上富良野町議会 平成22年第2回定例会 2010年6月15日
(1)介護施設について/(2)グループホームホープについて/(3)富良野協会病院の産婦人科の閉鎖について/(4)子どもの医療費無料化枠拡大について
2010年6月15日、上富良野町議会の一般質問で、米沢義英議員が「介護施設について」「グループホームホープについて」「富良野協会病院の産婦人科の閉鎖について」「子どもの医療費無料化枠拡大について」について質問し、町長 向山富夫、保健福祉課長 岡崎光良、副町長 田浦孝道が答弁しました。
- 質問者
- 米沢義英 議員
- 答弁者
- 町長 向山富夫、保健福祉課長 岡崎光良、副町長 田浦孝道
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 5番 米沢義英
私は、さきに通告してありました4点についてお伺いいたします。一つ目は、介護施設の設置についてお伺いいたします。上富良野町には特別養護老人ホーム50床、グループホーム9床、老人保健施設29床などが設置されております。入所を希望しても、現在の介護施設では充足できないという問題も見受けられ、町外の介護施設に入所せざるを得ない状況になっているというのも実情であります。町では、在宅介護を基本に置いているために、介護費用がふえるなどの理由から、町の介護保険計画では近隣の広域の介護施設を活用することを基本としているという状況があるということも要因となっています。しかし、上富良野町の人口推計では、平成26年度には高齢者人口が26%になると推計されています。虚弱な高齢者がふえるという状況の中では、現在の介護施設では入所を希望する人を受け入れるには当然限界があると考えます。また、今以上に在宅サービスの充実及び介護施設の確保をしなければならないという状況にもなってくるということは当然考えられます。町長は、今後の特別養護老人ホームや、あるいはグループホームなどの増床計画について、どのようにお考えなのか、お伺いいたします。次に、グループホームほーぷについてお伺いいたします。道内のグループホームでは、火災が発生し、人員配置などを含めた防災管理体制の問題点が指摘されるという状況になっています。上富良野町にも認知症対応型のグループホームが設置されておりますが、スプリンクラーはまだ設置されていないとの話であり、平成24年度までには設置するということで、国の補助を活用しながら設置したいとの説明でありました。今、そういうことも含めて、グループホームほーぷの現状について、どのようになっているのかお伺いいたします。また、スプリンクラーを設置する場合、設置費用の全額が補助対象にならないと聞きますが、当然、町の介護施設として位置づけているのであれば、それなりのスプリンクラー設置に対する補助を検討するのも必要ではないかと考えますが、この点についてもどのようにお考えなのか、お伺いいたします。二つ目には、ほーぷは認知症対応型のグループホームとして、2ユニット、19人の入所者を受け入れることを目標に開設されています。しかし、いまだに9人の入所しか受け入れられていないという状況があります。今後、認知高齢者がふえる傾向にある状況下においては、在宅を充実して、ほかの地域の介護施設に頼るというのも一つの方法でありましょうが、しかし、必要最小限の町での認知高齢者に対する施設の受け入れ体制を整備することも、また一方の対策ではないかと考えますが、今ある9床をさらにふやして、さらにもう1床、2ユニットという形の中で、グループホームとして認める考えがあるのかどうなのか伺います。また、認められないとすれば、その利用についてもお伺いいたします。次に、富良野協会病院の産婦人科の閉鎖の問題についてお伺いいたします。富良野協会病院は、周産期母子医療センターで、富良野地方唯一のお産を取り扱う病院となっております。しかし、常勤医の確保ができなくなるという形の中で、8月で富良野協会病院の産婦人科が閉鎖するということになりました。富良野地域での平成20年度の出生数は、年間347人、富良野協会病院では162人、上富良野町では年間の出生数は111人で、うち28人の方が― 35 ―富良野協会病院でお産をしているという状況にあります。それ以外の方は、旭川を含め地元に戻りお産をするなどという状況がうかがえます。平成2年度の上富良野町の妊婦届け者数は120人とのことで、富良野協会病院の産婦人科の閉鎖に伴う町の当面の対応としては、早期の受診や定期的な妊婦健診、安全な出産を支援するなどという点では大変よろしいかと思いますが、旭川での出産に向けての健診などに対する交通費の助成など、当面の対策としては支援することには否定しませんが、いずれにいたしましても、富良野地域におけるお産を扱う産婦人科がなくなるということは、近隣の母子の健康を守るという立場からも重大な問題だと考えます。さきの答弁では、1人産科医が確保できたという状況があるという報告もありましたが、いずれにしても、当然、1人では24時間の産婦人科に耐えられないという状況もありますので、今後、そういう問題も含めて、富良野圏域としての取り組み、また、町としてどのような対応をされるのか、お伺いいたします。