みんなの議会

上富良野町議会 平成23年第4回定例会 2011年12月14日

(1)教育費の増額について/(2)幼・保・小・中・高連携促進事業について

2011年12月14日、上富良野町議会の一般質問で、一色美秀議員が「教育費の増額について」「幼・保・小・中・高連携促進事業について」について質問し、教育長 北川雅一、教育振興課長 服部久和が答弁しました。

質問者
一色美秀 議員
答弁者
教育長 北川雅一、教育振興課長 服部久和

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 10番 一色美秀

私は、さきに通告してございました教育費の増額について、2項目、教育長に質問いたします。これからのまちづくりに必要な三つのキーワード、子供、文化、全員野球「人材を育て、誇れる文化をつくる。これに全員野球で取り組む」。人を育てることは、10年、20年のスパンではなく、50年、100年の計画が必要であります。これからの町の将来を背負って立つ子供たちの教育に対して、我が町の財政支援はまことに少ない。そこで、次の2項目について質問いたします。一つ、特別支援学級補助員配置の増員を。障害や問題を抱える児童生徒の適切な支援を行うために、すべての学校に補助員を配置し、児童生徒の個々のニーズに柔軟に対応すべきと考えるがどうか。2点目、幼・保・小・中・高連携促進事業について。未就学時から就学への円滑な引き継ぎが行われるよう、幼稚園、保育所(園)と小学校、中学校、高校が連携して、幼児と児童・生徒、保育士と教師・保護者の交流を通じての相互の理解を深め、幼児・児童・生徒に豊かな心と生きる力をはぐくむことを目的と考える。そのために、教育委員会が積極的にかかわり交流を深めるとともに、そのために十分な財源の確保を図るべきと考えるがどうか。以上であります。

答弁 教育長 北川雅一(教育長は2012年9月まで)

10番一色議員の教育費の増額に関する2点の御質問にお答えいたします。1点目の特別支援学級補助員配置の増員につきまして、特別支援学級児童生徒の個々のニーズに柔軟に対応するため、本町においても教員の配置基準による配置のほかに、マンパワーが必要とする学校に対して、町が雇用する非常勤嘱託職員を上富良野小学校、上富良野西小学校、上富良野中学校の3校に対して、それぞれ1名を配置して支援教育を取り進めているところであります。また、現在の特別支援学級数は、学校別に上富良野小学校6学級、上富良野西小学校3学級、江幌小学校1学級、上富良野中学校3学級、東中中学校1学級で、合計14学級となっております。すべての学校に特別支援学級補助員の配置をとの御意見をいただきましたが、今後におきましても生徒・児童の個々の状況を把握し、学校と協議の上、必要に応じて特別支援教育の充実を図ってまいりたいと考えております。次に、2点目の幼・保・小・中・高連携促進事業についてですが、近年、少子高齢化の進展や家庭、地域の教育力の低下など、子供を取り巻く環境の変化により生じたさまざまな課題が上げられます。それらを解決するために、幼保・小、小中、中高の連携が必要で重要となってきております。当町におきましては、連係事業として、小学校1年生が卒園した幼稚園・保育所に訪問し、成長の報告を行う園児と児童との交流事業、幼稚園・保育所・小学校の先生が一堂に会して行う研修会、小中学校の先生が組織する中1ギャップ検討委員会、中・高教員による相互の授業参観と交流を行う合同研修会を行うほか、子供のよさや課題を共有し、地域で子供たちの育ちを支援するスクラム策定委員会、特別な支援が必要な幼児・児童・生徒の情報の共有・支援に対する検討・協議を実施する特別支援連絡協議会のほか、幼・保・小・中各行政機関との連携など、それぞれの課題を解決するために横断的に連携し、情報交換、相互理解、検討協議などを進めているところであります。今後におきましても、さまざまな課題を解決するには連携が重要と考えており、教育委員会といたしましても積極的にかかわってまいりたいと考えております。また、事業を推進する経費については、必要に応じて予算措置を図っておりますので御理解を賜りたいと存じます。以上でございます。

