上富良野町議会 平成23年第2回定例会 2011年6月21日
(1)東日本大震災の教訓による町の防災計画の見直しを/(2)放課後子どもプラン事業の利用時間の便宜を
2011年6月21日、上富良野町議会の一般質問で、今村辰義議員が「東日本大震災の教訓による町の防災計画の見直しを」「放課後子どもプラン事業の利用時間の便宜を」について質問し、町長 向山富夫、教育長 北川雅一、総務課長 田中利幸が答弁しました。
- 質問者
- 今村辰義 議員
- 答弁者
- 町長 向山富夫、教育長 北川雅一、総務課長 田中利幸
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
会議録の目次ではこの議員の件名が 2 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は会議録の目次の表記です。
質問 6番 今村辰義
私は、さきに通告してあります2項目につきまして、1項目めは町長に、2項目めは教育長にお伺いいたします。まず1項目めでありますけれども、東日本大震災の教訓による町の防災計画の見直しを、であります。東日本大震災から早くも3カ月が過ぎました。被災された方々に改めてお悔やみとお見舞いを申し上げます。そして、今なお現地で7万人規模の自衛官が生活支援などの災害派遣に携わっています。町の職員も3名のチームを組み、派遣されています。この大震災によって、大正末期、昭和初期とも言いますが、十勝岳噴火による泥流災害を経験した町といたしまして、今回の大震災から想定する地震被害を含めた災害対策への関心が町民の間で非常に高まっているものというふうに思われます。道新6月1日の夕刊によりますと、高橋知事は、大震災を経て想定外という言いわけは通用しなくなったと述べられ、日ごろから不測の事態に備える必要性を指摘されました。チーム道庁としての総合力を結集し、道民の生活を守るという使命感を共有しなければならないと、強く自分の意思を表現されて訴えております。そこで、この大震災を経て、あるいは高橋知事の発言を受け、町の防災について、どう取り組むのか。高橋知事ではありませんが、もはや想定外でしたという発言は許されません。そのためには地震や火山噴火による泥流など、あらゆる災害による被害想定を再検討することが肝要であります。すべてのシナリオを予測して安全対策をとることは難しいかもしれませんが、できる限りの見積もりを行う努力が求められていると思います。町の防災にどう取り組むのか、そして、上富良野町地域防災計画などの計画の見直しについての町長の考えをお伺いいたします。続きまして、2項目めでありますけれども、放課後子どもプラン事業の利用時間の便宜を、であります。町の教育委員会では、教育目標の一つである「豊かな心と健やかな体を養い、感性を豊かに支え合う意識を育てる」を推進するため、文部科学省が推進している放課後こども教室推進事業(放課後スクール)と厚生労働省が推進している放課後児童健全育成事業(放課後クラブ)を平成19年度から実施しています。働くお父さん、お母さんにとって非常にありがたくうれしい事業であろうと私も思っております。ところで、今回の東日本大震災において、多くの自衛官たちが災害派遣に出動いたしました。そうした中で、新1年生に関することでありますが、入学式から4月13日の給食開始までの4日間、下校指導により、先生が自宅近くまで送ってくれて保護者に受け渡すという学校施策、思いやりの施策とも言えると思いますが、そういう制度がありますが、その間は、放課後クラブでは逆に面倒を見てもらえず、災害派遣に夫が派遣されている女性自衛官たちは休める状況ではなく、子供を受け入れることができず困っていました。町は、その現状を承知するや否や、今回は放課後クラブに自衛隊家族は4日間全部、さらに、その他の家族も4日間のうち2日間は預けられるという迅速な対策を講じていただきました。利用された新1年生の家庭も多かったのではないでしょうか。自衛官に限らず、仕事絡みで困っているお父さん、お母さんが本当に多いのが現状であるというふうに伺っております。そこで、1点目の質問でございますが、今回だけの特例ではなく、下校指導期間も放課後クラブに預― 30 ―けられるよう、来年度以降もさらにこれを充実させ、永続させるべきではないかと考えていますが、いかがでしょうか。2点目ですが、土曜日と夏休み等、冬休み、春休みなどですが、長期の休みの際の放課後クラブについてですが、9時からしか預けることができず、9時からという時間では既に仕事が始まっている時間帯であり、とても困るというお母さんたちも多いのであります。8時少し前から預けられるように改善すべきと考えています。安心して子育てができる環境づくりのためにも大事だと思いますが、いかがでしょうか。2点について教育長にお伺いいたします。以上であります。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
