上富良野町議会 平成22年第3回定例会 2010年9月14日
(1)地方交付税の運用について/(2)国民健康保険税について/(3)温暖化対策について/(4)農業政策について
2010年9月14日、上富良野町議会の一般質問で、米沢義英議員が「地方交付税の運用について」「国民健康保険税について」「温暖化対策について」「農業政策について」について質問し、町長 向山富夫、副町長 田浦孝道が答弁しました。
- 質問者
- 米沢義英 議員
- 答弁者
- 町長 向山富夫、副町長 田浦孝道
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 5番 米沢義英
私は、4項目にわたって質問させていただきます。第1番目には、地方交付税の運用のあり方について質問させていただきます。国においては、地方交付税の増額配分が、この7月23日に決定されました。その決定を受けて、町― 59 ―においても、この9月定例議会において、地方交付税の増額予算が提出されようとしております。その内容を見てみますと、地域活性化に対する取り組みの交付金、あるいは雇用対策に充てられるというような内容のものであります。また同時に、町においては、政策的な予算として、その増額された交付税の一部を計上され、予備費、あるいは起債の償還と、あるいは中山間地等の予算に計上がされておりますが、取り組むべき内容として否定するものではありませんが、しかし、今回の交付税の増額の中身を見ますと、当然、町民の暮らしと福祉の向上のためにこそ活用すべき内容であるものと私は考えるものであります。また、その活用の仕方として、大まかに何点か例を挙げてみたいと思います。来年度までに家庭に設置が義務づけられている火災報知器の設置時の助成。上富良野町においては、消防等において聞きますと、まだ50%台ではないかという話でありました。あるいは、子供の健康を守る上から有効とされている子宮がんの予防につながる子宮頸がんワクチン接種時の助成。国においても、これらの取り組みの予算を計上されていると聞きます。また、細菌性髄膜炎は、乳幼児にかかると大変重症化するという形の中で、ヒブワクチンに対する助成も必要でしょう。また、老朽化している学校の遊具の取りかえやいすの取りかえ、さらに、地域から要望が出されている遊具の設置や、あるいは側溝の設置、さらに、未就職者に対する支援など、増額配分された交付税の使い道は数多くあると考えます。この点について、町長はどのようにお考えなのか、見解を求めます。次に、国民健康保険税の問題について伺います。国民健康保険事業は、ほかの健康保健に加入していない人たちが必ず加入する医療保険となっています。それは、自営業者であったり、あるいは農業者、年金者であったりという人たちの加入制度になっています。上富良野町では1,836世帯が加入し、3,497人の方が加入しているという状況になっております。近ごろでは厳しい経済状況の中、国民健康保険税を納めるのが年ごとに大変になってきている、重税感がますますふえているという声が聞かれるというのも実情であります。さらに、町においては、決算等で見られるように、未収や滞納、不納欠損などが常態化するという傾向にあります。国民健康保険税の負担の軽減を求める声が、根拠がこういったところにもあるのではないでしょうか。国民健康保険に加入している世帯の重税感や自治体財政が大変になってきた原因は、厳しい経済状況の中で所得が伸び悩む、あるいは国の国庫負担による削減が大きく寄与しているという原因になっていると考えます。私たちはこの点でも、医療費の45%に戻すこと、これを国や関係官庁に対して要望しています。そのことを申し上げて、次の項目について町長の見解を求めます。一つ目には、経済状況の落ち込みで、近年、国民健康保険加入者の重税感は大変な状況にあります。一般会計からの繰り入れなどをして税の軽減対策を実施すべきだと考えますが、いかがお考えでしょうか。二つ目には、一部の自治体では税の不公平感を是正するとの理由から、資産割の廃止をしている自治体もあります。富良野圏域では中富良野町、富良野市などがあります。町において、今後の対応についてお伺いいたします。三つ目には、国民健康保険法44条では、低所得者の加入者に対しては窓口負担の減免制度ができるものと定めております。町等においては、失業者など特殊な事情に対しての適応も書かれておりますが、しかし、実態としては、これも効力を発していないというのが状況ではないでしょうか。経済状況等の落ち込みなども考慮し、所得の少ない加入者に対して、恒常的な制度として検討、実施すべきだと考えますが、この点について町長の見解を求めます。次に、温暖化対策について伺います。上富良野町においては、地球温暖化推進法に基づき、温室効果ガスの排出抑制のための地球温暖化対策実施計画が策定されました。その計画には、二酸化炭素排出量を町民1人当たり25%削減、6.43トンから5.94トンまで下げるという方向を示しています。今、国や道においても二酸化炭素削減に向けた各種の補助政策があり、この補助政策を多く利用する自治体や個人、団体も生まれているという状況にあります。