次に、子供の医療費無料化枠拡大についてお伺いいたします。今、子供の健康や子育て支援をする、あるいは定住化対策などとあわせて、子供たちの医療費の無料化枠の拡大を実施する、あるいは検討するという自治体が広がってきております。例えば比布町では、中学校を卒業するまでの医療費の無料化を昨年度から実施しています。中富良野町では、この8月から実施するとのことであります。いずれの自治体でも共通しているのは、子供の健康を守り、少しでも元気で地元で暮らしてもらいたい。子育てを応援、支援し、定住あるいは移住が少しでも前向きになればとの思いからだそうであります。そこで、お伺いいたしますが、上富良野町では小学校卒業までの医療費の無料化を実施した場合と中学校までの医療費の無料化を実施した場合の必要経費の試算をして、今後の対応を検討すべきだと考えますが、いかがでしょうか。上富良野町にも子供の医療費の無料化を拡大してもらいたいとの声があり、町はこの問いかけに対して平成23年度中に検討したいとのことでありますが、しかし、具体的な方向については一切示されていないというのが実情であります。子育て世帯に対する医療費負担の軽減、あるいは移住、定住化対策の一環としても、その方向性をしっかりと示すべきだと考えますが、町長の見解を求めます。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
5番米沢議員の御質問にお答えさせていただきます。まず、1項目めの介護施設に関する御質問にお答えさせていただきます。議員御発言のように、平成23年度までの第4期介護保険事業計画におきましては、介護施設の増設、新設は盛り込まれておらず、町内における特別養護老人ホーム、グループホーム、老人保健施設等は、現行定員の範囲で取り進めることとなっており、緊急的な施設入所に対しましては、町外施設も視野に入れて対応することとしております。本町の将来人口推計からも、高齢者人口が確実に増加しますので、特に介護予防に重点を置くとともに、在宅サービスにつきましても一層充実していくことが大切と考え、取り組んでまいります。介護施設サービスの提供に当たりましては、施設を整備する上で多大な投資が必要となり、さらに、施設利用者が増加することに伴って町民の介護保険料負担も増してくることから、要介護者の状況や今後の見通しを立て、将来の方向性を見定めた上で増床計画について必要性等を検討してまいりたいと考えております。いずれにいたしましても、この点について、各関係課において横断的に検討するよう指示をしているところでありますので、御理解を賜りたいと存じます。次に、2項目めのグループホームほーぷに係る2点の御質問にお答えいたします。御質問の、本町に設置されているグループホームほーぷは、認知症対応型であり、平成18年9月に町が指定し、1ユニット9床で運営されております。1点目のスプリンクラーの設置については、消防法令の一部改正により、小規模施設においても設置が義務づけられており、経過措置により、平成24年3月31日が設置期限となっております。御質問にありますグループホームほーぷでは、スプリンクラーがまだ設置されておりません。スプリンクラーの設置には国の補助策が講じられておりますので、町独自の補助策は考えておりません。2点目の残りの1ユニット9床につきましては、現時点におきましては介護職員育成等の体制が十分整わず、望ましい介護サービス提供水準に達していないことから、指定するには至っておりません。本町においても、今後、高齢化が進み、対象者が増加していくことから、残りの9床をグループホームとして活用する必要性が高まってくるものと思っております。そのため、町として当該施設が必要なサービスを提供する上での信頼度や資質向上を図るため、これまでもこのグループホーム設置事業者と― 36 ―の間で継続的に協議しており、望ましいサービス提供体制が整うことを期待しているところであります。次に、3項目めの富良野協会病院産婦人科の閉鎖に関する御質問にお答えいたします。議員御発言のとおり、2次医療圏域に産婦人科医がいなくなることは非常に大きな問題となることから、現在まで富良野協会病院を初め北海道や沿線市町村各関係機関が連携の上、圏域の産科医療体制確保に向けさまざまな要請行動を行ってきたところであり、昨日、富良野協会病院より、常勤医師1名の確保ができた旨の連絡が入りました。近年、産婦人科医師を目指す学生が大きく減少し、北海道全体の産婦人科医師数は300人余りと極めて少ない上、半数以上が札幌と旭川に集中しており、圏域の医師確保のめどは立たないのではと心配しておりましたが、ひとまず安心したところであります。なお、ハイリスク患者への対応は、これまでと同様に圏域外へ紹介されるようでありますが、詳細につきましては承知できておりません。今後は、具体の診療体制など充分に見きわめる必要があると認識しているところであります。次に、4項目めの子供の医療費に関する御質問にお答えいたします。乳幼児等の医療費助成につきましては、北海道医療給付事業と連携して、給付対象者を拡大しながら助成措置を講じているところであります。