みんなの議会

上富良野町議会 平成29年第3回定例会 2017年9月12日

(1)外国人観光客の受け入れ整備について/(2)特別養護老人ホームラベンダーハイツ事業について

2017年9月12日、上富良野町議会の一般質問で、荒生博一議員が「外国人観光客の受け入れ整備について」「特別養護老人ホームラベンダーハイツ事業について」について質問し、町長 向山富夫、ラベンダーハイツ所長 大石輝男が答弁しました。

質問者
荒生博一 議員
答弁者
町長 向山富夫、ラベンダーハイツ所長 大石輝男

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

会議録の目次ではこの議員の件名が 2 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は会議録の目次の表記です。

質問 9番 荒生博一

私は、さきに通告しております2項目について、町長に御質問させていただきます。まず1項目め、外国人観光客受け入れ整備についてです。国土交通省の統計では、昨年の訪日外国人旅行者数は前年比22%増、2,403万9,000人となり、過去最多記録を更新しております。政府は、東京五輪・パラリンピックが開催される2020年の訪日観光客数を4,000万人までふやす目標を掲げております。近年、外国人観光客が上富良野町に多く訪れており、町の活性化にとっては大いに歓迎すべきことであります。しかしながら、マナー違反をする外国人観光客がふえてきております。ついては、外国人観光客受け入れ態勢の整備、対策が必要と考えます。そこで、次の2点について、町長にお伺いいたします。1点目、我が町の基幹産業である農業の農地に、写真撮影などで、許可なく侵入する外国人旅行者が後を絶たないと聞かれます。町長の現状認識と、苦情などが町に来ていないのかお伺いします。また、今後の侵入対策についての具体的考えもお伺いいたします。2点目に、交通事故などの防止対策に関し、外国人観光客をターゲットにした看板設置などの具体的取り組みについてお伺いいたします。次に、2項目め、特別養護老人ホームラベンダーハイツ事業についてお伺いいたします。平成27年度からラベンダーハイツ事業特別会計は大変厳しい財政運営をしております。歳入不足から繰上充用も2年連続で行われ、町長においては、4カ年の経営改善計画を作成し、経営改善の努力をされているところですが、今後の取り組みについてお伺いさせていただきます。まず1点目、本年度上期4カ月分、4月から7月の施設利用者数及び1年間の収支見込みについて、現在までの利用状況をどのように分析し、認識されているのか、また、目標達成に向けた利用者数増の具体的な取り組み策についてお伺いいたします。2点目に、利用者向上に向けたPR不足から、広報紙の活用や社会福祉協議会、地域包括支援センターとの連携を行うと予算特別委員会で発言されていました。これまでの間、どのような取り組みを具体的に行ってきたのかお伺いいたします。最後、3点目ですが、ラベンダーハイツは、建設から既に三十数年以上が経過し、老朽化が著しい状況にあります。時代の背景とともに入所者のニーズも多様化していると考えますが、今後どのような整備をされるのか、お伺いさせていただきます。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

