みんなの議会

上富良野町議会 平成20年第4回定例会 2008年12月16日

(1)自主防災組織について/(2)里仁地区の景観と「十勝岳アートビュー」の建設について/(3)日の出公園臨時駐車場について/(4)上富良野中学校の駐輪場について

2008年12月16日、上富良野町議会の一般質問で、中村有秀議員が「自主防災組織について」「里仁地区の景観と「十勝岳アートビュー」の建設について」「日の出公園臨時駐車場について」「上富良野中学校の駐輪場について」について質問し、町長 尾岸孝雄、総務課長 服部久和、建設水道課長 北向一博、農業委員会会長 松藤良則、副町長 田浦孝道、教育長 北川雅一、農業委員会会長 松浦良則、農業委員会事務局長 伊藤芳昭が答弁しました。

質問者
中村有秀 議員
答弁者
町長 尾岸孝雄、総務課長 服部久和、建設水道課長 北向一博、農業委員会会長 松藤良則、副町長 田浦孝道、教育長 北川雅一、農業委員会会長 松浦良則、農業委員会事務局長 伊藤芳昭

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 9番 中村有秀

私は、尾岸町長のもとで38回の定例議会を経験してまいりました。その中で、その38回の全定例会議会で117件、375項目にわたって行財政改革、また、町民の目線に立っ町政ということで、一般質問をさせていただきました。今回が尾岸町長の最後の一般質問ということで、4件20項目にわたって行いたいと思います。1件目は、自主防災組織についてでございます。活火山十勝岳と共生する上富良野町民にとって、いつも仰ぎ見る十勝岳は各学校の校歌の一節に必ず― 21 ―入って歌われ、その四季折々に変化する景観の十勝岳は大きな観光資源であります。しかし、十勝岳は大正15年大爆発(死者144名、罹災戸数315戸、水田被害500町歩、畑の被害300町歩)、また、昭和37年の噴火で死者5名、この中に上富良野町静修出身の菅原さんも入っております。また、昭和63年噴火災害を経験しております。火災では、昭和24年の八丁内(現在の栄町)の大火による罹災世帯48世帯、焼失棟数112棟、焼失面積7,237平方メートルと大きな被害があり、その他山火事、住宅火災が発生しています。また、集中豪雨・大雨による被害も数多く発生しています。特に昭和36年7月24日から25日の集中豪雨では、住宅被害979戸、公共施設被害103カ所、田畑被害2,794ヘクタールと大きな被害を受けており、その他台風等も含めて、田畑・山林・道路や用水路の被害等が数多く発生している。そのようなさまざまの災害の歴史の中で、上富良野町は昭和61年3月31日に上富良野町防災計画を策定し、それに基づいてそれぞれの分野で防災対策を行い、その一つとして自主防災の組織化が進められた。しかし、防災計画策定から20年を経て、内容が現行に合致しない点も数あることにより、平成17年3月31日に全面改訂され、上富良野町地域防災計画が策定され、町民の生命・財産を災害から守るために実施すべき事務等が定められました。阪神・淡路大震災、北海道南西沖地震の津波と火災等から、自主防災組織への認識が深まり、町も自主防災組織の再編を住民会ごとに推進しているが、自主防災組織化の状況と災害弱者、地域防災計画では災害時の要援護者の対処について、下記の事項についてお伺いをいたします。1点目、上富良野町の自主防災組織状況については、自治基本条例(案)の説明資料では、25住民会中、25住民会が結成されていると記され、また説明されているので、平成20年10月1日現在の自主防災の組織状況を住民会別に名称、代表者、規約の有無、役員名簿、防災計画の有無、結成年月日、再編年月日、災害弱者への対応の有無について明らかにするとともに、組織状況の取り組みへの見解を求めます。2点目、災害時の要介護者、いわゆる災害弱者対策について、自治基本条例(案)の地域説明会で意見要望が出されています。ちなみに、上富良野町の高齢者実態について述べたいと思います。平成20年5月1日調査による高齢者実態調査の概要によると、人口1万2,226人、65歳以上の人口2,905人、高齢化率23.76%。独居高齢者435世帯、22.1%。435人、15%。435人のうち、75歳以上の方が261名、60%を占めております。高齢者世帯742世帯、37.8%、1,339人で46.1%。1,339人のうち、75歳以上は495人で36.2%を占めています。要介護者・虚弱高齢者、Jランクの総数は565人、出現率19.4%となっております。これを保健福祉課の調査報告書による平成25年の推計によると、人口は1万1,910人、65歳以上の人口3,073人ということで、高齢化率は25.8%。要介護者・虚弱高齢者、Jランクの総数716人、出現率23.3%となっており、以上のように、平成20年5月1日の実態調査と平成25年度の推計を比較すると、65歳人口は168人増で25.8%で、町民4人に1人が高齢者となり、要介護・虚弱高齢者は151人増で、その出現率は23.3%となっています。これらの数値から災害時の要介護者は増加の一途で、その対策が強く求められ、町・地主・防災組織(住民会・町内会)・福祉団体が一体となった取り組みが急がれるが、その具体的な対策をお伺いをいたします。次 、 2 件 目 、 里 仁 地 区 の 景 観 と 十 勝 岳 ア ー トビューとしての大観覧車の建設についてお伺いをいたします。1点目、里仁地区の景観づくり重点地区指定について。平成19年度の町行政執行方針で尾岸町長は、里仁地区を景観づくり重点地区として指定することを前提に、地区住民の皆さん方の意見反映に努め、地区計画の策定など、地区内における景観整備の方向性を明らかにしてまいりますと言明されたが、年度は変わったが、この方針はどうなっていたのかお伺いをいたしたいと思います。2点目、十勝岳アートビューの建設についてお伺いをいたします。