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上富良野町議会 平成24年第2回定例会 2012年6月19日

(1)上富良野町地域新エネルギービジョンの推進について/(2)上富良野小学校校舎の改築に省・新エネルギーの活用は

2012年6月19日、上富良野町議会の一般質問で、岩崎治男議員が「上富良野町地域新エネルギービジョンの推進について」「上富良野小学校校舎の改築に省・新エネルギーの活用は」について質問し、町長 向山富夫、教育長 北川雅一、町民生活課長 北川和宏、総務課長 田中利幸が答弁しました。

質問者
岩崎治男 議員
答弁者
町長 向山富夫、教育長 北川雅一、町民生活課長 北川和宏、総務課長 田中利幸

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

会議録の目次ではこの議員の件名が 2 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は会議録の目次の表記です。

質問 9番 岩崎治男

私は、1項目め、町長にお伺いをいたします。上富良野町地域新エネルギービジョンの推進についてお尋ねをいたします。平成23年3月11日発生の東日本大震災により、我々が必要不可欠な電力需要の見直しが求められてきました。そのためには、原子力発電によるエ― 30 ―ネルギーの供給に依存することばかりではない自然エネルギーが大切であります。上富良野町では、地球温暖化対策に取り組むため、平成23年2月、地域新エネルギービジョンを策定いたしました。町内には、多様な新エネルギー利用の方策があると思われますが、今後の新エネルギーの方向性や新エネルギーの導入施策について、町長の考えをお伺いいたします。次に、2点目につきましては、教育長に質問をいたします。上富良野小学校の校舎改築に、省、また、新エネルギーの活用はどのようになっているのかお伺いいたします。上富良野小学校校舎の建てかえ計画に基づき、平成24年度実施設計、平成25年度、26年度の2年間において、新校舎を完成させる予定であると思います。このような中において、東京電力福島発電所の事故のようなことがない、自然の力を利用したエネルギーの確保が必要と考えるが、教育長の省エネ・新エネルギー校舎に対する考えをお伺いいたします。以上。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

9番岩崎議員の御質問にお答えさせていただきます。まず1項目め、地域新エネルギービジョンの推進に関する御質問にお答えさせていただきます。昨年発生いたしました東日本大震災に伴う福島第1原子力発電所の事故以降、自然エネルギーへの関心が高まっている状況にあります。町では、既に地球温暖化やエネルギー問題への対策として、平成22年2月に、上富良野町地域省エネルギービジョンを、平成23年2月には、上富良野町新エネルギービジョンを策定し、二酸化炭素排出量及びエネルギー使用量の削減に向けた取り組みを進めているところであります。新エネルギービジョンにおいては、当町の新エネルギー導入の方向性や推進施策について、地域全体で意識改革に取り組み、太陽光発電やバイオマス利用の導入などのほか、クリーンエネルギー自動車の普及拡大等を図ることとしております。さらに、行政においては、町民や町内事業者向けの普及啓発活動に重点を置くとともに、公共施設など率先的に新エネルギーを導入し、環境意識向上につなげることとしております。現在、町では、住宅リフォーム助成事業にあわせ、太陽光発電システムなど住宅設備機器等の助成策を講じ、新エネルギーの導入促進を図っているところであり、さらなる新エネルギーに関する情報提供や学校における環境教育の充実など、意識向上の取り組みとあわせて、ビジョンの具現化に向け、地域内における新たなエネルギー源を見出すことなどは、これからの研究テーマと認識しておりますので、御理解を賜りたいと存じます。

答弁 教育長 北川雅一(教育長は2012年9月まで)

9番岩崎議員の2項目め、上富良野小学校校舎改築における省・新エネルギーの活用に関する御質問にお答えをいたします。上富良野小学校校舎の改築につきましては、基本設計の基本方針に基づき、環境に配慮し、学校としての機能を確保しつつ、省エネルギー技術の積極的な活用により、エネルギー消費量を低減し、CO2などの発生量を低減させるよう実施設計を策定しているところであります。具体的な取り組みにつきましては、1点目として、照明負荷低減を目的とし、HF蛍光灯及びLED等を採用するとともに、昼光センサー、人感センサーによる照明点滅制御を行い、また、配線は、環境負荷低減のためエコケーブルを採用することとしております。2点目として、屋根、外壁につきましては、レンガ、湿式・乾式外断熱工法によるデザインとして、校舎内は高度差や吹き抜けを利用した自然風が流れ、自然採光が入る優しい室内環境づくりを目指し、普通教室などは日照を十分に取り込めるよう南面に配置し、また、日照が建物の奥まで入り、床や壁に蓄熱されるダイレクトヒートゲインを図れる空間とし、高断熱・高気密化を図り、年間熱負荷係数の低減を図ることとしております。3点目として、省エネルギー、地球環境の配慮と、教育を目的として屋上に太陽光パネルを設置し、発電量の表示装置を1階集会ホールに設置して、エコエネルギーの学習に利用することとしております。4点目として、暖房設備は集中制御温水パネルヒーター、ヒートポンプ式床暖房などを活用し、暖房系統の細分化により、ランニングコストの低減を図るとともに、避難所としての運用時にも個別に対応できるよう、また、停電時に対応するためにも自家発電設備として、ディーゼル発電機装置を設置することとしております。以上の4点により、省・新エネルギー対策を講じることとしておりますので、御理解を賜りたいと存じます。

