上富良野町議会 平成30年第4回定例会 2018年12月11日
(1)北海道全域停電「ブラックアウト」事態における教訓事項について/(2)中高生のピロリ菌検診について
2018年12月11日、上富良野町議会の一般質問で、今村辰義議員が「北海道全域停電「ブラックアウト」事態における教訓事項について」「中高生のピロリ菌検診について」について質問し、町長 向山富夫、保健福祉課長 鈴木真弓が答弁しました。
- 質問者
- 今村辰義 議員
- 答弁者
- 町長 向山富夫、保健福祉課長 鈴木真弓
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
会議録の目次ではこの議員の件名が 2 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は会議録の目次の表記です。
質問 5番 今村辰義
私は、さきに通告してあります2項目について、町長にお伺いいたします。まず1項目めといたしまして、北海道全域停電、俗に言うブラックアウト事態における教訓事項についてでございます。9月6日未明、胆振東部地震が発生しました。このときのまちの状況というのは、町長は入院されて、そして現場というか、このまち自体は石田副町長以下が指揮したという状況であったということでございます。そういった中で、お二人は通信連絡手段をしっかり確保して、状況を報告する、指示をする、そういったことを含めまして、石田副町長以下もそれぞれの立場で、あるいは役割をしっかり認識されて、町民の安心、安全の確保に使命を持って臨まれたというふうに理解しております。非常にお疲れさまでございました。さて、9月6日未明に胆振東部地震が発生しました。その後、全く予想だにしなかった北海道全域が停電するブラックアウトが起きました。上富良野町も停電が解消される時間に長短はありましたが、全域が停電となりました。真っ暗闇での行動の大変さや、朝になれば当たり前のように炊けていた炊飯器の御飯が炊けていない、テレビがつかないなど、町民の皆さん全員が改めて電気のありがたみをつくづく思い知らされたのではないでしょうか。懐中電灯や携帯ラジオなどの常日ごろからの整理整頓など、非常食やガスボンボなど、災害グッズの事前準備の大切さなど、個人で、家庭で、そして自治体として、それぞれの立場において、今回のブラックアウト事態における教訓事項も多くあったのではないかと思います。そこで、このブラックアウトという非常事態において、特に汚水処理場の補助発電機といいますか自家発電装置がなかった、不備であったということ、あるいは、高層建物屋上への給水不能、信号機が不作動時の誘導、通信の不通及び死亡事故対処を含め、病院、上下水道、交通、消防、通信、連絡、家庭など、それぞれの立場において教訓事項が多々あったと思います。まちのそれぞれの教訓事項(問題点と応急処置及び今後の対策)について、町長にお伺いいたします。2項目めでありますけれども、中学生、高校生のピロリ菌検診についてでございます。感染症でがんを引き起こすものがあります。治療法のあるものは治療を、ワクチンなどの予防法があるものは感染予防をすることで発がんのリスクを少なくすることができます。ピロリ菌は胃酸の分泌が未成熟な幼少期に感染し、生涯、感染状態が続き、胃粘膜の機能が長期にわたり損なわれ、がんを発症するリスクが高まります。ピロリ菌の除菌治療は、胃粘膜の機能がまだそれほど損なわれていない若いうちに行うと、胃がん予防の効果が高いと考えられています。ただし、胃酸の分泌がまだ発達していない幼少期だと、除菌治療後に再び感染してしまう可能性もあります。そのような背景から、中学生、高校生にピロリ菌検診をする自治体がふえており、滋賀県では中学3― 13 ―年生、鹿児島県では高校1年生で行われているなど、都道府県レベルで実施されているところがあります。道内では、2018年現在、179市町村のうち47市町村で実施されています。そして、公費負担の範囲は自治体によって異なっております。今の日本では、主な感染ルートは家庭内、特に母子感染であると言われております。親になる前に除菌をしておけば子どもへの感染も防げることから、対策を講じることが大事であります。このようなことから、胃がん発症のリスクを減らす意味でも、中学生、高校生のピロリ菌検診を公費負担で実施してはいかがでしょうか。町長の考えをお伺いいたします。以上でございます。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
