みんなの議会

上富良野町議会 令和7年第4回定例会 2025年12月18日

(1)行政のDX化について/(2)部活動の地域展開について/(3)上富良野高校の支援策について

2025年12月18日、上富良野町議会の一般質問で、荒生博一議員が「行政のDX化について」「部活動の地域展開について」「上富良野高校の支援策について」について質問し、町長 斉藤繁、教育長 鈴木真弓が答弁しました。

質問者
荒生博一 議員
答弁者
町長 斉藤繁、教育長 鈴木真弓

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

会議録の目次ではこの議員の件名が 3 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は会議録の目次の表記です。

質問 2番 荒生博一

私は、さきに通告しております3項目9点について、1項目めは斉藤町長に、2項目め、3項目めは鈴木教育長にお伺いいたします。まず1項目め、行政のDX化について。2021(令和3)年9月1日、日本のデジタル社会実現の司令塔としてデジタル庁が発足いたしました。デジタル庁は、誰一人取り残されることなく、多様な幸せが実現できる社会を目指し、国や地方自治体、民間事業者などの関係者と連携して、社会全体のデジタル化を推進する取組を牽引しております。デジタル庁の創設から4年間の主な取組は、行政のデジタル完結(窓口からオンラインへ)、マイナンバーカードの普及・利用拡大、自治体システムの標準化などを進めてきました。当町においても、昨年4月より企画商工観光課にDX推進班を設置し、住民サービスの向上と行政運営の効率化を図るため、デジタル技術を活用した変革を推進してきております。この間、議会中継の実現に多大なる御協力を賜り感謝いたしております。そこで、DX推進班のこれまでの主な取組内容と、令和8年度以降の将来像を見据えた具体的な取組について、斉藤町長に以下3点お伺いいたします。1点目、令和6年4月よりスタートしたDX推進班の住民向け行政サービスのデジタル化や契約事務のデジタル化など、これまでの主な取組内容について具体的にお伺いいたします。2点目、全国的にも様々な理由から地方自治体のDX化が進まないと聞き及んでおりますが、当町においてDXを推進していく上での課題をどのように捉えているのか。また、その具体的な解決策をどう計画的に実践していくのかお伺いいたします。3点目、令和8年度以降、さらなる住民サービスの向上に向けた取組について、DX推進班において今後推進を図るべく新たな取組についてお伺いいたします。次に2項目め、部活動の地域展開について。本 年 5 月 に ス ポ ー ツ 庁 と 文 化 庁 の 有 識 者 会 議で 、 令 和 8 年 度 以 降 の 地 域 展 開 の 取 組 に 関 す る「最終とりまとめ」が決定された。これにより、令和8年から令和13年度を改革推進期間と位置づけ、前期の令和8年から10年度の間に、原則、全ての学校で休日の部活動を地53域で行うことを目指すとされており、後期の令和11年から13年度には、中間評価を基に、さらに平日の地域展開を推進することとなり、各地域で明確なゴールを定め、具体的なアクションを起こしていくこととなりました。これまで、部活動の地域展開は令和5年度から開始されており、段階的に進められてきておりましたが、モデルケースが少ないことや、指導者の確保と育成の難しさ、練習場所の不足、保護者の負担増などの課題が複合的に絡み合い、全国的にも進んでいないのが現状であります。上富良野町においても、地域展開に向けた協議を開始し始め、鋭意実現に向け進んでいると理解しておりますが、現状について教育長にお伺いいたします。1点目、部活動の地域展開における課題は、指導 者 の 確 保 、 施 設 や 費 用 の 問 題 、 生 徒 の 送 迎 負担、そして地域間の格差などが挙げられますが、上富良野中学校の現状の主な課題は、また、課題解決に向けた必要な取組を今後どのように進めていくのかお伺いいたします。2点目、少子化が進む中、複数の自治体が連携し、生徒数を確保することで、存続が難しい競技の部活動の維持や、活動機会の拡大、教員の負担軽減を図るなどのメリットがあります。現在、上富良野町では、部活動の地域展開の協議において、広域連携の検討はなされているのかお伺いいたします。3点目、部活動の地域展開を進めていく上で、子 ど も た ち が 「 や り た い こ と に 挑 戦 で き る 」 、「 安 心 ・ 安 全 に 活 動 で き る 」 環 境 づ く り の た めに、私たち大人も前向きに変化を受け入れ、子どもたちの声に耳を傾け、地域でできることを一緒に考えていくことが重要と考えます。持続可能な部活動の実現に向け、上富良野中学校の目指すべき姿はどうあるべきか教育長の見解をお伺いいたします。最後に3項目め、上富良野高校の支援策についてお伺いいたします。これまでの上富良野高校の主な支援策は、町からの「入学準備金」、「就学支援金」、「通学費補助」であります。また、希望者には「介護職員初任者研修」や「各種資格取得検定」の費用が全額補助され、学習用コミュニケーションツールの「Classi」も補助されております。さらには、希望者には、学校給食センターから1食340円で給食が提供されます。このように、魅力ある学校づくりや生徒皆が充実した学校生活を送り、将来の夢を実現できるよう支援し続けております。しかしながら、2026年度から所得制限が撤廃され、国公立・私立を問わず、全ての高校の授業料が無償化となり、私立高校には全国平均の授業料相当額であります年間45万7,000円を上限に支援が行われることが決まりました。今回の拡充で私立高校の支援額が手厚くなる一方、公立高校は授業料が無償化されるのみで、全国的にも公立高校の生徒数減少が危惧されております。そこで、以下3点について、教育長にお伺いいたします。1点目、今回の拡充で私立高校の支援額が手厚くなるため、進学先を選ぶ上で、学費という大きな制約が取り払われることで、「より充実した教育環境」を求めて、私立高校への志願者が増加する可能性があります。教育長は、この制度をどのように受け止めているのかお伺いいたします。2点目、「高校の授業料無償化」は、あくまでも授業料に対して補助金が出るもので、授業料以外に必要な入学金や交通費などは、これまでどおり保護者負担となります。そのため、上富良野高校は、これまで行ってきた様々な支援策があるのは強みであります。しかしながら、今後は私立高校も生徒確保のために学校ごとのさらなる特色を打ち出してくることが予測されます。教育長は、令和8年度以降、上富良野高校の新たなる支援策を検討しているのかお伺いいたします。3点目、昨今、少子化により全国的に公立高校の統廃合が進んでおり、今後さらに生徒数が減ることで「地元の公立高校がなくなる」地域が増える可能性があります。地域唯一の高校がなくなると 、 若 者 ・ 子 育 て 世 帯 の 流 出 が 加 速 し 、 人 口 減少・少子化に歯止めがかけられなくなります。高校の存続は、地域の存続に直結する重要な課題であると考えます。これまで以上に、危機感を持って課題解決に向け取り組むよう強く望み、教育長の見解をお伺いいたします。以上であります。

