上富良野町議会 平成22年第3回定例会 2010年9月14日
(1)異常気象による農業被害の救済を/(2)マイマイガなどの害虫対策を
2010年9月14日、上富良野町議会の一般質問で、今村辰義議員が「異常気象による農業被害の救済を」「マイマイガなどの害虫対策を」について質問し、町長 向山富夫、町民生活課長 中田繁利が答弁しました。
- 質問者
- 今村辰義 議員
- 答弁者
- 町長 向山富夫、町民生活課長 中田繁利
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 6番 今村辰義
私は、さきに通告してあります2項目について質問させていただきます。まず、1項目めでありますけれども、異常気象による農業被害の救済をであります。― 29 ―異常気象が地球規模で近年多発しておりますが、昨年の冷湿害、ことしの記録的な豪雨、異常高温と、高温多雨という言葉もございます。そういったものが全国的に蔓延しておりまして、全国的な異常気象となっております。我が国の農業関係も重大な被害を被っております。自然を相手にする農業経営の安定に重大な障害となっている状況であり、我が町も決して例外ではありません。これはもう、町長、重々おわかりのことであります。この異常気象などによる農業被害の救済についての町長の考えをお伺いいたします。2項目めでありますけれども、マイマイガなどの害虫対策をであります。ことしもマイマイガが多発し、町民は幼虫の駆除から始まってマイマイガに悩まされ、怒りすら覚えている方もございました。線路から東側の旧国道沿いから神社前までの経路においても、マイマイガに悩まされた住民が個々に、あるいは町内会で街路灯の交換をいたしました。ただ、一部元の白銀灯のままで、景観が損なわれていると思っております。観光の町としていかがなものかと考えますが、どうでしょうか。次に、街路灯の交換経費は自己負担や町内会負担でやったわけでありますが、さかのぼって町で助成する考えはないでしょうか。また、マイマイガは終息に向かっているという情報も聞きますが、新たにといいますか、もう新聞報道によると何年も前から、クスサンというもっと大きなガが大量発生している。富良野市も非常にすごいですね。このクスサン等に対する来年以降の発生予想と、その町の対応はいかがでしょうか。以上3点について町長にお伺いいたします。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
6番今村議員の御質問にお答えさせていただきます。まず、1項目めの異常気象による農業被害の救済に関する御質問にお答えさせていただきます。さきの行政報告でも申し上げましたとおり、本年の異常気象による農業被害は甚大になるものと認識をしているところであります。昨年も冷湿害によってかなりの農作物被害が出たことから、被害の大きかった農業者を対象に、資金面での対応を図らせていただいたところですが、本年の被害状況は昨年の比にならないほど甚大なものと思われ、昨年とあわせて2年連続して被害に遭われている農業者も少なくないと考えられることから、今後の営農に対する不安感が高まってくることが懸念されます。今後、本格的な収穫期を迎え、被害の実態が明らかになってくると思われ、農協など関係機関と連携を密にして被害農業者への対応等について準備を進めているところであります。また、本年は農作物以外にたび重なる集中豪雨に見舞われたことから、農地の洗掘やのり面の崩壊など農地被害も町内全域で発生いたしました。これらにつきましても、農道整備事業など現行の事業で対応可能なものにつきましては、その対応を図ってきたところですが、今後におきましては、農地保全の観点からも、災害復旧について、国や北海道に対し対応を図っていただくよう要望を行ってまいります。さらに、2年連続で湿害による被害も多く見られることから、基盤整備等の農地の条件整備を行うことが喫緊の課題であると考えておりまして、農業者の皆様とともに、基盤整備の必要性、予算の拡大について、強く国などの関係方面に向けて働きかけ、早期の着工、完成による強い生産基盤づくりを進めてまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りたいと思います。次に、2項目めのマイマイガなどの害虫対策に関する3点の御質問にお答えさせていただきます。1点目の町内会で行われている街路灯の交換に伴い、一部景観が損なわれていることについてでありますが、観光の町として、街路灯が同一で景観が統一されていることは大変望ましいと思われますが、街路灯は町内会などで設置管理されておりまして、景観を目的に設置されておらないことから、色の違いは設置される道路や周辺の住宅事情等によるもので、町が強制的に統一することとはしておらないことから、町が実施している街路灯整備事業につきましては、ナトリウム灯を使用することで統一を図っているところでございます。