6番今村議員の御質問にお答えさせていただきます。まず、1項目めの防災計画の見直しについての御質問にお答えさせていただきます。当町の防災計画は、町とともに町民及び事業者が全力を挙げて、町民の生命・財産を災害から守ることを目的に策定されており、最近では、平成17年3月に上富良野町防災会議の承認を得まして、一部修正を加え、現在に至っております。当町の防災対策につきましては、十勝岳噴火災害に重点を置いておりますが、今後は地震や風水害などの自然災害に加え、時代変化に伴う新しい災害の発生も想定されることから、それらにも対応できるよう不断の見直しを図っていくことが必要と考えており、あわせて、村上議員にもお答えさせていただきましたように、地域住民の防災意識を高めていくことも極めて重要な課題と考えているところでございます。
答弁 教育長 北川雅一(教育長は2012年9月まで)
2項目めの放課後子どもプラン事業の利用時間の便宜を、の2点の御質問にお答えをさせていただきます。上富良野町教育委員会では、子供たちの放課後における安心・安全な居場所として、平成19年度から放課後スクール及び放課後クラブを開設しております。異なる学生での集団遊びとして放課後スクールを実施しておりますが、6月10日現在、137名が登録しております。また、就労している保護者に対する留守家庭児童対策である放課後クラブには、87名の登録であります。1点目の質問であります、1年生の下校指導期間における放課後クラブの利用についてでありますが、小学校入学後の登校、下校は、校外指導における学習活動であります。特に、下校指導は、児童が自宅または緊急避難宅へ下校するに当たり、先生方と道順を確認しながら交通安全などを学習するものであります。次年度の下校指導期間については各学校で日程について検討してまいりますが、児童の安全教育の学習としての意義を十分に保護者の皆様に御理解をいただくことで、本年の特例を次年度に制度化することは考えておりませんので、御理解をいただきたいと思います。次に2点目の質問であります、学校休業日における開設時間についてですが、保護者の出勤時間に対応するため、指導員を開設準備として開設時間前に配置しております。開設時間については、登録者の就業状況と利用状況を十分把握し、放課後子どもプラン事業運営協議会の意見を伺いながら、今後、前向きに検討してまいりますので、御理解をいただきたいと思います。以上でございます。
質問 6番 今村辰義
まず、1項目めにつきまして、町長にお伺いいたします。その前に、前向きな回答をいただいたろうというふうに思っているのですけれども、私の質問も抽象的な面もありますので、答弁も抽象的になっていると。具体的なところも確認していきたいというふうに思っています。それで、まず高橋知事も言われました、想定外という言いわけはもう通用しなくなったと言われておりますが、この点について町長も同じ考えなのか、違うのか、ここをまずお伺いしたいと思います。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
今村議員の再質問にお答えさせていただきます。知事が述べたというふうにお話しされております想定外ということにつきましての言葉の定義につきましては、それぞれ思いがあって述べられていることと思いますが、私といたしましては、防災計画上の、私どもが策定いたします、自治体として策定いたします防災計画上の想定というのは、これは、言葉といいましょうか、想定という意味を用いて想定をさせていただいておりまして、想定外ということ、この私どもの一自治体の範囲の中での防災計画を立てる中で、あるいはふだんの防災について、想定外ということは、私といたしましては、どういうようなことをもって想定内、想定外というふうに分けるかという、そういう状況は、今のところ私としては想定できませんので、お答えのしようがないという状況でございます。― 31 ―
質問 6番 今村辰義
よくマスコミでもたたかれましたよね。東日本大震災、まさかマグニチュード9.0の地震が発生しないだろうと、学者もみんなそう思っていたのですよ。それが起きた。それが想定外ですよ。そういうことを考えてもう一度答えてください。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