深山峠地区に大観覧車の設置として十勝岳アートビュー建設着工が新聞に報道され、上富良野町民や町外の人で景観に関心を持つ人々から、すばらしい景観を失うとの声が聞かれます。できれば自然に見ることができる現在のままの景観を残してほしいとの意見があります。上富良野町景観条例関係を含めて、次の点についてお伺いをいたします。1、町への建設申請年月日と建設計画内容についてお伺いをします。2、里仁地区の地域説明会の開催年月日、参加人員、説明内容、地域住民の要望・意見等について、― 22 ―お伺いをいたします。3、上富良野町景観づくり推進会議への諮問年月日と諮問内容についてお伺いをいたします。4、景観づくり推進協議会の検討協議経過と答申内容について、お伺いをいたしたいと思います。次に、3件目、日の出公園臨時駐車場についてお伺いをいたしたいと思います。平成20年9月第3回定例会において、日の出公園臨時駐車場が農地法第5条違反の状態で、16年間にわたって使用されていることが明らかになりました。町は、上富良野町事件事故調査委員会規程、上富良野町行政処分審査委員会規則による委員会と、上富良野町農業委員とで構成する協議組織(11名)による日の出公園臨時駐車場に関する報告書(11月14日付)と上富良野町農業委員会による農業委員会における日の出公園臨時駐車場の対処に関する考察(11月25日)を、平成20年12月1日に議長により配布、受領したところでございます。この報告書及び考察について、次の点についてお伺いをいたしたいと思います。1点目、農業委員会における日の出公園臨時駐車場の対処に関する考察について。1、対処に関する考察の農業委員会会長としての真意はどこにあるか、お伺いをいたします。2、農地法違反が解決したと記されているが、全面的に解決したと判断しているのか。3、再発防止策を具体的に進められているようだが、上富良野町農業委員会規則、会議規則、事務局規程のどの事項条文をどう改正整備したか明示し、説明を求めます。また、未整備部分があるのであれば、その事項を明らかにしていただきたいと思います。4、駐車場の対処に関し、町の行政情報コーナーに開示のない次の臨時総会の協議内容について、明らかにしていただきたいと思います。一つは、平成20年9月8日開催の第3回農業委員会臨時総会。もう一つは、平成20年9月26日開催の第4回農業委員会臨時総会。5、今回の農地法違反について、農業委員会会長としての責任をどのように考えているのか、お伺いをいたしたいと思います。次に、2点目、日の出公園臨時駐車場に関する報告書についてお伺いをいたしたいと思います。1、審議回数10回と精力的に審議したことがうかがえるが、協議組織構成11名が全員対象として審議をされたのか、お伺いをいたします。次に、2、処分量定については、上富良野町職員の懲戒に関する訓令に照らし該当する項目を虚偽報告、指導監督不適正、信用失墜行為であると報告されているが、それ以外の項目はないのかお尋ねをいたします。次、3点目、日の出公園臨時駐車場の廃止に伴う当面の措置について見解を求めます。1、本年冬のイベント関連の駐車場確保はどのようにされているのか、お伺いいたします。次に、2、平成21年度の夏のイベントに向けての駐車場対策はどのようにされているのかお伺いをいたします。次、4点目、社団法人かみふらの十勝岳観光協会及び地権者への関係についてお尋ねをいたします。1、農業委員会の不適切な事務処理が問題の要因になっていることから、町、農業委員会が観光協会、及び地権者におわびに行くべきと考えるが、どうか。2、かみふらの十勝岳観光協会は、臨時駐車場賃貸料を地権者に払ったと聞くが、町のかみふらの十勝岳観光協会の賃貸料の補助金額と支払いについてお伺いいたします。次に、4件目、上富良野中学校の駐輪場についてお伺いをいたします。上富良野中学校生徒の自転車通学は、平成7年度までは通学距離1.5キロメートル以遠となっていたが、平成8年度の生徒会総会で、学級提出の議案として、自転車通学を全校生徒に許可してほしいとの提案があり、自転車置き場の問題もあったが、交通安全に対する意識の高まり、生徒会活動の活性化を期待し、学校として取り組むこととなりました。生徒会を中心に問題解決を図り、平成8年7月より試行期間がスタートし、その後完全実施となっています。平成20年度の全校生徒は382名で、自転車通学生徒は304名と、全生徒数の92.7%になっております。通学自転車の駐輪場は平成7年度のままで、屋根付駐輪場に入れない自転車が3分の1もあります。現在の駐輪場の利用状況を平成20年9月13日の第62回学校祭の当日、私が調査をした結果は次の表でございます。したがって、屋根付駐輪場に入っているのは171台ということで、全体の68%、屋根なしは81台ということで、32%になっております。駐輪場は各学年別に整然と駐輪されており、それぞれの学年ごとに生徒みずからの駐輪場の注意があり、自主的に駐輪の維持に取り組んでいる姿勢が見られたが、駐輪場の問題として、次の2点について早急な取り組みについての見解を求めます。1点目、屋根付駐輪場の増設についてです。屋根付駐輪場は3年生用、2年生用は各2棟あ― 23 ―り、1年生は1棟であります。調査日の実態から屋根付き駐輪場は171台で、屋根なし81台となり、全体の37%となっており、そのうち68%が1年生の駐輪であります。雨天の日は、自転車通学禁止とはなっているが、登校後の降雨もあるので、屋根付駐輪場の増設を行うべきと判断するが、その措置について教育長の見解をお伺いいたします。2点目、自転車駐輪置き台の設置についてでございます。自転車通学許可者は304名であるが、常時250名から280名ぐらいの生徒が自転車通学をされている実態が明らかになっています。駐輪場は指定された学年ごとに整然と駐輪されているが、駐輪場が狭隘のため、寄せて駐輪するため、たびたびドミノ倒しのように自転車が倒れる状況が発生してます。その立て直しに利用している生徒たちが苦労しています。財政上の問題があるが、年度計画で自転車置き台の設置について強く求めます。以上でございます。

