上富良野町議会 平成23年第1回定例会 2011年3月14日
(1)国民健康保険税について/(2)休日保育について/(3)商業振興について/(4)農業振興について/(5)移住・定住化対策について
2011年3月14日、上富良野町議会の一般質問で、米沢義英議員が「国民健康保険税について」「休日保育について」「商業振興について」「農業振興について」「移住・定住化対策について」について質問し、町長 向山富夫が答弁しました。
- 質問者
- 米沢義英 議員
- 答弁者
- 町長 向山富夫
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 5番 米沢義英
私は、さきに通告してありました件について質問いたします。第1点目には、国民健康保険税について伺います。国民健康保険税は、健康保険や共済保険などに加入していない労働者、農林水産業者、自営業者、退職者や無職の人などを対象とした医療保険制度であります。平成22年度における上富良野町での加入世帯と加入者は、1,800世帯、3,333人となっています。また、国民健康保険法には、社会保障と国民保険の向上に努めると記してあります。それは、国や自治体の責任で、国民や住民の医療を補償する制度という立場からの精神であります。しかし、昨今ではその制度が国民健康保険加入者の生活苦に追い打ちをかけるという事態にまで発展しているというのが実情であります。高い国民健康保険税、その原因は歴代の自民党政権時における国庫負担率の引き下げ、また同時に自民公明党政権時代における保険税の引き上げの繰り返しによって、新たな住民負担が転嫁されるという状況になりました。にもかかわらず、民主党政権下においてはこのゆがみを正すどころか、各自治体が行っている一般会計からの繰り入れをやめ、保険税の受益者負担という名目で、保険税の引き上げを一層加速せよという方針を指示を打ち出したというところに大きな問題があります。また、その指導指示のもとで、今回、新たに上富良野町においては国民健康保険税率の改定が行われようとしています。町の試算では、年間所得300万円の4人世帯で医療支援分、介護分を合わせると現行では年額38万7,400円、それが改定案では年額43万9,200円で、5万1,400円の増で、引き上げ率は13.3%になるという事態になりました。これでは、国民健康保険に加入している世帯にとっては、重税感は避けられないと考えますが、町長はどのようにお考えでしょうか。ある加入している方に聞きますと、景気がよくない中での税の引き上げは避けてほしいと語っているのは切実な要求であります。町が今すぐ実施しなければならないのは、引き上げではなく、国保会計に一般会計からの繰り入れを行って、引き下げを実施することだと考えますが、町長の見解を求めます。次に、休日保育についてお伺いいたします。この間、何度となく休日保育の実施に向けた町の体制づくりをどうするのかという質問も行ってきました。次世代行動支援計画においては、平成26年度を目標として、その具体的な方向性を示しております。この間、保護者等の意識調査における要望においても、その高さは一段と高く、その要求は多くの人たちから望まれているところであります。この間の私の質問に対しても、可能な限り早期に実施するよう努力したいと述べておりましたけれども、今後、どのようにこの23年度においては検討し、具体的な対応をされようとしているのかお伺いいたします。次に、商業振興についてお伺いいたします。今、景気の後退や住民の消費にかかわる意識の変化、また消費の流出という形の中で、大きな産業構造の変化が起きてきています。そのもとで、購買力の流出などの傾向も一層顕著になり、地元の商店にとっては消費がどんどん売り上げも伸びないという状況になっています。また同時に、そういう状況でありますから、店の数も近年では減少傾向にあり、多くの町民も元気な上富良野町を望んでいますから、その具体的に上富良野町の元気を取り戻すための具体策が今、求められていると考えています。町に潜在している地域の力をいかに育てるかどうか、これに今かかっているのではないかと考えます。また同時に、それを実施するためには、具体的な雇用と消費に結びつけるような政策、内発型、循環型の地域振興策をどのように行うかということ、これが求められています。― 78 ―さらに、地域に根差した地元業者、地場産業の総合的な支援をしてこそ雇用と仕事をつくり出すこともできるものだと考えます。そのためには、起業をしたい人、技能の向上や店舗を開設における支援など、具体的な商工業の支援策、商工業振興条例の制定が必要だと考えますが、この間の質問に対して町長は、今後、マーケティング調査を初めとした協議機関を設置して、その対応を協議したいと述べておりましたれども、今後どのようになされるのか町長の見解を求めます。次に、農業振興について伺います。今、国においてはTPPの促進という形の中で、農畜産物の関税を撤廃しようという動きがあります。これが通れば、地域の産業も日本の農業も経済も大打撃をこうむることは明らかであります。今、求められているのは、自給率の向上、そして農業にかける人たちの思いを大切にした農業づくりをどう進めるかということが、国においても地方行政においても求められていると考えています。