答弁 町長 斉藤繁

2番荒生議員の1項目めの行政のDX化についての3点の御質問にお答えいたします。まず、1点目のこれまでの主な取組内容につい54てでありますが、令和6年度に文書管理システムの構築と合わせてタブレット端末を導入し、本年4月より本格運用を開始いたしました。これにより、ペーパーレス化が進んだほか、出張先でも決裁事務が可能になるなど、場所を選ばない柔軟な働き方と業務の迅速化が図られております。なお、12月3日時点での電子決済率は95.24%となっております。また、業務改善の基盤として活用できるシステム を 導 入 し 、 こ れ ま で 所 管 ご と に 管 理 し て い たデータを一元化することで、組織的な情報共有と業務効率の向上が実現しております。住民向けサービスのデジタル化については、xID(クロスID)アプリの活用が、これまでは「スマホで入場券」といった限定的な利用にとどまっておりましたが、現在は、各種委員会の開催案内通知などにも用途を拡大しております。会議の開催時には職員が出席し、アプリのインストール支援を行うなど、利用促進に向けたサポートも実施しております。また、自治体情報システムの標準化につきましては、本町では対象となる17業務のうち15業務で既に移行が完了しており、残る戸籍・戸籍の附票につきましても、令和8年1月末からの本運用に向けて準備を進めているところであります。次に、2点目のDX推進の課題と解決策についてでありますが、システム導入における構築費用(イニシャルコスト)については「新しい地方経済・生活環境創生交付金」などの活用により財政負担の軽減が可能ですが、導入後の運用経費(ラン ニ ン グ コ ス ト ) に つ い て は 補 助 対 象 外 と な るケースが多く、財政的な負担増が課題と認識しております。特に小規模自治体においては、スケールメリットが出にくく、費用対効果が見えにくい傾向にあります。こうした課題への解決策として、令和7年度より創設された「デジタル活用推進事業債」の活用を検討しております。本制度は、住民の利便性向上や地域課題の解決に加え、システムの「共同調達」も対象としておりますので、他自治体との連携も含め、有利な財源を活用しながら計画的に事業を実施していきたいと考えております。次に、3点目の令和8年度以降のさらなる住民サービスの向上に向けた取組についてでありますが、先ほど申し上げました「デジタル活用推進事業債」を有効活用し、特にシステムの共同調達によるコスト削減とサービス向上を図るためには、近隣自治体との情報交換や連携が極めて重要と捉えております。現在、上川管内においては、少子高齢化やインフラ老朽化、DX対応などの共通課題に対し、長期 的 な 視 点 で 行 政 サ ー ビ ス を 維 持 ・ 確 保 す る ため、上川総合振興局を事務局とする「上川管内地域連携・協創推進会議」が設置されております。今後は、この協議会等の場を通じて、近隣自治体と密に情報共有を行い、共同調達の可能性を調査・研究することで、持続可能なDX推進と住民サービスのさらなる向上に努めてまいりたいと考えております。