冷え込む地域経済の流れを変えるきっかけにしたいとの期待感もあり、今、多くの自治体でこの制度を活用する、また、地域においては地域経済の冷え込みを何とか変えようという形の中で、この制度をいかに上富良野町に合わせた形の中で活用するかということが一層求められているのではないでしょうか。町がこの間、新築した家屋の中には、ソーラーパネルの設置、あるいはエコキュートの設備暖房などを設置する人がふえるという状況にあります。この流れを推し進める、これが今、町の経済を活性化する、町の二酸化炭素削減の方向性を示すという点で― 60 ―大変重要になってきております。しかし、この間、私の質問に対して、環境設備に対する補助制度については消極的な態度をとっておりました。しかし今、この時世の流れでは、この消極的な態度は時の流れに押しやられてしまうという危険性を持っているということを考えれば、二酸化炭素削減推進と経済の活性化のためにも、町は将来を見据えた、より具体的な対策をとることが今求められていると考えますが、いかがお考えでしょうか。町長に、次の2点について質問いたします。二酸化炭素削減などには住民の協働の取り組みが求められています。もう既に、国は、ごみの分別等々を含めた、各種の二酸化炭素削減に向けた取り組みが実施され、町もそれに向けた周知もされておりますが、今後さらにわかりやすく、具体的な周知の対策が求められていると思いますが、この点についてお伺いいたします。二つ目には、町においても環境に対する関心が高まっております。また、家屋の新築時における環境に配慮した給湯設備や暖房機を設置するというところがふえ始めております。町としても、省エネルギー、環境設備に対する補助制度の導入を検討すべきだと考えますが、いかがお考えでしょうか。次に、農業の問題についてお伺いいたします。長雨や高温多湿という状況の中で、農作物に少なからず被害が出るという状況になっております。ある農家の人に聞きましたら、ことしは本当に大変だ。タマネギ、あるいは豆、あるいはビートに至っても、品質の低下や腐れという状況の中で、本当に年を越せるかどうかわからないという声が、私に話してくれました。昨年においてもこのような状況。当然、収穫してみなければ、その被害状況もわからないということもあるかと思います。しかし、長雨による農作物の被害は顕著に出ており、その被害は明らかであります。上富良野町の現時点での被害状況はどのようになっているのかお伺いします。また、今後、その被害に対する農家に対する救済・支援対策も当然必要になってくるものと考えますが、以上の点について、町長の見解を求めます。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
5番米沢議員の御質問にお答えさせていただきます。まず、1項目めの地方交付税の運用に関する御質問にお答えさせていただきます。地方交付税につきましては、平成15年の三位一体改革以降、地方交付税の総額は大きく減少し、その影響を受けて地方財政も悪化した経過にあります。このような現状の中で、国では平成22年度地方財政計画において、特別枠として地域活性化・雇用等臨時特例費を創設し、地域主権改革の第一歩として、地方が自由に使える財源をふやし、地方公共団体が地方のニーズに適切にこたえられるようにするため、地方の自主財源の充実、強化を図ることとし、地方交付税総額が増額された経過にあります。これを受けまして、町といたしましても当初予算において、地方交付税については、臨時財政対策債も含めて一定程度増額計上した中で、地域経済や雇用の活性化、福祉施策の充実など、時代の要請に重点的にこたえた予算措置を行ったところであります。このような中で、7月末に平成22年度の普通交付税の額が確定いたしまして、結果として、普通交付税総額は、全体比4.5%、1億2,153万8,000円の増、当初予算対比では1億8,527万4,000円増となったところであり、今回の補正予算に増額計上をお願いしているところであります。しかし、このような交付税措置は、国の深刻な財政状況や財政再建議論の高まりなどを考慮するとき、地方への財政措置の配慮については恒久的に続くことは期待できない状況にあると考えており、自治体財政の基盤安定化には一層意を用いていかなければならないと考えております。したがいまして、今後の町の財政運営につきましては、国の地方財政計画等を見きわめた上で、今後予定されている大型事業やさまざまな行政課題等に対応するための財源として、一定程度留保する必要があると考えているところであります。議員御提案の各施策につきましては、前段申し上げましたように、今後の財政状況を考慮しながら、その必要性、緊急性等を検討させていただき、その方向性を見定めてまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りたいと存じます。次に、2項目めの国民健康保険税に関する3点の御質問にお答えいたします。1点目の国民健康保険税の軽減対策についてですが、国民健康保険を取り巻く環境は、急速な高齢化が進展するとともに、医療費は年々増大しており、一方では長引く景気の低迷で所得もふえず、保険税収納の低下を来すなど、国民健康保険事業会計は、財政的にも不安定要素を抱えながらの運営を強いられているところであります。