近年、上富良野町においては、農業従事者の高齢化、後継者不足などによって農地を維持し、耕作することが困難になるという状況も一部では見受けられます。また、町においては、各種の農地の流動化対策や、後継者対策などしておりますが、まだまだ十分と言える状態ではありません。そういう意味では、町において今後の農業に対する不安、高齢化、後継者不足による農地の担い手をどう確保していくかということは、引き続き大きな課題だと考えております。そういう意味では、私は第三者における農地の担い手を継承できる制度も、その一環、一つだと考えます。この点について、町長はどのようにお考えか、また同時に耕作に適していない農地も上富良野町にたくさんあります。そういう意味では、未耕作地や輪作体系の維持のためにも、緑肥に対する補助制度を検討する必要もあると思いますが、この点についてお伺いいたします。次に、移住定住化対策についてお伺いいたします。上富良野町では、移住、定住化対策として、住宅の提供や情報の提供などをこの間、実施してきました。十分とはまだ言えない状況にあります。今、上富良野町における移住、定住化対策のやはり中身というのは、いかにこの上富良野町に年少人口や生産年齢人口の若い世代や、また意欲ある高齢者の人たちが迎入れ、それを起爆剤として新たなまちづくりを進めるということ、これが求められていると考えております。上富良野町における情報の発信というだけではなく、思い切った具体的な誘導策が今、必要だと考えます。例えば、土地の分譲や家屋の新築店舗の開設などによる具体的な対策、踏み込んだ具体的な対策が必要だと考えますが、この点についても町長の見解を求めます。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
5番米沢議員の御質問にお答えさせていただきます。まず1項目目、国民健康保険税についての御質問にお答えさせていただきます。国民健康保険を取り巻く環境は、急速な高齢化が進展するとともに、医療費が年々増大しており、一方では長引く景気の低迷で所得もふえず、保険税収納の低下を来すなど、国民健康保険事業会計は財政的にも不安定要素を抱えながらの運営を強いられているところであります。本町におきましては、平成15年度に税率を改正して以来、毎年、医療費が増向していく中で、保健指導により医療費の抑制に努めるとともに、経済状況等が好転する兆しが見られないため、平成18年度からは毎年、財政調整基金を取り崩して運営をしてまいりましたが、基金のほぼ全額を取り崩してきたことや、今後、保険税収入が順調に伸びていく状況は想定できず、一方、医療給付費や後期高齢者支援金、介護給付費納付金については、確実に増加が見込まれております。このことから、平成23年度は8年間据え置いてきた保険税率を改正して予算編成をせざるを得ない状況にあり、今期定例会において保険税率を改正する条例を御提案申し上げているところであります。改正に当たりましては、平成26年度から後期高齢者医療制度の廃止による新たな高齢者医療制度の実施が予定されていることなどを考慮し、当面、増額を必要とする保険税額を3,500万円と試算し、引き上げ幅を極力抑えて設定をしております。また、賦課方式は従来の4方式とし、資産割は据え置いて応能割と応益割はおのおの50%として、全所得階層の方に公平に負担していただくこととし、引き上げ率は10から13%とするものであります。また、税率改正に当たっては、低所得者の方に対し実負担が過度とならないことを念頭に置き、軽減が図られるよう組み立てをいたしたところであります。さらに、4月1日から窓口で支払う医療費の一部負担金の減免及び徴収猶予を定めた要網を施行し、制度の充実を図ることにしております。また、国民健康保険事業は、特定の支出に充てるために特別会計を設置して運営しており、一般的に高齢者を多く抱え、医療費が多額になること、あるいは自営業者― 79 ―など、所得の不安定な方が多く加入していることなどの構造的な特殊性により、その歳入は加入者が負担する国保税による税収のほか、国や道からの支出金、被用者保険からの交付金、一般会計からの繰入金等を財源として運営しております。一般会計からの繰り入れは、低所得者に対する保険税の軽減分や職員給与費、事務費など、法律などにおいて規定されておりますが、財源不足を行うことを目的とした。いわゆる法定外の繰り入れは国民健康保険加入者以外の方にとって、町税を二重に負担していただくことになり、制度上、好ましいことではありませんので御理解を賜りたいと存じます。次に、2項目目の休日保育についての御質問にお答えいたします。本町の子育て支援にかかわる行動計画である、次世代育成支援行動計画後期計画では、平成22年度から平成26年までの5カ年の計画で、町民が未来に希望を持って、また安心して子供を産み育てることができる優しいまちづくりを目指し、各子育て支援策の実施を進めております。休日保育は、この計画策定時に行ったニーズ調査において利用したい保育サービスの中でも要望が多いことや、5年間の後期計画期間内での実施を位置づけていることから、町内3カ所の保育所における御家庭の就労実態等をよく把握し、具体的な検討を進めてまいりたいと考えております。