答弁 教育長 鈴木真弓

2番荒生議員の2項目めと3項目めの御質問にお答えいたします。まず、2項目めの部活動の地域展開についての3点の御質問にお答えいたします。まず1点目の上富良野中学校における現状の課題についてでありますが、将来にわたり生徒がスポーツや文化芸術活動に継続して親しむ機会を確保するため、少子化による部活動の在り方と教職員の働き方改革への対応と指導者の確保などが課題と認識しております。このため、学校、保護者、地域や関係団体等と一体となり、持続可能な部活動の実現に向けた検討・協議を進めていくことが重要であります。上富良野中学校の部活動地域展開における課題として、組織運営体制の構築、指導者の確保、生徒や保護者への説明など、様々な観点からの課題が挙げられますが、部活動指導に対して支援・協力していただける教職員が、地域の指導者として参加していただくことも検討してまいりたいと考えております。また、地域展開となった場合においても、活動する生徒や保護者の負担が過大にならないよう、新たな制度構築の上で、費用負担の在り方も検討していかなければならない課題と認識しております。次に、2点目の広域連携の検討についてでありますが、少子化が進む中で、上富良野中学校の1校だけでは部活動の維持が難しくなることが想定されることから、広域連携につきましては、重要な検討課題であると認識しております。現在、富良野圏域5市町村では、生徒や保護者に対する共通のアンケートを実施しており、情報共有を進めてまいります。これらアンケート結果等から圏域内の各自治体における実情を把握し、広域連携としての可能性を探り、必要に応じて具55体的な協議を進めてまいります。次、3点目の持続可能な部活動の実現に向けた上富良野中学校の目指すべき姿についてでありますが、部活動が持つ多様な学びや経験の場としての教育的意義を継承・発展させつつ、学校だけでなく地域全体で支える体制の構築、地域の特性を生かした活動内容の充実と指導者の確保・育成を進め、全ての生徒がスポーツ活動・文化芸術に継続して親しむ機会を確保することが重要であると考えます。今後も関係者等と十分な検討・協議を進め、持続可能な仕組みづくりの構築に努めてまいりますので、御理解を賜りたいと存じます。次に、3項目めの上富良野高校の支援策についての3点の御質問にお答えいたします。まず、1点目の高校授業料無償化の拡充に伴う私立高校への志願者増加の可能性と、この制度への受け止めについてでありますが、昨今、町内の中学生の進路につきましては、上富良野高校以外に、富良野市や旭川市の公立・私立高校、通信制高校などを選択する生徒が増加傾向にあり、進路の多様化が進んでいると認識しております。御質問にありましたとおり、令和8年度からの所得制限撤廃を含む授業料無償化の拡充は、家庭の経済的負担を軽減し、生徒や保護者にとって学習や文化・スポーツなど、それぞれの希望に特化した進路の選択肢が広がるものであり、教育の機会均等の観点からは、大変好ましいことと受け止めております。一方で、管内・管外を問わず、進学先として私立高等学校等が選択されやすくなることは、公立高校、とりわけ本町に設置していただいております公立高校にとっては、生徒確保の面で競争が激化し、より厳しい状況であると大変危惧しているところであります。次に、2点目の新たな支援策の検討についてであ り ま す が 、 こ れ ま で も 、 高 校 で 使 用 す る タ ブレット購入費を含む入学準備金、就学支援金、通学費の補助に加え、各種資格取得に係る検定料、さらには学校給食の提供など、ほかにはない手厚い支援を継続しております。令和8年度以降につきましても、現在実施している支援を継続するとともに、今後も学校や保護者、上富良野高等学校教育振興会と連携し、単に金銭的な支援を拡充するのではなく、より効果的で最適な支援の在り方について検討・協議を進めるとともに、学校と連携し、地域資源を活用した特 色 あ る 教 育 プ ロ グ ラ ム の 開 発 を 支 援 す る こ とで、「学びたい、通いたい」と思われる魅力ある学校づくりを後押ししてまいります。次に、3点目の高校存続に向けた危機感と今後の課題解決への見解についてでありますが、上富良野高校の生徒における本町出身者の割合は74%を占めており、部活動や学校行事を通じた地域活性化への貢献など、大変重要な役割を担っていただいております。北海道教育委員会の公立高等学校配置計画基準は、上富良野高校にとりましては、大変厳しい条件であると強く認識しておりますが、生徒一人一人に丁寧な指導が行き届き、将来への夢や希望に満ちた進学や就職に導くなど教育的効果が高まっておりますことから、北海道教育委員会に対しまして、上富良野高校の取組の成果を再編の判断基準に加えていただけるよう積極的に働きかけてまいりますので、御理解を賜りたいと存じます。○ 副 議 長 ( 岡 本 康 裕 君 ) 再 質 問 、 ご ざ い ま すか。2番荒生博一君。

再質問 2番 荒生博一

まず、行政のDX化について再質問させていただきます。これまでの取組ということで、詳細を御説明賜りありがとうございます。そこで、2点目の課題と合わせ、1点目と2点目を合わせて質問させていただきます。これまでの主な取組については、具体的に御答弁いただきました内容は、文書管理システムとタブ レ ッ ト 端 末 の 導 入 は 、 業 務 効 率 化 、 コ ス ト 削減、情報共有の迅速化、セキュリティー強化を実現し、ペーパーレス化を加速させます。具体的には、紙文書の印刷、保管、検索の手間が省け、情報伝達ミスが減り、資料の最新化も容易になり、DXや業務の在り方、そして働き方改革、業務改革を推進する上で、非常に効果的なアプローチだと私も理解いたします。そして結果的には、12月3日時点での電子決裁率が95.24%となっており、これは、これまでの取組については大いに評価させていただきます。一方で、住民向けのサービスのデジタル化につきましては、御答弁のとおり、xIDアプリの活用について、現在用途を拡大しているとのことであります。確かに、xIDアアプリについては、マイナンバーカードのポテンシャルを最大限に引き出し、手間を省き、安全性を高め、コストを下げ る と い う 行 政 、 町 民 、 双 方 に と っ て ウ ィ ン ・ウィンの関係を築くためのデジタルID基盤とし56て機能しておりますが、昨日の同僚議員からのSNS活用についての質問でもございましたが、我が町は、現在、高齢者率が35%を超えておりまして、スマートフォンなどをうまく活用できない高齢者の方々には、まだまだ活用についてのハードルは高く、現在、国がいうところの誰一人取り残されることなくといった考えからは、現実的には少し乖離しているような気がいたします。今回、2点目の質問で、DX推進の上での課題及び解決策をお伺いいたしましたが、自治体側の目線での課題、そして解決策を御答弁いただいております。一方、住民目線では、紙文化や対面重視の慣習が根強く、オンライン化への抵抗感やデジタルへの理解不足がまだまだございます。世代間のスキル格差や、新しいシステムへの抵抗感などの課題があると強く考えます。町長は、住民目線の課題を現在どのように捉えているのかお伺いいたします。

