みんなの議会

上富良野町議会 平成19年第3回定例会 2007年9月26日

(1)広域連合について/(2)病児・病後児保育事業について/(3)妊婦健康診査の公費負担について/(4)子どもの医療費制度について/(5)国民健康保険税の引き下げについて/(6)道路の整備について

2007年9月26日、上富良野町議会の一般質問で、米沢義英議員が「広域連合について」「病児・病後児保育事業について」「妊婦健康診査の公費負担について」「子どもの医療費制度について」「国民健康保険税の引き下げについて」「道路の整備について」について質問し、町長 尾岸孝雄が答弁しました。

質問者
米沢義英 議員
答弁者
町長 尾岸孝雄

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

会議録の目次ではこの議員の件名が 6 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は会議録の目次の表記です。

質問 5番 米沢義英

私は、さきに通告してありました点について、町長に質問、見解を求めるものであります。第1点目は、広域連合の問題です。富良野沿線においては、富良野地方5市町村の将来のあり方を検討している広域連合準備会があります。そこでは、環境衛生、消防、国保、介護、火葬場、串内草地、学校給食の7部門に分かれて、広域連合のあり方を検討しています。その背景には、国が進める行政改革による行政的とも考えられる合併の促進や、地方交付税の削減等で、各自治体の単独設置が困難なところに追い込まれてきている。そういった要因が広域連合、あるい― 30 ―は合併という形の中で進められてきているものと考えます。国はさらに地方分権を盾にして、国の交付税を削減し、これが今地方の格差を広げるという異常な事態にまでなっています。今求められているのは、国が安心してきっちりと地方自治体の財政維持に必要な交付税を算入する、これが一番求められているのではないでしょうか。何よりも広域連合で必要なのは、そこに住んでいる住民の暮らしをどう守るのかという、この立場に立った推進でなければなりません。ただ、財政の効率化、軽減というだけでは住民は納得できるものではありません。そのことを述べまして、私はこの間、北海道新聞で報道があった富良野における市長の答弁による合併前提の不協和音という見出しだけに見られるように、住民にとっては広域連合準備委員会の情報が少ない中で、非常に不安に思う、感じているということは、今多くの住民からも寄せられています。そこで、私がお伺いしたいのは、一つ目には富良野5市町村の広域連合準備委員会は、合併を前提としたものではないということで確認していいのか伺います。二つ目には、各部門の広域連合への移行は来年度からとの話もあるようですが、実施の可否と問題点、課題点について伺います。三つ目には、事務事業の各市町村の分担金はどのようになるのか伺います。次に、病児・病後児保育事業について伺います。いまや、子育てに対する要望は多種多様になってきています。その背景には家族構成の変化、何よりも女性の社会進出の増加などが挙げられます。また、経済的な負担、精神的な負担などで、子育てに対する不安を抱く方も多くなってきているというのが実態であります。いずれにしても、子供の健康や成長を願ってやまない親は1人ともいません。町長は、日ごろから子育て支援の比較的充実した町だと公言してやみませんが、しかし、上富良野町の子育てに対する要望は、変わりつつあります。また、同時に一層充実しなければならない環境にあることも忘れてはいけないと私は考えます。子育て中の方と話をする機会がありました。こんな話をしてくれました。町は、休日保育や一時保育、病児・病後保育事業など、もっと予算を充実して推進してほしい。