あわせて、地域全体で子育て支援を推進していくことを目的として、平成22年3月に事業開始したファミリーサポートセンター事業においても、休日における支援機能を有していることから、同センター事業の効果的な運営を図り、幅広い要望にこたえることができるよう取り組んでまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りたいと存じます。次に、3項目目の商業振興についての御質問にお答えいたします。議員の御質問にもありますように、商工会の会員数が減少している実態にあり、店舗数についても減少してきております。このことから、町として空き店舗数、空き地などの実態把握については、平成12年、平成16年に行った以降、実施していないことから、平成22年度において緊急雇用創出推進事業を活用し、商工会と連携、協力して実態調査を実施したところであります。その結果、空き店舗数が54件、空き地が40件となっており、商店街の空洞化が進んでいる状況であります。今後、商工振興の対応策につきましては、平成22年度の実態調査の結果と、平成23年度に同じく緊急雇用創出推進事業により予定しております消費動向・消費者ニーズ調査の結果を踏まえ、有効な商店街の活性化対策について、商工会を中心として関係機関と一体となって具体的な施策や方策を見出しながら、その実効性があらわれるよう財政支援を行ってまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りたいと存じます。次に、4項目目の農業振興に関する2点の御質問にお答えいたします。まず1点目の、農地継承制度の検討に関する御質問にお答えいたします。本町における個人認定農業者、約270名の平均年齢は約54歳となっており、他の個人農業者を加えるとさらに平均年齢は上がり、農業者の高齢化傾向は一層加速するものと思われます。意欲ある方に農地を継承しやすい制度の検討とのことですが、農地の継承は意欲とあわせてしっかりとした計画性や、経営能力を備えた経営体に集約していくことが望ましいと考えております。今後においては、後継者対策とあわせ、農地の有効利用が果たされるよう、農業委員会や農協等と十分連携を図り、農地の適切な流動化を支援してまいりたいと考えております。現在、上富良野町においては、農地の流動が滞るような状況にはありませんが、今後、国では農業者戸別所得補償制度により、規模拡大加算も行われる予定でありますので、情報提供等を行ってまいりたいと考えております。次に、2点目の輪作体系維持のための緑肥補助についての御質問にお答えいたします。議員御発言のとおり、緑肥を交えた輪作体系における土づくりは、土づくりの基本であると認識しております。本年から、本格的に始まる戸別所得補償制度では、前年に対象作物を収穫した圃場を対象に、地力増進作物を作付し、そのまますき込んだ場合、その年に限って10アール当たり1万円の交付金が交付されることとなっております。現時点では、この制度の活用を考えておりますが、今後、農業者の皆さんの意向を踏まえ適切に対応してまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りたいと存じます。次に、5項目目の移住定住化対策についての御質問にお答えいたします。移住定住対策につきましては、議員御承知のとおり、平成19年度に頑張る地方応援プログラムに基づき、移住定住希望者の主な情報源となります専門ホームページの開設や、旧教職員住宅を活用した移住準備住宅の整備などを中心に、移住定住対策に積極的に取り組んでいるところであります。私の移住定住対策に対する基本的な考えにつきま― 80 ―しては、以前から申し上げておりますように移住者の受け入れは重要な施策ではありますが、最も重要なことは町民の方々が転出せずに、この町で安心して暮らしを立てられるまちづくりが基本と考え、その観点から農業振興、商工業振興、福祉対策、雇用対策など、定住対策に最大限意を用い、今、全町挙げて取り組みを進めているところであります。一方、議員御質問の移住希望者に対する土地の分譲や財政支援については、他の市町村の事例もあることは認識しておりますが、移住希望者の移住場所のニーズは多様であり、特定した場所での土地分譲を行うということは、その効果を考慮すると大変難しい現状にあると考えております。今後は、土地建物等の物件情報を一元化して、情報を提供する体制を充実させるなどに取り組んでまいります。また、移住者に特化した財政支援の考えはありませんが、さまざまな住民サービスの向上に向けた取り組みは極めて重要であり、そういった取り組みを進めていくことで、上富良野町の魅力をさらに高め、移住定住者の増につながるよう努力してまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りたいと存じます。
質問 5番 米沢義英
