みんなの議会

上富良野町議会 平成24年第3回定例会 2012年9月19日

町長の任期を目前にしてこの4年間の検証、行政を問う

2012年9月19日、上富良野町議会の一般質問で、村上和子議員が「町長の任期を目前にしてこの4年間の検証、行政を問う」について質問し、町長 向山富夫、総務課長 田中利幸が答弁しました。

質問者
村上和子 議員
答弁者
町長 向山富夫、総務課長 田中利幸

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 3番 村上和子

私はさきに通告してあります項目について質問させていただきます。町長の任期を目前にしてこの4年間の検証、行政を問う。1点目は、予算編成について。予算の編成は町長の専管事項であり、議会は予算で示される行政の仕事を議決する機関である。この4年間、ほぼ一般会計60億円前後の予算が編成され、限られた財源であるが将来に向けての投資的予算もなく、将来のビジョンが見えにくく、予算査定も従前と同じ方法がとられ、何回か一般質問でも行政評価等を取り入れ、編成するとか新しい試みとして住民参加の予算をということを申し上げたが、そのような手法もなく無難に終始したと考えるが、その点について町長はいかがお考えかお尋ねいたします。2点目は、政策の選択や優先順位は十分町民の声は反映されたかどうか。医療・介護・子育て・福祉・商工・農業・産業振興・自衛隊現状維持対策等については、特に自衛隊現状維持対策については評価できるが、医療・介護・子育て・福祉、商工・農業については町の独自性がなく、特に、産業振興については既存企業存続に傾注し、町長としてのセールス活動やPR活動による雇用拡大や地域の活性化、定住策等は他町村と比べて見劣りを感じるが、町長としての見解をお尋ねいたします。3点目は、役場庁舎内の組織を活用した職員・人事考課・能力の引き出しのリーダーシップについてお尋ねいたします。一つ目は、かねがね町長は庁内組織機構スタッフ制についてはいろいろと持論を持っていたが、組織機構は変わっていないということは、組織が定着しつつあるのか、また、職員が仕事のしやすい組織となっているのかお尋ねいたします。二つ目は、職員の提案案件も出やすい環境になっていないのではないかお尋ねいたします。三つ目は、地域にとけ込んで住民とともに汗を流し、苦労をする地区担当職員の配置がなされないのはどういうお考えによるものか、お尋ねいたします。四つ目は、自治基本条例が制定され、行政・議会・住民の役割・まちづくりのかなめである職員の人事考課や、能力の引き出しに強いリーダーシップが求められているが、どうであったのか、お尋ねいたします。4点目、町長が描いたこの4年間は、町民の暮らしがよくなったと思うかどうか。農業者の足腰が強くなったと思うかどうか。町の活性化は図られたと思うかどうか、以上、お尋ねいたします。よろしくお願いいたします。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