また、ある方は、給与がなかなか上がらないという状況の中で、少しでも家計の足しにと思って働いたのだが保育料の負担でなくなってしまう。またある方は、休みや祝祭日に休みがとれるとは限らない。子供が病気になったら、見てもらえるところがないなど、子供のこと、家族のことなど経済的な不安を抱きながら子育てをしているという実態が、上富良野町でも浮き彫りになってきています。だからこそ、上富良野町はこのような子育てに対する多様な要望にしっかりと耳を傾け、時の流れにあった子育ての支援をすることが望まれていると考えます。しかし、町には現在、乳幼児が保育中に熱を出すなどの体調不良になったとき、保護者が迎えに来るまで、あるいは病状が完治した場合でも、すぐに保育所に預けることができないことがあります。しかし、町にはそれに対応できる病児・病後保育の体制はいまだにありません。今、国は、病児・病後児保育の実施要綱を示していますが、町における今後のこれらに対する対応についてお伺いいたします。次に、妊婦健康診査の公費負担についてお伺いいたします。厚生労働省は、1月に必要な妊婦健診に公的な助成を行うよう、各都道府県、政令市などに文書を送付しました。その主な内容は、近ごろ、高齢者やストレス等が抱えられる社会、妊婦が増加にあるとともに、就業等の理由によって健康診査を受診しない妊婦も見られるとし、母体や胎児の健康確保を図る上で、少子化対策の一環として妊娠中の健診費用の負担軽減が求められていることから、妊婦出産にかかわる経済的不安を軽減するために、妊婦健診にかかる費用負担の拡充を積極的に各自治体に求める内容となっています。現在、妊婦健診は14回とされております。いずれも費用がかかります。町においては、この厚生労働省が示した要綱についてどのように対応されるのか伺います。また、次には子供の医療費制度について伺います。上富良野町の出生率、特殊出生率は全道平均を超えるという状況になっています。それだけに子育てについてはより一層きめ細かな対策が望まれています。また、近ごろでは少子化、定住化対策の一環としても、子供の医療費の無料化の拡充を行う自治体もふえてきています。何よりも子供は義務教育までは身体的にも精神的にもまだまだ成長し切れていないという状況の中で、入院、通院などの回数がふえるという状況もあります。また、成長期にある子供の健康管理はとても大切なものであり、また、親の医療費の負担も大変な実― 31 ―態があります。上富良野町にも子供たちが小学校を卒業するまで医療費無料化の拡充を求める声が上富良野町にもあり、町として子育て支援のさらなる充実のために町の今後の対応についてお伺いいたします。次に、国民健康保険税の引き下げについて伺います。今、社会構造の二極化が進むという状況の中で自営業者、農家や商工業者に至る自営業者にとっては、本当に生活が大変なところまで追い込まれています。業績不振の中で、収入がなかなか伸びない。また、年金暮らしの人にとっては年金がなかなか上がらないという状況の中で、本当に暮らし向きが大変になっています。そういう状況の中で、税制度の改正や改悪や公共料金の引き上げなどはさらにそれに追い打ちをかけるという状況になり、国民健康保険税を含めた税の負担は余りにも高い。何とか引き下げてほしい、こういう声が寄せられています。今、こういう国民健康保険税の高さが滞納者を生む要因となっているものと、私は考えています。町長は、今後この国民健康保険税の引き下げにどのように対応されるのか、軽減についても、その対策についても見解を求めます。次に、道路整備について伺います。島津地域の北22号東道路、西1線仲道路は一部未舗装という状態のところがあります。町全体では、道路整備が比較的この地域はおくれていると考えます。地域住民も生活道路である以上、早期に舗装の整備を望んでいますが、今後の対応について町長の見解を求めるものであります。