答弁 町長 尾岸孝雄(町長は2008年12月まで)

9番中村議員の1項目めの、自主防災組織に関しての御質問にお答えします。初めに、私のほうからは、その取り組み状況について申し上げ、組織状況につきましては、所管の総務課長から説明させます。昭和63年の十勝岳噴火後、多くの地域で自主防災組織が結成されましたが、残念なことに、年数経過とともに活発に活動がなされている自主防災組織はわずかとなっています。今後においては、出前講座や広報等による防災意識の醸成や啓発、また、自主防災の必要性について十分な説明機会を設けながら、活動の活性化につなげていくことが重要と考えております。次に、災害時の要援護者に関しての御質問にお答えさせていただきますが、災害が発生したとき、障がいのある人や高齢者など要援護者と言われる人は、より被害を受けやすく、みずからの力だけでは迅速な避難ができない状況にあります。したがいまして、要援護者への対応については、その家族や地域の自主防災組織を初め、消防組織など防災機関との有機的な連携による取り組みが重要であると認識をいたしております。災害時におきましては、地域防災計画や職員初動マニュアルに沿って対応することとなりますが、各地域においても、常日ごろからの取り組みや地域内で助け合える体制づくりが重要と感じております。今後、国などが示しております、避難困難な方々を対象とした「避難支援プラン」の策定など、災害時要援護者対策の充実強化に努めなければならないと考えているところであります。次に、2項目めの景観に関する2点にお答えさせていただきます。まず、1点目の里仁地区の「景観づくり重点地区」指定についての御質問でありますが、この指定に関して規定する「かみふらの景観づくり条例」について、御説明しなければならないと思うところであります。上富良野町では、平成16年4月1日に「かみふらの景観づくり条例」を施行しており、この条例では、町民一人一人が景観づくりの担い手であることの自覚を持ち、このすばらしい景観を守り、はぐくみながら、だれからも愛される町を創造していくことを宣言いたしておるところであります。これを実行するためのルールを定めたところであります。条例の主眼は、行為規制を一番の目的としたものではなく、理解と協力という実行理念を定めたものとなっておるところであります。条例第7条では、「景観づくりを総合的、かつ、計画的に推進するための景観づくり基本計画を策定しなければならない」と義務を規定しており、これに基づいて平成19年度中に「景観づくり基本計画」の策定を行い、あわせて条例第12条に規定する「特に景観づくりを推進する必要があると認められる場合」として、里仁地区を「景観づくり重点地区」に指定する方向で、町政執行方針の中で示したところであります。「上富良野町景観づくり基本計画」は、平成18年度と19年度の2年をかけて「景観づくり推進会議」において検討を加え、平成19年4月に決定いたしましたが、北海道景観条例が平成20年4月1日施行を目指して、その内容が次第に明らかになってくるにつれ、「上富良野町景観づくり基本計画」の方針設定と整合しない部分も生じたため、点検と修正を行う時間を要し、町民への周知は平成19年9月の「町報かみふらの」で行ったところであります。― 24 ―この基本計画策定作業の中では、指定対象として深山峠地区、駅周辺地区、千望峠地区及び里仁地区の4地区について評価を加えており、この結果として深山峠から里仁地区を候補地としたものであります。しかし、さきに述べたとおり、北海道景観条例の施行準備、これと並行した北海道景観計画の策定作業が進められる中で、上富良野町が独自に重点地区指定を行うことは、先々に支障を生じることが懸念されたため、北海道の条例運用が明確になるまで先送りをして、現在に至っているところであります。今後は、当初目指していた景観行政団体となることの是非も含めて、新町長のもとで検討されるよう引き継いでまいりたいと思っております。次に、2点目の十勝岳アートビュー建設についてお答えさせていただきます。