3番村上議員の私の任期4年間の評価に関する4点の御質問がございました。お答えさせていただきます。まず、1点目の予算編成等についてでありますが、町長に就任以来、4度の予算編成を行ってまいりましたが、本町の財政は議員も御承知のように、地方交付税など依存財源に大きくゆだねていることから、国の地方財政政策の影響を大きく受ける脆弱な構造にあり、このようなことから、限られた財源をいかに有効活用を図っていくかということを常に念頭に置いて予算の編成に当たってきたところであ― 14 ―ります。とりわけ、政策の緊急性が高い事業につきましては優先し、また、国の重要施策等に対応する事業におきましても、常に予算編成に反映させてきたところであります。投資的な事業につきましては、毎年度策定する総合計画の実施計画に基づき計画的な実施に努めているところであり、また、御質問にあります行政評価の導入につきましても、事務事業評価を制度化し、事務事業の効率化や費用対効果など検証しながら効果的な予算執行に努めているところであります。さらに、住民参加予算につきましては自治基本条例において、町の仕事の立案、実施及び評価など政策決定過程への町民参加について規定しているところでありますが、町民の方が直接予算査定等の場面に参加することは考えておりませんが、町の仕事に対する町民参画の手法といたしましては、町民アンケートによる意見聴取やワークショップ、パブリックコメント等のほか、まちづくりトークや町長と語ろう、あるいは出前講座等を含めて、さまざまな手法により現在も町民の方々の声を直接お聞きしながら予算編成に生かしているところであります。また、事務事業の評価の客観性を高めることも重要でありますので、その過程への町民参加のあり方などについて、さらに研究を進めてまいりたいと考えております。次に、2点目の政策の選択や優先順位等についてでありますが、私が町長に就任させていただいた当時は、現在のまちづくりの規範となります自治基本条例が公布・施行されるとともに、第5次総合計画がスタートした時期と重なっておりましたことから、それらを具体化するとともに、私が町民の皆様にお約束いたしました安心して住めるまちづくり、共存共栄のまちづくりなど、五つの約束を念頭に施策の一つ一つを着実に実現すべく取り組んできたところであり、さきにも触れましたが、その中で、政策の優先制や各事務事業等を検証・検討し、町民の思いが十分反映されているかどうか、見きわめながら実施しているものと認識しているところであります。また、議員の御指摘にあります企業誘致等についてでありますが、現在の我が国の厳しい経済状況からすると、各企業においては現状を維持することすら、なかなか厳しい状況の中で、新規企業の誘致はさまざまな受け入れの条件整備を具備したとしても、ハードルが高い実態にあるものと認識しております。そのような現実を直視すると、今は、現有の町内企業の継続振興を図ることや、規模拡大等を各本社などへお願いしていくことが現実的な対応と考えており、今後も、こういった点に重点を置き活動を進めてまいりたいと考えております。このことが結果として、一定の雇用を守っていくことにつながっていくものと理解しているところであります。いずれにいたしましても、本町で事業活動をされております関連会社や関連企業のさまざまなネットワークが、新たな企業誘致などにもつながるよう、トップセールス活動を進めているところでありますので、御理解を賜りたいと存じます。次に、3点目の役場組織機構等についてでありますが、時代の要請と住民ニーズに適応していく体制に向けて、絶えず組織の見直しや修正が必要と考えており、基本的には、多様化する行政需要や職員数が大きく減少している状況下にあって、自治基本条例及び第5次総合計画に示した協働のまちづくりを進めていくために、ピラミット型の組織体制をよりフラットなものとして、職員への分権により、柔軟かつ機動的で人的資源の有効活用が図られる体制を目指していくこととあわせて、さまざまな施策が住民により近いところで議論がなされ、実践していくことが大切であり、現行のスタッフ制を継続しながら、より機能性を発揮できるよう成熟させていくことが重要と考えております。昨年度においても、職員によるプロジェクトチームを設置し、議論を重ね、スタッフ制の機能向上が図られるよう改善を進めているところであります。ここ数年、提案のなかった職員提案についてでありますが、本来は、日ごろの業務の中でさまざまな意見交換をしていくことが重要であり、そういった職場風土が醸成されてきているものと感じております。なお、提案制度自体も一部制度の見直しを行い、昨年度には4件、本年度は現時点で1件の提案があったところであります。また、議員より幾度となく御提言をいただいております、地区担当職員制についてでありますが、私は常々、職員には役場職員であると同時に地域の一員であることを念頭に置き、地域活動に積極的に参加し、地域の皆様とともに汗を流すよう、また、常に現場へ赴き町民の声を直接聞き、行政運営に反映させるよう伝えているところであり、そのことが重要と考えておりますから地区担当制は考えていないことを、改めて御理解賜りたいと存じます。さらに、職員の能力、資質の向上につきましては、組織力を高めるベースであり、極めて重要な課題であることから、基礎研修から課長職研修まで、経験や職位に応じた研修を制度化するなど、職員研修の強化を図ってきたところであります。― 15 ―また、人事考課につきましては、制度化には今なお一定の研究が必要と考えておりますが、人事異動を含め職員の評価につきましては常に意を用いており、これらを行政運営の中に反映させていくことが私の責務と考えており、今後もそのように対応してまいりたいと考えております。最後に、4点目の私自身の4年間の歩みについてでありますが、私が就任時に掲げさせていただいた町民の皆様との五つの約束を、常に念頭に置き、ぶれることなくその実現に向けて努力してきたものと認識しているところであります。その中で形づくられたもの、今なお道半ばのもの、さらには、新たに課題となってきたものも多くあり、行政運営につきましては、時代のニーズを的確に把握し、エンドレスに取り組んでいかなければならず、今日まで、少子高齢化社会への対応や、農業、商工業、観光等の産業振興、教育の充実、さらに、自衛隊対策等、その方向性や具体化へ向けた歩みを進めてきたものと認識しております。その結果につきましては、町民の皆様が評価していただけるものと受けとめております。以上でございます。

