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上富良野町議会 平成21年第4回定例会 2009年12月15日

定住・移住施策のためにも税・使用料の改善やPRを

2009年12月15日、上富良野町議会の一般質問で、今村辰義議員が「定住・移住施策のためにも税・使用料の改善やPRを」について質問し、町長 向山富夫が答弁しました。

質問者
今村辰義 議員
答弁者
町長 向山富夫

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は会議録の目次の表記です。

質問 6番 今村辰義

私は、さきに通告しております1項目につきまして質問させていただきます。定住・移住施策のためにも、税・使用料などの改善やPRをであります。第5次総合計画によりますと、町の目標人口は、平成30年度で1万1,900人を確保するというふうになっております。毎年、40人の移住・定住を確保することによって、これが達成できるというふうになっております。日々努力されているとは思いますが、現状はいかがかなというふうに私も思料しております。上富良野町には自衛隊があり、独身者が大勢います。もともと町外出身者も多いのですが、今はれっきとした上富良野町の町民であり、町内に住み、町に多くのものが愛着を持って暮らしております。彼ら、また彼女たちは結婚してこの町に住んでくれればよいのですが、中には町外に居を構える人もおります。この町で勤務する彼ら彼女たちが、町外から勤務するということは、定住・移住施策の目的を考えるまでもなく、非常に町にとって損失であるというふうに考えております。結婚して町内に住んでくれることによる二重三重の効果も、ふいになってしまうというふうにも考えております。その彼ら彼女たちや親たちが、上富良野町に住みたくない、あるいは住まわせたくないとしている、考えている理由の一つには、国保税や下水道の使用料が近隣市町と比べ、高いというふうに考えてい― 19 ―るからであります。そこで国保税や下水道使用料が、近隣市町、村は通勤圏外でありますから、近隣市町と比べてどうなのか。また、高いのであれば住むことによる費用対効果などを考慮して、できるだけ改善すべきであるというふうに考えています。町外に結婚して住むという彼らの、あるいはその親たちの認識不足による勘違いといいますか、こういったものによるものであれば、その意識の是正のPRに努める、そういったことが定住・移住施策の目的を考えましても重要であるというふうに思います。また、もともとここに住んでおられます全町民のためにもなると思っておりますが、いかがでしょうか、町長のお考えをお伺いいたしたいと思います。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

6番今村議員の定住・移住施策のためにも税・使用料の改善やPRをとの御質問にお答えをさせていただきます。町の人口減少は、議員御指摘のように、今後のまちづくりを進めるためには、極めて大きな課題があると、私も考えているところでございます。そのため、第5次総合計画におきましても定住・移住対策は重要施策として位置づけ、さまざまな施策の展開を図ろうしているところでございます。さて、議員御質問の国保税及び下水道使用料が高いことで、定住・移住が進まないのではないかとの御質問でありますが、まず国保税の賦課水準についてお答えさせていただきます。町の国保税の算定方法につきましては、前年度の所得に応じて一定率を負担いただく所得割と、1世帯当たり均等に負担をいただく均等割、被保険者の人数に応じて負担いただく平等割、それに加えて固定資産の所有に応じて一定率を負担いただく資産割のいわゆる4方式賦課の算定基準をもって、被保険者の皆さんに必要な医療費の一部を御負担いただきながら、町の国保会計を運営してまいっております。国保税の負担基準等につきましては、各市町村が条例で定めておりますが、道内町村の約95%が、先ほども申し上げました上富良野町で採用しております資産生を加えました4方式の税率で算定している現状にあります。また、本町では健診及び保健指導体制の強化など、早い段階から健康なまちづくりを進めつつ、積極的に医療費削減に取り組んでおりますことから、保険税率の増額改定は、平成15年度から行わずに経過してきたところでございます。その結果、全道173国保保険者のうち、平成20年度の本町国保税1人当たりの調定額ランキングでは134位で、国保税の負担水準では、全道の下位に位置しているところでございます。医療費削減に向けて、引き続き全力を傾注してまいりますが、少子高齢化の進展とともに、医療費の増嵩も予想されますことから、今後におきましては、国保会計の健全な財政基盤の確立に向け、種々検討・協議をお願いすることになると思いますが、御理解を賜りたいと存じます。次に、下水道使用料につきましては、平成21年1月現在の上川支庁管内24市町村・地区の状況についてお答えいたします。一般家庭の下水道使用料金は、基本料金と水道使用量に応じた1立方メートル当たりの超過料金によって算定されております。この基本料金と超過料金の設定は、各市町村ともまちまちでありまして、一概に順位づけすることは難しい状況にあります。このようなことから、標準的家庭の使用水量を10立方メートルで設定して試算した場合、本町は1,540円になり、上川管内の高い順から5番目になりますが、その大半が1,500円周辺に集中している実態にあるところでございます。しかし、上川管内においては、水道・下水道料金を合わせて徴収していること、また、水道・下水道のどちらか一方の料金体系に加重賦課している実態もあることから、水道・下水道合算料金で比較した場合は、本町が14番目、水道料金だけの場合は15番目に位置し、決して高い水準ではないものと考えております。したがいまして、これらの要因が定住・移住促進を妨げる直接的な原因とはならないものと考えておりますが、議員御指摘のように、負担水準の現状等について、積極的にお知らせをしてまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りたいと存じます。

