上富良野町議会 平成20年第4回定例会 2008年12月16日
(1)第6次上富良野町農業振興計画の策定について/(2)「かみん」多目的ホールの音響の改善について
2008年12月16日、上富良野町議会の一般質問で、和田昭彦議員が「第6次上富良野町農業振興計画の策定について」「「かみん」多目的ホールの音響の改善について」について質問し、町長 尾岸孝雄が答弁しました。
- 質問者
- 和田昭彦 議員
- 答弁者
- 町長 尾岸孝雄
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
会議録の目次ではこの議員の件名が 2 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は会議録の目次の表記です。
質問 10番 和田昭彦
さきに通告しました2項目について私より、町長に答弁をいただきたく質問させていただきたいと思います。まず、1項目めの第6次上富良野町農業振興計画の策定についてですけれども、この件については、先日、素案の策定状況について示されましたけれども、3月の定例会議会では策定の最終段階に入っていると思われますので、この素案に盛り込まれていない点を、二、三質問して、町長から答弁をいただきたいと思います。平成16年度策定の第5次農業振興計画によると、平成15年の農家戸数が461戸で、目標年度の平成20年度、ことしですけれども、予測が10%減の419戸となっていました。しかし、現在の農家戸数は343戸で、予測を大幅に上回る25%も減少しています。JAふらのが平成20年に実施した農家の意向調査によると、後継者がいるが21.8%、後継者になりそうが7.1%で、合計でも28.9%にしかならず、そのような状況を考えたとき、将来農家戸数が200戸を割ることは必須ではないかと思われます。離農跡地を残っている農家が引き継ぐとなれば、現在の上富良野の耕地面積が5,900ヘクタール余りですから、1戸平均30ヘクタール以上の大規模な経営となるわけですけれども、圃場が点在し農機具の移動に時間や燃料を費消し、作業効率が悪く管理が十分行き届かなくなり、農業経営に支障を来すばかりでなく、自然景観の保全ができなくなることも予想されます。そこで、次の3点についてお尋ねしたいと思いますけれども、まず、この振興計画の最も基礎になる5年後の農家戸数を何戸になると予想しているか。さらに10年後の農家戸数は何戸ぐらいになると予想しているかをお聞きしたいと思います。2点目に、大型機械が効率よく作業できるように圃場の集積や区画整理で一圃場の拡大を図るために、農地の交換分合及び交換耕作の推進を振興計画の中に盛り込んでいくべきではないかと思います。3点目に、また、この大型コンバイン、大型フォレージハーベスターが安全、短時間に移動、走行できるように、特に狭い町道や取付道路の拡幅を図るべきではないかという点についてお答え願いたいと思います。続いて、第2項目めですけれども、「かみん」多目的ホールの音響の改善についてお尋ねしたいと思います。文化関係団体の悲願であった文化ホールの建設は― 30 ―優先順位の低さで先送りされているうちに、財政難となり消滅してしまいました。その代替として文化関係団体が百歩譲ってつくられたのが、現保健福祉総合センターかみんの多目的ホールであります。しかし、このでき上がったホールは多目的ということもあって、極めて音響効果の悪い、コンサートには不向きなホールなわけです。さまざまな工夫をして使っているけれども、公民館のほうがいくらか音響がよいということで、公民館を使用することが多い傾向にあるのが実情であります。せっかくつくられたホールなので、できるだけ有効に利用されるために、また、音楽文化の振興の面からもホールの音響状態を調査し、反響板等の設置をして改善を図ってもらいたいと思いますが、いかがでしょうか。以上、2項目について町長の答弁をお願いいたします。
答弁 町長 尾岸孝雄(町長は2008年12月まで)
10番和田議員の御質問にお答えさせていただきます。まず、1点目の農家戸数の将来見込みについてでありますが、第6次農業振興計画の策定に際しまして実施した農業者の意向調査の結果では、5年後の農家戸数は280戸、10年後は230戸程度に減少するとの見込みでおるところであります。次に、2点目及び3点目の件につきましては、私自身の任期が26日で終了することでもありますので、今後の計画案決定段階の参考意見として、新しい町長に引き継ぎさせていただきたいと思っておりますので、御理解をいただきたいと思います。次に、2項目めの「かみん」多目的ホールの音響の改善についての御質問にお答えさせていただきます。本町の保健福祉総合センター「かみん」の多目的ホールの音響設備については、以前にも同様の御意見をいただいたところであります。「かみん」の多目的ホールは音響を重視するコンサートには不向きの面があると思われますが、使用状況として、ピアノコンサート等の音楽活動に利用されているほか、健康づくりや各種講演会を初め、多くの町民の方々に、いろいろな方面に使われているところであります。多目的ホールとしての設置目的は十分果たされており、現状の施設のままで利用をお願いすることで、反響板の設置は考えておりませんので御理解をお願いしたいと思います。
