みんなの議会

上富良野町議会 平成24年第2回定例会 2012年6月19日

(1)子どもたちの食育について/(2)上富良野高校について

2012年6月19日、上富良野町議会の一般質問で、一色美秀議員が「子どもたちの食育について」「上富良野高校について」について質問し、教育長 北川雅一が答弁しました。

質問者
一色美秀 議員
答弁者
教育長 北川雅一

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

会議録の目次ではこの議員の件名が 2 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は会議録の目次の表記です。

質問 10番 一色美秀

私は、さきに通告してございます2項目について教育長に質問をいたします。1項目め、子供たちの食育について。2005年に教育基本法が成立し、食を通し、生きる力をはぐくむ教育に重点が置かれ、食育を意識した体験学習が学校でもふえました。当町では、農業体験を授業に取り入れているのか。また、食育についてどのように取り組んでいるか、お伺いしたい― 34 ―と思います。2点目は、上富良野高校について。上富良野高校を進学者のニーズに合った高校にするため、中学生と保護者へのアンケートを実施してはどうか。また、生徒の多様な学習ニーズにこたえる 総 合 学 科 の 設 置 の 可 能 性 と 、 普 通 科 単 位 制 とフィールド制について検討してはどうか。以上の2点についてお尋ねいたします。よろしくお願いいたします。

答弁 教育長 北川雅一(教育長は2012年9月まで)

10番一色議員の1項目め、子供たちの食育についての御質問にお答えをいたします。近年、偏った栄養摂取、朝食欠食など、食生活の乱れや肥満、痩身傾向など、子供たちの健康を取り巻く問題が深刻化しており、食を通じて地域を理解することや、失われつつある食文化の継承を図ること、自然の恵みや勤労の大切さなどを理解することも重要となってきております。このような中、成長期にある子供たちが健やかに成長するための基礎を培うことを主な目的として、食育を推進しているところであります。学校における食育を意識した農業体験の取り組み状況につきましては、小学校4校、中学校2校すべて、小中学校において、総合学習、理科等の授業の中で、畑作体験、稲作体験を実施しているところであります。また、学校においては、毎年度、食に関する指導の全体計画を作成し、全体の指導目標、教科、特別活動においての実施目標を明確にした中で、食育を進めております。さらに、給食センターにおいても、町の食育担当者との連携による栄養指導や展示による食育活動のほか、学校栄養職員の小中学校訪問による給食指導なども行っているところであります。今後も食事の重要性、望ましい栄養や食事のとり方、食べ物を大事にし、食物の生産などへかかわる人々への感謝する心の育成など、子供たちが健やかに成長するための基礎を培うことができるよう努めてまいりますので、御理解を賜りたいと存じます。次に、2項目めの上富良野高校に関する2点の御質問にお答えいたします。1点目のアンケートの実施についてですが、町が実施主体となり、道立高校のアンケート調査を直接行う考えは持ち合わせておりませんが、北海道高校教育推進検討会議による、中学生、高校生及びその保護者と、道内に居住する20歳以上の男女を対象として実施しました高校教育に関する道民意向調査及び北海道美瑛高等学校が昨年実施しましたアンケート調査などを今後の参考として活用してまいりたいと考えております。2点目の総合学科設置の可能性と、普通科単位制、フィールド制の検討についてですが、北海道教育委員会が望ましい学校規模としている条件は、1学年4から8学級であり、それ以外については、多くても少なくても再編整備等を行うこととしており、上富良野高校が1学年1学級であるため、総合学科、普通科単位制、フィールド制の設置は難しいものと考えております。しかしながら、上富良野高校は、地域に根差した高等学校教育を通して人材をはぐくみ、地域経済を担ってきたばかりではなく、地元唯一の道立高校として、中学卒業者の進路においてもなくすことのできない高校でありますことから、本年9月までに高校に対する新たな振興策を、議員の皆さんにも御意見をいただきながら、進学者のニーズなどにも配慮した高校支援策をとり進めてまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りたいと存じます。以上でございます。

質問 10番 一色美秀

現在、四つの小学校と二つの中学校すべてで、畑作体験、また稲作体験を実施しているということでございますけれども、具体的にどの程度の農業体験なのか、お知らせ願えないでしょうか。

答弁 教育長 北川雅一(教育長は2012年9月まで)