質問 9番 岩崎治男

先ほど町長が答弁されました新エネルギービジョンの導入には、町民や地域全― 31 ―体での意識改革が必要であると、私もそういうふうに認識を高めているところでございます。さて、再質問に入りますけれども、平成23年の新春号の町広報かみふらのに、エネルギービジョンの概要が載っておりました。その中で、これらについて調査をやるというようなことでございまして、その内容については、一つ目、上富良野町エネルギー需要構造調査、二つ目、上富良野町における新エネルギー賦存量と利用可能量の調査、三つ目として、新エネルギーに関する町民、事業者の意識調査、これらを実施したいのだというようなことが載っておりましたけれども、その後、この調査はやられたのかどうかということをお聞きしたいと思います。それから2点目として、先ほど町長も発言されておりましたが、住宅リフォーム助成事業にあわせて、太陽光発電システムなど地域設備の助成策などを講じているわけですが、助成額は、太陽光だとか外断熱とかいろいろ項目があるわけですけれども、それらによって、仕分けの内容と金額が異なるわけで、それらのことについてお答えをいただきたいのと。また、現況の実績もわかれば説明願いたいと思います。それから三つ目として、二酸化炭素排出量というのが今、社会で求められている問題でございますけれども、これらクリーンエネルギー、自動車が今、盛んにエネルギー問題が討議されているわけでございますけれども、町の公用車にこういう自動車の導入経過があるのか、もしあれば台数等もお知らせいただきたい。それから、加えて、今後の導入計画はどのようになっているのかということもお聞かせ願いたいと思います。次に、4点目ですけれども、第5次の総合計画書の中にもうたっておりますが、上富良野のごみ処理場は新築、焼却炉は近隣でもまれに見る立派な焼却炉であるというふうに思っているところでございまして、エネルギーに対して、ごみを再利用した熱量のエネルギーの活用を検討してはいかがかというふうに思います。これらを実現するには、どういうような可能性があるのかということについても、町長の考えを伺いたいと思います。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

9番岩崎議員の、新エネが主だと思いますが、御質問にお答えさせていただきます。まず、最初にお尋ねいただきました、平成23年に制定いたしました新エネルギービジョンにおけます、広報をもってお知らせしたビジョンの策定をこのようにさせていただきますという中で、何点か調査、賦存量だとか、そういったものの調査をしてということで記載させていただいておりますが、それらについては、調査を行ってビジョンを策定しておりますので、それは既に調査は実施済みだというとことで御理解いただきたいと思います。そ れ か ら 、 2 点 目 に お 尋 ね い た だ き ま し た リフォーム等の内容については担当課長、さらには、公用車の更新状況等についても担当課のほうからお答えさせていただきたいと思います。それから、クリーンセンターにおけますごみの廃熱の利用、あるいはごみを燃料化ということか、ちょっと判断できませんでしたけれども、クリーンセンターから出る熱について、それを利用するということは、あそこからほかへ熱を供給するということはできませんので。ただ、ごみを例えば南富良野町さん、あるいは下川町さんで行っているような、ペレット化するなり、あるいはいろいろな方法をもって再資源化するということは、これは非常に、分別から始まりますので、今すぐ取り組めるかどうかということは非常にハードルの高いことでございまして、これらについては、今お答えする状況にないということで、御理解いただきたいと思います。

答弁 町民生活課長 北川和宏(町民生活課長は2013年9月まで)

9番岩崎議員の住宅リフォーム等にかかわる助成の御質問にお答えしたいと思います。昨年の実績、住宅リフォーム全体で40軒やっておりますが、そのうち、住宅リフォーム2軒をやっていると同時に、住宅設備機器の導入もあわせて行っているのが2軒ございまして、23年度の実績としては2軒ということでございますので、御報告したいと思います。以上でございます。