平成20年6月の第2回定例議会におきまして、上富良野町乳幼児の医療費助成に関する条例の一部改正を御議決いただき、同年10月1日から、町単独事業として、3歳未満児と住民税非課税世帯の3歳以上就学前児童の初診時一部負担金についても町が助成をして完全無料化し、子育て世帯の医療費の負担軽減による子育て支援対策を進めているところであります。さて、議員御質問の、中学校あるいは小学校まで医療費の無料化を実施した場合の経費の試算でありますが、小学生の医療費を完全無料化した場合には概算で約2,000万円程度、中学生の医療費を完全無料化した場合には概算で約1,000万円程度、小学生から中学校卒業までの医療費を完全無料化した場合には約3,000万円程度の新たな財源が必要と試算しております。今後の対応につきましては、少子高齢化の進展の問題は、今後のまちづくりにとって非常に重要な課題であると私も認識しておりまして、現在の医療費軽減策の終了期限を平成23年9月30日までと規定しておりますので、3年間の取り組み成果を踏まえ、また、時代背景や対象者の状況等を考慮し、現在、国と町が実施している子育て支援事業等とあわせて、就学期間中における医療費負担のあり方も検討課題と考えておりますので、御理解を賜りたいと存じます。
再質問 5番 米沢義英
再質問させていただきます。介護施設の問題についてお伺いいたします。町では将来に向けて、増床計画等については、その必要性を検討してまいりたいということでありますが、しかし一方で、当然、こういう施設等が建設されるということになれば、それにかかわる経費等という形の中で、必要経費が当然かかりますから、一方で、町が言うように、介護保険にはね返るということも当然考えられます。しかし、そういうことばかりは言っておられない状況があるのだと思います。例えば、仮に町外にIさんという人、Bさんという人が入所していたとしても、当然、自治体間で、その介護費用については上富良野町が持ちますという形になっておりますので、当然、その部分の費用は、その部分にかかって、今、積算の中に入っております。あと、そうなれば何がかかるかというと、人員配置の問題だとか、建設した場合の建設費用の問題だとかということになります。しかし、当然、町のほうでは、そういうことは私が言う以上にはっきり押さえられて、当然、そういう方向も含めて、包括的にこの問題点を練り上げて、検討されているかというふうに思います。いずれにしても、私が考えるのには、近い将来ということでありますが、23年度以降になりますと、今度は5期の計画を立てなければならない、もう既に始めなければならないという状況にもありますので、そうしますと、当然、その必要性が、私はあるのではないかというふうに思いますが、介護保険にはね返るから、全く、そういうステージの上にその問題が上げられないのかどうなのか。町長、この点はどのようにお考えなのか。この点、明確にしていただきたいというふうに思います。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
5番米沢議員の老人介護施設についての御質問にお答えさせていただきます。施設の必要性等の考えにつきましては、これはもう、必要ないというような考えは全然持ち合わせておりません。むしろ、最初にお答えさせていただいておりますが、これから超高齢化時代を迎えようとしておりますので、そういう中で、在宅介護を中心として取り進めはいたしますが、しかし、在宅といえども、それぞれ御家庭で介護をされる、介護サー― 37 ―ビスが幾ら充実したとはいえ、やはりサービス事業では超えられない課題も必ず私はあると思います。そういったことも見きわめながら、町のもちろん負担も考慮しながら、包括的に増床計画を進めるべきかどうかということは、今後の推移を見きわめ、さらには在宅介護における実態も、それぞれ現場に充分調査させまして、そういったものを総合的に判断して、どういう方向性がいいかの検討を進めてまいりたいというふうに考えております。
再質問 5番 米沢義英
町長も言葉の中にありましたが、当然、在宅事業では賄えない、いわゆるカバーできない、そういう問題点も当然あります。実際、やはり、老夫婦であったり、虚弱なお年寄りの方がお互いに見ようとしても、なかなか、認知症になっていることすらわからないという状況もあります。そういうことを考えれば、確かに介護に行って、訪問して、その人たちをカバーできるということもできるでしょう。しかし、食事もできない、つくれない、何もできないということになれば、本当に24時間の体制が必要になってきた場合に、その人を、上富良野町の現状の中ではカバーできないという問題が実際にはあります。そういうときに、必要最小限でやっぱりそういう施設にいて、見てもらったほうが安心だという、そういうケースもたくさんやっぱり出てくるわけで、こういうことを判断した場合に、一定部分、介護にはね返る部分があったとしても、それは住民も納得できる部分ではないのかなというふうに思いますが、その点も含めて、これは23年度で終わりますので、どういうふうに町長として、今後、具体的な指示を、どういうテンポで出されるのか、お伺いいたします。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
