みんなの議会

上富良野町議会 平成23年第2回定例会 2011年6月22日

(1)防災体制について/(2)消防力の強化について/(3)福祉避難施設について/(4)住民票の発行について/(5)公契約制度について/(6)給食センターについて

2011年6月22日、上富良野町議会の一般質問で、米沢義英議員が「防災体制について」「消防力の強化について」「福祉避難施設について」「住民票の発行について」「公契約制度について」「給食センターについて」について質問し、町長 向山富夫、防災担当課長 伊藤芳昭、教育長 北川雅一が答弁しました。

質問者
米沢義英 議員
答弁者
町長 向山富夫、防災担当課長 伊藤芳昭、教育長 北川雅一

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

会議録の目次ではこの議員の件名が 6 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は会議録の目次の表記です。

質問 5番 米沢義英

私は、さきに通告してありました点について、町長及び教育長に質問いたします。第1番目には、防災体制の強化についてお伺いいたします。東日本大震災が発生してから3カ月が過ぎました。巨大地震と津波の上に福島原発事故の被害が加わり、多くの人たちが犠牲になり避難生活を余儀なくされているという状況であります。また、今、多くの地元の人たちが新たな復興に向けて、そしてまた、関係機関の協力体制が始まっております。今回の震災においては、改めて防災とは何か、人の命をどう守るのか、地域のコミュニティーをどう育てるのかという点でも問われている、さまざまな課題も明らかになってきています。町においては、十勝岳等の噴火や地震、火災、また洪水などの自然災害に対するふだんからの対応の強化が改めて求められていると同時に、防災対策そのものの見直しも見直さなければならないと考えています。物資の供給体制、あるいは電源が切断された場合の対応、また、飲食等の供給体制などなどさまざまな課題があると考えています。また同時に、一部の避難施設等においては耐震化、あるいは消防、庁舎を見ても耐震化が全くなされていないという状況があります。災害本部が倒壊しては、司令塔が倒壊してはその機能を発揮することができません。そういう意味では、きちんとした対応が求められていると考えられます。さらに細かく点検すれば、多くの課題がまだまだあります。そういう意味では、災害に強いまちづくりをどうつくるのか、これが町にも求められており、防災対策、そして計画そのものも見直さなければならないと考えています。一つ目に伺いたいのは、災害に強いまちづくりを推進する上で、一つ、災害対策本部となるべき庁舎や消防署、あるいは避難所となる小中学校及び公共施設、病院、福祉施設。二つ目には、ライフラインである上下水道や電力のバックアップ体制、通信体制、橋梁や堤防などの土木構造、これらの耐震化の再検討と今後の対応が求められていると考えますが、この点についてお伺いいたします。二つ目には、今回の震災被害の教訓を受けて、上富良野町における災害対策の総点検を行い、また同時に、上富良野町の防災計画そのものを再検討する必要があると考えますが、この点についてお伺いいたします。次に、消防力の強化についてお伺いいたします。上富良野町においては、十勝岳などの噴火を想定した災害計画、あるいは地震、あるいは洪水に基づ― 70 ―いた対策計画が立てられております。災害はいつ押し寄せてくるかわかりません。そのためには、ふだんからの備えが何よりも大切です。また同時に、初動体制のおくれがあっては、救出できる被災者まで救出できなくなるというおそれがあります。救助体制の強化のためには、何といっても消防力の強化は欠かせないと考えています。しかし、富良野圏域と上富良野町における消防職員数は、国の基準を大幅に下回っているという状況であります。以上のことを踏まえて、消防職員数と消防車などの体制、国の基準数、町の消防職員数について、現状はどのようになっているのかお伺いいたします。次に、福祉施設について伺います。自然災害等においては、高齢者や障がい者など体の弱い人たち、子供たち、こういう人たちをどう守るかということが求められてきます。そういう意味では、避難誘導と避難施設の確保は絶対欠かせない大きな問題であります。上富良野町の計画では、この点の高齢者や障がい者、体の弱い人々に対する避難施設における明確な計画というものはまだ持っておりません。避難施設については、一時確保をしたとしても、その後の支援体制は明確に定まっておりません。各地では、福祉避難施設の指定も行っているところでありますが、上富良野町においては福祉避難施設の指定は1カ所もないというのが現状であり、早急にこの点でも整備と指定をすることが大切だと考えますが、今後の対応についてお伺いいたします。次に、住民票の発行についてお伺いいたします。住民票の発行については、公共施設等が基本となっております。一部自治体では、最寄りの公共施設や郵便局等、あるいはコンビニなども利用して、住民の利便性を考慮した中で住民票を発行する自治体も出てきておりますが、町において今後の対応についてお伺いいたします。5番目に、公契約制度についてお伺いいたします。この間、少なくない自治体では、貧困と格差の拡大や官製ワーキングプアが社会的な問題となった現状の中で、自治体と事業者、下請業者等の間における良質な仕事の確保や賃金の確保、地域での資材の調達などを目指して、町としての公契約制度を結ぶ条例をつくる自治体が出てきておりますが、この間の質問に対しては、まだ明確な答弁がなされておりませんが、どのように考えておられるのかお伺いいたします。次に、6番目には給食センターの問題についてお伺いいたします。富良野圏域における給食センターの位置づけは、将来的には富良野の給食センターに統合するというのが計画に載っております。今、多くの自治体で食中毒や災害時における食料の確保、こういう問題をどうするかということが課題になっております。万が一、災害が起きた場合に備えて、1カ所という点になれば、またその被害のリスクは拡大し、必要最小限に食いとめるという点でも、給食センターの統合の見直しは絶対必要だと考えますが、この点に町長及び教育長の見解を求めます。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

