みんなの議会

上富良野町議会 平成19年第4回定例会 2007年12月17日

(1)観光振興の推進について(フットパスについて)/(2)行政組織機構の充実について

2007年12月17日、上富良野町議会の一般質問で、佐川典子議員が「観光振興の推進について(フットパスについて)」「行政組織機構の充実について」について質問し、町長 尾岸孝雄が答弁しました。

質問者
佐川典子 議員
答弁者
町長 尾岸孝雄

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 12番 佐川典子

さきに通告申し上げましたとおり、観光振興の推進について町長の考え方をお伺いいたします。北海道の観光は、入園者数全国一の旭山動物園と世界遺産の知床、また、2008年の洞爺湖サミットなど、国内外からの観光客の増加が見込まれております。観光立国日本を目指し、都道府県では観光関連振興案やスローガンを立ち上げ、観光産業による経済効果をうたっています。我が町においても、観光資源であるラベンダーはもとより、十勝岳のふもとの町、また、美しい景観を持つ町として時代に沿ったPRを考え、四季彩のまち・ふれあい大地の創造に向けて上富良野町を知っていただきながら、農産物や温泉や宿泊施設、また、美術館、博物館などの活性化につながる滞在型のスローなフットパスの推進が望まれるところだと思います。フットパスは、すばらしい景観に肌で触れながら、地域の自然や歴史に思いを寄せ、歩くことで心と体を癒す効果もあるというイギリス発祥の歩く文化です。北海道の観光振興案でも北海道フットパス事業の普及を進めるとしておりますし、上富良野町の雄大な十勝岳とパノラマの大地の迫力を存分に味わっていただき、訪れた人たちにそのよさを広めていただける、すばらしい文化の提案だと思います。町長として、数年先に向けて、町内外よりお客様に来ていただくことについての対応策について、お考えがあるのかお伺いいたします。2点目は、行政組織機構の充実についてお伺いいたします。来年7月、地球環境問題を主要なテーマとして開催される北海道洞爺湖サミットは、地球温暖化防止対策を初めとして、国民、道民一人一人が環境保全に対する意識を高め、積極的に取り組むよい機会だと思います。上富良野町の一町民といたしましても、このすばらしい自然環境を将来にわたり子供たちに貴重な財産として継承していかなければならないと考えております。そこで、お伺いいたします。町の行政組織機構の中に環境保全施策を担う環境保全推進班的なものを設置し、環境保全の充実を図っていく考えはないものか、お伺いいたします。

答弁 町長 尾岸孝雄(町長は2008年12月まで)

12番佐川議員の御質問に丁寧にお答えさせていただきたいと思います。まず1項目めのフットパスの対応策についてであ― 45 ―りますが、フットパスは環境問題を発端として、道内においても観光振興策、エコ活動の一環として注目され、ここ数年、取り組みが報じられているところであります。町といたしましても、雄大な十勝岳連峰、自然に恵まれた肥沃な大地に広がる田園風景、また、画壇を代表する日本画家、後藤純夫画伯美術館やトリックアート美術館などの文化・芸術鑑賞の場や、今もなお観光資源としてにぎわいを見せるラベンダー園など、フットパスを形成するのに適した環境と資源に恵まれた地域であると私も認識をいたしております。先進地域の例を見ますと、当町の区域に限らず、富良野から美瑛を含めた沿線の中でこのような動きが見られることが理想であると考えますので、今後は中心となる団体や事業者などの動きを見ながら、地元としての支援方法等について、関係団体との連携の中で考える必要があると思っているところであります。次に、2項目めの行政組織機構の充実についての御質問にお答えいたします。今、まさに世界じゅうで地球温暖化防止対策が進められようとしております。人為的要素で地球温暖化が進むことは、私たちの生活にも想像以上の被害が及んでおります。この原因となる温室効果ガスは、目に見えないということから、私たち自身が理解しにくい現状なのかもしれませんが、将来的にはもっと深刻な問題となっていることは確かであります。議員が申しますように、将来ある子供たちのために、しっかりと理解をし、健康と貴重な自然環境を守るために努めていかなければならない人類共通の課題であります。御質問にあります行政組織機構の中で、環境保全施策を担う担当の設置をしてはとのことでありますが、ことしの4月より新組織体制を整え、環境保全に関しては町民生活課生活環境班が事務を担うこととなっております。今後において、地球温暖化対策の対応として、むだなアイドリングストップ運動や過剰包装を避けるなど、身近でできる取り組みから改めることも地球温暖化防止に役立つことになりますので、そのためのアクションプランの策定など検討していかなければならないと考えておりますので、御理解を賜りたいと存じます。

再質問 12番 佐川典子

観光振興の推進についての再質問をさせていただきます。先ほどの町長の答弁の中で、地元としての支援方法等について、関係団体との連携した中で考える必要があるとのことですが、平成20年にはえりも町で全道フットパスの集いが、また、平成21年には上富良野町で全道フットパスの集いが予定されております。この際、上富良野町としてリーダーシップをとり、他町村をリードしていくお考えがあるのかどうか、お伺いいたします。また、行政組織機構の充実についての再質問をさせていただきます。町長の答弁のように、むだなアイドリングストップ運動や過剰包装を避けることなども大切なことだと思いますが、私が申し上げたいのは、環境基本法にも書かれておりますように、地方公共団体として基本理念を示し、地域の自然や社会的条件に応じた環境保全や温暖化対策の施策を策定し実施していく、そういうためにも環境保全対策推進班的なものを設置する考えはないのかということで、再度町長のお考えを伺いたいと思います。

