みんなの議会

上富良野町議会 平成30年第1回定例会 2018年3月13日

(1)子どもの医療費無料化について/(2)白銀荘の改修について

2018年3月13日、上富良野町議会の一般質問で、金子益三議員が「子どもの医療費無料化について」「白銀荘の改修について」について質問し、町長 向山富夫、企画商工観光課長 辻剛が答弁しました。

質問者
金子益三 議員
答弁者
町長 向山富夫、企画商工観光課長 辻剛

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 6番 金子益三

一昨日、2011年に我が国を襲いました未曾有の大災害でありました東日本大震災から7年目を迎える日でありました。改めてこの機会に、被災されました全ての皆様に対しまして、心から哀悼の誠をささげ、いまだ完全に復興がなされておらず、大変不便な生活をされている方々の一日も早い、もとどおりの暮らしができますことをお祈りするとともに、決してこのことを風化させることのないよう、心に深く思い刻むことを強く感じた次第であります。また一方、国民に多くの感動や希望をもたらしていただいた平昌オリンピックが閉幕をし、続いて、障がいやけがなどに負けず、アスリートとして御活躍されている、パラリンピックが今まさに開催され、日本選手のメダル獲得に大いに期待をはせているところでございます。さて、私は、さきに通告してあります2点について、町長にそのお考えを伺いさせていただきます。1点目は、子どもの医療費無料化についてお伺いをいたします。現在、町では、就学前及び児童生徒に対する医療費の無料化が、全ての子育て世帯には対象となっていない現状にあります。しかしながら、昨今、道内の市町村においても、全ての子育て世帯に対して医療費の助成を図り、子育て環境の充実や人口減少対策を行っているところでございます。そこで、上富良野町の子育て世帯に対して医療費の助成を行い、医療費自己負担分を無料化にすることが望ましいと考えます。この間、町が行ってきた政策としては、全ての子育て世帯への医療費無料化は行ってはおりませんが、北海道の助成策に加えまして、さきの町長の執行方針でも述べられましたとおり、町民税非課税世帯だけではなく、町民税の均等割のみ課税世帯への一部拡充を図られたことに対しましては高い評価を思うところでございます。しかし、まだ近隣の自治体には若干劣った政策ではないかと考える次第であります。この間、先般行われました議会懇談会を初めとした町民の声や、我が町の多くの子育て世代の意見を求めてみますと、現在、国もさまざまな方針で少子化対策を図り、保育や医療費といったところでの方策を進めている状況にございます。これらの時代に対応するためにも、我が町も子どもの医療費を完全無料化することを早急に進めることが望ましいと考えますが、このことについてどのようにお考えか伺いさせていただきます。2点目でございます。2点目は、吹上温泉白銀荘の改修についてお伺いいたします。十勝岳温泉郷にあります白銀荘は、現在、国内外から多くの利用者が訪れている一方で、町内の利用者からは若干不満の声が出ているのが現状であります。平成30年度の予算におきまして、高齢者に対する長寿化の健康増進の施策として、温浴利用に対する北海道からの補助を生かし、我が町も町内の温浴施設利用に予算が計上されているところでございます。その一方で、町の大きな施設でもある白銀荘は、入り口の受付から温浴施設までの移動が階段であり、移動に際して、高齢者には厳しい環境となっております。車椅子の方のための、階段脇に昇降機が設置されている現状にありますが、実際に車椅子を使用されない足腰の不自由な高齢者が利用する際には、館内の職員の立ち会いのもとに使用する義務があることから利便性が低い状況にあり、気軽に使えないとの声も多く寄せられている現状であります。そこで、館内の浴場への移動に際し、エレベーター等の設置が必要と考えるところでございます。また、多くの町民に活用していただける施設として、平成9年に開設して以来、20年以上も経過している現状の中で、この間、町としても配管の設備やボイラー等の改修を行っており、さらには、指定管理者のほうからさまざまな配慮で、トイレの完全ウォシュレット化や、脱衣場のロッカーの鍵が壊れていたところの改修が行われているところでありますが、さらに、活用される利用者のための利便性を求め、施設の整備に一定程度町がかかわり、特に、浴場内の改修、整備が必要と思われます。このことについて町長の御所信を伺いたいというふうに思います。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