次に、2点目の自己負担で交換した経費について、さかのぼって町で助成する考えはないかとの点についてですが、現行の生活灯の補助金制度上、消耗品である電灯の交換は補助対象に含めていないことから、設置者に負担をしていただいているところであります。今後におきましても同様に対応することとしており、自己負担をお願いするものであります。したがいまして、電球交換にかかわる経費をさかのぼって町で助成する考えはございませんので、御理解を賜りたいと存じます。次に、3点目のクスサンが大発生しており、来年度以降の発生予想と町の対応についてでありますが、文献によりますと、クスサンはクスノキに発生する害虫で、灰褐色から赤褐色の羽を広げた長さ10センチほどにも及ぶヤママユガ科のガで、8月下旬ごろから羽化し、夜になると街路灯などに群れ飛― 30 ―び回り、毒性はなく、1週間くらいで死ぬと言われております。この近郊では4年くらい前から富良野市、中富良野町でも大量発生をしております。町の対応といたしましては、特に生活安全上の被害も報告されていない状況から、現在のところ駆除対策についての助成策等を講じることは考えてございませんが、来年度の大量発生防止に有効とされる卵の除去などにより自己防衛に取り組んでいただくことを基本といたしまして、既に幼虫の駆除につきまして、防災無線を通じて町民の皆様に情報提供を行い、御協力をお願いしているところでございますので、御理解を賜りたいと存じます。
質問 6番 今村辰義
まず、1項目めの異常気象による農業被害の救済をから伺っていきます。農業をやられて40年、熟知たる考え方をたくさん持っておられる町長に聞くのも、大砲を撃ってきた人間としては非常におこがましいところがあるのですけれども、お伺いしたいというふうに思います。町長は、前の選挙、あるいは議員のときの選挙等からも、農家が元気がなければ町はだめなのだということを言われておりますよね。また、ほかの農家出身の議員も言われている方もおります。まさしく私もそう思います。農家に少しでもやはり元気を与えなければいけないだろうというふうに思っています。そうすることによってまた、町の商工業に対して、買い物だとか、あるいは飲酒だとかいろいろあると思いますけれども、町も元気になってくるということだろうと思いますけれども、まさしく農家に元気を与える方策をいろいろ考えていただきたいと。若干わからないところがあるから、具体的なことをちょっと質問していきたいなと思っております。また、町長はよく戦略的という言葉を使われますよね。まさしく、これは戦に勝つための話でありますけれども、農家を元気にするための戦略というふうに考えると、やはり、農家を元気にするために、総合的、あるいは長期的な手段及び方法であろうというふうに思います。長期的、要するに継続性も必要であろというふうに私は思っています。そういったところから、大体、町長が言われたのは、三つの項目に分けて答えていただいたと思います。一つは農作物被害への対応について、二つ目は農地被害の復旧について、三つ目は農業基盤の整備の国等への働きかけについてであろうと思います。それで、まず一つ目からでありますけれども、農作物の被害の対応、これは先般、富良野農協等で実施した被害の実態調査ぐらいしか資料が私は持っていないのですけれども、まだこれから収穫するわけですから実態ははっきり出ていないと思います。そこの中でのお伺いなのですけれども、1項目めでありますけれども、被害状況は、昨年は冷湿害、そのときは資金面での対応を図ったと。これは利子補給だと思います。そうでしたよね。ことしはもう、昨年の比にならないような甚大なものであるということであります。利子補給も考えられておると思いますが、農協など関係機関と連携を密にして、農業者への対応等について準備を進めていると、もうやっておられると。町長も一生懸命やろうとしているのも、あらゆる角度から入ってきております。それで、この対応等を、具体的にどういうことをなさろうとしているのか、お聞きしたいと思います。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
6番今村議員の今年度の農業被害に関します対応についての御質問にお答えさせていただきます。被害の状況につきましては、もうそれぞれ報道もなされておりますし、特に私の知る範囲では、全国的にはほぼ平年に近いものが、その地域によって、豪雨等の被害を受けられたところは別といたしまして、作況的には、特に水稲が、主に日々、農業に関する報道の中に出てまいりますけれども、ほぼ平年に近いものが確保されるのかなというふうな状況の中で、とりわけ北海道、しかもこの上川管内を中心とした地域が、水稲については影響を大きく受けているのではないかなと。その要因といたしましてはやはり、高温多雨に伴います病害の発生等が上げられます。それにも増して、ことし大きな被害が想定されておりますのは、議会の皆さん方もごらんになっていただきましたように、畑作物の被害は、これはもう、私も経験したことのないような大きな被害をことしは想定しております。