上富良野町議会 平成19年第4回定例会 2007年12月17日
(1)自治体病院再編について/(2)福祉灯油の実施と灯油類の価格引き下げについて/(3)信号機の設置について/(4)保育料の引き下げについて/(5)上富良野小学校の改築計画について/(6)放課後子どもプラン事業について
2007年12月17日、上富良野町議会の一般質問で、米沢義英議員が「自治体病院再編について」「福祉灯油の実施と灯油類の価格引き下げについて」「信号機の設置について」「保育料の引き下げについて」「上富良野小学校の改築計画について」「放課後子どもプラン事業について」について質問し、町長 尾岸孝雄、教育長 中澤良隆が答弁しました。
- 質問者
- 米沢義英 議員
- 答弁者
- 町長 尾岸孝雄、教育長 中澤良隆
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 5番 米沢義英
私は、次の点について、町長及び教育長に質問いたします。まず第1点目は、自治体病院の再編について伺います。道は、道内94カ所ある市町村立病院のうち、38カ所をベッド数19床以下の診療所に格下げをする素案を発表しました。自治体病院の経営改善の努力を全く無視し、地元の意見も聞かない一方的なものだということで、多くの自治体病院を抱えるところから批判や非難の声が聞かれるという状況になっています。今、この間、上富良野町立病院においても、各種の国の方針の転換によって、その都度一般病床の一部を療養型介護病床に転換するなどの改善の努力を行ってきました。また、さらに、これではだめだという形の中で、療養病床の見直しが出てくるという状況で、町は、それでは老人保健施設に転換を図れば、少しでも収益の改善や、また、住民の健康や暮らしにも寄与できるのではないかという形の中で転換を図ろうとした矢先であります。また、この間、町においては、病院の経費の見直しなどを行って経費の節減などにも取り組んできました。今求められているのは、きっちりと住民や国民の立場に立った医療はどうあるべきかという、この立場からの論議なくして地方自治体の病院を守ることはできないのではないでしょうか。また、病院経営の改善につながり、地域の住民の健康を守れる医療機関の責務という点で、今、国や道が示した自治体病院の再編計画の素案は、こうした町の努力を全く評価することなく、単なる赤字か黒字かだけで病院の再編をしようという一方的で唐突なものであると言わざるを得ません。町立病院の役割というのは、憲法第25条にも書― 28 ―かれているように、生存権を保障すべき国の医療に対する責任を補完することを目的に、不採算医療や政策、行政的な医療を積極的に推進していく責務があるということであります。今、国は、このこと自体もみずから否定しつつあります。その背景には、理不尽な社会保障の総抑制、そして医療費の抑制が上げられ、すべての病院の体系を見直して、診療報酬、医療報酬そのものを見直し抑制しようというのがこの背景にあります。そのもとで診療報酬の引き下げが行われ、また、患者負担増による中で、受診者が抑制されるという不可思議な現象も地方自治体に出てきています。また、同時に、交付税の財政措置が削減されるなど、自治体にとっては致命傷と言わなければならないところまで今追い込まれています。以上のことを述べて、町長に次の項目について伺います。一つは、道が示した自治体病院再編計画は、診療所化ありきとする一方的なものだと考えますが、いかがでしょうか。二つ目には、赤字増大の要因は、交付税や診療報酬引き下げなどが病院経営にも大きなマイナス要因となっていると考えますが、いかがでしょうか。三つ目には、町長は診療所化に反対して、今後とも町立病院を地域の基幹病院として、地域の住民の暮らしと健康を守る上からも、町立病院としての存続をする意思について伺います。四つ目には、医師、看護師確保などの支援体制の強化が一層求められています。看護師の基準を満たさなければ、診療報酬が下がったり上がったりする目まぐるしく変わる状況の中で、地方自治体の病院が翻弄された中で経営をやらなければならないという矛盾を抱えているというのが実情であります。引き続き町長は、病院経営の実態を住民によく示し、医師、看護師確保の支援体制を各関係機関にも強く要請すること、また、住民の健康を守る立場からも、住民や、あるいは患者の意見をきっちり聞いて、その声を経営に生かす努力がさらに必要と考えますが、これらの点について見解をお伺いいたします。次に、福祉灯油の実施と灯油類の価格引き下げについてお伺いいたします。灯油、ガソリンなどの価格引き上げは、3年前から比べても2倍になっているという現状があります。北海道では、これから積雪厳冬期間に向かう中で、住民の暮らしや経営にも深刻な影響を及ぼしています。