6番金子議員の2項目についての御質問にお答えさせていただきます。― 70 ―まず、1点目の子どもの医療費無料化に関する御質問にお答えさせていただきます。子どもの医療費無料化につきましては、町は、北海道医療給付事業と連携し、助成措置を講じておりますが、これまで、受診頻度の高い乳幼児を抱える子育て世帯の負担軽減を図るため、就学前の乳幼児の医療費全額の助成を実施し、さらに平成29年4月からは、子育て世帯における低所得者世帯の支援策として、対象者を町民税所得割非課税世帯の中学生まで拡大し、通院・入院費の助成を行っているところであります。また、健康づくり推進の町として、子どもたちの健康増進を図るため、小学校5年生と中学校2年生を対象にした「かみふっこ健診」の無料実施や小児予防接種の無料化、また、インフルエンザ予防接種につきましても、町民税所得割非課税世帯まで無料とするなど、子どもたちが疾病にかからないよう各種予防事業にも積極的に取り組んでいるところであります。さらに、子育て支援策といたしまして、母子保健サービスと子育て支援サービスを一体的に提供できるよう、子ども・子育て包括支援センターを設置した中で、平成27年度から町独自の事業として、乳児家庭全戸訪問事業を開始し、産前産後の子育てへの不安解消を図るため、助産師、保育士によるきめ細かな相談支援体制の充実を図っております。議員御質問の子どもの医療費無料化につきましては、町においては、子育てステージの各分野において切れ目のない支援対策を通じ、子どもの健康づくりに取り組んでおり、引き続きこれらの施策を充実させていくことが何よりも重要と認識しており、適正な負担と受益で維持される自治体運営を考慮するとき、あるいは少子化対策における政策効果等を考える中で、私といたしましては、優先性が高い施策との認識に至らないことから、全ての子どもの医療費の無料化については、現在、取り組む考えを持ち合わせていないことを御理解賜りたいと存じます。次に、2項目めの白銀荘の改修の必要性に関する御質問にお答えいたします。白銀荘は、本町の開基100年を記念し、町民の憩いや交流の場として、また、健康増進に資する施設として、平成9年に建設がなされ、既に20年以上が経過しております。当時の時代背景と比較し、高齢化が一層進む中で、高低差がある館内の移動に不便を感じる利用者がふえていることは認識しているところであります。館内移動用のエレベーター設置につきましては、高齢化の進展による社会変化への対応、また、利用者のニーズや利便性の向上を図る上でも必要な施設整備であると考えますが、一方では、その整備には多額の費用を要することから、白銀荘の収支状況や町の財政状況などを総合的に判断する中で考えてまいりたいと思いますので、御理解を賜りたいと存じます。また、浴場内の改修整備につきましては、指定管理者により維持管理されておりますが、通常管理の範囲を超える規模の修繕や改修につきましては、施設所有者である町の責任において実施することとなっており、指定管理者との情報交換や連携を図りながら、来館者の増加につながるよう対応してまいりますので、御理解を賜りたいと存じます。

再質問 6番 金子益三

まず、1点目の子どもの医療費について再質問させていただきます。まず、データとして、既に御承知かと思いますが、実は上川管内におきまして、近隣から言いますと、中央地区になります美瑛町、東川町、当麻町、鷹栖町においては中学生まで全ての、15歳を超えた3月31日までの児童生徒が無料。そして、上川町、愛別町におきましては高校生まで、18歳まで無料というふうになっております。北部地区におきまして、剣淵、和寒、美深、幌加内、音威子府、下川、ここも15歳を迎えて3月31日までを無料化というふうにしております。富良野沿線で言いますと、中富良野町は中学生は無料、高校生につきましては、3割負担のところの2割を補助する。占冠につきましても高校生まで補助を出す。昨今、話題になりました南富良野町におきましては大学生まで、町に住んでいなくても、親が町にいれば大学生まで補助を出す。旭川市も中学生の通院についても一部の助成があるというふうになっております。ということは、名前を出したらおかしいですけれども、中川町は道の施策のみということです。名寄、士別、富良野といったここだけが、上川管内の中でやっていない。ということは、まさに時代のニーズになっているというところであるということを、まず、町長はどのように認識されているかお伺いいたします。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