答弁 総務課長 田中利幸(総務課長は2013年9月まで)

9番岩崎議員の公用車の更新にかかわります、CO 2削減の対策について、私のほうからお答えをさせていただきたいと思います。まず、実際には、公用車の更新計画を立ててございまして、具体的には、平成21年度に初めてハイブリット車1台を入れたところであります。それ以降、省エネルギービジョン策定後ですが、平成22年には3台、平成23年には7台、今年度につきましては、ハイブリット車1台を含めて7台の更新を予定してございますが、いずれにしても、低燃費車であるもの、いわゆるCO2を削減する車の更新を今進めているところでございます。― 32 ―

再々質問 9番 岩崎治男

再々質問させていただきますけれども、今の点については了解いたしました。次に、新エネルギービジョンを考えるときに、自然を活用したエネルギーには限りないものがございます。太陽光発電、風力発電、水力発電、地熱発電、雪氷熱発電、バイオマス利用をした発電などがあるわけでございます。上富良野町は、平成24年度、町政運営プラン実践スケジュールを発表いたしました。町の資源を活用した産業を興すための施策を調えて、企業誘致が必要であると。誘致活動に力を入れること。また、町内では起業を育てて、さらに町の予算でもって起業支援にも力を注ぐ必要があると。こうでなければ企業が山間地帯に来て、そういうような活動ができないということで、町長の見解を求めます。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

9番岩崎議員の新エネルギーに対します認識についての御質問にお答えさせていただきます。議員ただいまお話ありましたように、新エネルギーにつきましては、発電あるいは熱利用といったような、多岐にわたって想定できるものはございます。上富良野町の実態、私の知り得る状況を申し上げますと、まず、白銀荘においては、ヒートポンプを活用したりしている状況にございます。あるいは今後、上富良野小学校の改築計画の中においても、可能な限りそういったものを反映していきたいというふうな計画を持っております。一方、民間のレベルにおきましても、現在、民間の力によりまして、雪を活用した冷房、消臭、そういったような実用実験も何年かの年数を経ながら現在行われまして、そういったことが将来、あるいは上富良野町のこの資源を、再生可能な資源を生かした中で、新しいエネルギーに結びつけられるものが見出せたといたしましたら、当然そういったことから事業展開していただける方がいるとすれば、それは町として大いに応援をしていかなければならないというふうに思っておりますが、しかし、そういう状況が実際に生まれるかということについては、まだまだ判断をできるような状況ではございませんし、当然、事業として展開をするということであれば、PSのことも、収支のことも考えなければなりませんので、もしそういうアプローチがあったときには、町としての応援はさせていただきたいというふうに考えております。以上でございます。

再々質問 9番 岩崎治男

次に、2項目めについて、北川教育長の答弁に再質問をいたします。上富良野小学校校舎改築に対する省エネ及び新エネルギーの活用について、4点に分けて説明、答弁をいただきました。それに基づいて質問させていただきたいと思います。私は、先進的な学校の事務調査をする機会を得て、昨年末に石川県内灘町鶴ヶ丘小学校というエコスクールのモデル校、ここを訪れまして勉強いたしてまいりました。耐震性6強に耐えるつくりで、正面玄関は電気錠によって開閉する仕組みであり、夜間電力を使用する蓄電式暖房設備が付されておりました。第1点目として、上富良野小学校の学校改築に当たり、夜間電力を蓄電する設備の考えは持っているかどうか。私は、夜間電気を使用して、安価な電気代の削減につなげる方法を採用すべきと考えております。それから第2点目、ただいまの答弁では、校舎内は高度差や吹き抜けを利用した自然の風が流れ、自然採光が入る優しい室内環境づくりを目指すと。日照が建物の奥まで入り、蓄電されるダイレクトヒートゲインが図られる空間とありますが、基本設計を見るときに、広い階段、屋内広場的空間は、逆に、蓄電したエコエネルギーの発散が懸念されると考えられるのです。この対応策はどう考えるか、お聞かせを願いたい。次、3点目、地球環境への配慮として、屋上に太陽光パネルを設置するとのことであるが、積雪の多いこの上富良野地帯では、壁に並べた壁式の太陽光パネルがよいと考えます。私たちが調査した石川県内灘町も冬期間は大雪の降るところでございまして、壁式のパネルを設置されておりました。私は、今お話しした壁式パネルを採用、設置すべきだというふうに考えますが、教育長の考えを伺いたいと思います。次、4点目ですけれども、暖房設備は、集中制御温水パネルヒートポンプ式暖房等活用は、こういった難しいシステムの校舎になろうと思いますが、これらについて、なかなか明白にできないのは、避難所としての運用時に個別に対応できるように、この発言の内容についても説明を求めます。

