みんなの議会

上富良野町議会 令和7年第1回定例会 2025年3月5日

新しい町立病院のこれからの運営は

2025年3月5日、上富良野町議会の一般質問で、金子益三議員が「新しい町立病院のこれからの運営は」について質問し、町長 斉藤繁が答弁しました。

質問者
金子益三 議員
答弁者
町長 斉藤繁

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 5番 金子益三

改めまして、おはようございます。私は、さきに通告してあります1項目3点について町長にお伺いいたします。町立病院の質問、私を含めて3名の議員が挙げております。非常に大事な質問となりますので、ぜひ明確な御答弁を期待申し上げます。さて、令和7年5月1日に開院が予定されてります新しい上富良野町立病院について、入院患者はもとより町民も大きく期待をしておるところであります。今後の町民の健康と生命を守る大きなとりでとなることが期待をされており、また増床されます介護医療院についても上富良野町の施設介護の中心的役割を果たすことも期待がされていると考えます。そのような町民から大きく期待されている新しい町立病院について、以下3点について町長の取組や今後の展望についてお伺いいたします。1点目、これまで町立病院の常勤医師は、内科医が2名、外科医が1名の3名体制で運営がされてまいりました。残念ながら、現在は内科医、外科医がそれぞれ1名の常勤であり、旭川医科大学から日替わりで、月の中で3名の方が日替わりで出張医として来られていただいている状況であると伺っております。この間、幸いにも当直医が旭川医科大学から内科医、外科医合わせまして7名の派遣をいただいており、平日の夜間はもとより、土日祝日の診療においても運営がなされておりますが、残念ながら常勤医の確保ができていない状況において、町長といたしまして常勤医師の確保は喫緊の課題と考えていることは、我々と同じだと思います。新病院の開院が迫りましたこの時期に、町長はどのような方策で常勤医師を確保しようとしているのか、また確保の見通しはどうなっているのかお伺いいたします。2点目、上富良野町立病院は現在、内科、外科、救急などを主な診察科目として運営しております。これまでこの間、富良野協会病院などと病々連携を図りながら、泌尿器科や循環器内科、そして眼科等の診療科目があった経緯があります。しかし、現在はそれらの診療科目については廃止を行っておるところです。今後の高齢社会に対応すべく、泌尿器科等の診療科目の復活に向けた様々な病々連携の推進や、また旭川医科大学への働きかけを行っているのかお伺いをいたします。3点目は、令和5年度決算において、町の一般会計から上富良野町立病院に対しまして負担金、補助金といたしまして合計で2億6,744万3,000円の繰出しが決算ベースで行われておりました。この間、若干の変動はあるものの、おおむね2億6,000万円から2億7,000万円程度の繰出しが行われております。もちろん、この中には交付税措置がされているものもありますが、このような中において、近年は様々な物価の高騰、いわゆる需要費、電気代、それから燃油代、様々なその他の物価― 79 ―も高騰しております。今申しましたとおり、特に燃油等の需用費が大きく高騰しており、加えて人件費の増高が、いわゆる診療報酬の増額に対して追いつかない状況にあると伺っております。また、診療の在り方も変わりまして、処方箋が長期間出されることにより、初診の診察の減少によって病院の経営は非常に厳しい状況にあるとお伺いしておりますが、町といたしまして、この町立病院を継続かつ安定的な病院運営ができるように、いわゆる負担金、補助金に関して、町は今後どの程度までの繰出しができるのか、考えているのかをお伺いいたします。以上です。