10番一色議員の御質問にお答えをさせていただきたいと思います。先ほど申し上げましたように、体験学習、総合的学習、理科、技術家庭科等で実施をしてございます。まず、実施が各小学校については、1、2年。それから、江幌、東中については全学年を対象にしてございますけれども、上小につきましては、1年生で野菜づくり、自校の敷地の中で野菜づくりを実施してございます。それと、上小の5年生が体験学習でございまして、水稲バケツ栽培という授業をやってございます。西小につきましても、同じく1年生で野菜づくり、自校の敷地内で実施してございますし、5年生については、水稲栽培ということで、近くの水田をお借りして、子ども会と共催しながら水稲栽培を行ってございます。江幌と東中につきましては、全学年でございまして、野菜づくりは自校の敷地内で、それと、水稲栽培については、東中の方に御協力いただいて、水田を活用して水稲栽培をしてございます。それから、中学生につきましては、2年生の段階― 35 ―でやりますけれども、野菜づくりを自校の敷地内でやってございます。東中中学校につきましては、全学年、水稲栽培ということで、江幌、東中の子供たちと一緒に水稲栽培の農業体験を実施しているという形が計画の中でうたわれている状況でございます。以上でございます。

再質問 10番 一色美秀

再度質問いたしますけれども、現在るる説明いただきました農業体験によって、その程度ぐらいの農業体験で、実際に食、特に、命の糧だという実感が子供たちに植えつけられているものなのかどうなのか、再度質問したいと思います。

答弁 教育長 北川雅一(教育長は2012年9月まで)

10番一色議員の御質問にお答えいたします。先ほど申しましたように、食に関する指導の全体計画、各学校で組んでございます。今言われたように、どこまでやれば完全になるかというところも、微妙なところはございますけれども、学校の授業時間数の中で、最低限必要な部分というのは割り振りされてございますので、その範囲の中で、いろいろな部分で農業体験を実施させるという形でございます。小学校1年生から2年生、5年生、それから中学校までの動き方、この9年間の中にございますけれども、その全体の中で、やはり農業体験という部分を実施し、その指導に当たっていくという形をとってございますので、御理解を賜りたいというふうに思います。以上でございます。

再質問 10番 一色美秀

実際、私たちの年齢といいますか、特に、小さいころから、お米というものは本当にお百姓さんの88の手間をかけてつくっているのだと。米粒一つも無駄にしないで、残してはいけないというような教育を受けてきておりましたけれども、現在の子供たちは非常に、これは家庭にも原因があると思いますけれども、食というものが単なる物化して、軽んじられております。廃棄したり、食べ残しが助長しております。実際に子供たちが種をまいて、水をやり、肥料をやり、そして雑草を取りながら、そこに実際の実りを刈り取らせる、そういった汗をかいた喜びというものを実感させる。また、考え方の面でも指導を徹底していただきたいと思います。そのような形で、今後さらに突っ込んだ形の御指導をお願いしたいと思います。さて、昨年、私たち厚生文教の研修で石川県の内灘町を訪問いたしました。内灘町の西尾教育長さんなのですが、この方は、大リーガーの松井秀樹さんおじさんに当たるそうなのですが、大変興味深い話をお聞きいたしました。それは、食育にも大変かかわることなのですが、子供たちに勉強勉強と言っても学力はつかないのだと。まず、きちんとあいさつができ、さらに、食育を重点として、3度の食事をとることの大切さ、掃除、整理整頓、生活態度を正しく指導すること。これは、本来家庭でやるべきことなのでしょうけれども、今はできていないと。そのために2名の教師を独自で、町の予算で採用しております。そして、二つの小学校1年生の指導に当たらせております。生活態度がきちんとなれば、勉強しろと言わなくてもおのずと学力は上がってくると。当町も食育の問題を含めて、独自で教師を採用する、検討するような余地があるかどうかをお答えいただきたいと思います。

答弁 教育長 北川雅一(教育長は2012年9月まで)

10番一色議員の御質問にお答えいたします。お答えはできかねるかなというふうに思うのですけれども、意図とするところは十分にわかってございます。先ほど申し上げましたように、食に対する指導、農業体験、自分がみずから体を動かす部分についての御説明をさせていただきましたけれども、また、それぞれ各時間においてですけれども、いろいろ食に対する考え方、それから態度については、ふだんの授業の時間、先ほどもお話しさせていただきましたけれども、昼食の時間に先生から、やはりそういう部分の指導ですとか、いろいろな時間を通じて食に対する大切さというものは十分にその中で記憶として残ってございますので、そのほかにも給食センターの栄養士が行って、その時間を入れながら、また、あえて展示、それからいろいろな部分の栄養指導も実施をしているという状況でございます。私も食に対する重要性というのは十分にわかってございますけれども、なかなかほかの町村のような状況にはなりませんけれども、今現在の中の先生方の対応を図りながら、やはり食に対する部分を大切にしていかなければならないというふうに今、推進をしているというところでございますので、その点について御理解を賜りたいというふうに思うところでございます。以上です。