国民健康保険税の軽減策につきましては、前段申し上げましたように、保険税の負担の厳しい低所得者世帯に対しましては、応益割の7割、5割、2割を軽減する制度と、今年度より新たに、解雇・倒産― 61 ―などの理由により、平成21年3月31日以降に失業された方に対して、国保税と保険診療にかかわる自己負担限度額を新たに算定する軽減制度が講じられておりますので、現在の国保財政から見ても、さらなる国保税の負担軽減策の実施は難しいことを御理解願いたいと思います。次に、2点目の資産割の廃止についてですが、資産割を入れない3方式を採用している市町村は、上川総合振興局管内では旭川市、富良野市、中富良野町の3市町だけであります。資産割を廃止して所得割に一本化することは、所得のある方にさらに負担を強いることになるため、当町としては保険財政の安定化と負担の公平感を保つ観点から、現行の資産割を含めた4方式を採用している経過にあります。今年度の予算編成においては、基金をほとんど支消して予算を組みましたことから、今後の医療費の動向を見ながら、12月には税率の引き上げについての判断の時期と考えており、そのときには国民健康保険運営協議会に負荷のあり方も含めて協議していただきたいと考えております。次に、3点目の恒常的な低所得者に対する対応についてですが、国民健康保険法第44条の規定に基づき、当町でも平成6年10月1日から国民健康保険条例施行規則第27条に一部負担金の減免及び徴収猶予の規定を設け、災害等により被害を受けたり、事業の休廃止、失業等により収入が著しく減少して生活が困難となった場合、6カ月以内の期間に限って一部負担金の減免及び支払い猶予をすることができるとしております。平成20年度の調査では、道内の173保険者において、8保険者が免除をしたという状況であります。また、恒常的な低所得者に対する対応につきましては、前段で御説明させていただきましたとおり、当町の国民健康保険特別会計は基金をほとんど支消し、財政的にも大変厳しい状況で運営しておりまして、恒常的な低所得者に対する対応は難しいことを御理解願いたいと思います。次に、3項目めの温暖化対策に対する2点の御質問にお答えいたします。1点目の住民への省エネルギーの取り組みの周知についてですが、議員も御存じのとおり、ことしの4月24日、上富良野町建設業協会が主催者となり、北海道工業大学の協力を得て、当町で初めて地球温暖化対策新エネルギーセミナーが開催されました。まさに事業者みずからが地球温暖化対策に取り組んだ第一歩となったものであり、町としても関係各位に深く感謝しているところであります。町では、5月の広報誌から「すぐできるエコ活動」コーナーを設け、日常における簡単なエコ活動を紹介させていただくとともに、8月からは町のホームページに省エネ、新エネルギーに関するホームページを追加し、いつでもだれでもが気軽に町の省エネに対する取り組みを知ることができるように努めているところであります。今後は、9月19日に開催します自然環境に親しむ事業、親子でフットパスや環境に関するセミナーの開催等を計画しておりますので、町民の皆さんが気軽に参加できるよう啓発に取り組んでまいりたいと考えています。次に、2点目の住民の省エネ環境設備設置に対する補助金の導入などを検討してはとのことでございますが、昨年、上富良野町地域省エネルギービジョンを策定する際に、町民500世帯、事業者100世帯に無作為にアンケート調査を行いましたところ、40%の回答をいただきました。その中で、今後、町への要望事項を記入していただいたところ、多くの方々から省エネ、新エネ機器購入時の資金援助や情報提供の要望がありました。町では今、上富良野町地域新エネルギービジョンを策定中でありますので、その中で議論をいただきました検討結果を踏まえた上で、今後、具体的に事業展開ができないか検討を進めてまいりたいと考えております。御質問にあります省エネ環境設備設置に対する補助金導入ですが、今後の省エネルギー対策として非常に有効な手段であると思いますので、省エネルギーだけではなく新エネルギーを含めて、将来に向けた対応を考えてまいります。今現在、多くの自治体で省エネ、新エネに対する補助制度が確立されておりますので、内容を把握するとともに、国の温室効果ガス排出抑制の補助制度の導入を検討しながら町の補助策等を整備してまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りたいと存じます。次に、4項目めの農業政策に関する御質問にお答えいたします。さきの今村、渡部両議員にお答えさせていただいたとおり、本年の高温・多雨という異常気象により、農作物における農業被害は、農地の冠水や病害等により甚大なものと認識しており、昨年の比にはならない被害だと考えております。今後、本格的な収穫期を迎え、被害の実態が明らかになってくると思われ、昨年から2年続けて被害に遭われている農業者も少なくないと考えることから、今後の営農に対する不安感が高まってくることが大変懸念されます。このことから、農協など関係機関と連携を密にし― 62 ―て被害農業者への対応等について準備を進めているところでありますので、御理解を賜りたいと思います。
質問 5番 米沢義英