5番米沢議員の御質問にお答えさせていただきます。なお、2項目めの消防力の強化につきましての御質問につきましては、担当課長より答弁をさせていただきます。まず、1項目めの防災体制に関する2点の御質問にお答えいたします。1点目の耐震化等に関する御質問ですが、公共施設等につきましては、平成21年2月に上富良野町耐震改修促進計画を作成いたしまして、学校など利用形態の区分ごとに面積や階層による一定の施設規模を超える特定建築物について耐震化を図るべく検討を行い、早期の改善を図ってまいりたいと考えております。また、上下水道等につきましては、更新計画による更新時には、耐震性を持った設備に切りかえを行っており、引き続き計画的に整備を進めてまいります。なお、電力や通信インフラ等につきましては、それぞれの事業者において対応されるものと理解をしております。さらに、橋梁等につきましては、今後調査を行った上、その結果に基づき検討させていただきたいと思っております。また、これらの中には、町単独での取り組みにはかなりハードルの高いものも想定されますことから、今後、国などの制度活用や要望を行いながら改善が図られるよう努めてまいります。2点目の防災計画の再検討につきましては、さきの議員にも答えさせていただいているとおり見直しも必要と認識しておりますので、今後、研究検討を進めてまいりたいと考えております。次に、3点目の福祉避難施設についての御質問にお答えいたします。まず、避難所の指定につきましては、災害時の住民等の安全を確保するため、現在、洪水、火山、その他の災害に応じて町内53カ所を避難所として指定しております。町でも、高齢者、障がい者のほか、妊産婦、乳幼児、病弱者等で避難所での生活に― 71 ―支障を来すため、避難所生活において何らかの特別な配慮を必要とする方々がふえてきていることを認識しております。福祉避難所について、その指定には一定の条件や機能が必要でありますので、当面すべての要件を満たさないまでも、それに近い機能を有すると思われるラベンダーハイツ、保健福祉総合センター、また社会教育総合センターにおいてそのような対応を図ってまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りたいと存じます。次に、4項目めの公共施設、コンビニ等での住民票発行に関する御質問にお答えいたします。就労、生活形態などの多様化に伴いまして、住民票を最寄りの公共施設やコンビニなどで交付できるシステムの導入は、住民サービスの向上にもつながるものであると理解をしております。しかし、その初期費用及び維持管理費用は極めて多額であり、今後の研究課題とは思いますが、当面は窓口サービスの向上について実現可能なものから取り組んでまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りたいと存じます。次に、5項目めの公契約制度についての御質問にお答えいたします。公共工事の入札及び契約に関しては、談合事件や収賄事件等が後を絶たない現状を受け、より入札の透明性の確保や公正な競争の促進、適正な施工の確保、不正行為の排除の徹底などが強く求められております。このような背景の中で、公契約制度は議員御質問にもありますように、自治体と事業者間で良質な仕事の確保や労働者の賃金確保のために契約を締結する制度であり、全国の一部自治体において公契約条例を制定している現状にあります。町といたしましては、現在のところ条例制定の考えはありませんが、公契約の趣旨を尊重し、上富良野町発注工事に係る元請・下請適正化指導要綱を平成21年12月1日から施行し、関係業界にも周知するなど、公共工事における適正な労務管理について指導を行っているところであります。また、特に労務提供型の委託契約につきましては、最低制限価格を引き上げるなどの配慮を行いながら、過度なダンピングが生じないような措置も講じているところであります。今後におきましても、指導要綱の徹底に加え、労働契約の基本となります労働基本法、最低賃金法、建設業法などの関係法律の遵守について適切に指導してまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りたいと存じます。給食センターにつきましては、教育長のほうからお答えさせていただきます。