答弁 町長 斉藤繁

5番金子議員の町立病院の運営についての3点の御質問にお答えいたします。まず1点目の常勤医師の確保についてでありますが、これまで旭川医大医局、その他医局関連の関係者への派遣要請を行ってきておりますが、現在のところ常勤医師確保には至っていない状況です。常勤医師の充足は、病院運営を行う上で最重要課題と考え、早期に医師確保ができるよう、引き続き旭川医大はもとより関係各所への派遣要請を行ってまいりますので、御理解をお願いいたします。なお、出張医師につきましては、昨年10月よりそれぞれ週1日勤務の2名の内科医師を新たに旭川医大より派遣いただいたことにより、休診日が減り、外来患者の利便性が向上しております。また、ラベンダーハイツの往診及び介護医療院の回診業務も行っていただいており、常勤医の負担軽減にもつながっております。次に2点目の診療科目についてでありますが、現在の診療科目につきましては、内科、外科、救急科と専門外来であります血液・腫瘍内科、肝臓内科の5科にて地域住民の皆様の健康を守るため、必要な医療の提供を行っております。高齢化が進む中で、新たな診療科開設のニーズがあると認識しており、どのような診療科が適切で病院の診療機能・体制面から可能なのかを十分検討してまいります。特に以前開設していた泌尿器科については、患者数が多く収益性が高いことから、経営改善も図られると考えます。新たな診療科の開設に向けて、病病連携をしております富良野協会病院への働きかけを行ってきておりますが、医師不足により、実現には至っておりません。また、旭川医大への働きかけにつきましては、現在のところ行っておりませんが、今後、富良野協会病院をはじめ広範囲な働きかけを行ってまいります。次に3点目の病院運営についてでありますが、近年の物価高騰による費用の増大などの影響により、全国的に見ても経常利益が赤字に転じた病院が全体の半数を超えており、旭川、道北地区におきましても、赤字経営の病院が増加している状況にあります。町立病院については、令和5年度決算での一般会計からの負担金及び補助金につきましては、病院を維持する中で必要な経費として、救急医療確保経費約8,000万円、不採算地区病院運営経費約1憶円など総額2憶6,000万円強となっており、そのうち約1憶3,000万円が交付税措置されていることから、町の一般財源は約1憶3,000万円となっております。町立病院の経営に当たっては、救急などの不採算部門や入院・介護施設を維持し、病院運営の安定性の確保、医療サービスの質を維持するためには、一般会計から一定の支援が必要であると認識しており、今後の繰出額については、病院の経営状況や町の財政状況を総合的に勘案した上で適切に決定していく必要があると考えておりますので、御理解を賜りたいと存じます。

再質問 5番 金子益三

それでは、何点か再質問させていただきます。まず1点目の再質問ですけれども、町長が御就任されて5年目になりますが、この間、当初は3名の常勤医から、現在は2名の常勤医になっておりますが、3名から2名になる、その間も含めてですけれども、何回ほど町長といたしまして、旭川医大、医局、その他のところの関係者、年にどれくらいの頻度で行っていらっしゃいましたか、お伺いいたします。

答弁 町長 斉藤繁

5番金子議員の御質問にお答えしたいと思います。年にどれくらいでしょうか、2回か3回、年末は必ず行っていますけれども、それ以外に1回とか2回、その程度です、回数的には。― 80 ―

再質問 5番 金子益三

それはあれですか、3名体制のときから今2名になったときも、その頻度というのは変わらないということで理解してよろしいですか。

答弁 町長 斉藤繁

5番金子議員の御質問にお答えしたいと思います。3名から2名になったとき、1期目の初期の段階だったと思いますので、それ以降、3名から2名になったときも含めて、ほとんど回数は変わっていないと思います。以上です。

再質問 5番 金子益三

少しそこは熱量が残念ながら足りないという見解を持つのですけれども、常勤医の確保というのは非常に大事なことですし、そこはやはりどうあっても、今の上富良野町立病院の体制でいうと、旭川医科大学の医局、第3内科、第1外科にお願いをしなければならない立場にあると思うのです。そこはやはり町長として、町の熱量として、相手もあることですけれども、その思いというのは、やはり強く持っていなければいけないと思うのですけれども、町長はそこら辺はどのように捉えているのかをお伺いいたします。

答弁 町長 斉藤繁

5番金子議員の御質問にお答えしたいと思います。常勤医の確保というのは、非常に町の町立病院、町としても住民の安心・安全のためにも非常に重要な事柄だと思っております。熱量が何回、回数なのかどうかというのは別として、私自身も非常に確保したいという思いはありますし、なかなか熱量があっても、医局、旭川医大のほうにも、相手があることでなかなかうまくはいっておりませんが、内科医が、特に院長先生が1名だったときは、相当荷重がかかっておりましたので、そのときは本当に熱量を持って、旭川医大のほうにはぜひぜひということでお願いして、常勤医の派遣にはつながりませんでしたが、今回も答弁させていただきました、出張医の派遣で、回診、往診の部分は大分軽減されたという経緯もありますが、なかなか最終的なといいますか、常勤医の派遣には、現在のところ至っていないというところでありまして、熱量は旭川医大に関しては、常に会って伝えているかと、十分かどうかというのは、いろいろ個人差、印象もありますのであれですけれども、お願いすることはお願いしていると思っております。以上です。