交付税の活用についてお伺いいたします。結論的には一定程度の内部の留保資金が必要だということで、緊急性も含めた中で検討したいということで、具体的に実施するという形にはされておりません。上富良野町には、既にこれにかかわった地域活性化・雇用対策という形で、約8,900万円の交付税が算入されているかというふうに思います。私は、確かに、健全財政を維持するという点では、あるいは、そういった点でも一定の内部留保資金を基金あるいは貯蓄するという点ではよろしいかというふうに思います。しかし今、すぐやれるものがまだたくさんあるのではないかと、住民から寄せられた中に。例えば地域の遊具の問題でも、設置が望まれているのに設置されていないという問題もあります。まだまだ地域を見たら、側溝がでこぼこになっているという点がたくさんあって、あれにつまずいたらどうするのかと、町の責任問題にも発生するというような、そういう地域もありますし、歩道までも段差がついているという状況もあります。何よりも、このヒブワクチンの問題や、やはり学校の老朽化している遊具の問題でも、補修して済ませるという状況になっていると。こういう財源があれば、そんなに高額にはならない部分もありますので、やっぱり使えば、すぐ設置できるものというのはたくさんあるのです。また、未就職者という形の中でもこれを使っていいことの内容でありますから、こういうものも含めて、ただ緊急性というだけではなくて、やはり今すぐこれを具体的にするということが町に求められていると思いますが、ぼやかさずにきちんと検討会議を開いて、これをどう使うのかというところまで考えて実施されるべきだと思いますが、この点をお伺いしたいと思います。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
5番米沢議員の1点目の地方交付税の運用についての御質問にお答えさせていただきます。まず、今回の補正で組ませていただいております交付税の扱いについては、予備費に置かせていただくウエートを高めたところでございます。その理由といたしましては、それぞれ委員会等で御説明させていただいてきておりますが、この秋が終わるまでの台風時期がまだこれからでございますので、そういった自然災害に対する備え、それから、今後の財政需要、財政の安定化もさることながら、大きな事業がこれから町として想定されることなどを考え、さらには、今の国の現況を私なりに推察するに、このような交付税措置が継続的にあるという期待は、持つことは大変、それは現実的ではないというふうに考えております。むしろ今の国の財政状況等を見ますと、かつての三位一体改革のときのような、非常にまた厳しい局面が、そう遠くないときに来るというふうに想定されますので、それに備えたしっかりとした財政の備え、しかし、それとあわせて、予定される大型事業等についても対応できるような財政基盤、そういったものを今から備えておく必要があると思っております。それと、ただいま議員からお話がありました個々の施策について、検討できるものもあろうかと思います。この自然災害等の落ち着きが、12月を迎える前にはそういう時期を迎えますので、私の思いといたしましては、12月の定例会を迎えるに当たって、今回の予備費に計上させていただきました交付税の使途につきまして、さらに具体的に検討して、その最終的な扱いを皆さん方に御相談申し上げてまいりたいというふうに考えております。今はその途中経過にあるという、そういう今の時期の実態も御理解いただきたいと思います。
質問 5番 米沢義英
確認したいのですが、町長、今回の地域活性化や雇用拡大に向けてのこの交付税は、やはり私が言うように、一定その部分、使わなければならないということで、この12月等において具体的な対策を図ると。これは駆け引きなしですよ、町長。これを言った以上は、公の場ですから、町民も皆さん聞いているわけで、後で政策調整会議で調整して、できなかったという、子供と子供の話でもないわけですから、このことは担保されるということで認識してよろしいですか。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
5番米沢議員の御質問にお答えさせていただきます。どういうような事業展開が上富良野町民のためにとっていいかということは、今後、12月の定例会に向けての中で皆さん方に御提案申し上げて、御相談申し上げながら、その方向をきちんと定めてまいります。
質問 5番 米沢義英
言った以上は、忠実にこれを実行するということが町長にこれから求められる― 63 ―わけですから、この点、申し上げておきたいと思います。この間言った、細菌性の髄膜炎に対するヒブワクチンの問題、確かに経常的にかかる費用ではありますが、しかし、これが一たび子供にかかったら、やっぱり脳性麻痺やいろいろな、身体障害が出るというような、そういう状況もあります。未就職者に至っても、まだ仕事があれば、上富良野町でも就職につきたいという方もたくさんおられます。そういう具体的なことを、今、交付税を活用しながら、町の人たちが望んでいるということをもう一度確認したいと思うのですが、そういう方向で、これから具体的な、必要ならば、要望だとか、募集したりだとかするということも一つの方法だと思いますが、確認しておきたいと思います。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