9番荒生議員の御質問にお答えさせていただきます。まず、1項目めの外国人観光客の受け入れ整備に関する2点の御質問にお答えさせていただきます。議員御発言のとおり、近年、外国人観光客の増加が続いていることから、北海道においては、平成32年度の外国人宿泊者数の目標値を300万人から500万人に上方修正しており、本町においても平成28年度には1万人を超え、前年度比で20%増となっております。外国人観光客は長期的に滞在し、広域的に周遊する傾向があることから、地域の活性化に大いに期待するところでありますが、日本人には当たり前と思っているルールやマナーを理解されず、問題とな― 21 ―る事案なども耳にするところであり、これらの対策も重要な課題であると受けとめております。まず、1点目の外国人観光客の農地への立ち入りについてでありますが、外国人観光客が多く訪れる夏場を中心に、農業・観光双方の部署へ苦情が寄せられている状況にあります。とりわけ農業者の皆さんが一番危惧をしておりますのは、圃場への病害虫や病原菌の侵入であり、このことは私も深刻な問題として受けとめているところであります。現在講じている対策といたしましては、日本語・外国語を並記した「立入禁止」看板を設置し、立ち入りの抑制を図っているところでありますが、対策に当たりましては、対象範囲が大変広範にわたることから、対応に苦慮している実態にもあります。このような状況にありますが、防衛策として、生産者団体が独自に取り組むものを初め、生産者、JA、上富良野町集落協議会の3者共同により、行政も加わった中で、中山間事業を活用し、「立入禁止」看板の設置を行っているところであります。しかし、農業関係者の自己防衛だけではなく、観光業界も含めた全体の課題として捉えるべきものと認識しており、これまでも入浴やトイレ、ごみの問題など、外国人観光客のマナーが指摘されてきましたが、現在は、これらも徐々に改善が進んできているところであり、今後も観光関連事業者等の御協力をいただきながら、外国人観光客への情報提供やマナーの徹底、改善について取り組んでまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りたいと存じます。次に、2点目の外国人観光客に対する交通安全対策についてでありますが、海外と日本の交通標識の違いにより、一旦停止の「止まれ」標識を理解せず、交差点に進入しての事故は最も危険性が高いと考えられます。そのようなことから、事故の発生箇所及び危険性が高いと判断する箇所に、国際基準である「STOP 停」の標識を平成27年度から、これまで6カ所設置いたしました。さらに、本年度においては、一定の効果が期待できる方策として、41カ所の舗装路面に「STOPマーク」と「減速マーク」を表示し、注意喚起をしているところであります。また、富良野地区安全運転管理者協会・富良野警察署が作成しました国際標識を表示したうちわについても、本年度の今通安全キャンペーン時に配布するなど、警察及び交通安全関係機関と連携した取り組みを実践しているところであります。いずれにいたしましたも、観光振興は重要な要素でありますので、外国人を含め、訪れる方々に安全対策と同時に、当町はもちろん、富良野・美瑛の広域観光エリア、さらに北海道全体の魅力を十分に感じていただき、末長いファンになっていただけるような取り組みの推進に努めてまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りたいと存じます。次に、2項目めのラベンダーハイツ事業に関する御質問にお答えさせていただきます。まず、1点目のラベンダーハイツの本年度4月から7月の施設の利用者数と、1年間の収支見込み等に関する御質問についてでありますが、延べ利用者数は、介護施設入所、いわゆる特養でございますが5,873人、ショートステイが799人、デイサービスが1,561人で、稼働率は、介護施設入所が92.6%、ショートステイが81.9%、デイサービスが60%となっております。また、1日の平均利用者数は、介護施設入所が48.2人で、目標の49.6人に対しまして1.4人の減、ショートステイが6.6人で、目標の6人に対し0.6人の増、デイサービスが15人で、目標の15.5人に対し0.5人の減となっており、いずれのサービスも目標値前後にありますが、稼働率においては課題を残しており、さらに努力を重ね、職場一体となって、選ばれる施設となるようサービス向上に努めてまいります。なお、8月以降につきまして、これまでの実績をもとに収支を推計した場合、一定程度の経営改善が図られるものと見込んでいるところであります。今後の目標達成に向けての具体的な取り組みにつきましては、介護施設入所においては、特例入所の活用によるショートステイ空床ベッドの活用、入退所手続の速やかな対応、介護・看護の連携による健康管理の徹底、ショートステイにおきましては、長期入院者の空床ベッドの活用を、デイサービスにおいては、利用者や家族に対する継続利用や回数増の働きかけのほか、地域包括ケア会議やお元気かいを通じての呼びかけなどを行ってまいります。また、デイサービスにおいては、現在、アンケート調査を実施中であり、回答結果を分析し、改善を進めながら、さらなるサービスの向上に努めてまいります。いずれにいたしましても、大原則は、どなたにも安心して御利用いただける施設であると認めていただけることであり、これからもさらに改善が図られるよう努力をしてまいります。次に、2点目の利用者向上に向けたPR等への対応についてでありますが、介護施設入所、ショートステイにおきましては、日常業務の中での情報交換や入所判定委員会を通じての利用者の確保、デイサービスにおきましては、社会福祉協議会や地域包括支援センターのケアマネジャーを夏まつり行事に― 22 ―招待したり、運営状況を見ていただき、理解を深めていただけるような対応を図っておりますが、今後におきましては、さらに利用者の増加につながるよう、直接町民の皆様や利用希望者へ、広報誌等を含め、多様なPR活動を図ってまいります。次に、3点目の施設の老朽化における今後の整備についてでありますが、議員御質問にありますように、ラベンダーハイツは建設から30年以上が経過しており、老朽化が進んでいる状況にあることから、まず、基本的には、現在の施設の長寿命化を図ることを最優先とし、設備の保守点検を確実に行い、入所者・利用者の生活に支障を来さないよう努めるとともに、安心・安全なサービスが提供できるよう維持管理に努めてまいります。また、中長期的な観点からは、既に私としての考えを述べさせていただいておりますように、第6期総合計画の中で、今後の施設のあり方等について、検討が必要と考えておりますので、御理解を賜りたいと存じます。