答弁 町長 斉藤繁

2番荒生議員の御質問にお答えしたいと思います。住 民 目 線 か ら の D X と い う こ と で 、 議 員 お っしゃるとおり、まだまだ世代間によっては紙文化ですとか対面、特に対面なんかはデジタルより優れている面とかもあると思いますので、全く紙とか対面を否定するものではありませんが、できれば便利になったほうがいいという声がありますので、そちらに移行したいとは思いますが、なかなか、おっしゃるとおり世代間の、高齢化率も述べてもらいましたが、世代間の端末に対する慣れといいますか、生まれたときから小さいときからある方と、そうでない方と、いろいろ端末に対する距離感といいますか、そういうのは違うと思います。それと、紙文化、対面文化と今まで来た中で、相当染み込んでいるといいますか、慣れている方もおられますので、そういう方を一律に、一刀両断に、はい、デジタルということはなかなかできませんし、でも一定程度というか、ある程度デジタル化は進めていかなければなりませんので、その中で過渡期というのはどうしても発生するのかなというふうに思っております。過渡期には、今までのアナログの紙とか対面とデジタルの両方を平行して、ボリュームは増えたり減ったりするのかもしれませんけれども、片方に 偏 る こ と な く 、 ど ち ら か に 軸 足 を 置 く こ と なく 、 両 方 を 進 め て い か な け れ ば な ら な い の か なと。事務方としてはなかなか手間なのかもしれませんが、過渡期というのは、どういう制度に対しても一定程度あるのかなというふうに思っておりますので、ここはしっかり対応していかなければならないのかなというふうに考えております。あとは、時間とか方法によっていろいろ改善していくと、将来的に見えてくるのだろうというふうに考えております。以上です。

再質問 2番 荒生博一

町長から、現在の住民目線での課題ということで、認識を確認させていただきました。DX推進課は、私たちにとっては、業務内容というのがまだまだ見えにくいものがありまして、今回質問させていただきましたが、本当にしっかり と こ の 間 に 様 々 な 取 組 を し て い る と い う こ とで、非常に頼もしく思います。そこで、3点目の質問についてお伺いいたしますが、令和8年度以降のさらなる住民サービスの向上に向けた取組についてですが、デジタル活用推進事業債の有効活用や上川管内においての共通課 題 に 対 し 、 長 期 的 な 視 点 で 行 政 サ ー ビ ス を 維持・確保するため、上川管内地域連携・協創推進会議を通じて近隣自治体と密に情報共有を行い、共同調達の可能性を調査・研究し、持続可能なDX推進と住民サービスのさらなる向上に努めていただきたいと思います。DX推進における近隣自治体との共同調達の先進事例といたしましては、群馬県内3市町村によるスマホタブレット講座は、講師派遣の費用負担を共同で負担することで負担が減となる。また、茨城県の防災システム共同導入、災害時の相互支援体制構築。そして秋田県美郷町の広域連携による共同調達は、小規模自治体の効率化を図るという意味で非常に利点がございます。このような先進事例は、単なるコスト削減や職員負担の軽減ではなく、よりよい住民サービスの品質の向上、そして災害対応力強化などを目的とし、推進されております。このように、広域連携は、人口減少と少子化が進む将来においては必要不可欠であります。最後に、町長より、将来の行政のDX化においての近隣自治体との連携の必要性についての考えをお聞きし、次の質問に移ります。

答弁 町長 斉藤繁

2番荒生議員の御質問に57お答えしたいと思います。1項目めで答えさせていただきましたが、小さな 自 治 体 で は 、 上 富 良 野 当 町 だ け で は あ り ま せん、上川管内を見渡しても、ほぼ小さな自治体なのですが、調達するコストを含めて調達した後の運営するランニングコストなんかは、費用対効果を考えると非常に苦しい状況にある中で、令和8年度以降について、上川管内の地域連携を進めていこうという気運になりまして、それには共同調達 し た も の 、 共 同 運 用 も 視 野 に 入 っ て お り ま すが、それによってコストを下げるということ、そうすることによって、コストが下がれば効果というのが、効果というのは人口が小さければ小さくな っ て し ま う の で す が 、 そ の 分 コ ス ト を 下 げ ていって、みんなで運用していこうという流れといいますか、それは今後小さな自治体においては必須で、ここを解決しないとなかなか住民目線のデジタル化は進んでいかないのかなというふうに考えております。上川管内で始まりましたが、共同調達の可能性というのを調査・研究して進めていきたいと。可能かどうか、もちろん研究するのですが、これを進めていかないと、なかなか将来的なものは見えてこないのではないかなというふうに、私自身は思っております。以上です。