5番米沢議員の御質問にお答えさせていただきます。個々具体的な事業として、どういったものを取り上げていくかということについては、今ここで述べる状況にはございませんが、いずれにいたしましても、有効に、その交付金が町民のために使われる、どのようにすれば町民のために役に立つかということを十分検討した上、さらに皆さん方議会にお示ししながら方向を定めてまいりたいというふうに考えております。
質問 5番 米沢義英
町長、かたい決意ですから、それを信じたいというふうに思います。ただ、出てきたときにどういう話になるかは別としても、そのことはきっちり、町長の責任において、ぜひやっていただきたいというふうに思います。次に、国民健康保険税の問題についてお伺いいたします。国民健康保険税の軽減ということで、自営業者であったり農業者、あるいは年金で生活されている方等々、いわゆる構造的な、脆弱な財政基盤という形になっております。この間、町の担当者の説明、あるいは町長の説明では、他の自治体から比べても、1人当たりの保険料は低いのだということを言われております。確かに低い状況にはあります。しかし、上富良野町の年間の所得等を見ましたら、いわゆる200万円以下の世帯が年々ふえる傾向があります。営業者にとっても、農業者にとっても、その所得者にとってもふえるという状況です。このことを考えたときに、一概に単純に、いわゆる国保税が全道から見ても低いから、これはそう負担感はないのではないかと感じておられると思いますが、このような営業をされていることがありました。固定資産税も払わなければならないと。消費税も払わなければならない。かといって、商売の売り上げは伸びているのかといったら伸びない。それで資産割についても払わなければならないという状況の中で、本当に税の負担というのは大変だということを言っているのです。やはりこういうことを考えたときに、上富良野町の、やはり国民健康保険税の税の負担というのは限界に来ているのだと私は考えておりますが、この点は、町長、どのように認識されておるのかお伺いいたします。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
5番米沢議員の保険税に関します御質問にお答えさせていただきます。冒頭、御答弁でも申し上げましたが、町の健康保険財政基盤は非常に現在厳しい状況であります。加えて、ほとんどの基金も支消して22年度の保険運営を行っている現況にございまして、加えて保険税の水準が管内的に見ても高くない、私はレベルだというふうに認識しております。そういうことで、さらに負担の軽減を図るということは、そういう想定はできない状況だというふうに思っております。加えて、資産割の賦課方式についても、むしろこれは公平感を保つ方法だというふうに私は評価しておりますので、現行の体制の中で基盤の安定を図っていくことが肝要だと考えております。
質問 5番 米沢義英
なかなか厳しい実態というのは、町長は御存じではないのだろうと思います。聞けば聞くほど、本当に、自営業者に至っても農業者に至っても、一般の方に至っても大変です。町長は、事あるごとに、答弁書の中に7割、5割、2割軽減しているからいいのではないかと。これは国から定められた制度であり、これは実施して当たり前の話なのですよ。なぜ上富良野町の国保税が軽減されないのかということなのですが、これは一般会計の繰り入れをずっと、15年度から見てみました。そうすると、保険基盤安定軽減資金、支援金、職員給与、出産一時金、財政安定化支援事業という形の中で、これは義務的な経費として国から来ていて、これが一般会計として名目上出されているだけなのですよ。だから、実質、一般会計からの繰り入れというのはされていないという状況です。何ぼかされている分はあるのですよ。全くということではないのですが、これを3,000万円なり4,000万円なりふやせば、約1万円ぐらいは軽減できる可能性が出てくる― 64 ―のです。こういうことをやっていて一般会計から繰り入れしているということは、全くとは言いませんよ。だけれども、余りにも少な過ぎるのだと、今の実態からすれば。私はこういうふうに認識しているのですが、町長はどのようにお考えですか。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
5番米沢議員の御質問にお答えさせていただきます。一般会計からの繰り入れ等による保険財政の運営実態につきましてのお話でございましたが、私といたしましては、町民すべてが加入している保険の仕組みでもございませんし、そういったことを、全町民の公平感から考えましても、今の一般会計からの繰り入れ水準をさらに高めることが、町民の公平感を保ちながら繰り入れをふやしていくということは、むしろ非常に疑問だというふうに理解しておりますので、今の水準は適正だと考えております。
質問 5番 米沢義英