質問 3番 村上和子

1点目の予算編成の手法についてでございますけれども、行政評価を検証しながらやってきたと、こういうことでございますが、町の財政はやっぱり国の地方交付税によって財源が保たれているという依存体質。だからこそ、この普通交付税は使途が定められておりません。その町の裁量で事業に充てられるわけですから、その予算編成については町民の皆さんの思い、ニーズを入ったものでなければいけないと、私はそのように思うわけでなのです。行政評価ですね、検証しているとはおっしゃいますけれども、やっぱり町民にわかりやすく、この事業はこういう成果があったが、今後については課題もあるので、この1年限りで打ち切るとか。それで、町側は、こういう評価をするけれども、町民の方はどのように考えられるかと、こういうふうなすり合わせのような感じ、そういったことも町民に尋ねるということも、私は住民参加、一歩町民側に近づく考えだと思うのですけれども。それと、自治基本条例が、町の仕事の立案、実施及び評価等、政策決定過程への町民参画とうたってあるわけですので、だからこそやっぱり町民もこの予算はどうなのだと、確かにことしの予算はこうなりましたという成果表はいただいております。こういうふうに予算づけになりましたよということは全戸に配っております。また、このように予算は使われましたということはあれですけれども、その過程の予算編成に当たって、町民の声が反映されておりません。この点、町長、どのようにお考えになるのか、ちょっとお尋ねしたいと思います。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

3番村上議員の御質問にお答えをさせていただきますが、まず、町の予算編成の中におきます、そのオリジナリティと申しましょうか、町独自の取り組みがなかなか見えていないのではないかというような御質問だったかと思います。さきの小野議員の御質問にお答えさせていただきましたけれども、経常収支比率が80%の後半という現在状況でございます。いろいろ私といたしましては、町民のさまざまな実態を把握するとともに、それらを的確に事業の中に反映させていこうということを心がけております。そういったものが積み重なって一定程度事業化が定着いたしますと、一方では、そういった事業を恒久化をすることによって経常化してまいりますので、一方では、その柔軟性をある程度圧縮してしまうという非常にお互いが引いたり押したりとという関係が生じてまいります。そういう中でありますので、とりわけ私といたしましては、もうかねてから申し上げておりますように取捨選択、さらにはスクラップ&ビルド、そういったことを繰り返し繰り返し評価をしながら、一方では柔軟性も一定程度確保しなければならないというようなことを念頭に置いて、予算編成をさせていただいているところでございます。特に、地方交付税につきましては、非常に一定程度は算定できますが、なかなかその微妙なところまでは、私どもの思いと総務省の思いでは一致しない年度もございまして、そのあたりは少し幅を持った予算編成をさせていただいているところでございます。他方、事業評価につきましては、私といたしましては、先ほどのお答えの中にも述べさせていただきましたように、さまざまな町民トーク、出前講座、あるいは町長と語ろう会、パブリックコメントと、さまざまな手法、さまざまな形で、直接間接を問わず、常に住民の皆さん方、町民の皆様方が町が行っている事業に対してどういう評価をされているか、あるいは町に対してどういう思いを持っておられるかということは、直接私が聞く場合もありますし、あるいは間接的にお尋ねすることもありまして、私はそういう町民とのパイプが常に開いているということが確保されることが、ひいては予算編成にも反映される手法だというふうに理解をしております。― 16 ―しかし、住民自治基本条例の中に掲げさせていただいておりますように、この住民が予算編成のどこかの過程で、それはどこかということはまだ研究してまいりますけれども、町民の声が客観的に反映される形、もう利害関係がある中ではなかなかこれは困難ですけれども、客観的に町民の皆様が町の予算というもの、町の予算執行はどういうふうに行われているかということに、まだまだ身近に感じていただいて、そして、ああ、私たちの思いがこういう形で予算の中で反映されているのだということが実感できるような、そういう工夫や研究は、まだまだ高めていかなければならないというふうに考えておりますので、御理解いただきたいと存じます。