6番金子議員の子どもの医療費の無料化に対します御質問にお答えさせていただきます。全国的な動向、あるいは道内的、管内的、さらには沿線の動き等については、議員ただいま御説明いただいたとおりでございまして、私もその辺の動きは認識しているところでございます。個々の各自治― 71 ―体の導入に至った経緯について私が述べる立場にはございません。ただ、おしなべて、私がいろいろ情報交換する中で、本当に、どういう表現をしていいかわかりませんが、高い思いを込めた、非常に思いのこもった子育て支援施策というふうに、必ずしも全ての、私の知る限りの自治体においては、こういう周りの様子から、導入せざるを得なかったのだよなというような声は少なくないことは御理解いただきたいと思います。くどいようですが、今までのやりとりの中でお話しさせていただいておりますが、やはり切れ目のない子育て支援施策こそ、私は一番大事に、しっかりと整えていくべき施策だということで、未実施の自治体の動向については存じているところでございます。

再質問 6番 金子益三

今、町長おっしゃるように、ずっと調べますと、いわゆる道の支援策が拡充されたときに合わせて、平成26年を境にということで、町独自の支援策をふやして、条例化している自治体が非常に多いのです。ですから、町長おっしゃるように、あらゆるいろいろな外圧といいましょうか、町民の声をとっているのかは別として、やられた町村が多いという中で、上富良野町、今までも、特に国保会計等におきましては、当時はたしか、私の記憶で間違いがなければですけれども、そういった独自の補助を出すということにおいては、何らかのペナルティーがありますという、そういった縛りがあった上から、やはりほかの国保の被保険者の方にも御迷惑をおかけしてはいけないという観点から、私もそういった部分については理解をしていたところでありますが、たしか、近年になりまして、国保会計への国からのペナルティーがなくなったというふうに私も承知しております。タイミングとしては今なのかなというふうにも私自身は考えるところでございます。また、パブリックコメントという大それたものではないのですが、実際、私自身も聞き取り調査を行ったところ、ぜひほかの町と肩を並べて、それ以上やる必要はないにしても、せめて15歳、義務教育期間中の入院を含めた通院分に関して、町からの助成があれば望ましいかなという声が非常に近年高まっているということの現状があります。このことについて、町長はどのようにお考えでしょうか。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

6番金子議員の子どもの医療費に関する御質問にお答えさせていただきます。まず、1点目の、従来の国が各自治体に対して、基準を超えた医療費の拡大分について、従来、ペナルティー的な要素を持っておりました部分については、昨年、国の厚労省から出されました指導の中で、ペナルティーというような扱いからは改善されたというふうに理解しております。ただ、ただし、それらの財源については、多様な子育て支援、あるいは育児の受け皿づくりだとか、あるいは、要するに医療費の助成ではなくて、子育てのところ、あるいはいろいろ、保育士だとかの人材確保の財源に向けるとか、そういうような方向に向けてくださいというような、いわば、条件つきで、ペナルティーとはしないというような。そして、これについては、正しく、厚労省の指導によった使途がされているかどうかということは検証するというふうに言われております。ですから私は、必ずしも国に言われたからする、しないということを越えて、私は上富良野としての子育ての方法というものはあっていいのではないかなというふうに理解をしているところでございます。そういうことで、また繰り返しのお話になりますが、国の考え方が少し、要するに、もうちょっと多様な子育て支援を充実してくださいというふうに国の考え方が示されておりますので、そういった方向に沿うのが、私としても非常に気持ちに合っておりますので、そういう方向で進めてまいりたいと考えているところでございます。