国民健康保険税についてお伺いいたいします。国民健康保険税は、文字どおり、先ほども言いましたが社会保障という位置づけにあります。そういう立場から、やはり国においてもこの点をきっちり受けとめることなく、国庫負担率の引き下げを行って、この点でも私たちは改善すべきだという要求を、一貫して行っているところであります。また同時に、国、自治体においても、その財政的な部分においても大変苦慮されているというのはわかります。しかし、他の自治体においては、そういう状況にもあるにもかかわらず、一般会計からの繰り入れを行って、財政の国保加入者の負担を軽減するという状況も生まれてきております。答弁の中では、法定外の繰り入れを行えば、国民健康加入者以外の方に町税の二重負担をしていただくことになるのだということで拒否されております。このことを例えばという形で話た場合、農業振興、あるいは商業振興においても、こういった例はたくさん町長あるのではないでしょうか。それは、町の政策としてそこに支えなければならないということで、町の財政を一定投入しているわけですから、他方から見れば農業者から見ればそれは何だと、商業振興ばかりについてお金を投資するのは何だと、逆の立場になれば、またそういう立場で見ることがたくさんあるでしょう。高齢者からすれば、子育て支援だけでいいのかと、高齢者にもっと予算をつぎ込むべきではないかということもあるでしょう。そうすると、そのことを町長の言っている二重負担ということになれば、すべてが二重負担なのです。なぜ、そういう政策をとるのかということになれば、やはり町を支える、そういう立場から町をつくっていく、社会保障や医療やそういった分野からのやはり公平感を、やはりお互い、ここに住んでいる以上、やはりそういう制度で町に安心して暮らして住んでほしいという立場から政策を行っているわけですから、国民健康保険税に一般会計から繰り入れしても何も不公平感はないと思いますが、この点、町長はどうのようにお考えかお伺いをいたします。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
5番米沢議員の国保税に関します御質問にお答えさせていただきます。まず、私が先ほどお答えさせていただきました町税の二重負担に法定外繰り入れについてお答えさせていただいておりますが、ただいま議員がさまざまな町が行っております施策についても、同様のようなことにならないかというような見解でございますが、私といたしましては国民健康保険制度そのものが加入者をもって運営する、そういう性格があるというふうに考えております。ただ、その財源は当然、公的支援も含めまして、被保険者の保険税によって賄われているということで、言ってみれば自己完結型になっているものというふうに理解しております。そういう面におきまして、保険税をほかの一般の多くの皆さん方の税源をもって軽減策をそれに充てるということは、私は先ほど議員から御質問にあったさまざまな施策と同一視するということは、私の認識の中にはないということで、御質問にあったような一般会計から法定外の繰り入れをということは非常にできないということではないですが、非常に町民の理解を得ることはハードルが高いというような認識をしているところでございます。むしろ、制度のそういう国民健康保険の加入者の構造的な、非常に不安定化をだんだんしているという実態は私も理解しておりますので、むしろ不備があるとすれば国のほうに制度改善をお願いしていくことのほうが的を得ているというような理解でございますので、御理解賜りたいと思います。
質問 5番 米沢義英
私は、何度も申し上げます― 81 ―が、これは国のほうにも制度の改正は要求していくものではあるということは当然であります。また同時に、これは地域の自治体にも求められている、やはり社会保障としての一環としてのこの国民健康保険税ですから、別に何も町民の方にしてみれば、こういう町を支えるという立場から、つくるという立場からも、ここに町長が投入したいのだということであれば、それは納得できる話だというふうに思います。お金がないのだということを言いますが、私は今回の基金調整の財調のこの5億8,000万円、こういう部分を取り崩しながら、やはりこういう財政の負担の軽減に充てることも、私は十分可能だというふうに思っているわけであります。そういう意味では、国の責任に押しつけるだけでは町長、それは地方自治体の長としては、やはり役不足であると私は思っているのです。町長がみずから町民の健康と予防医療に対しても十分、現場では頑張って努力もされて、一定の医療費の抑制にもつながっている、そういうことも含めて国民健康保険税の負担軽減を同時に並行してやるということは、私は当然、自治体の長としてやるべき責任があるのだというふうに私は思いますし、税の二重負担ということであれば、そのほかについてもいろいろな税の二重負担という法則が成り立つのだろうと思いますが、ですがしかし私は今回の、もう一度確認しますが、高いこの国民健康保険税の軽減をこの一般会計、財調を取り崩すなど、具体的なことを行えば可能だというふうに思いますが、町長、もう一度この点も含めて、逃げないで国の責任だということで締めくくらないで、自治体がきちっと責任を持つという、この立場も明確にしていただきたいと思います。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