答弁 防災担当課長 伊藤芳昭

5番米沢議員の2項目め、消防力の強化に関する消防職員数と消防車両台数についてお答え申し上げます。上富良野消防署に確認したところ、平成23年4月1日現在、消防職員数は国の基準で245名でございます。富良野広域連合といたしまして245人、現有人数につきましては122人、充足率は49.7%でございます。上富良野消防署といたしましては、国の基準77名、現有人数28名、充足率36.3%でございます。続きまして、消防車両台数について説明申し上げます。国の基準では、富良野広域連合24台、現有台数は20台、充足率83.3%でございます。上富良野消防署といたしましては、国の基準6台、現有台数3台、充足率50%でございます。以上でございます。

答弁 教育長 北川雅一(教育長は2012年9月まで)

5番米沢議員の6項目め、給食センターに関する御質問に私のほうからお答えをいたします。議員御承知のように、平成21年4月1日から、上富良野、南富良野、富良野地区の三つの給食センターが広域連合に移行し、安心・安全でより充実した給食の提供を基本として運営を始めて3年目を迎えているところでございます。給食センターの今後の対応についてでありますが、移行期の平成20年1月に策定した学校給食を広域連合に移行する基本方針に基づき、平成25年度までに施設の一本化に向けて富良野広域連合において協議、調整を進めているところであります。このことから、現在のところ再検討に対して回答する状況に至っていないことを御理解いただきたいというふうに思います。以上でございます。

質問 5番 米沢義英

防災の体制についてお伺いいたします。防災といっても広くありますが、まず、きのうの質問でもありましたけれども、上富良野の消防本部、その庁舎等は耐震化の構造に至っておりません。そういう意味では、また同時に避難指定されている施設もあります。そこもよく見ますと耐震化になっていない避難施設であったりだとか、そういうところもたくさんあります。そういう意味では、耐震化促進のための計画をきちんと全体で見直すということが必要になってきているというふうに考えます。― 72 ―そういう意味では、この点、町長は今後の計画の中でどのように位置づけられて実行計画を持とうとされているのか、お伺いいたします。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

米沢議員の防災に対します、特に耐震化についての御質問にお答えさせていただきますが、このたびの3.11の大震災の状況を見るにつけ、防災計画のあり方、とりわけこの地方におけまして想定できることといたしまして、耐震化等については非常に重く受けとめなければならないというふうに理解をしております。現在、促進計画を持っておりますけれども、今の現計画のままでいいのかどうかということは、これはしっかりと検証しなければならない課題だというふうに理解をしております。そういう意味におきまして、今、防災計画全体の中も含めまして、特に避難場所と指定をしているようなところを重点的に、今後どのように耐震化に向けて取り組んでいけるのか、検証を進めてまいりたいというふうに考えております。以上でございます。

質問 5番 米沢義英

そういう耐震計画を見直すということが、今回の震災等において大変大きな課題になってきております。そういう意味では、いつまでにこれをどういう方向で実行するのかという詳細な計画を早期に立てる必要があるというふうに思いますが、今、答弁の中にはそういうものも含めた計画をいつまで持つのかという点では、そこら辺はどう対応されるのかお伺いいたします。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