再質問 5番 金子益三

そこのいわゆる派遣医に関しているところも、今の院長先生に頼らざるを得ないところの属人化するといいましょうか、非常に今の院長先生に頼るところが多々あった中でのこの結果になっておりますから、そこは町といたしましても十分、現在の2名の医師に対しても、様々な処遇の部分であったり、定年の部分もあったり、しっかりと対応しておりますけれども、やはりこれもずっと続くわけではないですから、そこはしっかり町として、町の町長として、そして町の公立病院として、医大としっかりパイプを深く持っておかなければならないと考えます。勝手な、老婆心ながらなところもありますけれども、いかなる状況になったとしてもこの上富良野町立病院を含めた上富良野町と医大とのこの関係性を太いパイプをずっと持ち続けなければならないと思うのですけれども、そこについて町長の見解を求めたいと思います。

答弁 町長 斉藤繁

5番金子議員の御質問にお答えしたいと思います。町と旭川医大のパイプというのは、非常に重要なパイプといいますか、旭川医大に医師の派遣、常勤医の派遣も含めて期待するところ、頼るところは大きいと思っております。一昔前といいますか、旭川医大の医局にも、人がいるときは、属人化しないでシステマチックといいますか、組織と組織として、常勤、派遣、今の院長なんかもそうであったのですが、やはり昨今の医師不足、医局にも医師がいない状況になると、どうしてもうまくそのシステムが稼働しないといいますか、動きません、人がいなくて。それで、今の常勤医の2名の医師、非常に苦労をかけているという、頑張ってもらっているという認識は町長としてあります。ただ、そうは言っても、属人化といいますか、今、本当、今いる常勤の先生頼みなのですが、今のところは。パイプは、何と言っても、これからも医師が今不足している状況でなかなかうまくいかなくても、旭川医大のパイプは非常に、常勤以外にも出張医、夜間の当直医の関係もありますので、それは非常に重要なことだと思っておりますし、これからもあてといいますか、お願いしたい部分でありますので、今後も常勤医のことだけにかかわらず、それ以外の部分、今言った出張医、当直医の部分もありますので、パイプはしっかりと内科、外科、持っていかなければならないと思っております。以上です。

再質問 5番 金子益三

少し過去の話になりますけ― 81 ―ども、元町長だったり前町長時代のときも、やはり様々なケースにおいて町立病院の存続の危機が何度もありました。そういうときほど、町の職員と、それからもちろんトップもそうですけれども、ドクター、コメディカル、そして議会、これらがしっかりと、特別チームをつくったわけではないですけれども、内々に、本当に夜な夜な集まって、どういうふうにしたら今の病院の例えば赤字が解消されるとか、例えばその時よりによって病床数が適切だったのかとか、当時は療養型病床群を入れようとか、それから老健にしようかとか、そういうものがしっかりと話し合われて、時の危機を乗り越えていきながら、不採算地区の病院についても、一方的に北海道が決めた中において、当時大きく入っていた交付税がなくなりかけたときも、これも本当に町と議会と病院と一丸となってそういったものをクリアしてきた経緯があるのです。やはり今も本当にまさにそういう岐路だと思うのです。この新しい病院ができるときだからこそ、しっかりと一枚岩になって、町と医大とパイプを深めていかなければならないと思うのですけれども、そういうプロジェクト性のあるものというのは、町長の中で考えていらっしゃるかどうかお伺いいたします。

答弁 町長 斉藤繁

5番金子議員の御質問にお答えしたいと思います。プロジェクト性といいますか、そういう組織をつくってということは念頭にはございませんが、都度といいますか、意思疎通といいますか、議会と、町民も含めてかもしれませんが、この危機を乗り越える。平常時においてもそうかもしれません。情報交換、情報共有、そして問題が起きたときのどういうふうに対処していくかということの相談は日々、その重要性は認識しておりますので、今後におきましても、もしそういう場面があれば、これはそれを否定する何物もございませんので、ぜひ皆さんと意見交換等、いい意見があればもちろんそれに向かってということになりますが、情報交換を欠かさずに行っていきたい、そういう姿勢であります。以上です。