国保についての御質問にお答えさせていただきます。まず、基本的な認識の部分でございますが、私は何度も、私のほうも申し上げますが国民健康保険税を他の税をもって法定外が補っていくということに対しましては、非常に違和感を持っております。ほかの個々の施策と同一視するという、そういう考えを持っておりませんでして、やはりむしろ最初の答弁で申し上げましたけれども、実負担感を軽減するために軽減措置を十分配慮した制度設計もこのたび出させていただいているというふうに理解しておりますし、また、他方、窓口負担等の軽減、減免等もあわせて取り組みをさせていただこうということで考えておりまして、低所得者層の占めるウエートが大変、近年高くなってきていることは私は承知しておりますので、そういった納税相談も含めまして、極力皆さんに負担感を和らげれるような、そういう措置もあわせて行ってまいりたいというふうに考えておりますので、ここはぜひ健康予防も含めて、本当にトータルで上富良野町民の皆さん方の健康を支えていくことがより重要だというふうに考えておりますので、どこに責任を押しつけるというような考えではなく、そういう町民の意識を高めていくことのほうが、今、求められているというふうに理解しております。
質問 5番 米沢義英
他の軽減制度も実施するということの話でありますが、これは国のいわゆる決められた軽減分との普通のことなのです。これを特別なという形には、私はなりません。これは当たり前なのです、こういうことをやって。それでもなおかつ、やはりこういった国民健康保険税の負担だとか、そういうものがやはり重いという状況になっている。国の調査でも、この今の給与水準は、本当に30年前の給与水準になっているという状況で、一方で物が上がっていますから、本当にひどい生活実態ということは明らかに示されているわけです。そういうことを考えたときに、私は思いきって先ほども言いましたけれども、基金を取り崩してここに投入すると、そして軽減するということは、やはり町長の責任としてやるべきだというふうに思いますが、この点、どうもわからないようなので、これはぜひやってください、できないのですか町長、先ほど一般会計から繰り入れることは可能なのだということも言っているわけですから、できないとすれば何が理由なのか、税の負担が二重負担になるから、他の町民の方も納得できない、だからできないという話なのですか。町長は、その負担軽減したいという思いはあるけれども、町民の方が納得できないから私はできないのか、どうなのですか、そこをはっきりしてください。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
5番米沢議員の御質問にお答えさせていただきます。国保税の法定外の繰り入れによる軽減、具体的に財調からの投入を想定してはというような御質問でございましたけれども、私の想定の中には、そういう仕組みを構築しようという考えは現在持ち合わせておりません。また、町民の方々に国保の現況、あるいは国保というものがどういうふうに運営なされているかということについての認識を高めていただくということ― 82 ―は、その負担とはまた別時限の話として、それは取り組むことはやぶさかではございませんが、財調等を利用して法定外の繰り入れをして、運営していくということについての考えは持ち合わせていないことをお答えさせていただきたいと思います。
質問 5番 米沢義英
全く話にならないです。結局は、何だかんだと言ってみずからの責任を言い逃れに終始するということが明らかです。私は、今回のこの税率の引き上げは、多くの方、いろいろ加入している方の話を聞いても、やはりもう本当にいろいろ売り上げや景気が伴わない中で大変だし、本当に上富良野町の資料でもわかるように200万円以下の世帯が7割だと、100万円以下も4割になるという状況の中で、本当にこの税の負担というのが耐えがたいという声が圧倒的です。そういう意味では、その社会保障という位置づけにもかかわらず、それを町長みずからが、それを否定するということは、私は許されないし、こんなことをまかり通るような町政だったらとんでもないです。もう一度伺いますが、これは財調からの取り崩しできちっと軽減するようしてください。もう一度、答弁求めます。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
5番米沢議員の御質問にお答えさせていただきますが、財調を活用しての一般会計からの繰り入れということは想定していないということは先ほど申し上げたとおりでございます。それとはまた視点が違いますが、私はその過重感があるというような、非常にその所得が低迷しているという実態は理解しております。むしろ、上富良野の所得が、町民の皆さん方の所得が向上するような、そういう活性化策が今、私は体制としては求められるというふうに理解しておりますので、御理解賜りたいと思います。
質問 5番 米沢義英
活性化策を求めるということで言われているのだけれども、それではどこに活性化を見出すのかという話なのです、具体的に見えてこないのは。そういうものも含めて、私は今のこの税の改定にはやはり断固反対ですし、もう一度確認したいのですが、これは加入者にとって今回の引き上げは負担の重さを感じないというふうにお考えですか、町長自身、今回の改定を見て重税感をどのようにお考えなのかお伺いいたします。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