再質問 2番 荒生博一

将来的な広域連携の考え方 を 確 認 さ せ て い た だ き ま し た 。 今 後 に お い ては、さらなる住民サービス向上に向けたDXの取組に励んでいただければと思います。続きまして、部活動の地域展開についてお伺いいたします。まず、1点目の課題についてでありますが、これまで地域移行を進めていく上で、後に地域展開と 文 言 は 変 わ り ま す が 、 全 国 共 通 の 課 題 と し ては、指導者受け皿の確保の困難さ、経済的負担、これは保護者にかかる会費の納入であるとか送迎負担、そして、地域間、家庭環境による格差、そして学校と地域、教員の連携調整の複雑さ、指導の質、安全管理への不安、マイナー競技の存続危機など多岐にわたり、単なる学校から地域への移行では、かえって活動機会の減少や新たな負担が生じるリスクが指摘されています。その中で、御答弁では、活動する生徒や保護者の負担が過大にならないよう、新たな制度構築の上で費用負担の在り方も検討していかなければなら な い 課 題 と 認 識 し て い る と の こ と で あ り ま した。私は、ここで、まず1番の課題と保護者負担というのは認識しておりますが、先日、PTA連合会の方から生の声をお聞きする機会がございました。その中で、現在の上富良野中学校の課題は、中体連は町から7割の補助をいただけるが、それ以外の大会は補助がないのが現状となっているということでした。そして先般、吹奏楽部の東日本大会出場は全国大会ですので、そういった経費は、町との相談で負担が極力なきよう配慮されているということはお 聞 き し て お り ま す が 、 本 来 は 対 象 外 で あ り ます。町に相談することで補助がありましたという結果を受け止めた中で、このように補助が出る大会と出ない大会がある現状下で、保護者の皆様はこれまで、部活動育成会で会費を集めたり、廃品回収を行って補って頑張ってきておりましたが、中体連以外の大会が昨今非常に多く、バスや宿泊費の高騰などにより、繰越金が今年度で底をつくような状況であるということでの危機感を訴えられました。早急な手立てが必要と考えますが、教育長の見解を伺います。

答弁 教育長 鈴木真弓

2番荒生議員の中学校における部活動の活動にかかる経費負担の関係での御質問にお答えいたします。議員の御指摘のとおり、私ども教育委員会のほうにも、学校を通じて、中学校のこれまでの部活動の経費の負担の在り方については、今年度になり改めて情報提供をいただいたところでございます。ただ、町としてのルールは、先ほど議員の御質問 の と お り 、 補 助 規 程 に 基 づ い た 補 助 を す る もの。また、教職員については、全て公費で負担させ て い た だ い て 、 出 張 命 令 も 切 っ て い る こ と から、各大会に行くのを取捨選択するのは、教育委員会ではなくて各部活動の顧問ないし指導者、また保護者と各部活動において決定していると聞いておりますので、これまでは、部活動育成費という活動の中で取捨選択されているというふうに聞いております。ただ、資金の枯渇については、それはどのような運営をこれまでしてきたのか、今後どのような形でしていこうかというのは、学校並びに各部活動の顧問また保護者の意向、また子どもたちの活58動の現状もしっかりと把握した上で、今後どのような形で進めていくのがいいのかをきっちりと教育委員会としてもこの辺についてはお話をお伺いし、ちょうど今、部活動の地域展開に向けて進めていかなければならない課題だと私も認識しておりますので、町としても、きちっとこの辺について は 、 情 報 共 有 を し て い き た い と 考 え て お り ます。ただ、今現在、何か具体的に施策を教育委員会で持っているものではないことだけは御理解いただきたいと存じます。以上です。

再質問 2番 荒生博一

唯一の7割補助である中体連も、教育長は当然承知の上かと思いますが、2年後には、いわゆる競技種目が9種目減って、これまで夏は16競技、冬は4競技の選手が練習の成果を競い合う大会でございましたが、2年後には、夏は10競技、冬は駅伝のみの1競技となります。そうなると、当然規模やサイズ感が減少するということで、これまで同様に、また、中体連以外の大会がますます増えるということが当然ながら予測されますので、費用負担の在り方についての検討は、現在は待ったなしの状況かと私は強く感じております。一 日 も 早 い 制 度 の 構 築 が 求 め ら れ ま す が 、 再度、教育長の見解を伺います。

答弁 教育長 鈴木真弓

2番荒生議員の、今後の中学校の部活動の種目の変更等も想定されることから、それに対しての活動に対する御質問にお答えいたします。既 に 、 国 に お き ま し て は 、 議 員 御 質 問 の と おり、今後令和8年度から13年度までの各前期、後期に分けた3年間ずつでの地域展開に向けた方向 性 も 示 さ れ 、 全 道 に お い て ア ン ケ ー ト を 調 査し、今パブリックコメントをまとめ、令和8年からの計画が策定されるというふうにお伺いしています。こ れ に つ き ま し て は 、 私 ど も 教 育 長 部 会 で もしっかりと課題をもって、先駆的に進めている自治体もあることから、そちらのほうの情報もいただきながらしっかりと検討・協議に着手するように道教委からの指導もいただいています。我が町にとりましても、少しほかの町からは後れを取っているという私の認識もありますことから、ここはしっかりと教育委員会組織の中で、学校教育だけではなくて、少年団を抱える社会教育にとりましても、これは町の子どもたちの健全育成に進める大事な重要案件だと思いますので、教育委員会が総力を挙げて、きちっと学校と保護者と連携して、その対応に向けて検討を構築し、今現在、令和8年度以降については、教育委員会としてもロードマップをしっかり策定して、住民の皆さんにもきちっとその方向性については示せるような形を進めていきたいと考えております。以上です。