この計画については、本年6月に、観光施策を所管する産業振興課に、事業者から持ち込まれたものであり、これをもとに7月2日開催の政策調整会議において論議され、上富良野町としてその概要を初めて承知したものであります。続いて、計画のより具体的な内容を得て、7月18日に政策調整会議を開催し、地域振興と景観保護を主軸とする賛否討議を行ったところですが、論点が定まらないため、再度8月12日に両論側のレポート提出と、事業者に臨席を願って聴聞を行いましたが、やはり相対する意見の調整がつかないため、景観づくり推進会議の意見を聞くこととして会議を終えておるところであります。所管においては、直ちに景観づくり推進会議の招集準備を進め、9月1日開催の会議において当該計画についての意見を諮問したとろであります。意見答申は、私の考えとも一致するものであり、適正な事業実施がなされるよう、答申の内容を町の意見として、9月16日に事業者に通知したところであります。御質問の経緯詳細については、所管の建設水道課長に説明をいたさせます。次に、日の出公園臨時駐車場の件につきましての御質問に対し、私のほうからは廃止に伴う当面の措置と観光協会及び地権者へのおわびの件、観光協会への土地賃貸料に対する補助金の関係について申し上げ、他の「日の出公園臨時駐車場に関する報告書」に関することにつきましては、副町長より答弁をいたさせます。まず、本件に関しては、議員各位並びに町民の皆様、関係者の方々に大変な心配と御迷惑をおかけいたしましたことを、行政報告でも述べさせていただきましたように、重ねておわびを申し上げるところであります。それでは、日の出公園臨時駐車場の廃止に伴う当面の措置についての御質問にお答えいたします。1点目でありますが、本年度予定をしております冬イベントの駐車場の確保についてでありますが、現時点で把握している状況について申し上げます。「北の大文字」につきましては、イベントが大晦日から元旦にかけての夜中に行われますことから、日の出公園近くの大型店にお願いをし、その駐車場を利用させていただけないものかと考えているところです。現在、事業を主管する運営委員会においても、同様の考えで準備を進めていると聞いておりますので、双方で対応を図ってまいりたいと考えております。また、「雪まつり」につきましては、日の出公園臨時駐車場の廃止に伴い、運営委員会において、会場を日の出公園のほか、駅裏広場、富原運動公園、社会教育総合センター等々を候補地として検討をしたところでありますが、東町の自衛隊官舎跡地を駐車場として使用することが可能になったことから、翌年2月8日に、日の出公園での開催を予定しておるところであります。現在、北海道防衛局との間で、官舎跡地の使用許可にかかわる手続を進めており、この官舎跡地の利用とあわせて、日の出公園近くの大型店にも協力をお願いするなどして、対応したいと考えております。次に、2点目の夏のイベントに向けての駐車場対策についてでありますが、さきの議会でも申し上げましたとおり、日の出公園の現駐車場のみでは、特にシーズン中の対応は困難であり、今後も公園に隣接した駐車場は必要であると認識をいたしております。このことについては、大きな課題でもあるため、駐車場の必要性と確保の判断については、新町長において行われるよう、引き継ぎさせていただきたいと思っておりますので、御理解を願いたいと思います。次に、観光協会及び地権者へのおわびの件についてでありますが、特に個々への対応の考えは持っておりません。次に、補助金の関係についてでございますが、これまでも再三申し上げてきたように、平成13年度から公共性や公益性等を総合的に判断し、賃貸料に対して全額となる150万円の公費助成をしてきたところであります。しかしながら、平成20年度分につきましては、農地法に違反していることが明らかとなったことから、町民の心情等を考慮し、当該年度については助成することが妥当でないと判断い― 25 ―たしました。このことは観光協会にもお伝えしたところであり、その後、観光協会より関係補助金の減額変更承認申請が出され、承認決定を行った経緯にあるところであります。