5番米沢議員の御質問にお答えさせていただきますが、先ほどのお答えと重複いたしますが、施設介護にどうしても頼らざるを得ないということが、今の町の老人の世帯の動向等を考慮いたしましても、老人世帯の世帯数、あるいは老人独居の世帯数を考えますと、在宅だけではカバーし切れるかというと、非常に、私といたしましては心配なものを持っております。しかし、先ほども申し上げましたように、それではどんどん施設を充実していけばいいかというと、これもまたそうでもないというような一面もございまして、今後、新しい計画を樹立するまでの間は、現場に充分その働きをしていただきまして、遠い将来はともかくとして、次の計画の期間の中でどういうふうに組み立てをしていくかという見きわめだけはつけていきたいというふうに考えておりまして、即それが施設整備にという答えになるかどうかということは現在申し上げられませんが、いずれにいたしましても、介護を必要とする老人の実態をきちんと確認いたしまして、それと、先ほど御答弁の中で申し上げませんでしたが、在宅介護がゆえに、その家庭の経済活動が足を引っ張られる、言葉はよくないかもしれませんが、そういうことも私は心配しておりまして、少し、次期の計画までの時間の間に、現場に充分、そういったことも含めて勉強させていただきまして、次の計画に結ぶようにしたいと思います。以上でございます。
再質問 5番 米沢義英
いろいろな、今回の介護保険問題は、当然、二つの要因が、町長がおっしゃるようにあると思います。費用負担の問題はどうなるかという問題、利用者負担と自治体の負担の問題等があります。これは、今言われている国の介護保険制度の補助率の引き下げと、あるいは施設整備等の低さが全国でも共通の問題点になっているのですが、ここに問題があるわけで、やはりこういう問題も一方で解決しなければ、町長がおっしゃるような問題も解決されないというのは私がよく知っております。そういうことも含めて、しかし、町としてもきっちりとした介護計画を、指針、方向性というのは持たないとだめでしょうし、いろいろ、対策としては優良な福祉法人を誘致するというのもあるでしょう。なかなか今の段階では厳しいというのもありますが、そういうことも含めながら、いろいろと対策を当然練るということも必要だというふうに考えております。いずれにしても、介護計画の中にはっきりやはり位置づける、どういう方向でいくのかというところを載せない限り、ただ検討するというだけでは前へ進まないというふうに考えていますので、こういう問題を、町長おっしゃるように、関係する、いわゆる庁舎内で横断的に、やっぱり、本当に必要かどうかも含めて検討すべきだというふうに、もう一度確認したいと思います。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
5番米沢議員の御質問にお答えさせていただきますが、庁舎内におきまして、私も昨年度から、上富良野の高齢者の実態をとにかく1人残らずすべて把握してくれということは何度も申し上げております。そういうことを踏まえて、将来の老人に対する町の施策のあり方、当然、介護も含めて、あるいは医療も含めて、重層的に構築し― 38 ―ていきたいなというふうに考えております。そういった中で積み上げた中で、仮に施設整備が避けて通れない選択肢だとしたら、これは私も勇気を持って町民の皆さん方に、御負担も伴いますよと、だけれども整備も避けて通れない実態にありますというようなことは、もしそういうようなことに至った場合には、これはしっかりと説明してまいりたいというふうに考えております。
再質問 5番 米沢義英
次に移ります。グループホームほーぷについてお伺いいたします。今、全国的にも、道内においても、スプリンクラーの設置等については当然、消防法に基づいて設置が義務づけられるという状況になっております。グループホームほーぷに行って担当者の話を聞きましたら、24年度までには設置したいという方向性であります。同時に、国からの補助制度はありますが、全額は当然見られないという状況の話だというふうに思いますが、そうしますと、町が福祉施設として認めて、介護認定、いわゆるグループホームとして認知しているのであれば、やっぱりどの福祉施設とも同じように、もしもそれに対する補助策を、町単独の補助もつけながら不足分を補うということも必要なのだろうというふうに私は考えていますが、この点は、これはできないということでありますが、私は、そういう位置づけであるならば、町が率先して、そういうものに対して補助を打ち出すべきだというふうに思います。例えばこの間も、各種のいろいろな幼稚園だとか保育所も含めて補助策を出しています。ことしできましたなないろニカラに対しても、そういう就労の機会をということで補助策を出しております。もう既にほーぷには9人の方がいて、もう一つの9床のところには老人の方が日常生活をしているということになっています。万が一、ここでそういうことはないというふうに考えますが、惨事が起きた場合に、それが設置されていないということで、その被害に遭ったということになれば、打とうと思っても打つ手がないわけですから、このことを考えたときに、そういう補助もあってはいいのではないかというふうに私は考えるのですが、この点はどのようにお考えでしょうか。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
