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上富良野町議会 平成27年第4回定例会 2015年12月16日

総合戦略に盛り込まれた事業の実施について

2015年12月16日、上富良野町議会の一般質問で、村上和子議員が「総合戦略に盛り込まれた事業の実施について」質問し、町長 向山富夫が答弁しました。

質問者
村上和子 議員
答弁者
町長 向山富夫

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 13番 村上和子

私は、さきに通告してあります1項目2点について質問いたします。総合戦略に盛り込まれた事業の実施について。地方の人口減少を抑止する政府の地方創生を受けて、総合戦略の策定が進み、上富良野町においても、本年度中に策定する総合戦略の素案が示され、まちづくりトークや各団体との意見交換を行うなど、広く町民の意見を聞かれている。こうした中、町議会としても総合戦略特別検討委員会を設置し、具現化のための意見書を提出したところである。以下のとおり、町長の考えをお伺いいたします。1点目は、定住人口の増加と地域経済の活性化を重点項目と考え、地方創生による新たな交付金をどのように活用するのか。2点目、平成28年度予算の策定に当たり、地方創生事業をどのように位置づけ、予算化していくのか。また、具体策についてどのように取り組まれるのか、町長にお伺いしたいと思います。以上でございます。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

13番村上議員の御質問にお答えさせていただきます。総合戦略に盛り込まれました事業の実施に関する2点の御質問にお答えさせていただきます。当町の総合戦略策定状況等につきましては、さきの米沢議員の御質問にお答えさせていただいておりますが、議会特別検討委員会からいただきました御意見等も参考とさせていただき、パブリックコメントに付す案をまとめたところでございます。御質問の交付金の活用方法及び対象事業の予算化等につきましては、国において現在検討されております平成27年度の補正予算案による交付金及び平成28年度予算における新型交付金のいずれも総合戦略に位置づけられるソフト事業が原則対象事業になるものと理解をしております。加えて、地方財政計画の枠の中で交付される交付金であるということも念頭に置きながら、総合戦略案に掲げてまいりました19の施策に沿ったソフト事業について予算化してまいりたいと考えております。現在、平成28年度予算の編成作業に取り組んでいるところでありますが、交付金の活用が期待でき、かつ総合戦略に合致すると思われる事業の取りまとめを行うよう指示をしているところであります。今後、国の動向を見きわめながら、町の平成27年度補正予算及び平成28年度予算案を通じて、内容を示させていただきたいと思っておりますので、その折に御審議を賜りたいと考えておりますので、御理解を賜りたいと存じます。

質問 13番 村上和子

今回の地方再生、まち・ひと・しごと創生法、総合戦略でございますけれども、今、第2次安倍政府が発足して3年目になりますけれども、地方創生を重点政策の一つに位置づけたということは画期的だなとは思っているのですけれども、今回、国の手法には三つの問題点がありまして、一つは、策定期限を設けたということです。平成28年の3月まで策定しなければということで。それから二つ目は、総合戦略と交付金の配分を― 53 ―セット化したということとか、それから三つ目は、総合戦略に基づく交付金の審査を、交付金を出す国の目線で行うということでございまして、他市町村では、時間が足りないということでコンサルタントに委託したりしてやっている中で、我が町上富良野町は、まちづくりトークの声ですとか、それから、これからパブリックコメントも、多くの声を取り込み、それからまた、議会のほうでも特別委員会を設置いたしまして、議員一人一人、人口減少に向けての危機感を持ち、どのように取り組めば2040年、1万人の人口が確保されるのかということで、真剣に町で策定されました素案づくりをもとに議論を交わしまして、意見を出せさせていただいたのですけれども、そうしたことも参考として案に取り組むという、今、答弁をいただきましたので、本当にその点は評価したいと考えております。それで、四つの基本目標が総合戦略にありまして、今までは町も第5次総合計画で事業を進めてきた経緯もあります。向こう5年間の総合戦略の実効性のある事業、19の施策の予算化をするという御答弁をいただきまして、予算がつくということは、計画を具現化するのにも一歩進むことになるなと考えているところでございますけれども、私どもが今、重点項目にしましたのは、何といいましても新しい人の流れをつくるということで、上富良野の農産物を一括して購入できる場所ですとか、それから地産地消の推進と交流人口の増加を図るということを重点項目にして、地域の経済を考えさせていただいたのですが、まさに町で示されました素案にも、町の特産物を、観光資源を生かして、人を呼び、地域に仕事を生み出す、総合的機能を有する拠点づくり構想の推進を図っていくと、ここは、まさに我々考えさせていただいたものと合致しているところでございまして、人の流れをつくる、雇用の場の拠点をつくるということは非常に、一番の優先事業ではないかと考えるところでございますけれども、町長は、優先事業は、19の施策のソフト事業の中でも一番力を入れられる事業というのは、町長はどのように考えていらっしゃるのか、ちょっとお尋ねしたいと思います。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