質問 10番 和田昭彦
農業はかつてない資材等の高騰などで、農家の経営は大きな試練に立たされております。また、国からの廃止で経営手腕が大きく問われているわけです。そんなわけで、農業経営の先行き不安が高まっており、町やJAの支援が今まで以上に必要になってきていると思います。先ほど5年後の農家戸数が、町長250戸と言っておられましたけれども、たしか230戸ではないかと思いますけれども、第5次計画の実数から考えて、第6次計画では離農はさらに加速されるのではないかと思われます。そういうことで、第6次計画は単にこれからの5年間だけということでなくて、さらにその先を見通した慎重な策定をお願いしたいと思います。それから、圃場の集積ですけれども、作物の収穫期間適期は1週間前後と短いわけで、その短い期間の中で迅速に作業を終えなければなりません。そういうことで、農地の交換分合とか、それから交換耕作などで農地の集積を図って能率よく作業ができるように、ぜひ次期町長に引き継いでいただきたいと思います。
答弁 町長 尾岸孝雄(町長は2008年12月まで)
10番和田議員の御質問にお答えさせていただきます。先ほど、10年後は230戸と言ったと思うのですけれども、250戸、議員にお答えした文書と同じでありますので、読み間違えていたら訂正させていただきたいと思います。さて、議員御心配のように、農業にしろ商工業にしろ、非常に厳しい状況にあります。燃料の高騰以来、また金融不安以来、非常に厳しい状況にあることは十分議員と同じように認識をいたしておるところでありまして、これからの第6次農業振興計画に基づく新たな我が町の基幹産業の農業の振興策につきましては、特に議員から御発言のありました件も含めながら、新しい町長に申し送りさせていただきたいというふうに思っておりますので、御理解をいただきたいと思います。
質問 10番 和田昭彦
今回の質問の通告にはのせてなかったのですけれども、平成20年度の予算特別委員会だったと思いますけれども、私、農業後継者の育成に使う予算が少ないのではないかというような質問をしたことがあるのですけれども、その件に関しては、よろしいですか。(「通告外のことについては、質問できませんので。」と呼ぶ者あり)別な機会に質問させていただきます。それでは、引き続いて、2項目めの「かみん」のホールの音響の改善についてですけれども、その回答が多目的ホールとしての設置目的は十分果たされ― 31 ―ているという、町長の答弁ですけれども、これは全く僕は認識不足で、町長の文化に対する理解度、それから文化が私たちの心を育てるという重要な役割を持っているということの認識度が大変欠如しているということで、僕は残念に思う次第です。上川の4市を除いて町村の中で上富良野町は一番大きな町であります。その一番大きな町にふさわしい文化施設があってしかるべきだと私はかねがね思っておりました。町並みに、上富良野町にという小さい町の鷹栖町にはメロディホールがあり、旧朝日町にはサンライズホールがあって、それぞれ町の文化の振興に力を注いでいるわけなのです。しかし、上富良野町では歴代の町長さんの公約に、文化会館の建設ということがうたわれておったと思うのですけれども、その文化会館の建設も不可能ということで、私が教育委員の時代に文化会館の建設は断念しなければならないという決断を教育委員会で下しまして、その代替として公民館の大ホールが比較的しっかりした建物なので、その内部を改造して、このコンサートをする使用に耐えるようなホールに改造しようということで、設計をして設計図ができ上がってきて、検討しておったところなのでけれども、そこに保健福祉総合センターの建設が決定しました。その同施設内につくられるホールがあるということで、公民館の古い建物を改築改造するのであれば、その新しくつくられるホールに公民館の改造改築にかかる費用を追加して、文化ホールとしての機能を十分持たせたホールをつくってはどうかという提案がなされたものですから、そちらのほうに計画が変更された経過がございます。その際、文化関係者たちの要望を聞き入れてほしいと、当時の教育長を通じて申し入れしておったわけなのですけれども、所管が教育委員会でなかったところから要望が取り入れられないまま計画されてしまいました。その結果、このようなホールだけはつくってもらいたくないと思っていたとおりのホールができ上がっちゃったのです。これまで上富良野町は、社会教育の分野では体育の振興が優先されてきました。町の理事者の方針ですから、それはそれでよかったと思いますけれども、体育の施設は十分整備された今、これからおくれている文化施設の整備に力を入れてもらいたいです。ちなみに、文化会館を建設されていたとしたら、十数億円の予算が必要だったはずですし、数億円の起債も発生していたと思います。今、この反響板ですね、正確に言えば音響反射板というのですけれども、これはせいぜい数百万円ぐらいでそのホールの音響が改善できるのです。これがあったからといって、もう完璧なホールになるということは言えないのですけれども、この数百万円の予算でホールの音響が改善されるということで、次の第5次総合計画の中に、ぜひこの改善策を盛り込んでいただきたいと思いますが、どうでしょうか。
