上富良野町議会 平成31年第1回定例会 2019年3月13日
(1)自衛官募集事務について/(2)病院、拠点施設の建設について/(3)町立病院、老人保健施設の人員確保について/(4)子ども読書推進計画と図書館新設について
2019年3月13日、上富良野町議会の一般質問で、米沢義英議員が「自衛官募集事務について」「病院、拠点施設の建設について」「町立病院、老人保健施設の人員確保について」「子ども読書推進計画と図書館新設について」について質問し、町長 向山富夫、教育長 服部久和が答弁しました。
- 質問者
- 米沢義英 議員
- 答弁者
- 町長 向山富夫、教育長 服部久和
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
会議録の目次ではこの議員の件名が 4 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は会議録の目次の表記です。
質問 11番 米沢義英
私は、さきに通告してありました4点について質問いたします。1点目は、自衛官の募集事務についてであります。各新聞報道によれば、自民党が党所属国会議員に自衛官募集事務で自治体の協力を点検するように求める文書が出されたという報道がありました。現在、自衛官の募集実務は全国50の自治体地方協力本部が担っているとされています。対象者には、訪問あるいはダイレクトメールなどによる勧誘がされているという状況にあります。しかし、近年では、自衛官の採用数は2014年度から4年連続で計画を割り込み、さらに防衛大学校卒業時の任官辞退者もふえてきているという実情が見られます。その背景として、国会での安全法制法の成立、閣議決定された集団的自衛権の行使容認などが影響しているとされています。今回、安倍政権のもとで憲法9条の改悪をしようという動きがあります。日本の憲法9条というのは、戦前多くの罪もない人々も死に追いやった、その反省のもとに2度と日本は戦争を行わないという不戦の決意を打ち立てたのが憲法9条の中身であります。今、自衛隊員や若い人たちを危険な紛争地に動員されようという動きが出てきていると考えます。平和を求める多くの国民の願いに反するものだと私は考えております。また、日本の自衛隊というのは、あくまでも専守防衛の範囲で日本を守る、あるいは災害時に復興支援に当たるという形で職務を全うしているという状況にあります。しかし、それを覆して新たに制度の改正を行い、危険な紛争地に自衛隊員を送るということは、決してあってはならないというふうに考えております。国民の願いに反するものであり、絶対許してはならないと考えます。また、その点から、個人情報保護の点からも名簿の提出はやめるべきだと考えます。そこで、上富良野町の自衛官募集事務について伺います。1点目として、自民党所属国会議員等が自衛官募集状況調査の依頼等が町にあったのかどうなのか。この点について伺いいたします。二つ目には、情報提供は、紙あるいは電子媒体など氏名、年齢、18歳から22歳までなのか状況について伺いいたします。三つ目には、名簿提供に関して、2003年の我が党の国会議員の質問に対して、防衛大臣は各自治体に提出義務はないと言っていましたから、この点についてどのようにお考えなのか伺います。4点目には、個人情報の保護から見ても、名簿の提出というのは問題があると考えますが、即刻やめるべきではないでしょうか。次に、病院、拠点施設の建設について伺います。町では、町立病院及び拠点施設建設が検討されています。町立病院は、町民の健康を守るために欠かすことのできない医療施設であります。拠点施設道の駅は、観光客を呼び込み、町の情報発信拠点としても必要な施設とは考えます。いずれにしても、財政基盤がしっかりしていなければ、その計画も成り立ちません。各年度の決算を見ても、財政基盤の強化が指摘されています。また、平成31年度予算編成においても、各事業においては優先度の高いものを柱として、それを実現するために基金の取り崩しなどをし、財政計画を立てているというのが実情であります。しかし、現在検討されている各施設の建設においては、施設規模・機能、財政計画等が必ずしも明確にされていると言えない状況にあります。そういった点で、直ちに明確にすべきだというふうに思いますが、次の点についてお伺いいたします。一つ目には、複合拠点構想の施設道の駅の予算が― 91 ―計上されているが、用地・施設・機能などの詳細について、また同時に総費用を含めた財政計画についてお伺いいたします。二つ目には、町立病院における用地・施設・機能について及び財政計画についても答弁をお願いいたします。三つ目には、町には施設の維持管理に今後、相当な経費が必要になってくると考えます。今の計画だと二つの施設を同時建設を進めなければならない形になると考えますが、しかし、現在の町の財政事情からしても無理があるのではないかと考えます。優先すべき施設として町立病院は町民の暮らしと健康を守る重要な施設と考えなければならない最優先の施設ではないでしょうか。