再質問 9番 荒生博一

まず、1点目の農地侵入に関しての再質問をさせていただきます。現状認識に関してですが、最近は東南アジア諸国からウェディング撮影のために多くのカップルが来町しております。そんな中、とっておきの1枚を畑の中で撮ろうと、同行するカメラマンがそのカップルを畑の中に入れたり、また、同じようなシチュエーションですと、外国人の方の認識は、畑自体は、農作物が植わっているところだけという認識で、アスファルト手前で車をとめて、アスファルトの中から植わっているところを避け、横を歩いているのですけれども、実際はそこも畑として農地の方は認識しているところであります。そういったマナー違反が後を絶たないということをよく、私は観光業に従事していて、関係機関である観光タクシーの運転手さんや、その他ドライバーさんから耳にする機会が多いです。町長の耳には入っていないですね。そんな中、御答弁にありました外国語並記の看板に関して、設置をされているということですが、現在、その効果はどのようにお感じなのか御確認させていただきます。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

9番荒生議員の外国人観光客等のマナーについての御質問にお答えさせていただきますが、現在、立入禁止等の看板設置をさせていただいておりますが、その効果がどのように上がっているかという点につきましては、まだ取り組みを具体的に実施してから日が浅いこともありまして、具体的な、例えば農作物がウイルスに感染したとか、あるいはそういったような具体的な事例として報告は受けておりませんが、これらは、じゅわじゅわと効果をあらわしてくるものだというふうに思っておりまして、速効性を期待できるものではないというふうな認識を持っております。

再質問 9番 荒生博一

それでは、質問を変えます。上富良野町には、1990年に選定された上富良野八景がございます。いわば、町民が思う我が町の景色です。現在、観光協会では、今年度、7月1日から9月30日までの3カ月間、上富良野八景ラリーを行っておりまして、観光客の誘客を図っております。現在、7月1日から8月20日の統計で、約370名の方が参加をされているというお話を聞いております。今後もまだ集計のデータまで一月半弱ありますので、相当数の方がこの八景を楽しみに訪れていると思います。この八景ラリーのチラシや上富良野町が出している観光のエリアマップ、こちらの中にも、農地への侵入に対しての啓発・啓蒙は、実際に観光面でも立ち入りの抑制をしっかりと図られているということは認識しております。私も仕事柄、八景等は車で回っていく中、よく江花地区ですとか旭野地区で見かける立入禁止の看板、これは、町長が先ほど御答弁された4カ国語並記の新しい看板ではなく、以前からあると思われる、種子馬鈴薯部会上富良野支部が作製した「立入禁止」、また、その立入禁止の看板の中には、文言で「無断で侵入の場合には罰金を科します」という看板も2種類ぐらい目にすることがあります。この罰金に関してなのですけれども、例えば侵入に際して、軽微なものから重大なものまでいろいろ種類があると思いますけれども、罰金の設定金額というのは実際にあるのかどうか確認させてください。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

