真狩村議会 令和6年第2回定例会 2024年6月20日
任期満了に向けて村長の考え
2024年6月20日、真狩村議会の一般質問で、向井忠幸議員が「任期満了に向けて村長の考え」について質問し、村長 岩原清一が答弁しました。
- 質問者
- 向井忠幸 議員
- 答弁者
- 村長 岩原清一
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 5番 向井忠幸
先に通告しております、任期満了に向けて村長の考えをお伺いしたいと思います。村の舵取り役として3年7か月が過ぎようとしております。この間、約3年間はコロナ禍ということでイベントや様々な事業が縮小され、大変な御苦労をされたと思いますが、コロナ禍においては中小企業者経済対策や農業経済対策、あるいは生活支援対策など、いろいろと対策を講じてこられました。また、人口減、移住・定住対策では、道の共済住宅の購入や社の森ふれあい分譲地事業など、そして財政健全化に向けては、基金残高を約2億4,500万ほど増やし、さらに起債残高を約2億4,600万ほど減らすなど、財政健全化に向けても取り組んできておられます。しかしながら、社の森ふれあい分譲地事業、そしてフラワーセンター運営改善、道営水利施設等保全高度化事業などまだまだ始まったばかりの事業が多くあり、まだまだ道半ばであると思います。岩原村長も11月で任期満了となります。まだ再選に向けて表明されていませんが、残すところあと5か月となったところでございます。そこでお伺いをいたします。真狩村の舵取り役として2期目に向けて挑戦するのか、もし挑戦するとしたら、主な政策や村づくりの「思い」をお伺いしたいと思います。よろしくお願いいたします。
答弁 村長 岩原清一
向井議員大変ありがとうございます。私事ながら2期目に向けての考えを述べる機会をいただきましたことを議員の皆様に感謝を申し上げたいと思います。私は4年前、【誰もが暮らしやすい未来志向の真狩】を掲げ、議員の皆さんをはじめ多くの村民の方々に御推挙をいただき、村長選挙への立候補を決意いたしました。しかし、当時は、新型コロナウイルス感染症が日本列島を覆い尽くし、緊急事態宣言が発令され、学校をはじめ、社会的機能や経済活動が停止するなど、前古未曽有の危機的状況が続いてもおりました。さらに、治験済みワクチンや治療薬もなく、不安と恐怖が世間を席巻し、外出自粛や営業規制の長期化は、真狩村にとって全ての産業の根幹に関わる大きな問題でもありました。そして、日常の行動規制は、村民の皆様にとりましても閉塞的な生活を強いられ、心身ともに疲弊した日々が続いたことと思います。まず、私が専一に当たったのは、村民の健康と生活、そして、真狩村の産業・経済をコロナウイルスの禍からしっかりと守りきることでございました。コロナワクチン接種体制の確立から始まり、マスク等の必要物品の確保、また配布、各学校と医療機関、全公共施設の感染拡大防止の備品導入と施設の改修を行い、また、地域経済を支える商工、農業経営者への給付金の支給や、エネルギー価格・物価高騰分の助成も行いました。更に、生活支援としてプレミアム商品券の発行、水道料、給食費の減免など3億3千万円余りの事業を実施しておりました。しかしながら、これらは現状レベルを維持するための、マイナスをゼロにする支援施策であり、コロナの爪痕は、身体だけではなく心にも深くダメージを残し、村づくりにも影響を与えました。就任から多くの時間がコロナ対策となり、私が目指す村の姿へ進むことが十分に出来たとはいえません。私は、真狩村の将来性やポテンシャルは高いものがあると思っております。先日、人口戦略会議が発表した若年女性人口の指標からなる「消滅可能性自治体」から真狩村は除かれました。そして、過去5年間の合計特殊出生率1.52は、道内市町村の上位8位グループにランクインされております。週末にキッズパークから上がる子供たちの歓喜の声は、村の活気と元気のバロメーターとしてこれからも子育て支援の充実と同時に新たな移住・定住の促進に努めてまいりたいと思います。四半世紀ぶりに食料・農業・農村基本法が、『食料安全保障の確立』、『環境と調和のとれた食料システムの構築』、『農業の持続的な発展』、『農村の振興』、これらを基本理念として改正されました。本村の基幹産業でもある農業にとって極めて重要な法律であります。世界の食料需要の変動、地球温暖化の進行、そして、人口減少による生産水準の維持・発展と地域コミュニティーを繋ぐ農村の振興など多くの問題を解決していかなければなりません。村では、農用地の姿を明確化する地域計画を定め、農地の受け手・担い手を広く確保し、農地の集積・集約化を進め、土地改良では農地の区画整備や汎用化など、スマート農業やGXなど、新たな農業展開に向けた基盤整備として、道営水利施設等保全高度化事業を積極的に進めてまいります。