再質問 5番 金子益三

町長、これは本当に真剣に考えないとならないときなのです。なので、そういうのがあればいいなではなくて、ぜひやりましょうという、そういう姿勢で取り組んでいただきたいです。何ならそういう予算をちゃんと割いてでも、一緒に進めていかなければならない大事な問題だと思いますけれども、少し失礼な言い方かもしれないけれども、誰かやってくれたらいいね、そういうのがあったらいいね、そういうぼんやりしたものではなく、いついつまでに誰がリーダーとなって、どういう組織とつながってしっかりとした計画を持つかということを、これは早い段階でぜひ町として決めなければならないことだと思うのです。特にこの病院継続において大事なことだと思うのですけれども、そこをもう一度しっかり明確な答弁いただきたいと思います。

答弁 町長 斉藤繁

5番金子議員の御質問にお答えしたいと思います。決して私が誰かがやってくれたらいいなという、医師確保、旭川医大とのパイプも含めて、そういうことを思ったことは、そういう意味で言ったこともありませんし、そういうことは思っておりません。私が理事者としてやらなければならないと思っております。以上です。

再質問 5番 金子益三

具体的なスケジューリングを考えて、一定程度の予算がもし必要であれば予算措置をしながら、人もつけていって、そういうことをやっていくということで認識してよろしいですか。

答弁 町長 斉藤繁

5番金子議員の御質問にお答えしたいと思います。私が中心となって、理事者として、皆さんの存在を全く否定するものではございません。理事者としてはやっていかなければならないと思っておりますし、それに相手もあることですから、いついつまでにどうのこうのというスケジュールを立てるつもりはございません。目標は立てております。それに、予算が必要があれば、予算は必要なのかもしれませんが、どういう予算が必要なのかということは全く今、白紙状態ですので、そういうことは、現在のところは考えておりません。以上です。

再質問 5番 金子益三

町長として、しっかりとそういうプロジェクトを進めていくという強いお考えがあると判断させていただきましたので、これは私も明日からやれとか1か月後やれとか、そういうことは私も言いませんけれども、これはぜひ早いうちにしっかりとした方向性を示した中で、医師確保、そして様々な病院の医療体制の確保に向けた、しっかりとしたこちら、町側の体制を取っていただきたいと思います。― 82 ―もう1点、今の答弁の中でお伺いしたいのは、旭川医局とその他の医局関連の関係者へという御答弁されておりますが、具体的にその他の医局関係者というのは、どういったところを指していらっしゃるのでしょうか。

答弁 町長 斉藤繁

5番金子議員の御質問にお答えしたいと思います。先ほどの答弁、プロジェクトを立ち上げるとは言っておりませんので、使命としてやるということです。医局の今の御質問ですが、医局のほかにその他どこを回ったのかということですが、医局、昔の人のつてを頼って、旭川医大の医局以外にどこかの医局とか、そういう組織ではなくて、全く個人的なつながりで旭川医大ともつながっている方を中心にいろいろ、旭川医大の医局のほうからは、医局に人がいない状態でなかなか派遣できませんので、上富良野町のほうからもぜひ汗をかいてということは、お互い100%医局頼みではなく、我々もちょっと探してほしいというニュアンスのことを言われておりますので、とはいえ、医局を無視するわけにはなかなかいかなくて、やはりその近いところから人づて、つてを頼って声をかけ合っていろいろ情報を収集しているというところです。以上です。

再質問 5番 金子益三

少し分かりづらかったのでもう一度同じことを聞くのですけれども、もちろん旭川医大との関係が一番大事ですから、そこはもう本当に一番大事にしていくというのは分かります。もう違うところに、ここに行ったほうがいいですよとかというのは、旭川医大からどこそこ行きなさいと言われたわけではなくて、旭川医大から、うちだけではなくという、ごめんなさい、私分からないので、聞き方が間違っていたら申し訳ないのですけれども、別なところは紹介されたわけではないということなのですね。

答弁 町長 斉藤繁

5番金子議員の御質問にお答えしたいと思います。議員おっしゃるとおり、旭川医大から紹介されたわけではございません。どこどこに行きなさい、あの人に会いなさいという指示は、アドバイスは、医局からはございません。ただやはり一般論といいますか、皆さんたちも汗をかいて探してほしいのですという、そういう言い方で、どこどこ行け、あそこ、あの人という具体的な指示とかではございません。以上です。