複合拠点施設道の駅は、将来の観光を呼び込む施設としては必要と考えますが、早急に建設しなくてもよい施設と考えますが、そういった点で当面凍結すべきではないかと考えますが、町長の見解について伺いいたします。次に、3点目には、町立病院・老人保健施設の人員確保についてお伺いいたします。町立病院は、町民の暮らしと健康を守るための重要な拠点施設・医療施設であります。多くの町民が利用しています。町立病院は、一般病床44床と介護療養型老人保健施設28床が併設されております。老人保健施設は、介護施設として位置づけられています。町の介護保健施設として重要な役割を担っているのが老人保健施設であります。しかし、老人保健施設で働いている介護職員は、いまだに介護士を除けば正職員はいないというのが実情であります。介護の現場で意欲を持って仕事をしてもらうためにも、また施設利用者に質のよい介護を提供する立場からも正職員としての採用が早急に求められていると考えますが、この点についての町長の見解を求めます。次に、教育長に答弁を求めます。子ども読書推進計画と図書館新設についてお伺いいたします。子ども読書推進計画が策定されました。将来、子どもたちがこの町で大人になり、他の町に住んだとしても上富良野町で過ごしたこの時期を思い出させるような町であってほしいと私は考えております。そのためには、上富良野町の読書推進計画は、欠かせないものだと考えております。学校や地域での今読み聞かせなどの方向性がこの中で盛り込まれています。それは、心を育むのであり、非常に大切なものだと考えます。また、図書館では職員やボランティアの人による図書館祭りや読み聞かせなど工夫が盛りだくさんされているという状況になっております。また、同時に現在の図書館が狭いのが難点であり、住民からも施設の改善を求める声があります。現在、図書館利用者数・登録者数は約1万9,000人と6,100人となっており、多くの町民に利用されています。人の感情や心の豊かさを育てる、育む、そのためにも重要な施設であるということを言わざるを得ません。現在、わからないことを調べようとすれば、パソコン・スマホなどを利用すれば済む時代になってきております。しかし、そのような時代であっても図書館が多くの人々に利用されているということを考えれば、当然、多くの町民が利用する図書館を建設、新設してほしいということも出てくるのも当然ではないでしょうか。そういう意味では、図書館の建設を望む声に対して、将来の計画に位置づける必要があると考えますが、これらに対応について、教育長の見解を求めます。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
おはようございます。11番米沢議員の4項目の御質問にお答えさせていただきます。まず、1項目の自衛官募集事務に関する4点の御質問にお答えいたします。1点目の自衛官募集状況調査についてでありますが、自民党所属国会議員等からの調査依頼はございません。次に、2点目の情報提供につきましては、毎年3月に自衛隊旭川地方協力本部長から町に文書をもって依頼があり、昨年は、年齢が17歳から26歳までの氏名・生年月日・性別・住所の基本4情報を紙媒体で提供したところであります。次に、3点目と4点目につきましては、関連がありますので一括してお答えさせていただきます。名簿提供に関しての町としての考えは、自衛官募集事務に関し、防衛大臣は自衛官の募集に関し必要があると認めるときは都道府県知事または市町村長に対し、必要な報告または資料の提出を求めることができる。これにつきましては、自衛隊施行令第120条とされており、一方、本町の個人情報保護条例では、個人情報を外部提供の制限除外規定といたしまして、法令等の規定に基づくとき、これにつきましては、上富良野町個人情報保護条例第8条第1項第2号の中で規定されていることから適正な事務と介しており、問題が生じるものとは受けとめていないことを御理解賜りたいと存じます。次に、2項目の病院複合拠点施設の建設に関する3点の御質問にお答えいたします。御質問の町立病院・複合型拠点施設の整備につきましては、平成31年度を開始年度といたします第6次総合計画に位置づけさせていただいた事業であ― 92 ―り、事業の実施に当たりましては、さらなる事業更改や財政計画などあらゆる面から十分な検討と協議を重ねながら慎重な判断のもとに進めるべきものと認識をしているところであります。まず、1点目の複合型拠点施設の機能等の詳細や財源計画についてでありますが、本年度実施いたしました基礎調査の結果を踏まえ、庁内会議において施設の基本的なコンセプトをまとめているところであり、今後は、この基本コンセプトをもとに基本計画を策定する中で、備える機能や規模、立地場所、運営方法などを定めてまいりたいと考えております。なお、これに伴う財源計画につきましては、基本計画と合わせてお示しできるものと考えておりますが、有利な財源活用や整備後の運営形態も含め精度の高い計画となるよう策定作業を行ってまいります。