再質問 6番 金子益三

確かに、私も調べたところ、上川管内、特に石北ラインであったりとか、中央、旭川近隣の8市町村を見ますと、今、町長おっしゃられたように、ただ単に医療費の無料化とかということではないのです。当然のことながら、いわゆる周産期医療の妊産婦健診の無料化を行ったりとか、それから、今言う、妊娠しました、出産しました、そして保育をしました、そして就学しましたという、いわゆるサイクルとして、全て網羅した。例えば当麻町ですとか東神楽町なんて、その辺、顕著に、うたい文句としてもやっておりますし、美瑛に至っては、給食費の無料化ということで、学校に入ってからも、医療だけではなく、健康づくり、いわゆる早寝、早起き、朝ごはんではないですけれども、しっかりとした体づくりをしていく上のサポートもしていくということを、やはりどの自治体もやりながら、さらに加えて、上富良野町、答弁の中にもありましたとおり、インフルエンザの予防接種の無料化であったりとか、各種予防接種の拡充も非常に多くされておりまして、予防医療に対する取り組みということを、本当にこれは子どもからお年寄りまでやられていることに対しては、非常に高い評価― 72 ―を持っているところでございますが、しかしながら、今回のインフルエンザのように、かかってしまったらどうしようもないものというのもあるのです。幾ら未然に予防していても疾病は、これは誰もかかりたくてかかるものではないというところでございます。私、一番懸念しているのは、これは、実際に子育て世代の親から聞いた話なのですけれども、上富良野町、本来であれば、欲しい、欲しい、欲しいでいえば、小児科が欲しいということがある。しかし、小児科というのは、昨今、先生も含めて非常に体制が難しい中であるのも親御さんも理解している。だから、私たちはガソリン代をかけて他市町村にある病院まで子どもを連れていかなくてはいけないのだ。実際に小児科を持っている地区のところは医療費も無料なのですよね、これはちょっとギャップを感じますよ、という声もあるのが現状なのです。ですから、私たち、町立の医療機関を持つ町として、そこに小児科医を招聘するということではなく、やはりそういった子育てに直接係る部分をサポートしてあげることによって、住みよい町にしていくことが肝要と考えますが、この辺はいかがでございましょうか。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

6番金子議員の御質問にお答えさせていただきます。さまざま政策の組み立てはいろいろあろうかと思います。最終的に、私は最高責任者として、町民の皆さん方のさまざまな思いを酌み取る中で、そして、先ほども申し上げましたように、適正な負担と受益、これらは外すことのできない自治体経営の基本でございますので。そして、本当に、例えば医療費に限って申し上げますと、医療費負担が非常に家庭経営の中で負担感がある暮らしをされている方々に対しては、既に無料化をしております。ですけれども、負担能力がしっかりと持たれている方々に対しては、これはやはり負担をしていただきながら子育てをしていただくということに対して、私も何も違和感もございませんし、それが、医療サービスだけではなくて、町が提供するあらゆるサービスというものは、やはり適正な負担と適正な受益というものがバランスがとれていることが基本でございますので。それと、町民の声が、やはり私が今日までいろいろ 子 育 て グ ル ー プ の 皆 さ ん 方 、 あ る い は 町 内 の方々、住民会組織の方々、さまざまな、これまでも選挙も経験させていただいておりますが、そういった中で、今、金子議員から御質問にありましたような部分が、優先性が高い、非常に負担にお困りになっておられる方は、既に対応しておりますので、そうではない部分の方々については、適正な負担をしていただくことは、何ら子育て政策に力が入っていないというような解釈とは結びつかないのではないかというふうに私なりに理解をしているところでございます。以上でございます。