適正でないのですよ、町長、今の社会環境から、経済状況から言っても。行政側から見て適正だと言っているだけであって、加入している方々からしてみれば、この税の負担はいかに本当に大変なのかということを、町長、歩いて実際聞いてみてください。そういう声がたくさん返ってきますから。私は、そういう意味では、まだまだ、例えばこういう財源を、今回交付された財源だとか積み立てに回った財源、こういったところに充てるだとかすれば、十分国民健康保険税の軽減ができる。このことを訴えて、次に移りたいと思います。次に、資産割の廃止の問題なのですが、他の町村の実態を聞きました。確かに資産割を廃止すれば、また、その分どこかで上げなければなりませんということです。ただ、不公平感を是正するという点で、いわゆるこの税金というのは、地元に資産を持っている。他町村に、例えば僕なら僕が、仮にですよ、いろいろ土地や家屋を持っている、アパートを持っているという場合は、上富良野町ではかからない。そういう不公平感を是正するために、この資産割を廃止した。あるいは、自営業者にしてみれば生産手段です、商売を営む。確かに利益を上げる場合もあるけれども、しかし、あくまでも生計を維持するため、暮らしを維持するたの生産手段なのです。そういうことを考えたときに、資産割はどうなのか。もしくは無年金者、いわゆる所得がゼロ世帯に対しても、この資産割があれば当然かかります。そういうことも含めて不公平ではないかと。だけれども、これを是正するということになれば、他の所得割、均等割、平等割に上がるから、いろいろ、その採用の仕方だと。しかし、私は、そういうことを考えたときに、一定部分、この資産割の廃止もあっていいのではないかと、その不公平を是正する意味でです。そう考えますが、町長はどのようにお考えなのか、お伺いいたします。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
5番米沢議員の国民健康保険税の賦課方式の資産割についての御質問にお答えさせていただきますが、私は、米沢議員とまた考えを異にしておりますが、私は、大都市は、自分の資産を持たない中で営業をされているという方の比率は、多分高いと思います。大きな市部だとか、そういうところはそういう傾向にあるかと思います。しかし、こういう上富良野のような町の実態の中では、自営業者等の事業実態を見ますと、やはり、資産を持ちながら仕事をされているという方がやはり主流であろうと。当然、そういう客体に対しましても負担を求めていくということが、むしろ国保財政の安定化に資するというふうに私は理解しておりまして、都市部とこういう地方とは全く状況が違うというふうに理解しておりまして、現行制度は10%でありますが、資産割を採用していることは税の負担の公平化に役立っているというふうに理解しております。
質問 5番 米沢義英
所得がない世帯というか、そういうことも町長は言われておりますが、しかし一方で、そういう不均衡が、やっぱりあるということは事実でありますから、この点、見直す点についてはぜひ見直して、やっていただきたいというふうに考えています。次に、3番目の国保の第44条の低所得者の窓口負担の問題ですが、確かに町においてはそういった緊急時、失業等の適応をうける救済、あるいは減免猶予という形で述べられておりますが、これが発動したという事例はありますか、今まで。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
当町においては、これを適用したというような事例があるというふうには聞いておりません。
質問 5番 米沢義英
そうなのです。これは周知されていないのです。よくわからない方が多いのです。少なくとも、こういう、何らかの形で、病気で仕事につけなくなった、あるいはそういう失業に陥ったという方がおられると思います。そういう方に対してはきっちりと、こういう制度があるという― 65 ―ことを周知するということも一つの方法だと思いますが、この点、しっかりとやっていただけますか。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
5番米沢議員の御質問の、低所得者に対します対策についての周知についてお答えをさせていただきますが、不十分なところがあるとすれば、それは多くの皆さんが周知していただけるような工夫はしてまいりたいというふうに考えております。
質問 5番 米沢義英
そういうところが、こういう制度はつくったけれども周知されていないという問題がたくさんあるのですよ。こういうもので救われるという方もたくさんいるはずですから、この点をぜひやっていただきたい。それと、もう一つは、低所得者の負担の軽減で、44条では、この窓口負担の減免もできるというふうに解釈、私はするのですが、この点はそう理解してよろしいのかお伺いいたします。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
5番米沢議員の御質問にお答えさせていただきますが、窓口負担の軽減も、この44条の中では含まれているというふうに理解してよろしいかと思います。
質問 5番 米沢義英