13番村上議員の地方創生に関します御質問にお答えをさせていただきます。町では、議員から御発言ありましたように、1年間かけまして、総合戦略計画策定を目指しているところでございます。その策定を目指す中で、重点度と申しましょうか、重心のかけ方はどうかというような御質問かと思いますが、いずれの政策も、四つの基本目標にかかわります19の施策を掲げさせていただいておりますけれども、どれ一つとして、それは、こちらが先あちらが先ということはございませんけれども、しかしながら、新しい人の流れをつくったり、町に新たな活力が感じられるような仕掛けづくりというのは、これはやはり施策の根本になりますので、そういった一つのツールとして、拠点づくり等は非常に大きなものになっていくのではないかというふうに期待を持っているところでございまして、この19の施策全てが、できればしっかりとボトムアップをしていきたいと考えておりますが、しかし、実際に施策を進める中では、当然財源等も絡んできますので、多少のでこぼこはできるかと思いますが、押しなべて申し上げますと、やはり町全体に活気がつくようなことは、私の気持ちの中では高い順位になるのだろうというふうに考えているところでございます。

質問 13番 村上和子

人の流れ、にぎわいをつくるということを考えていらっしゃるということでございます。それで、今回、総合戦略を策定することによりまして、国から交付金が来るということでございますけれども、どれぐらいの額、交付金ありきではございませんけれども、それを町のほうでは一生懸命、28年度の予算編成に、総合戦略に合致する事業はどういうのかということで、しっかり見きわめされた上で、19のソフト事業を選ばれたのだと思うのですけれども、その中で、交付金というものもあるわけですので、セット配分されるわけですから、その交付金は、全部19事業に振り分け、あるいはその中で、今、町長は、でこぼこも多少とおっしゃいましたけれども、具体的に考えていらっしゃる、町長は、まちづくりトークでも、農業と観光を結びつけ る な ど の 取 り 組 み が 必 要 と 認 識 さ れ て い ら っしゃって、予算づけの中では、町長はそれらに対しての構想をお持ちではないかなということを、構想がありましたらお聞かせいただきたいと思います。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

13番村上議員の地方創生に関します御質問にお答えさせていただきます。予算の組み方、これにつきましては、議員、冒頭の御質問の中にも触れておられましたけれども、どちらかといいますと、私ども町のほうで、地方自治体のほうで、これは該当するのではないかなというような期待を込めて、さまざまな事業をチョイスして、これを地方創生の交付金につながらないだろうかということで、国のほうに提示するわけですが、国のほうで、国の思いにかなっているかどうかとい― 54 ―う基準でどうしても査定されてしまうことになるわけでして、しかし、そういう中でも、既に去年の補正で一度経験しておりますので、今、予算編成の予算を要求段階で、既に各課に地方創生事業のソフト事業として取り組めるものについては、最初からマークアップしてくれということで、今、集計しておりますので、そういう中から、特に、前段申し上げましたように、少し前のめりになる必要があるのではないかなというような事業を何としても、ハードは伴いませんので、うまくソフト事業で拾われたものは、次、ハードにうまく、財源確保も含めてつながっていくようなことを見据えて、今回の予算編成をさせていただこうというふうに考えているところでございます。