再質問 6番 金子益三

確かに上富良野町の子育て政策、本当に他の町に劣らず、むしろ負けない部分も数多くあることも私も承知しております。しかし、一方で、現実に私の知人がそうなのですけれども、実は公務員の方でございまして、町外から上富良野でお働きになっている方なのですが、結婚して子どももできたので家を建てたいというときに、やはり今の若い人は非常にドライなのです。職場が上富良野であっても、家についてはさまざまな、みずからにとって有利なところにどんどん建てられるというか。ですから、その方は上富良野町外から来られていて、実家に建てるのではなく、東川町に家を建てられるという方が多い。それは、ただ単に医療費が無料だから建てるということではないことも存じておりますが、さまざまな御本人の考えもありましょうが。やはり言われたのは、子育てしていく上で、一つの選ぶポイントにはなりましたということも実際に伺ったところなのです。私もそれは非常にショックな話でありまして。町長は日ごろから人口減少、また、産業の流出をとめるために、上京の折には防衛省に寄っていただき、そしてその成果がまさに実って、改編が起こっても上富良野町は非常に優遇されているというのは、これはひとえに町長の日ごろの努力だということ、私、常に背中を見ておりまして、感謝しているところでございます。その方たちが、やはり町に住んでいただけるための呼び水ということにはならないかもしれないですけれども、ともにそういった部分を考えていきながらやっていけば、さらに、町長が今まで進めてきている施策が、より地に根差して、発展するようなことにつながっていくというふうに考えますが、その辺はいかがでございましょうか。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

6番金子議員の御質問にお答えさせていただきます。人口流入の一つの呼び水としてということでの効果が全くないとは申しません。確かにあるかと思います。しかしながら、事の本質は、何を一番政策効果を求めるものになるかということを常々、私なりに理解しておりまして、例えば、全国で恐らく60― 73 ―%近い自治体がこの制度になっているかと思います。であれば、極論を申し上げますと、少子化対策につながるのだと、どこも非常に声高にうたいながら導入しているように私は理解しております。ですけれども、一向に少子化は解消されておりません。国の公的な統計を見ますと、この無料化によって、少子化対策に寄与する部分は、本当に数字としてはあらわれないと。もしあるとすれば、地域間で人が移動していると、今まさに金子議員が言った、こういう施策があるから、あそこへ行って住もうと。町村間の移動にはつながっているかもしれないけれども、少子化対策につながっているという評価は非常に難しいというか、そういう評価はまだ今はできないというふうに聞いておりまして、むしろ、やはり必要なときに必要な医療、どなたも受けられるということに、私は今はやはりウエートを置くべきかなということで、私としての判断をさせていただいているところでございますので、御理解をいただければと思います。

再質問 6番 金子益三

まさにそうなのです。少子化は、多分医療費を無料化にしてもとまらないと、統計的にあらわれております。学者の先生も、医療費がかかるから子どもを産まないのではないのだということを、本当に声高に言われていることを私も存じ上げております。ただ、今いろいろな関係者、医療機関の方も含めて、また、それをサポートする方も含めて、昨今は、コンビニ受診と言われた、いわゆる軽度なときに救急車を呼んだりとか、医療資源を酷使するようなことはなく、本当に必要な方が必要なときに受けられるという、そんな時代にもなってきているのも事実でございます。小中学生、上富良野町で言えば、全生徒合わせても現在で855名、1万951人の7.8%なのです。町長の隅々まで光を与えたいという政策というのを私も強く後押しをさせていただきたいと思っておりますので、もしも、町長が考える適切な負担があって町の運営がなされるということは、これは大前提というのはよくわかります。しかし、7.8%の、いわゆる義務教育の弱者の部分に関して、いま一度光を与えていきながら、何らかの喜ばれる政策というものが必要だというふうに考えます。例えば比布町は中学生までは無料なのですけれども、平成25年に拡充したときに、高校生の医療費をお金で返すのではなく、その分、町内の商品券として渡すという政策をとって、いわゆる商業振興にも、それから子育てにも、両面から効果を起こしていくという政策もあります。いろいろなやり方があると思うのです。例えば鷹栖町などというのは、受給証は出さないのです。一々全ての子供たちに受給証を出すと、手数料もかかりますし手間もかかります。人件費換算したら大きい。そうではなくて、かかった方がみずから役場の窓口に請求をしてくださいと、いろいろなやり方があると思うのです。町長はいつもおっしゃっているように、ぜひ知恵を絞りながら、住みよい町にしていただきたいというふうに考えますが、この点お伺いいたします。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

