上富良野町議会 平成20年第2回定例会 2008年6月17日
(1)東アジア・中国(上海)からの観光客招?事業計画の取り組みについて/(2)公共サービスを提供するための事業手法の一つであるPFI事業の導入について/(3)幼稚園・保育所(園)と小学校との連携を密にするためにも、保健福祉課子育て支援班を教育委員会へ移管してはどうか
2008年6月17日、上富良野町議会の一般質問で、村上和子議員が「東アジア・中国(上海)からの観光客招?事業計画の取り組みについて」「公共サービスを提供するための事業手法の一つであるPFI事業の導入について」「幼稚園・保育所(園)と小学校との連携を密にするためにも、保健福祉課子育て支援班を教育委員会へ移管してはどうか」について質問し、町長 尾岸孝雄が答弁しました。
- 質問者
- 村上和子 議員
- 答弁者
- 町長 尾岸孝雄
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 2番 村上和子
私は、さきに通告してあります3項目について、町長に質問いたします。1項目めは、東アジア・中国(上海)からの観光客招聘事業計画の取り組みについて。富良野・美瑛広域で、東アジア・中国・上海をターゲットに、観光客の招聘事業を計画し展開していこうということで、2月には上富良野町と親交のある王思椒氏に観光大使をお願いし、また、中国からの旅行者を迎えるに当たり、中国人の性格や旅行に対する考え方などアドバイスをいただき、おもてなしの心などの講演をいただきました。その後、町長以下、産業界の代表が上海を訪問され、今後においてこの事業を展開していこうということであると思いますが、どのような計画を考えておられるのか、また、何年ぐらいの計画なのか、お伺いいたします。2項目めは、公共サービスを提供するための事業手法の一つであるPFI事業の導入について。財政状況の厳しい中、事業手法の一つとして、PFI(Private Finance Initiative)事業というのがあります。この手法を用いれば、従来、国や地方公共団体が行ってきた公共施設の設計、建設、維持管理に民間の資金や経営能力、技術能力等のノウハウを活用することができ、経費も削減され、民間事業者が新規参入するチャンスが広がり、新たな事業機会が創出され、地域経済の活性化も期待されます。これからの上富良野町のまちづくり(第5次総合計画)においてPFI事業の手法を取り入れるお考えはないか、町長にお伺いいたします。3項目め、幼稚園・保育所(園)と小学校との連携を密にするためにも、保健福祉課子育て支援班を教育委員会へ移管してはどうかと考えます。基本的な習慣を身につけないまま入学する子供たちによって、集団生活が乱れ授業が成立しにくい状況を含み、幼稚園・保育所(園)から小学校の学習へうまく発展させることが大切だと考えます。そのためには、幼稚園・保育所(園)と小学校の連携をより強化したカリキュラムの編成や、文部科学省、厚生労働省と所管の違いはありますが、児童生徒の心理的・生理的成長が以前よりも早期化されているため、保健福祉課の子育て支援班を教育委員会に移管してはどうかと考えますが、いかがでございましょうか。以上でございます。よろしくお願いいたします。
答弁 町長 尾岸孝雄(町長は2008年12月まで)
2番村上議員の3項目についての御質問にお答えさせていただきます。まず、1項目めの東アジア・中国・上海からの観光客招聘事業計画の取り組みについてでありますが、この上海旅行客の誘客については、前段の行政報告でも申し上げたところでありますが、3月23日から26日の間、関係機関の代表者とともに上海を訪問し、上海在住の上富良野町観光大使、王思椒氏の仲介のもと、いわゆるトップセールスを行いました結果、7月下旬に月刊誌、週刊誌の記者2名が上富良野を拠点に、富良野・美瑛広域の観光名所を取材することで現在調整中であります。この上海の観光旅行客の誘致事業につきましては、富良野・美瑛広域観光推進協議会における取り組みでもあり、期間は3年計画と聞いておりますが、この中で本町が主導的な役割を担いながら、我が町はもとより広域の観光振興につなげることに努めたいと考えているところでありますので、御理解と御協力をお願い申し上げます。次に、2項目めのPFIの導入に関する御質問にお答えさせていただきます。PFIは、公共施設の整備やサービス提供に当たり、民間の資金や経営ノウハウ、技術力を活用し、効率的かつ効果的に社会資本を整備し、住民に対して質の高い公共サービスを提供する事業手法で、広義にはアウトソーシングの一手法ととらえているところであります。PFIの活用に当たっては、官のリスクを削減するとともに、民の利益を生み出す官民双方にとってメリットとなる関係を構築することが大切であります。