米沢議員の御質問にお答えいたしますが、促進計画を見直し、さらに、実際、実施計画をどのように持つかということにつきましては、この場で時期を明示することはできませんが、いずれにいたしましてものんびりと構えておられるものではないという認識は持っておりまして、加えて、それらの計画を促進するに当たりましては、財政計画がしっかりとあることが前提となってまいりますので、総合的にしっかりと皆さん方にお示しできるようなものの見直しを進めてまいりたいと考えておりますので、御理解いただきたいと思います。

質問 5番 米沢義英

やはりライフラインと電力も含めて通信体制もあります。消防での本部体制をとった場合に、いろいろな通信等の電力源が必要になってくるかと思いますが、この点で問題だと考えているのは、消防にある電力源では十分賄えないという実態があるというふうに思いますが、この点はどのようにお考えですか。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

米沢議員の御質問にお答えさせていただきます。電力の確保につきましては、現在、自家発電装置を消防のほうで設備しておりますけれども、これは役場の本庁舎のほうに供給するというようなことを想定されていないことから、消防の部分についての電力供給は確保されるものかと思いますが、本部機能は、現在、消防のほうに設定することを想定しておりますので、本庁舎のほうにどういうような必要があるのかということは、実務をしっかりと詰めて、今後のあり方についてまた検討して、皆さん方にそのあり方について御説明されていただく機会をいただきたいと思っております。以上でございます。

質問 5番 米沢義英

いっとき電力が足りなくなったという話も聞いておりますので、そういうことも含めて、やはり現状のシステムの洗い直しというのがどうしても必要だというふうに考えています。例えば、避難施設の指定になっている老人ホームや、医療で言えば病院などがありますが、病院で言えば7時間余りだそうですが、老人ホームでしたら4時間余りの電源確保。そのほかに避難施設はありますが、そういった非常電力源がないところもたくさんあります。これはどうするのかということも含めた中での検討というのも当然必要だというふうに思います。万が一、富良野圏域で地震等が起きた場合、そういうことも含めて防災計画の中には地震も起きると。しかし、確率としては低いけれども、震度5から6ぐらいの地震も起き得るのだということが書かれております。そういうことも含めた自治体ですから、万が一に備えたこういった体制づくりというのは当然必要だというふうに考えておりますが、この点、もう一度明確に答弁していただきたいと思います。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

米沢議員の防災にについての御質問にお答えいたします。公共施設等の対応につきましては前段お答えさせていただきましたが、今お尋ねいただきました避難所の電源確保、これらにつきましては、避難所の中には公共施設ではない民間の施設もございまして、それらの電源の確保状況がどういうふうになっているかということは、今、私の知り得る範囲内では把握できているかどうかお答えしかねますが、しか― 73 ―し、想定の中では、きのうは想定の話題も出ておりましたけれども、仮に大きな災害が起きまして、この地で、この富良野エリアで被災がなくても、途中の送電システムにトラブルが起きれば、当然ここも電源供給が絶たれるわけでございますから、そういう場合もあり得ますので、この電源の確保等につきましては、残念ながら今まで十分な経験を持ち合わせていないことから、今回の地震を教訓にしっかりと上富良野町でどうあるべきかということを詰めていきたいというふうに考えております。また、通信等のインフラにつきましても、通信の確保につきましては、我々素人ではなかなか取り組めるものではございませので、ただ、消防の関係だけについて私が思い浮かべる範疇で申し上げますと、例えば衛星を介しての携帯電話だとか、そういったことの備えは、今後、検討課題になってくるのかなというふうに考えております。以上でございます。

質問 5番 米沢義英

町の防災計画全体は、確かに風水害や地震も十勝岳の噴火も書かれておりますが、総体的には上富良野町だけで起きた場合の想定であって、町長おっしゃったように、富良野圏域や近隣の町村で起きた場合の被害の想定というものは余り明確にされていない部分があり、そういう意味では、いつどこでどういう災害が起きるかわかりませんので、過度にそういう問題を広げて心配するということではないにしても、そういったバックアップ体制や人の命を守る、この点からの災害に対する対策というのは絶対必要だと思います。この防災計画を見てみましたら、給水の確保はどうするのかという問題、食料の確保はどうするのか、医療の確保はどうするのかという問題で、町立病院に薬品の備蓄があるのかといったら、ありませんという話で、ほかの薬局などでもそういった対応が本当になされるかというと問題があります。給水においても上下水道班が確保するということになりますが、この班がまた現場に出向いた場合、そういった体制がとれるかという問題があります。きのうもありましたけれども、福祉協議会が物資の供給体制を振り分けするということになりますと、そういった福祉協議会の位置づけがどういう位置づけになっているのかということも、この防災計画には出てきておりません。そういう意味では、そういうもろもろの計画の見直しというのが、当然図らなければならない課題がたくさん、今回改めてお互いに課題の共有を指摘したいと思うものですから、こういう質問をしておりますが、この点はどういうふうに認識しているのか、もう一度確認したいと思います。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