答弁 総務課長 服部久和(総務課長は2010年3月まで)

私のほうからは、自主防災組織の組織化の状況についてお答えします。当町の25の住民会組織すべてで自主防災組織の組織化がされております。組織の結成年ですが、昭和62年に15団体、平成元年に6団体、平成2年に1団体、平成4年に1団体、平成20年に2団体となっており、そのうち6団体が平成17年から20年の間に再編をしております。次に、規約の有無等についてですが、25の団体すべてが規約を有し、また、役員構成もなされております。防災計画につきましては、25団体中6団体が有し、その中で弱者対策についても触れられているところです。以上でございます。

答弁 建設水道課長 北向一博(建設水道課長は2014年3月まで)

9番中村議員の2項目め、「十勝岳アートビュー」建設についての4点の御質問にお答えいたします。まず、1点目の町への建設申請年月日と建設計画内容についてですが、御承知のとおり、町内に「景観づくり重点地区」の指定はないので、現状においては「かみふらの景観づくり条例」第15条に基づく「行為の届け出」を要しない事案であるため、建築基準法に基づく建築確認のみで審査されることになります。上富良野町は建築基準法第97条の2に基づく建築主事を置く特定行政庁となっておりますが、町の所管する規模を超えているため、北海道上川支庁が確認審査を行っております。建築確認申請は、本年9月8日に提出され、確認通知は11月17日になされています。建設計画につきましては、観覧車仕様は、全高50メートル、回転体47メートル、定員4名の客室を30台付設するもので、約11分22秒で1回転するものです。確認審査後着工し、来年4月に開業をするものと聞いております。次に、2点目の里仁地区説明会についてですが、この説明会は事業者が自主的に行ったものであり、町ではこの内容詳細を掌握しておりませんが、事業者から聞き取った範囲では、本年8月3日、公民館里仁分館において、13人から14人の住民会役員会で行い、地区振興などへの配慮の意見が出ながらも、総論としては異議なしとの結論を得たということです。3点目の景観づくり推進会議への諮問についてですが、内部会議である政策調整会議において、3回の協議をした結果、当該計画が景観に支障を与える要素が大きいため、8月25日に推進会議会長に対して、「上富良野町深山峠地区観覧車の設置計画について」とする諮問を行いました。4点目の会議経過と答申内容ですが、8月25日の諮問に対応して、会長により9月1日に景観づくり推進会議が招集されました。会議では、まず建設予定地に移動して現地確認を行うとともに、事業者からの計画説明と聴聞を行った後、役場に戻り審議が行われております。この審議結果を会長一任のもとで集約したものが、9月12日付で会長から町長に意見答申されております。意見答申は、審議において各委員から出された意見を4点にまとめたものであり、この内容は、1、かみふらの景観づくり条例及び上富良野町景観づくり基本計画を理解し、できる限り景観に配慮した計画実施を望みます。2、地域の理解を得る必要があります。3、地域との発展のため、経営方針等をしっかりとした計画を示す必要があります。4、地域と町の発展のため、町も支援が必要であります。となっております。以上です。

答弁 農業委員会会長 松藤良則(農業委員会会長は2008年12月まで)