そのためには、相当程度の事業規模を有し、長期にわたり安定した事業が見込まれるとともに、民間の創意工夫の範囲が広く、運営段階における経営手腕の比重が高い事業でなければならないと考えて― 18 ―おります。町におきましては、平成14年度にPFIに関する調査研究を行いまして、当面の事業計画においては、民間事業者に算入いただけるようなメリットを見出す事業が想定されないと判断しているところであり、平成17年度にまとめたアウトソーシング基本方針においても、同様の考えで整理しているところであります。しかしながら、複数の自治体による共同整備、共同運営で施設を集約化し、一定程度の事業規模を確保することなどによって、PFI方式導入の可能性も考えられますことから、対象となり得る事業の想定を含めて検討してまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りたいと存じます。次に、3項目めの子育て支援班を教育委員会へ移管に関する御質問にお答えさせていただきます。子育て支援の業務につきましては、平成16年4月の機構改革により、保健福祉課に子育て支援班を設け、子育てに関しての不安解消など、安心して子供を産み育てることのできる環境を整えるため、一元的に諸施策の推進に取り組んでいるところであります。児童が幼稚園・保育所を終了し、小学校へ進む上で円滑な移行を図るために、双方の密接な連携は大切で大変重要と考えており、定期、あるいは必要に応じて、その取り組みを行っているところであります。特別支援が必要と考えられる児童の就学時には、子育て支援班所属の発達支援センター職員も支援する立場から、積極的に学校側と連絡調整の場を持ち、入学後において支障なく学校生活を送ることができるように努めているところであります。このほか、子育て支援を進めていく上では、母子保健や児童福祉部門などの分野での連携や協力など多岐にわたる面もあることから、幅広く他の機関との情報を取り入れながら連携を深めていく観点から、保健福祉課からの移管は考えておりませんので、御理解を願いたいと思います。
質問 2番 村上和子
今回から一問一答方式になりまして、今回初めてですので、町長よろしく御答弁のほどお願いたします。1項目めの東アジア・中国・上海からの観光客招聘事業の計画でございますけれども、町長以下、上海を訪問されまして、トップセールスをされてきたわけですが、その結果として、7月下旬に月刊誌、それから、週刊誌の記者2名が上富良野を拠点とした観光名所を取材するということで、報道関係者によるPRも期待いたすところでございますが、この事業は、富良野、美瑛広域観光として3年間取り組んでいくという事業の概要はわかりましたが、具体的にはどのような東アジア・中国・上海からの観光客の招聘事業を考えて取り組んでいくのか、ちょっとお聞かせいただきたいと思います。まず、夏場だけの取り組みではなくて、1年を通じて、冬もスキー客とかそういったことを考えておられると思うのですけれども、今、東アジアに住む者が日本を訪問したいと、ぜひ訪れたいと。そしてまた、特に北海道の人気が高くて50%を占めているわけですが、温泉や食に関心がある人を引きつけているそうですけれども、まさに上富良野町はうってつけ、温泉郷もありますし、それから何といってもすばらしい景観とおいしい空気、こういった、まさにうってつけではないかと思いますけれども、そういった点をどのように考えていらっしゃるのか。それから、町民としても、外国の観光客を受け入れるマナーですとか、それから、おもてなしの心なども必要だと考えるのですけれども、こういった指導とかPRについてはどのように考えておられるのか。それから、3番目は、上富良野町観光大使になっていただいた王思椒氏が、上海の進才高等学校の校長先生でいらっしゃいますので、子供たちを中心とした交流ですとか、また、町民の友好訪中とか食の交流会なんかについてはどのように考えておられるのか、お尋ねしたいと思います。
答弁 町長 尾岸孝雄(町長は2008年12月まで)