答弁 町長 尾岸孝雄(町長は2008年12月まで)

5番米沢議員の6項目の御質問にお答えさせていただきます。まず1項目めの広域連合に関する3点の御質問にお答えいたします。いずれの質問内容も、さきの議員と重複いたしておりますことから、答弁も重複するわけでありますが、1点目につきましては、決して市町村合併を前提に広域連合を選択したわけではありませんので、御理解願いたいと思います。次に、2点目の各部門の広域行政実施の可否と問題点と課題についての御質問でありますが、さきに、金子議員へお答え、答弁させていただいたとおり、現在も協議中であり、確定に至っておりませんことを御理解賜りたいと存じます。次に、3点目の広域連合事務事業等の負担金についての御質問につきましても、さきに金子議員へ答弁いたしたとおりでありますので、御理解を賜りたいと思います。次に、2項目めの病児・病後児保育事業についてお答えいたします。本町の次世代育成支援行動計画では、病後児保育の実施を掲げており、保育士、看護師を派遣して対応する派遣型を想定し、実施目標を平成21年度といたしております。病児・病後児保育の実施に当たっては、安心かつ安全な体制を確保することが重要であり、医療機関との連携や保育所内でのスペース確保などの問題、課題も多いことから、本町の状況に最も適した方法での病児、病後児保育について検討してまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りますようお願い申し上げます。次に、3項目めの妊婦健診の公費負担についての御質問にお答えいたします。町の平成18年度の妊娠届出の状況を見ますと、69%が専業主婦であり、妊娠初期の届出が全体の98%を占めております。また、核家族が90%、町外出身の妊婦が75%に達しており、また、総体的に肥満妊婦が増加している現状にありますので、妊婦健康診査の公費負担に加えて、健全な妊娠、出産を支えるための相談や学習の場の充実に努めているところであります。今回、国より母体や胎児の健康確保を図るために、公費負担の範囲の拡大が望ましいと指針が示されたことを受け、町といたしましても公費負担の拡大について、財政状況や沿線の状況などを踏まえながら、具体的な検討を進めてまいりますので、御理解を賜りますようお願い申し上げます。次に、4点目の子供の医療費制度についてのお答えをさせていただきます。少子化対策、定住化対策として医療費の無料化を小学校卒業するまで拡充してはとの御質問でありますが、子供の医療費制度につきましては、国の医療保険制度により負担割合が定められており、3歳未満について2割負担、3歳以上、就学前までは3割負担となっているところであります。これらの助成についてでありますが、現行では北海道医療給付事業、町においては上富良野町乳幼児の医療費助成に関する条例に基づく助成により、自己負担額は、3歳未満については初診時一部負担のみであり、3歳以上では非課税世帯が初診時一部負担のみ、課税世帯では1割負担となっております。国は平成20年4月からは、小学校就学前までは一律2割負担の予定であり、道におきましても北海道医療給付事業の助成内容として現在拡充について検討しており、町の乳幼児の医療費助成につきましても、道の状況を見きわめ対応してまいりますの― 32 ―で、御理解を願います。次に、国民健康保険について、保険税の引き下げについてお答えさせていただきます。国民健康保険を取り巻く環境は、急速な高齢化が進展するとともに、医療費が年々増大しており、一方では経済的にも大変厳しい状況にあることから、国保事業会計は財政的にも不安定要素を抱えながらの運営を強いられているところであります。御質問の軽減策の実施についてでありますが、今までも申し上げてきておりますように、制度上において低所得者世帯に対して軽減措置が講じられておりますので、新たな国保税の負担軽減策の実施は考えていないことを御理解願います。次に、6項目めの道路整備についてお答えいたします。御質問の島津地区の北22号東道路及び西1線仲道路につきましては、一部未舗装となっておりますが、全町的には、他の地域においても同様の実態にあります。今後も道路の利用実態に応じて、計画的に整備する必要があるものと認識しておりますが、現在の財政状況からしても、早期の整備路線として位置づけすることは厳しいものと考えておりますので、御理解を賜りたいと思います。