答弁 町長 尾岸孝雄(町長は2008年12月まで)

12番佐川議員の再質問にお答えさせていただきます。観光振興策とフットパス等々の問題につきましては、私もこの状況につきましてはよく知らなかったわけでありますが、今お話ありましたようなことにつきましてるる説明をお伺いして、我が町の方々の中で、こういったことの取り組みを進めようとして努力されている方々がいるということを承知しておりますので、そういう方々から情報をいただいておりますので、私の申し上げますことは、行政が先導するのではなくて、そういう方々をいかにして後押ししながら、行政がバックアップしながらこの事業を盛り上げていくことができるか。それと、今御質問にありましたように、この種の事業については上富良野町だけということで進めていくのか、圏域として、地域として盛り上げた対応の中で進めていくのか、そういったことも含めながら、その中にあって上富良野が先頭を切る、地域の皆さん方がそういう発想をして今動いているということを、上富良野町が中心となった圏域の皆さん方、言うならば富良野・美瑛観光協会組織の中に参加しております6市町村の中でどういう体制を整備していけばいいのかというようなことも含めながら、まず、民間の方々の動向に対して行政が後方からバックアップしていくと、そういう体制を整えていきたいというふうに思っておりますので、御理解をいただきたいと思います。あくまでも行政が先頭になるということは、私としては、こういう事業については民間の方々の足を― 46 ―引っ張ることになりますので、あくまでも民間の方々が中心となった中で行政がどのようにバックアップするか、後方支援するかということで考えていきたいと思っております。次に、環境保全等々におけます組織機構の問題でありますが、先ほどもお話し申し上げましたように、今年度、町は行政組織機構を改革いたしまして、さきに申し上げましたように、町民生活課の中に生活環境班を設置して、この中で地域の環境の保全等々を含めた対応を図っていくということで、この事務処理の中で環境班が対応することになっておりますので、この中で、今、議員から御質問、御意見のありましたような部分も含めて、今後これらの対応をより一層充実した形の中で、組織の中で考えていかなければならないというふうに承知をいたしているところでありますので、これからもまた議員の御意見等々を承りながら、住民の皆さん方のお考え等々をお聞きしながら、この組織が充実した対応で進めていくように努めていきたいというふうに思いますので、御理解を賜りたいと思います。

再質問 12番 佐川典子

行政組織機構の先ほどの町長の答弁について、環境基本法というものがありまして、これには、地方団体は施策を通じ、また、自然的、社会的条件に応じた環境保全のために総合的な推進を図りつつ実施するものとあるというふうにあります。それと、地球温暖化対策法というのがありまして、それにも地方団体の役目が書いてあります。今回、町民生活課のほうからいただいてきてあります所掌、あの中身におきましても、環境保全に対する文面は一言も載っておりません。読み上げますと、ごみ処理だとか町営住宅、犬、公害、墓地、交通安全、消費者相談、生活と防犯、青少年問題しか載っていないのです。町民の皆様にきちっとわかっていただけるような窓口にしていただくためにも、また、今の世の中は環境問題をなくしては進めていけないような、そういう世の中になってきておりますので、ぜひともそのような動きを即座に進めていただきたいと思いますし、今後、第5次の総合計画にもそういう文言をぜひとも入れていただきながら、その計画を進めていただきたいと思います。

答弁 町長 尾岸孝雄(町長は2008年12月まで)

12番佐川議員の再々質問にお答えさせていただきます。個別に環境基本法だとか温暖化防止の対応だとかということについて、今の組織の中にそういった部分はうたわれていないということでありますが、基本的に環境について対応する組織ということで位置づけております。今御指摘のありました部分につきましては、今後、早急に組織内の対応を図っていくように努めていきたいというふうに思っているところでありまして、この種の問題というのは、私どもも広域の中でも議論を重ねております。これは、例えば上富良野町なら上富良野町だけの単独で対応しても効果が少ない。このことにつきましては、富良野圏域の広域5市町村で、ひとつ統一した基本をつくり上げて、環境保全のための、地球温暖化対策のための対応を図っていこうではないかということで今協議をしておりますけれども、なかなか前へ進まない状況にありますけれども、そういう課題として、我々は圏域の中でも協議を重ねております。そういう状況の中で、町の中に組織が事務分掌の中で含まれていないという御指摘につきましては十分反省をして、早急にこの部署でそれらの事務処理ができるように対応していきたいと。ただ、環境班でありますから、一々細かいことはないとしても、当然にしてこの種の問題も担当してもらうということで考えておりますので、御理解をいただきたいと思います。それから、次の第5次総計の中にこういった部分も含めていくようにという御意見でありました。これらにつきましてはそういった意見を十分お聞きしながら、第5次の総合計画の中でどのようなものを取り入れ、どのようなものを対応していくかということも十分考えつつ今後の課題として検討していきたいと思いますが、この種の課題というのは、議員御質問、御意見にありますように、地域としての重要な課題というふうに認識をいたしておりますので、そういった環境整備、今までは景観を保全するということのみの環境でありましたけれども、これからはそういったことでなくて、地球温暖化対策に通じる環境保全ということも含めた中で十分検討していかなければならない、総合計画の中にも位置づけするように努めていきたいと思います。

出典:上富良野町議会 平成19年第4回定例会 2007年12月17日 議事録 PDF(53ページ) 間違いを知らせる