再質問 2番 荒生博一

ぜ ひ 、 令 和 8 年 度 以 降しっかりと、もちろん保護者の皆様の御意見を賜りながら検討を進め、一日も早い制度設計を目指していただければと思います。続きまして、2点目の広域連携の検討については、重要な検討課題であるとの認識をお持ちだということで、広域連携としての可能性を探り、必要に応じて具体的な協議を進めていくとのことです。ぜひ、さきの質問で申し上げたとおり、複数の自治体が連携することで、存続の難しい協議の部活動の維持や活動機会の拡大、教員の負担軽減を図るメリットがあります。引き続き、広域連携を視野に具体的な協議を進めていただければと思いますが、再度お考えについてお伺いいたします。

答弁 教育長 鈴木真弓

2番荒生議員の広域連携の協議についての御質問にお答えさせていただきます。答弁でもさせていただきましたが、もう既に富良野圏域並びに部活動の地域展開に関わる協議については進めております。これが、まず1回目は統一したアンケートを取り、北海道で行ったアンケートもあるのですが、私どもは、実際に我が町の子どもたち、特に中学生だけではなくて、来年、再来年に中学生になる5 ・ 6 年 生 を 対 象 に 実 施 を さ せ て い た だ き ま して、あと、現在勤務されている教職員、令和6年度には各教職員の部活動を従事している教職員から我が町として独自のヒアリングはさせていただき 教 職 員 の 思 い は 把 握 さ せ て い た だ い て お り ます。し か し 、 今 現 在 は 人 事 異 動 も あ り 教 職 員 も 変わってきますので、今年は、新たにアンケートを実施し、学校の休みの関係もありましたので、大変申し訳ないのですが、今週には集約結果が出るというふうに今進めています。来週には、教育長59部会も、富良野圏域の部会会議も開催されますので、そちらのほうで全体協議を進めていきます。5市町村で子どもの数にかなり差がございますので、各自治体の統一した課題もありますけれども、それぞれの自治体の課題もあるようにお伺いしておりますので、そこはきっちりと連携できるところはないのかというところを探りながら進めていきたいと思います。議員、もしかしたら聞き及んでいるかもしれませんが、上富良野町から富良野市のほうへ、ある種目については既に保護者が送迎をしながら部活動に参加しているというお話も聞いておりますので、移動費の関係についての保護者からの訴えもありますので、この辺については、富良野圏域で連携できるところがあるのではないかというふうに、今、教育長部会でも共通認識を持っているところでございます。以上です。

再質問 2番 荒生博一

ただいま教育長から、現在は小学校、特に中学校は1校しかありませんので、3小学校から中学校に合流することで、また部活動の選択ということにおいては、今後の6年間の地域展開の中では、5年生、6年生の保護者だけではなく、3年生、4年生の保護者も、将来を非常に案じております。しっかりとした協議を重ねていく上で、生徒にベストな選択を広域連携においては、いただければなということで、3点目の質問に移ります。持続可能な部活動の実現に向け、上富良野中学校 の 目 指 す べ き 姿 に つ い て お 聞 き い た し ま し たが、教育長は、現状の部活動全てを移行することを前提にお考えでしょうか。また、その際の今後の見通しについてお伺いいたします。

答弁 教育長 鈴木真弓

2番荒生議員の今後の持続可能な中学校の部活動についての御質問にお答えいたします。今現在進めています部活動の現状は、子どもたちがそれを取捨選択し、日々活動しておりますので、それについては、基本的には認めていく内容だと思っています。ただ、これから毎年子どもが小学校か中学校に入るときに、どの部活動で活動していこうかなというふうに取捨選択され、小学校でやっていた少年団活動をそのまま継続される方、また違う種目を選択される方、それについては、毎年意向が変わるというふうに聞いております。ですから、種目によって連動することではなくて、現在ある部活については基本継続。ただ、それだけでは足りない、まだほかに選びたい、やってみたいという意向もあるというふうにアンケートで一部、私もちょっと見たところ、意向はあるのだなというのを実は確認していますので、それも加味して検討していかなければいけない課題だというふうに考えております。以上です。

再質問 2番 荒生博一

さ き に 申 し 上 げ た と おり、広域連携でそういったやってみたいという、現在中学校にない部活動については、可能性を探ることができると思いますので、引き続き、部活動 の 地 域 展 開 、 こ の 1 年 、 2 年 が 大 事 な 時 期 になってくると思いますので、我々は注視したく考えております。上富良野高校の支援策についての質問に移ります。1点目の教育長の受け止めについてですが、管内・管外を問わず、進学先として私立高等学校等が選択されやすくなることは、地元上富良野高校にとっては生徒の確保の面で競争が激化し、より厳しい状況であると大変危惧しているとのことですが、高校授業料無償化は、公立高校の最大のメリットである学費の安さを失わせ、私立高校との経済的格差が縮小することで、公立高校離れや定員割れを加速されると言われております。教育長からの御答弁は、確かに大変危惧しているということは、悪い結果にはならないでほしいと 強 く 心 配 し 、 恐 れ て い る 状 態 を 表 し て い ま すが 、 私 と し て は も っ と 、 さ ら な る 危 機 感 と い うか、そういった声があるのかなということで、危惧ではなく、懸念よりももっと上で、憂慮であるとか、切迫感のような、本当に危機的状況であるとの答弁があるのかなということでしたが、もう一度、教育長の受け止めに関して、再度確認させていただきます。