質問 5番 米沢義英

広域合併の問題についてお伺いいたします。それぞれの立場から首長が発言すると。そういう範囲の趣旨の答弁であります。かといって、それが責任がないのかといえば、そうでは決してないというふうに思います。この間、新聞でも取り上げられましたが、南富良野町の町長が現状の事務局がまとめた広域連合設立後の試算では、学校給食や衛生組合の事業費の負担割合が非常に高いというような報道がされております。これは、事務局ではもう既に広域連合設立後の試算というのは、これを、このまま読めばもうきちっりと出したものと、こういうふうにとられるわけでありますが、もう一度確認しますが、そういうことは絶対あり得ないということで確認してよろしいのかどうか。それとまた、富良野市長が発言した合併を前提としたという答弁がありましたが、これは富良野市長のいわゆる認識の思い違い、間違いだというふうに理解してよろしいのかどうなのか、この点を確認しておきたいと思います。また、そうしますと、財政的な効果ではどうなのかということで、これは平成13年度をもとに広域連合調査会の検討報告という形で出されておりますが、これ平成14年度の予算をもとに計算したら、議会費や公平委員会費や監査委員会費、この部分で財政効果が535万4,000円あるんだというふうな報告がされています。また一方で、思ったほどの、この部分をとらえているのかどうかわかりませんが、人件費等の削減も含めて、思ったほどの、広域連合といっても削減の効果という点では余り見込めないという報告もされております。これはちょっと古いのかどうかわかりませんが、そのまま読んでおりますので、間違いであれば間違いだということで言っていただければというふうに思います。この中でまたさらに、学校給食や環境衛生組合、串内組合、これが統合したら現在4名の事務職員が一般事務職員というふうに書いてありますが、これが、統合後はプラス1名になって5名になるんだというような報告がまたされております。そういう意味で、総体的にはいろいろな問題があって、まだ財政的にも議会の構成や、その他もろもろの構成が決まっていない中で結論づけるのは至難の業だと、難しいという報告がこの報告書の中でつけ加えられております。そうしますと、町長の印象としてお伺いしたいのは、この広域連合のあり方そのものによって、一定の人件費の削減部分も出てくるんだろうと思いますが、財政的な効果という点ではどのような印象を持っておられるのか。言うなれば、その効果が見込まれる部分と見込まれない部分、細かく言えばあると思いますが、総体的には思ったほどではないのかというふうな印象を持っておられるのかどうなのかお伺いいたします。また、消防に至っては、廃止後の施設管理の運営方法や、初動体制のあり方等、どうなるかというような疑問の声も出されております。そういう意味では、今後の地方自治体の広域連合のあり方という点では、いろいろ情報が不足するという状況の中で、私たちもどういうふうにその情報を入手して判断すればいいのかというのがわからない状況にあります。当然始まったばかりですから、確実なもの、きっちりしたものというのが位置づけはされてない部分もあるかというふうに思いますが、この点も含めて今後の対応についてお伺いいたしたいと思います。現状についてお伺いします。将来、広域連携等について、富良野圏域5市町村で、このあり方に検討を加えるというそういう実態はあったのかどうなのか、それちょっと確認しておきたいと思いますが、このホームページの中身を見― 33 ―ますと、将来のあり方という形で、何月付の内容かちょっとわからないのですが、将来の合併のあり方も検討する必要があるというようなホームページの中にも書かれておりますので、ちょっとその日付もここには書かれていないものですから、いつの話なのかよくわからないものだから聞きますが、この点確認しておきたいと思います。次にお伺いしたいのは、病児、病後児保育の問題についてお伺いいたします。今後、これに対応するという方向で検討に入りますという形であります。それは、派遣型の平成21年度を実施目標という形をとっているという話でありますが、この答弁の中身で言えば21年度からというふうに素直に受けていいのかなというふうに思いますが、しかし、今回の病後児、病児保育に当たっての現場の話もよく聞かれているかと思いますし、また、この三つの保育園からも今後の対処の仕方という形で要望書も上がってきているかというふうに思います。実際どうなっているのかということで、仕事で子供さんが保育所に預けていて急に病気になったと。勤務との関係でなかなか迎えに行くことはできないと。仮にこれが何日か入院して、仮に退院したとしても、一定のやはりいろいろな子供たちにやはり病気を移すということもありますので、すぐにやっぱり保育所に預けることは至難の業だと。また、ある母親、お母さんに聞きましたら、旭川に親がいるので、病気になった場合、わざわざ迎えに行って子供の面倒を見てもらっているということです。また、次世代の育成行動計画の中にも、子供さんが病気になったらどこに預けますかということで、なかなかすぐ頼めるところはないというような形の中で、やはり友達がいれば友達に頼るだとか、そういう切実な声が実際上がってきています。そういう意味では、派遣型といってもこういう話があります。子供さんはやっぱりなれた保育所で、きっちりと保育してもらいたいというような方向での親からの話があります。