今村議員の御質問にお答えさせていただきます。先ほども申し上げましたけれども、このたびの3.11のような大きな災害、それらにつきましては、それが学術的に想定できたものか、できなかったものか、それは私はそこまで判断する知識も持ち合わせておりませんが、私といたしましては、自治体を預かる者といたしましては、そういう想定、想定外というものの定義については、これは私どもが判断することより、むしろ学者だとか、そういった方々が客観的に判断していただいて、それに基づいて私どもが対応、対処するということが一般的には行われている形ではないかというふうに思います。
質問 6番 今村辰義
私もそう思いますね。だから、そういったいろいろな専門的な方から意見を聞いて、想定外というものを研究したいということだろうというふうに思います。何といいますか、ちょっとこの話をすると、大正末期の泥流時が非常に悲惨な状況だったですね。しかし、過去1200年ほどをさかのぼった統計によると、もっとひどい泥流が発生している可能性があるでしょう。この上富良野町の中でも、10何メートルの泥流が積もっているところあるでしょう。それを考えると、大きな泥流が発生している可能性は極めて高い。それらを地質調査なり何かして、調べるということが想定外をつくらないことだと私は思います。例えば泥流の話ですよ。地震でも何でもあると思いますが、泥流については、過去に、大正末期の泥流よりもっと大きな泥流が発生している可能性ということについては、町長どうお考えですか。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
今村議員の御質問にお答えさせていただきます。多分、そういう大正15年の泥流を超える、十勝岳噴火に伴う泥流というものは、私も確たる知識は持ち合わせておりませんけれども、多分あったであろうということは推測できます。しかし、有史以前に、さらに地球が誕生してから、そこまで視野をもし広げるとすれば、到底私の知識の及ぶ範囲ではございません。
質問 6番 今村辰義
言われるとおりだと思うのですね。今の防災計画ですね、十勝岳総合防災訓練の想定は、大正末期の泥流規模を想定してつくられているわけですよね。だから、それを見直すこともやっぱり考えないといけないと思うのです。もっと大きな泥流が発生している可能性もあるのですから、そういうことを申し上げているのです。平成17年3月に防災会議の承認を得て、一部修正を加えた防災計画というのは現在できております。そして町長は、地震や風水害などの自然災害に加えて、時代変化に伴う新しい災害の発生も想定されると、こういうこともおっしゃっております。ということで、この平成17年の防災計画の、具体的にどこが不備な点だというふうに町長はお考えですか。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
今村議員の御質問にお答えさせていただきますが、平成17年に策定されております防災計画につきましては、どういったところが不備で、あるいは、どういったところが時代に対応していないかと。それから、当然経年変化もございますので、町の施設等の整備、あるいは道路、上下水道等の整備も変わってきておりますので、時代に即しているか。あるいは、先ほど今村議員御発言のような十勝岳に例えれば、噴火災害の大正15年に照準を合わせていることが、それが今の科学的な判断から妥当なのかどうか、そういったことは当然学者の皆さん方にゆだねなければなりませんけれども、そういったことの見直しが必要な部分もあるでしょうし、どこが見直しを必要なのかということも、これは私ども、町の中ではすべてクリアできないこともございますので、さまざまな方々から御意見をいただきながら、あるいは御指導をいただきながら、まずどういう見直しが必要か、あるいはどういうところが欠如しているかということをしっかりと今検討しようということは、もう我々内部ではしっかりと気持ちをそこへ向けておりますので、早速そういう方向へ向かって作業を進めてまいります。以上でございます。
質問 6番 今村辰義
わかりました。検討していると。そういうお話もちょっとお伺いしたことあるのですね。ただ、町長がやっぱり方針なり構想を示さないと、具体的に何をやっていいか、無駄な作業になる可能性がありますよね。だから、これとこれについ― 32 ―て検討せよとか、そういった担当課長等、担当者の方に何か示されたことありますか。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