質問 6番 今村辰義

町の税や使用料、特に高いと思われている国保税の税率は、平成15年度から増額改定はしていない、そして全道の下位に位置していると、あるいは下水道使用料も決して高い水準にはないということでした。町長の答弁にもございましたが、高くないのであれば、ぜひ町の現状をPRしていただきたいというのが私の思いであります。結婚により町外に住居を移す、非常に自衛官は独身者が多いですから、自衛官以外の独身者はもちろん含めているのですが、自衛隊の例で言いますと、概略の統計であり、またはそれぞれの部隊、小さな部隊からいろいろ異なることもあるのですが、おおむね聞きますと、結婚して町内に住む人と町外に住― 20 ―む人の割合は、町外に住む人の割合は10%から40%、50%ぐらいいるという話もちょっと聞いたのですけれども、平均すれば大体20%ぐらいになるのかなというふうに考えております。また、町外に住む理由も多種多様であるというふうに認識しております。一概に使用料とか、税が高いからという理由ばかりではないのですが、一般的に我々はどこに住むかということを考える場合、家庭の都合とか、あるいは税や使用料などが安いなど、地域の特性をいろいろな角度から比較分析して結論を出すと。車を買うときも、女房もらうときも同じように考えると思うのですけれども、いろいろ考えて結論出すというふうに思います。そこで税や使用料が高いと思っていれば、それだけで上富良野町という、どこに住むかという選考基準から外すという人も出てくると思われるのですね。高いと思っている人たちが、実際にはそうでないのであれば、先ほども言いましたようにぜひPRに努め、正しく認識してもらう必要があるだろうというふうに思います。そこで再質問の一つの答弁をほしいのですが、国保税の課税方式が4方式であると、近隣の町では3方式を採用しているところがあります。あるいは市、もっと大きな大都会の市、通勤圏内にあるところですね、3方式と聞いていると。これは所管の課長から詳しく、懇切に教えていただいたのですけれども、そういった町があります。だから、なおさらそこと比較をして、通勤圏内ですから、そちらに住んだほうがいいというふうに思っているわけですね。4方式と3方式、特に資産生の話になると思うのですけれども、その違いの利・不利といいますか、そこをぜひお伺いしたいというふうに思います。また、先ほども言いましたように、第5次総合計画にありますように、平成30年度で町の目標人口は1万1,900人であります。申すまでもありませんが、結婚して上富良野町の町に住んでいただければ、奥さんが例えば町外の人であれば、それだけでも1名人口がふえるわけですね。若いですから、お子さんも産まれるでしょうし、さらに人口が増加していくということになると思います。また、私も圏外から定住して来られた御家族、定年になってから来られた家庭、何家庭か知っておりますが、まさしく若い人たちでありますから、生産年齢人口ということでありますから、長い目で見た町の税収面やら、あるいは購買力といいますか、そういったものがあり、まさしく町に貢献することになると思うのですね。長い目で見た費用対効果を考えてもいただきたいなというふうに思います。また、町外に居を構える人々のすべてとは言いませんけれども、いろいろな事情があります。奥さんの仕事の都合上とか、いろいろな事情で町外に居を構えなければならないというような事情、私も承知しておりますが、その中の何割かが考えを直していただいて、上富良野町に住んでいただけるようになれば、非常に私もうれしいし、目標人口達成にも寄与するというふうに思っております。そこで、先ほど答弁にありました負担水準の現状等について、積極的にお知らせする考えを持っておられるということですが、その考えの具体的な施策をお聞きしたいというふうに思います。よろしくお願いします。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