9番中村議員の御質問にお答えをいたします。1点目の農業委員会会長としての真意についてでありますが、私といたしましては、当該農地の一時転用許可期限が平成4年であったにもかかわらず、平成18年6月12日付で農地法第5条第1項の申請がなされた時点において、本来は農地に復元させる指導を行うべきところを、一時転用許可を認めるという、大きな判断の誤りが、本件の解決に時間を要した原因と考えています。このことについては、農地の番人とも言える農業委員会の会長として、まことに不適切な対応であり、関係法に基づく厳格な執行・審査・運用に対する自覚が足りなかったことを深く反省し、町民の皆様、関係者の方々に御迷惑をおかけしたことに対しまして、深くおわび申し上げます。今後は、農業委員一人一人が農業委員会憲章のもと、農地法など関係法への深い理解と資質の向上に努め、農地行政の的確な運営を図ってまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りたいと思います。次に、2点目の、農地法違反が解決されたと、考察に記載していることへの御質問にお答えいたしま― 26 ―す。平成20年9月16日に観光協会の会長より農地復元にかかわる着手届が提出され、平成20年9月24日付で完成届が提出されました。平成20年9月29日、農業委員会による現地確認を行い、第5回農業委員会で一時転用の工事完了を承認いたしました。このことから、農地法上にかかわる問題につきましては、1件を除き完了したものと認識をしております。また、平成20年12月8日開催の第7回総会において、復元された農地の利用権の設定について、耕作者及び地権者から賃貸借権の申し出申請が提出され、承認したところでもあります。このことは、来年度の当該農地での作付けが確定したことを報告させていただきます。次に、3点目の再発防止策に関する御質問にお答えいたします。再発防止対策ですが、今回の反省を踏まえ、公印の管理、諮問における答申の報告の徹底や、許可指令奥書に関する書類、事項の厳格化等を行い、再発防止に取り組んでおります。また、新たな取り組みといたしまして、定期的に監査を行い、適正に会務等が執行できるよう、3名の監査委員を配置し、事務監査体制の強化を図ってまいります。また、「上富良野町農業委員会規則」「会議規則」「事務局規則」につきましても、内容等を精査して、農業委員会総会に提案する準備を進めております。次に、4点目の第3回及び第4回の臨時総会の協議内容に関する御質問にお答えいたします。第3回臨時総会では、農地法第5条の一時転用許可に関する、日の出公園臨時駐車場の転用について協議を行っております。第4回につきましては、平成15年4月から平成20年8月までの上富良野町農業委員会における転用申請及び許可についての調査及び事務局職員の処分について協議を行っております。なお、議事録については、12月10日、情報コーナーに開示いたしたところでございます。次に、5点目の本件に関する私の責任についてでありますが、今回の問題に関して、私の的確な認識判断があれば、このような重大な事態を引き起こすことは回避されたと思っております。よって、私といたしましては、農業委員会会長としてのけじめのつけ方として、報酬の10分の3を1カ月返納することを決めておりますが、一連の事務処理及び再発防止策が整理、完了した時点で会長として、また、農業委員として最終決断をしようと考えております。次に、観光協会及び地権者へのおわびの件でありますが、私といたしましては、復元に協力いただきました観光協会及び関係者の方々にごあいさつに伺う予定であります。以上です。

答弁 副町長 田浦孝道(副町長は2013年9月まで)

それでは、私からは、「日の出公園臨時駐車場に関します報告書」に関する2点の御質問にお答えをさせていただきたいと存じます。まず、本件の協議に当たりましては、町長のもとに設けている上富良野町事件・事故審査委員会と上富良野町行政処分審査委員会に後ほど、上富良野町農業委員会から会長と職務代理の2名が加わり総勢11名で全員を対象として協議を進めてきたところであります。次に、処分量定についての件でありますが、本件に関しての行政処分は地方公務員法第29条の規定に基づく懲戒処分であります。その処分を行う際の諸基準を、上富良野町職員の懲戒処分に関する訓令として定めておりますので、それに照らし合わせ、該当項目を3項目として、その量定を決めたところでありますので、他の項目には該当ないものと判断をしているところであります。

答弁 教育長 北川雅一(教育長は2012年9月まで)

9番中村議員の4項目めの上富良野中学校の駐輪場についての御質問にお答えさせていただきます。屋根付駐輪場の増設についてでありますが、平成8年に生徒会みずから交通ルールを守ることを条件に、全校生徒が試行的に自転車通学となり、現在も引き続き実施されているところであります。私の見る限りにおいては、朝の通学時においてもしっかりと交通ルールを遵守しながら登校している状況であり、大変マナーがよいという印象であります。現在、屋根付駐輪場を5棟設置して、それぞれ生徒に使用されておりますが、自転車通学者の約3割ほどが屋根付駐輪場に入れない状況であります。さて、屋根付駐輪場についてでありますが、学校では自転車の盗難やいたずら等を防ぐため、駐輪場付近の垣根を低くするなどして極力視界不良の状況とならないよう工夫をしており、防犯等の安全面などに配慮されていることから、屋根付駐輪場を増設することは考えておりませんので御理解を賜りたいと思います。次に、自転車駐輪置き台の設置についてでありますが、通学生徒の一部屋根付駐輪場に入れない自転車がドミノ倒しになっており、それを直すのに生徒― 27 ―が苦労しているという状況であることも承知しているところであります。今後の対応といたしまして、サイクルスタンド形式のものを計画的に設置し、自転車がドミノ倒しになることを防げるような検討をしてまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りたいと存じます。以上でございます。