9番荒生議員の御質問にお答えさせていただきますが、種子馬鈴薯部会で多分設置されている看板をことを指しておられるかと思いますが、これらにつきましては、部会が独自に設置して、自己防衛を図ろうとしているところでございます。罰金等につきましては、これは、条例を置かなければ科せることはできませんので、実際、それは言葉として効力は期待しているのでしょうが、町として、そういったことに対応する体制はできているわけではございません。

再質問 9番 荒生博一

では、ただいまの質問の罰― 23 ―金とかというのは、ただ注意喚起を強く促すという認識でよろしかったですね。次に、町長の御答弁でもありましたように、農業者の方々が一番危惧されているのは、圃場への病害虫や病原菌の侵入であります。町長も深刻な問題と受けとめていらっしゃいますが、対象範囲が余りにも広範であるということで、対応に苦慮されているということを述べています。今後、急速にふえるであろう外国人観光客に対応するため、そして、我が町の大切な基幹産業である農業の農業者、農地を守るためにも、ぜひ関係諸団体と連携、協議し、すぐにでも必要な箇所への看板設置を御検討ください。その看板自体は、立ち入りを強く制限するものではなくて、JAふらのが出している黄色の看板、「ここは皆様が食べる大切な野菜畑です」。これは、目から見ても、確かに黄色と赤い文字で、注意喚起は強く伝わるのですけれども、文言がソフトに書かれているため、比較的目に入りやすく、観光客の方に対しての注意喚起としては、割りと優しい文面だということで私もいいなと思いました。このような例をもとに、これからふえるであろう観光客の方に、ぜひ農地を守るためにも、素早い対応で看板の設置を御検討ください。現在、ジオパーク活動、いよいよ今月27日に認定の会議が決まりますけれども、ジオパーク活動の中にも、重要課題として環境の保全・保護が位置づけられております。当町の大切な農業、それから観光を、共存共栄というのは必要不可欠なことです。向山町長には、ぜひ農業と観光の両立を、より高い次元で目指していただき、この美しい農業景観を守るためにも、外国人観光客への情報提供やマナーの徹底、改善に積極的に取り組んでいただくと同時に、防衛策の強化に努めていただきたいと思います。もう一度この件に関して、町長の考えをお伺いします。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

9番荒生議員の外国人観光客に対します農地等の保全についての御質問にお答えさせていただきます。当初のお答えでも少し触れさせていただきましたが、かつては温泉場の食事マナーだとか、あるいは入浴マナー、それから、ごみの排出等、非常に一時は、外国人観光客の皆さん方に対して冷たい視線が向けられていた時代が私も記憶しております。しかし、そういったことも観光事業者、あるいは旅行会社もそうですが、あるいは宿泊先の皆さん方、あるいは地域の皆さん方が根気よくマナーの徹底を呼びかけてきたところ、私は、現在はそういったことが相当改善されているというふうに理解しております。同じく、農地への侵入等も根気強く、余り強い言葉を発するのではなくて、そういった観光に訪れる方だけではなくて、そういったことをサポートしている事業者の方々の力をかりて進めることによって、私は改善していくものというふうに思っておりますし、町といたしましても、そういった農業者の不安を取り除くことには、これからも意を用いてまいりたいと考えておりますので、いずれにいたしましても、交通安全等の危険も含めて、農業者の皆さん方は、加害者になるのではないかという不安を常に持っております。そういったことにも目を配りながら対応してまいりたいと考えております。以上でございます。