5番米沢議員のスプリンクラーの設置助成につきましての御質問にお答えさせていただきますが、これは、私といたしましては、事業者としての設置義務というふうに位置づけられておりまして、当然、事業を実施する事業者の責任の範疇だというふうに理解しておりまして、こういった安全設備も整っていて、皆さんに、入所者に信頼をいただく施設として機能するものだというふうに理解しておりまして、これは、事業者がみずから、そのために国も補助施策を用意しておりますので、その中で取り組んでいただくことが、私は事業者としての責任の範疇かなというふうに理解しております。
再質問 5番 米沢義英
こういうものも経過があるのだろうと思います。いわゆる二百九十何平米だか、一定の、小規模については国が補助を今までつけてこなかったと。今回、そういう惨事が起きて、初めてこういったところにも補助がつくというふうになった経過があるのだろうと思います。そういうことを考えたときに、確かに、その事業所の責任でやるということは、それは原則なのかもしれません。しかし、そうすると、すべての施設が対象の範囲になるのだろうと私は考えるわけなのです。そうではなくて、町が9床であろうが18床であろうが、とりあえずは9床を認めているわけですから、それは町の介護施設の一環の施設として認めたわけですよね、町長。そのことを考えたら、確かに事業者の責任であるけれども、過去の補助政策のいろいろな問題点もあった中で、今回新たにこの補助が小規模であってもつくということになって、それが全額恐らくつかないということなのだと思うのですが、そういうことを考えれば、行政が支援してもいいのではないかというふうに思いますが、もう一度考え方についてお伺いいたします。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
5番米沢議員のスプリンクラー助成についての御質問にお答えさせていただきます。先ほど申し上げましたが、私といたしましては、設置者、いわゆる事業者の責任の努力義務の範疇だと。しかし、そう申しましても、国においてはやはり、こういう高齢者対策の一環として、国として助成策を講じているということでございますので、それは介護保険料、あるいはそういった、こういう事業所の、何と申しましょうか、経営上の観点から、国として一定程度の補助をしてあげることによって、設置は事業所においてできるというような客観性を持って補助基準というものは決められていると思いますので、それは事業者の中で吸収できる範囲だというふうに考えておりまして、町として、それにさらに新たに補助をという考えは現在持ち合わせておりませんので、御理解賜りたいと思います。
再質問 5番 米沢義英
全く話が、私は筋が通らないのではないかなと思います。認めたわけですよね、指定したわけですよね、町が、介護施設ですよと。そうであるならば、当然、補助を出してもいいのではないですか。あくまでもそうしたら事業所の責任だということで、それは対象にならないということにもなるのでしょうか。私は、それがすべて町の基本的な部分があって、冷たさだと思っているのです。前から言っているのですけれども、今始まった問題ではない。それでは、ニカラの問題はどうなるのですか。あれは指定して、出てきて、その必要性があって、町も認めたわけですよね。その施設整備に対して一定の補助を出していますよね。そうしたら、これはいいのですか。これは別だということですか、これとは。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
5番米沢議員の御質問にお答えさせていただきます。同じ基準ですべてをはかるということは、私はなじまないと。それぞれ事業目的、町の思い、事業の思いにこたえていただく、あるいは町が今の取り組みを重点的に取り組みをしようというような思いと、あるいは事業者が事業を目的として上富良野町を選ばれて、そして設置に至ったという、その仕事の中身が高齢者福祉、あるいは障がい者福祉ということで、共通点はあったにしても、それぞれ目的を持って、あるいはそれぞれ思いを持って事業に取り組まれているわけでございまして、やはり町の対応としましては、それぞれ個々の事案に対して判断をして、そして町の考え方を示していくということは、何ら違った方向でないというふうに理解しております。
再質問 5番 米沢義英