答弁 町長 尾岸孝雄(町長は2008年12月まで)
10番和田議員の御質問にお答えさせていただきます。町長は全く認識不足だという御指摘をいただきましたが、私申し上げているのは、かみんの多目的ホールの設置に伴いまして、利用は予想以上に利用されていると、的確に利用されているということを申し上げておるところでありまして、和田議員のおっしゃるように、ここは文化会館としてつくったのではないということで、多目的ホールだということで、その多目的ホールとしての利用頻度は物すごくあるよということを申し上げていると。私も文化会館、図書館の建設というものは、申し上げていたわけでありますが、和田議員がお話にありましたように、我が町の財政状況、非常に厳しく相なったというようなことから、関係団体の皆さん方の御理解をいただいて、我が町においては文化会館の建設は非常に厳しいということで、この多目的ホールの使用ということで文化関係の皆さん方の御理解をいただいた上で、この設置をさせていただいたということでございます。そういった意味からすると、音響効果を目的としたホールではないから、和田議員のおっしゃるように非常に的確な対応ができ得てないということについては、十分承知をいたしておりますし、このことにつきましては私も他の方々から耳にするところであります。しかし、現在、我が町におきましては、文化会館を建設するだけの状況ではないという私自身の考え方を持っておりますが、新しい町長さんがどう判断するかは、これからの和田議員のおっしゃる第5次総合計画におきます中で、どう判断していくかということにつきましては、私からは申し上げられないということで、御理解をいただきたいと思うところであります。また、音響板の設置等々につきましては、またこれらにつきましても新町長さんの判断の中で、また対処されるものというふうに認識いたしておりますので、御理解をいただきたいと思います。
質問 10番 和田昭彦
町長の4年前の選挙公約にも、文化施設の整備がうたわれていたことを町長覚えておられたと思います。尾岸町長がつくったかみんなので、僕はつくった― 32 ―責任において、その内部施設の不備があったので、ぜひ次期町長にはこの辺を改善してもらいたいと、そういうことを申し送りしていただきたいと思います。いかがでしょうか。
答弁 町長 尾岸孝雄(町長は2008年12月まで)
10番和田議員の質問にお答えさせていただきます。私がつくった、かみん多目的ホールが不備だったと。私、不備だったと思ってないのですよ。文化会館の音響整備をする会館を建設しますよということでなくて、こういうようないろいろなものに使う施設ですので、音響効果だとか、そういうようなものは十分でないですよということは前提として御説明申し上げ、だから建設したと。しかし、利用する中において、そういうふうな少々の改善によって有効な対応ができ得るということも、また一つの理でありますので、そういったことも含めながら新町長につきましては、これらのことにつきましてもまた、皆さん方のほうから申し出していただく、また私のほうからも機会あれば、それとなくお話しすることはやぶさかでありませんが、新町長の施策に干渉するようなことは私は申し上げれないので、御理解をいただきたいと思います。
質問 10番 和田昭彦
先ほど、ちょっと説明しましたように、単独の文化ホールの設置を断念したと。その断念したことによって公民館の内部を改造することによって、そのホールの機能を備えたものにしようということだったのですけれども、それも次の保健福祉総合センターのホールができるということで、そこに私たち文化関係者は予算を注ぎ込んで、文化ホールとしての機能を備えたホールをつくってもらいたいという、またつくってもらえるという理解度で、私たちはその公民館の改造を断念したつもりでいるのですけれども、そうでなかったのですか、町長。
答弁 町長 尾岸孝雄(町長は2008年12月まで)
お答えさせていただきます。当時私どもは何度も申し上げておりますように、文化会館の建設は我が町の懐ぐあいでは無理であると。ですから、こういうようなことで、こういうような多目的ホールとして保健・医療・福祉、それらのものと並行して使える多目的ホールをつくるから、そこに新たに舞台も設置するということで、文化連盟の皆さん方の御意見等も伺いながら、そこに私としては、文化会館として十分な音響効果だとか、そういうようなものを設置しますよということは申し上げた記憶はございません。そういった中で皆さん方と協議をした結果、あそこに舞台設置を拡張して、そして設置をさせていただいた、つくらさせていただいたということでありますので、御理解をいただきたいと思います。
質問 10番 和田昭彦
わずかな金額で最低限といいますか、文化ホールの機能を備えたホールに改造ができるので、私は改めて新しい町長にそのことを要望していきたいというふうに思います。どうもありがとうございました。