質問 3番 村上和子

いろいろともうちょっといろんなさまざまな手法で、そういう町民の意見を取り上げていると、こういうお話でございますが、もうちょっとわかりやすく、パブリックコメント、出前講座とか、ずっと調べますと、本当に限られた50人とか70人とかという人数でございますので、それらをもうちょっと拡大されたような手法を、また考えていただきたいと思います。それから、2点目の政策や優先順位のところでございます。優先順位も、これも町民の思いが十分反映されるように見きわめながら実施をしてきたと、町長はそのように思っていらっしゃると思うのですけれども、ちょっと認識が甘いかなと。私は、地域産業の活性化が図られなければ、その持続可能な町政は確立されないと考えておりまして、まず、企業誘致の町長としてのセールス活動が足りなかったと、私はそのように思っております。新規企業の誘致は、それはやっぱり何回も、私これ意見も申し上げて、それは企業側も大変厳しい条件でハードルが高いのだよと、町長はこのように何回もおっしゃいましたけれども、はっきり言って、どういった企業に触診、何件当たって、それがどういうふうにだめだったのか、ちょっとお聞きかせいただきたいと思います。それから、子育ては、いろいろと施策やっておりますけれども、国の基準に従って3歳未満であれば医療費無料化、今度入学前となればというふうな、こんな感じで、町独自の中学生まで医療費無料化とか、各町村で6割、7割もうやっております。そういったこともございません。それから、農業者の方ですね。先日、農業者の方と所管委員会と会合をさせていただきまして、大変農業者の方がどういうことで取り組んでいらっしゃるということが、よくわかったのですけれども、ここの部分では、ちょうど町長が21年に就任されましたときに第6次の農業振興計画ができまして、それで、ここ10年間で農家が100戸ぐらい減っているのですね。高齢化になってますし、それと後継者の育成事業が、これ他町村から比べて大分おくれていると思います。そういったこともやらなければいけないと思っております。それから、商店街のこの商工についてですけれども、2回国からの予算で空き店舗対策、それから消費者の動向調査なんかしましたけれども、その結果については54件空き店舗があると、空き地も40ぐらいあると。実際にお店をあれしてもいいのが25ぐらいだと、こういう結果の調査出てるのですけれども、さっぱりこの商工業の活性化につながる支援制度は考えると、こういうふにおっしゃったのですが全然、調査は2回やりましたけれども、それらについてもその商店街の活性化につながる支援策なんかもとられておりません。それから、人口も減少しておりまして、富良野市に次いでうちも大分減ってきております。これはどこでも減少傾向にあるのですけれども、人口をふやす 、 そ う い っ た 定 住 と か 、 そ う い っ た と こ ろ もちょっと何かこじんまりと他町村に比べても施策的なものがない。そういった取り組みを、こういったことについて町長は、このセールス活動をどのようにやってこられたのか、ちょっとお尋ねしたいと思います。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