そうすると、こういう制度をやはりきちんと行政がつくるということが次の段階で求められています。わかりやすくお話ししますと、所得がない世帯、あるいはなくても、例えば窓口では個々で3割だとか払わなければならないという状況になっています。こういうところに不公平感というのが私は生じているのではないかというふうに感じています。こういう制度では、そういうことでもきちんと対応できる制度なのに行政がつくっていない。それで、ここの中では財政が大変だ、どうのこうのということを掲げられておりますが、手法としては、7割減免するだとか4割減免するだとか、窓口負担ですよ、いろいろあると思うのです。やはりこういう制度が、国としても実施していいということを言っているわけですから、すぐ実施すべきではないですか。それで、未納になったときにすぐ督促状を出すということは早いけれども、税の引き下げだとかこういう問題にはなかなか手をつけないというのが実態なのですよ。行政サービスもつくって、そして滞納者には、悪いから当然そういうものに該当するのでしょうけれども、私はこのときには反対しました。だけれども、そういうことをやるのだったら、一方でこういった制度に基づいて軽減措置を、窓口でも負担軽減ができる制度をつくるべきだと思いますが、町長、これ、どうですか、この点。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
5番米沢議員の御質問にお答えさせていただきますが、町独自の制度を制定するということは、考えは持ち合わせておりませんが、国民健康保険法の中で定められております制度の活用については、これはもう、そのような活用が周知できますように、工夫の余地があるとすれば、それはもう改善をしてまいりたいと思いますし、対象の範囲がどういうふうに定義されているかといえば、これはまた担当のほうで精査いたしまして、町民の方々に伝わるような工夫はしてまいりたいというふうに考えております。以上でございます。
質問 5番 米沢義英
町長、まともに答えていないのですよ、これ。そういった所得が階層別にゼロであったとしても、年間30万円、40万円、80万円ぐらいの町民税非課税や、そういった老齢年金世帯に対しても、そういった状況、窓口で3割負担とかなっている場合があります。障がい者だとか認定を受けていれば変わる場合もあると思いますが、私は、こういうときに、やっぱりきちんとその制度を活用するということを町として行政とやる義務があると考えておりますが、今後、この点、実施に向けて検討するということで、町長、どうお考えですか。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
5番米沢議員の御質問にお答えさせていただきますが、定められた制度を活用するということに対しましては、何ら私も異を持っているものではございません。その制度をどのように町民の皆様方に活用ができるような周知をしていくかということについては、これは意を用いてまいらなければならないというふうに考えております。以上でございます。
質問 5番 米沢義英
私は周知の話をしているのではないのです。周知の話は、失業だとか休業、あるいは病気になったときの、この点に対して周知と言っているのであって、今言っているのは、この44条に基づいた窓口負担をどうするのかということの話で、それを単に、こういうことがありますよと周知するという、そうしたら、それに対して町民の方が、返事が返ってくるまで待っているということですか、町長。お伺いいたします。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
5番米沢議員の御質問にお― 66 ―答えいたしますが、制度についての説明を被保険者の皆さん方にさせていただくということ、そして、それを適用できると推察される方々からお話があったときに、どういうふうにその活用ができるか、今、米沢議員がるるおっしゃっておりますが、そういうことが対象になるのかどうかということも含めて、それは都度、都度、対応するということになりますので、今、どういう方までいいですよ、今、どういう方がいいですよということにはならないと思います。
質問 5番 米沢義英
答弁に全くなっていないのですよね。何を言っているか僕、よくわからないのですよ。ちょっとこれ、議長、もうちょっと内容を、きちんと説明を、わかりやすくするように、ちょっと、議長、指示をお願いいたします。
答弁 副町長 田浦孝道(副町長は2013年9月まで)
私のほうからも若干、説明をさせていただきたいと思いますけれども、今、町長から答弁させていただいていますように、運用の実態が、なかなか、全国的に見てもないというのが厚労省の段階でも把握されているようでございまして、ここ最近の情報によりますと、全国の各保険者が適切にその制度を運用できるような、一つの判断基準をモデルとして示したいというような、そういうお話も我々のほうとしては若干耳にしてございますので、そういうものがどういう内容なのか、そういうことをしっかり踏まえて、ただいま町長が申し上げましたように、実際に皆さんにお知らせするとともに、保険者として具体的に判断ができるような、そういうものも持ち合わせる中で、適切に対応することが今求められていると思いますので、ぜひともひとつ、その点も含めて御理解をいただきたいと思います。
質問 5番 米沢義英