町においては、燃料が上がって、その分、価格に転嫁することもできないという人、あるいは、自己防衛策として厚着をする、あるいは早目に寝る、微少にするなどなど切実な自己防衛対策を行っているという実情であります。道においては、この事態を重く見て、福祉灯油を実施する自治体に対して、今後、補助制度の拡充を打ち出しました。また、次の点についてお伺いいたします。一つは、灯油の値上がりで、特に高齢者、障害者などの低所得者の人にとっては大きな出費と生活苦に病んでいます。また、既に福祉灯油を実施している自治体では、制度の拡充を行っている自治体もあります。あるいは、新規に道の福祉灯油制度の活用をする自治体もふえてきて、道では福祉灯油を実施しようとする自治体については、1月末までその要望を聞き対処したいということであり、町においても今後実施されるということでありますが、もう一度町の対応についてお伺いいたします。2番目には、町においてもこの間、燃料費の高騰の中で燃料費の補正などを実施しました。自治体の負担も大変なものがあります。政府や道に対して特別交付税などの財政措置をしっかり求めることや、石油類などの国家備蓄の緊急放出、石油税率の撤廃、ガソリン税率の引き下げ、消費税の二重課税の解消を求めるなど、町としても必要な要望をきっちりと関係機関にも要請すべきだと考えますが、これらの点についてお伺いいたします。次に、信号機の設置についてお伺いいたします。道道吹上線と上富良野高校前の東2線道路が交差する道路は、交通量も多く、自動車等の事故も発生するという状況にもあります。また、ここは子供を初めとする多くの住民の生活道路ともなっており、以前からも信号機の設置を望む声がありますが、さらに今後の対応についてお伺いいたします。次に、保育料の引き下げについてお伺いいたします。近ごろでは、保育料の引き下げを望む声が日増しに高まってきています。町では、保育料も国の基準の95%に軽減しているということを言っております。しかし、ある保護者の方は、今ではそれでは足りない。生活して、パートで働いて、何とか生活費の足しにと思って働いても、その分保育料に消えてしまう。この間の各種の税の控除や廃止などがされ、給与が上がらないのに課税所得が引き上げられるという状況の中で生活は本当に大変だ、こういう声が聞かれます。今、町においては所得階層の細分化などを行い、働く保護者たちが安心して保育所に預けられるような保育利用料の引き下げを行うことが求められていると考えますが、この点についての町長の見解を求めます。― 29 ―次に、上富良野小学校の改築についてお伺いいたします。上富良野小学校の改築はいつになるのかと待たれています。校舎が建設されて、もう既に36年から40年以上経過するという状況にもあります。また、一部では老朽化が進むという状況があります。また、同時に、職員室からは子供の登下校時の様子が見えないという課題も残されています。今、町においては第5次総合計画策定に向けての準備が進められようとしていますが、町として上富良野小学校の改築を今後どのように位置づけされようとしているのか、伺います。次に、放課後子供プラン事業についてお伺いいたします。放課後子供プラン事業は、上富良野小学校、西小学校、東中、江幌小学校などで既に実施されています。しかし、上富良野小学校、西小学校は、いずれも子供たちが放課後を過ごすには狭い環境だということを指摘せざるを得ません。特に西小学校の場合は固定の場所がなく、空き教室や調理室、図書室を利用しながら実施されているというのが実情であります。子供の安全確保のためにも、早急に固定した場所、その対策が求められていると考えますが、この点について、今後の対応について教育長の見解を求めます。
答弁 町長 尾岸孝雄(町長は2008年12月まで)
5番米沢議員の6項目の御質問のうち、私に対する4項目についてお答えさせていただきます。初めに、1項目めの自治体病院再編に関する4点の御質問でありますが、1点目の道が示した自治体病院再編計画については、あくまでも地域での議論のきっかけとしてほしいと申しているようでありますが、事前の相談もなく一方的なものと思っているところであります。次に、2点目の赤字増大の要因でありますが、この多くが18年度における医療制度等の改正や、医療報酬改正による病棟の複数夜勤体制等の導入にあると認識をいたしております。次に、3点目の今後についてでありますが、上富良野町立病院の経営状況は、御承知のとおり患者離れから医業収益が減少し推移している実態にありますが、一方で、近年取り組んでおります町立病院の医療費用の削減や外部委託等による経営費用の抑制、また、医療機器の整備と診療及び検査体制の確立による医業収益の増収を計画しているところであります。