だれかわからないというようなそういう保育士さんやあるいは看護師さんが来ても、子供はなじめないのではないかというような不安な声もあります。そういうことも含めて、町では派遣型を想定しているようでありますが、果たしてこれが実態に合っているのかどうなのかということも含めて、その対応についてもう一度、この平成21年度を実施するという目標を立てておりますが、これが間違いないのかどうなのか含めて町長の答弁を求めます。これは当然、厚生労働省も絶対目標だけにすることなくきちっと対応するべきだということの方向性も示しておりますので、この点を踏まえた対応が必要だと思いますので、答弁を求めます。次に、妊婦健診についてお伺いいたします。妊婦健診においては、これも厚生労働省の指針の中では、少なくとも受診回数の13回から14回、これを基本とすべきだという方向性を打ち出しました。出産期の母さん方に聞きましたら、初期と前期と後期の妊婦健診というのは、どれ一つをとっても母体や家族、子供や母親の体についてもやはり大変な負担があるし、大事な健診なんだという話であります。そういう意味で、財政がないからというだけではなくて、きっちりとこの点も踏まえて、やはり厚生労働省もこれに対応する形の中で、母体や胎児の健康を確保する意味でもきっちりと対策をとりなさいという方向性を示しております。答弁では、財政状況や沿線の状況なども踏まえて、具体的に検討を進めてまいりたいという話でありますが、こういう問題は、各地域の沿線の状況を踏まえることなく、やっぱり母体や胎児の健康管理という点からも速やかに実施すべきではないかというふうに考えます。また、財政的にもこれらに対する補助があるというふうに聞いておりますので、この点、きっちりとした、迷うことなく速やかに対応を図るべきだと思いますが、この点もう一度確認しておきたいと思います。次に、子供の医療費の無料化制度の問題でありますが、平成20年度から制度が変わるということの話であります。変わるから道の状況を見きわめながら対応するということの話でありますが、しかし、道の状況を見きわめる前に、見きわめることも必要だと思いますが、しかしこれは見きわめるということはしないこともあるという前提の話かというふうに思いますが、そうではなくて、今子育てに対する変化が上富良野町にでも生まれてきております。そういう意味では、あるお母さんはこんなことを言ってました。子供が入院したら1回に4万円、5万円かかるという状況があるんだと。少しでも上富良野町で子育てをしたいというふうに思って、やはりこういう小学校卒業するまでの医療費の無料化制度があれば、本当に他の施策と相まって、本当にいい環境の子育てができるんだという話をされています。そういう意味では、今、町長がおっしゃるように子育ての願いというのはもう変わり始めてきています。― 34 ―ですから、旧態依然の子育て支援も大事ですけれども、さらに一歩進んで、こういった部分での子育て支援の独自色を発揮して、子育て支援を応援するということが今求められているというふうに考えますので、この点、どういうふうになされるのかもう一度明確な答弁をお願いいたします。国民保険税の問題でありますが、町長はいつも国保税の引き下げの答弁になりますと、制度上でやっているからいいんだという話であります。私は制度上で困っているから、それでもなおかつ困っているし、それ以外の人たち、これにやっぱり恩恵を受けない人たち、この制度に合致しない人たち、一般の人たち、こういう人たちも結局国保税が高いんだという話がされているわけなんです。この間の決算委員会の資料を見ても、所得の200万円以下の階層のところで滞納者がどんどんふえているという状況になってきているのです。18年度の4月1日の国保加入者の所得階層別の世帯数を見ましたら、2,287世帯入っております。そのうち82%の1,865世帯が200万円以下の低所得者といわれる世帯で8割を占めるという事態になってきています。これは、各年度さかのぼってみてもこういう傾向が顕著にあらわれてきています。これは、よく言われるように格差社会のあらわれなんです。上富良野町にもこういう傾向が顕著にあらわれてきています。私はこういうことを判断したときに、こうやって国保税が高いと思う人たちがふえてきているのは当然だなと思うのです。そういう意味では、ただ単に国の制度の軽減制度にのっかって、7割、3割、5割軽減しているからというのではなくて、町独自で、他の人たちにも、この軽減、いわゆる国保税の引き下げを行って、少しでも払いやすいような国保制度に、今するべき時期が私はきているんだというふうに思っています。私は、この制度があるから軽減されているというのではなくて、それ以上にまだまだ困っている人もたくさんいるんだということを踏まえて、町の国民健康保険税の軽減世帯、軽減を今こそ基金の積み立ての取り崩しや、福祉基金の活用を図ってやるべきだというふうに考えますが、町長はこの点どのようにお考えなのかお伺いいたします。次、島津道路の問題でありますが、これは非常に、ほかの地域も整備はされていないところもあるというふうな話でありますが、従来から言われてきているのです、ここ。ほかのところはしろがねかんぱい事業来、いろいろな制度にのっかって、農道整備の補助事業にのっかって整備がされているのですが、ここはなかなか対象にならなかった地域なんです。そういうことを考えたときに、私は早期の整備路線として位置づけて、早期に整備を進めるべきだというふうに考えますので、この点、町長の明確な答弁を求めます。

