、北海道公立高校生等奨学給付金等の活用や実態の調査・検討も重要と認識しております。なお、中学校卒業時に所在市町村の道立高校が募集停止になり、通学費が生じる場合においては、所得制限はありますが、北海道において、募集停止後5年間に限り、通学費月額負担額に対し、1万円を超えた額の補助があることを申し添えておきたいと思います。次に、2点目のJR美瑛駅までの輸送サポートについてでありますが、各高校の登下校時刻や部活動等により、乗車時刻のばらつきが想定できること。さらに旭川方面の高校の登校時刻に間に合わないことや、下校後に本町まで運行する列車が全くない状況ではありませんので、高校生を対象とした上富良野町と美瑛間の輸送サポートは厳しいものと認識しており、JR富良野線の維持・存続、利用促進と相反関係にあることから、現時点で子育て支援の新たな施策として検討する考えはないことを御理解いただきたいと存じます。次に、3点目の始発列車で通学する生徒、保護者への負担軽減について、JR北海道への働きかけでございますが、始発列車の時刻が各高校の登校時刻に間に合わないことではないことから、通学で富良野線の始発列車を利用する高校生の保護者の負担軽減を目的とした各学校への働きかけについては、JR他路線やバスなど、他の公共交通機関がある中で、富良野線のみに単独で行うことは考えていないところであり、御理解を賜りたいと存じます。

質問 9番 佐藤大輔

まず、誤解のないように申し上げておきますけれども、支援金制度のほか、ジオ教育や介護士養成の取組、給食制度や通級の導入など、魅力ある学校づくりのために上富良野高校、以下、上高と表現させていただきます。上高と教育委員会が連携し、努力しておられることは十分に評価しております。また、上高の支援制度は、近隣市町村からの入学者を獲得する手立てとして、一定程度効果が見込めると考えております。そもそも2年前の一般質問において、eスポーツ同好会を取り上げたときから、子どもたちのためにも上高を存続させたいとの思いは私の中で何ら変わっていないことを述べておきます。それでは、まず、私と町長のお互いの論点を整理させていただきたいと思います。上高振興策は評価しつつも、その内容を見ると、中富良野や富良野の子どもたちにまで支援しているということもあり、町外の高校に通う上富良野の子どもたちにも何らかの支援が必要ではないか。要はバランスの取れた施策が、政策を展開すべきではないかとの私の質問に対し、町長は、町外の高校に通う子どもたちに何らかの支援策を講じた場合、子どもが町外に流れてしまい、上高に入学する生徒が減少するおそれがあるので、応援したいのは山々だが、応援したいのだけれども、現時点では、町外の高校に通う子どもたちに支援を行うことはできないのだというような考えだということでよろしいでしょうか、お伺いいたします。

答弁 町長 斉藤繁

9番佐藤議員の御質問にお答えいたします。御指摘のとおり、そのとおり捉えてもらって構いません。上高の支援策と相反する施策、ちょっと矛盾するような施策だと。上高を応援する施策が十分効果が発揮できないおそれがあると考えております。以上です。