6番今村議員の定住対策、さらには税の特に国保税についての再質問にお答えをさせていただきますが、まず、第5次総合計画にも掲げておりますが、移住・定住対策を充実させると、そして人口減少を食いとめるということは、全く私も同感でございまして、それに向けてあらゆる施策を集中しているというふうに考えておるところでございます。特に、具体的に移住・定住対策につきましては、1人でも1家族でも上富良野町で住んでいただくことを大前提にいたしておりまして、これには町村間の綱引きもあることは事実でございます。そういう中で、いかに上富良野町に魅力を持って住んでいただけるかということに対しまして、税・使用料のみならず、さまざまな情報をPRしていくと。実態をお知らせしながら、さらに魅力を持っていただけるようなそういうPRは、積極的に行っていくというふうに考えております。具体的にはさまざまな広報、あるいは先ほど佐川議員の御質問にもございましたようなホームページ等を充実させて、広く全国に、例えば第一線をリタイヤされたような方々が、のんびりと暮らしたいという暮らしを求めるということが最近ございますので、そういう方々にまで視野を広げて、移住・定住を促すようなそういう積極的なPR活動には、今後とも意を用いてまいりたいなというふうに考えております。一方、国保税の賦課方式につきましてのお尋ねでございますが、現在、富良野圏域におきましても3方式を採用している町村もございます。当町といたしまして、4方式の賦課をさせていただいておりますが、御案内のように、資産生を採用していないという点につきまして、私といたしましては、非常に保険運営というのは基盤が安定しているということが、まず何にも増して求められているというふうに― 21 ―考えおります。そういう意味におきまして、資産というものは前年の所得によって、あるいは経済状況によって変動が大きいという要素でございませんので、保険基盤の安定化を図る上において、資産生というものを取り入れた方式というのが、保険基盤が安定する、それはひいては町民の、住民の皆さん方の健康を支える上において、安心感を持っていただけるということにつながると思いますので、保険財政基盤が安定をするという大きな意味合いを持っておりますので、資産生を加えた4方式をこれからも、こういう姿で課税方式を取り進めてまいりたいというふうに考えておりますので、ぜひ御理解賜りたいと思います。

質問 6番 今村辰義

わかりました。特に、国保が平成15年度から増額をしていないということで、町には若干、8,000万円ほどですかね、用意もあるということでありますけれども、先ほども町長の答弁にございましたように、これから少子高齢化になっていく、それによって増額になっていく可能性もありますよね。そういうときでも、私が言いたいねらいというか落としどころは、近隣の市町と比べて上富は安いと思わせることが大事であるというふうに思っておるわけです。少しでも、そうすることによって上富の町に住もうという選択肢の幅が広がっていくだろうというふうに考えております。特に、定年になってもなかなか仕事の環境も余りないということになりますと、年金、あるいはアルバイトのそういった所得、所得割は大したことない。ただしこういう町ですから、資産を持っている方がいろいろおられますよね、家とか、資産生が非常に何といいますか、それを見て高いなというふうに思うわけです。ましてや隣町には資産生がない。しかし、財政を確保するためには、器があるとすれば、その器にお金を集めなければならないわけですね。4方式でやるか3方式であるかにかかわらず集めなければならないのですけれども、そこら辺を町は、こうなのだという説明をされたほうがいいと思うのですね。それによってしっかり納得していただいて、決して近隣市町村と比べても高くないのだと。私が、これからの上富良野の第5次総合計画に基づいて目標人口を達成していくため、定住・移住政策をやるため、定住・移住とはよそから来る話ですけれども、実際何割かが結婚して出て行く人をとめるのも、間違いなく目的には合致していると思うのですね。そういったところをしっかり考えられて、第5次総合計画のとこもぜひ、そういった独身自衛官たちが結婚して、町外から通勤するということの対策も改めて考えてほしいと思います。そこの答弁をもう一度お願いいたしたいと思います。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

6番今村議員の御質問にお答えさせていただきます。まず、上富良野に住みたいというふうな気持ちを持っていただけるような、それは町内に現在おられる方も含めて、あるいは町外から移住をしていただくようなそういうことも含めましてですが、当然、公共サービスが安く提供されると、あるいは税も使用料も含めて少ない負担で住むことができるということは、これは大きな町に魅力を持っていただく要素になりますので、これはあらゆる努力をしながら、また皆さん方にいろいろお知恵もいただきながら、低負担で高サービスを受けれるようなそういう町をつくるということは、究極の目標でございますので、議員御指摘のようなPR活動ですね。それを広く皆さん方に実態を、例えば税の賦課方式もどういうことで、こういう賦課方式を採用させていただいているのだということもあらゆる機会を通じて、お知らせすることは努力をしてまいりたいというふうに考えております。特に、隣町が例の賦課方式が3方式なものですから、私は町の産業構造等を考えますと、非常に事業所得者も多い関係もありまして、所得割のウエートを厚くしますと、財政基盤が安定化しないということを考慮しておりますので、ぜひそういったことを広く、だからこうなのだということをこれから心してお知らせするように努めてまいりたいと思いますので、御理解賜りたいと思います。以上でございます。

出典:上富良野町議会 平成21年第4回定例会 2009年12月15日 議事録 PDF(24ページ) 間違いを知らせる