全く話が、私は理解できないのです。いずれにしても、出方の違いだとかいろいろあったにしても、町が公の施設として、そこを使用してもいいですということで指定しているわけですから、そういうことを考えたときに、当然、一定部分の、全部出せだとか言っているわけではないので、その部分、私は、町の対策としてはいかがなものかというふうに考えます。この点は、ぜひ見直していただきたい。考えそのものを根本から変えていただきたい。私は、こう思います。とりあえずそのことを言っておきます。二つ目には、なぜ2ユニットを認めないのかという問題であります。いろいろ役場の方からもお話を聞きました。当事者に行っても話を聞きました。いろいろ、私はうそをつくのが下手ですから、そのまま町で聞いたことを、知っていることを言いました。お世話する人たちが、非常にお世話が悪くて、そして介護する人がやめたりだとか出入りが多いので、町としては、こういう問題があるから、9床をもう1床認めたくても認められないのだと言っているということを私は直接行ってお話ししました。それは認めました、向こうも。ただ、私たちも、一方では努力はしていないというわけではないのだということを言っているわけですよ。そうすると、町のこれからの、いわゆる認知症高齢者の方がふえるという状況の中で、当然、こういう施設を活用することも必要だということを言っているわけですから、あとは指導のやりとりの問題で、いつまでにその問題を解決するのかということを紳士的に、お互いが話し合うということをやってきたのだと思うのだけれども、どうもここら辺がすっきり私は理解できないのですよね。なぜ一貫して認められないのかということをもう一度確認しておきたいと思います。道においてはもう既に、道の認可の範囲は終わっていますので、あとは町がこの問題をどう解決して、どう指定するかということだけなわけですから、それを紳士的にお互いに、やっぱりひざを突き合わせて、お話しして、その解決の糸口をやっぱり見つけ出すべきではないですか。そのことをちょっともう一度お伺いしておきたいと思います。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
5番米沢議員のグループホームの、もう片方の1ユニットの認可についての御質問にお答えさせていただきますが、私のほうもむしろ、現場から聞いている限りにおいては、非常に親切丁寧にアドバイスをしたり、あるいは協議をさせていただいたり、取り組んでいるというふうに理解しております。どうして早く、町としても2ユニットで運営されることが望ましいわけですから、1日も早くそのサービスが充分行われるような体制整備にしていただけないのかなと。むしろ何もハードルがないわけですから、そういう要件を満足させていただければ、町はいつでも認める意向を持っておりまして、そういう意向もお伝えしてありますので、むしろ町のほうの努力が足りなくて認める経過に至っていないということでは私は認識しておりませんので、御理解賜りたいと思います。
再質問 5番 米沢義英
担当者の方にお伺いいたしますが、何が問題でもう1床については認められないのか。これまでどういう話し合いをして、どういう改善点を指導してきたのかということをちょっと― 40 ―お伺いいたします。
答弁 保健福祉課長 岡崎光良(保健福祉課長は2011年3月まで)
5番米沢議員の、ほーぷの指導の面においての御質問にお答えを申し上げたいと思います。御承知のように、二つのユニットのうちの一つが18年のクラスでしたけれども、1ユニットの指定ということで経過はしてきております。そこで、スプリンクラーの問題もあります。また、町が考えている将来構想の中ではやはり、そういうユニットの運営というものが望ましいわけでして、我々としても、この二つ目のユニットをいつ判断していくかということが重要な課題として検討をしてきているところであります。そこで、いろいろ話し合いを充分、我々としても対話を深めた中で、どういったサービス提供の内容になってきているかということも充分把握をしながら検討して、現在に至っているところでありますけれども、なおその施設内においては、介護従事者の方が頻繁に入れかわってしまうと、それはなぜなのかということも、この対話の中で問いただしているところであります。入所者の方にとって、やはり安心して暮らせる、生活を維持していく上で、やはり介護従事者の方が毎月のように入れかわるということは、全く通常では考えられないことがあります。そういったことをなくすように、私どももこの会社の代表の方と会いまして、努力しようと、会社として、事業設置者としても、その中身の改善に努力をしてほしいというふうに話をしてきているところであります。そういった目標を持って、21年、昨年度ですけれども、経過をしてきた中で、この年度末を迎えた中で、また一部の職員が入れかわったということを私どもも聞きまして、非常に落胆をしている状況にありますが、なお事業者側の、理事者と申しますか、運営していく立場にある方との対話を深めた中で、再度、私どもも、また目標を確認しながら話し合っていきたいというふうに考えております。以上です。
再質問 5番 米沢義英