また、地域ニーズにこたえるため、富良野協会病院との病病連携のもとに、12月7日からは新たに月に2回の循環器診療も始めたところであり、さらなる診療体制の整備により患者の利便性を高めるとともに、町民が安心して暮らすことのできるよう、町立病院としての経営継続に努めていく所存であります。次に、4点目の医療従事者の確保等についてでありますが、町立病院の継続運営には医師と看護師の確保が絶対条件として必要であります。現在、医師は、旭川医大からほぼ毎日医師の派遣を受け、おおむね標準医師数を満たしております。今後も旭川医大と医師の派遣の連携強化に努めてまいります。看護職員については、定年退職者の補充を含め、入院患者の増に対応するため、基準数を満たすことが必要であり、今後も看護職員の募集を進めてまいります。また、国に対しては、医師、看護師の確保対策について、北海道町村会や町が加盟しております全国自治体病院協議会、全国自治体病院開設者協議会などを通じての要望活動も行っているところであります。いずれにいたしましても、町立病院を継続していくには、さきに申し上げましたように、今後も経費の削減や医業収益の増収に取り組むのはもちろんでありますが、診療報酬体系の改正による報酬削減等、救急などの不採算部門の維持等のために、絶えず創意工夫を加えた上で町全体で努力していかなければなりません。このためには、町民の皆様方から町立病院への支持が不可欠であり、11月に行った3度のまちづくりトークを初め、出前講座や広報、ホームページによる診療体制や検査体制の周知、PRの取り組みを継続的に行うなど、一層の努力をする所存であります。次に、2項目めの福祉灯油事業の緊急実施についての質問にお答えさせていただきます。先ほど中村議員の御質問にお答えいたしましたように、対象の皆様方が少しでも安心してこの冬を乗り切れるよう対応してまいります。また、2点目につきましては、今後、他の市町村や北海道の動向を見守りながら検討してまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りますようお願い申し上げます。次に、3項目めの信号機の設置についてでありますが、この場所は平成15年度より地域住民から要望をいただき、本年度まで継続して町と生活安全推進協議会の連名により公安委員会に設置を要望しているものであります。しかし、公安委員会におきましては、限られた予算の中で緊急度により優先順位を決めて設置していると聞いておりますので、今後とも早い実現に向けて引き続き要望をしてまいります。― 30 ―次に、4項目めの保育料の引き下げに関しての御質問にお答えさせていただきます。本町の保育料の設定につきましては、これまでも申し上げておりますように、国が定める前年の保育料徴収基準額を負担の基準とし、平成18年度から基準額に対する95%の水準としているところでありますので、保育料を引き下げる考えは現在のところ持ち合わせておりませんので御理解を賜りたいと思います。
答弁 教育長 中澤良隆(教育長は2008年9月まで)
5番米沢議員の5項目めの上富良野小学校の改築計画についての御質問にお答えをさせていただきます。上富良野小学校は、1線校舎が昭和35年に、2線校舎が昭和36年、3線校舎が昭和46年に建築されたものであります。その後、それぞれの校舎が改修されてまいりましたが、その後の経年変化等により老朽化も著しく、改築または改修が必要な時期に直面してきておりますが、現在の第4次総合計画の中では改築や大規模な改修は位置づけされていない状況にあります。こうした中で、教育委員会といたしましては、改築に要する費用や改修に要する費用を比較した中で、平成21年度からの第5次総合計画の早い時期に改築の方向で位置づけをしていただくよう町部局との調整を進めているところでありますので、御理解を賜りたいと思います。次に、放課後子供プラン事業についての御質問にお答えいたします。本事業は平成19年度から、放課後児童健全育成事業と放課後子供教室事業が融合し、学校の空きスペース等を活用することを前提に、上富良野小学校と西小学校の2カ所で放課後子供プラン事業を実施してきております。こうした中で、両校とも登録者数は昨年度の事業に引き続きほぼ同数の状況でありますが、日々の参加者数につきましては両校ともに大幅に増加している状況にあります。議員が御指摘のとおり、上小、西小とともに放課後子供プランの拠点となるメーンルームが狭くなっている状況にありますが、本来の学校施設としての目的を損なわない中で、放課後子供プラン事業との調整を図りながら、それぞれの目的を達成するよう取り進めているところであります。今後においても、限られた施設でありますが、各学校との連携を初め関係者の方々とも管理運営方法等について十分協議を行い、放課後において子供たちが安全に遊べる場所の確保等に努めてまいりたいと考えております。
質問 5番 米沢義英