村上議員の御質問にお答えさせていただきます。さまざま御質問をいただきましたけれども、とりわけ私が日ごろから標榜しております企業誘致に力を注ぐというような面に対しましても、私のこれまでの4年間の経過の中で、上富良野町に事業展開させていただいております企業の関係、あるいはそれらとのかかわりのある事業の方々と何度もお尋ねしたり、何度も面会をさせていただいたりして意見交換、あるいは情報交換もさせていただいております。しかし、国内全体の今の客観情勢というのは先ほど申し上げましたように、議員も御理解いただけるものと思います。そういう中で、道内におきましては、とりわけ工業団地等まで設置して企業誘致を図ってきている自治体の中でも、現況を維持するどころか、もう撤退をされて大変なのだということで、そういう切実な思いもよくお聞きするところでございます。そういう中で、私としてはやはり現実的な、もちろん新たな企業を誘致できることは、それはもう― 17 ―願ってもないことでございますけれども、まず現実を直視すると、現在の上富良野の企業活動がこのまま保たれていくことに、まず私は力を注ぐべきだと思います。その一方で、さまざまなそのネットワーク等も人的なかかわりもしっかりと担保しながら進めていくことが、私は、取るべき対応だというふうに考えております。具体的にどうのこうのということは、一々取り上げて申し上げませんが、現実の今の姿を見ていただければ、御判断いただけるのではないかなと、撤退、業種転換を、あるいは縮小された企業の後継企業も定着してくれていたりということで、御理解をいただきたいなというふうに考えております。あるいは子育て、さまざまな事業の政策の過程を御質問されておりましたけれども、子育て、あるいは産業振興もそうですが、私は私の政治信条として、何か1本釣りで注目を引いたり、あるいはその脚光を浴びるような、そういうような政策手法というのは私の思うところとは若干違いまして、私はやはり子育てにしても、やはり全子育て世代がバランスのとれた政策を講じることが、これはひいては地味ではあっても、最終的に町民の皆さん方が幸せを感じていただけるようなことにつながるというふうに思っているところでございます。あるいは農業振興、商業振興についても同じでございます。非常に、私、就任させていただいた当時から、農業振興もそうですし、特に、商工振興につきましては議員が御心配してくれております実態でございます。そういう中で、私も何とかこういう形から脱却したいということで、商工会の役員の皆様方と懇談をさせていただいたり、回を重ねております。そういう中で、やはり団体は団体の中に非常に重い課題を持っているということもお互いに共有できました。これは私は大きな成果だったと思っております。そして、そういう中から次の段階ヘ進もうという、まず認識を共有できるところから始めることが大事だと思ってますので、そして、さらにそれが商工業のみならず、農業も含めた、あるいは他の業種も含めた、まずその人と人との思いを共有する、この町を元気な町にしようという思いが行政も含めて、皆さんが一つの大きなうねりとなる、そういう環境をコーディネートするのが私の役割だというふうに思っておりまして、そういうことの共有、あるいはそういう動きのあらわれが、私は生まれてきたというふうに感じておりますので、これからの中でそれを、今度は町民の皆さん方に実感していただけるような具体的な政策展開に、ぜひ結んでいきたいものだなというふうに考えております。そういう中から、お尋ねありました人口減少対策についても、万全とは言えませんけれども、少なくても食いとめるような方策につながっていくとことを念頭に、これからも取り組んでまいりたいというふうに考えております。

質問 3番 村上和子

セールス活動については具体的に申し上げられないということで、これについて引き続き力を注いでいっていただきたいと思います。私は、地域産業の活性化が図られなければ、もう本当にこの町はあれだと思います。それで、こういったところの施策を考えて、打っていくということが必要でなかろうかと思います。それで、3点目の庁内のスタッフ制のところでございますけれども、1番目のここのところですね。町長はもうかねがね、どうもこのスタッフ制はなかなか機能がしにくいとおっしゃっておりまして、機能を高めながら今やってきたということでございますけれども、町民のある方から、ある課の窓口に行きまして用件を話して、どうしたらいいかと問いかけても、今主幹がいないからだめだと、また、課長もいないからちょっとこの問題についてはわからないと、そういうことで町民はまた出直して後日行きましたら、きょうもちょっと今場を外れておりますとか、こういったことで果たして機構が機能しているのでしょうかね。やっぱり私はちょっと今席を外してますけれども、こういうところへ行ってますので5分ぐらいあれば帰ってくると思いますとか、どこ行ったかわからないような、主幹がいないから、課長がいないからこの問題はちょっとわからないのだと、そう言われてもちょっと。だから、果たしてこのスタッフ制が機能しているのかなと、そこのところをちょっとお尋ねしたいと思います。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