今村議員の御質問にお答えさせていただきますが、私の頭の中で描いておりますのは、まず、先ほど来から議員お話の、どういうような災害を上富良野町の計画の中で位置づけしていくかと、そういう技術的あるいは学問的な部分については、それぞれ専門の機関なり、学者の皆さん方にまずゆだねる部分だと。私どもは、そういう想定に基づいて災害が発生した後について、これは自治体として対応をとるということが位置づけられておりますので、むしろ、そういう災害発生後に少しでも被害を減少させる、そういう仕組みづくりが私ども町の責務だというふうに考えております。そういう切り分けをしながら作業を進め、さらには、村上議員にもお答えさせていただきましたけれども、まずお一人お一人の住民の皆さん方に、防災というものに対する認識をしっかりと持っていただくということも一つの大きな作業だと思っていますので、そういうすみ分けをしながら、しっかりとした防災計画を樹立したいということで、既に動いているところでございます。
質問 6番 今村辰義
不断の見直しを図っていくことが必要と考えていると、ここが答弁された内容では非常に重要な箇所だと思われるのですね。不断というのを、先ほどどんな言葉かなと考えていました。絶え間なくという意味だろうと思いますね。絶え間なく見直しを図っていくように考えているのだと。これでよろしいですかね。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
今村議員の御質問にお答えさせていただきます。不断の見直しを図っていくということは、私、そのような認識を持っております。先ほど、繰り返しになりますが、村上議員のときにも少し触れさせていただきましたけれども、気象災害のようなゲリラ的な集中豪雨というものの経験は、少なくともここ近年はなくて、最近とみにそういうような傾向も見られると。そういう時代変化、気候変化、あるいは文化の発達に応じて今までに経験なかったそういう災害も現実に発生しておりますので、そういうことで常に防災計画の中にそれらがしっかりと反映されているかどうかということは、期限を切らずに常に見直すという姿勢で臨んでまいりたいというふうに考えております。
質問 6番 今村辰義
私も一番先に言いましたように、すべてのシナリオを想定して対処を考えていくというのは非常に難しいと思うのですよね。その努力をやることによって、それを積み重ねることによって、前回気がつかなかったやつがまた出てくるかもしれないですね。ぜひ、そういったことをやっていってほしいと思っているのですけれども。町長、今週末に被災地に行かれまして、いろいろ町の防災計画の見直しに関する教訓事項等をつかんでこられると思うのですけれども、これは町長でなくてもよろしいのですけれども、町長であれば、おれはこういう着眼を持っていくのだと、着眼を言っていただきたい。あるいは、副町長とか担当課長が答弁されるのであれば、私は町長にこういう建議書にして着眼をお示ししましたということについてお伺いします。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
今村議員の御質問にお答えさせていただきます。今週末、石巻のほうへ防災の実態について勉強させていただくために出かける予定をしておりますが、私はもちろん、この上富良野町におきましては、今回のような大津波による災害というものは非常になじまないというふうに、むしろ私が今回注目しておりますのは、現地に職員が派遣されておりますが、その職員から都度報告いただいている中で、住民の皆さん方と役所の中のコミュニケーション、あるいは情報共有、そういったものが非常にきちっと確立されていないがために、仮設住宅の入居等が非常に手間取っていると。しかも、スムーズに進んでいないと。そういうような報告を受けておりますので、そういう災害が発生後に役場としての機能をどうやってしっかりと保つべきかと、そういったことに力点を置いて勉強させていただければなというふうに考えているところでございます。
質問 6番 今村辰義
わかりました。いろいろ考えておられると思います。私が提案するのも老婆心的なところがあると思うのですけれども、先般の、今月の17日の新聞に、ボランティアについて載っていました。阪神淡路の大震災、1995年ですか、このときボランティアを受け入れるボランティアセンターというものがほとんどなくて、せっかく来られた人をどう振り分けていいかというのが全くできなかったらしい。それを教訓にしてできてきたわけですね。そして今回の大震災で、宮城県の社会福祉協議会によると、同県内では、震災前から全35の社会福祉協議会が自治体とボランティアセンターの設立、運営について要綱などをつくり、ボランティアを受― 33 ―け入れる訓練を行ってきたということでございます。これはすごいと思うのですね。どういったことをやらなければいけないのか。右往左往、がちゃがちゃになると思うのですね。この報道によって、私もこれ、多分正しいと思いますので、この上富良野町には防災センターあるいは設立や運営のマニュアルというのはございませんよね。あるのですかね。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