再質問 10番 一色美秀

私たち、本当に貴重な町― 36 ―税を使って研修旅行でございます。飲まず食わずと言ったらうそになりますので、当然自前で飲んで食べてきましたが、研修して帰ってきました。いい点があれば、これを見習い、実践してこそ町税が生きてくるのではないかと思います。食ということを真ん中に置いて、家庭と学校、そして地域のつながりを築いていくことが大変重要だと考えております。それでは、次の2項目めについて移らせていただきます。上富良野高校のアンケートの実施についてですが、高校教育に関する道民意識調査を参考とするので、町としてはしないという答えでございますけれども、その道民の意向調査は何年ごろにされたのでありましょうか。

答弁 教育長 北川雅一(教育長は2012年9月まで)

道の意向調査でございます。これにつきましては17年、今から7年前に調査されたものが、今、冊子として我々のほうに送られてきています。今ではないと思いますけれども、目についたところでございます。

再質問 10番 一色美秀

平成17年ですか、今から7年前。非常に私は驚きました。今現在、時代の流れが非常に速いテンポにある時代、二、三年前ならまだしもでありますが、7年も前の、しかも全道という非常に広い範囲の意識調査であります。どうして上富良野高校に具体的に当てはまるのでありましょうか。これは総論であって各論ではありません。また、美瑛高校はあくまでも美瑛高校であって、上富良野高校ではありません。大きな認識のずれに驚いております。町長は絶えず、私は現場主義だと。現場に当たって生の声を聞くことが最善だと言っておりますが、その趣旨に大きく外れてはいないでしょうか。

答弁 教育長 北川雅一(教育長は2012年9月まで)

10番一色議員の御質問にお答えをさせいただきます。まず、高校教育に関する道民意識調査、平成17年というお話をさせていただきました。これに基づいて、今、新たに北海道の新しい高校づくりという形の道の動き方をしてございます。それで、この動きの中での対応で我々も進まなければならないということの認識をしてございますので、17年のお話でございますけれども、これをもとにして、我々も対応していきたいというふうな考え方を持っています。それと、ほかの高校といいますが、ある程度子供たちの意向というのも、中身を見てみますと、そんに変わっている状況ではないのかなというふうに我々は認識してございますので、私たち、振興策を考える中では、これからこういう部分もきちっと活用しながら対応していける、そういうものが大事かなというふうに考えてございます。以上でございます。

再質問 10番 一色美秀

なぜ私、アンケート調査にこだわるかといいますと、二つの意味があります。一つは、子供たちのニーズを知ることなのです。これは、中学生だけでなくて、小学校の高学年、さらに、現役の上富良野高校生。先日、私は小学校6年生の子供に聞かれました。「おじさん、上高に射撃部はないんですか。自衛隊もたくさんいるのに、あったらいいね」、私、大変びっくりいたしました。どんな発想が出てくるかわかりません。ぜひアンケートを調査していただきたい。二つ目の理由は、アンケート調査によって、町民に関心を持ってもらうことなのであります。町民が、私たち大人が上富良野高校に注目して、関心を持ったら子供たちの見る目も変わってまいります。ぜひそのためにやっていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。

答弁 教育長 北川雅一(教育長は2012年9月まで)

10番一色議員の御質問にお答えをさせていただきます。先ほど申し上げましたように、上富良野町、1間口、なかなか実は厳しい状況でございます。40人入りたい、3学年あれば120名と単純にお話しされますけれども、なかなかその中での部活動云々というのは難しい状況でございます。我々もいろいろな部活を考えることも当然なのですけれども、なかなか今の傾向としては、そういう形もあります。私としても部活にきちっと入っていただけることが大事なというふうに思いますけれども、やはり親御さんの考え方、いろいろあると思いますけれども、やはり高校に入って、最終的に高校卒業して、将来どういうふうになるのかというところも、先の部分が全体の中のアンケート調査にも出てきてございますし、そういう状況と。やはり学力の合った高校に入りたいというところが、一番アンケートの中でもウエートを占めてきてございます。そういう状況の中で、我々もどういうふうに対応していかなければならないところを実施してございますので、そんなことも含めながら今後も進めていきたいというふうに思います。町民の方々に関心を持っていただくという話もさ― 37 ―れました。当然、PR不足かもしれませんけれども、これからも多く、そういう部分では広く対応していかなければならないというふうに、とり進めてまいりたいというふうに考えてございます。以上でございます。