答弁 町長 尾岸孝雄(町長は2008年12月まで)

5番米沢議員の再質問にお答えさせていただきます。まず、広域連合の関連でありますが、総じてさきの議員にお答えしたとおりでありますが、広域連合準備委員会におきまして、今はっきり議員の皆様方に御説明申し上げている範囲内の議決というか合意しかなされていないということで、それぞれさきの議員にもお答えしましたが、それぞれの首長さんがいろいろな考え方を申し述べているようでありますが、それに一々私がコメントする考え方は持っていないということでお答えさせていただきました。富良野市長さんの議会答弁あるいは南富良野町長さんのいろいろな答弁、これらについてはまだまだ議決された項目ではないということでございます。負担金等々についてはもちろんのこと、まだまだ私どもの委員会の中にまないたにも上がっていないという、今、幹事会で一生懸命議論をしている最中でありまして、私ども5首長のまないたの上にも上がっていない課題でございますので、ひとつそういったことにつきましては御理解を賜りたいなというふうに思います。それから、その一部事務組合を広域連合にすることによって、どのような財政効果が生ずるのということでありますけれども、私といたしましては、一部事務組合を広域連合にして、財政的に効果があらわれる部署とそうでない部署とは、当然にして生じてくるだろうというふうに思います。その一つ、理由は何かというと、それぞれの一部事務組合を持った市町村は、それなりの一部事務組合に対する負担をしているわけです、ここで。例えば、端的に申しますと、消防につきましては富良野消防本部におきましては富良野署の職員が36名も本部職員の兼務をしております。上富良野、上川南部消防事務組合で言えば、十数名の職員が本部職員の兼務をしております。これらすべて一部事務組合を抱えた自治体が負担しているわけです。そういう観点から言って、そう大きな財政効果を期待することはなかなか難しいのかなというふうに思います。ただ、五つある議会もありますし、さきにお答えさせていただきましたように総務関係等々の五つここにあるものを一つにまとめることによる簡素合理― 35 ―化、経費の節減、その部分については図られものと、それが議員の御発言にありました五百数十万円かなということは我々も試算し、我々も検討した経緯でありますが、それ以外に結構また一つにすることによる、さきにもお答えさせていただきました、一つにまとめることによります投資というものが結構出てくるということは、現実としてあるわけでありますが、かといって、そのことによって、しからばこのまま一部事務組合を五つ抱えて富良野広域圏として対応すべきかというと、私はやはり5自治体が合意をした広域連合を設立するということが私は大切であるというふうに認識をいたしているところでありますので、ひとつ御理解をいただきたいということと、今、議員からも御指摘いただきました広域連合の準備委員会等々の情報が全くわからないと。議員の皆さん方もそうであると同時に、町民の皆さん方、住民の皆さん方もそうであるなというふうに、十分私自身も認識をいたしておりますが、その委員会での経過につきましては逐一、今までも議員の皆さん方には説明を申し上げ、報告させていただいております。そしてまた加えて、町民の皆さん方にも報告すべきことは町報をもって報告をさせていただいているところでありますが、今ここしばらく、大きな変わった状況はないと。私ども委員会、何度か、三度ほどやりましたけれども、結論が出た部分は大きくないと。また10月1日に委員会を開きますけれども、ここでどこまでの結論が出るのかと。大きく前進し、大きく変わったときには、また議員の皆さん方にも説明申し上げますし、町民の皆さん方にもお知らせしなければならないと思いますが、今のところそういう大きな期待感というのは、今、議員の皆さん方が案じておられるように、私自身もこれを調整するというのはなかなか難しいなというふうに思っておりますので、ひとつ御理解をいただきたいと。それからもう1点、ホームページで云々ということについて、ちょっと私もその確認でき得ておりませんので、ひとつこのことについては明確なお答えができ得ないことをお許しいただきたいと思います。次に、病児・病後児の保育事業でありますが、これは、次世代実施計画の中におきまして、町として掲げていると。21年度から実施しようということで計画を掲げているところでありますし、このことにつきましては、議員の御発言にもありましたように、国もこの制度を取り入れて対応していきたいということで進められているところであります。町といたしましても、過般、父母の皆さん方からの要望書の提出も受けておりますので、これらにつきましては前向きで検討を加えていきたいというふうに思っておりますが、何としてもこのことは難しいのは、病後あるいは病気を持った乳幼児を受け入れるということでありますから、このことにつきましては十分医師との連携だとか専門職の連携、看護師だとかとの連携が十分に果たされて、安心、安全に対応できる状況でないと、安易にこの事業に取り組むことは難しいと私は思っております。ただ、計画上21年から取り組みたいという計画を持っておりますので、前向きに検討を加えていきたいというふうに思っております。