今村議員の御質問にお答えいたしますが、ボランティア活動のセンターは備えておりますけれども、防災を意識した、そういった取り組みに特化した仕組みは、町としては持ち合わせておりません。
質問 6番 今村辰義
この報道によりましても、大きなところでも、札幌、釧路、江別の3つしかないそうです。そして、この10市町、ほかにもあるのですが、それを除いても、それぞれの市町村社協でマニュアルをつくっているのは、千歳、日高管内の日高町、胆振管内の真狩村ぐらいだというふうになっていますので、ないと思います。この防災センターというのは設けないと大変だということをいろいろ書いてありますね。災害復旧にボランティアの力は欠かせない。災害後に受け入れ方、あるいは受け入れ方法を検討していたのでは遅く、混乱に拍車をかけることもあると。事前に災害を想定した準備が欠かせないというふうに言われています。また、訓練をやっているところが一つだけあるのですね、この道内に。ボランティアを受け入れたり、あるいは被災者のニーズを把握したりする訓練を 行 っ て い る と こ ろ が 、 釧 路 が や っ て い る と 。ちょっと町か市か書いてございませんけれども、ということです。今後、このボランティアというのをいかに振り分けたり運用していくかという、非常に大事になってくる一つの要素だと思います。これはあらゆる災害を想定するという話からまたちょっとずれた話です。そういうことでありますが、ひとつ、こういったのも見てきていただければなと思うのですが、いかがでしょうか。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
今村議員の御質問にお答えさせていただきます。災害のときにボランティアの活動が非常に大きな働きをするということは、私も新聞紙上、あるいは報道等によって聞いているところでございまして、また、実際、阪神淡路のときにそういう活動を中心的になって取り組まれた方のお話も伺っております。非常に阪神淡路のときにはルールがなくて大変だったということも聞いております。当然、ボランティアの方々の働きというものは大いに期待をするところでございますが、町の防災計画の中で、そういったことも当然位置づけの一つとして位置づけながら、まず、すべてを一遍に完全なものを整備することは大変ハードルが高いと思いますけれども、議員お話のような、まず我々が想定できるところから一つ一つ地道に、その計画の精度を高めていくということの中で、そのボランティアの皆さん方の仕組みについても、そういう一環の中で、またしっかりと位置づけできるような、これから一歩一歩踏み出していきたいというふうに考えております。
質問 6番 今村辰義
町長も今言われましたように、町の防災計画にもボランティアのことはうたっているところがあるのですね。例えば風水害対策編でありますけれども、第16節にうたわれています。あと、同じ風水害のところに要支援者のボランティアの件が出てきております。非常に考えておられるなという感じはしました。次、火山災害、これらについても、この風水害と同じ内容だよというような表記やら、あるいは違ったところにおいては、これと全く同じようなやつですけれども、載っているということでありますので、ぜひここもしっかり煮詰めて、保健福祉総合センター、あそこが非常に重要な役割を持ってくると思われますので、しっかり上富良野町の防災ボランティアセンターというものを考えていただいて、その設立や運営のマニュアルを備えていってほしいなというふうに思っています。もう一つ、この防災関係で非常に気がかりなのは耐震の話なのですね。いろいろあるのですけれども、これは学校の施設の整備基本方針の見直しということで、これは厚生文教常任委員会から前会出された資料ですから、皆さん見ておられると思うのですけれども、文部科学省は公立学校の施設整備に関する基本方針を見直すと。平成27年度までの5年間に全学校施設の耐震化を完了させる方針を決めたとなっていますね。5年間でやると。だから、これもう、そのうち通達か何か来てやらなければいけないようになると思います。予算もついてくると思うのですけれども、そのほかに、東日本大震災で多くの学校が避難所になっており、児童生徒、地域住民の安全性確保の面から、耐震化のみならず防水槽の準備ですね、あるいは食料などの備蓄倉庫、トイレ。これはトイレとしか書いてありませんけれども、身障者の方等もいろいろ避難してきますので、― 34 ―そういったバリアフリー的なトイレも考えなければいけないと思うのですね。