5番今村議員の2項目の御質問にお答えさせていただきます。まず1項目めの、北海道全域停電、いわゆるブラックアウト事態における教訓事項に関する御質問にお答えいたします。9月6日未明に発生いたしました北海道胆振東部地震に伴い、北海道内全域にわたり停電が発生するという、これまでに誰も経験したことがない事態が発生し、当町においても9月6日午前3時25分ころから停電となり、復旧までには、全町的に電力が復旧した9月7日午後8時40分ころまでのおおむね42時間を要したところであります。長時間に及ぶ停電により、各家庭での日常生活を初め商工業、農業など、経済活動の分野を含め、対応に御苦労されました皆様に心から御慰労申し上げる次第であります。停電発生後のまちの対応につきましては、9月6日未明の停電の発生を受け、直後に庁舎内に情報連絡本部を立ち上げ、停電の状況、それにかかわる被害や影響の状況把握に努めつつ、町民への情報提供は防災行政無線を通じて行ったところであります。時間の経過とともに、全道的に停電している状況が明らかになり、早急な復旧のめどか立たないことが判明したことから、直ちに災害対策本部を立ち上げ、下水道の使用抑制や、学校の臨時休校、公共施設の閉館などの対応を図ったところであります。また、福祉的対応といたしましては、在宅酸素を必要とする方や、夜間、在宅に不安のある方々に対し、保健福祉総合センター内に避難所を開設し、延べ26名の方が避難されたところであります。御質問にあります、今回の事態を受けての教訓に関しましては、これまでの防災計画において、このように長時間、広域的に電力の供給がとまるということは想定されておらず、議員の御発言にありますように、現在の生活は大きく電気に依存している実態を改めて痛感したところであります。まず、町民の皆様への情報提供につきましては、各家庭に設置しております戸別受信機の乾電池の点検が十分になされていない家庭が多く、放送が聞けないという問い合わせが寄せられました。また、停電時に家庭の固定電話が使えないことから、携帯電話やスマートフォンを使用することによるバッテリー切れが生じ、充電場所の確保等も必要と認識したところであります。次に、公共施設に関しましては、災害時において行政事務の中心を担う役場及び消防庁舎につきましては、自家発電設備を整備していることから、今回の停電時においては平常時と同様に業務を継続することができ、本部機能が喪失するという事態には至りませんでしたが、他の非常用電源のみの公共施設においては、停電時に対応する範囲が限られており、長時間の停電に対応できず、今後、これらへの対応についての検討が必要と認識したところであります。いずれにいたしましても、これまでまちは、十勝岳噴火災害対策を中心に、大雨、洪水対策などにも対応した防災計画としてきたところであり、また、災害時における対応として、さまざまな関係機関、団体、事業者との災害時の協力協定を締結してきておりますが、今回のように範囲が全道的に及ぶような電力の長期喪失時には、支援要請が集中し、個別支援対応が難しいという事態を受け、現在、これらも含め、あらゆる課題を抽出し、各部署において整理、集約するとともに、全庁的に対応策について検討しているところであります。今後、今回の教訓を防災計画にどのように反映させていくのか、さらに十分協議、検討を重ね、住民の安全確保の向上を図ってまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りたいと存じます。次に、2項目めの中高生のピロリ菌検診に関する御質問にお答えいたします。世界保健機構における国際がん研究機関研究報告におきまして、胃がんの約80%がピロリ菌の感染が原因で、除菌治療により胃がん発症を30%から40%減らせる効果があると報告されていることから、各国に予防対策を求めているところであります。日本においても、胃の入り口以外の胃がんは89%がピロリ菌による慢性感染が原因と推測されていることから、当町におきましては、胃がん検診の胃カメラ検査と同時にピロリ菌検査が実施できることを皆様に周知しているところであります。― 14 ―しかし、ピロリ菌検査を受けることによる予防効果につきましては、現段階において、有効性評価に基づく胃がん検診ガイドラインの中では、がん検診としての成果が確定しておらず、また、集団における対策型検診としても推奨されていないことから、まちとしての助成は行っていないところであります。議員御発言にあります、中高生へのピロリ菌検査につきましては、2016年に日本ヘリコバクター学会において、生涯の胃がんリスクを低下させる対策として、青少年期にスクリーニング検査と治療が考慮され、自治体等が施策として実施することは考えられるとの提言が発表されましたことから、全国的に取り組む自治体が増加してきたものととらえておりますが、2018年、小児栄養消化器肝臓学会において、無症状の青少年に対しての検査は科学的根拠が示されていないなどと議論されている経過を踏まえ、現段階でまちとして検診項目に加えることは想定していないところであります。しかしながら、がんを減らすことは重要な課題でありますので、今後の動向を注視しながら、町民の健康増進のため、情報収集に努め、必要な研究、検討を行ってまいりますので、御理解を賜りたいと存じます。