次に、2点目の町立病院の施設機能の詳細、財源財政計画についてでありますが、平成30年第2回定例会において議員からの町立病院に関する御質問へのお答えの中でも述べさせていただきましたが、町立病院を含めた医療・保健福祉施設等の整備のあり方について関係部署で構成する検討会議を設置し、方向性を取りまとめ、現在、その方向性に沿って基本構想の策定作業を進めているところであります。町立病院につきましても、拠点施設と同様に今後、基本構想に基づいて基本計画の中で機能・規模・目安となる事業費等お示しできるものと考えており、富良野区域地域医療構想や北海道介護保険事業支援計画、町の介護保険事業計画等との整合性を考慮しながら、作業を進めてまいりたいと考えております。最後に、3点目の町立病院の整備を優先し、複合型拠点施設は凍結すべきではとの御質問でありますが、両施設それぞれ求める機能や果たす役割が異なり、町民の安心安全な生活や持続的な町の発展や活性化には、ともに重要かつ必要な施設と考えております。財政面について、議員の御懸念は理解できますことから、基本計画の成果に基づいて財政計画を示し、必要な説明とともに十分な協議をいただいた上、総合的に判断すべきものと考えております。現時点におきましては、両計画の策定に当たって、凍結を想定した考えは持っていないことを御理解賜りたいと存じます。次に、3項目めの町立病院老人保健施設の人員確保についての御質問にお答えいたします。町立病院の介護療養型老人保健施設につきましては、国の医療制度改革などにより平成20年12月に既存の療養病床36床を医療機関併設型小規模老健の介護療養型老人保健施設28床に転換して、現在まで運営しているところであります。現在の施設の人員配置につきましては、正職員である看護師8名、臨時の介護職員11名の合計19名で日勤・夜勤の勤務態勢を組み運営しており、限られた人員ではありますが勤務時間帯の調整を行うなどにより施設の運営を行っている状況にあります。介護職員の処遇や働き方につきましては、これまでも町立病院において介護従事者の意見を聞きながら雇用環境の改善に努めてきたところであり、相互理解のもとで従事していただいていると認識していることから、今後におきましても介護従事者の意見を聞きながら処遇の改善、働きやすい職場環境づくりに努めてまいりますが、雇用形態につきましては社会全体の動きや状勢、国の介護職に対する処遇等の動きを見極めながら対応に努めるとともに、基本的には病院事業の中で組み立ててまいりたいと考えておりますので御理解賜りたいと存じます。
答弁 教育長 服部久和(教育長は2022年3月まで)
11番米沢議員の4項目めの図書館の新設についての御質問のお答えいたします。子どもの読書活動を推進する法律において、読書活動は子どもが言葉を学び、感性を磨き、表現力を高め、想像力を豊かなものにし、人生をより深く生きる力を身につけていく上で、欠くことのできないものとされております。第3次上富良野町子ども読書推進計画においても、家庭・地域・学校などが連携し、読書に親しむことができる機会の提供に努め、読書活動の推進を図ることを目的としているところであります。また、図書館では子どもの成長に合わせた図書の充実に努め、児童館や各こども園、各小学校への移動図書を実施するとともに、町の図書館が子どもたちにとって憩いの場所となるように図書館祭りや読み聞かせを実施するなど読書の魅力や必要性を伝えられるように日々、業務を行っているところであります。現在の図書館は、昭和46年に建設された公民館の1階内部を平成17年に改修し、面積を拡張するとともに平成26年には外壁のガルバリー化、平成28年にはトイレの洋式化及び改装を行うなどの対応を図ってまいりました。また図書コーナーの配架や季節に合わせたテーマ展示を実施するなど工夫を凝らした館内の環境づくりにも努めているところであります。図書館の新設に対する将来計画への位置づけにつきましては、老朽状況を見きわめ、今後の図書館の利用や蔵書の状況などから適切に判断をしてまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りたいと存― 93 ―じます。以上であります。
質問 11番 米沢義英
自衛官の募集事務についてお伺いいたします。答弁では、外部情報の制限除外規定がということで、国の定めた法令に基づいて提出しているということの話であります。しかし、この政令で定められているという内容を見ますと、自衛官及び自衛官候補生の募集に関する順の一部を行うという形で97条で規定しております。また同時に、同法施行令は自治体が自衛官募集の広報などを行うことを定めてはいるものの、名簿の提供に関して防衛大臣は、云々かんぬんという形で都道府県知事、または市町村長に対して必要な報告また資料の提出を求めることができるとしているだけで、ここには決して応じる必要がないというふうな判断に立っているわけであります。また同時に、我が党の議員団が2003年のとき、国会で質問をしたときの内容というのは、個人情報特別委員会で出した際に、当時の総務省自治局長が「住民基本台帳法には、自衛隊への提供の規定はない。」と明言しています。また、当時の石破防衛長官も「私どもは、自治体に依頼をしているが、答えられないということであれば、いたし方がない。」という答弁であり、義務規定はないのだということを述べているわけでありますが、このことからして、私は町が行う個人に対する情報がAという人が知らない間に情報が提供されているということ自体が、個人の情報保護法に抵触すると、問題があるというふうに考えておりますが、この点について、町長はどのようにお考えなのかお伺いいたします。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