そういったことから、被害の救済につきましては、もう既に、異例でございますが、過般、富良野農協の常勤によりますことしの対応について要望も受けておりまして、当事者といたしましては相当の危機感も持っているようでございます。それで、去年は資金の利子補給等を対応させていただきましたけれども、ことしの具体策につきましては、既に制度資金等におきましてはほとんど無利子の融資も今現在されているような状況でございまして、利子補給によるインパクトがどの程度あるのか見きわめた上、さらに、実際、実効のある対応がほかにないかということを、これはやはり農協あたりから十分情報をいただく方法しかありませんが、― 31 ―そのようなことも含めて、去年とはまた一歩違った対応もことしは必要かなというふうに考えているところです。
質問 6番 今村辰義
本当に無利子での提供も考えていると。それと、野菜が非常に、今まで見たことのないような被害に遭っていると。聞くところによると、露地物、これはもうほとんど、共済にも入れないし、入れるものも入っている率が低いですよね。こういったところをどのように救済していくのかというところについて、要するに共済には入っていない、あるいはもう全然、全く湿害で何もとれなかったというふうな大変なところもあるわけです。この間も行政調査で行って、ありましたね。そういったものについて、だれかが何か救済しないとだめなのです。これで2年連続で湿害にやられているわけです。1年やられて我慢できる。2年というのは、2倍ではないですね。私は2乗、3乗だと思うのです、その苦しみは。そこについて、ひとつお伺いしたいと思います。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
6番今村議員の農業被害についての御質問にお答えさせていただきます。議員おっしゃるとおり、2年続けてということの重みは、これはもう私もおっしゃるとおりだと思っております。2倍ということではなくて、相乗的にその被害は重なってきていると思います。私、一番やはり危惧しているのは、営農に対する、いろいろ、経済的なことも、それは大きなファクターでございますけれども、やはり精神的に営農意欲をそがれるということをやはり一番心配しております。そのためには、そういう営農意欲をそがれないような早目の対応を農業者に示すことがやはり大事ではないかなというふうに考えております。具体的に、きょう、どういう対応策を用意しているかということでお答えできる材料は持ち合わせておりませんけれども、いずれにいたしましても、農協等の関係機関からさまざまな情報をまたこれからいただきまして、収穫の実態もこれからつかんでいきますので、特に共済制度で補てんされない部分も明らかになってきますので、被害額も明らかになってきた段階で、さらに個別に、作型によっていろいろ被害の受け方は違いますので、さらに詳細に分析した上で、営農意欲をそがないで済むような対応を講じるように努力してまいりたいと思います。以上でございます。
質問 6番 今村辰義
農作物の被害の対応ということについても、今、お伺いいたしましたけれども、今後の実態把握からまたいろいろ具体策が出てくるというお話でございますので、ひとつよろしくお願いしたいというふうに思います。2項目めは農地被害の復旧、これはもう、農道の整備事業などでやっていると言われました。先ほどの全員委員会でも先日の中山間地事業が始まると。ことしは測量から始まりますから、どこら辺まで進んで、来年以降になるのかなという感じがしますけれども、これの上富良野版の案にも中山間地の案ということで、そういった整備をやっていく項目がございますね。新たな事業等のものでも第一策を講じてほしいというふうに思います。この中山間事業がもし軌道に乗れば、やっぱりこれでも整備はできるのでしょうか。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
6番今村議員の御質問にお答えさせていただきます。ただいま中山間地事業のお話で、それらによってもこういう農業被害が対応できるのかというお尋ねでございますが、まさしく中山間地事業でそういった、例えば農道を整備するとか、自分たちの圃場の周りの排水路を整備するとか、用水路を整備するとか、そういうことは十分可能でございますので、そういった対応をこの中山間地事業によって大いに取り込んでいけるメニューに入っておりますので、活用できると思っております。
質問 6番 今村辰義
わかりました。三つ言われたものの三つ目でありますけれども、農業基盤整備の国への働きかけということでございます。何といいますか、農家の人たちと一緒になって国に働きかけるというお話はございましたけれども、町独自に設備等をやる考えはないのかどうか、お話を伺いたいと思います。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