答弁 教育長 鈴木真弓

2番荒生議員の私立高等学校への授業料の無償化に関して、公立高校への進学者がとりわけ激化していることへの、私の今の認識についての御質問にお答えいたします。答弁では、危惧という表現を使いましたが、大変、危機感が本当に切迫した状態だと私は感じております。特に、もう既に、中学校においては三者面談を実施され、来年の進学についての意向も確認して60いる情報も聞き及んでおりますことから、答弁の中 で も 申 し 述 べ ま し た が 、 こ れ ま で 、 割 と 、 地元、あと富良野市、旭川市の公立高校をほぼ占めていた進路が、来年度は旭川市の私立高校に多数の子どもたちが希望している状況になっているということを中学校からも情報をいただいております。これは、公立高校離れが加速しているのか、私は、その前に申し述べましたが、子どもたちや保護者が、魅力ある高校を選択できる時代になったというふうに教育者として申し述べなければいけないので、そこは応援をしなければいけないところだと、それは実態として私は認識を持っております。しかし、地元に道立高校があることから、道立高校への入学者が減ることで、道立高校の再編に大きな影響を及ぼすことになっては、今まで地元の高校へ通いたいというお子様もうちの町では相当数いますので、来年もいますので、この子たちを い か に 地 元 の 高 校 に 通 学 で き る 環 境 を 整 え るか、ここに私は注視して、来年度以降も取組を進めていかなければならないと考えております。以上です。

再質問 2番 荒生博一

御答弁では聞けなかった危機感を強くお持ちだということは確認させていただきました。2点目の再質問ですが、これまで上富良野高校が行ってきた支援策については、これまでの間、手厚い支援を継続的に行うことで、生徒数確保に努められたことは大いに評価いたします。しかし、今回の授業料無償化は、教育機関への公平性確保が目的ですが、その運用自体が意図せず、公立高校の経営は圧迫し、教育の二極化を招く可能性は今般指摘されており、制度の抜本的な見直しが議論されております。そのような中、私立高校への支援が手厚くなる一方で、公立高校への直接的支援が不足している制 度 設 計 へ の 懸 念 か ら 、 現 在 、 全 国 知 事 会 な どが、公立高校への財政支援強化を国に求めている状況であります。これは、施設の整備であるとか、また、学校そのものの魅力向上などのために、新しい新たな財政支援が必要であるという訴えが現在行われております。そうなると、やはり現在の支援策以外に、早期により効果的で最適なさらなる支援策が必要であり、その在り方についての検討協議をすぐにでも進めるべきと考えますが、教育長の考えをお伺いいたします。

答弁 教育長 鈴木真弓

2番荒生議員の上富良野高校に対する支援策についてのこれまでの継続性と今後の新たなる施策に対する御質問にお答えいたします。議員が御心配いただいているとおり、やはり施策 に つ い て は 、 私 立 高 校 も 授 業 料 の 無 償 化 に 伴い、さらなる拡充でいろいろなアピールをされているというのも、私も今年、新たに聞かせていただいたところでございます。我が町にある道立高校、上富良野高校に対する支援ですが、答弁でも申し上げましたが、今現在通っている子どもたちが、高校に通ってみてどう感じたのか。実は、これはこの間、上富良野高校から一人一人が自分の言葉で高校に入ってよかったことをまとめていただきました。子どもたちは、保護者の思いは別かと思うのですけれども、支援策でよかったというのは、検定料を補助していただいている、あと様々な支援をしてもらうことで自分たちが学びやすいということのほかに、一番は、「自分が分からない授業をしっかりと上富良野高校では先生方がきちっと指導してくれる」、「分からないことが分かるようになった」、「自信が持てた」、これで自分たちは将来の進路に向かって進めることができた。これは、高等学校が持つ高等教育だけではなく、その子その子の多様性に応じた個別指導をしっかりとうちの高校がやっている実績だと、私は教育的効果と表現しましたが、それが今、効果として現れております。そして先日も、なかよしサミットを実施しており ま す が 、 こ こ で 高 校 生 が リ ー ダ ー の 役 割 を 担い、中学生、小学生が、「上富良野高校のお兄さん 、 お 姉 さ ん 方 が こ の よ う な リ ー ダ ー シ ッ プ を取ってくれるのだな」と。こういうことを実体感して、うちの町内の校長先生方、教頭先生方にも見ていただきまして、「上富良野高校の生徒はすごいのだね」と。これは町長に対する地域探求の高校の取組もやっていますので、いろいろな場面で町民の皆さんにも御評価いただいているのだと思うのですけれども。先日も、高校生のeスポーツクラブの子どもたちが地域に出て、いろいろな子どもたちにゲームが悪いものではないと。時間をきちっと守って、きちっとそれをやることで、そこで集中して、実は家庭に帰ったらもうゲームをしないそうなので61す。私は、教育のスイッチのオンとオフと言うのですけれども、スイッチを入れて、きちっとそれを達成できたら、その日はそれで達成感が生まれるので、うちに帰ったら帰ったで、バイトに行ったり、いろいろなことが高校生はできるというような感想も実はいただいております。私は、これが教育を目指す、うちの町の課題を解 決 す る た め の プ ロ グ ラ ム を 既 に 上 富 良 野 高 校で、少数ではありますが、子どもたちにきちっとした教育を提供していただいている上富良野高校ならではの成果をきちっと私は北海道教育委員会にお伝えし、このような学校が教育の根幹ではないかということでお伝えしていきたいと思っています。お金の支援も必要ですが、私はやっぱり教育の支援をきちっとすべきことが教育の原点だと思っております。以上です。