質問 13番 村上和子

町長おっしゃったように、本当にいろいろ考えていただいているところでございますけれども、雇用を生み出すことが人口をふやすことになるということはわかるのですけれども、今は、大企業を誘致してなんていう時代ではありませんで、かえって私は、足元を見詰めるというか、足元を見詰めながらも戦略を立てていかなければいけないと、このように思う次第でございます。地方の雇用を支えているのは、昔から地元で頑張っている既存企業だということ。これはやっぱり圧倒的に既存企業。農業者も今頑張っていらっしゃる方、守っていかなければいけませんけれども、やっぱり一番町に貢献しているのは、今、地元にある、昔から頑張っていらっしゃる既存企業だということも、もう一度考えなければいけないのではないかなと。ところが、今そういった人たちが少しやる気を失っているというのも深刻な状況ではないかなと。いま一度足元を見詰めながら、やっぱりこういったところにも支援を考えていかなければいけないのではないかと、こういったことを考える次第でございます。それで、一番、人口減少すると暗い話、寂しいですし、元気も湧いてまいりませんので、やっぱりみんなで、町民も議会も行政も一体化した、情報を共有して、経済の環境の将来の予測を、町としては、5年後ぐらいにはこういう予測ができるのではないかというようなことも数字として出していただいて、情報も公開して、同じ共有の、人口減少対策の計画のビジョンを、同じように数値化して共有していく、これが一番の方法ではないかなと。また、今までどおりの行政サービスをやろうとするのではなくて、真正面から、人口をふやすためには、どういうことが効果があって、どういう施策が優先されるのかという手法、人材づくりということも人口を維持するためには必要ではないかということで、経済環境の将来予測というのを数値化していただいてはどうかと思うのですが、いかがでしょうか。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

13番村上議員の御質問にお答えさせていただきます。町の元気を取り戻す根本は、やはり産業活動だと、経済活動だということは私も同感でございます。そういったことから、人口の下げどまり、そういったことにつながっていくものというふうに考えております。とりわけ、移住人口をふやしていくことも、方法としては、選択肢の一つでございますが、いつも私申し上げておりますように、今現在、上富良野町でお住まいいただいている方が、これからもずっと住み続けていただくようなことは、私は優先されるべきであろうというふうに考えております。それを支えるのは経済活動でございますので、少し中身についてお話申し上げますと、農業関係につきましては、既に、上富良野町の、例えば6,000町歩の耕地を活用して、潜在的に生産力がどれぐらいあるかということを、今、調査をさせていただいておりまして、まだまだ生産余力があるのではないかというようなことも、具体的な数字を、何十億円ということまでは、まだ取りまとめておりませんが、余地は十分あると。あるいは商業活動においても、潜在購買力が上富良野に70億円あるのか90億円あるのか、そういったようなことも、今、商業振興計画の中でそういったものを取りまとめておりますが、そういったものをしっかり現況を見きわめて、どれぐらい伸びしろを期待できるのか、あるいは経営改善、経営改革をしていく中で、新たな購買層を取り込めないかとか、これからそういったものを一つ一つ検証して、議員が御質問にありましたように、数字を持ちながら、その目標に向かって、総合戦略あるいは総合計画、個別計画も含めて、機動的に機能させて、目標に近づけていくようにすることが、早急に求められているというふうに理解しているところでございます。

質問 13番 村上和子

そのような、同じような気持ちで取り組んでいただきたいと思います。それで、地方創生の本質は、何といっても人材だと思いますので、交付金ありきではありませんけれども、自分たちの足で立つという強い気持ちを持った人をどれだけつくるのかということも大事だと思― 55 ―いますし、今、地方総合戦略で、産官学金労で設定するというのがマニュアルでできているようでございますけれども、それらをしないで、みずから町は考えていただいて、いろいろな意見も取り込んでいただいているということで、本当に19の事業につきまして予算化をし、また、それら内容を示されるということでございます。そういったことで、やっぱり効果があらわれなければ、効果も問われるわけですので、それには、一番、19の中でも優先順位はこれだというものを、何といっても私は人の流れ、にぎわいをつくることだと、このように考えておりますけれども、いま一度、町長の気持ちを聞かせていただきたいと思います。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

13番村上議員の御質問にお答えさせていただきます。これから総合戦略のみならず、他の個別計画も含めまして、町が今、将来を見たまちづくりの中で、今どこに力点を置くべきかということは、これはやっぱり取捨選択をしていく必要があると思います。私どもが考えております取捨選択の道が、本当に町民の皆さん方と共有できるのかどうかということを、議会の皆さん方と審議等を通じまして、しっかりと骨太のものにしていかなければなりません。そういったものが定まった後には、全力でそこに傾注してまいるということで、結果的に強弱が、少し思いの強弱はつくか、それは避けられませんが、そういった中で、町民の皆さん方が安心していただけるようなまちづくりに、この総合戦略もしっかりと結びつけていきたいと考えておりますので、御協力を賜りたいと存じます。

出典:上富良野町議会 平成27年第4回定例会 2015年12月16日 議事録 PDF(58ページ) 間違いを知らせる