質問 5番 今村辰義
私の今回の質問のねらいは、あるものはしっかり使って、そして教訓をやっていると。ない袖は振れませんので、今後の教訓対策をまちはどうやっていくのだろうというところがねらいの質問でございます。教訓事項といいますと、よかった点、悪かった点、あるいは悪かった点に対する対策を講ずるということになろうかと思いますが、よかった点というのはなかなか言いづらいところがあって、質問には加えていなかったわけでございます。しかし、本当にスムーズに情報連絡本部の開設から対策本部開設、そして汚水処理場の発電機がないから直ちに防災無線での使用制限等、非常に迅速な行動をとられたなというふうには考えております。まだいろいろ問題点等、成果等あると思いますけれども、問題点の中で、特に町長の答弁をお伺いしますと、全庁的に対応策について検討しているところであるというところなのですけれども、道も災害対策というところで、各企業だとか自治体に対策要綱、何かそういったもの、11月27日のテレビで示したというふうに言われております。結構時間がかかるなという認識で、まちが全庁的に対応策について検討していると。これはいつごろ具体的につくられて、町民の皆さんに示すとか、あるいは計画に反映するとかというのはいつごろを考えておられるのでしょうか。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
5番今村議員の、今回のブラックアウトを受けての教訓等に関します御質問にお答えさせていただきますが、まず、町民の皆さん方に、生活上支障を来すような事態の回避については一定程度対応できたのかなと思っております。しかしながら、今回の事象を受けての反省点、あるいは気がついた点は、実は膨大な量が、実は各課から、災害対策本部が設置されましたので、災害対策部長と、課長をそういうふうに呼んでおりますが、多くのことがそれぞれの各対策部から実は示されております。それらについては、町民の皆さん方に直接感じるような部分でなくて、例えば連絡調整のあり方、あるいは発電機の調達の方法だとか、さまざまなことに及んでおります。現在、それらを取りまとめまして、役場の中で検討、協議を続けておりますが、今、集約に向けて検討しておりまして、その中から、御質問にありますように、直接来年の平成31年度の行政執行の中に反映させていかなければならないようなことの取りまとめ、あるいは防災計画の中に書き込んでいかなければならないようなこと、それらを今区分いたしまして、整理しております。できれば、予算を伴うこともございますので、平成30年度中にはまとめたものを町民の皆さん方、あるいは議会の皆さん方にお示ししたいというような心積もりで作業をしているところでございます。以上でございます。
質問 5番 今村辰義
まさしく町長も言われておりますように、想定外の出来事であったというふうに思います。やっぱり東日本大震災のとき、もう二度と想定外という言葉は使わないというところが全国民の考え方であって、いろいろな事象を考えて対策をとろうとしていたと思うのですけれども、やはり想定外という事態が発生するということで、今後も発生するかもしれませんので、そういったところに対策を講じて、そういうことも考えてやらなければいけないと思うのですけれども、まちがなぜある程度、ある程度と言ったら怒られますね、スムーズに入っていったのか、その成果、よかったところは何か、例えば十勝岳防災総合訓練、そういったものを毎年やっていたおかげだとか、何かあると思うのですけれども、そのよかった点をまず教えていただきたいと思います。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
5番今村議員の御質問にお答えさせていただきますが、まさしく今、議員が御発言いただきました、十勝岳の避難訓練、これをずっと継続して積み重ねてきて、そういったことがスムーズな行動につながった、そしてまた、マニュアル化がしっかりなされていたというようなことが非常に今回は大きく、スムーズな対応に至ったものと理解しておりまして、しかし、そうは言え、全停電ということは想定しておりませんでしたので、非常にそこら辺は欠落していたものが逆にまた見つかったという状況でございます。以上でございます。