6番今村議員の基盤整備に関する御質問だと思いますが、実は、これは町単独で、町の事業として取り組むということになりますと、非常にその事業等が高額な事業になりますので、それは非常にハードルが高い事業となります。ことしの農業被害の大きな特徴といたしまして、多雨による湿害、これはもう非常に大きな影響を受けております。とりわけ野菜類につきましては、ほとんど収穫ができないと、収穫皆無のような圃場もございまして、これは、圃場の基盤が整備されていることによって排水性が十分確保されておればかなり軽減できるというような、そういう改善の余地を― 32 ―残しております。しかしながら、政権が交代しましてから、農業農村整備事業という、要するに基盤整備事業にかかわります国の予算措置が大きく減額されまして、北海道においても方々で、上富良野でも東中地区において手を上げておりますけれども、そういった事業の推進に大きなおくれを今来している状況にございまして、非常に多額な事業費を要することから、国なり北海道に対しまして、事業費が十分確保できるような、そういう働きかけを受益者とともども、生産者とともどもに声を上げて、早期の実現を図れるように努力してまいりたいと、そういうように今考えておるところでございます。
質問 6番 今村辰義
まだこの話は続くのですけれども、町独自の土地改良事業は考えられないかというお話でございますけれども、大雨でも被害にほとんど遭っていない農家もあるわけです。やはりこれは土地改良事業、暗渠とかを入れて、そういったところは被害があっても少ないと、そういった実態は町の、該当するような農家の方々はもうわかっておられるわけで、苦しいけれども収穫が終わって、ことしの秋から来年の春にかけて暗渠を入れようと、あるいは心土破砕等をやろうと、いろいろ考えておられる農家はあるわけです。しかし、農家独自では、これはやっぱり多額でありますからできない。そこをやはり町が一部でもいいからやっぱり補助をするということが大事だと思うのですよね。国とか道に働きかけてやると。これが、しかしおくれるかもしれないですよね、既設にやっているところにまだお金が出ていないところもあるのですから。政権がかわってから、たしか45%減りましたよね。ことしの概算要求で16%ふやそうとしているのですかね。しかし、もう分母が違うプラス16%。そんなにふえないと思うのです。だから、ここはそういう国の施策を待つことなく、やはり町の独自の事業、今までは農協が主体となって、町がそこに追随していって、制度に乗っかっていくというようなこともあったと思いますけれども、農家出身の町長にかわられまして、ぜひここは真剣にやっていただきたいなと。ことしやれば元気が出ると思うのですよね。やはり元気がないとだめなのです。特に若い人たち、後継者、このやっぱり意欲をしんしゃくしなければいけない。意欲を持たせなければいけない。やる気がかかっているわけです。ここを何とか食いとめるということがやっぱり、ぜひ大事だと思うのです。だから、町独自の事業も考えて、ぜひやっていただきたいというふうに思っているのですが、もう一度答弁をお願いします。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
6番今村議員の農業に関する御質問にお答えさせていただきます。町独自と申しましょうか、かつて農協が取り組みしました小規模の土地改良事業について、町が支援をしていただいたと、そういう経過もありました。実は、先ほど申し上げましたけれども、かつて農協が何年か継続的にそういう小規模土地改良について事業化していた経過もございます。今中断しておりますが、先般、常勤が要望に訪れた際に、小規模土地改良事業を再開したいというようなお話もされておりましたので、そういう事業が具体化してきました段階におきましては、町もそれらについて十分なお手伝いができるように組み立てを考えてまいりたいと思いますので、そして今村議員がおっしゃっていただきましたが、とにかく後継者が希望を持って営農を続けられるようなことに資するような施策を講じてまいりたいと考えておりますので、御理解賜りたいと思います。
質問 6番 今村辰義
なぜこういうことを申し上げているかといいますと、第6次の上富良野農業振興計画、御存じだと思いますけれども、ここにこのようにうたわれております。基本方針で農業生産基盤の整備を掲げていますよね。具体的な取り組みでは、生産性の高い農業経営基盤の確立の項で、小規模土地改良事業などの支援(暗渠、心土破砕など)が計画されているわけです。この小規模土地改良事業などの支援というふうにうたわれております。だから、町もそういったものを考えておられるわけです。ぜひこれを実行してほしいし、このつくったものを思い出してほしいです。もう一度ここにフィードバックしてほしいと思っておるのですが、いかがでしょうか。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