11番米沢議員の自衛官募集に関します情報提供についての御質問にお答えさせていただきますが、現在、法制上の解釈につきましては、議員から御発言がありましたので重複する答弁を差し控えますが、現在、情報を提供しておりますことに対して、法令上あるいは町の判断として個人情報が個人の意志に基づかない形で提供されているという解釈にはならないというふうに解しておりますことから、問題は生じてくるものではないというふうに理解をしているところでございます。
質問 11番 米沢義英
では、町長にお伺いいたしますが、なぜ問題にならないという規定解釈は、どこの条文から成り立っているのですか。その点を、お伺いいたします。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
11番米沢議員の御質問にお答えさせていただきますが、個人情報の法令に基づいた範囲内での情報提供につきましては、同町の個人情報の保護条例、さらには、一般的に、法律の専門家ではございませんので法律的なお答えはできませんが、社会通念上、我々自治体、公共機関同志の情報のやり取りにつきましては、目的を逸脱するような使用は当然、想定の中にも入っておりませんし、そういうことから解釈いたしますと、情報提供についての問題は生じる要素は含まれていないというふうに解しているところからでございます。
質問 11番 米沢義英
そうしますと、上富良野町の個人保護条例の解釈引用というのがあります。ここには、確かに行政機関等の情報収集等、それに類似するもの等については、一定そういった部分が認められているというふうにも書かれてはいます。がしかし、同時にここではあくまでもそれは自己情報に対するコントロール権という開示の前提のもとに、そういったものを前提にしているわけであって、例えば、本人が気づかないうちに同意がないまま、これが提出されてるということで問題になった時に、当然、この条文からして個人保護条例という立場からすれば、個人の情報の保護が、保護条例では定まっているけれども、ないがしろにされているということになるのではないですか、町長。この保護条例の条文、よく読んでください。あくまでも、個人の人権を守るためにあるのだということが、書かれているわけですから、その点、考えれば、当然本人の同意がないままに、こういったものが提供されるというのであれば、やはり個人の人権の侵害に当たるのではないかというふうに思いますが、この点、どのようにお考えですか。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
11番米沢議員の御質問にお答えいたしますが、現在実施している情報提供等に起因いたしまして、個人の人権が侵害されるというような問題が生じる可能性は、私はないというふうな理解のもとに、当町の個人情報保護条例から理解しているところでございまして、議員がお尋ねのような不利益を発生させるような要素はないというふうに私は解釈しているところでございます。
質問 11番 米沢義英
例えば、町長の、失礼な言い方で大変申しわけありませんが、情報があったとします。これが、本人の同意が得られず利用されているとしたら、町長はどのようにお感じですか。― 94 ―
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
ただいまの質問の趣旨は、当初のお尋ねの趣旨と少し、私は理解が違うのかなというふうに考えておりますが、今、議員から御質問があったような前提での想定した自衛隊募集に対する個人情報の提供となっておりませんので、それと同一してお答えするということは不可能かと思います。
質問 11番 米沢義英
私の言いたいのは、自衛隊であろうが、どこかに提供するということであろうが、就職だとかそういったものに、やはり個人の同意がないままに、それをどういう形で利用するか別としても、その時点で違法ではないかというふうに考えているわけで、この点、町長はもう一度確認いたしますが、本来でしたらそういった情報というのは、本人の同意を原則とすべきというふうになっていると思いますが、この点は、そういったことでよろしいですか。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