質問 9番 佐藤大輔

1か月ほど前に、町長にはお時間をつくっていただきまして、この件で事前に― 19 ―意見交換をさせていただきました。その際にも町長は、今と同じように、上高の入学者数が減少すること、上高の存続が危ぶまれることを懸念されておられましたので、町長の懸念が払拭されない限り、今回の私の質問においては、特に(1)、(2)のような具体的な施策の話にまでは至らないであろうと、このように考えまして、実際どうなのだろうということで、実態把握のために、私、独自にアンケート調査を行いました。町長には昨日、アンケートの結果の詳細を資料としてお渡ししておりますけれども、アンケートの協力者に、情報開示に関する了承を事前に得ておりませんでしたので、大変申し訳ありませんが、ほかの皆様方に対しては口頭での報告となることを御容赦願いたいと思います。ゆっくりお話ししたいと思います。アンケートの対象としたのは、上中を卒業して、現在、上高に通う生徒の保護者40件の御家庭のうち14件の御家庭から回答をいただきました。質問は全部で三つです。一つ目の質問は、「進学先として上高を選択された一番の理由を教えてください」この質問には、様々な回答がありましたが、上高の振興策に関わる部分では、「給食があるから」と回答されたのが2件のみで、ほかには見当たりませんでした。この質問の回答から、進学先の選択は、やはり子どもが主体であるということを再確認した次第でございます。二つ目の質問は、「上富良野高校の入学準備金や就学支援金などの支援制度は、高校を選択する際、影響しましたか」という質問であります。この質問は三択で、「影響した」と答えた御家庭が9件、「影響しなかった」と答えていただいたのが1件、「どちらとも言えない」が4件でございました。この質問の御回答の結果からは、学校の選択には、保護者の思いも大きく影響していること。また、上高振興策の効果のほどを改めて実感いたしました。そして三つ目の質問は、「もし旭川や富良野の高校に通う高校生に対し、通学費の補助制度があったとしたら、高校の選択に影響を与えたと思いますか」ただし、目安としては、旭川に通う場合、月1,000円から1,500円の補助、これはほかの自治体を参考にしました。ということをお聞きしました。「影響したと思う」が2件、「影響しなかったと思う」が7件、「どちらとも言えない」が5件という結果でございました。この結果から注目すべきは、「影響したと思う」と答えた御家庭が2件あったことであります。この2件が多いのか少ないかの判断は難しいところでありますが、「どちらとも言えない」とお答えいただいた方の中に「半額助成ぐらい出ないと選択肢が広がるとは思えない」とコメントしてくださった御家庭がありました。これはあくまで私の推論です。私は、このアンケート結果から、支援の程度によって、要は、町外の高校に通う子どもたちに対する支援の程度によって、上高入学者数の減少を最小限に抑えることは十分に可能であると、このように考えておりますが、このアンケート結果を御覧になって、町長の懸念は払拭されたのかどうか、お伺いいたします。

答弁 町長 斉藤繁

9番佐藤議員の御質問にお答えいたします。まず、佐藤議員も御自身でおっしゃっていたとおり、推論です。この推論を基に私が意見を申し上げるのは控えさせていただきたいと思うのは私の回答なのですが、まず、2人の間だけでしか分からないアンケート、皆さんが目にしていない、共通認識に立っていないことを今この場で、公の場で佐藤議員と話すことは控えたいと。アンケートの精度といいますか、当然アンケートは回答率があって、回答率は3分の1なのか4分の1なのか分かりませんが、それを一般論として、100%にした場合、推定されるという、統計学的にサンプル数とか回収率、誤差とか、そういうものが一切公表されていない状況で、私が意見を述べるのはいかがないものかと思っております。結論から申し上げますと、私もこれは参考にしますが、今までの私の持論といいますか、思っていることが払拭されたか、これをもって払拭されたとはなかなか言い難いと思っております。

質問 9番 佐藤大輔

アンケートに協力してくださった方に、今の話を報告すると。サンプル数として足りないということで、町長は取り合ってくださらなかったというふうに御説明するしかないというふうに、私としては非常に残念な思いでございます。町長の懸念が払拭されない。それこそ統計学的な御持論等があって、今、現時点ではアンケートは取り合っていただけないということを確認しましたので、ちょっと切り口を変えて質問いたします。ただ、このアンケートの一部分に関しては、引用した質問となりますこと、ここは御理解いただきたいと思います。それこそ町長御指摘のとおりでありますけれども、やはり少数意見というのは、ある程度私は尊重すべき。それこそ、一体どのようになったら町民の声を聞けるのかというところの手法であったり、定― 20 ―義であったりというのは、非常に今明確ではないところでありますけれども、先ほど「影響したと思う」と答えた方、町外の高校に通う支援制度がもしあったら、上高に今通っていらっしゃる保護者にとって、影響したなと思った方が2件あった。私はこの2件というのは非常に重要だと。別の佐藤大輔がいるので、私も二つ考え方があって、別の考え方で再質問します。もし我が町に町外の高校に通う子どもに対して支援制度があったとすれば、この2件の御家庭の子どもは、本当に行きたかった高校に行けたかもしれないと考えることもできると思うのです。美瑛町でも美瑛高校振興策を展開しておりますけれども、令和2年度からは、美瑛町高校生就学支援助成事業として、町外の高校に通う子どもに対し3万円を1回限り支給しております。令和2年度から始まっております。美瑛町保健福祉課、子ども福祉相談係の担当者の方に、では、美瑛高校入学者数への影響はどうなっているのだということをお伺いしました。そうすると、そこを分析するのは困難であり、基本的には分けて考えているので、特に考慮していないというふうにお答えいただきました。要は高校の振興策、町外の学校に通う高校生に対する支援、これは全く別物であって、両方とも町、子どもたちに対しての事業であるので、これはこれ、それはそれとして捉える。私は、この美瑛町の考え方には激しく同意であります。目標に向かって歩み出す子どもたちが第一志望の高校に進学できるよう、その背中を押して上げることが、本来優先すべき行政の責務であると私は考えますが、それでも町長はあくまでも上高の存続を最優先するのだという考え方であるということでよろしいでしょうか、お伺いいたします。