再質問 2番 荒生博一

熱い御答弁の中で、3点目の質問の御答弁をもう既にいただいているような気がしましたが、3点目の再質問をさせていただきます。現在、道教委の公立高等学校配置計画基準というのは、上富良野高校にとって大変厳しい条件であると強く認識し、生徒一人一人に丁寧な指導が行き届き、将来の夢や希望に満ちた進学や就職に導 く な ど の 教 育 的 な 効 果 が 高 ま っ て い る こ と から、上富良野高校の取組の成果を再編の判断基準に加えていただけるよう積極的に働きかけていくということで、まさに今、御答弁いただきました内容をそのまま復唱させていただきました。先般、隣町の美瑛高校が令和10年度に募集停止が決定し、その主な理由といたしましては、中卒者数の減少、学校規模、募集定員に対する欠員の状況、地元進学率などを勘案し、募集停止の決定となりました。確かに、道教委の公立高等学校配置計画の基本的な考え方の中には、指針に基づき、教育水準の維持・向上などを図る観点から、地域の実情等を考慮しながら、定員調整や再編整備等を行うことも多様なタイプの高校づくりを推進し、また、国の施策による影響を勘案との記載がございます。教育長の先ほどの思いというのが、まさにこれに反映されれば、本当にいいことなのですけれども、多分、現実はそんな甘くないと思います。これまでの上富良野高校の取組の成果というのは、もちろん判断基準に加えていただければ、存続の危機は回避できるでしょう。しかし、さきの質問でも申し上げましたが、地域唯一の高校がなくなると、若者や子育て世帯の流出が加速し、人口減少、少子化に歯止めが効かなくなります。高校の存続は地域の存続に直結する重要な課題であります。今回、この質問を作ったときに、最初は、町長に伺うべきか、教育長に伺うべきか、非常に悩みました。しかしながら、制度の改正ということを鑑 み 教 育 長 に 質 問 さ せ て い た だ き ま し た が 、 本来、この問題は、町を取り上げ、全ての町民がこの危機的状況に向かっていかなければならないという非常に重要な課題と認識しております。現在、教育というのは学力だけではなく、変化の激しい社会で主体的に生き抜くための、いわゆる生きる力を育むことを重視しており、確かな学力、豊かな人間性、健康、体力の三つの柱からなる生きる力を育成することが目的であります。これは単なる知識の習得、テストの点数だけではなく、自ら学び、そして考え、判断し、たくましい体、健やかな体を総合的に育むことを目指しています。先ほどの御答弁の中でも、スイッチのオン・オフ、これは、例えば学校内でeスポーツをやられている方が自宅ではやらない。また、地元ならではで、例えば旭川に往復2時間かけて通学するのではなく、上富良野高校で思いっきりオン・オフを楽しみながら、またその余白の2時間を、例えばアルバイトとか、また生きる力を育むために上富良野町内にある自然に触れることで、そういったお子さんの自ら学び、そして判断するというような生きる力を十分育もうとかができると考えます。最後に、教育長の上富良野高等学校存続に対する強い思い、そして生きる力の育成についての御答 弁 を い た だ き 、 私 の 質 問 と さ せ て い た だ き ます。

答弁 教育長 鈴木真弓

上富良野高校の存続については、町独断で決めることがかなわないことから、北海道教育委員会が設置している高等教育課につきましては、今年度、町長と私が一緒にお伺いしまして、上富良野高校の現状、上富良野町が進めている振興並びにその成果について、要請の取組を開始したところでございます。これまでも様々な場面で発言するなどしてきましたが、直接今回お伺いしましたところ、北海道62のほうでも、全道の状況についての実態をしっかりと把握していきたいというような御答弁もいただきまして、隣の町のことを言うことではないですが、うちの町の実態、そして中学校までかなり登校に困難な子どもたちが地元の高校に進学することによって、先ほど申し上げたとおり、そこに自己肯定感が上がり、基礎的な学習もでき、そして将来は進学、就職に100%達成しているところは本当にないというふうに聞いております。そのような実績を聞いたときに、北海道の担当者も驚きを隠せず、本当にこの中身についてはきっちりと私どもも確認していかなければならないというふうに聞いております。荒生議員からは甘いというふうに先ほど言われましたが、そこはしっかりと私は心に留め、何とか町のできること、あとは北海道に対してしっかりと町の子どもたちの教育機関を支えていけるように努めてまいりたいと思います。以上です。

出典:上富良野町議会 令和7年第4回定例会 2025年12月18日 議事録 PDF(60ページ) 間違いを知らせる