再質問 10番 一色美秀

それでは、次に進みたいと思いますけれども、総合学科と普通科の体制、また、フィールド制についてなのですけれども、私も勉強したのですが、なかなかわかりにくい点がございます。皆さんも御存じだと思いますけれども、もしよろしければ、かいつまんで、それぞれについて説明をいただきたいと思います。

答弁 教育長 北川雅一(教育長は2012年9月まで)

私の知識の中で御説明をさせていただきたいと思いますけれども、まず、普通科の単位制でございますけれども、今は学年制が設けられてございます。1学年、2学年、3学年という形で高校を卒業していくと。普通科単位制になりますと、この3年間で学年制の単位を好きなときに自由に、3年間で習得して卒業していくという動きが、普通科単位制の動きでございます。あと、普通科フィールド制になりますと、1学年についてはすべての共通事項を学ぶことになりますけれども、2年生、3年生になりますと、それぞれの科目に必要な、特色ある教育、単位といいますか、そういうものをある程度、一塊ごとに授業を受けて、そして高校を卒業していく。要するに、最後に就職、それから進学に、自分の願うところに選考していくという形で組まれているようでございます。以上でございます。

再質問 10番 一色美秀

確かに、ちょっと私の調べた範囲なのですけれども、総合学科については、浦河の高等学校は、商業科目などを選択科目といたしまして、いろいろな資格を取るための教育をやっているという形でしております。また、いろいろな形で子供たちの選択肢がふえるわけでありますけれども、ただ、教育長の答弁にありましたように、あくまでもこれは1学年4から8学級がなければできないというような面、特に、上富良野高校のように1間口しかなければ難しいのだということがございます。ですが、何とか4学級にふやせるような方法はないのか。さらに、今現在、入学金ですとか修学旅行の費用の補助ですとか、各種国家試験の取得のための助成、留学も含めて、それぞれいろいろな形で取り組むことも一つの方法だろうと思いますけれども、これは絶対的なものではないのです。やはりあくまでも子供たちが希望する就職であり、そして大学の進学だろうと思います。さらに、自分の好きな部活動を通じて人間形成のできる環境が必要であります。こういった面に向けて、これは教育委員会だけではなくて、学識者、大学の教授、さらに我々議員、そして町民の皆さんで、全員で取り組まなければならないと思います。答弁書の中に、9月までに振興策を我々も含めて進めたいということがございますけれども、いつごろから始めているのか、また、具体的に現在進んでいるのか、教えていただきたいと思います。

答弁 教育長 北川雅一(教育長は2012年9月まで)

10番一色議員の御質問にお答えをさせていただきます。いろいろ振興策あるかと思います。本当に子供たちのニーズに合った形がベストにとれれば我々も最高でございますけれども、その中で、ある程度振興という部分で町が応援しなければならないという状況の中で、今、実は鋭意整理をさせていただきながら、7月に入りますと、まず所管委員会の方々にお話をさせていただいて、これでいいのかどうか、それに向かって、9月の段階で各学校が富良野地区等に、各学校を訪問しながら、こういう振興策もありますということで、実は9月までに各学校を訪問したいということを考えてございますので、そういう状況のところまで皆さんに御相談をしながら、また、それが了解いただければ、また御意見をいただいて進めたいというふうに考えてございます。今までもいろいろな振興策を実は実施してきたのですけれども、なかなか的を射ている部分もない状況でございますので、またこれからについてもどういう状況になるかというところが、我々も努力していかなければならない部分があるかと思いますので、何とぞ、またお知恵をいただきたいというふうに思います。先ほど言いましたように、フィールド制にしても総合学科にして、道としては、1学年4から8間口でございますので、今の上富良野高校としては、1間口やっと40人が来るか来ないかという状況でございます。またどんどんどんどん上富良野高校に向かってきてくれることになれば、また道のほうにも要請はしていかなければなりませんけれども、なかなか上川南学区自体でも子供の人口というのはかなり減をしてきているという状況でございますので、なかなか旭川までの南学区でございますので、難し― 38 ―い状況も実はありますので、何とか上富良野高校の存続をきちっと対応していきたいというふうに考えているところでございます。以上でございます。

再質問 10番 一色美秀

最後になりますけれども、できない理由を探さないでほしいのです。できる理由を探していこうではありませんか。ネガティブではなくて、プラス志向ですぐに事を始めなければ、上富良野高校は消滅してしまうような気がいたします。以上をもって、私の一般質問を終わらせていただきます。

出典:上富良野町議会 平成24年第2回定例会 2012年6月19日 議事録 PDF(39ページ) 間違いを知らせる