答弁 町長 斉藤繁

9番佐藤議員の御質問にお答えいたします。まず、前半の、先ほどの最後のほうの答弁で、町長は、アンケートに答えてくれなかったと、上高の生徒に言うと。生徒には、こういう意見があったという事実は事実ですので、それは、別に生徒を無視して、意見を述べないという意味ではございません。こういう意見があったということは承知しておりますが、この割合がどうだったかというのは疑義があるところですので、それに対しては、アンケートを基に答弁はできませんという意味ですので、アンケートに協力してくれた生徒たちには感謝の意は表したいと思っております。余り細かい話になってしまうのもあれなのですが、旭川や富良野に通学費が出ればそちらに行っていたかもしれない、影響していたかもしれないという人は事実いるのだろうと。アンケートの結果の数字があるにせよ、ないにせよ、そういう人が事実いるかもしれないというのはありますが、上高に今通っている生徒が影響したかもしれないということで、上高の存続が、今年入学した人が22名ですので、1人、2人を争う。20名を2年続けて切ると、上高の存続の問題に関わります。そうすると、アンケートは引用しないと言っていますが、上高を選んだ生徒が、行きやすい学校だから選びました。eスポーツがあるから選んだ。地元の高校だから選んだという、今、選んでくれている生徒たちが毎年二、三十人ぐらいいるのですが、もし地元に高校がなくなってしまったら、そういう人たちの選択肢が上富良野の中学生に対してなくなります。旭川に行くしか、富良野に行くしかなくて、今までのような上富良野高校を選ぶ選択肢がなくなってしまいます。100人弱の上中の卒業生がいますが、上中から10名ほど、その他の市町村から20名ちょっとということなのですが、上中の生徒の割合からすると、今でも上中から上高に進学する割合は低いのかもしれませんが、そういう少数の方の学校を選ぶ選択の幅を狭めてしまう。しかも上高だから行っている。富良野や旭川の高校だと、ドロップアウトとか、いろいろ勉学に影響が出て自信がない。だから上高にという人たちのためにも、選択の余地を残しておくということは非常に重要なことだと思っております。決して、旭川や富良野の高校に通っている生徒たちに援助の手は今のところありませんが、決して妨害といいますか、不利益を与えているわけでは決してありません。ただ、そういう人たちが大多数ですが、上高にぜひ通いたいという少数の意見、少数の方がおられるのも事実です。どちらを優先するのか。私は55歳ですが、私の二回りぐらい上の、本当昔から汽車通で旭川、富良野に通っていた先輩たちがおります。脈々と伝統といいますか、続いておりまして、私も通っておりましたし、多くの方が通っておりました。それで特に不都合はなかったわけでありますし、確かに不便ではあります。朝早く起きなければなりませんので。不便ではありますが、朝一の汽車で間に合いますので、不都合はないのです。一方、上高がなくなるということは、上高に通っている生徒は少数かもしれませんけれども、それがなくなることは非常に重大なことですので、多数決ではありませんが、多くの人が享受される政策を取るべき場面と、それによって失われる、少数ではあ― 21 ―りますが、不利益。どちらを優先するのかと言われると、やはりこの場合は、両方を、プラス・マイナス、斟酌した場合、上高がなくなってしまったほうが影響は大きいのではないか。今の上高を存続するべき、今は存続に力を注ぐべきなのだろう。それに反するようなといいますか、旭川、富良野に流れていく生徒を止めるわけではありません。行きたいのであれば、それが希望なのであれば、それは止める手立てはございませんので、通学してもらっても構いませんが、上高はしっかり、魅力ある学校をつくって募集して、人員が集まるような努力を町はしっかりして、できる限り、上富良野中学校のみならず、近郊の町からも多く生徒を集めて、長く存続させていきたいと考えております。以上です。