村上議員の再質問にお答えさせていただきます。中国・上海の旅行客の誘致事業でありますが、議員おっしゃるように、これは富良野・美瑛広域観光推進協議会が中心となって対応しているところでありますが、さきに行政報告でもお答えさせていただきましたように、たまたま上海からの上富良野との関連のある王大使の紹介、また、陳西瑜氏の紹介等々で対応を進めているところでありまして、具体的なこれからの事業の進め方につきましては、今後また、広域観光推進協議会との事業計画の中で取り組んでいただくように進めていきたいと思っております。ただ、この中で先ほど申し上げましたように、7月下旬には月刊誌と週刊誌の旅行会社の記者においでいただくと。そして、今の計画では、10月の初旬ごろに上海メディアのテレビ局等々の関係者を招致をして、富良野、美瑛のPRを、また、上富良野のPRを進めていきたいと。上海の人たちの招聘に私どもも行っていろいろお― 19 ―話を聞いた中では、さきにも行政報告させていただきましたように、あちらの方々が最も期待しているのは温泉とスキー等々の対応であります。議員御発言のとおり、夏の期間ばかりでなくて、今、この地域で最も誘客を必要とする冬期間の誘致等々にも力を注ぎながら、対応していきたいと思っております。また、王思椒氏が、さきにもお答えさせていただきましたように、学校の先生というようなことから、その学校を行政報告でも報告させていただきましたように、訪問した中で、学校間の交流というようなことのお話もございました。我が町にも高等学校があるわけでありますが、大使の勤めております学校は、世界じゅうの子供たちを集めた、言うならば中国で有数のトップレベルの学校であるというような、ちょっと何カ国とかと聞きましたが、忘れましたけれども、相当多くの方々、日本からもそこに留学しているというような優秀な学校でありまして、我が高等学校と交流をというようなお話がそこの校長からありましたけれども、ただ、それらについては、十分、我々も受け入れ等々については教育委員会と調整をしていきたいなと思っております。今、急遽でありますけれども、今朝の担当からの報告によりますと、7月の末に来町する報道機関とともに、雑誌社とともに学校関係の方々も同時に訪れて、我が学校関係との調整もしたいというような連絡も来ているところでありまして、これらにつきましても、町の教育委員会とも十分調整を図りながら、そういった交流の場もつくり上げていくように努められればなと思っております。ただ、この事業は、さきにもお答えさせていただきましたように、基本的に富良野・美瑛広域観光推進協議会が中心となって対応するもので、その中心的な役割を上富良野町が果たしていきたいと思っておりますので、これから3カ年間におきます事業計画の充実を図りながら、末長い上海との交流が続けていけるような事業計画の取り組みを進めていくように努めていきたいと思っております。
質問 2番 村上和子
報道関係のPRに期待をするところですが、これからの取り組みになるようでして、富良野、それから、美瑛広域の観光の取り組みですから、なかなか上富の独自性を出すのも大変だとは思いますけれども、140万円予算を取っておりますので、ポスターですとか、それからチラシですとか、そういったものの予算づけかとは思うのですけれども、やっぱり何としても、今、富良野、美瑛というようなこともありまして、それと町民も少し何か巻き込むような、外国人の観光客は余り受け入れをしたことがありませんので、そういったことも、おもてなしの心などというのも、2月には講演会していただいたのですけれども、余りにも人数が少なくて、ちょっと寂しい感じがしたわけなのです。それで、こういったおもてなしの心なんかも必要 だ と 思 い ま す の で 、 こ う い っ た 指 導 、 P R もちょっと何とか、どのように考えておられるのか。それと、今、王思椒氏が進才高校の校長でいらっしゃるということで、本当にいい機会だと思いますので、町長が学校関係の交流等については、今調整中だとおっしゃいましたけれども、ぜひ実現の運びになるように、よろしくお願いしたいと思います。町民を巻き込むこういった観光客を受け入れるマナーとか、例えば、どこかではウエルカムというようなマットなんかをつくって、そして、ところどころに敷いてあると、そのようなこともしているとかということが書いてありましたけれども、何かそういったことも町としては、お考えになられたほうがいいと思うのですが、その点はいかがでございましょうか。
答弁 町長 尾岸孝雄(町長は2008年12月まで)
2番村上議員の再々質問にお答えさせていただきます。まず、この事業につきましては、富良野・美瑛広域観光推進協議会が中心となって事業展開をこれから進めていくわけでありますが、この中心になる指導的な役割は、上富良野町は先ほどお答えしましたように果たしていきたいと。たまたま上海とのつながりは、御承知のとおり上富良野町に在住する陳先生の関連で、このような計画を進めたというようなこともございますので、特にその対応を図っていきたいと。これから7月の末に来る報道関係の方々、教育関係の方々、そして、また10月に予定しておりますテレビ等々の旅行関係の方々等の上海における富良野、美瑛のPR等々の対応の中で、多くの方々が来町して、この周辺に来ていただくことを期待するわけでありますし、また、交流の輪を広げていきたいと思っております。