道や国が示した問題点は、やはり医療費の総抑制という形で今あらわれてきております。それが上富良野町にはどういうふうにあらわれているかといいますと、ベッド分に対する交付税や緊急の医療体制、いわゆる不採算部門等に対する特別交付税等が来ております。この数値を見ますと、平成16年度では5,200万円、19年度では概算ではありますが5,100万円ぐらいではないかという形の中で、ほぼ横ばい状態という状況にあります。今、さまざまな状況の中で、いわゆる看護師さんの年齢構成が変わったりだとか引き上がる。地方自治体の場合は、新しい看護師さんがなかなか来ないという状況もありますから、当然経験年数の多い看護師さんが多くなるという状況にあり、おのずと人件費も高くなるという状況になっています。本来でしたら、こういったものも含めて、やはり交付税措置としてカウントしなければならないのですが、こういったところも十分な感じでは来ていない。また、緊急医療についても、やはり16年度、17年度という形では、ほぼ横ばい状態という状況になってきているというのが実情であります。こういうところから、やはり地方自治体の、この間、町でも各種の業務委託や人件費等の見直しを行って三千数百万円ものいろいろな経費を削減してきましたけれども、診療報酬の削減等によって、この努力も全部吹っ飛んでしまうというような状況になってきているわけであります。ですから、私の言いたいのは、こういう自治体が数々の努力を当然しなければなりませんが、また、今後ともしなければならないと考えておりますが、努力してもなおかつ診療報酬の体系が下がってきては、右を向いても左を向いても、前へ進むこともできない、後ろへ進むこともできないという感じの中で、どちらかというともうやめるしかないのではないかというような、こんなような状況が生まれてきているというふうに思います。また、二つ目の攻撃として、やはり経費がかかるから削減せよというのとあわせて、地方自治体の一般会計の繰り入れはやめるべきだと、こういう攻撃がかかわっています。しかし、地方自治体の病院というのは、先ほども述べましたように、憲法25条で定められた生存権をきっちり守るための国の補完的な役割を地方自治体病院というのは行って、担っているわけですから、この立場からすれば、やみくもには当然入れられないと思いますが、窮地に追い込まれたときにはきちっとそれなりの対処もしなければならないということは、私は当然だというふう― 31 ―に思います。これもだめだというのです、国は。過分なものはだめだというのですけれども、そんなふうにやって、地方自治体の努力を全く無視した中で今回の素案が出てきています。町長の答弁の中には、論議のきっかけにしてほしいということを願っているのではないかということをおっしゃっていますが、国や道がこういうふうに示した場合、今まで見ていますとまっしぐらに進むわけです。これをとめないと、本当に私たちの地域の病院と言っていても、本当に存続することも危ういというのが実態だと私は思います。そういう意味でもう一度確認いたしますが、町長は今の国のこのような一方的なやり方については納得いかないという形で押さえられているのかどうなのか。今後、町立病院の経営改善を維持していくためにはどういうものが必要だとお考えなのか、この点お伺いしておきたいと思います。さらに、医業収益の大半は診療報酬、これで賄っていますので、ここが一方的に削られたら本当になすすべもないという状況です。また同時に、入院患者に対する看護師の配置、この基準によって診療報酬が上がったり下がったりというような状況に今なります。上富良野も何とか看護師をそろえて、診療報酬の高いランクに今こぎつけました。しかし、それとて入院患者が1人ふえ、2人ふえれば、その分に見合った看護師が確保されなければ診療報酬がおのずと下位に下がるという制度の矛盾があるのです。こういったところも地方自治体にしたら何ぞやと、こんなことをしていいのかということが、やっぱり地方の病院でも努力しても変わる、こういった医療制度の改悪の中で困っています。その看護師の基準云々かんぬんよりは、適正にその病院の実態に合った交付税の算入というのが本当は求められるのだというふうに思いますが、私はこういったところにも、やはり今の制度の矛盾というものがありますし、この上富良野町立病院が存続できるかどうかも含めて、内部でも当然努力するということは必要でありますが、こういったところにもきっちりと充実する体制づくりという点でも、町長としても要請する必要があると思いますが、この点もう一度お伺いいたします。次にお伺いしたいのは、地域の住民の声をよく聞くということであります。この間も何回か病院の改善委員会もつくられてきました。しかし、この間、そんなに多くありませんが、何人かの方の声を聞いたらいろいろな声があります。もっと病院の経費を削減できるのではないかという問題、例えば診療所にしたらどうだという問題等いろいろあります。