質問 9番 佐藤大輔

ちょっと訂正させてください。アンケートの対象にしたのは保護者ですので、保護者に対して私は、こうこうこういう理由でアンケートをお願いしますというふうに申し上げているので、大変申し訳ありませんが、町長に対しては、それを参考にはしていただけなかったという報告をする義務は私に、責任は私にあるということでございます。答弁は結構です。私は上高がなくなっていいなんて一言も言っていないし、むしろ逆です。さっきから私の持論といいますか。町長は、石橋をたたいて渡るぐらい慎重な方なので、非常にお気持ちは分かりますけれども、ただいまの答弁で、旭川、富良野に通う高校生、保護者には特に不利益はないだろう。不利益はあります。朝早くから起きて弁当をつくって、6時18分に乗せて、私の次男が野球部、旭川の高校に通っておりましたから、大体21時32分着の旭川に迎え、時には20時11分着、美瑛止まりの列車に迎えに来てくれ。冬は、JRは今非常に止まりやすくなっているので、旭川まで迎えに行ったりと。本当に大変な思いをしたなと。今はみんな仕上がっているので、いい思い出ではありますけれども。これもアンケートの中の一つを引用すると、質問の3の中で、町外高校に通う子どもたちへ支援すると、上高の存続が危ぶまれるという保護者の御意見がありました。一方で、これはアンケートとは別に、なぜ上高生だけ支援されるのか、なぜ上高生だけ優遇されるのかという不満の声もあちこちで聞かれるのです。この両者は直接交わることはありませんが、実は対立関係にあります。見えない対立があるということだけは間違いないと私は思うのです。私は、町内全ての子どもたちにバランスの取れた支援策を講じることで、上高が妬まれたり、疎まれたり、そういった要素が取り除かれて、より一層上高が愛され、必要とされ、存続に対する町民全体の理解も深まると思います。上高を守りたいのであれば、むしろ上高ファーストをやめて、上高最優先をやめて、バランスの取れた政策を展開すべきだと私は思いますけれども、町長の見解を求めます。

答弁 町長 斉藤繁

9番佐藤議員の御質問にお答えいたします。不利益の捉え方ですが、私は不便はあると申し上げました。朝早く。それを不利益と誤解されては困るのですが。上高に支援することによって、旭川に通っている方に不利益は特にないだろうということで、不便はあります。そういう意味で、不利益と不便を混同されたのかなと思いますので、改めて説明させていただきたいと思っております。その上で、上高だけになぜかという声もあるのかもしれませんが、私は、先ほど申したとおり、20名を2年続けて切ると廃校ということで、その影響はかなり大きいと思っておりますので、100%みんなが賛成してくれないかもしれませんが、上高を守ることは大切なことだと思っております。今の上高の募集に関する制度は是として、続けていきたいと。教育委員会の事業ですが、要求があれば、それは是としていきたいと思っております。

質問 9番 佐藤大輔

この点につきましては、これで最後の質問といたします。町長の公約で、中学生までの医療費が無料化となりまして、町民の多くの方が喜んでおられるというようなことになりました。しかし、上川管内でいえば、やっと他の市町村に追いついたというのが実情でありまして、まさにここからが町長の子育て支援という分野における本領を発揮する腕の見せどころであろうと私は思います。まして2025年には、富良野高校と富良野緑峰高校が再編統合され、間口が減る予定であり、今回改めて上高の必要性も再認識されたと、先般、教育長から報告があったばかりであります。私は、まさに追い風が吹いているというふうに感じております。町外の高校に通う子どもたちに対する支援に着手する絶好のチャンスだと思いますが、町長の見解を求めます。