そのためには、議員からの御質問にありますように、地域を挙げての来ていただく方々に対するおもてなしの対応、これは、観光協会も常に対応している課題でありますが、これらの部分につきましては、より一層これから国際的に台湾の方々、あるいは 韓 国 の 方 々 、 香 港 の 方 々 、 オ ー ス ト ラ リ ア の方々、そして中国の方々ということで、この周辺にも外国の方々の観光入り込みが非常に多くなってきていると。我が町におきましても、宿泊される外国人の方々の数が非常に多くなってきているというよ― 20 ―うな状況でもありますので、それらに対するおもてなしの対応、これは地域を挙げてする対応等とも含めて、関連機関の皆さん方、特に観光協会の皆さん方の対応を図っていくように取り進めてまいりたいと思いますので、御理解をいただきたいと思います。
質問 2番 村上和子
次に、2項目めのPFI事業の導入について御答弁いただいたわけですが、6年前にPFIに関する調査をされまして、平成17年、3年前に余りメリットが見当たらないということで整理をされたという御答弁をいただいたのですけれども、今、平成20年でございますし、先ほどの広域連合の取り組みにつきましても非常に経済情勢が厳しいと、こういうお話がありましたけれども、3年の月日は上富良野町にとっても財政面で非常に変わってきているわけなのです。それで、投資的需要も縮小されておりますし、公共サービスの提供における行政のかかわり方も改革が迫られているのではないかと私は思うのですけれども、建設管理運営費を比較しましても、PFI事業であれば、期間は町は単債で短いですけれども、長期間、15年から25年にできますし、従来型ですと市町村負担で地方債ですけれども、PFI事業であれば民間資金調達ができるわけで、リスクはやっぱり市町村が今までですと持つようになっておりますけれども、これは、契約業者、一部市町村がもつところもありますけれども、PFIその手法を実施すれば、民間の資金とか経営能力とか、それから技術的な能力を活用することによりまして、国や地方公共団体等が直接実施するよりも、効率的に公共サービスも提供できると思うのですけれども、6年前から既にこういったことも考えられたということで、こういう面については、なかなかこういう手法もということを考えられたのだなと思っておりますけれども、これにつきましては、今、そういう事業、一定の事業規模を見出せれば、対象施設も拡大されてきておりますし、従来の行政の発想を超えて民間の創意工夫による質の高い公共事業を提供することができると思うのですけれども、いかがでございましょうか、その点。
答弁 町長 尾岸孝雄(町長は2008年12月まで)
2番村上議員の御質問にお答えさせていただきます。PFIについては、さきにお答えさせていただきましたように、町は既にこれの検討に入って研究をさせていただきました。行政が有利になるなと思うと、民間の方々が不利になると。先ほどお答えさせていただきましたように、官のリスクコストを削減するとともに、民の利益をも追求しなければならないと。民の利益を追求すれば、官が不利益をこうむると、そういうような事業しか今のところ我が町にはないということが残念ながら生じているということであります。やはり、ともに行政も官も利益があり、民も利益があるというような事業をどのように選択していくか。その事業は、さきにお答えさせていただきましたようなことで、今のところ我が町が展開する事業の中ではなかなか見出せないというのが現状であります。正直申し上げまして、この検討に当たりましては、まず、教員住宅について云々ということで検討をさせました、当時。しかし、なかなか思うように進むことができ得なかったということでございます。そういうようなことで、我が町の事業の中では、どうしても民の方々の利益を損なわなければ官のプラスにはならないというところを、今、大きな課題として抱えておりますので、お互いに官も有利であり民も有利であるというような事業を、どのように選択しどのように対応していくかということで、今、十分対応している中では、先ほども申し上げましたように、現時点で我が町では、それらの事業を展開することができ得ないということでありますが、次期総合計画の中におきましても、議員の御発言にあるように、そういったものが選択できるような状況がありますれば、PFIの対応については対処していくべきであると、私自身も議員と同じような考え方を持っているということで、御理解をいただきたいと思います。それから、もう一つは、私ども単独自治体ではなくて、今、広域で進めている中で、私どもとしては、葬斎場、火葬場等々の設置についての既に民の方からこのPFIについての申し入れ等々も出てきております。これらにつきましては、今、官がそれぞれに実施しておりますけれども、これを広域の中でいかに民のお力をかりながら、行政経費の軽減等も含めながらお互いに、官もよし、民もよしというふうな事業展開になればというような期待をいたしているところでありまして、さきにお答えさせていただきましたように、今後、これらの問題につきましては、十分対応を想定しながら検討をしていきたいと思いますので、御理解をいただきたいと思います。