米沢議員の防災対策についての御質問にお答えさせていただきます。まず、冒頭申し上げておきますが、防災計画の見直しが必要であるということは、まず申し上げておきたいと思います。その中で、防災計画を見直す中で、今、議員からもお話ございました日常生活を確保するための方法、あるいは電気、水道、そういったインフラの部分もあります。さまざまな課題となるであろう、対処しなければならないであろうというもの、それぞれ現場計画を見直す中で、いろいろな想定できるものを拾い上げまして、それが緊急に対応を要するもの、さらには近年中に対応しなければならないもの、あるいは将来の備えとして一定程度の時間をかけながら整備をするもの、そういったものをしっかりとまず現実を見つめ直して、将来に向けてどうするかということの組み立てがまだなされておりませんので、議員がお話のような部分を含めました見直しを進めてまいりたいというふうに考えておりますので、御理解いただきたいと思います。

質問 5番 米沢義英

ぜひそういう体制を早急に見直しして、着手していただきたいというふうに考えております。次に、消防力の強化という問題についてお伺いいたします。今、担当課長も答弁しましたが、富良野圏域の消防職員数は49.7%です。上富良野町の消防職員数はさらに低くて、77人に対して現有数が28人という形になっております。これは何をあらわしているかということになれば、1人2役も3役も5役も6役もやっているという形になります。確かに財政力の問題があって、なかなか充足できないという問題もあるかというふうに思います。また同時に、富良野圏域の連合体ということもありますが、しかし、自賄いという形もとっておりますので、その中でどれだけ消防力を高められるかどうかということも、各自治体では今問われているというふうに思います。北海道全体の消防力、消防職員の状況を見ましたら、下から数えたほうが早いという、そういう職員数になっているというのが現状です。私は、こういうときに、町長は今後、ただ財政がないというだけではなくて、地域の安心・安全を守るそういう立場からも、こういった広域連合全体の見直しとあわせて、この上富良野町の消防職員数や消防車両数の見直しというのは、課題の一つとして― 74 ―上げて当然しかるべきだというふうに考えておりますが、この点、町長どのように考えておられるのか。全く不足だというふうに私は思いますが、この点どういうふうに考えておられるのかお伺いいたします。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

米沢議員の消防力についてのお尋ねにお答えさせていただきたいと思います。先ほど担当課長のほうから充足率等について、上富良野署、さらには広域連合の数値をお示しさせていただきましたけれども、国が示しております基準につきましては、議員御案内だと思いますが、これは全く無視するものではございませんが、国が机上でそれぞれの係数を用いてはじいた数字が、今ここで述べられております車両数であり、人数であるわけでございまして、特に充足率というものの定義につきまして、これを満たさなければならない、あるいは充たす必要があるというような、そういう定義づけられたものではないというふうに伺っておりまして、できれば高めてほしいと、高めることが望ましいというふうに理解していただいていいということで、消防のほうからはお話を伺っているところでございます。であるから軽んじていいのかということとは全く別でございまして、限られた財政の中で住民の安心・安全を守るということは、すべてに超越して優先されるべきものだというふうに理解しておりまして、そういった財政の状況と、一方では十分な体制を整えなければならないというようなことから、広域連合というものができてきたというふうに理解しておりまして、そういうお互いに補完し合うことによって、3分の1でありましても、3分の1が3カ所集まることによって100になるわけでございますから、今後そういうようなことで、広域連合の本来の意義を、役割をしっかりと果たすことによって、国が示しております充足率に近づけるような、そういう努力はしてまいりたいというふうに考えております。以上でございます。