しかし、この間のいい面は、住民トークを行って住民と対話をしたということです。ここで変わったのは何かということは、町立病院の見方が若干ではありますけれども変わりつつあるということです。ここで町長が的確な答弁をされております。住民から町立病院への支持が何としても不可欠なのだと。これをなくして町立病院の存続の成否もかかっているのだということがうたわれています。各地でも、広尾を初め自治体病院の削減の対象になったところでは、住民とトークをしながら町立病院をどう守ったらいいのかという、こういう対話が始まっているというのが今実情であります。こういううねりに町長はしっかりと確信を持って、さらに町立病院の運営と改善に、町民の意見、アンケートでもいろいろあると思います。医師の意見も取り入れながら、さらに改善していく必要がまだまだあると思いますが、この点について町長の見解についてお伺いいたします。次に、福祉灯油の問題では細かく質問しませんが、実施するということでありますから、ぜひ実施していただきたいと思います。各地では9,000円の補助を出すだとか、灯油の証紙というのですか、そういうものを配るだとか、それぞれの地域でいろいろあります。上富良野では、この資料では550世帯ぐらいだということでありますから、いささかも基準を引き下げることなく対象者に灯油を、暮らしを守るためにもぜひ支給していただきたい。今、質問の中でもしましたけれども、本当に苦しい生活をしています。お年寄りも一般の家庭を持っておられる方も、給与も上がらない、ボーナスも当たらない、そういう中で灯油だけは上がっていく。米沢さん何とかならんのか、町長も何とかしてくれないのかと、本当にこういう声があるのです。私は、こういう切実な声をしっかり受けた中で、きっちりと道の制度を受けて、少しでも前進して、安心して暮らせるような、そういう対策をとっていただきたいというふうに思います。次に、税の引き下げの問題でありますが、交付税の算入の問題でありますが、今後努力されるということですから、ぜひ努力していただいて働きかけてください。これをしないと本当に暮らしが立ち行かないです。答弁は要りませんので、この点、聞いておいていただきたいと思います。次に、信号機の設置の問題でありますが、この間も、私、道だとかに交渉に行ってきました。なかなかうんともすんとも言わないのですよね。住民の声はこういうことだということで言ってあります。ここは非常に小さな子供さんも往来します、お年寄りの方も往来しますので、引き続きこの信号機の設置― 32 ―に向けて今後の決意を伺わせていただきたいと思います。次に、保育料の引き下げの問題についてお伺いいたします。町長は、95%で何とか町も我慢して引き下げの努力をしているのだということをおっしゃっていますが、しかし、4階層でも大体2万数千円ぐらい利用料を払わなければならないという、所得階層別に見ますとそんなふうになります。ゼロ歳、あるいは未満児等を抱える、そういう階層の人たちにとっては、本当に大変な保育料の支払いだということが声として返ってきております。未満児でも最高は7万6,000円を納めなければならない。3歳児以上でも4万円を納めなければならないという状況になってきています。上富良野町の所得階層区分を見ますと、市町村民税非課税世帯から6階層、5階層という形が一番多いわけであります。こういったところは所得税を払って、なおかつ200数十万円の所得から、一般の方であればそこから天引きされる部分がありますし、国保に加入している世帯については約1割の国保税を払わなければならないという状況の中で、本当に保育料の高さというのは限度まで来ているという状況になってきています。本当に1円でも2円でもいいから下げてほしいというのが、入所されている方の保護者の圧倒的な声です。子供に集団生活の中でいろいろなことを学んでほしい、だからお金を惜しむわけではないけれども、やはり生活に響くということは本当に大変なのだという声でありますから、この点もう一度町長の考え方についてお伺いいたします。次、上富良野小学校の改築の問題でありますが、今後、21年度の5次総合計画の早い時期の改築というところでありますが、大体いつごろになるのかお伺いしたいと思います。また、ある子供さんはこんなことを言っていました。僕が卒業するまでに何とか改築してほしい。トイレもにおいがする、雨漏りもすると。学校へ毎日行っていても、子供ながらにも心にそういう不安を抱えて生活しているということが保護者の方から寄せられました。そういう意味では、やはりこういう子供たちを悲しませない、子供たちが本当に安心して安全で学べる学校づくりのためにも、今後の方向性という点でもきっちりとした方向、指針を持ってどのように進めるのか、もう一度教育長の見解を求めます。