再質問 9番 荒生博一

次に、2点目の外国人の交通安全対策に関してお伺いさせていただきます。御答弁では、27年度より6カ所の「STOP停」の標識の設置、それから41カ所の舗装路面の「STOP」、あとは「減速」のマークということで、近年、私の家のすぐ前でもSTOPという文字を拝見したときには、やはりその対策をしっかりと講じられているような認識を受けまして、非常にいいことだと思います。これは、最近、実際に夜間、ドライバーとして走った外国人の方にお尋ねをしたことがありまして、そのお客様の見解を述べると、夜間は、このSTOPマーク、対向車のライトがあるときには余り、対向車のライトがドライバー目線に合うということで、下にSTOPというマークが表示されたことには気づかなかったというお声がありました。私も検証するために、日中それから夜間、同様に走ってみましたが、日中は割りとドライバーの目線に、まず、赤い「止まれ」の一旦停止のマークが上から入り、下の停止線を我々日本人は気にしますので、そこを見るときに、「STOP」としっかりと書かれているという確認はできますが、夜間は、やはり一時停止、STOPラインの向こう側に車がいたときに、そのライトを気にしてしまうと、あっと言う間に車両が停止線まで進んでしまいまして、果たしてこのSTOP表示というのが、今現在、信号機のない交差点で注意喚起をされているということですが、やはり私が思うには、もう少しドライバー目線に立って、足元の舗装路面だけではなく、目で見える高さに注意喚起の案内、看板があればいいなと思います。町長、この件に関して考えをお伺います。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

9番荒生議員の外国人観光客に対します交通安全の標識等の掲示についての御質問にお答えさせていただきます。これまで、今、STOPの表示をさせていただくなど、やっと、私の実感から申し上げますと、数年も前から警察等、あるいは公安委員会等に改善を要望してまいりました。しかし、ハードルが余りにも高くて、やっとこういった表示がしていただけるようになりました。これらを考えますと、我々が感じている、また、荒生議員がお話にありましたような、実体験を通じての認識というのが、どうも私は公安委員会なり、それぞれ各警察署独自で対応できないことになっておりまして、非常にハードルがあるということを実感しておりますので、根気強く、今お聞きいたしましたような事例も含めて、具体的に今後要望を続けながら、実効が上がるような方法を講じてまいりたいと考えておりますので、ぜひお知恵をかしていただければと思います。以上でございます。

再質問 9番 荒生博一

それでは、平成28年度、富良野署管内での事故の発生状況ですが、この管内は、1市3町1村をあらわしていますが、28年度人身事故が57件、うち外国人が5件、その中でも当町で外国人が事故に遭われた例は、人身事故が2件あります。ことし、29年は、現在まだ集計中ということで、正確な数字ではありませんが、人身事故は40件弱、うち外国人が3件、また、残念ながら当町で、この外国人3件のうち2件の事故が発生しております。物損事故も900件を超え、昨年の数字にかなり、もう8カ月で追い越すような数字になっていまして、その中でも、外国人が起こす事故というのが、本当に年々増加傾向にあります。この統計によると、事故の大半が、やはり交差点での出会い頭の事故だと言われています。もともと国別に交通規則や習慣が異なりますが、近くの国でいうと、韓国は日本と違い右側交通ですが、信号が赤でも右折は可能です。今度は、香港ですと、日本と同じ左側交通ですが、やはり赤信号でも左折は可能です。こういった国によって異なる交通規則がある中、やはり先ほども、復唱になりますけれども、信号機のない交差点だけではなく、やはり信号機のある交差点でも、このような注意喚起がさらに必要かと思われますが、この件に関して、町長に伺います。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

9番荒生議員の御質問にお答えさせていただきます。交通安全対策、さらには、事故の発生状況につきましては、議員から御発言ございましたが、非常に当町におきましても、外国人が関係いたします交通事故が起きている実態にございます。富良野警察署等でも大変課題というか、問題視してくれておりますし、それらの事故防止のために、特に、パトカーの走行頻度を高くしたりというようなことで、対応もしていただいておりますが、まずは、そういった交通安全標識等の整備が必要かと思いますが、これもなかなか、どういったものが速効性があるかということは、非常に、なかなか答えを見出せない状況にあります。しかしながら、私どもは、町独自でできることと、あるいは公安委員会と警察署の力をかりなければならないことがありますので、町ができることは積極的に取り組んでまいりますが、あるいはそういった警察署なり公安委員会に要望していくことも踏まえて、安全性を高めることについては、できるだけの対応を図ってまいりたいと考えておりますので、ぜひ情報を、町といたしましては、こういう交差点が非常にふだん、危険を感じるとか、そういうところは、お住まいの方が一番実感しておられますので、そういう情報収集も含めて、対応させていただきたいと思います。以上でございます。