5番米沢議員の国保税についての御質問にお答えさせていただきますが、重税感があるかどうかというような、そういう何か物差しを持って判断をしていることはございません。国保会計を安定的に運営していくための公平な負担を皆さんにお願いするということで、私は今回、御提案をさせていただいているところでございますので、その点は十分に御理解をいただきたいというふうに考えております。
質問 5番 米沢義英
この間も、一般会計から繰り入れを行わないで、いわゆる加入者負担で全部賄ってきたのです、この8年間見たら。そういうことも含めたときに、やはり加入している方、町民の方もこれは怒ります。そういう意味では、改めてこれはぜひ改善していくよう求めて、本当に冷たい町政だと思います。次に質問を移らさせていただきます。休日保育についてお伺いいたします。町長はこの間、休日保育の問題については、担当の課長に指示して、スピード感を持って対処を図りたいと、23年度については具体的な対策が図られるようにしたいという話の答弁でありましたが、しかし今回のこの答弁を見ていますと、相変わらず具体的な検討を進めてまいりたいということで、そのスピード感というのはどこに消えたのだという話なのです。先ほどのまちづくりの一環としてこういうものがきちっとサポートされなければならないのに、そのスピード感も現実としてないということは、この答弁の中で明らかです。同時に、このファミリーサポートセンター、この支援を得ながらそういう体制も構築しながらということの話でありますが、具体的にいつまでにどうしたいのかということを聞いているわけですから、そのスピード感というのは何を持ってスピード感という表現をしたのか町長、答弁願います。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
5番米沢議員の休日保育についての御質問にお答えさせていただきますが、休日保育の実施につきましては、さまざまな休日保育のニーズがなぜあるかということをしっかりと検証しなければ、実の上がる休日保育、例えばないよりあったほうがいいというような、そういうことで事業を実施できませんので、スピード感云々についてのお尋ねでございましたけれども、ことし23年度についてはしっかりそのバックボーンがどういう、要するにどういう背景があって、どういうふうにそれを満たすことで休日保育の率が上がるかということ、26年度にまでに実施するというようなことは― 83 ―定めて予定しておりますので、それが1年でも早く実施できるような、しっかりとした制度設計ができるように歩みを進めるということでございまして、それは前を進めるためのプロセスだということで、既に一歩踏み出しているということで御理解をいただきたいと思います。
質問 5番 米沢義英
普通でしたら、そこまでそのスピード感を持ってということであれば、具体的なニーズ調査も一定、その前回の次世代育成行動計画においてわかっているわけですから、そういうものがもう現時点で具体的になってきていいはずの話なのです。これが具体的になってきていないということであれば、何を指示していたのかと。また、これはどういう検討をされていたのかという、私は受け取る側として疑念を抱かざるを得ないという状況にあります。このアンケートの中でも、やはり休日仕事に出るだとか、そういう中でやはり預ける場所がないだとか、当然、町長も御存じのように、そういう要望があるわけですから、前の質問に対してもセンターを設けて、そこで具体的な行動も行うのも一つの方策だということまで表現、この間の予算委員会等も含めてしているわけですから、そこまでいっているのにいまだにできていないということが、町長の指示が悪いのか、受けとめる側がこれをよく理解されていないのか、どちらかだと思うのですが、この点は町長きっちりと押さえた評価をしなければならないと思いますし、やはり早急にこれは対処すべき課題だと思いますが、お伺いいたします。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
5番米沢議員の休日保育についてのお尋ねにお答えさせていただきますが、私は、これのみならずさまざまな事業に対して、やはり本当にスピード感を持って取り組まなければならない事業、あるいは事業の成果をしっかり上げるために熟議をして取り組むべき、やはりそれは一様ではないというふうに考えております。そういう意味におきまして、上富良野における休日保育等については、既にファミリーサポートセンターもスタートさせていただいております。そういったことを総合的に判断して、しっかりとその制度設計が町民の皆さん方から御理解をいただいて、またあるいは町民の皆さんに喜んでいただけるような仕組みになるように指示をしておりますので、現場もそれを受けて現在、取り組みをしていただいておりますし、平成23年度において私はそれが制度設計に向けたしっかりとした形がお示しできることになるというふうに理解しておりますので、何ら足踏みをしているわけでもございませんし、御理解を賜りたいと存じます。
質問 5番 米沢義英