質問 10番 一色美秀

現在、特別支援教育ということで、一般財源により551万円が支援されております。学校別に見てみたいと思いますが、小学校では、上富良野小学校が477名の児童数21学級、これに対して支援学級が6学級であります。嘱託の職員が1名。西小学校は155人、9学級、支援学級は3学級、これに対して嘱託職員は1名でございます。東中小学校、これは11人、3学級、支援学級はございません。嘱託職員もございません。江幌小学校13人、4学級、支援学級は1学級、嘱託職員はおりません。中学校では、上富良野中学校が300人、12学級、支援学級は3学級、嘱託の職員が1名であります。東中中学校は12名、3学級、支援学級は1学級で嘱託職員はゼロであります。以上の中で、14の学級に対して3名の嘱託職員ということでございますけれども、これで十分対応ができているかどうかお答えいただきたいと思います。

答弁 教育長 北川雅一(教育長は2012年9月まで)

10番一色議員の御質問にお答えいたします。今、議員おっしゃるとおり、特別支援学級それぞれ報告したところでございまして、そのほかに教職員の配置基準がございまして、小学校であれば1学級に対して配置数が1名、それから3学級になれば4名という教職員が基準の中で配置されます。中学校につきましては、2学級であれば3名の教職員が配置するという状況になってございまして、必要に応じて我が町から学級数に応じて1名の現在の中で上富良野小学校、上富良野西小学校、上富良野中学校という形で、町独自の政策として配置をしているという状況でございます。町の職員だけが特別支援学級に配置をしているという状況ではございませんので、あくまでも教職員の先ほど申し上げました配置数に基づいて、プラスという形で学級を運営している状況になってございます。以上でございます。

質問 10番 一色美秀

そんな中で、各学校のほうから要求といいますか、不足だというような要望が出ているかどうかなのですが、いかがなものでしょうか。

答弁 教育長 北川雅一(教育長は2012年9月まで)

10番一色議員の御質問でございます。学校と協議をしながら、その学級数に応じながら、子供数も各学級について、最大多くても上富良野小学校で5名という、情緒の分ございますけれども、いろいろと学校の状況を踏まえながら調整して、この人員で、今、学校運営をしているという状況でございます。特に少ないという話は出てきている状況ではございません。以上です。

質問 10番 一色美秀

学校の要望がないからということで、3名でよしとしてはいけないのではないかと思うのですが、例えば、今現在、上富良野中学校では保健室に相談に来る生徒が大体年間に900件近い相談が寄せられております。現在、学級担任と養護教諭、心の相談員が不登校だとかいろいろな障がいについて取り組んでおりますけれども、十分ではないと。教師全員が取り組まなければならないような現状にあります。現在は、障がい者というのは切り離して教育するのではなくて、普通の一般の子供たちと一緒になって教育をしていくと。障がい者ではなくて、違った能力を持った子供たちなのだという、そういった中で理解し合いながら、助け合う教育が求められております。そのために、非常にきめ細やかな指導が必要なのであります。やはり、町の雇用した職員を、専門職員をより増員して積極的に配置して改善しなければならないと思いますが、その考えはあるかないかお伺いしたいと思います。

答弁 教育長 北川雅一(教育長は2012年9月まで)

10番一色議員の御質問でございます。今、特別支援のお話から保健室登校の子供たちの状況にお話が変わった状況でございますけれども、特別支援についてはそういう対応をさせていただいてございます。それと、保健室登校の関係につきましても、心の相談員等いろいろ我々も配置をさせていただきながら対応している状況でございます。何とか一人でも不登校ですとか、そういう関係の状況を少なくしていきたいというような状況でございますし、それぞれ子供たちの状況に応じて対応していかなければならないというのは現実的にございます。そういう中で、以前には養護教諭2名という時代もございましたけれども、今現在では1名で対応している状況でございまして、今後ともそういう状況であれば、また学校とも相談をしながら、どういう形で子供たちにかかわりを持っていくかということを十分に協議しながら進めたいというふうに考えてございます。今の段階の中で、そういう状況である― 62 ―ということだけ御理解を賜りたいというふうに思います。以上でございます。