質問 5番 今村辰義
わかりました。みんなで検討した対応策について、周知徹底と、今年度中にはしっかりまとめて、次年度の計画に反映していきたい、予算にも反映していきたいというお話であったと思いますけれども、例えば熊本地震がございましたよね。あれも同じ地震が原因の話ですけれども、我々が本震だと思っていたものの2日後というか、1日半後ぐらいにまた余震が来て、余震が本震になりましたよね。だから、そういったことを考えると、なるべく早く示す必要があるだろうと。もう一つ、先ほど町長が言われたのは、町民の皆様にある程度示すものよりも、計画とかのことが主体であるということですけれども、道が11月24日にニュースで示したのは、停電対策の周知ということで、経済団体などに対策推進呼びかけということで、例えば酪農をやっている方々には、自家発電機を地域共有でできる体制をとってほしいとか、あるいはコンビニエンスストアなどは自動車などから電力確保を検討してほしいと、要するに具体的に末端まで指示しているような対策を示しているわけです。まちとしても、やっぱり町民に対して、皆さん教訓として持っておられると私も思いますけれども、やはりこういったものは準備しておくといいよとか、こういったときはこういう避難所に行かないといけないよというのは、改めて私は示す必要も、ここら辺もあると思うのですけれども、ここの辺はどうでしょうか。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
5番今村議員の御質問にお答えさせていただきます。今、例示されましたようなことに対する対処につきましては、北海道がオール北海道という観点から、いろいろアドバイスをしていることは伺っておりますが、例示されましたような、例えば当町におきましては、酪農家の方々、非常に大きな電力を使用しておりますので、私が今の北海道の動きといたしまして理解させていただいているのは、酪農関係について申し上げますと、酪農団体等を通じまして、系統の中でそういったことに対する備えを啓蒙しているというようなこと、あるいはコンビニ関係につきましても、コンビニ業界を通じてそういったことに対する対処力を高めていただきたいと、そういうことをお願いしているというふうに理解をしているところでございます。また、各家庭に対しましては、今月、広報の10月号に、町民の皆さん方に周知しておきたい点につきましては既に掲載させていただいておりますので、そういった各業界、あるいは各団体、そしてまた各家庭、個人というような、各段階において対応することが今後重要だというふうに考えておりますので、そういったことも含めて、私どもも自治体としてのあるべき姿をしっかりと整えてまいります。以上でございます。
質問 5番 今村辰義
大体理解できました。ブラックアウトはもう起きないかというお話なのですけれども、電力の需要と供給、バランスが崩れたから今回なったわけですね。では今後ないのかというと、冬期における需要が非常にふえていくだろう、あるいはどこかの発電機が老朽化しているのもありますから、停止する可能性もある。供給のほうが少なくなるということで、また起きる可能性があると私は思います。0.5ヘルツの周波数の変動があれば、もうブラックアウトになるということが専門の資料に載っています。そういったことを考えると、先ほどのお話ですけれども、今年度中、要するに3月31日までにまとめるというのも理解できます。そんな急にはまとまりませんけれども、ただし、まとまっているものをつくり、示していくと、そういったことを考えてやっていく、あるいは一つ例を言いますと、汚水処理場の発電機、これらについては、またそういった事態が起きた場合、どのように対処するのか、そこをお聞かせ願いたいというふうに思います。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
5番今村議員の御質問にお答えさせていただきますが、冒頭の御答弁で申し上げましたように、例えば具体的に発電機が備わっていることによって非常事態を回避できるような施設、そういったこと、その程度はどの程度緊急性があるかというようなことも、今各課から課題として上がってきておりますので、それらを含めまして、その施設、あるいはその場所に対応した整備を今後図っていくことがやはり大事なのであろうというふ― 16 ―うに理解しておりますので、それらの整理が、まだ今検討中でございまして、そしてさらに、それらの整備に関しましては、当然、予算を伴うことでありますので、それらも総合的に含めて、今後検討して、決定をしてまいりたいと考えておりますので、今具体的に終末処理場に設置するというようなお答えを申し上げられる段階でございませんことを御理解いただきたいと思います。