6番今村議員の御質問にお答えさせていただきます。小規模土地改良事業の必要性は私も十二分に認識しておりますし、そういう事業が継続的に行われることが町の農業基盤の強化につながるということは、もう申すまでもございません。ただ、町が事業主体となって小規模の土地改良事業を取り組むということになりますと、非常にまた、そういう技術さんもいないことから、やはり農協等と、関係機関と一体となって、あるいは土地改良区等と一体となって行われる事業については町が積極的に支援してまいると、そういうことはすぐにでもできるわけでございまして、そういう関係機関に提案を、町のほう― 33 ―からです、そういうことに取り組みましょうということは発信していきますので、意を持って取り組んでまいりたいと思いますので、御理解賜りたいと存じます。
質問 6番 今村辰義
わかりました。先ほど中山間事業と言いまして、上富良野町案、先般配っていただいた資料です。これの上富良野町の営農推進協議会という項目のところに、先ほどの道路等に対しては農地災害復旧事業というものを計画しておりますね。そして、ずっと下がってくれば小規模圃場整備助成ということで、暗渠とか、整地とか、心土破砕とか、土地改良材の投入等も計画されておりますよね。先ほども言いましたように、多分、これが軌道に乗るのは、ことし測量をやりますから来年以降になるのかなと私は踏んでおります。だからこそ、ことしなのです。ことしの秋から来年の春にかけて個々にやろうとしているところに、ぜひ支援してほしいというところであります。私の最初の答弁ではなくて、私がもう一つ思っていたのはどういうことかといいますと、経費補償はできないかということであります。一昨年ですか、要するに燃料が高騰した、あるいは肥料が高騰したということで助成がありましたよね。では、ことしはどうかというと、やはりどちらも高値で安定しているわけです。もう、三、四年前に比べたら非常に高いわけです。安定している、こういうところを安心してはいけないです。非常に高いところで安定しているわけです。やはり異常気象で2年間やられて、ことしはダブルパンチでやられて大変なところに、こういった項目で経費補償すると非常に助かると思うのですが、町独自の経費補償という考えはございませんでしょうか。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
6番今村議員の御質問にお答えさせていただきます。そういったコストに対する直接的な支援ということになりますと、これはなかなかハードルが高いのかなという思いを持っております。しかしながら、私が見聞きしている中では、例えば翌年の種子代の一部を助成するとか、そういったことは過去にも講じていただいたような、私も記憶も持っております。そういう生産資材等の高騰対策については、国あるいは経済活動を行っております農協、そういったところが取り組むことが一般的であろうかなと思います。町で対応できることといたしましては、種子代の助成だとか、そういったことは対応可能かなと思いますが、直接的なコストについての応援は大変難しいかなというふうに理解しております。
質問 6番 今村辰義
これも先般の総務産建常任委員会、あるいは全員協議会で、補正予算の件で予備費、余剰金をすべて予備費に投入した、その説明理由といたしまして、世界経済の動向によって油が高騰する可能性がある、だから予備費に充当するという理由もございましたよね。または除雪対策とか、台風シーズンになり、また雨が降る危険性があるからという話もございました。世界経済のお話で燃料が高騰するのを予測して予備費に充当しているという考え方が、これはあしたの話で、まだ通るか通らないかわからないところもあるのですけれども、そういう説明はございました。ということは、町独自のそういった対策も講じていると。先ほど種子のお話が出ていましたけれども、そういった予備費のお話も思い出されて、もう一度答弁をお願いしたいなというふうに思います。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
6番今村議員の御質問にお答えさせていただきます。町の予算の上でのそういう予備費を充当しての対応等の可能性についてのお尋ねでございますが、予備費についての考え方は、予算の説明の中でも説明さ せ て い た だ い て き て お り ま す が 、 こ れ は ま たちょっと、燃料の高騰等につきましても、これは公共施設等におけることを指しているわけでございまして、そういう、今、農家の救済策に対してというような、そういうことを念頭にはなかなか置きづらい状況でございまして、これはまたちょっと別な角度で御理解いただきたいと思いますが、いずれにいたしましても、町が対応でき得ることを整理いたしまして、農業者に対しまして、営農意欲が失われないような総合的なことをどうやって組み立てられるかということを検討してまいりたいと思いますので、御理解賜りたいと存じます。