質問 2番 村上和子
一定の事業規模を見出せない、今までいろいろ検討されたということをよくわかります、本当に。6年前からそういったことで検討されているわけですけれども、これだけ時代が変― 21 ―わってまいりまして、やっぱり第5次総合計画においても公共サービス、いかにして住民に余り負担をかけないような状態で、民間でできるものは民間ということで、やはりこの手法自体そのものは否定されるものではないのではないかと思います。ことしの春、札幌で高校がPFIの方式で建てております。そういうことを考えれば、小学校も、上富良野小学校が老朽化されておりますし、これから第5次総合計画の中でどうしようかということですけれども、そういったこともこの手法を考えられないものかどうか、ちょっとお尋ねしたいと思います。
答弁 町長 尾岸孝雄(町長は2008年12月まで)
何度もお答えさせていただいているように、官もよし、民もよしというようなものがあるとするならば、今、例えば小学校のお話も出ましたが、学校であろうと何であろうと法的に許されるのであれば、互いに有利であれば、その手法をとっていくと。私は、今まで対応している中で、行政がやるべきものの中で、民ができるものはすべて民間に移譲するという形で今日まであらゆる分野で民間に移譲してきておりますので、民の力をかりて民の活性化、地域の活性化がなるというものについては、さきに何度もお答えさせていただいているように、前向きに検討させていただくということで、御理解をいただきたいと思います。
質問 2番 村上和子
それでは、3項目めの幼稚園、保育所の所管を委員会にということでございますけれども、御答弁では、なかなかそういったことはちょっと難しいというようなことでございますけれども、子供さん、今、変わっていないのです。子供を取り巻く周りの環境が変わってきているわけなのです。それで、社会的な環境も変わりました。これは、家族構成、少子化ですし、母親がすごく仕事をするようになりまして、親の子供への接し方も変化してきております。非常に働かなければいけないという環境もありまして、やっぱり親も子供への接し方が変化してきているのですけれども、小学校に入るまでの6年間で身についたことは、その倍ぐらいの年月をかけないと変えられないということを言われているわけですけれども、また、零歳から3歳までの乳幼児期間の体験というのは生涯に影響すると。町長も御存じだと思いますけれども。そういったことで、前から私、児童と教育関係、それから、幼稚園は伸び伸びと遊ぶ習慣が身についておりますけれども、学校へ行きますと、今、学力テストの2回目が行われたりしておりますけれども、こういったことで、やっぱり学習する習慣も身についておりませんし、前にちょっと保健師さんにお聞きしたことがございました。そうすると、小さい、生まれてからのお子さんをずっと眺めて成長とか、いろいろなことを指導もさせてもらっているのだけれども、学校へ行くと、ぷつっと切れてしまって、どのようにしているのか、そういったこともなかなか伝わってこないし、大変心配があると、こういうようなお話も聞いたことがあります。それで、やっぱり今、中高とか小学校からも既にもう一貫にしているところもありますけれども、乳幼児と、それから小学校、学校の関係、今、幼稚園も今度、文科省と厚生労働省の垣根を越えて子供認定園、そういったこともやってよろしいということになりまして、今、なかなかそれで、前にも何回か提案させていただいたことがあるのですけれども、こういったことを、今どうも縦割り、連携をよくされていると、こうおっしゃるのですけれども、児童クラブ、放課後クラブ、これは少し統合されたような形で運用しておりますけれども、こういった面を考えますと、やっぱりやってるところもあります、町村も。そういったことで、このつながりを強化、これが非常に大切ですし、その児童生徒の心理的、生理的成長が以前よりすごい早いのです、今。本当に早期化されているわけなのです。そういったことで、より密接に関係をつくるためにも、こういったいろいろ組織、町長もスタッフ制ですとか機構変更されまして、いろいろとやってこられておりますけれども、こういったことに対してどのように、全く考えることは無理なのかどうか、そういう乳幼児関係の難しさ、そういう大切さというのがあると思うのです。それから、意外と小学校の先生と幼稚園の先生との交流ですとか、職員同士の余り交流なんていうのもありませんので、そういったところをお考えいただくと、やっぱり連携を密にするには、こういった所管の変更なんかもいかがかと思うのですけれども、どうでしょうか。