質問 10番 一色美秀

以前、私が教育実習で指導いただいたベテランの先生の言葉なのですが、先生というのは本当に子供一人一人の資質を見きわめて、長所、短所を見つけるということは非常に難しいと、大変時間がかかるものであると。しかしながら、子供たちは瞬時にして、その先生のよしあしを見抜いてしまうのだと。大変教育というのは難しくて、忍耐と時間のかかるものであると。その辺お話がありましたけれども、現在、各学校の先生方、非常に20代の若い先生が多くなっておりますけれども、30代後半とか40代の経験のある中堅の先生が少なくなっております。そこで、次の2点についてお尋ねしたいのですが、教育に対して挫折したり、閉じこもって休職中の教師がこの上富良野にいるかどうか教えていただきたい。2点目は、それぞれの地域とか学校に合った適正な教師の採用に努力をしているか。経験とか年齢のバランス、そういったものに対して教育委員会としての考えをお伺いしたいと思います。

質問 10番 一色美秀

それでは、町長にお伺いしたいのですが、現在の質問にあります教育費の増額についてでありますが、現在、一般会計が62億4,000万円ほどございます。この予算に対して、教育費は3億1,800万円、わずか全体の5%にしか見ておりません。生み育て、就学とトータルで判断してほしいと。財政抜きで政策がないという町長のお考え、他町村とはそう遜色はないとの意見でございますけれども、本当に将来の我が町を支える子供を育てることがこれでできるのか。金さえかければいいというものではございませんけれども、しかし、教育とは、よき指導者であり人材が必要なのです。そのための人材に多くの投資が必要であります。現状の予算では、上富良野を担う子供たちの本当の将来は見えてきません。何かしっかりとした教育に対する町長としてのビジョンがありますか、お伺いしたいと思います。

答弁 教育長 北川雅一(教育長は2012年9月まで)

私のほうから、10番一色議員の御質問にお答えをしたいというふうに思います。教職員それぞれ100名弱の上富良野町の公立学校の先生方が、今、一生懸命取り組んでいただいて、議員各位の皆さんも御存じのとおり、礼儀正しくあいさつもできる、その中ですくすく上富良野町の子供たちが育っているという状況を見て、我々も安堵しているところでございます。そういう方向、学力的なものもいろいろ状況的にはございますけれども、お互いに精査しながら将来に向けて上富良野町を育てていくということが一番我々も願うところでございますので、それらを含めながらお互いに、学校、家庭、それから地域との連携を含めながら、子供たちを町全体で育てていくというのが我々の考え方でございますので、そういう意味でも今の状態の中で最大限の努力をさせていただいているという状況でございますので、今後ともそういう形で進めていきたいというふうに思うところでございます。以上でございます。

質問 10番 一色美秀

それでは、2項目めに移りたいと思います。幼・保・小・中・高連係促進事業についてでありますが、次の3点について具体的に教えていただきたいと思います。まず1点目は、幼保・小学校への取り組みについて。2点目は、中1ギャップ検討委員会がありますが、この取り組みについて。3番目は、中高の取り組みについて具体的にお話をいただきたいと思います。

答弁 教育長 北川雅一(教育長は2012年9月まで)

10番一色議員の御質問にお答えをしたいというふうに思います。先ほど申し上げましたように、あくまでも小学校に入学、幼稚園、保育園の教育からスムーズに小学校に移行するという状況でございます。その対応として具体的に、やはり先ほど申し上げましたように、幼稚園に訪問したり、いろいろ活動している内容を子供たちに直接見せるような状況で対応しているところでございます。それと、中1ギャップの関係でございますけれども、これについても中学校の先生が小学校に訪問し、子供たちの様子をうかがいながら、子供たちに応じた中学校への対応を図っていくという話で、その検討委員会でさまざまな協議をされているところでございます。中高に係る授業参観でございますけれども、これ― 63 ―につきましても上高をオープンにして、その授業内容、それから中学生が上高に行って授業内容の参観、並びに部活動のほう、いろいろな活動内容を先輩方との交流を踏まえながら対応しているというところが具体的な内容というふうになっている状況でございます。以上でございます。