答弁 町長 斉藤繁

9番佐藤議員の御質問にお答えいたします。高校の通学費にかかわらず、通学費だけの問題で― 22 ―はないと思っております。子育てに関しては、上富良野は乳幼児から切れ目ない子育て支援策を行っております。今年から医療費が無料になったのも一つでありますし、子育てに関するいろいろな施策というのは、管内でもトップクラスのものと自負しておりますので、特に高校の通学費だけにとらわれず、子どもの支援というのは、私、理事者もそうなのですが、子ども・子育て支援会議というメンバーもございますし、もちろん町民の皆様から御意見を賜って、しっかりと三者の中で、よいものがあればぜひ推進していきたいと。子育ては皆さん頑張って応援していきたいと、そのような気持ちは変わっておりません。以上です。

質問 9番 佐藤大輔

町長のお気持ちは十分にただいま受け止めました。それでは、(3)の再質問に移ります。(3)の質問、少々言葉足らずでありましたので、おわびいたします。再度、分かりやすく質問させていただきます。先日、旭川行き始発6時18分に乗ってみました。高校卒業して以来30年ぶりに乗ってみました。当然ですが、乗客の95%が高校生で、約20名の生徒が座れずに立ったり、地べたに座ったりというような乗車率でありました。後日、旭川行き2番列車、7時11分にも乗ってみました。乗車率は大体五、六十%だなというところで、乗客は主に、2番列車でも間に合う旭川工業と旭川南高の生徒が多かったように思います。この2番列車ですけれども、ほかの列車は、旭川までの所要時間というのが大体50分台前半が多いのですけれども、この2番列車は、下り列車の待ち合わせのため、美馬牛で8分停車するので、実に1時間2分かかるのです。そうなると旭川到着8時13分なので、もう少し早く旭川に到着すれば2番列車も使えるのになと。それこそ五、六年前、次男が旭川に通っている当時思っておりましたが、今も変わっていないのだということに少々驚いております。この2番列車がもし10分早くなれば、美馬牛駅ではなくて美瑛駅で交差することになるので、また、美馬牛駅での8分停車もなくなるので、計算上は7時55分頃に旭川に到着することになります。この到着時刻だと、少なくても旭川商業や旭川東高校の生徒は、8時25分のショートホームルームに間に合うのです。今、富良野、上富良野間で、旭川商業と旭川東に、合わせて約30名の生徒が通っております。仮にこの30名の生徒が始発から2番列車にスライドした場合、始発列車の混雑緩和や、2番列車を選択できる。子どもや御家庭の負担軽減が期待できるという妄想です。このようなことを富良野沿線で議論をして、課題を整理して、必要と判断された際には、JRに対して要望等のアクションを起こすべきではないのかということを申し上げたかったのですが、再度、町長の見解をお伺いいたします。

答弁 町長 斉藤繁

9番佐藤議員の御質問にお答えしたいと思います。(3)です。ホームルームに間に合うので、JRのみならず、始業時間も含めてということになろうかと思いますが、JRはJRの都合があって、生徒のことは考えてくれているのかなとは思いますが、昔からそうであるようになかなか実現しないし、あと、学校もホームルームの時間を、学校全体の授業時間帯ですので、富良野線の人だけのために10分、始業時間をというのはなかなか難しいのかな、宗谷線のみならず、旭川電気軌道とか、市内のバスで通っている人等もいますので、なかなか要望も難しいのかなというふうに考えております。ただ、何回も言いますが、朝一の電車で行けば間に合うというのは、確かに状況が、昔ほど列車も座席がなくて、相当込んでいるのは分かるのですが、朝一で行けば間に合う状況の中で、ほかのJR、そして旭川市内の学校の始業時間を富良野線だけのために移動したりするというのはなかなか難しいことなのかと思っております。以上です。

質問 9番 佐藤大輔

確かに町長おっしゃるように、学校に対しては若干難しいかなというふうに私も理解しておりますけれども、JRに関しては、今、町長がおっしゃったようなことでもないようです。実際、私、今のくだらない妄想話を先日、美瑛駅長にぶつけました。どうなんだと。美瑛駅長は、まず知ってほしいのは、富良野線は学生の利用が多い路線のため、毎年3月のダイヤ改正の際には、学生の通学実態を調査している、JRでというようなことでありました。そして、これはあくまで個人的な見解と前置きしながらも、JRの調査ではつかみ切れない地域の生の声は大いに価値があると考えるというような美瑛駅長からのお言葉もいただきました。当然駅長の懐の深さというのもあるのでしょうけれども、私は決してリップサービスではないのではないかというふ― 23 ―うに感じました。通学環境の改善は、保護者の負担軽減のみならず、子どもたちの生活リズムを整え、学力や部活動でのパフォーマンス向上や、今まさに感染予防対策にもつながるので、ぜひ町長が、いわゆる通学弱者と言われる美馬牛からこちら、上富良野から富良野間の富良野沿線で、町長がイニシアチブを取って、JRに対しての要望行動に向けて動き出してほしいと思いますが、その点、見解をお伺いいたします。