再質問 5番 金子益三

もちろん、医局の気持ちがどういうものだったかというのは分からないのですけれども、あくまで私自身の考えを申し述べさせていただければ、いかなることがあっても、ここはやはり旭川医大に100お願いするというぐらいの気持ちで間違いないと駄目なのではないかと私は思うのですけれども、町長としては、やはりそれでも医局は人がいない、今の働き方改革もあってなかなかこれ以上医者が出せないということになったときに、変な話ですけれども、町長の努力で頑張っていろいろなところを探していかなければならないとお考えなのか、それとも、いやいや、それはそれ、そうではなくて、やはり旭川医大と思っているのか、今の御答弁の中で、私も分からなかったのでお伺いしますが、私は旭川医大と100の関係を構築していくのがやはり望ましいとは考えますが、町長はどのようにお考えですか。

答弁 町長 斉藤繁

5番金子議員の御質問にお答えしたいと思います。私も旭川医大にほぼ100に近い考えでいいと思っております。ただ、旭川医大、本当に医局には人がいませんので、元旭川医大とか医局に近いところから、医局が直接なかなか指示できないというか、こっちから声をかけたほうがいいようなのですが、知っている人といいますか、そういうところに、来てくださいとは直接そういうことをいきなり言って話すわけではありません。いろいろ事情を、どういう状況なのかということを情報収集しながら、知っている人に、例えば上富良野町なんかに来てもらえるような先生がいたらぜひ紹介してもらいたいという、あの先生が欲しい、そういう話までは、全然具体的な話まではいっておりません。こちらの状況を伝えて、もしそういう上富良野の町立病院にも来てほしい、来てくれるという先生がいたらぜひ教えてほしいと。そこまでです、医局以外は。

再質問 5番 金子益三

大変、安心しました。同じ思いだということは、十分分かりました。本当に何とか、過去においても、例えば派遣医も含めてなのですけれども、夜間来ていただいたり、それから休日に来ていただいてくださっている臨時のドクターの方々も、その人を呼ぶときも、何とかほかの病院にはないような、町立病院独自の処遇といいましょうか、それも莫大なお金をかけたわけではなく、本当に心と心と、そういったところでやり取りをしながら現状に至っている経緯もありますか― 83 ―ら、ぜひ町長、ここは出張医から何とか常勤医に格上げという言い方は失礼ですけれども、上富良野町の町立病院の常勤医になっていただけるような、そういう不断のお願いといいましょうか、努力といいましょうか、そういったものもやってほしいと思います。それで、医師については、町長と私と同じ考えで、医局にしっかりと、これから旭川医大の医局に頼っていくということを理解いたしました。これからも太いパイプを築いていくということでいいのですけれども、もう一つ、コメディカル、いわゆる看護師だったり医療従事者に対するところ。現在のところ、幸いにうちの町、何とか定数に達して、特に看護師もそうですけれども、10対1の診療報酬をもらえたり、夜間においても2人夜勤体制、しっかりできています。それで、私、お伺いしたいのが、これは、今なら何とか、何とかいいのです。これは当然、スタッフの皆様も、1年1年お年を召されていくのはもちろんです。何を言いたいかというと、今の定数、ぎちぎちびったりでいると、なかなか余裕がないのです。私もそろそろ、少し夜勤は勘弁してくださいとか、少しいろいろなことでとなったときに、すぐ交代要員をできるようにするには、今の看護師とか、そういった医療従事者に対する定数の見直しというのは、これは必要だと思うのです。それをやっていかないと、安定した維持というのが、難しくなると思うのです。ぜひその辺、現場の声というのがあるので、そういったものを町長、当然定数増やしたら、人件費もかかります。けれども、今のぎちぎちでやっていく中で、交代要員がいないという、これもまた非常にもろ刃の剣だと思うのですけれども、そういう考えというのは、町長はお持ちではないですか。