再質問 9番 荒生博一

この交通安全に関しては、最後の質問になりますが、現在、国交省では、この秋より、訪日外国人のレンタカー利用が多い北海道において、レンタカー会社、警察署、観光協会などと連携し、ETC2.0やドライブレコーダーを搭載したレンタカーを利用する外国人が、どのエリアが急ブレーキを踏んだかといったデータを集約し、事故を起こしやすい危険箇所の特定の実施し、外国語に対応した標識や看板などの設置をして、日本の交通規則や道路標識への理解を促進していくと発表しました。当町の魅力を十分に感じていただき、末長いファンになっていただけるような取り組みの推進のためには、ただ多くの観光客に訪れていただくためだけの目標数値を上げだけではなく、受け入れ態勢のソフト面、ハード面の整備が必要と考えます。外国人観光客がふえることで当町の経済が潤うことはとても喜ばしいことです。一方で、町民の安心・安全が守られず、被害が及ぶのでは本末転倒と言えます。町長には、ぜひスピード感を持って、来たる3年後の東京五輪・パラリンピックに備え、訪れる外国人観光客に安心・安― 25 ―全を提供できるよう道や国と連携をして、受け入れ態勢の整備に取り組んでいただければと思います。最後に、意気込みをお聞かせください。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

9番荒生議員の御質問にお答えさせていただきます。議員が御発言にありましたような、安全対策をしっかり講じていくということは、これからも続けてまいりたいと考えております。一方、私、常に愚痴っぽく警察へ行って申し上げるのですが、非常にカーナビを頼って走ってこられる方がほとんどと言っていいぐらい、そういう状況にあります。カーナビに集中する余りに交差点に目が行かないというような、そういうことが必ず起きておりますので、ぜひソフトの開発メーカー等の協力も仰いでいただきたいというようなことを申し上げておりますので、さまざまな角度から安全対策を講じていただくように、私どもも取り組んでまいりますけれども、上部機関にも申し上げてまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りたいと存じます。

再質問 9番 荒生博一

了解しました。

再質問 9番 荒生博一

ラベンダーハイツに関して再質問させていただきます。介護施設入所が、平成29年度目標に対して1.4人の減、デイサービスが、目標に対して0.5人の減と答弁されております。ことしの8月以降、これまでの実績をもとに収支推計した場合、一定程度の経営改善が図られていると見込んでいるとの答弁がございました。幾ら見込んでいるのか、その推計額はお幾らなのか確認させていただきます。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

9番荒生議員のラベンダーハイツに関します御質問にお答えさせていただきます。現在、四半期をもっての推計を持っておりますが、既にこれまで厚生文教常任委員会等においても、経過を御報告させていただいているものかと思いますが、非常にまだ期間が短期間なことから、一応推計値は持っておりますが、この数字がひとり歩きするというようなこともいかがかなというようなことを考えておりますが、必要であればお答えさせていただきますが、改善の方向に向かうというような推計をさせていただいているということでございます。以上でございます。

再質問 9番 荒生博一

たしか本年度の当初予算では、予備費の360万円がおよその、何事もなければ黒字になるという説明がございました。現在の利用者数が当初の目標に達していないのになぜ好転するのか。まだ、現在、上期4カ月を経過したばかりということで、実際に数字はお持ちということでしたが、その数字はお聞きしませんが、経営改善が図られるという、その好転の理由があればお聞かせください。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

9番荒生議員の御質問にお答えさせていただきます。数字等についても、明らかにすることは何らためらうものではありませんけれども、それがありきというようなことで御理解いただくと、ということで申し上げたところでございますが、3事業、入所、それからショートステイ、デイサービスも含めまして、ほぼ目標値に近い水準にございます。加えて、介護報酬等につきましては、介護のサービスによって金額の多寡がありますので、それらによって介護料を、収入の部分がある程度、少し確保できるのかなと、そういう見通しも立てておりまして、加えて、現在の利用者の推移が維持できれば、その目標値はございますが、ほぼ、私どもとしては目標値に近いという見立てをしております。しかし、冒頭のお答えでもお答えさせていただいておりますが、稼働率においては、まだまだ達しておりませんので、それらを高めていきつつ、最終的には経営改善に結びつくようにというふうに見立てをしているところでございます。