答弁 教育長 北川雅一(教育長は2012年9月まで)

9番岩崎議員の何点かの御質問にお答えをさせていただきます。まず、1点目の夜間深夜電力のお話をいただいたところでございますけれども、今現在、計画停電で― 33 ―すとか、電気の関係が取りざたされている部分がございますので、そういうところも考えてみますと、なかなか、電力を供給するというのが深夜だからいいだろうというお話も御質問の中に入ってくるかと思いますけれども、そういうところについては、今、深夜も実は我々は今考えているところではございません。それと、自然光、エコの対応でございますけれども、あくまでも空間、優しい環境づくりというのも我々も望んでいるところでございますので、広くそういう対応も、やはり自然の中で得られるエネルギーを活用することが大切なのだというふうに考えておりますので、今、そういうものを含めて実施設計を考えているところでございます。それと、太陽光パネルを屋上とお話ししましたけれども、どうしても南側は窓が配置されますので、なかなか太陽光パネルを壁際に、南側というのはなかなか難しい部分があるかというふうに思います。それで、今、太陽光パネルも防衛の予算をいただきながら、どういう状況になるかわかりませんけれども、全部が全部太陽光パネル設置はできません。補助事業の10分の1程度の太陽光パネルを設置して、もう一つは、子供たちの学習も図るということを一つ目的にしてございますので、一部分、太陽光パネルを使いながら、自然光の部分について対応を進めていきたいというふうに考えているところでございます。4点目のパネルヒーターについては、今まで、ヒートポンプ式で地中に入れて、それを暖熱にして考えていきたいと。それと、パネルヒーターも含めながら、そのことを暖房的に分散をしながら進めていきたいというふうに考えております。それと、先ほどちょっとお話ししましたダイレクトヒートゲインでございますけれども、御存じのとおりだと思いますけれども、蓄熱材、床ですとか壁に太陽光が長い時間当たっていくと、その部分が壁面やなんかについて断熱を吸収するという、そういう部分を含めながら対応していきたいと思いますし、南口が大きく開いても奥の奥までというのはなかなか難しい部分もございますけれども、ある程度教室の範囲の中で、南口を含めて太陽光を活用していければというふうに実は今の段階で考えているところでございます。実施設計ができましたら、また議員各位の皆さん、町民の皆さんにもお示しをしながら、こういう方向になりますということを御説明したいというふうに考えてございますので、一応基本設計の中でこういう取り組みをしていきたいというふうに実は考えているところでございますので、その点、御了解願いたいというふうに思います。以上です。

再々質問 9番 岩崎治男

今、教育長の答弁で、学校の学習にも省エネ・新エネが活用されるということで、期待をしたいと思います。再々質問いたしたいと思いますけれども、このエネルギー活用については、多様なエネルギー源を活用し、建てかえ校舎の概要が大分見えてきたような気がします。今、教育委員会の説明、答弁について、もう1点、次の事柄について質問をいたします。HFの蛍光灯やLEDの採用、昼光センサー、人感センサーによる照明点滅制御等の設置は大変よいのではないかというふうに私も考えます。暖房設備や集中制御温水パネルヒーター、ヒートポンプ式床暖房、停電に対応する自家発電設備等の管理及び運転操作などを行う、これは多様に難しい技術だと思うのですけれども、この技術者の確保は、どのような人材を求め、これを指導するときにはどのように進めていくのかということを最後に聞いておきたいと思います。

答弁 教育長 北川雅一(教育長は2012年9月まで)

9番岩崎議員の再々質問でございます。機械でございます。いろいろな部分で新技術を取り入れて進めますけれども、あくまでも自動的に対応を図れるようにしていきたいというふうに思います。最終的に点検も必要になってございますけれども、そこはシビアに、やはりきちっと対応できるようにしていきたいと。あくまでも人の操作でやる状況でございませんので、あくまでも今の文明の中での動き方をしていきたいというふうに考えておりますので、その点、御了解願いたいというふうに思います。以上です。

出典:上富良野町議会 平成24年第2回定例会 2012年6月19日 議事録 PDF(35ページ) 間違いを知らせる