3番村上議員の職場の体制についての御質問にお答えさせていただきます。ただいま議員から御質問にありましたような、体験を通じてのことかなというふうに思います。そういう事象が起きていたということを私も否定するものではありませんし、まさしくそういったことを解決していかなければ、すべてが始まらないということで、私の思いとしては、これは事情が許しませんからかないませんが、もし、職員の数がかつての行財政改革以前のような職員配置でかなうものでありましたら、私の思いとしては係制のようなものが、やはり直接住民の皆さん方に濃密なサービスを提供できる一つの仕組みかなという思いはありますけれども、しかし、現実はそうはできませんので、今与― 18 ―えられた仕組みの中で、どうやって改善していくかということ、これはまた私も強い思い持ってますけれども、職員もまた思いを持ってくれております。そういったことで、御案内のようにプロジェクトチームをつくって、どうやって改善していこうかということで、いろいろな試みが今なされております。総括、主幹制度だとか、あるいは主査のリーダーだとかということで試みがされております。しかし、まだまだ私としては、それで満足もしておりませんし十分だとも思っておりません。これはもう住民の皆さんは先ほど村上議員がお尋ねのように、手戻りするようなことがあってはなりませんので、これは私の職員指導のあり方にもかかわってくるかと思います。職員が高い自覚を持って町民の皆さん方に接していただけるような、それは仕組み以前の問題ですので、これからも意を用いてまいりたいと考えておりますので、御理解をいただきたいと思います。

質問 3番 村上和子

ぜひ機能を高めていただきたいと思います。それでは、二つ目の職員の提案ですね。ここ4年間ゼロとか1件で、昨年4件出たということでございますけれども、これは1件、どういった提案なのでしょうか。やっぱりそういう反響の一部を見直されたと、どういったところ見直されたのでしょうか、ちょっとお尋ねしたいと思います。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

この職員提案制度についても本当に、あったというだけで、なかなか私も実感できなかったのですけれども、いろいろなそれぞれ現場での啓蒙、あるいは現場のリーダーであります課長等を通じて、そういう職員の皆さん方が自分の思いをどんどん述べれるような、まず職場で意見交換の中で述べていただくことが、これはもう常にあるべきことでありまして、ただ、提案してもなかなか聞いてもらえないとか、取り上げてもらえないのではないかというような、そういう少し閉鎖的なものが漂っているとすれば、それは改善していかなければならないというふうなことで取り組みをさせていただきました。結果として、少しずつでありますが提案をしようという機運が芽生えてきておりまして、実際何件か提案がなされております。今年度の1件につきましては、もう既にその評価も済ませておりますけれども、総務課長がおりますので、具体的に必要でしたらお知らせさせていただきます。

答弁 総務課長 田中利幸(総務課長は2013年9月まで)

3番村上議員の職員提案制度につきまして、私のほうから御回答いたします。まず、仕組みの見直しでありますが、昨年以前、職員提案が一時数が少なくなった状況がありましたので、今回、制度の見直しを行いまして、職員が提案しやすい状況をつくり出させていただきました。その内容につきましては、今まで職員提案をした場合には、その解決策まで実は提案をいただくような仕組みになってございましたが、なかなかそれではハードルが高いことがありましたので、日々気がつく課題を職員提案として、解決策はなくてもそれらの気がついた課題等についても提案をいただけるような仕組みづくりにした結果、昨年4件、ことしについては1件いただいたところであります。昨年の4件についてはちょっとど忘れいたしましたが、今年度いただいた1件につきましては、交通安全指導車を、今1台ツートンカラーの白黒の公用車持っていますが、もう少し多くふやして通常の公務のときに使うときにも、交通安全の啓蒙がよりできるような仕組みづくりはどうかというような提案をいただいたところであります。以上であります。