答弁 町長 斉藤繁

5番金子議員の御質問にお答えしたいと思います。議員おっしゃるとおり、定数を増やせば経費が増えると。それは非常になかなか矛盾すると言いますか、それを両立するのは難しいと思っております。特に、今はぎちぎちで、難しいぎりぎりのといいますか、ぎちぎちで回しておりますが、余力を持ってやると、おっしゃるとおり経費が増えますね。赤字といいますか、今いろいろ、3問目でも赤字の持ち出しの部分が町負担の部分と、いろいろ問題が発生するのがありますし、余力を持ってやるのが民間とかほかの病院と比べてどうなのかという、やはり効率的な、一番何が効率的なのかというのは、民間の病院とかほかの病院とかも参照しながら、定数自体はどうするかという、必要があればですけれども、もちろん。予備で定数を増やすということはあまり考えられませんが、そのときになって、実際にこれだけ必要なのだということが定数に関わるようであれば、それは定数見直しの契機になるかと思いますが、スペアのために定数をというのは、なかなか今の段階では難しいと考えております。以上です。

再質問 5番 金子益三

クリニックとは違うので、病院は。当然、その患者数に対して必要な医療スタッフというのは、これは法的で決められているではないですか。それが今びちびちでなっているというところが、今後の安定的な町の医療を提供する、また安定的な収入をしっかり得るというところにもつながってきますので、必ずしもそれはマイナス要因だけにはならないということです。万が一これで2人夜勤体制が減ってしまった段階では、そこでまた診療報酬も減りますし、もっと言うと、では看護師が足りなくなりました、医師が不足しましたというと、それだけで1日見られる患者数の数だって減ってくると。これはまたもっともう本末転倒してしまう話ですから、そこはやはり公立病院の責務として、しっかりとした人員体制を整えておいて、いかなる場合においても、最低でも今と同じ同等の診療報酬がしっかりと得られるという、それが経営に対しての安定的なものにもつながると思うのですけれども、その辺はいかがですか。

答弁 町長 斉藤繁

5番金子議員の御質問にお答えしたいと思います。余力を持たせることが安定的な収益を含めてなるかどうかというのは分かりませんが、リスクヘッジは、危機管理は、そういう意識を持って、それが定数なのかどうかも含めて、それは十分危機管理は考えていかなければならないと思っております。

再質問 5番 金子益三

危機管理という意味では、多分、私の考え方と町長の考え方と若干ずれが生じているのは、これは仕方ないですから、あくまでも私の提案として、そういった予備要因という考えではなく、現状の中でやはりエッセンシャルワーカーがどんどん減っていっている世の中において、やはり今もういないのですから、来年からどうするのですかということにならないためにも、しっかりとそこは定数の中で考えておくというのは、私はもっと望ましいことだと思いますが、なかなか町長はそういうふうにはなって、まだできないのですという御答弁などで、これ以上やってもきっと平行性になる― 84 ―ので、これはいいです。あくまでも私の提言として捉えてください。現場の声も聞きながら、そういったものが必要ですということを伝えさせていただきます。2点目なのですけれども、町長の執行方針の中にも、新たな医療提供体制の下、地域医療の機関的施設となる。御答弁の中には、現在の診療科目プラス過去にあったものがあると、非常に収益性も高いしいいですねとおっしゃっている一方で、富良野は人がいないから駄目、旭川は現在のところ行っていない、これは非常に矛盾すると思うのです。新たな医療提供体制というのは、ベッドが新しくなったとか、廊下が広くなったとか、そういうことではないと思うのです。そういうことではなくて、やはり地域住民が望んでいるのは、より質の高い医療であったりとか、今まであったけれども、なくなって不便になったとか、こういう科目、診療科目があればいいなと、そういったものが多分住民は非常に新病院に対して期待しているところが多いのですけれども、箱は新しくなりました、中身は少し前より劣りますというのでは、これはあまりよろしくないと私は考えるのですよね。それで、町長が考える新たな医療提供体制というのは、ハードの部分だけなのですか。ソフト的な部分では、新たな医療体制、ベッド数が変わったとかではないです。そういうところ、具体的に教えてください。

答弁 町長 斉藤繁

5番金子議員の御質問にお答えしたいと思います。新たな医療体制というのは、この間、町立病院の基本設計から皆さんと合意を得てまいりました。その部分が、いろいろ改善された部分はあると思います。もともとはスプリンクラーですから、安全性ですとか居室の広さ、動線がよくなったとか、いろいろ新しい体制というのが、メリットがあると思います。その中で、新しい診療科目というのは、プラスアルファの計画といいますか、皆さんと一緒に計画、新しい新病院の改修計画というのはいろいろそこにある、ベースにありますけれども、プラスおっしゃるとおり診療科目、新たな何がいいのかというのは、もちろん昔のようにあればいいですけれども、今までのベースの新しい診療体制、新しい新病院の機能というのには、当然、もっとこれがあったらいいなというのが含まれていなくて、ベースはベース、プラスアルファオプションで、いろいろ診療科目とか、いろいろあると思います。あればいいというのは、それはまた別に少し考えていかなければならないことだと思っています。