質問 10番 一色美秀

幼稚園から保育所、そして小学校の取り組み、そして中学校との交流、いろいろな意味において、これは本当にお金ではない、お互いの親密な関係の中で取り組んでいらっしゃるすばらしい取り組みだと思います。ただ、中高との取り組みについて具体的に見てみたいのですが、いま一つ足りないのではないかと。現在、上富良野高等学校教育振興会補助といたしまして、23年度に352万2,000円という予算をつけられてやっておりますけれども、その中で、各中学校との交流会、これは生徒と書いてありますが、約4万円。それから、体験入学、中学校向け活動宣伝費ということで13万5,000円、それから、入学準備金といたしまして1名に約2万円、今年度は54万円、約27名の助成をしております。さらに、学力アップ対策ということで、今年度から100万円の予算を組まれてやっておりますけれども、交流会の生徒の4万円と体験入学の13万5,000円、この2点について少し具体的にお話しいただきたいと思います。

答弁 教育振興課長 服部久和(教育振興課長は2012年9月まで)

10番一色議員の御質問にお答えいたします。各中学校との交流会につきましては、これにつきましては体験入学という形式で、バス等を借り上げの経費を計上しているものでございます。それと、13万5,000円の体験入学、中学校向け活動費及び宣伝費につきましては、まず、中学校に向けてPR用のポスター等の経費、あと、体験入学というのはバスの借り上げ、先ほど申し上げましたけれども、それ以外の諸経費をこちらのほうに計上しております。体験入学ですので、高校のほうに中学生が出向いて、授業等を参観するということと、あわせて高校生と交流を図るというのが授業の内容となっております。以上でございます。

質問 10番 一色美秀

非常にいろいろな面で助成をしています。予算的にも本当に交流がなって、上富良野高校のPRになっているのかどうなのか、非常に疑問に思う点がございます。入学費の助成なども確かに必要だと思いますけれども、現在、上富良野中学校の生徒が約100名、3年生がおります。そのわずか3分の1も入学されていないということ、ここに大きな問題があると思います。子供たちが、どんな上富良野高校なら行きたいのか、これが大きなポイントではなかろうかと思います。こういった中で、むしろ逆に中学生の子供たちにアンケートをとったらいかがなのでしょうか。例えば、さらに勉強したい人がいれば、一流大学でも合格できますよと、専門職のいろいろな資格を取れますよと、そして就職も大丈夫です。なおかつ、好きな部活動で活躍もできます。例えば、野球、陸上、吹奏楽等。そのような中で、何か魅力がなければ本当に子供たちは入ってこないのではないか。いかに上富良野高校を存続させるかも含めて、むしろこの点にもっと大きな重点を持って、予算を持って取り組まなければならないのではないかと思います。そのための、何かプロジェクトチームをつくるような構想があるや、なしやをお聞きしたいと思います。

答弁 教育長 北川雅一(教育長は2012年9月まで)

一般質問からちょっと違うような話になってきたような感じがするのですけれども、我々も道立高校の位置づけの重要視も考えてございますので、そういう意味でいろいろなアイディアを出しながら、上富良野高校へ魅力あるものを発信している状況でございまして、どれが決め手という状況はございませんけれども、アンケート調査の話をしましたけれども、なかなか子供たちが今選ぶ高校という部分につきましては、かなり拡大されてきている状況でございまして、実は、上川南学区、旭川から南富良野までの学区自体が大幅に広がったという状況もございますので、そういう状況の中で何とか我々も振興会を通じながら、上富良野高校の位置づけを最大限図っていきたいというふうに、今、鋭意努力をしている状況でございます。そういう状況の中で、なかなかこれという決め手は実はないわけでございまして、何とか地域の方々の連携を含めながら対応していきたいということで、今、模索の段階で進めている状況でございます。そういう状況ということで、答弁にかえさせていただきたいと思います。以上でございます。

質問 10番 一色美秀

少し趣旨から外れたような質問になって申しわけないと思いますが、ただ、学校の連携について、何としても教育の問題として上富良野高校を存続させながら、やはりその点に大きな力をつけていただきたいという思いでありま― 64 ―す。そのために、大きなさまざまな英知を集めて取り組んでいただきたいという思いからであります。そのことで、以上、私の質問を終わらせていただきます。大変ありがとうございました。

出典:上富良野町議会 平成23年第4回定例会 2011年12月14日 議事録 PDF(66ページ) 間違いを知らせる