質問 5番 今村辰義
予算のネックというのですか、あるのは町長が一番重々承知されていると思います。今まで町長が言われたことをしっかりと対策を持ってやっていってほしいなというふうに思います。それでは、2項目めの中高生のピロリ菌検診について、残念ながら現在のところ想定していないということでございまして、復唱しますと、なぜ取り入れないかという理由につきましては、がん検診としての成果が確定していませんよというところと、集団における対策型検診としても推奨されていないということで、まちは公費の助成は行っていないと。私が言っている公費の助成というのは、全額ではありませんから、各市町村でもそれぞれパーセンテージが違いますので、そういう話でしたけれども、助成はそういう理由で行わないと。あるいは、検診項目に加えないという理由で、無症状の青少年に関しての検査は科学的根拠が示されていないと。18年に小児栄養消化器肝臓学会から示されているというところでございます。この小児栄養消化器肝臓学会というのはどういう学会なのか、私もちょっと調べたのですけれども、一般社団法人でも何でもないし、日本の医学会にも入っていないですよね。それで、ちょっとだけ質問したいのですけれども、無症状の青少年、小児学会が青少年の論文を出したのか、この青少年というのは小児との誤植なのか、ここをまず確認したいと思います。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
5番今村議員の、ピロリ菌に関します御質問にお答えさせていただきます。ただいま御質問いただきました小児という定義につきましては、私どもも承知していないところでございますが、一般的にゼロ歳から小学校へ入る以前ぐらいのことをこの学会では指しているのではないかなというふうに理解をしているところでございます。
質問 5番 今村辰義
私が言っているのは、小児栄養消化器肝臓学会が出した報告書の中で、無症状の青少年に対しての検査云々とありますけれども、ここは青少年でいいのか、小児という言葉でないのかをまず確認したいということでございます。
答弁 保健福祉課長 鈴木真弓(保健福祉課長は2022年3月まで)
5番今村議員の、ただいま町長の答弁していただきました小児という表現と、無症状における青少年に対する定義についての御説明をさせていただきます。まず、この学会の定義につきましては、そういう名称を使っておりますけれども、町長のほうから答弁していただきました「無症状の青少年に対する」というのは、青少年という表記につきましては15歳以下を指したものということで表記させていただいております。ただ、小児というのは、先ほど町長が述べさせていただいたように、普通に小児というふうに表記をしますと、就学前の5歳未満、5歳以下のお子様のことを指しているものというふうに判断しております。以上です。
質問 5番 今村辰義
ありがとうございます。私が確認したかったのは、小児といえば幼稚園生、小学校入学する前ですよね。青少年というのは、通常は中学校から25歳まで。ただ、民法等ではお酒とかたばこは二十歳からですよね。そうなっているわけです。だから、青少年というところで、そういうふうに書いていると、私は中学生、高校生にピロリ菌の検診をどうのという話は全く外れてしまうわけで、確認したわけです。今聞いてみると、15歳までと。ということは、高校生は該当するではないですか、私が言っている話に対しては。だから、中学生はだめでも高校生だったらいいのではないかというお話はありますか。
答弁 保健福祉課長 鈴木真弓(保健福祉課長は2022年3月まで)
ただいまの5番今村議員の御質問にお答えさせていただきます。議員の御質問は、中高生ということでの御質問だったのですが、今、青少年という定義が15歳未満ということになりますと、高校生は対象になるのではないかという御質問だったと思いますが、当町におきましては、ピロリ菌の検査につきましては、あくまでも集団で行う対策型検診で、まず実際にそれを検診としてまちが行うかどうか、そこをまず基本に考えまして、今現在、まちで行っている胃がん検診につきましては、バリウムの検査、胃カメラの検査を行い、胃カメラの検査において、初めてドクターがピロリ菌の症状、胃の粘膜の収縮や内臓を見て、ピロリ菌の検査についての促しも行うことから、きちっとその症状が確認されてからの検査を行― 17 ―うことを推奨させていただいておりますことから、先ほど町長が申し述べたように、対策型検診では実施していないこと、あくまでも任意で、皆様にオプションで受診をしていただいて、自己負担をしていただいているということで御説明させていただいております。