ぜひその点、しっかりとしたやはり制度をつくっていただいて、早急な対策というのは当然、必要だと思います。私は、町長のスピード感ということに対しては、どうも問題が多いのではないかといふうに思いますので、ぜひその点、早急な対策をしていただきたいと思います。次に、商業振興についてお伺いいたしますが、近年、商業における後継者問題、答弁の中にもありますが、空き店舗数も54件、空き地が40件という状況の中で、本当に空洞化になってきております。確かにいろいろな商工会と関係機関との話もこの間、してきたということの話でありますが、しかしやはりいろいろな形でなかなか実らない話もあるのかもしれませんが、粘り強い協議というのは当然、必要になってきているというふうに私は考えております。そういう意味では、どこをこれから町が支援しなければならないのかというところをきっちり押さえる必要があるというふうに私は思います。この間、何回も申し上げたこともあるかと思いますが、独自でやはり店を開店する、あるいはグリーンツーリズムにおける振興を行うなど、いろいろな感じで取り組みがなされております。そういうものも含めて、やはり具体的な条例、やはり後継者に対する店舗の技術を磨きたいだとか、新たな起業を起こしたいだとか、そういった部分に対する具体的な振興策を町長自身がやはり持たなければ、これはなかなか前に進みません。確かに、自治体だけではできない話ですから、当然、関係機関も巻き込んだ中での具体的な対策、協議というのは当然、必要だというふうに思いますが、どういうふうな町長のイメージとして、この商業振興策、振興条例の策定については、どういうような形が方向性としてあればいいのかなというところで考えているところが、考え等があればお伺いしておきたいと思います。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
5番米沢議員の商工振興策についての御質問にお答えさせていただきます。まず、基本的に私は町の商工業の実態がどうあるかということは、もう既にお答えさせていただいておりますが、まず商工業者も含めて、行政も含めて、まず課題意識を共有化するというところから私はスタートしなければならないというふうに考えて― 84 ―おります。それでこの間、特に商工会さん等については、しっかり課題意識を共有し、私は他の業態もそうですが、やはり一番どういうところに課題がある、どういうところに改善点があるということの認識は、現場の方が一番私は理解をしているということが常に基本にあります。ですから、商工業の空き店舗対策、あるいは空き地対策等、具体的な振興策については、まず商工会みずからが一番、その当事者でございますので、そういう関係者の方々からじっくりその課題を出していただいて、そして町が取り組む私の思いとトータルして、本当にしっかりと根っこの座った商業振興策を講じてまいりたいというふうに考えておりまして、とりわけまず商工業者の皆さん方がどういうように活性化を、もうプロですから、そういう方々からの御意見なり、御提言をまずしっかりと受けとめる体制を早急に取り進めたいというふうに考えておりますので、条例云々につきましてはまだ、そこまでの課題共有がされておりませんのでお答えすることできませんが、そういう取り組みを早急にしようということで確認をしているところでございます。
質問 5番 米沢義英
ぜひ、そういう実態調査も含めながら、具体的な方向性をぜひ見出していただきたいというふうに考えています。次に、農業振興の件についてお伺いいたします。農地の継承問題でありますが、町長自身も農業者でありますから、当然、釈迦に説法になるかというふうに思います。がしかし、やはり高齢者の実態、あるいは認定者の年齢構成を見ても明らかにここ5年、10年における中で、この農地のさらに確保、維持するのがどうなのかということが課題になることは明らかであります。また同時に、町においても新規就農者に対する対策も同時並行しながらやっております。何よりも基本は、地元に住まわれている方がこの農地を維持、耕作できるということが基本でありますが、しかしそうならないということも当然、あるわけですから、そういう意味ではこの農地を継承できるようなやはり上富良野町に来たいという人がいて、そういう場合、やはり担い手対策の一環としても、こういうやはり制度の住めるための調査研究をする必要があると思いますが、この点について町長の見解を求めます。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
5番米沢議員の農地のスムーズな継承策等についての御質問にお答えさせていただきますが、非常に今、上富良野で農地の流動化が滞っているというようなことは、ないことは先ほどもお答えさせていただきましたけれども、これから農業の経営者の年齢構成、あるいは後継者の実態等を見ますと、恐らく出しての方はふえてくる傾向にあるというふうに思います。ただ、私が危惧しているのは、農地を拡大しようという意欲のある方々が、かなり農地が飽和状態、要するに抱え切れないというような実態が今、あります。それで、一定程度面積を超えてしまいますと、逆に採算ラインを割って、経営を圧迫すると、それが過大投資につながったり、さまざまなまた一方の逆の作用も生んでくるというような、非常にきわどい私は状況にあると思います。それで、議員がお話にありましたような新規就農者の受け皿、あるいは新たな経営体をつくるなり、そういったことはぜひ必要だと私も認識しておりますので、どういう形が有効かということはこれから大いに勉強させていただきたいというふうに考えておりますので、御理解賜りたいと存じます。