真狩農業はこれからもトップランナーとして、食料の安全保障や自給率の強化のため、生産性と付加価値の向上を目指していかなければならないと思っております。観光業は、日本の成長産業と目されております。ここ羊蹄山麓エリアは世界有数のリゾート地として多くの訪日外国人観光客、いわゆるインバウンドに溢れており、外国からの投資の勢いも依然として衰えておりません。こうした状況は、村の観光にとってもチャンスであり、この好機を活かすために村内・村外の関係団体との連携を強化する必要があります。このエリアにあって真狩村らしい観光資源を再編成し、観光コンテンツの創造・発信をし、地域が「儲かる」観光マーケティングの強化を実現したいと考えております。真狩村は今年、開基130周年を迎えました。多くの先人・先輩・諸兄姉が一歩一歩の弛まぬ努力を積み重ね、今の暮らしやすい社会を私たちに繋いでくれています。一方では、最近、【国土強靭化】という言葉がよく使われます。これは、災害で致命的な被害を受けない「強さとしなやかさ」を備えた安全・安心な地域・経済社会を構築することを目的としています。災害に対する対処・防災ばかりではなく、避難施設の整備と耐震化、インフラ老朽化対策、広域的な道路ネットワークの機能強化は喫緊に取り組まなければならないことだと思っております。私たちが受け継いだ社会資源は、今の暮らしのためだけはでなく、これからの次世代、未来の子どもたちが引き継ぎ、利用される価値のあるものでなければならないと考えております。こうした考えを基本に【誰もが暮らしやすい未来志向の真狩】に邁進していきたいと考えております。先日、私の後援会とも相談をさせていただきました。村民の皆様の御支援をいただけるのであれば、引き続き全力を挙げて2期目の村政運営に当たらせていただきたいと考えております。これからも議員各位をはじめ、村民の皆様の御理解、御協力をいただきながら取り組んでいく所存でありますので、よろしくお願い申し上げ、答弁とさせていただきたいと思います。
議員の質問 5番 向井忠幸
今、2期目に向けて再度挑戦すると、大変熱い思いをお聞かせいただきました。どれもこれも本当に大事なものと私も認識をしているところでございます。村長の思いの中にもありましたけれども、真狩村の基幹産業は農業であります。今、農家戸数も減っており、100戸を切っている状況でございます。1戸当たり平均面積が、耕作面積ですけれども、28ヘクタールと、耕作面積も増えているような状況でございます。先祖からいただいたこの真狩の雄大な大地を、今若い後継者たちがしっかりと守っていただいておりますことに、私も心から感謝と敬意を表するところでございます。また、今の農業、人手不足といいましょうか、働き手がなく、本村でも多くの外国人労働者が入っております。村長も御承知のとおり、外国人労働者がいなくては営農が成り立たない状況であります。しかしながら、外国人労働者の住むところがないのが現状でございます。居住対策もこれからの喫緊の課題となっているというふうに私も考えておりますので、こういった問題点もよろしくお願い申し上げまして、私の質問を終わらせていただきます。よろしくお願いいたします。
答弁 村長 岩原清一
ただいまの御質問にお答えいたします。真狩村は、今向井議員がおっしゃいましたとおり、農業の村でございます。農業を取り巻く環境が日に日に厳しくなっているという認識は、私も持っているところでございます。これはなかなか10年前とちょっと違う問題点がたくさん出てきている。世界的な動向といいますか、肥料・飼料の高騰、それから気候の変動についての部分もございます。そういった意味で、本当に農業を取り巻く環境は今以上に厳しくなっていくことだと思います。そんな中で、北海道は日本の食料基地としてしっかりとした役割を担っていかないといけない。そういうような中で、先ほども言いましたとおり、真狩村は農業のトップランナーとして、管内の農業の中でもトップクラスだと私は認識をしているところでございます。そういった中で、新しい農業の問題として、人口減少というのもございます。そういった中で、外国人実習生、これがたしか国の方でも正式労働者として認めるということで、長期的に今までと違って居れるようになるということになりますと、真狩村でもそういう方の受入れについてはちょっと真剣に考えていかないといけないというふうな認識を持っております。人手があってこそできる農業というか、農業経営のところがございます。そういった意味で、今議員がおっしゃられましたとおり、人手の住む家の確保について、関係団体、それから農業者の方とよくよく話しながら、これからも推し進めて、真狩の農業がいつまでもトップを走れるように努力をしていきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。(向井議員「終わります。」)