次、放課後プランの問題でありますが、これはよく現場を見させていただきましたら、指導員の方、本当にあの狭い中で一生懸命やっていらっしゃいます。ぜひほめてあげてください。なかなかこういう機会でないと言えないものですから。ですから、西小学校の場合は、見ましたら調理教室だとか図書室だとかいろいろ使いますよね。机だとかあります。そこでけがだとかをする危険性が本当にあります。伸び伸びと、少しでも自由にその場所で遊びたい、あるいはお母さんが来るまで待っている子供の姿を見たら、本当に心が締めつけられる思いです。また、お母さんが来たらうれしい顔をしてお母さんに飛びついていくのです。こういう子供たちを安心な場所で、放課後、学校が終わった後の居場所づくりという点でもきっちりと行政が、確かに始まったばかりでなかなか対処しづらい部分もあると思いますが、やっぱり一歩でも二歩でも前進できるように、これは上富良野小学校も同じなのですが、ぜひ検討していただきたいと思いますので、この点についてもう一度教育長の見解を求めておきたいと思います。
答弁 町長 尾岸孝雄(町長は2008年12月まで)
5番米沢議員の再質問にお答えさせていただきます。まず、自治体病院関係でありますが、この自治体病院の経営が厳しいということは、議員御質問にありますように、また、議員の御意見にもありますように、今、国の制度の中で、そういった対応で押し進められているということが大きな要因の一つとしてあることは事実であります。我が町の病院につきましても、そういった状況の中で経営が非常に厳しいということと、もう一つは、自治体病院として、町立病院として、町民の皆さん方に信頼される病院でなければならない。内容につきましては、私は、昔から見れば相当町立病院は改革されて、患者に対する接遇も昔とさまがわりしてきたというふうに認識はいたしておりますけれども、まだまだ他の病院と比較するならば、やはりまだおくれた部分もあるなというふうに認識しておりますので、内部的要因の解消に努めて、町民の皆さん方にいかに利用していただけるか。先ほど所管委員会の事務報告にもありましたように、残念ながら我が町の国民健康保険並びに退職者保険、あるいは高齢者保険等々で年間医療費として支払いさせていただいている外来部分における我が町立病院の支払額は17%弱であると。これだけ町民の皆さんが町立病院離れをしているという現実の中で、何としても町民の皆さん方のニーズにこたえ、町立病院が町民の方々の信頼を得ていかなければならないというふうに思っておりますので、これらにつきましては議員と同じような考え方の中で、町立病院というよりも、我が町の第1次医療圏とし― 33 ―て町民の皆さん方の医療をどう確保していくのかということを、現在あります民間医療、医院、渋江病院、小玉外科医院、あるいは小野沢医院等々の対応の中で不足する部分を、どういうふうに町立病院が公設病院として町民の医療を第1次医療圏として対処していくかということを重点に置きながら、今後も対応していきたいというふうに思っております。その中で、今、国の施策の中では、議員からも御質問にありましたように、交付税及び特交等々で対応していただいているのは、昔におきましては1億9,000万円近く、2億円弱の交付税が入っておりました。しかし、今現在は1億3,000万円弱ということで、非常に減ってきているというようなことも含めながら、また、これからも見直しをかけて、例えばベッド数にかける交付税の算入を、実動のベッド数に対する方向に変わりつつあるというようなことも含めながら、削減の方向性が示されているということに対しましても、病院経営の対応の中で十分検討していかなければいけないというようなことも含めながら、さきに行政報告させていただきました全国町村長大会におきましても、医療、福祉、地域の対応について、地域格差の解消について議決をしながら要望を展開させていただいているというような状況で、私どももそういった単独で対応するのはなかなか難しいわけでありますが、組織の中で、町村会、あるいはさきにお答えさせていただきました自治体病院の協議会等々を通じて要望を展開していきたいというふうに思っておりますので、御理解をいただきたいと思います。次に、冬期の生活支援事業でありますが、このことにつきましては議員と私も同じ考えでありますので、早急に対応を図りながら、その基準を変更することなく、今の予算の中で御議決をいただいて、早急に対処していきたいと思っておりますので、御理解を賜りたいと思います。次に、信号機の件でありますが、さきにお答えさせていただきましたような状況で、我が町では今現在、9カ所に信号機の設置の要望を進めているところでありまして、それらの中でも議員が御質問になりました箇所につきましては、町としては優先順位の高いところに位置しているというふうに認識しておりますので、今後とも組織を挙げて、町を挙げて公安委員会のほうに要望展開をしてまいりたいというふうに思っておりますので、御理解を賜りたいと思います。