再質問 9番 荒生博一

それでは、再度確認ですが、本年度赤字にならないための施設利用目標者数は、年度当初に定めた介護施設が48.2人、それからショートステイが6人、デイサービスが15.5人でよろしかったですか、確認させていただきます。― 26 ―

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

9番荒生議員の御質問にお答えさせていただきますが、述べられたとおりでございます。

再質問 9番 荒生博一

それでは、引き続き利用者増に向けて頑張っていただければと思います。この1点目の質問の目標達成に向けた利用者増の具体的な取り組みについてということで、御答弁では、デイサービスにおいては、現在、利用者アンケートを実施中と答弁をされています。どのような目的で、今、実施されているのかお聞きします。また、いつから、そして、誰を対象に、そして、いつまでの間、実施するのか御答弁願います。

答弁 ラベンダーハイツ所長 大石輝男(ラベンダーハイツ所長は2018年3月まで)

9番荒生議員の御質問にお答えいたします。今、デイサービスにおきまして、9月1日現在で発送いたしまして、9月21日までの期間をとって、今、アンケート調査を実施したいと考えております。内容といたしましては、送迎サービス、それから職員の対応、それから食事、入浴、レクリエーション行事、それから、デイサービス自体に満足しているかどうか、また、その他の特別な意見があればということで質問おりまして、対象者は、利用者の家族でございます。以上でございます。

再質問 9番 荒生博一

目的についてお伺いしていましたが、その答弁はいただけますか。

答弁 ラベンダーハイツ所長 大石輝男(ラベンダーハイツ所長は2018年3月まで)

目的につきましては、利用者の現在、デイサービスを利用している中における要望等の取りまとめといいますか、それから、家族におきましても、実際には手帳等を介して、送迎の際に情報交換もしておりますが、実際なかなか直接を意見を言う機会がない、機会というよりも、リラックスした形で意見を求めるようなことがなかなか難しいのではないかということで、今後のデイサービスにおいて、不足している部分を把握する目的で、なおかつ、それを結果として、今後の「なごみ」のほうに掲載いたしまして、我々もそれを念頭に置きまして、さらなるデイサービス自体のサービスの向上に努めてまいりたいと考えていることで、行っている調査であります。以上です。

再質問 9番 荒生博一

確認ですが、経営改善を目的に実施しているという認識でよろしいですか。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

荒生議員の御質問にお答えさせていただきます。私、前段お答えの中で述べさせていただいておりますが、本当に町民の皆さん、あるいは御利用いただいている皆さんに選んでいただける施設かどうかと、もう1回検証しましょうと。それは、先ほど所長からも、アンケート項目の中で述べさせていただきましたように、さまざまな方面から、観点から直接お声をいただいて、そしてもう1回、自分たちのやっていることを見詰め直しましょうということも大きな目的でございまして、必ずこういったことを積み重ねて、選んでいただける、真に選んでいただける施設にもう1回戻ってほしいと、そんなふうな思いを込めているところでございます。

再質問 9番 荒生博一

アンケートはすばらしいことだと思いますので、ぜひ今後とも経営改善の糧になるような意見を取り組んでいただき、引き続き継続的に実施していただければと思います。次、2点目の質問の利用者向上に向けたPRに関して、こちらの再質問ですが、この御答弁では、利用者向上に向けた取り組みが、デイサービスのマネジャーを夏まつりの行事に招待したと書かれていて、これまでの間のことをお尋ねしますが、利用者向上に向けた取り組みというのは、ただデイサービスのマネジャーを夏まつりに招待しただけなのですか。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

9番荒生議員の御質問にお答えさせていただきますが、先ほどのお答えにもつながってまいりますが、要するに、ラベンダーハイツの事業所運営の真の姿を見ていただきたいと。お祭りにお招きするということではなく、方法として用いておりますけれども、要するにラベンダーハイツの事業がどういう姿で行われているかということを、真の姿をケアマネの方々等に見ていただくことによって、信頼を勝ち得て、そして利用者増につながるというような、そういう思いを持ってお招きして、実態を見ていただいていると、そういう趣旨で捉えていただければと思います。