質問 6番 今村辰義
わかりました。では、2項目めのマイマイガなどの害虫対策というところに入っていきたいというふうに思います。町長答弁の中で、街路灯など景観を目的に設置されていない、1種、2種があるのですね。今、1種が多分、街路灯に相当するだろうと。2種はその他の、路地とか、細いところにあるものですよね。どちらも生活灯であり、あるいは1種の目的は商業の振興だとか、あるいは交通安全、あるいは防犯、これは2種も、交通安全と防犯は同じ目的がございますよね。そういった目的でもって街路灯は設置されていると。― 34 ―これは町内会等が持っているというところも非常に問題点があると思うのですけれども、だからどうしようもないのだと、知らないのだというのではなくて、だからそういう目的があって、ここにやっていますけれども、結果、景観を損ねているのは、これは間違いのない事実なのです。景観条例というのが現にあるではありませんか。新しくまた景観条例を改定しまして、また計画もつくっていくということでありますけれども、その計画の案にでも、やっぱり市街地は景観の一貫性がなければいけないのだと、あるいは周囲との調和がないといけないというような項目がございますね。そういったものから考えると、やはり、景観を阻害しているところは、やはり町で指導するべきだというふうに思います。もう一つ、その観点は、町の最高規範と言われている基本条例があるではないですか。基本条例にうたわれていますよね、自助とか公助とか。その3項目の公助にまさしく該当すると思うのです。個人でできない場合、あるいは地域でできない場合。そうしたら町が介入していくのだというところがございますけれども、まさしく、一番最初に質問しました線路から東の旧道、あそこは、向こう側は宮町ですし、こちらは大町です。もっと向こうに行ったら南町もあります。3町内会がそろっているわけです。だから、それぞれに任せておけば、やるところもあるしやらないところもあるわけです。だから、こここそ最高規範である基本条例にのっとってでも町が入っていって指導するべきではないかというふうに私は思っているのですが、いかがでしょうか。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
6番今村議員の街路灯に関します御質問にお答えさせていただきます。当然、議員御意見のように、街路灯も、それぞれ街路によって色、形等が統一されていることは、これは景観上は望ましいことは、もう申すまでもございません。しかし、他方、それがゆえに、やはりすべて公費をもってそれを整える優先度が、果たしてそこまで達しているのか、あるいは他の地域等の、当然、公平性も保たれるのか、そういったことを、さらに町の予算上、そこまで十分に、皆さん方の期待にこたえられるだけの予算措置が可能かどうかといったようなことを総合的にやっぱり町といたしましては勘案して、決断をしているところでございまして、景観上から申し上げますと、理想といたしましては整っていることがふさわしいことは、これは当然、申すまでもございません。しかしながら、街灯につきましては、それぞれ町内会で負担していただくということが大原則になっておりますので、それぞれ地域の事情に応じて交換をされることに対しまして、町がそれを統一することはできませんので、現在、皆さんの自主性にお任せしていると。また、自治基本条例のお話もされておりましたけれども、広い意味での解釈をすれば当然、今村議員がおっしゃったような解釈も成り立つかと思いますけれども、しかし、個々の、それぞれの日常の課題解決につきましては、それはやはり、それのみならず、大きな意味ではそういうことは反映されていっていいかと思いますけれども、しかし、現実の課題解決に当たっては、もう少しきめ細やかな、個々の事情によっての対応が一方では必要でございますので、その辺は御理解を賜りたいというふうに思います。以上でございます。
質問 6番 今村辰義
なかなか、予算の関係もあって大変だと思います。ただ、西側のほう、ことしも多田商店の向こうから変えましたね。非常に不公平感があります。だから、そういった町独自の街路灯整備事業、ナトリウムで使用することを統一してやっているということでありますけれども、いつごろこちらに来るのか、あるいは今後の整備事業はどうなっているのか、それもお聞きしたいし、別に街路灯といって旧道のところだけを申し上げているわけではないのです。非常に私がこれ、独自で交換している、あるいは、その一番根っこにあるもとは、マイマイガだとかクスサンのガなのです。非常に乱舞していて、朝になったら死骸がいっぱい落ちていると、それをカラスが食べに来るということです。まだ交通安全上、事故は起きていないかもしれませんけれども、事故が起きてから対策をとるというのもまたどうかなというふうに思いますね。どうかどころではなくて、事故が起きる前にやはり対策を講じなければいけない。講じてくれないから独自に直しているわけです。もっと問題があるのは、あるのですよ。独自で交換したくない、しかし、ガがうるさい。消してしまうのですよね。これは非常に問題があるのではないですか。防犯灯も兼ねているでしょう、1種も2種も。消えているというのも景観上、もちろんまずい。しかし、どうしようもないから消すというところもあるのです。実際に夜回ったらわかりますよ。消している。余りこれ以上、もっとほかの情報も知っているのですけれども言いたくないです。防犯上の観点から、やはり町が介入する必要性というのは私はあると思うのですけれども、いかがでしょうか。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