6番金子議員の子どもの医療費に対します御質問にお答えさせていただきます。こういった子育て支援施策、あるいは高齢者対策も同じでございますが、これはもう1カ所にとどまっているものではなくて常に動いております。ですから、時代背景によって、非常に負担感に感じる時代もあるでしょうし、あるいは負担感に感じないような時代もあるでしょうし、あるいは、先ほど質問の中にもありましたけれども、子どもを医療機関に連れていくために非常に不便を感じるとか、足の確保が難しいだとか。私ちょっと言い過ぎかもしれませんけれども、小児科がなくなったときに、一家に車2台ある家はいいけれども、1台しかない家は、旦那さんが仕事で乗っていったら、奥さんも、車はないわけですから、そういった家庭で子どもがぐあいが悪くなったら富良野かどこかに行かなければならないわけですから、例えばそういうときのサポート、そういったものをこれから想定していかなければならないのではないか、そんなような切り口はいろいろあると思います。これからいろいろ皆さん方と意見交換をしながら、さらにいいものにしていきたいというのは共通でございますので、ぜひ御理解いただければと思います。よろしくお願いいたします。

再質問 6番 金子益三

本当に今、町長おっしゃるように、時代とともにいろいろな、生き物でございますから、各自治体においても、この間、国や道の施策にのっとりながら拡充されていっているということでございます。何とか、例えば期の途中の6月ぐらいの定例会で条例を制定しているような自治体もたくさんありましたので、また、町長の不断の、切れ目のない子育て施策の一環として、ぜひとも心の真ん中ぐらいに置いていただきながら、進めていただくことを御期待申し上げます。

再質問 6番 金子益三

続きまして、白銀荘の改修についてでございます。私も相当白銀荘のファンでございまして、月に何度も行くのですが、やはり町内のお年寄りの方、比較的元気なお年寄りの方とよく相席させていただくのですが、本当に宝だと、この施設は。ただ、もったいないなというふうに言われるのです。何がもったいないのかなというと、もっと町の人が使ってほしいねと。バスの便とかが悪いからなのでしょうかと聞くと、そうではないのだと。みんなじいさん、ばあさんになって、ちょっと言葉が悪いですけれども、お年を召されて足腰が悪くなって、数年前なら元気に階段の上りおりができたのだけれども、友達もすっかり足が遠のいてしまった。せめてエレベーター、エスカレーターのようなものがあれば、もっともっと、まだまだ利用したいのだという声があるのです。私もそれを聞いてはっとしまして、近年、バックカントリーですとか、外国人とかも、非常に元気な方ばかりが来られておりまして、本来の温浴施設の健康増進、また、湯治を含めたお年寄りの方の施設であるということも私もすっかり忘れておりまして、高齢化の波がこういうところにも来ているのだというふうに考えております。町長もあの施設、御承知のとおりだと思いますが、非常に昇降機が不便と、危険も伴うということから、一刻も早く、やはり足腰が不自由になられて、さらに温浴施設で治したい、また、痛みを緩和したいという方のためにも、そういった移動するものが、まさにイの一番で必要だと考えますが、この点はいかがでございましょうか。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

6番金子議員の白銀荘についての御質問にお答えさせていただきます。現在、特に足腰の弱ってこられました高齢者の利用者の方に対して、非常に難儀をかけているということは、私も早くから実は意識の中にありまして、こういったことが来館者を伸ばすことの少し、やっぱり妨げになっているのではないかということは実感しております。何とか改善したいというのは、本当に強い思いでございますが、いっとき自動販売機を置いてある、要するに入浴フロアのあそこを出入り口にできないかなということで少し現場に聞いたことがあるのですが、やはりあそこは雪が、あそこは低いですから、雪の対応ができなくて、まず無理だというふうに言われた経過もありまして、今、金子議員から、エレベーターの設置については私も実は望んではいるのですが、なかなか、やはりあそこはあそこなりの収支を見たときに、非常に私自身もじくじたる思いをしているのが現在の心境でございます。