質問 9番 中村有秀

自主防災組織の関係です。今、総務課長のほうから答弁をいただきましたけれども、形はできてるけれども中身が伴ってないのですよ。私、これを分析しましたら、規約、役員名簿、防災計画のある住民会は6住民会しかないのですよ。それと全部見ていったら、すべてのない住民会もあります。これが12住民会等がございます。したがって、私は、これはきちっと計画を立てながら住民の理解を得ていただく、それから、町の5カ年計画の中では、平成19年度に一つ、それから25年度は16、30年度は25全住民会ということで、危険度合いの環境をして進めていくということで計画をされてますので、そういう点で進めていただきたいと思います。それから、もう一つ、災害弱者の関係です。これはこの前、基本条例の中で説明会で何人かの町民の方から言われました。情報公開があるからということでございますけれども、一つの例として、議会人の中に載ってました、愛知県の豊田市。これは自分はそういうことだった場合に、どなたか助けていただきたいというようなことを町に申し出をして、それを町が受けて、そこの関係住民のだれがだれを見るというような体制をつくていくシステムを、愛知県の豊田市でやっております。ですから、そういう例をぜひ参考にしながら、地域の福祉推進員、それから住民会、町内会の役員等含めて、ぜひやっていただきたいと思います。持ち時間がございませんので、とりあえず私のことで一方的にお願いというか、こう進めるべきだということでお話を申し上げていきたいと思います。それから、十勝岳アートビューの関係です。非常に今回唐突な形で出てきたということですけれども、ただ一つ、私は町長が景観づくり推進会議の意見と合致したということだけれども、一般町民、それから多くの景観を愛する全道、全国、また外国からも参ります。その人たちは非常に残念だと思います。したがって、私は、政策調整会議が3回やっても決まらなくて、ゲタを景観づくり推進会議に預けたと。僕はまだ役場の職員の中に景観に対する良心的な理解度のある職員がまだいたということで、僕は本当にほっとしているところです。ですから、ある人は言います、景観づくり推進会議でなくて、景観壊し推進会議でないかと、本当にもうちょっと景観条例の前書きの中にはっきりなってます。これを十分熟読玩味をして、やっていただきたいということ、もう一つは12月31日で景観づくり推進会議の委員がかわります。できればそういう自然保護、それから景観に対する関心のある人をできるだけ入れていただきたいと思います。そして、多くの議論ができるような場をつくっていかなければならないのではないかと思います。本当に反対の皆さん方のインターネットの署名が、1,000以上超えているということで、その中で何点か私関心のあるものということで、本当は読みたいですけれども、恐らく町長にも提出されると思いますから、これは読まないです。ただ1点、トリックアートができたときに、高橋寅吉さんという12月9日に亡くなった方、いろいろな分野で活動されて、登山も愛し自然も愛する人、あの人が、トリックアートができるときに、我々郷土をさぐる会で回ったときに、「何でここにこんなもの」と。そのとき役場の担当者どう言った「景観条例がないから阻止できなかった」と言った。しかし、今、景観条例ができても、結局つくられるわけでしょう。ですから、私は、町長は今の条例とあれから言えば、阻止はできないけれども、せめて町長はやはり反対意見を、合致したではなくて、そういう意思を表示したというようなことで僕はやってほしかったなと。町長の3期12年の最後になって、こういう形で言うのは申しわけありませんけれども、そういう気持でいっぱいでございます。それから、農業委員会の会長にお尋ねします。これは、一問一答でいきます。第4回の臨時農業委員会で、17項目指摘されております。それを私なりに分析しました。そうすると、諮問書の提出おくれというのが2件あります。極端に言えば一連に関する農業委員会総会でかけたものが、おくれて諮問書が提出された。これが1年2カ月おくれ、8カ月おくれがあります。それから、申請書の原本が保存されてないというのが3件あります。それから、総会の審議を得てないのが1件、それから諮問が行われてないのが2件。実際に先ほど副町長が、これ以外にはないということを言ってましたけれども、こういう事実が出てきているのです。そうすると、これらについて、どう今処理をされているかという点で、まずお聞きいたします。

答弁 農業委員会会長 松浦良則

諮問書のおくれにつきましては、農地法の解決がおくれ、平成13年度から農地法違反状態のまま公金が拠出されたことの背景の調査について、農業委員会としての対応を精査していることによって、提出がおくれたのだと、このように受けとめております。これらのことについては、内容について調査と、町民の方々に納得のいく説明があってしかるべきでないかと思います。このことがすべて整理され、農地法の問題についての完了と私どもは受けとめております。また、それから原本、総会、いろいろそういう事務的な内容については、事務局長のほうから説明をさせていただきます。

答弁 農業委員会事務局長 伊藤芳昭(農業委員会事務局長は2008年12月まで)

9番中村議員の御質問にお答えを申し上げます。私ども調べた17件につきまして、今、現在の事務処理の関係でございますけれども、今、原本のないものについては相当探しましたけれども、原本が見つからないということで、これは本当に農業委員会として書類の管理等につきましては、大変不適切な部分があったということで、この場をおかりしましておわびを申し上げたいと思います。なお、17項目の案件につきましては、今、解決できるものについては、今処理全部しておりますし、今、継続中にあるその事業が、継続中にあるものを含めて、今事業の精査をしております。なおかつ、今、ない部分についての御質問でありますけれども、これについては今現況を、地区の農業委員会が地区を確認しまして、申請書どおり履行されているということを確認しております。以上でございます。