再質問 9番 荒生博一

それでは、今後において、直接町民の皆様や利用希望者へ、広報誌等を含め、多様なPR活動を行うと答弁されております。この広報誌等などは、どのようなものが対象になります― 27 ―か。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

9番荒生議員の御質問にお答えさせていただきます。町広報誌はもちろんでございますが、場合によってはチラシを入れさせていただくとか、あるいは高齢者の団体の会合等に行ってPRをさせていただくとか、さまざまなことが考えられます。それらを念頭に置いたものでございます。

再質問 9番 荒生博一

それでは、3点目の質問をさせていただきます。昨年、同僚議員が一般質問で、介護施設などの一層の充実を求めた質問がなされました。その際の御答弁は、ラベンダーハイツにおいては、増床計画を持ち合わせていないし、個室化の転換も施設の規模等の制約もあり、ユニット型施設への転換は無理だと答弁されています。そこで、今回の答弁では、現在の施設の長寿命化を図ることを最優先と言われております。その中で、設備の保守点検を確実に行う。これはもちろん行政としても、我々民間事業として、例えばエレベーターの管理一つとっても、定期点検とか、そういったものは当たり前のことで、ここに御答弁されている意味がちょっと私も理解しかねるのですが、もしこの保守点検を確実に行うということを的確に明記されているのであれば、施設が今現在どのような部分が劣化して、今、修理が必要かという認識は、今現在持ち合わせていますか。

答弁 ラベンダーハイツ所長 大石輝男(ラベンダーハイツ所長は2018年3月まで)

9番荒生議員の御質問にお答えいたします。現在、施設の整備計画の中で、ハイツとしてどのような箇所の整備が必要かということでございますが、今現在、ボイラー、それからリフトバス、屋根の改修、屋上改修等、項目として考えておりまして、この中で、実際に例えば来年度実施するのはどれなのかという部分につきましては、今、建設水道課のほうと調整をいたしておりますし、また、今後、町長とのヒアリングの中で、どれを優先してやっていくのかという部分も、財源の関係もありますので、それを含めながら今後検討してまいりたいと考えております。以上です。

再質問 9番 荒生博一

ぜひ早い段階での現状把握により、適切な処置を講じながら施設の適正な維持管理を図られていただきたいと思います。それでは、最後に質問ですが、国立社会保障人口問題研究所によりますと、全国の後期高齢者人口が現在よりも急激に増加し、2025年までには約2,180万人となる見込みであることが報告されています。超高齢化社会への対応が急務なことにより、急速な入所施設の整備促進と住宅介護の充実が現実となり、まさにすぐそこまで来ていると言っても過言ではありません。町長が、考え方として、大きなプロジェクトの一つに、病院、老健、特養を一体で整備したい旨の考えを以前述べられています。今現在のお考えを再度確認し、質問を終了させていただきます。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

9番荒生議員の長期的な展望に立った医療・介護施設等の考え方についての御質問にお答えさせていただきますが、議員がただいま御発言いただきましたような、長期的な意味合いでは、やはり医療・介護が一体となった、そういった運営というものがこれから求められる姿でないかというふうに私は理解しているところでございます。特に、以前にも発言させていただいたと思いますが、医療資源、要するに人的資源、ドクターあるいは介護士、看護師、そういった方々がこの町内の中で、限られた資源が分散して、今現在活躍をいただいているわけですが、こういったことによる非効率というのは、非常にちょっとマンパワーが不足しますと、全体に影響を及ぼしているのを感じておりまして、そういった施設が集約化することによって、そういう資源も有効に活用でき、さらには、御利用いただく皆さん方にも安心して、医療・介護のワンストップ化、言葉は適切かどうかわかりませんが、そんなようなことを理想として描きながら、6次総の中で方向づけをできればと願っているところでございます。以上でございます。

出典:上富良野町議会 平成29年第3回定例会 2017年9月12日 議事録 PDF(27ページ) 間違いを知らせる