11番米沢議員の御質問にお答えいたしますが、現在、御質問にあります自衛隊の募集等に関しての情報の提供という前提に立ってお答えさせていただきますが、法令上あるいは当町の条例上、個人の利益を害するような要素は持っていないものでございまして、私といたしましては、議員から御質問があったような御懸念は持つ必要はないという立場に立って、事務をさせていただいているところでございます。
質問 11番 米沢義英
私は、その公の団体だからだめだとかというようなことを、利用されているということのそういうものも含めてお伺いしたいということで、町長に聞いているのですが、僕は、この情報というのは、あくまでも本人が同意しなければならないということで、この個人情報という形でなっております。そういうことになれば、行政間の、いわゆる円滑な運営あるいはその上下関係の運営が仮にあったとしても、本人のやはり個人の同意がない限りは、情報は提供すべきではないというふうに思います。私は、それを活用して悪い方向に行ったのか、いい方向に行ったのか、別として、本人の同意がないまま情報が提供されたという時点で、もう既にこれを個人の枠を超えて、やはり情報提供の本来の趣旨から離れた、そういったことにつながっているということで、私は解釈しておりますが、町長、ぜひ文等を読んでいただければ、さきの国会の答弁なんかでも前防衛庁の長官だった方も言われておりますし、そういうものも含めて、きっちりとした、開示というのは、非常に個人が起こられてということでありますから、そのことを逸脱した今回の自衛隊募集事務に対する名簿の提供というのは、やめるべきだというふうに思いますが、この点、確認いたします。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
11番米沢議員の御質問に再度お答えさせていただきますが、現在、当町が実施しております情報提供につきましては、何度も申し上げておりますが、関係法令上あるいは条例上と照らしまして、個人の利益を侵害するような状況が発生することは想定されませんことから、私といたしましては、現在までのそういうことによります問題が生じて、全国的にそういう問題が生じてきているというふうに私も受けとめておりませんので、現在、進めている形をこれからも踏襲するのが、上富良野町の事務の進め方だというふうに基本的に理解しておりますので、従前どおりの形のことが求められたときには、この形を継続してまいりたいと考えるところでございます。
質問 11番 米沢義英
そうすると、この個人保護条例というのは、何なのかということですよ。そういうことで、どんどん町長の解釈で言いますと、どなたにでも必要とあれば、条件が整えば、提供できるという解釈につながるのではないですか。あくまでも、今回の場合は、この自衛隊募集事務に関する規定でありますけれども、そうにはならないというふうに考えております。第1条の解釈上の中で、1項目めの下にあるのですが、自己情報に対するコントロール権としての開示請求等、保障することにより町政の適正かつ円滑な運営を図りつつ、権利主体である個人の権利利益を保護していくことを目的にしているとかいろいろ書かれておりますけれども、しかし、どちらにしても個人の、もう既に情報提供した時点での個人の保護がなされていないというふうに私は、今回、見る必要があると思いますが、それでも町長は、これは当然の権利だと、そして個人の権利は侵されていないということでの判断ですか。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
米沢議員の御質問にお答えさせていただきますが、何度も同じお答えになりますが、私は、ここにあります個人情報等の個人の権利は、何ら侵されていないものという理解をしているところでございます。
質問 11番 米沢義英
町長、わからないのだろうというふうに思います、個人の情報保護法という― 95 ―のは、何かということで。やはり、もう一度きちんと目を通していただいて、町でつくられている個人保護条例というのは、一体どういうものかというところをしっかり押さえて、ぜひ答弁していただきたいというふうに思います。また、町長の答弁に私は納得いきません。あくまでも、資料が提出された時点において、個人の保護条例というのは、ないがしろにされているということを言わざるを得ません。このことを述べまして、次の質問に移らさせていただきます。次、病院・拠点施設の建設であります。私は、今、この間のことしの31年財政計画の中にも財政の効率化と合わせて、財政の基本を財源を確保すると、将来的には、財政の硬直化が見受けられるという状況の中で、きっちりとした財政計画を立てながら、その事業をなすべきだというような内容を、大まかに読みましたら、31年度の予算の中でも書かれております。そうしますと、複合拠点施設についてもわからないということで、これから今年度の予算がついているということで、その基本計画と合わせて、そこで具体的に示すということの内容であります。