質問 3番 村上和子

こういった提案件を職員の方がどんどん出してこられるとなると、やっぱり町もこれから明るく活性化が図られるのではないかなというふうな、そういうことにもなりますし、その今少し見直しされたということで、出した案件が実現するようにしていただければと思います。よろしくお願いしたいと思います。その次、3番目の地域に担当職員ですね、この配置の件ですけれども、どうも町長と私はちょっと見解がずれてますけれども、配置はしないということなのですけれども、これこそ協働のまちづくりでですね。今、地域の住民は地域周辺の公園を管理したり、いろいろそういう方向に変わってきてまして、そういったところに職員の方も入っていただいて、みんな町民と一緒にやっていくということが、私は、庁舎内におられて常に地域の一員であって、常に現場へ赴くように、声をかけながらやっているとおっしゃるのですけれども、それはやっぱり職員のあるべき姿かなと思いまして、それよりはやっぱり地域に出て地区担当職員というふうなほうが、私は常にその現場に赴いて地域での住民のニーズが把握力があると、高まると思うのですけれども、いかがですか。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

3番村上議員の御質問にお― 19 ―答えさせていただきます。地域担当制の職員の制度についての御質問にお答えさせていただきますが、村上議員と私と、町民の声を的確に把握して、それを行政運営の中に生かしていこうという、その点は全く同じものと理解しております。その手法を今問われているのだろう思うのですが、私も、仮に職員の手数が十分に置けるような、そういうような客観情勢の中にあるとすれば、一定程度そういうような役割を担わせる職員というものがあっても否定するものではございませんが、しかし、現実に最小限度の職員の中で、そして、そういう中で、住民、町民の皆さん方の意見を常に的確に把握して、そして短時間にスピーディに行政運営に反映させていくというようなことを考えますと、そこで地区担当の職員を配置して、ワンクッションおいて、それぞれ各現場にその責任のある各課に振り分けるというような手法を講ずるより、それぞれ毎日毎日各現場を預かっている、あるいは職員と住民と向き合う立場にいる現場がいっぱいあるわけでございまして、その現場現場が直接町民の皆さん方とリアルに会話をされて、それをすぐその行政の中に反映させていくのが一番最短でありますし、スピーディに対応できると。そして、間にどなたも介在しないで直接担当している自分が判断できるということが、私はあらゆる面において職員の手数も含めて現実的な対応かというふうに考えておりまして、それらをまだまだしっかりと地域に根づかせていくことには、これからも力を注いでまいりたいと考えておりますので、どうか御理解を賜りたいと存じます。

質問 3番 村上和子

その地区担当職員、やっていただくまでこれからも頑張って提案していこうと思ってますから、よろしくお願いしたいと思います。私も地区担当職員を配置がなされれば、その地区地区の予算要望とかニーズとか上がってきて、それが必ずしも予算に反映されることはないとしても、私は、こういう手法がいいのではないかと考えております。それで、四つ目の人事考課ですけれども、これも人事考課については、研究して制度化したいということですので、できるだけ早く取り組んでいただきたいと思います。ただ、町長は、できるだけ自分の気持ちとかって情を入れないで、公平にかつ人事をしていると、人事権は町長ですから、適材適所の配置の人事であるかどうか。そして、その職員に対して正しい評価をするならば、職員もやっぱりやる気を出して頑張られると思うのですよね。だから、適材適所の配置になっているかどうか、人事は町長のあれですからね、それで、やっぱり経験年数の浅い方ばかりで構成されているところがあるとしたら、そこはちょっとまたどうかなと思いますし、大体町長は常に意を用いて人事をやっているとおっしゃるのですけれども、10月1日もまた人事異動あるかもしれませんけれども、どのような基準をもって、3年以上であればとか、ここに同じ期間にどうだとかという、そういう基準というのは持って人事されているのかどうか、ちょっとお尋ねしたいと思います。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