再質問 6番 金子益三

確かに、本当にそうなのです。入館料についてもオープン当時からずっと変わらず行っているということもあって、非常に使う側からしたらありがたいのですが、経営する側から見ると、さまざまな問題が生じているところでございますが、目的としては、冬場の外国人、バックカントリーですとか、本当に雪を見たい東アジア、東南アジアの観光外国人等には何ら問題なく、所期の目的も達しながら、町内、国内、道内外の観光客の目玉として、すばらしい施設なのですが。一方で、町内の方が、やはり利便性が悪いな。いろいろな方策で、バスの片道無料券を出したりですとか、町内にお住まいの方の一部割り引き等、また、回数券等などでやっている努力も見られるのですが、やはり肝心のお客さんのほうが、行きたいけれども行けない。行けないというのは、入れないというところがあるので、ぜひこれは、逆を言うと、白銀荘の経営のためにも、こういった移動手段の自動化というものが必要と考えます。ぜひその辺は取り入れていただきたいなというふうに思うところでございますが、この辺はいかがでございましょうか。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

6番金子議員の白銀荘についての御質問にお答えさせていただきます。金子議員がお話ししてくれたことが私の気持ちの全てでございます。ぜひここは、白銀荘の経営自体の課題もありますけれども、これは、本当に町民の憩いの場所でもありますし、また、観光推進上も非常に大きな役割を担うところでございますので、どういうふうに経営と、あるいは整備することを目指したときに、財源確保等がどういう方法、とにかくできないから難しいのではなくて、避けがたいとしたら、どういう方法があるかと、少し視点を変えて私も取り組んでみようかというふうに考えておりますので、また議会の皆さん方に、またあれむちゃなことを言い出したというようなことになる場面もあろうかと思いますけれども、いずれにいたしまして― 75 ―も、議員がお話のように、町といたしましては大切な財産でございますので、守り切れるようなことを前向きに検討させていただきたいと思いますので、御理解賜りたいと存じます。

再質問 6番 金子益三

エレベーター、エスカレーターというのが一つの手段であるけれども、今、町長おっしゃるように、いろいろさまざまな角度から、高齢者の方が温浴施設を利用しやすい環境というものをぜひ講じていただきたいと考えております。そこで、先ほど御答弁の中でも、管理者と連携を図りながら、所有者である町の施設として、改修については進めていきたいという御答弁をいただきましたが、実際問題、非常に浴室内の壁等も今傷みが非常に進んでおります。浴槽自体もヒバのいい素材を使っておりますから、今、腐れも進まず、もっているところでございますが、よくよく見ると、やはりくぎが浮いていたりですとか、体を洗うほうの壁も半分ぐらいまではかなり腐れの前兆が見られるようなところ、また、天井についても一部、すが漏りなのか雨漏りなのか、ちょっと剥がれが見られて、そこは一部修繕をされているところもありますが、大規模な改修というのがある程度計画的に、町としても組んでいただいたほうが、施設として長持ちする、長寿化されると思いますので、ぜひその辺を改めて指定管理を受けている振興公社の方と連絡を密にしながら進めていただきたいと思いますが、いかがでございましょうか。

答弁 企画商工観光課長 辻剛(企画商工観光課長は2020年6月まで)

6番金子議員の、ただいまの白銀荘の維持、また、指定管理者であります公社との連携ということの御質問にお答えをさせていただきます。指定管理者であります振興公社につきましては、御存じのとおり、副町長は社長ですし、私は取締役なので、常に現場とは連絡を図らせてもらっております。例えば、そちらのほうから連絡がなくても、お客様から何かあったときにはすぐ連絡をして、対応させていただいておりますし、あらかじめ、つかみではありますが、修繕費を持っていますので、細かい修繕については適宜行われているというふうに考えておりますが、先ほど議員がおっしゃったような大きな修繕についても、公社のほうとしっかり連絡をとって、余りどうしようもならなくなってから多額の費用をかけるのではなくて、ある程度計画が見込めれば、その時点で計画を立てまして、対応を図っていきたいというふうに考えています。以上です。

出典:上富良野町議会 平成30年第1回定例会 2018年3月13日 議事録 PDF(80ページ) 間違いを知らせる