上富良野町議会 平成24年第4回定例会 2012年12月11日
3年連続で発生した集中豪雨で被災した畑の恒久的な抜本対策を
2012年12月11日、上富良野町議会の一般質問で、岩崎治男議員が「3年連続で発生した集中豪雨で被災した畑の恒久的な抜本対策を」について質問し、町長 向山富夫、産業振興課長 前田満が答弁しました。
- 質問者
- 岩崎治男 議員
- 答弁者
- 町長 向山富夫、産業振興課長 前田満
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 9番 岩崎治男
町長の当選、誠におめでとうございます。私は、3年連続で発生した集中豪雨で被災した畑― 28 ―の恒久的な抜本対策ということで質問をさせていただきます。近年の上富良野町内は、以前には類を見ないゲリラ豪雨、局地的大雨に見舞われ、畑の表土などが流され甚大な被害を受け、頭を痛めている被災農家は多々あるのでございます。上富良野町は、緊急な応急対策費として災害復旧総額、これは農地等についてだけですけれども、7,379万6,000円を投入し手当てをしているが、災害時には大量の雨の流れるところは大体同じところでありまして、抜本的な災害防止策を講じないと、一時のしのぎということで、ドブにお金を捨てるような、銭を捨てるような結果で終わることでは困るということでございます。今後の被災箇所の救済をどのように町長は考えているのか伺いたいと思います。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
9番岩崎議員の集中豪雨による被災農地の対策に関する御質問にお答えさせていただきます。議員同様、ここ数年の豪雨等による農地などの農業被害は、私も深刻に受けとめているところであります。そのような中、本年度より減災対策の一環として農地所有者の御協力をいただきながら、中山間地域等直接支払制度を活用して、道路や河川など公共施設の機能に支障を来す箇所につきましては、沈砂池の設置を進めているところであります。また、農業者みずからの取り組みといたしましても、農地の周囲部分の緑地化や土のうによる緩衝地を設け、表土の流出防止、のり面の保護等が行われ、それらに対する支援策を講じているところであります。今後も継続的にこれらの取り組みを行うとともに、国や道・土地改良区等の関係機関と効果的な改善に向けての協議を行いながら、恒久的な対策となるよう取り組んでまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りたいと存じます。
質問 9番 岩崎治男
町長の今の答弁で、被災農地の対策についてでありますが、昨年度より中山間地域等直接支払制度を活用して道路や河川など、支障を来す箇所については沈砂池を設置とのことでありますけれども、沈砂池の具体的にどのような規模で、内容はどのようになるのかということ、これは初めての試みでしょうけれども、わかる範囲で教えていただきたいと思いますし、また、農業者みずからの取り組みとして、農地周辺部分の緑地化、土のうによる沈砂池を設けて表土の流出防止、のり面の保護等に対する支援策、これはどういうようなものかな。現場で重機などを使ってやる部分の支援策なのか、それとも金銭的に助成をしながら自分らで対応していくのかというような部分についてもお聞きしたいと思います。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
沈砂池等の設置、あるいはのり面保護、さらには緑地化、そういったものはそれぞれ場所によって、その実態に合わせた施工なり実施が行われております。課長のほうから、何点か具体的な御説明ができると思いますので、何カ所かの実際の事例等を御紹介して答弁とさせていただきたいと思います。
答弁 産業振興課長 前田満(産業振興課長は2013年3月まで)
9番岩崎議員の御質問にお答えさせていただきます。まず、沈砂池の関連については、本年度につきましては、今、4カ所程度沈砂池を設けてございます。ただ、そのほかに農地内の土水路ですとかそういう部分もさまざまハード的な部分で、中山間事業を用いながら整備をさせていただきまして、約850万円弱ぐらいの予算を使いながら、今、それぞれの整備をさせていただいております。また、当然、町長の答弁の中にもございましたように、畑周辺の直接のり面まで耕作している部分については、周辺に牧草等の緑地帯を設けるための牧草の種の助成ですとか、あるいはそういう中で畑の分断も含めた中で、それぞれ所有者の耕作者の方々の御協力をいただきながら、実施をさせていただいております。また、沈砂池の規模については、町長もお答えしていますように、さまざまなそれぞれの集積場所によって、大きさもさまざまになります。その中で土のうを積んで沈砂池の崩壊を防いだり、あるいは沈砂池にたまった水を誘導するような排水路も整備しながら、整備をさせていただいているというのが現在のところであります。ほとんど事業そのものについては、町内の土木事業者の方々に、工事のほうも御協力いただきながら進めているところであります。以上でございます。
質問 9番 岩崎治男