質問 9番 中村有秀

それでは、確認します。その4条、5条申請等の原本等の書類の保存期限は、町の文書事務規程の中を適用してやっているのか、その保存期間をお尋ねします。

答弁 農業委員会事務局長 伊藤芳昭(農業委員会事務局長は2008年12月まで)

原本の保存期間については、永年保存でございます。

質問 9番 中村有秀

では、永年保存ということで、原本がないというのは、4条で1件、5条で2件あるのですよ。そうすると、その作成は速やかにしなければならないのではないかなと思うのですよ。私、このうちの2件に電話をしました。農業委員会から一切連絡来てませんと。本当に大事な永久保存のものが、こんな形でないということはもってのほかだと思うのですよ。先ほど、副町長に僕言ったのは、処分の訓令の中にあるのですね、公金、公物をなくした者と。ですから、これに該当するのかと。ただ、これがどこの範疇がやったということは確認できないけれども、現実の問題、こういう事例が17件、そのほかは全部あるのですよ。それは農業委員の皆さん方が9月24日から26日かけて十分精査をして、それを臨時農業委員会の中に報告を出しているのですよ。隠していることはしてないのですよ。ですから、僕は早急にこの原本をどういう形で元に戻すかということを、ちょっと確認したいと思います。

答弁 農業委員会事務局長 伊藤芳昭(農業委員会事務局長は2008年12月まで)

ただいま御指摘のありました原本紛失の件につきましては、今、事務処理段階で調整してますので、できるだけ早い時期に申請者にもう一度事情を説明した中で処理をしていきたいと、このように思っております。

質問 9番 中村有秀

原本のないよと、私はお二人の方に電話をいたしました。そんなことはあり得るのかということで、一人の方、何か今農業委員会大変なんだということを、地区の農民の人に聞かれたと。ですから、こんなことが今、日の出公園臨時駐車場の関係とこれらも含めたら、これらの信頼回復というのは僕は大変だと思うのですよ。それで、副町長にお伺いいたします、農業委員会の会議の中で、早い時期に次長の後任を補充してくださいと、そういう意見が出てるのですね。僕は今の現状からいくと、ある程度きちっとやれる人を、やっぱり次長職でやってもらわないと困ると思うのですけれども、尾岸町長に聞いても、もう29日で終わるからですけれども、副町長現場の事務を預かる担当として、どう判断しているかお聞きしたいと思います。

答弁 町長 尾岸孝雄(町長は2008年12月まで)

人事権を持っているのは副町長でなくて私でありますので、私のほうからお答えさせていただきます。人事配置につきましては、それぞれ適材適所で配置させていただいております。しかし、その区間の中で、やはり職員のほうから、あるいは所属管理者のほうからいろいろとこの職員はこうだからうまく― 29 ―ない、仲間とうまくやらないからどうだなという声は、私のところ、耳に入ります。しかし、そういう声が入ったからといって、即私は人事異動はいたしません。それぞれにその適格な人材を有効に使っていただくということが必要でありまして、ただ仲間内の批判的な部分、あるいは他からの批判的な部分を一々、私、人事権を持った者として受けとめて、それに対応していたら、全職員を常に動かさなければいけないと。そういうことは一切、人事権を持った私としては行うつもりはなく今日まで人事を配置させていただいたということで、御理解をいただきたいと思います。

質問 9番 中村有秀

町長が答弁してくれて、私は、農業委員会の総会で、こんな状態では困るから次長を補充をしてくれと言っているのです。ですから、今後どうするかということで僕はお聞きしたので、そのことなのです。

質問 9番 中村有秀

上富良野中学校の駐輪場の屋根付の関係です。僕は屋根が必要だからやっているのですよ。どこの公共施設に行っても、みんなあるのですね。そして、上富良野中学校も3年生、2年生、それから1年生の一部しかないのですよ。ですから、今、教育長の言う答弁の理由がもとで、できないという根拠にはならない。ですから、ずっと平成7年の以前からあるわけですから、そうすれば1年生の父母に聞いたら、これはある面で学年の格差なのかなと。しかし、同じ条件で整備をしてほしいという意見があります。その点で終わります。

答弁 教育長 北川雅一(教育長は2012年9月まで)

中村議員の駐輪場の屋根付のお話でございましたけれども、先ほど理由述べさせていただきました状況でございます。そういう状況の中で、屋根付については今のところ学校とも最終的な協議をしなければならない部分はあるかと思いますけれども、いまのところそういう予定はないということで、御理解を賜りたいというふうに思います。よろしくお願いいたします。

出典:上富良野町議会 平成20年第4回定例会 2008年12月16日 議事録 PDF(28ページ) 間違いを知らせる