質問 5番 米沢義英

国の基準で机上の論議だということにはならないことで、町長おっしゃいました。私が述べたいのは、広域連合の49.7%よりも低いのですよ、町長。全道的には71%平均ぐらいになっています。それからも低い。先ほども前段で述べましたけれども、活断層だとか災害が何らかの感じで一気に起きた場合、これはどうするのかという問題になります。自分たちのところで避難、誘導、あるいは被災者の支援体制がやっとで、それでは手が回らないという話があります。それで、上富良野町は自衛隊だとか近隣の計画も立てているけれども、これとて分散される可能性もあるわけですから、そういうときにどうするのかということは、必要最小限自賄いでできる防災体制の強化というのは、町長必要だと私は考えています。そういう意味では、もっと充足率を早目に引き上げるべきだというふうに思いますが、この点どうですか。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

米沢議員の御質問にお答えさせていただきます。充足率にこだわるわけではございませんが、十分な体制を整えるということは、これは永久の課題であると思います。現在、上富良野町の中において、上富良野署の中において現有の人数で災害時に対応できるかということの理解に対しましては、これは先ほども申し上げましたように、広域連合等が一つの組織として動くわけでございますし、あるいはそれを補完していただく自衛隊の方々の部分、あるいは消防団員の機能と、そういったものを重層的に組み立てた中で、さらに十分な上富良野の町民の皆さん方の安心・安全を保つために、不安を抱かざるを得ないような状況だということが、今後さまざまな機会を通じて検討していく中で生じてくるようなことがあれば、これは皆さん方に充実をしていくような方向に向けての御相談も申し上げますが、今まだそういう検討に入っている段階でもございませんし、それらの推移につきまして、今、断定的に申し上げられませんが、今後そういうような議員からお話ありましたようなことに、地域として、地区としてこたえていけるような体制になっているかどうかということは検証させていただきたいと思います。

質問 5番 米沢義英

全く物事を正面から見ない態度だと私は思うのです。福島原発においても、そういうことは起き得ないということで起きたわけですよ。そういう意味では、いつ何どき自然災害というのはどういう形で起きるかわかりません。そういう意味では、きちんとした早急に消防職員数を引き上げるということは絶対必要です。例えば、これは総務省の消防庁の消防力整備指針というのがありまして、そこの第1条の趣旨の中には、そういった災害予防、緊急業務、人命の救助、こういったものに対応した消防職員数の人員が定められているのだということが大まかに掲げられております。そういうことからしても、やはりこういった消防職員数をふやすということは、私は何ら問題― 75 ―はない、災害時に備えた体制力をふだんからつけておくという点でも絶対必要だというふうに思いますが、36.3%ですよ、普通だったら平均で50%ラインなのかなと思いますよ。だけれども、36.3%でどういうふうな初動体制がとれるのかという問題です。確かに近隣住民の防災組織なども活用するでしょう、消防団なども活用するでしょう。だけれども、やはり基本は消防職員の初動体制がきちんととれるかどうか、それによってそういった体制を動かせるかどうかも決まってくるわけですから、阪神・淡路大震災でもこういう問題が大きくクローズアップされました。この点、もう一度考えなおして消防職員の充足率を早急に引き上げるべきだと思いますが、これは拒否されますか、どうですか。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

米沢議員の御質問にお答えさせていただきます。消防力の整備につきましては、整備率が高まれば高まるほどいいということは、これは全くそのとおりでございまして、何ら違う考えを持っているものではございません。しかしながら、現実の対応といたしましては、今日に至るまでの過去の経験等も非常に重要でございまして、そういう中から今の上富良野の消防体制、消防力が、数字だけではなくて、現実に住民の安心・安全のために必要最小限の備えになっているかどうかということは常に検証しておりますので、議員がお話のような課題が、今後、現場等から寄せられてくるようなことが生じれば、それは検討してまいりますが、今のところ早急にこれを見直すというような状況にないということだけは御理解いただきたいと思います。

質問 5番 米沢義英

現場から上がってくるかどうかという論議以前の問題ですよ。現場は、広域連合等で経費の節約をしなさいと言われているので、なかなかそういったことを思っていても言い出せないのではないですか、町長。いつも町長おっしゃっているように、子育てにしても何にしてもトータルなのだと。トータルだから、どれ一つを欠けても子育てはできないのだということを言っていますよね。それと同じというふうにはいかないにしても、こういうものもすべてそれぞれがきちんと一定の消防力や安全対策を施してこそ、消防力や住民の安全を守れるわけですから、この点、町長は全く無視されるおつもりですか。もう一度、答弁をお願いいたします。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