この間、私、長く議会におりますけれども、一定程度聞いても、担当者に聞いた場合、恐らくこのぐらいの財政規模になるのではないかという答弁がきていたのですね。しかし、今回に至っては、そういった答弁すら出てこないというような内容になっているというのは、非常に残念であります。議会としては、当然その必要性、財政も含めた中でどういう位置づけで進められているのかということをやはり判断して、その上で、一定程度どういうものにすべきかという方向性も互いに話し合いながら、進むべき内容ではないかというふうに考えております。例えば、平成30年度の調査結果の報告書の中には、具体的な位置づけという形で、拠点施設、仮につくった場合という形で場所だとかそういったものが明記されております。どういう施設規模になるのか、内容になるのかということで明記されております。また同時に、他の施設の違いも含めた対照表も出されているという状況になっております。また同時に、25ページの中では施設規模の想定ということで、あくまでもイメージという形の機能計画は、こういうものがありますという形で詳細に載っております。中心市街地につくった場合は1,940平米のもの、あるいは市街地の端、国道沿いにつくった場合は5,920平米のもの。後は、公園等、これは日の出公園等を指しているかと思いますが、4,680平米あたりのものという形で載っております。これだけ詳細のものが載っていたにもかかわらず、今回始まって、新年度の予算要求の中で資料を要求して初めて、この間も委員会で資料要求しましたが、出てきませんでした。今回初めて資料要求の中で、出てきたという状況になっております。そうしますと、これだけ立派なものが出てきているのに、やはりこういうものを一つのたたき台として議会で議論しなければならない内容のものだというふうに思いますが、この点、なぜこういった資料はこの間の予算委員会の中でも提出されなかったのか、この点についてちょっと確認しておきたいと思います。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
11番米沢議員の拠点施設整備にかかわります御質問にお答えさせていただきますが、何度もお答えさせていただいていると思いますが、私ども、今回調査をさせていただきましたのは、基本構想をしっかりと整えるための前段の調査でございまして、今、議員から御発言ありましたように複数の例を持って調査結果が示されております。そういった方向性が定まらない状況の中で、町民の皆様方にどれを持って目指す方向かということを示さないまま情報提供させていただくということは、非常につかみ所のないような中身となりますので、何度も申し上げておりますが、基本構想をしっかりと組み立てた中で、そういたしますと、おのずと財源計画等もそれらに伴ってお示しできるものと。そういった形で、行政事務を進めるのは、私としては一般的な、何か今回だけ特別な形を取っているというような認識もございませんので、ぜひ、その点は御理解賜りたいと存じます。
質問 11番 米沢義英
ぜひ、こういった基礎的な資料があれば、議会に提示していただきたいと、早目に、というふうに思います。確かに、町長の言っていることは全く外れているとは言いません。だけれども、少し違うのではないかということの話をしているわけで。こういった構想があるということであれば、議会に早目に提示するということが基本だというふうに思います。この6ページの中には、例えば、町民が利用する場合、観光客等が利用する場合などなど書かれておりまして、類似施設の例という形で石狩管内の自治体、オホーツク管内の自治体、石狩管内の自治体という形で工事費もそれぞれ8億円から9億円、8億円という形で、平米あたりの単価も61万円、45万円、66万円という形の具体的な数値が上がってきております。そうすると、大体、上富良野の財政の、拠点施設として提示されている、これはあくまでもこういったゾーンのゾーニングという形になっ― 96 ―ておりますから、5,000平米という形の提示も一部されております。あくまでも、これは仮定でありますから、そのものではありませんが、一定程度やはり必要な規模という形になれば、これぐらいの財政が必要になってくるのではないかと。その施設要件によっては、大幅に変わる可能性は当然あるというふうには思います。この点、町長、確認いたしますが、町長自身はこの成果表を見て、またこの間、いろいろとヒアリング何かもしながら、町の施設として一定程度、このぐらいの予算がかかるのではないか、必要になるのではないかと。それに対する財源の目安として、防衛補助あるいは国のそういった活性化の交付金、借りる必要があるだろうというふうに普通だったら考えているはずなのですね。その点、どのぐらいの、それではお伺いいたしますが、現時点で町長の中では、全くなければお答えしなくてもよろしいのですが、そういった考えがあれば、明示していただきたいというふうに思います。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