そのトイレ、そして自家発電装置、こういったものも防災機能の強化を図るために備えつけなさいというふうにもう言われていますね。さらに、建物だけではなくて、天井材や外装材などの強化も図りなさいというふうに言われています。先ほど言いましたように、これは公立の小中学校の話。ただし、実際に上富良野町を例にとってみますと、避難してくる場所はどこかと。公民館とか分館とか会館とかいろいろ入っていますよね。ここの耐震化もしっかり調べて、だめなところは早急に直さなければいけないと思うのですね。先ほど言った備蓄倉庫とかトイレだとか、発電機だとか、貯水槽とか、そういうのも全部そうですよね。その答弁と、それに対して町長はどう思っておられるのかというのと、私がやっぱり一番危惧するのはこの庁舎なのですね。この庁舎は、いざ災害のとき、司令塔になるはずなのですね。皆さん役場の職員は恒常業務をやりながら、災害支援活動もやっていかなければいけないということで、ここが耐震化されていないと非常に困るというふうに思っているわけです。ここの耐震化についてもあわせてお伺いしたいなというふうに思います。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
今村議員の御質問にお答えさせていただきます。後先になりますけれども、この庁舎の耐震化については、耐震測定が終わっておりますので、庁舎の耐震の数値については担当のほうからお答えさせていただきます。それで庁舎の耐震は、私の報告を受けている範囲でございますが、十分でないということは既に承知しております。この庁舎を将来どういうふうに位置づけていくかと。一朝災害が発生したときには、当然ここが司令塔になるという機能を持っているところでございますが、庁舎を耐震化するということに対しますと、もう40年も経過している施設でございますので、これは非常に広く議論を交わして、そしてしっかりとした方向づけのプロセスを経ないとなかなか容易に私の思いだけではということにまいりませんので、御理解賜りたいと思います。それから、学校を含めて、おしなべて公共施設と私は位置づけておりますけれども、とりわけ学校の耐震化については、既に数値が示されておりますので、必要な対策は講じてまいります。これは進めるように決定しております。ただ、上富良野小学校が、実は改築計画を持っておりますが、先ほど文科省の方針につきましては、文科省としての思いを決めたということでございまして、これが正式に法案を整備して、国の方針として定まったという段階でございませんでして、これからいろいろ国会の中で議論を重ねて、先ほど今村議員からお話しのありました防火水槽、あるいはバリアフリートイレ、あるいはさまざまな、発電機等のお話もありました。そういったことについて、もしそういう整備が求められるものでありましたら、それは国の責任において、一定程度補われるものだというふうに考えておりまして、そういったことに対する情報収集は積極的にしてまいりますし、少なくとも上富良野小学校がそういう今の計画の中で防災上も大きな位置づけを占めるということはしっかりと認識しておりますので、御理解を賜りたいと存じます。
答弁 総務課長 田中利幸(総務課長は2013年9月まで)
6番今村議員の庁舎の耐震化の関係につきまして、私のほうから若干御説明申し上げます。実は昨年の秋に耐震の実績が出まして、そのときに委員会等を通じて御説明申し上げましたが、いわゆる耐震の数値につきましては、Is値という形で表現されますが、学校のような建物につきましてはIs値が0.6以上という基準になってございます。また、防災の拠点となります、本部となります庁舎等につきましては、それを1.5倍した数値が基準値となりますことから、0.9が基準値となります。耐震の結果ですが、最低数値で言いますと、0.18程度という庁舎の状況になってございます。今、学校の耐震を最優先として、平成27年度まで学校の耐震を計画してございますが、その遠くない将来に向かって、これらの庁舎の改築等の計画も持たなければならないなというようなことを今内部で協議をしている最中でございます。
質問 6番 今村辰義
わかりました。あらゆる公共施設ももちろん大切ですし、大震災でありましたよね、庁舎がすべて大津波でさらわれて、そういったことも想定しておかなければいけないのかなと。この庁舎の耐震化というのも非常に私は大事だというふうに思っております。今、地震の話しているのですけれども、この富良野圏域、上富良野も一部入っていますけれども、活断層が結構発見されておりますよね。昔は2本ぐらいだと言われていた。今7本ぐらいあるのではないですかね。そういったこともありますので、よく考えてほしいのと、このほやほやの情報というのか、この東日本大震災のとき、警察、消防、自衛隊、こ― 35 ―れ、連絡が全然つかなかったのです。無線の周波数とか機材が違いますから。