そうすると、現状の9床においても、入所されている方は、そういう状態であるがゆえに、適度なというか、介護がされているかどうかというところも調べましたか。そういう状態であれば、なかなか、やっぱり安心して介護が受けられるというような状況にもないという問題にもなると思いますが、指定取り消しということにもなるのではないですか、もしもそういうふうになった場合。そこまではいかないのだと思うのだけれども、いずれにしても、やはり問題点を逐次明らかにして、包括支援センターにおいて、こういった部分の指導も含めてできるわけですから、やはり介護がだめなら介護の手ほどきをやるだとか、できないのですか、そういうこと。そういうことも含めて、きちんとその対策を、やっぱりそれでもなおかつだめだということになれば、それは別な話ですよ。ただ、向こうの経営状態もいろいろあるでしょう。人の配置もできないという問題も実態を聞いたらあるということがわかりました。だからといって、それを放置するということは絶対私自身許しません。だから、そういうことも含めて、今後のあそこの指導をきっちりと行いながら、本当に活用できる施設にしたいと町が考えるということであれば、また、不足しているグループホームとして使えるということであるならば、それを生かす方法も一つの選択肢として、あなた方がいつも言っておられる民間活力、そういうものを生かしながら、やっぱり少しでも町の経費の負担軽減ができるでしょうし、そういう対策も講ずるべきだと思いますが、この点お伺いいたします。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
5番米沢議員の御質問にお答えさせていただきます。私の認識といたしましては、事業者に対しましては、親切に、丁寧に、対応について改善を図っていただけるような、そういう対応はしてきていると思います。私は、上富良野に設置されておりますので、事業者というより、むしろ入所者の方に充分なサービスが受けられないような中で認めるわけにいかないということで、入所者が大前提でございますので、入所者のことを考えるとやはり、改善すべきところは改善をして、整備するところは整備してもらうことが第一義だと思っておりますので、それについての対応は親切にしてきていると。これからももちろん対応してまいりますが、それに1日も早く事業者がこたえていただくことを願うのみでございます。
再質問 5番 米沢義英
そうしますと、粘り強く、引き続き改善指導を行うということ、また同時に、何が問題なのかということをやっぱり公にしていただきたいと。議会のほうにも、そういう問題点があるとすれば、個人の情報にかかわる部分は、これは必要ないですよ。ただ、やっぱり介護のあり方だとかケアの仕方が悪い、あるいは介護計画の立て方に沿ったケアがされていないという問題があるとするならば、そういう問題はないですか。― 41 ―
答弁 保健福祉課長 岡崎光良(保健福祉課長は2011年3月まで)
ただいまの御質問にお答え申し上げたいと思います。昨年の状況を把握した中で、やはりケアプラン、入所者の方のために必要な、維持するための計画というものが不十分で、一時期計画が抜けていたという時期も実はありまして、改善指導をしているところであります。現在は、人がかわったりはしておりますけれども、その辺のケアプランというものは立てられて、その方のための、ふさわしい生活を送れるようにという計画を策定しているところを確認しているところであります。
再質問 5番 米沢義英
いずれにしても、継続的にきちんと指導して、今入っている方がそのケア計画に基づいてきちんと介護されていないということであれば、また大問題な話なのですから、やっぱりそういうことも含めて、やっぱり指導というのが、当然、町に求められてきていますし、当然、今まででも、不十分かどうかわかりませんけれども、されてきたということであるならば、さらにそれを活用できる方法も含めて、ぜひ検討していただきたいし、もしも問題があれば、指定取り消しまで、そこまでいく必要も出てくるのではないですか。そういうことも視野に入れた中で、そうしたら入所している方はどうなるのかという問題も含めて対処しなければなりませんが、そういうことも含めた段階に入っているのかどうなのか、含めてお伺いいたします。
答弁 副町長 田浦孝道(副町長は2013年9月まで)
5番米沢議員の御質問に、私のほうからお答えをさせていただきたいと思います。グループホームほーぷの関係で、ちょうど昨年の6月下旬でありますけれども、施設の運営上、少し懸念する要素がありまして、当時の上川支庁と上富良野町と合同で現地の立入検査をした経過にございます。当時の課題については、課題解決ということでございまして、さらに、本件の新たな9床の指定の関係については、正式に事業者から町のほうに指定申請にまだ及んでございません。まだ事前の、指導といいますか、そういう相談段階でございますが、町長並びに担当課長から申し上げましたように、なかなかスタッフの定着が、非常に懸念するということで推移を見守っていたところ、ここ直近にもそういう経過がございましたことから、さらに町のほうも慎重に見守りながら、指定申請ができるような環境になることを、また行政としてもしっかり事業者に対しまして指導してまいりたいというふうに考えてございます。そういうことで、今までの経過として御答弁をさせていただきます。
再質問 5番 米沢義英