ただいまそれが16歳から高校生以上、この検診ができるかということでは、実は胃がん検診を、ではそこからやるのかどうか、そういう方向にまず考えなければいけないことになりますことから、今、このピロリ菌検査につきまして、高校生以上にやるという考え方は今現在は国のほうのガイドライン並びに厚生労働省からの指針の中にも明確な指示が出ておりませんことから、まちとしては検討をしているところではないということで、今答弁させていただいております。なお、各自治体が、議員の御質問にもありました、各道内においても進めている自治体があるというふうに御質問いただいておりますが、それは検診機関が各自治体に、先ほど答弁のほうでも申し上げた、提言があることから、検診機関が自治体に推奨し、自治体が独自に判断して、検診を実施しているという情報は私どもも十分に調査し、収集し、検証しておりますけれども、それは検診機関と自治体との契約の中ですので、私どもは必ず国ないし道の考え方をきちっと確認した上で、今後の検診の内容については検討していきたいと考えております。以上です。
質問 5番 今村辰義
考え方はわかりました。このピロリ菌検診、私は一番最初に言っているのですけれども、お母さんになる前に検診をして、菌を持っている人が除菌しておれば、赤ちゃんにも移らないわけです。まちはがんの撲滅ということで、がんに対するいろいろな検査の料金などもみんながんに対して積極的にやっておられるではないですか。その中で、ピロリ菌というのは胃がんをほとんど絶滅できると言われているでしょう。ピロリ菌以外の原因でがんになったというのは1%ないというデータもあるではないですか。裏返せば、99%以上、ピロリ菌で胃がんになるわけです。だから、ピロリ菌を撲滅すれば、胃がんそのものがなくなる可能性があるではないですか。だから言っておるわけでございまして、中学生、高校生というのは健康診断をやっているではないですか。検体、尿だとか血液だとか、血液をとっているかどうかわかりませんけれども、便だとか、出しておるではないですか。別に胃カメラをのまなくても検査できるわけですよ。そういった検査を取り入れられないかと。そして、そこで陽性になれば、改めてもっと精度のいい検査をやっていけばいい話なのでございますから、そういった検査をぜひ取り入れてほしい方向でいくのと、まちががん撲滅を重視しているのと、私は合致していると思うのですけれども、どうでしょうか。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
5番今村議員のピロリ菌検査に関します御質問にお答えさせていただきますが、現在、さまざまな学会、あるいは研究機関等から、ピロリ菌に対します所見が発表されております。私が知る限りにおいては、特に中学生、高校生くらいまで、あるいはさらに幼少期の無症状期の幼児等も含めまして、非常にピロリ菌除去による発がんへの因果関係については、これは明確な方向が学会共通の認識として示されていない段階と、そんなふうに理解をしております。ただ、母子感染につきましては、ピロリ菌の母子感染を防ぐ観点からの効果があるということは、これは立証されておりますので理解できますが、特に無症状の小さいお子様も含めた検査については、非常にまだその結果が確立されていないというふうに述べられていることに対しまして、私は理解できるなというふうに考えておりますので、ただ、御質問にありますように、中学生は別といたしまして、高校生以上のほぼ成人に近づきつつある、そういった年齢の層に対しまして、ピロリ菌検査による除菌が果たして今後国として有効な胃がんを未然に防ぐための方法として認めていこうというような方向性等が今後示されるようなことがありましたら、それは検討に値すると思いますが、現時点、まちが情報収集しております限りにおいては、子どもに対する胃がん検診を項目に加えること、あわせてピロリ菌検査を行う必要性が今求められているものではないというふうに理解しているところでございます。以上でございます。
質問 5番 今村辰義
了解しました。町長、一番最初に言われたように、しかしながらということで、今も言われましたけれども、国等が新たな指針を示すとか、そういったものの情報収集に努めて、検討してまいりたいということを言われておりますので、それに期待いたしまして、質問を終わらせていただきたいと思います。以上です。