再質問 5番 金子益三

すみません、ますます分からなくなってきたのですけれども、ハードが新しくなったのは、それは私も理解します。通路が広くなりました、トイレがきれいになりました、病室もよくなりました、陰圧のある感染症の方も入れる病室ができました、発熱外来の入り口がよくなりました、それは分かります。そこはいいのです。そうではなくて、もっともっと、さっきから言うように、旭川医科大学の働きかけについて現在のところ行っておりませんが、今後、富良野協会病院をはじめ広範囲な働きかけを行っていただけるのでしょうけれども、富良野協会病院には医者がいないと明確に御答弁されていらっしゃるし、やはり旭川医科大学のところにそういったところをお願いに行くしかないのではないかと思うのですけれども、新たな医療提携が、診療科目だけということではないかもしれないですけれども、やはりしっかりとしたこの新病院の核となるのは、今までの内科、外科、救急、これが大きな柱でやる、これはいいです。私もぜひそれは維持してほしいと思います。プラスアルファの新しい体制というか、新しい町民が求めるものというものに対する町の努力というのは、今後どのように行っていくのですか。

答弁 町長 斉藤繁

5番金子議員の御質問にお答えしたいと思います。新町立病院に、我々がこの建設に関して望んでいたもの、それはお互いもちろんハードもそうですけれども、それに伴う機能、それがもともと最低限といいますか、ベースで求めていたものだという、それは共通していると思います。今後に向かって新しい診療科目、町民のニーズを組んで、もちろん医者がいる、いないというのが重要な課題ですが、それをどうしていくかという質問だと思っておりますけれども、例で泌尿器科のことは書いております。そのほかにもいろいろあったらいい診療科目というのは、町民の方からも聞いております。整形外科ですとかいろいろ、小児科もありますけれども、基本的にできるものとできないもの、例えば小児科とか周産期とか週1回やってもなかなか、そういう基本的にできるものとできないものもありますし、泌尿器科は書いております。泌尿器科は、もし先生がいればできますので、そういうのも含めて、住民のニーズ、あったらすごく助かるというものを、もちろんそれは今後の病院の経営においても非常に助かりますので、協会病院は泌尿器科、いろいろ予力がないということですので、今後はおっしゃるとおり、旭川医科大、内科と外科の通常のパイプ以外に、新し― 85 ―い診療科目、何々先生、何々科の先生、お願いどうでしょうというような、そういう営業も必要なのだろうと。営業といいますか、科目の、そう思っております。以上です。

再質問 5番 金子益三

まさしくその答弁がほしかったと思っております。すばらしい脳外科があればいいと言っても、それは週1回とか月に1回では無理ですし、そんなシステムもないですから、そういうないものをねだりはしませんけれども、今まさに町長がおっしゃっていただいた高齢社会について、やはり月1回でも見ていただける、それでもやっていけれるか、診療科目についてはどんどんと、今まできっと遠慮なさって言ってなかったのだと私は捉えますから、これからは、先日も一緒に行った防衛省並に頻繁に行っていただいて、頭を下げて、ドクターの確保をしていただきたいと改めて共通認識したいと思っております。時間もなくなってきたので、3点目の町立病院の拠出金についてお伺いいたします。この間もしっかりと、町は、町立病院を支えるために、一般財源からいわゆる真水のお金を出していって、病院の経営の安定運営になっております。新しい病院の償還が始まる前の利息を払っていくという、いわゆる4条に関する、4条とは資本的収支の、その負担金も上乗せされてくるし、ここはもう絶対町の責務として払っていかなければならない部分もあるのですけれども、私が一番心配しているのは、3条である収益的収支の部分のどうしてもマイナスになってしまうところ、特別交付税等でなかなか補塡が全てされないところが、今のこの現状というのが少しやはり残念ながら、物価高騰であったりとか、様々な世界情勢もある中において、今まで100円でできたものが、150円、200円となっていっているこの世の中において、そこはしっかりと町は支えますという確約があるのか、ないのか、まずお伺いいたします。