米沢議員の御質問にお答えさせていただきますが、幾度もお答えさせていただいておりますが、現在の消防体制の中におきまして、とりわけ効率的な消防活動ができるようにということで、せっかく広域体制がしっかりと組まれて、それに実が上がるように努力をしている最中でございます。そういったことにこれからはしっかりと対応してまいりまして、上富良野、あるいは富良野圏域の安心・安全がトータルでしっかりと守られるようなことが、今、私がするべきことだというふうに理解しております。

質問 5番 米沢義英

前段の防災計画の見直しと消防力の強化というのは、全く統一されていないですよ、ばらばらですよ。こういう中で防災計画の見直しをやるといったら、とんでもない話ですよ。こういうものも見直してこそ、防災体制の全般的な見直しの部分ですから、当面、やはり50%以上、全道平均で70%ぐらいの、道の資料を見ましたらそうなっていますので、そういったところまで最低基準を引き上げるべきではないですか。この点どうですか、町長。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

米沢議員の御質問にお答えいたしますが、充足率を一つの数値として押さえて、それを前提にして、この上富良野消防署の体制をどうするかということは、今、想定はしていないことは何度も申し上げております。ただ、富良野圏域の中の上富良野の地域として、しっかりとした消防体制が組まれているかということについては、これは常に検証するということは申し上げておりますので、御理解をいただきたいと思います。

質問 5番 米沢義英

消防職員の防災計画も含めてなのですが、検証するのであればきちんと検証してくださいよ。そうしたら、何のための総務省が示した消防力の整備指針というものがあるのかという問題ですよ。これは全く言葉だけの論議で書かれたと、机上の議論で書かれた問題だから、これはさほど大したものではないというふうな判断に私は聞こえるのですが、この消防指針というのは町長どういうふうにお考えですか。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

米沢議員の御質問にお答えいたしますが、消防庁で出しております指針等についてどういうことが書かれているかは、今、知り得ませんが、いずれにいたしましても先ほどから申し上げておりますように、住民の安心・安全を守る大きな仕組みとして消防があるわけでございますので、それについて住民の皆さん方に不安などを与え― 76 ―ることのないような実態の仕組みづくりに私はしっかりと対応してまいりたいというふうに考えております。

質問 5番 米沢義英

全く答弁らしい答弁ではありません。そして、能動的な思考ではないのです、これは。単に広域で応援してもらうからいいのだというだけの、そういった防災計画を立ててしまえば、これは元も子もありませんよ。上富良野町がどういう防災計画をしっかり持つのかということがあって、それに対する近隣の支援体制がどうなのか、消防職員数はどうするのかということも含めて、私はきちんと町長やるべきだというふうに考えます。そういう意味では、逃げることなく、こういうものに対する消防職員の充足率の引き上げをやらないという、考えていないということに全く等しいと思いますが、それでは上富良野町の安心・安全というのは言葉だけに終わってしまうというふうに私は考えておりますので、この点、町長の答弁自体が全くおかしいと思います。次の項に移らせていただきたいと思います。福祉施設の問題ですが、この点については一定の条件の整備が、機能が必要だということで書かれておりますが、これをラベンダーハイツ、保健福祉総合センター、社会教育総合センターにも対応を図りたいということなのですが、それなりの施設ということになる以前に、構えとして、指定場所としてきちんと位置づけるということが前提ではないかというふうに思いますが、これはそれに伴った整備というのは当然必要だと思いますが、この点はどうでしょうか。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

米沢議員の福祉避難場所についての御質問にお答えさせていただきます。町といたしまして、福祉避難場所として特化した施設は持ち合わせておりませんが、先ほど申し上げましたような、ラベンダーハイツ、あるいはかみん、あるいは社教センター等につきまして、福祉避難場所となり得るような、そういう整備につきましては、これは防災計画の見直しの中で含めまして整備を必要とするもにについては、これは整備を図ってしっかりと体制を整えていかなければならないと考えておりますので、この点につきましてはしっかりとした、住民に安心していただけるような福祉避難所としての機能を持ち合わせられるような、そういうことに一歩でも近づくように努力してまいりたいと考えております。