村上議員の人事にかかわります御質問にお答えさせていただきます。基本的に人事を行う基準やルールは設けておりません。その時々の行政ニーズ、あるいはその時々の課題にどのように対応するかというようなことを総合的に私なりに判断させていただいて、人事を行っているところでございます。まず、その中で、時代の要求に的確にこたえるための強力なまず配置を、これをその時々に行うべきだということも、一方では重要視しております。また、他方では、これから若い職員も含めて、これからその有能な職員に育てていくというような、そういう側面も私は職員に与えていく責務があるというふうに思っております。そして、さまざまな職場を経験させながら、そして、その職員が持つ能力と申しましょうか、そういうものを私自身が見出しながら、そして、さらに高いハードルを与えたりして、経験させることによって、さらにその職員の資質が磨かれていくと、そういうようなこともあわせて行っていかなければならないというようなことを基本としておりまして、やはりその時々の行政課題に、どのように対応していくかと。そして、さらにはこれからを担っていく職員をどのように磨いていくかということを考慮して、人事を行っているというふうに理解しております。以上でございます。

質問 3番 村上和子

最後に、4点目の町長のこの4年間の行政でございますけれども、やっぱりちょうど向山町長が行政執行をされたこの4年間というのは、世界的にリーマンショックで100年に一度の大不況ありましたり、昨年は東日本大震災やら原発の事故やら、それとこのたび重なるこの集中豪雨、災害被害、これがまた幾度となく見舞われて、そういう大変な背景があったわけですけれども、町長は、公約は隅々まで光を当てたいと、こういう公約でありましたけれども、自分なりに4年間― 20 ―務めて、道半ばのものもあれば、新たに課題となってきているものもある。それで、エンドレスに取り組んでいかなければならないとありますけれども、もうちょっと具体的に、町民が判断してくれるということでなく、どこに一番力を入れて行政執行されたのか、残された課題があると思われるのであれば、それについては今後どのように考えていらっしゃるのか、そういったこともちょっとお尋ねしたいと思います。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

3番村上議員の私の4年間の足取りについての御質問にお答えをさせていただきますが、就任させていただきました当初を振り返ってみますと、非常に不安定要素が生じてきている中での就任であったというふうに、今思っているところでございます、その中で、当初から基本的に政策の中に反映させていきたいというふうに考えておりました、町民の皆さん方とお約束をさせていただいた基本的事項、これらも当然最重点というふうに抑えてきておりましたけれども、しかし、今、議員の御質問にありましたように、私も議会のほうに身を置いておりました当時から、例えば自然災害に対する町の備えというようなものについては、これほど残念ですけれども脆弱であったということは、私も理解をしておりませんでした。そういったようなことにどのように恒久的に対応できるような政策を構築していくかというふうなことは、もう本当に大きく頭を悩ませたところではあります。また、一方では、これだけ経済の低迷が長引くということも、実は少し想定を超えたものでありまして、商工業、あるいは農業の移り変わりが好転が見られないというふうなことも、実はもう少しは世の中が背中を押してくれるのではないかなという、少しは期待もありましたが、現実はそうではありませんでした。そして、そういったものの根っこにあるものは何かということで、やはり上富良野の町民1万2,000人の皆さんが思いを一つにしなければ、すべてが動かないということを痛切に私は実感させていただきました。いろいろな事業を通じて、そういったことに皆さんの思いを集約するというようなことには、私なりに努力をしてきたつもりでございます。例を挙げれば、もう本当に切りがないぐらい新たな課題もありますし、それらについてしっかりとその優先度を見きわめ、あるいは財政状況も見きわめながら、しっかりと一つ一つ確実に事が進むようなことに、やはり力を注いでいかなければならないということを、本当に痛切に感じたところでございます。それには議会の皆さん方の御意見も踏まえて、本当に一体性を持ったまちづくりがなされなければ、すべてが進まないということを実感いたしましたのだ、最大限の努力をこれからも続けてまいりたいと考えております。以上でございます。

質問 3番 村上和子

昔は人はかわっても、連続性、安定性から、そう急激に変わるものではないというふうなことでしたけれども、今は、地方の自治体は多様化の時代ですし、首長次第で自治体がもう変わり得ると考えられますので、向山カラーはどこに出たのかなと、このように私は思っておりますけれども、首長次第で自治体もがらっと変わるということをよく言われますので、そういった点を考慮、十分精査されていただきたいと思います。以上で終わります。

出典:上富良野町議会 平成24年第3回定例会 2012年9月19日 議事録 PDF(20ページ) 間違いを知らせる