質問 5番 米沢義英
ぜひ、その点、進めていただきたいのと、あとはこの緑肥については今後、こういう意見が結構あります。現実的には、確かにそういう今回の所得補償制度の中にそういう制度があるということでありますが、やはり実態、聞きながら、今後、町独自の対策もぜひお願いしたいと思います。次に、移住定住の問題でありますが、確かに町の移住定住に対する行革プランの中にも、こもごもいろいろな政策の展開という点では書かれております。しかし、私は何と言ってもやはり移住の先進地の話だとか、情報を見ましたら、それなりのやはり初期投資というのはどうしても必要とされています。また同時に、その地域に働ける仕事の確保ができるかどうかという、いろいろな総合的な中でこの移住定住対策というのは考えなければなりませんし、いずれにしてもやはり財政支援も含めて中でどうするのかという具体策が必要だというふうに思います。例えば、東川においては、移住した場合の制度がありまして、そこに景観条例に基づいたやはり民家を建てた場合の制度だとか、店舗を新築したいときのその制度だとか、あるいは住宅を賃貸のその物件を、マンションです、そういうものを建てたいという方があれば、それに対する補助制度だとか、あるいは他の自治体においては体験型の上富良野に住んでもらえるような、町民との交流を進めるだとか、いろいろな制度をとって行って、定住化対策に一生― 85 ―懸命頑張られております。そういう意味では、上富良野町においても、やはりそういった具体的な財政負担もそう、そのソフト面もそうなのですが、もっとより具体的な踏み込んだ対策というのが必要だというふうに思いますが、この点については町長、どのようにお考えなのか、ソフト面を全面的にこれから出していきたいというような、その部分しかちょっと受けとられないので、この点、明確な答弁を求めます。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
5番米沢議員の移住定住対策についての御質問にお答えさせていただきます。まず、他の事例等のお話も伺いました。私の知る限りでは、例えば大都市近郊の町におきましては、通勤圏と通勤圏にくくられる中では、そういう利便性を生かした、今、議員からお話がありましたような誘導策ということが講じられている実態も承知しております。当町におきましては、そういう立地にないというふうに理解しておりまして、そういう中で移住定住を促進するということは、多様なニーズを持った方に多様に対応していかなればならないということで、私としては具体的に住宅を整備したり、あるいは財政支援をするということは非常に、投資効率からいうとなかなかその効果を発現することを期待は、非常に課題が多いというふうに理解しております。むしろ、上富良野野のこのロケーションなり、そういったものを理解して移住をしていただけるような方を、上富良野の実態をPRして、自発的に移住をしていただくことの情報提供することは大事でありますけれども、むしろ定住をしようということで来ていただいた方に、個別にいろいろお手伝い、支援をさせていただくことに対しましての支援は、これは必要であるというふうに考えております。非常にハードルの高い課題でございますけれども、ソフト、ハード、両面合わせて上富良野、私の基本は町内から転出される方、流出する人を防ぐことが第一だと考えておりますが、まず上富良野町に住んで、幸せを感じていただけるような条件整備がまず先であるというふうに考えておりますので、御理解賜りたいと存じます。
質問 5番 米沢義英
そういう面での制度の構築という点では必要かというふうに思いますが、必要最小限の初期投資は必要です。上富良野町に単身者の方がこの間、お話をして聞いたのですが、ほかの町ではそういった単身者が住めるような公営住宅だとか、そういったところもあるけれども、なかなか来ようと思ってもなかなか来れない、数はそう多くはないのでしょうが、やはりそういった部分に対する支援も当然そうですし、やはり一定のこちらに住んで、やはり住居を構えたいだとかあれば、それに対する費用負担というのもかかわるわけですから、具体的なやはりそういった部分の一定の財政支援は当然、必要だと思いますが、その点は町長、今後生かしていただきたいと思いますが、答弁求めます。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
5番米沢議員の御質問にお答えさせていただきますが、上富良野に体験移住をしてみたいと、そういうことに対します受け皿というのは、これはもう整備しておく価値は十分にあるというふうに考えております。現在、そういう体制も十分とは言えないながらも整備をさせていただいておりますので、これが今後ホームページ等を通じて、上富良野をPRをしていくというくことを23年度では大きな課題として、重要施策と位置づけておりますので、また反応を見ながらそういった具体的なハードの整備が必要であれば、これはまた新たな取り組みとして位置づけてまいりたいというふうに考えておりますので、御理解を賜りたいと存じます。