答弁 町長 尾岸孝雄(町長は2008年12月まで)
2番村上議員の午前中の御質問に対して、お答えさせていただきたいと思います。まず、子育て支援班を教育委員会に移管してはどうかという御質問でありますが、さきにお答えさせていただきましたように、諸般の状況からすると、私としては、その考え方を持っていないということでお答えさせていただきたいと思います。御案内のとおり、子育て支援の中に関連する母子保健、児童福祉、そういった分野が保健福祉課の中に位置していると。この部門だけを教育委員会に持っていくとするならば、母子保健、あるいは、母子福祉、児童福祉等々の対応との連絡調整というのが今度は余計大きな課題となってくるわけでありまして、この子育て支援班が同じ保健福祉課の中に位置することによって、基本的には就学以前の乳幼児の対応を町長部局の中で対処していくということが最善であると私は考えているわけでありまして、この部門を教育委員会所管の教育のところに置くことによって、他の関連に大いに支障を来すと認識をいたしております。現在の状況で、教育委員会と保健福祉課の連携の中で問題が生じているという報告を受けておりませんし、これらの綿密な連絡調整のもとで、今、十分に機能をいたしていると理解をいたしておりますので、御理解を賜りたいと思います。
質問 2番 村上和子
ただいま町長のほうから、ちょっと難しいというようなお話ですけれども、保健福祉課に6項目含まれているのは承知しております。保健衛生及び健康推進に関する事項、社会福祉に関する事項、障害者福祉に関する事項、高齢者福祉に関する事項、児童福祉・子育て支援・保育を含むに関する事項、介護保険に関する事項と、こうあるわけですが、ただ、子育て支援だけをというのはとおっしゃるのであれば、児童福祉・子育て支援・保育を含むに関する事項、こういったことも考えられないかと、こう思うのですが。それと、今度、保育所の保育指針を改定されるということで、これは保育所の創意工夫を促すためだっていうことで、小学校との連携を重視して、保育所の子供を小学校の児童との交流とか職員間の交流とか、それから、保育所から小学校への資料の送付をするということが求められているわけなのです。それで、ただ、子育て支援だけではどうかとおっしゃるのでしたら、この児童福祉、子育て支援、保育を含むに関する事項、こういったところを考えていただくことはできないかどうかと思うのですが、その点、いかがですか。
答弁 町長 尾岸孝雄(町長は2008年12月まで)
2番村上議員の質問にお答えさせていただきますが、基本的にそういう考えは持っていないということで、今の状況で支障を来していないと。それから、今、議員のおっしゃる質問の中には、幼保一元化の問題につきましては、当然にしてその時代の趨勢に応じて町といたしましても、幼保一元化の体制が必要な時期を期待しているということは、認識をいたしているところであります。
質問 2番 村上和子
今はその時期ではないというようなことですけれども、それでは、保育所から小学校への資料送付とかこういったところの連携とか、職員間の交流とか小学校との交流とかはどういったことになるのですか。こういったことは考えていただけないかと思うのですけれども、いかがでしょうか。
答弁 町長 尾岸孝雄(町長は2008年12月まで)
その分野は、十分に議員おっしゃるように対応しなければならないと思っております。ただ、事務事業を教育委員会に持っていくことは、私としては適切でないと。それを持っていくことによって、母子保健だとかそういったものも全部を持っていきなさいとおっしゃるけれども、それらは文科省の所属でなくて厚生労働省の所管、縦割りを申すわけではありませんが、予算申請、いろいろなものを今度は教育委員会から町を経由して対応していかなければならないという、いろいろな課題が残るわけです。ですから、母子保健だとか、あるいは児童福祉だとかそういった子育ての中で関連する、例えば、妊産婦に対する指導だとかそういうものも連携して保健福祉課の中で実施をいたしておりますので、そういったものを全部、教育委員会所管に持っていくということは、これは行政組織上、全く考えられないと思っておりますので、御理解いただきたいと思います。