次に、保育料の軽減についてでありますが、さきにもお答えさせていただきましたように、現在、基準の5%負担をしている現状でございます。いろいろな対応の中で、例えば夕張市のように保育料を国の基準で徴収するとするならば、一挙に18万円近くの保育料の増額につながるというようなことで、多額の財政支援をしているという現実もあります。そういうことも私は承知いたしておりますが、今、我が町の財政状況を見きわめながら、確かに保育料は安くはないという認識はしておりますが、これを行政がいかに負担してあげられるかということにつきましては、今後も財政状況を見きわめながら対処していかなければならないものだというふう思っております。今、議員の皆さん方や町民の皆さん方の御理解をいただきまして、西保育所を民間に移譲させていただきました。そのことによって3,000万円近くの財政負担が軽減できる。今、中央保育所も民間に移譲すれば、まだこれは数値は確定しておりませんけれども、正確な数値とは違うかもしれませんが、私の記憶するところでは5,000万円相当の削減につながるというふうに認識いたしておりますので、そういった状況を見きわめながら、そういった財源をこういった部分に振り向けるということも含めて、その財源の捻出を考えつつ、また、行政組織の簡素化、合理化を図っていきたいなというふうに思っておりますので、御理解を賜りたいと思います。
答弁 教育長 中澤良隆(教育長は2008年9月まで)
それでは、5番米沢議員の2点の再質問に答弁させていただきます。まず1点目の上小の改築問題に関してであります。先ほどもお答えをさせていただきましたが、第5次総合計画に向けて計画を策定中であります。その中で、私どもといたしましては、できるだけ早い時期にということを目標に、何とか実現をしたいと。そんな中でも、どうすれば1年でも早く実現することができるのだろうかというような問題意識を持ちながら、今、策定に当たっているところでありますから、御理解を賜りたいと思います。2点目の放課後プランの関係であります。議員の御意見にもありましたように、本当に狭い中で、また、学校施設として、授業とか教室、それから部活、いろいろな形の中で使いながら、空いているところを放課後プランで利用させていただいている。この放課後プランにつきましては、安全で安心な放課後を過ごしてほしいという目的の中で、けががないようにということは、本当に指導員の皆さん、一生懸命それに対処されているということで、ボランティア的な考え方のもと従事していただいていますことに、本当に感謝をしているところであります。― 34 ―ただ、限られた施設であります。その中で、やはり目的は、今までは学校施設、部活で利用するものに加えて放課後プランや何かが利用するということで、手狭になってきているということは我々も承知をしているところでありますが、何といってもその中でお互いが譲り合いながら、お互いの目的が損なわれない程度に利用していけることが、我々としても目指すところかなというふうに考えているところでありますし、どうしても学校でやられるものはすべて子供たちのためのことであります。そういう気持ちを忘れずに、今後もこの放課後プランを実施をしていきたいというふうに考えているところであります。
質問 5番 米沢義英
上富良野小学校については、ぜひ計画に入れていただいて、早期に各種の対応をとっていただきたいというふうに思います。次に、放課後プランの問題ですが、学校と併設しているということもありまして、それぞれの学校も受け入れてくれてよくやっております。トイレの問題だとかいろいろあります。授業中に声がするだとか、細かいことを言えば。しかし、そういったことも含めて、子供の居場所の問題ですからいろいろな苦悩もあると思いますが、しっかりそれぞれの立場からやられているというのが実態です。また、今回の放課後事業プランの補助の内容を見ていますと、やっぱりこういった設備、施設整備に対する部分がなかなかついてきていないのではないかというのが私の実感でありまして、やっぱりこういったところも関係機関にも改善する余地があるのではないかと。やっているところを見ましたら、いろいろな学校と併設しているところ、あるいはプレハブをつくっているところだとか、いろいろな形の中で、いずれにしても狭隘な中でやらざるを得ないという状況がありますので、ぜひこの点も含めてもう一度検討する余地も、今後、当面の課題、将来的な問題も含めて、もう一度ちょっと決意を聞かせていただきたいと思います。次に、町長にお伺いいたしますが、もう一度確認しておきたいのは、国のいろいろな要因の中で、診療報酬の削減や交付税の削減等が、本当に地方自治体病院の経営に対してマイナス要因になっていると。