今の沈殿槽に関しては、私もそれもまたいいなというふうに考えを持っていたところでございまして、これは大変期待のできるものではないかなというふうに思いますけれども、私はもっと簡単に、今、畑が白金事業でもって規模が1ヘクタールも3ヘクタールにもなったような大きな畑の一面、一つの区画がなってきているのです。そういった中にありまして、私たちが畑をつくり― 29 ―出したころには廃根線といって、木の根っこをところどころに線を引いて、それで流亡土を防止していたと思うのです。それが今、大型機械になったから、全部取っ払って一面にしていると、私はそういったとこで100間あるのだったら、その間に何カ所かプラオを入れて、急に来た雨に対応できるような横に廃根線を引いて、廃根といっても木の根はありませんから、排水を設けて、一度に下まで流れないようなそういう簡単な方法を一つの策として、町が指導をしていく必要があるのではないかと。この前も10月1日でしたか、町内の視察をしましたけれども、一面に流れているのですね、道路に向かって。あれはやっぱり何かの対策を講じることで、もっとそういう急スピードを緩めることができるのではないかなというふうにも思いますし、土現を頼んでそういう試みをするということですから、沈砂池については期待をしているけれども、それはコンクリートでやるのか、土のうぐらい積んだって、ここ3年間の被害を見ていたら、一目散に持って行かれるから、やはり基礎をしっかりしたもの、恒久的というのは、そういう部分で使えるのではないかなというふうに思っていますので、その点ももう一度確認をしたいと思います。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
9番岩崎議員の御質問にお答えさせていただきます。大雨等の土砂流出の対策といたしまして、それぞれ地先の農業者の方々が自衛策をということで沈砂池と、あるいは緑地帯等の対応を図ってくれているところでございます。当然、町もそこから流出してきます流出土、あるいは水等によりまして、町の排水等が被害を受けるわけでございますが、何といっても第一義的に被害を受けるのは農業者でございます。そういう点で、たび重なる被害が発生することによりまして、農業者の意識が今、農地の減災・防災に対しまして意識が高くなっておりまして、沈砂池等におきましても恒久的な対策とはいえ、沈砂池そのものの構造は大型土のう等を積み合わせて、そして池の形状にして上ずみを流すというような形で、今、農業者の農家の方々もかなり建設作業に適するような機械も持っておりまして、そこを砂がたまれば定期的に砂を除去して機能を回復するというようなことで、非常に農業者みずからも取り組みを具体的に進めてくれておりますし、一方、作付の形状についても当然長平に畝を切るのが一番効率的ですが、それによって一度に土砂が流出するというようなことも、既に肌で感じてくれておりまして、岩崎議員がお話ありましたような個人で開畑したようなときには、廃根線を利用して流出をとめた方法もありましたけれども、多くが白金事業で施工されておりまして、キャッチ排水は整備されております。それが十分機能していない現状にありますので、それを本来の機能を満たすように、中山間地等の事業を通じて順次対応しておりますので、これは私どももさることながら、農業者みずからが非常に危機感持っておりますので、これからも町と気持ち合わせて、軽減に取り組んでまいりたいと思っております。以上でございます。
質問 9番 岩崎治男
流亡土についてですけれども、もう少し踏み込んでお話ししたいと思いますけれども、緑肥をまいて、一時それに町も補助金を出してやっていたことがあるのですね。そういった施策も、水の流れを押さえるのには、私も何カ所か水の流れていくところを想定しながらお話ししているのですけれども、そういうところは緑肥をまいたり、それから牧草をまいたりして、毎年耕すのではなくて3年か5年はあそこは置いて、できたら根の張るような木を植えるぐらいの措置を講じないと、これは抜本的には沈砂池を下につくっても、上から来る水を抑えることはできないので、そういう面ではまた町が緑肥の種には補助金を出すよというようなことをして、被災地の畑を保護するような施策も考えていったらいいのではないかなと思います。つい最近ですけれども、上富良野町と同じような被災に遭っている美瑛町、旭川へ行くとき皆さん目の当たりにして、いつも砂上げをやっているユンボを見かけますけれども、美瑛町の関係者の方とお話ししたら、今、美瑛町も検討会を開いて、そういうような緑肥をまいたり、木を植えたりしてやるのだというようなことで、町独自ではなく中山間地も予算に限りがあると思うので、JAとか普及所とか土地改良区とかそれから関係者とか、全体でうちの町にも検討会かあるいは協議会を設置して、抜本的な対策を講じていただきたいというふうに思いますけれども、もう一度お願いします。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
9番岩崎議員の御質問にお答えさせていただきます。土砂流出等の防御策としての緑肥の緑地化、あるいは緑肥をつくるための施策、その施策については先ほど御答弁申し上げましたが、既に取り組みをさせていただいております。そして中山間地との協議会の中にも、普及所、改良区、農協、農業者はもちろんです。そういった、今、議員からお話ありましたような諸機関・諸団体も既に加入して、一緒に協議をしております。その中で組み立てられた中山間― 30 ―地事業での対応を冒頭御説明申し上げました。それらをさらにしっかりとしながら、減災対策に引き続き取り組んでまいりたいと考えておりますので、御理解をいただきたいと思います。