質問 6番 今村辰義
わかりました。本題にまたフィードバックしまして、あと私が危惧しているのは、この間も5月11日、大雨が降りましたですよね。こういった災害に対する備え、アメダス、マメダスのマメダスは余りないですね。こういった設置についてもどのように考えておられるのか、ちょっとお聞きしたいと思います。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
今村議員の御質問にお答えさせていただきます。観測機器の整備等についてのお尋ねだと思いますが、私も現在のマメダスにつきましては、農業関連で設置されている観測機器というふうに聞いております。気象庁と直結いたしますアメダスについては、役場の裏に1カ所というような状況だというふうに理解しております。観測地点が少ないということは、私も全く同感でございまして、これは町が設置できるものではないなというふうに理解しておりまして、それぞれ関係機関に1カ所でも2カ所でも数をふやして設置できるように、ぜひ進言してほしいということは、あの直後、指示しておりますので、すぐ整備されるかどうかは非常に課題でございますけれども、そういう認識はしっかりと持って、原課に伝えてありますので、御理解いただきたいと思います。
質問 6番 今村辰義
わかりました。続きまして、教育長にお伺いをしたいと思います。まず1点目の質問でありますけれども、放課後クラブの利用についてであります。結論は、目的からいってもやめることはできないというようなことを言われました。ただ、困っているお父さん、お母さんたちがいるということも御存じだろうと思うのですね。そういった、町としては問題点がある。町長もきのうも言われましたけれども、すべての人々に光を当てる施策をやりたいのだということを言われました。そういったことを考えても、子供さんを下校指導ですか、その4日間、どうしても仕事を休めないで、家の近くで受け入れることができないという方はおられるのですよ。だから、そういう問題点は間違いなく現存するのです。その目的ですね、校外指導における学習指導であると。特に、下校指導は児童が自宅または緊急避難宅へ下校するに当たり、先生方と道順を確認しながら交通安全等を学習するものであり、これは大事なものであると。目的だと私思っていますね。ここは、意義と先ほど言われたと思うのですけれどもね。それと、その目的にフィードバックする、そして、こういう問題も現実にあるのだ。では、何かできないのかといいますと、私はあると思うのですね。実際にそういう下校指導をして、家の近くまで連れていって道順を覚えさせるとか、交通安全を教育する。その後、また放課後クラブに連れていけばいいではないですか。どうしてもお父さん、お母さんが仕事を休んで受け入れることができなかったら。じいちゃん、ばあちゃんがいるところはいいですよ。いなくて、どうしても仕事を休めないという方については、先生もまた学校に帰るのだから、一緒に連れていって放課後クラブに預けたらいかがかなと思ったのですが、どうですか。
答弁 教育長 北川雅一(教育長は2012年9月まで)
6番今村議員の御質問にお答えをさせていただきます。まず、先ほどお話あった下校時の学習活動ということについては、御理解をいただけたかなというふうに思います。先ほど交通安全のお話ばかりしてございますけれども、やっぱり危険な場所ですとか、危険なものですとか、不審者ですとか、いろいろなもの、そんなときにはないと思いますけれども、そういう対応もやはり学習の一環としての対応を図っていかなければならない。おじいちゃん、おばあちゃんがいらっしゃれば、それにこしたことはない。それと、やはり一度家庭に帰って、お母さん方に、やっぱり1年生、入ったばかりですから、こういう状況であるということも先生方とのつながり、そういうことも、地域と家庭、学校と家庭のつながりというのも、我々としても大切にしたい。短い期間ですけれども、そういう対応を図っていきたいというのは一つのねらいだというふうに押さえています。それと、その後に放課後クラブに来たらよろしいのではないかと。我々も受け入れることは全然構いません。でも、たまたま先生がそのまま連れていくということは、果たしてどうなのか。あくまでも家庭に戻すのですから、家庭が放課後クラブに連れてきて、そういう体制をとれれば、我々も指導員のほうに言って、こういう4日間なら4日間の中で放課後クラブの対応をやりますよということは、我々と― 36 ―してもやることはやりますので、そういうシステムになっていますので、そういうことは何も心配しないでいただきたいなというふうに思います。たまたま先生がそのまま連れていくというのは、ちょっとそこの部分の対応というのは、学習活動の一つとして、送り迎えした時点で終了という形の対応を図っていきたいというふうに思いますので、御理解を賜りたいというふうに思います。