11番米沢議員の御質問にお答えさせていただきます。まず、財源の事業費につきましては、非常に幅があるというようなことから、これは軽軽に金額を申し上げるべきではないと思いますが、考え方の、私なりに描いております基本的なことを申し上げますと、まず冒頭の御質問の中に、議員から道の駅という言葉も使われておりましたが、まず私の想定の中に道の駅という位置づけは想定はしておりません。むしろ、道の駅という前提ではなくて、町の皆さん方が、外部から訪れる方も当然ですが、町民の皆さん方も身近に利用していただいているような、そういう設置が望ましいのではないかなと。そして、国交省できちんと、私1番の試練はここかなと思うのですが、国交省の道の駅等の設置に当たっての基本的に示されております指針は、その施設へ来ることが目的とされるように国交省としては、補助等の組み立てで、前提として述べられております。私といたしましては、そこに来ることが目的ではなくて、そこに寄って情報を得たりすることによって、町の中にその人の流れが波及して、そして商工業の発展につながったり、あるいは観光の情報発信の拠点になったりという、そういう次の展開へ結びつける拠点にしたいと、そのような思いが非常に私の中では強くあるということでございます。事業費等については、ちょっと今、数字を持って申し上げるような状況にないことは御理解賜りたいと存じます。
質問 11番 米沢義英
大体普通、例えば、町立病院の場合は、副町長おっしゃっていましたが、あくまでも仮定の話ということで、大体20億か25億円、資材等の高騰があればそういったこともかかるのではないかという形の話をされていました。そうすると、町立病院は、一定程度、ある程度概算だったとしてもわかっていて、こちらのほうは、これだけの資料が示されて、他の類似市町村との平米単価も示されていて、町長、概要も出てこないというのはおかしな話だと思うのですよ、どういう考えなのか。そういうことなのですよ、僕の言いたいのは。町長たる者が、しっかりとした財政を抱えているわけですから、将来のまちづくりに対して、町民に不便を与えないためにも、しっかりとした財政計画を見据えた将来の施設建設をするということが、基本だというふうに思います。そこで、お伺いいたしますが、将来、今このままでいくと、町立病院とこの拠点施設、道の駅だというは嫌だということであるから、ここで言われている複合的拠点施設をお建てになるというような計画でありますが、これは同時にという形に、若干ずれはあったとしてもなると思います。しかし、今の財政規模からして、またどのような財源を確保できるかわからないということもあるでしょうけれども、上富良野の現状の中では、この拠点施設は将来的に確かに観光客を呼び寄せるという点で必要だというふうに私は思います。だけれども、優先すべき内容としては、私は町立病院をきっちりと計画を持って、最優先させるべきだというふうに考えますが、当面、この拠点施設は凍結すべきだと思いますが、この点をお伺いいたします。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
11番米沢議員の御質問にお答えさせていただきますが、両施設とも、まず第1点目に計画の時期等に関しましては、病院につきましては、これもどういう形で満たさなければならない条件を満たすかということは、これもまだ決定しておりませんが、病院についてはいずれにいたしましても、37年の6月に防火上の条件を満たさなければならないということに基づいた作業ということを想定しております。一方、複合型の拠点施設につきましては、もう十数年来の町民からの熱い思いが寄せられている懸案の事業でございまして、6次総の中でも早期に実現をしたい施設ということで位置づけをさせていただいておりますから、その時期等については、ずれと申しましょうか、一つの同時進行ということは起きてこないというふうに考えているところでございます。また、それぞれ求める、果たす目的も違うこと、それと、財源につきましても特財をしっかりと― 97 ―確保する中での建設がやはりいずれにいたしましても、我が町の身の丈にあったものであることは、絶対外すことができない原則でございますので、その辺も十分理解した上で、事業計画をさらに煮詰めていきたいというふうに考えているところでございます。また、前段お話にありました、掴みでもいいから事業費ということでございますが、先ほどからお示しさせていただいております資料の中から、類推していただければというふうに思います。以上でございます。
質問 11番 米沢義英