質問 5番 米沢義英

少なくとも、こういう避難施設という形で、福祉センターにしても、ラベンダーハイツにしても、一般の被災者も避難してくるというような施設にもなってきております。どこへ避難するかというのは、指定はありますけれどもそれぞれの判断にゆだねられる部分があります。そういうことを考えたら、ここに避難してきた場合の体制づくりだとか、場所が狭くなったりだとか当然します。そういった場合の場所の確保も、当然一定部分、そういう避難施設ということであれば必要な部分が出てくるのだろうと思いますが、そういうものも含めて、器材も含めてなのですが、検討する必要が早急にありますし、そういう意味では、こことここは最低必要というふうにきちんと備えて、そういった器材も整えようとういような指定施設というのは早急に指定すべきだと思いますが、この点確認しておきたいと思います。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

米沢議員の御質問にお答えさせていただきますが、福祉避難所の必要性につきましては、これは議員がお話のように私も考えを同じにするものでございます。きちんとした形で定義づけて、ここが福祉避難場所というような位置づけ、形にこだわるものではなくて、福祉避難場所につきましては、題して二次的な避難のときに初めてその機能を求められるというふうに理解しておりますので、今、仮に福祉避難場所として申し上げましたようなところが、実際そういう役割を果たし得ない状況だとすれば、それはそういう状況にこたえられるような、整備をできるような防災計画の中にしっかりと位置づけて、早い整備のものに区分けしていくような、そういう認識を持って取り組んでまいりたいというふうに考えております。以上でございます。

質問 5番 米沢義英

一次避難であったとしても、防災計画の中ではそういう弱い人たちを早急に想定される場合は、早急にそういう場所に避難させますよということが明記されているわけですから、二次避難も当然そうですが、そういうことも含めた避難施設の確保というのは絶対必要ですし、町長もおっしゃっていますように早急に整備したいということであれば、こことここについては必要最小限確保して、それで足りない場合はどことどこを対処するのかということまで含めた計画が必要だというふうに述べて、早急にこの点改善していただきたいと思います。次に、給食センターの問題についてお伺いいたしますが、給食センターは御存じのように今までの流― 77 ―れの中で、震災あるいは食中毒等が起きた場合に、リスクを必要最小限に食いとめる。それでもなおかつだめな場合もあるかもしれませんが、しかし、行政と考えなければならないのは、今、計画では25年までに施設の一本化に向けた調整を図りたいということで述べております。この防災計画の中には、万が一、災害が起きて食料が調達できない場合、学校施設を初め給食センターを活用するということがきちんと書かれているのです。こういうことも含めた場合、そこに給食センターがないとした場合、この防災計画そのものが全く役に立たない、無意味だということになるわけです。今後、見直すということで、そういう問題解決を図ろうとしますけれども、今すぐこういう問題に対処できるような位置づけとして、必ず上富良野町にも給食センターを存続させるという方針を、広域連合の問題ではありますけれども、何よりも町の方向性としてもきちんと持つ必要があると思いますが、この点、まず町長からお伺いいたします。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

米沢議員の給食センターにつきまして、私のほうからまずお答えさせていただきますが、議員お話のような給食センターの防災上の観点からの視点につきまして、当然そういったことも、今後、広域の協議の中で課題として浮上してくるものと類推できますが、そういったことをこれから検討しようという途上でございますので、検討の経過を踏まえた中で、今後、上富良野町独自として個別の計画を持つ必要があるのかどうかということは、その次の段階での検討になろうかと思います。現在まだそういうような状況に立ち至っておりませんので、御理解を賜りたいと存じます。

答弁 教育長 北川雅一(教育長は2012年9月まで)

米沢議員の御質問でございますけれども、今、町長が申し上げましたとおり、今後の対応として25年、一応、位置づけしてございますけれども、今そういう心配も広域連合の中で、これからの一つの状況判断の中で進めていかなければならない部分がたくさんあるかというふうに思います。いつ災害が起きるかわからないという状況もございますので、事務レベルでどういう形で進めるかというのも、早急にもう一度こちらのほうで提起させていただきながら対応していきたいということで、今の段階で質問にお答えをさせていただきたいというふうに思います。

出典:上富良野町議会 平成23年第2回定例会 2011年6月22日 議事録 PDF(76ページ) 間違いを知らせる