答弁 町長 斉藤繁

9番佐藤議員の御質問にお答えしたいと思います。要望のほうは、機会があれば、そういう声もJRのほうには、機会があるごとに通学実態をお伝えしていこうかと思います。確かにあと10分の問題ですので、ひょっとしたら佐藤議員が言うようになる可能性もあるのかなと、今、再質問を受けながら聞いていて、改めまして地元の声というのはJRに伝えていこうと思ったところです。以上です。

質問 9番 佐藤大輔

一般の町民が私のような行動はなかなか取れないと思うのです。実際心の中で思っていても、先ほどの話ですけれども、子どもの通学環境は厳しいと、保護者の負担も大きいと。だけれども、上高を選ばなかった自分たちが悪い。要は自己責任なのだというふうに心に収めてしまうので、JRに対して要望行動を起こしてほしいと、それは鼻から無理だと私自身が決めつけて、美瑛駅長とお会いしておりましたので、正直、そうなのだと、私が一番驚いたようなことであります。ですので、受け身では、なかなかこういう声は上がってきません。そして、私は、今回のアンケートを通じて思ったのが、保護者の方々からは、自分たちでも町に関わることができるという喜び、また、満足感、そういったものが、アンケートにお答えいただいた際に伝わってきました。私は改めて、こういった町の声、町民の声、子育て世代の方の声を聞くきっかけづくりというものが本当に大切なのだなということを実感いたしました。目標に向かって努力する全ての子どもたちには、この町で高校時代を過ごせてよかった。そして、その子どもの保護者の方々には、この町から子どもを高校に通わせてよかったと思ってもらえるよう、町長にはより一層積極的に、自らの信念を明確にした上で、子育て世代の方々としっかりと向き合っていただきたいと思います。いろいろと検討するという明確な答弁ではありませんでしたが、もし今後検討するという段階に入る、もしくは水面下で検討すると、高校生に対する支援に関してでありますけれども、そういった場合、どこの部署で、どこの課で検討するのか、お伺いいたします。

答弁 町長 斉藤繁

9番佐藤議員の御質問にお答えしたいと思います。高校生に対する支援は、担当はどこなのだということですが、基本的に、子育てに関することであれば、保健福祉課の子育て支援班でありますし、殊、上高の維持・存続に関してのみは教育委員会が所管しておりますので、そういう所管になっております。以上です。

質問 9番 佐藤大輔

すみません。もう一度確認なのですけれども、全体を通して、ただいまの質疑応答を経ての確認でありますけれども、町長は、上高以外の高校生に対して支援の手を差し伸べる、また、JRに対して、子どもや保護者の負担軽減のための働きかけはされないというような、現時点では、そういうことで、私としては、そういう理解でよろしいかどうか、お伺いいたします。

答弁 町長 斉藤繁

9番佐藤議員の御質問にお答えしたいと思います。現在のところ、上高以外、町外に通う、富良野、旭川に通う生徒に対しては、町で何か通学費を助成するという考えは、現在のところ持ち合わせていないということです。あと、不安解消といいますか、JRに対しては、いろいろ情報を発信をしていきたいなと。実現するかどうか別として、美瑛の駅長は確かにそう言ったかもしれませんが、実際はなかなか、どうなのかというところも含めて、ダイヤ改正のときには、地域の実情というのを伝えていく努力はしていきたいと。それが親御さんたちの不安解消とか負担軽減になるのであれば、ぜひJRに対して、機会があれば実情を述べていきたいと思っております。以上です。

出典:上富良野町議会 令和4年第2回定例会 2022年6月22日 議事録 PDF(24ページ) 間違いを知らせる