内部的にもいろいろ問題があるということが明らかになってきました。そこで、やはり道に対しても、行政としても当然指導できない部分については、やはりしっかりと道の指導も仰ぎながら、ぜひやってほしいというふうには考えています。また、ケア計画についても、実態としてはいろいろ、聞くところによると、本当になされていないという問題、いろいろな問題は抱えています。いずれにしても、入所されている人がここで安心して入所できるかどうかということが我々の見るべき視点として大事なところでありますので、そこをやはり的を当てて、やっぱりしっかりとした指導と運営ができるようにしなければ、当然、入所者に対する、やっぱり介護ができませんでしょうし、町としても当然、認定も指定もできないということになりますから、そういう点も含めて、改めてもう一度、議会のほうにも詳細についていろいろと報告していただければというふうに考えておりますが、町長、この点についてお伺いいたします。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
5番米沢議員のグループホームについての御質問にお答えさせていただきます。議員ただいま御発言もございましたように、私といたしましては、入所者の方が充分な介護を受けられる、そういう環境整備がまず第一義でございますので、設置者、また町と、お互いが協議をしたり、あるいは理解を深める努力をしたりいたしまして、残りの1ユニットにつきましても早期に申請がなされるような条件整備に、町も協力してまいりますし、そして上富良野町の介護がさらに充実していくようにお互いに努力して、そういう結果を生むように、これからもお互い信頼関係を構築できるように努力してまいりたいと思います。― 42 ―以上でございます。
再質問 5番 米沢義英
次に、富良野協会病院の産婦人科の問題についてお伺いいたしますが、1人配置されるということで、油断できない状態だと思います。町長は、まだその詳細について、今後、この1人の常勤医もどうなるのかわからないということの話でありますが、今後、またいろいろと広域圏で話し合う機会があると思いますので、町長として、やはり引き続き、常勤医の配置という形で、やっぱり対処すべき方向を示すべきだと思います。確かに、一時的に旭川だとか補助策を設けたとしても、緊急で万が一、早期に診断ということもありますが、やはり安心して近くでお産ができるような体制づくりというのが一番ですから、この点、もう一度確認しておきたいと思います。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
5番米沢議員の富良野協会病院におきます周産期母子医療センターの医師の確保等に関連いたします御質問にお答えさせていただきますが、常勤をしていただける医師の確保のめどがついたということは、まず一つ、それは事実として理解しているところでございます。ただ、私といたしましては、かねてからも申し上げておりますように、富良野社会事業協会の経営方針、それから医師を派遣してくれております北大のウィンドというグループ、それと今回の名乗りを上げてくれております新しいドクターの、それら三者が一体となった診療体系についての協議はまだこれからでございますので、米沢議員お話しのように、安定した診療体制がきちんと見えるまでは、私は、今後も努力を続けてまいりますし、そういう姿を定着させて、上富良野の妊婦の方が安心して協会病院でこれからも分娩をしていただけるような、そういうことに対する努力はこれからもさらに進め、そして圏域としても、どういう支援をしながらそれを担保していくかということもあわせて、これから課題として押さえていきたいと思っております。以上でございます。
再質問 5番 米沢義英
子供の医療費の無料化についてですが、23年の9月30日で現行の軽減策が終了するということで、将来的には、これは非常に、子育て支援事業として検討課題だということを書かれております。中富良野町に行って聞きましても、財政は苦しいけれども、しかし子供の健康や安全、また移住・定住策だとかを含めて、少しでも町に人が来られたり、医療の負担軽減ができれば、本当にそれにこしたことはないということで、苦肉の策でいろいろと、全庁的な討議も踏まえて実施したということを聞いております。その担当者の熱意というのは相当なものを感じました。上富良野町においても、これだけのやっぱり人口がいて、子供さんがいて、やはり待ち望んでいる声がたくさんあります。そういう意味では、これをただ検討課題だけに終わらせることなく、これを確実に実施するという方向での検討課題と押さえていいのかどうか、この点をお伺いしておきたいと思います。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
米沢議員の御質問にお答えさせていただきます。子育て支援の一環として、村上議員にも先ほどお答えさせていただきましたが、町の子育て支援の中のどういう部分に力点を置いて子育て支援をトータルでやっていくかという、町によっては、今、議員が御紹介していただきましたようなところに力点を置いてやるという施策も、これも一つの方法かと思います。町といたしましては、次の新しい節目を迎えるときに、子育て支援の中でどういうところにアクセントをつけていくかということも検討してまいりますし、今ここで言われておりますようなことも一つの検討の課題としては当然上がってくると思いますので、御理解をいただきたいと思います。