町長は、これからも引き続き町立病院として可能な限り存続するという、この決意であるということで確認したいと思いますが、この点。例えば、もう1点、奈井江町なのですが、あそこは広域連携をやっておりまして、あそこはいろいろと地域の医療機関とも連携したり、あるいは町内の病院とも、血液検査だとかレントゲン検査、これは相当な努力が要った中でなのですが、地域との病院の連携もやっています。地域の健康はそれぞれの医療機関で守るのだという、ここはしっかりとした柱となってある程度運営されているというふうになってきています。上富良野も、そういうことも含めて、将来は単純に簡単にいきませんから、一般の民間病院の経営を圧迫してもだめでしょうし、しかし、健康という立場からすれば共通のものが必ず浮かんでくるはずでありますから、そういうものも含めて、地域と病院との連携も視野に入れた中で、将来の自治体病院の存続というものも含めて考える必要があると思いますので、この点もう一度お伺いいたします。最後に保育料の問題ですが、確かに財源はどうするのかという問題があります。私は町長が言われたように、中央保育所を民間に委託せよというのは好ましくはないと思っていますが、いずれにしても実態としては、やはり高いというのは町長自身もわかっていらっしゃいますので、ぜひこの点、ただ高いと思うのではなくて、思ったら実行せよと昔から言われておりますので、こういうこともきっちりとやっていただければ、また住民の見方も私は変わるのではないかというふうに思いますので、この点改めて町長の見解をお伺いいたしたいと思います。
答弁 町長 尾岸孝雄(町長は2008年12月まで)
5番米沢議員の再々質問に、私のほうから先にお答えさせていただきます。まず、町立病院の問題でありますけれども、私といたしましては、さきに町民トーク等々でも御説明させていただいておりますように、現在、我が町の町立病院、医師の確保と看護師の確保がなされ、住民の皆さん方の要望があるうちは、町立病院の継続は何としても引き続き継続していきたいというふうに思っております。ただ、その中にありましても、経営状況で現在の赤字体質を、これを黒字体質にすることは100%難しいわけでありますが、赤字であったとしても、住民の医療を確保するためにどれだけの財源補てんをして町立病院を必要とするのかということと、また、富良野圏域におきますセンター病院としての協会病院の位置づけとの連携をどのようにしていくのかということを十分見きわめながら、第一は町民の皆さん方の医療環境を確保していくということが大事であるという、そういう観点で、町立病院が対応でき得る限り継続していきたいというふうに思っておりますので、御理解をいただきたいなと思います。次に、保育料の問題でありますが、何度もこの問題につきましては議員から御質問いただいておりま― 35 ―す。正直申し上げまして、当初は大体30%弱ぐらい公費負担の軽減策を講じていたところでありますが、私、就任して以来、行財政改革の中で財政運営を見きわめた中で、年度的に町の負担を軽減し、父兄の方の御負担の率を上げさせていただいて、現在95%という状況にとどまっているという状況であります。これにつきましては、今後も財政状況を見きわめながら、また、今後の我が町の子育て支援対策の一つとしても、そういったものも含めながら検討する余地があろうかと思いますが、ただ、難しいのは、ここの部分だけの公費負担を増額することが本当に子育て支援策の全体的な見きわめの中で重要な部分なのかということも見きわめて対処させていただきたいと思いますので、御理解をいただきたいと思います。
答弁 教育長 中澤良隆(教育長は2008年9月まで)
米沢議員の再々質問にお答えをさせていただきます。放課後プランの関係でありますが、この放課後プラン、先ほどもお話しさせていただきましたが、施設に対しての課題は非常に大きなものがあると思っております。ただ、この事業につきましては、文科省と厚労省が提携をして、全国の小学校2万カ所、19年度は1万カ所ぐらいしかできなかったと聞いておりますが、2万カ所すべての学校にというようなことで整備をされていくものと考えておりますが、それぞれやはり学校事情、また、空き教室の事情や何かが違うと思います。その中で、我々としても、西小学校は西小学校の課題、上小は上小の課題というようなことで受けとめるとともに、また、そういう大きな課題があるときには、国や何かにもそういうことを申し伝えていきたいというふうに考えているところであります。また、指導員の問題等につきましても、やはりこの事業を成功させるには、学校と地域、また家庭との連携というのが大切なことであろうと思っておりますので、ぜひこの連携についても十分意を注ぎながら、この事業に向かっていきたいなというふうに考えているところであります。