6番今村議員の街路灯に関しましての御質問にお答えさせていただきますが、もう既に議員御案内だと思いますが、町には約1,000灯近い生活灯、街路灯がございます。それぞれ個々の町内会等でそれらの管理等を行っていただいておりますが、ガが寄ってきているという実態も私も知っておりますし、その防衛のために街灯を消灯するというようなことは、これは、私は町がそこに介入するということ以前に、その地域の皆さん方の思いが、確かにガが電気の周りを飛び回っている姿は、それは好ましいことではないことは私も理解できますけれども、それが、やはり地域の安全のための点灯を超えるだけの状況かどうかということは、それはもう、お住まいの皆さん方が判断していただくことが、私は最善だと考えております。それに町が消さないでくれ、いや、大変だから消すと。消さないのなら街灯をかえてくれと、そういう組み立ては非常に、協働のまちづくりからいって、大変胸の痛い、そこまで町が介入することが必ずしも私はいいことだというふうには理解できませんので、やはりこれは地域の皆さん方がそれぞれで価値観を共有して、どういう対応がとれるかということを知恵を出していただくことがまず根っこにあってほしいものだというふうに考えております。以上でございます。
質問 6番 今村辰義
では、この質問の項の三つ目です。来年度以降の対策という話なのですけれども、その前に、新聞報道ですけれども、富良野市は、9月に入ってからクスサンをどう処理したらいいのだというような苦情だとか情報を求める電話がもう、70件以上あると。9月4日の新聞ですから、もっとふえていると思うのですけれども、あると思います。やはり上富は富良野の人口の半分とすれば、単純計算、35件ぐらいあるのかなと。上富の問い合わせ等はどのぐらい、あるのかないのか、そこがわかれば教えていただきたいと思います。これが一つ。やはり、人間の心理というものはやっぱり考えなければいけないと思うのです。全くもって町が今、情報提供をやるというお話ですよね。情報提供だけではなくて、例えば町内会の代表者、何名かずつ集めて、実際に卵はどのようにしたら処置できるのだよとか、やっぱり指導したらいいと思うのです。そしてそれを普及してもらうとか。あるいは、幼虫のときだけは殺虫剤というのですか、効くのですよね。だから、全部個人負担ではなくて、噴霧器等を例えば町が買うと、申しわけないけれどもこれしか買えないのだと。あとは個々で薬剤等は買ってくれとか、そういったことをやっていただけると、人間の心理としては、ああ、やってくれたのだなと思うと思うのですよね。全く情報提供だけやって、極端な見方をすれば、おれはもう知らないよと言っているのと同じなのです。決して町長はそういうお考えではないと思うのです。だから、何か少しでも手を打ったほうがいいと私は思うのですけれども、いかがでしょうか。
答弁 町民生活課長 中田繁利(町民生活課長は2011年3月まで)
6番今村議員の御質問にお答えいたします。役場への相談件数は、約10件ぐらいであります。それで、前回、マイマイガのときも、町の対応として、背負い式の消毒器などをお貸しいたしますというようなこともしておりましたけれども、このクスサンにつきましては、夜、外灯に群れ飛ぶというようなこともありまして、消毒する機械で駆除するというのはちょっと難しいのかなというようなことで、今、それぞれ電柱とかに卵を産みつけておりますので、その卵を除去していただくのが来年の発生防止かなと考えております。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
6番今村議員の御質問にお答えさせていただきますが、議員御質問の中で、駆除の仕方だとか、そういったことに対する、器具の用意等もお話がございましたけれども、まずどういうふうに、具体的にどういうところを見て、どういうふうに駆除すれば、どういう薬を用いてすれば効果的だと、そういうような情報の提供は、これは可能な気がいたしますので、それは実際、ことしはもう既にそういう時期は逸してしまったのかもしれませんけれども、今後、明年に向けて準備を整える中で、対応可能なものについては、そういう一歩踏み込んだ対応も検討させていただきたいと思いますので、御理解いただきたいと存じます。