質問 6番 今村辰義
ちょっと教育長と思いは同じだけれども、かみ合っていないのですね。私は、受け入れることができない忙しいお父さん、お母さんの話をしているわけです。そのお父さん、お母さんが、家の近くまで連れてこられて、放課後クラブに連れていけるのだったら、そんなの最初から私こんな話ししませんよ。連れていけないから、そして、目的は目的として学習指導させなければいけない、交通安全の教育もしなければいけない、だから、先生が連れてきているのは私も大賛成なのですよ。そして連れてきて、お父さん、お母さん仕事でいないのだから、また連れて帰ってもらって、放課後クラブに先生みずから預けることは可能かどうかという話を私聞いているので。
答弁 教育長 北川雅一(教育長は2012年9月まで)
6番今村議員のお話、私も非常にわかります。あくまでも一つのシステムの中で動かしてもらう、それが縦割りなのか、横割りなのかという部分はありますけれども、制度として一つございます。ファミリーサポートセンターという一つの方法は実はあるのです。でも、あえてそこではなくて、私が言いたいのは、あくまでも一度、その4日間、これが日数はちょっと別にいたしましても、そういうときにはやはり一度お父さん、お母さんが家庭に戻って子供を受けるということの一つの学習だということを私は言っているので、それがかなわないのであれば、方法としてはいろいろなことを考えながら対応していかなければならない。今回特例で、本当にそういう状況で切迫していましたので、我々としても特例として動きましたけれども、そんな形の中で、今お話しした特例の中でも、自衛隊さんの方々ばかりでなく、共稼ぎですとか、それから母子家庭の方々も今回の対応の中に入ってございます。一つそこの部分だけではなくて全体でかかわり、特別に認めなければならない部分という形で今回考えましたけれども、そういうことも一つ、前段に言いましたことも大切にしていかなければならないということで我々押さえていることだけは理解をいただきたいというふうに思います。
質問 6番 今村辰義
わかりました。ことしは特例で、来年以降、考えられないという話に戻したいと思います。ことしは自衛官以外のお父さん、お母さんにも、4日間のうち2日間認めてくれたではないですか。認めたということは、2日間そういう学習指導、安全の教育をしたら、何とか子供たちは覚えてくれるだろうということで、そこで設置をしたと思うのですね。来年から4日間はやっぱりきついなと、2日間は何とかなるという、そういう考えはお持ちですか。
答弁 教育長 北川雅一(教育長は2012年9月まで)
6番今村議員の御質問でございます。今言ったのは、4日間やるうち2日間は見てくれるのかというお話なのですけれども、基本的には下校指導だということの押さえ方をしていただきたいというふうに思います。
質問 6番 今村辰義
どうもかみ合いませんので、私が言った趣旨は通じていると思いますので、2点目に行きます。2点目は、非常に前向きに検討していただいているというお話でございますけれども、放課後クラブの、要するに受け入れる時間ですね、春休みとか夏休み、あるいは休日の日ですか。9時からでは非常に困るお父さん、お母さんが多いというのもおわかりだと思います。そこは前向きに検討すると言われたのですよね。この前向きというのはどういう意味かというと、積極的にという意味があるのですけれども、積極的に検討するということでよろしいですか。
答弁 教育長 北川雅一(教育長は2012年9月まで)
言葉どおり、前向きに検討させていただきたいと思います。なぜかといいますと、やはり我々の考え方だけでなく、指導員体制ですとか、いろいろな部分の動き方がございますので、先ほど言いましたように、一応ルール上9時からスタートしてございます。以前にも、8時半には準備のために指導員の方々が来てございますので、その前後については受け入れているのが現状でございます。それを8時前でございますから、もう30分という形になれば、やっぱり指導員の方々というのは体制もきちっと整えていかなければならない。そういうところの調整をしながら、運営協議会の中で諮っていきたいということで、前向きに考えていきたいということのお答えをさせていただいたということで御理解を賜りたいと思います。― 37 ―
質問 6番 今村辰義
ありません。