いろいろなことを、この間も副町長は言われるのだけれども、なかなか実行が乏しい場合があるのですよね。副町長のおっしゃる、状態も調べて、検討するかどうかというところまでちょっとよく聞き取れなかったのですけれども、やはり検討するということで受けとめていい言葉なのですか、それは。
答弁 副町長 田浦孝道(副町長は2013年9月まで)
ただいま申し上げたことの繰り返しになりますので、大変申しわけございませんけれども、今、この間、町長が答弁申し上げた中には、平成6年に制度化して、今現在、運用実績がないということでございまして、私どもも、そういう実態を踏まえて、制度をしっかり運用できるような実態になっているのかと申しますと、今、議員もいろいろと町のルールを見て、いろいろ助けられていると思いますが、私どもとしては、今持ち合わせているそのものだけで制度を運用するということはなかなか困難でございますので、しからば、経済的に困窮したときに、どういう経済水準になったときに困窮したという判断をするのかどうか、これらについては私どもも、判断基準を具体的に今現在持ち合わせてございませんので、そういうものも含めて、全国のそういう状況を、厚労省の段階で危惧されて、一定程度、自治体がどういう判断をするか、そういう参考の基準を示したいということで国も動いているようでございますので、そういうものを見て、どういう判断がいいのかについては十分熟慮しなければならないというふうに考えているところであります。
質問 5番 米沢義英
いろいろ、そういう制度の問題点や、いろいろな課題や何かがあると思いますが、ただ、この減免措置のこの部分については、対応できる部分があるのではないかと私は考えております。それと44条の部分も含めて、これは別問題です。これとリンクする部分もありますが、やはりきちんと区分けするものは区分けしてやるということを、ぜひ検討していただけるということで認識して、次の問題についてお伺いいたします。温暖化対策ということで、答弁の中に、今後、こういう助成策の導入を検討するということの話ですから、これは間違いなく検討されるということで認識してよろしいかどうか、お伺いいたします。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
5番米沢議員の御質問にお答えさせていただきますが、具体的な取り組みが、どういう取り組みができるかということを今、審議会等々で審議いただいておりますので、それらも踏まえて、また、町としての思いも加えまして、具体化できるかどうかについての検討を進めて、極力そういう形が生まれるように努力してまいりたいというふうに考えております。
質問 5番 米沢義英
審議会等や協議会等の意見を大いに参考にしていただきたいと私は思っています。ただ、今の答弁を聞く限りでは、審議会等や協議会等の意見を聞かないと、自分みずから何もできないという答弁なのですよ。そうではなくて、今、私は協議会や審議会に質問しているのではなくて、町長自身に質問しているわけですから、町長の言葉でどうするのかということを聞かせてください。― 67 ―
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
5番米沢議員の御質問にお答えさせていただきます。審議会や委員会等の意見を参考にしながら、私として決断していく手法も、これは私の考えとして成り立つというふうに理解しております。
質問 5番 米沢義英
運営審議会や協議会の以前の問題として、町長は、これは必要だというふうに感じておられますか、そうしたら。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
米沢議員の御質問にお答えさせていただきます。これは、時代背景等を考慮いたしますと、大いに検討、研究をしていくに値する課題だというふうに認識しております。
質問 5番 米沢義英
そういう答弁を私は望んでいるのです。私は運営協議会に質問しているわけではないのですよ。町長がみずからの意思決定機関のトップにいるわけですから、最高のトップの人に質問しているわけですから、責任ある答弁をしてもらわないとだめだということなのですよ。次に移らせていただきますが、農業問題では、確かにいろいろと、もう、前段の議員の方々が述べられました。償還金の猶予の問題だとか利子補給の問題だとか、いろいろな問題、言われました。あとはこういう、農協や関係団体とも連携して、激甚災害に対応できるのだったらそういう制度をつくる、あるいは国や道に、きっちりと今も要請するということでありますから、きちんと農家の人が再生産できるようにするということで確認してよろしいですか。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
5番米沢議員の農業被害に対します対応についての御質問にお答えさせていただきますが、先ほど来から議員の皆さん方にお答えさせていただいておりますように、今後、被害の実態等を踏まえ、どういう対応、対策が町として講じられるかということをしっかりと見定めた上で、来年の営農意欲がそがれないような最善の方法を講じてまいりたいと考えておりますので、御理解いただきたいと思います。