ぜひ、町長、これだけの資料は出てきて、私でしたら、財政の借入も含めて、どうあるべきかという、このぐらい必要ではないかという頭の中で僕はある程度考えますよ。そうしたら、町長はそういったものが一切ないということで、本当にひどい話で、私はそれぞれが違う機能を持ったにしても、やはり優先すべきは町立病院だということを述べさせていただいて、次の点に移らせていただきます。町立病院の老人保健施設の介護職員の確保の問題でありますが、この間、何度も質問しましたが、これから同じことを繰り返していくのですね。これから、対応を見きわめながら対応したい等々で言われております。町長、おかしいと思いませんか。例えば、特別養護老人ホームで人材がいなくなって、正職員で確保しなければならないといって、正職員を確保しました。一方で、同じ介護施設でありながら、こちらのほうは正職員は一人もいないというような内容であります。介護の老人保健施設というのは、上富良野町の中にも介護施設と立派に位置づけられている施設でります。そうすれば、おのずとこういった施設に対しては、正職員を雇用して、介護されている方のやはり質の高い提供を、仕事を、サービスを提供できるようにするというのは、大前提だといふうに思いますが、この点、町長、正職員としての確保という点で、ごまかさないでくださいね。今後の課題だとかというのではなくて、正職員を確保すべき内容の介護施設だというふうに思いませんか。そうでないというふうに思いますか。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
11番米沢議員の人材確保等についての御質問にお答えさせていただきますが、それぞれ行っている事業は、仕事については近い仕事でありましても、それぞれ事業を担う趣旨と申しましょうか、その運営主体が違いますので、私は病院については、病院の企業会計の中での人材確保だということを前提としておりますので、全て同一に対応するというものを必ずしも前提としなくてもいいというように考えておりますことを御理解賜りたいと存じます。
質問 11番 米沢義英
誰が、一般の人が見ても、町立病院は確かに会計上は分かれております。だけれども、それは町民の人は民間だと思いますか。思わないでしょう。町立だから公のものだと思っているのですから。町長のその言い方自体がおかしい話で、分別が、考え方がきちんと持たれていないのだというふうに思いますよ。そうすると、そういったところで働いている人の今、働き方改革、処遇改善等久しくずっと言われてきておりますが、こういったものに対して、全く認識を持っていないということになるのではないですか、町長。そうではないですか。その点、確認したいと思います。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
11番米沢議員の御質問にお答えさせていただきますが、それぞれ各事業主体に応じて、その事業主体の中で人材確保等については組み立てるということは原則だというふうな考えは、これからも持ち、そういう考えのもとで進めてまいりたいと考えております。
質問 11番 米沢義英
ラベンダーハイツで人が足りなくなりましたと、正職員を雇用しなければラベンダーハイツの経営にも影響が及びますと。それに対して、不足分をどうするのかということでも、ラベンダーハイツの会計では持てないと、だから町の一般会計からの繰り入れをしますということになったのですよ。そのことを考えたときに、その経営体独自の考えではなくて、そこにラベンダーハイツのように町の考え方というのも絶えず入ってくるわけですから、人ごとのように別会計だから、私の立ち入る内容のものではないというような言い方に、私は聞こえてしようがないのですよ。その点、おかしい話で、町長、そこら辺を見直して、きっちりとなぜその正職員として採用できないか明確にしていただきたいと思います。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
米沢議員の御質問にお答えさせていただきますが、これまでお答えさせていただいているという基本前提に立って、これからも病院運営を続けてまいりたいと考えております。以上でございます。
質問 11番 米沢義英
全く誠意のない答弁です― 98 ―よね。みずから逃げてしまって、まともに答えようとしないという、そこに誠意のなさというものが、私は感じられるところであります。次の図書館について伺いますが、図書館は本当に子どもたちや人々の、教育長がおっしゃったように感情や情操教育、育てる非常に健康管理の場所だというふうに、私は思います。今、財政難という話もありましたので、いろいろとやはり将来的には、上富良野町にきっちりとした図書館を位置づけて、未来ある子どもたち、また多くの人たちが利用できるようなそういった施設の位置づけという点での、もう1回確認させていただきます。建設等についてお伺いいたします。
答弁 教育長 服部久和(教育長は2022年3月まで)
11番米沢議員の御質問にお答えをしたいと思います。基本的に新設に関する部分、今後において必要な時期を見定めて、対応を図ってまいりたいなという部分であります。それぞれ、お示し、新たにつくりました子ども読書推進計画の中身についても、御理解をいただいていると思いますので、つくった目的に沿った運営に努めていきたいと考えておりますので、御理解をいただきたいと思います。