答弁 町長 斉藤繁

5番金子議員の御質問にお答えしたいと思います。収益収支、そちらのマイナスの部分は、現時点というか、これまでも支えてきましたが、私、現時点においても、これは支えていかないと、町の、町民のための、安心・安全のための病院ですので、それはしっかりと維持していきたいと、町立病院を支えていきたいと考えております。以上です。

再質問 5番 金子益三

まず町長の力強い御答弁をいただいて一安心しているところでございますし、ぜひそれは、現在9,700人ですけれども、何とかこの上富良野住民、町立病院は全ての方が使う施設でございます。今後も、町民の健康と生命を守る大事な大事な施設としてお守りいただきたいと考えております。それで、少しこの病院に拠出するお金のところと平行するのですけれども、現在、広域の連携の部分で周産期であったりとか、小児救急であったりとか、広域救急であったりとかいうところに約1,000万円弱ですよね、950万円ぐらい拠出しております。これは今までの約束事といいましょうか、本当は我々だって自治体病院を持っているのだから、そこは広域で支え合うのはもちろん大事だけれども、しっかりとそこの持っている自治体ががっちりやるべきではないかと勝手に私は思っております。これからも今申し上げたとおり、町立病院は新病院の起債を起こした部分の償還が始まってまいりますし、始まる前のこの5年間は利子も払っていかなければならない。加えて物価高でどんどんお金を拠出していかなければならないという、上富良野の財政も決して豊かではない。何を言わんかとすると、これ以上そういった広域の負担の金額がさらに上乗せされてきたときというのは、町長はどのような対応を考えていらっしゃいますか。

答弁 町長 斉藤繁

5番金子議員の御質問にお答えしたいと思います。圏域で、医療で周産期と小児、救急などは負担金を出しております。それは町立病院にはない機能といいますか、周産期などはそうですが、そういう意味で一部その割合に応じて、妊婦の方の数の計算に基づいて相当の負担額をお支払いしているという状況です。今後においても、どういうものが負担を求めてこられるのかというのは、今の項目以外も、それはまだ分かりませんが、求められた内容とか額、それが妥当なものかということを十分吟味しながらやっていかなければ、我々も独自で町立病院を持っていますので、それとだぶるような機能をまた負担を求められても、それは少し困ってしまうというか、上富良野町だけがダブルの負担ということにならないようにということが原則だと思っていますので、そういうことは十分吟味しながら、今後も対応を当たっていきたいと考えております。

再質問 5番 金子益三

よかったと思っております。私も同じ考えであって、本当に自治体病院を― 86 ―守っていく責務を町長お持ちですから、まずは何といっても、この上富良野町立病院の存在、そしてその存在のためにも旭川医科大学とのパイプは、これまで以上にしっかりと構築していただきたいですし、何度も申し上げますが、やはりドクターを含めた医療スタッフの充実をぜひ図っていただきたいという気持ちを込めて、最後、町長がしっかりとこれからも町立病院維持のためにドクターの要請を図っていくのだと、看護師たちも増やしていくのだと、それから病院経営にもしっかりと下支えをするのだという、最後の強い思いを聞かせていただいて、私の質問を終わらせていただきたいと思います。

答弁 町長 斉藤繁

5番金子議員の要請に答えます。私の強いといいますか、町立病院に対する考え方といいますか、やはり町立病院は、今1万人切りましたけれども、約1万人住んでいるところの病院ですので、これがなくなると、小さいお子さんを持っている方、高齢者の方とか、病院のない自治体に住むというのが考えられなくなってきてしまいまして、小さいお子さんをお持ちの方だったら、旭川、富良野から通ったりするかもしれません。そういう意味では、まちづくりの非常に核の部分の一つの施設だと思っておりますので、残念ながら地方の町立病院ということで赤字ですけれども、もちろん赤字を減らすという努力はしますけれども、それでもまちづくりの中心の施設である限りは、一般会計、役場のほうから応援して、これは非常に重要な施設ということで維持していかなければならないと考えておりますし、そのためには、おっしゃったとおり、人材、医師、医療スタッフの確保というのは努力していかないとならないと思っております。いずれにいたしましても、重要な施設であると認識しております。以上です。

出典:上富良野町議会 令和7年第1回定例会 2025年3月5日 議事録 PDF(92ページ) 間違いを知らせる