ただ、その中でいろいろとお母さんたちが心配しております派遣対応につきまして、確かに心配されておりますように、全く知らない人が来て、本当に小さい子供がなついてくる、安心してくれるかというと、そこらあたりはなかなかそういう問題については、なおより一層の難しさがあるというふうに思うところであります。そういうようなことで、このことについては取り組まなければならないというふうに認識しておりますが、非常に大きな課題があるということを御理解いただきたいというふうに思います。次に、妊婦の健診対応でありますが、既に何度か報道もされております。臨月を迎えても一度も検診を受けないで、救急車に乗って受け入れ先が見当たらなくて何時間もかかると。そして流産してしまったというような、痛ましくも死産してしまったというような報道がなされております。臨月までなぜ一度も検診を受けないのかということは、非常に私としても不可解でありますが、さきに報告させていただきましたように、我が町におきましては100%近く、以前に、当然にして検診を受けていただいていると。しかし、何%か残っているということはこれは十分私としても、町としても十分配慮していかなければいけない、対策を講じなければならないなというふうに思っておりますが、この健診につきましても、国は今5回程度ひとつ公費でやったらどうだという国の話でありますが、議員、そのことにつきましては国にも助成策があるというようなお話でありますが、国に確認したところ、これは希望的、あくまでも公費負担というのは自治体に義務づけたものでないという答弁をいただいているところでありますが、交付税で見ているということでありますけれども、議員もよく御承知のとおり、これも交付税で見る、あれも交付税で見るといって交付税がばんばん減ってきておりますので、果たして本当に正確にそれが私どもとして十分交付税で見ていただいているという認識にはなかなかなり得ない。そして― 36 ―またどこに幾ら、交付税で見てくれたという部分が私どもつかみ切れ得ない。財政担当もつかみ切れ得ないという課題もありますので、だから知らないということではなくて、町といたしましてもこのことについては十分対応しながら、さきにお答えさせていただきましたように、この健診の回数、果たして5回がいいのか、全部やればいいことでありましょうけれども、ただ問題は町としてこういった事業を展開するに当たってすべて平等にということになるのか、あるいは低所得者層に対する一つの支援策というような部分も含めた中で考えなければならない課題かなというふうに思っているところであります。次に、子供の医療費制度につきましても、さきにお答えさせていただいておりますように、町としては独自の、就学前の児童に対する独自の対応をも図っているところでありまして、国、道の制度等々も見きわめながら、今現在、町が独自で行っている制度を見直す部分があるとするならば見直しながら、今後の課題として検討をしていきたいというように思っているところでありますが、現在、町は今、さきにもお答えさせていただきましたように、頑張る地方支援のプロジェクトを立ち上げて、この中で少子化対策上富良野プロジェクトを立ち上げて、プロジェクトチームによります検討をさせていただいております。その中で、子育ての現状の中で、議員の御意見にもありますように、今までやってきた支援策がそのままずっとそれでいいのかということではなく、やはり見直しするべきものは見直ししながら、改善すべきものは改善しながら取り進めてまいりたいと。今、プロジェクトチームで十分検討を加えさせていただいている最中でありますので、ひとつ御理解を賜りたいと。今現在、我が町は北海道180市町村の中で最も特殊出生率の高い、1.85%、18年までの4カ年間の、市町村は5カ年平均を掲げているわけでありますが、町の18年までの4カ年間の平均でいきますと1.9%ということで、全国では18年は1.3人と、沖縄で1.7何ぼだったかなと思っていますが、1.7何ぼぐらいという中で、我が町は1.85、1.9に達していると。全道一特殊出生率の高い町と。そのことは、やはり子育て支援策はある程度充実していて、お子様を、子供を産むお母さん方の安心、安全という部分が幾らかは救われているのかと。しかし、これに満足するのではなくて、2.1以上が出てこないと人口増にはつながらないというわけでありますから、我が町としてはこの出生率を少しでも上げることを、今プロジェクトチームを中心としながら対応しているということで御理解を賜りたいと思います。次に、国保税の件で、国に、議員から軽減措置をとるようにというお話を承っているところでありますけれども、基本的に私の考え方は常に同じでありまして、今も変わらないわけでありますが、国保会計というのは特別会計でありまして、目的税を持った中でこの加入をしている住民層が、我が町の人口の3分の1程度という中にありまして、すべての町税、税収入をもって、一般税収入を持ってここに繰り出しするということはなかなか難しい課題であります。低所得者の皆さん方の国保税の高いという認識についてはよく理解するわけでありますが、これらにつきましては、税上、低所得者の減税措置もさせていただいておりますし、これからの中で課税体制につきましても、どうしても必要な収入を税収入を上げなければならない。そのための国保税が設定されるわけでありますが、今後も医療費の削減、医療費の高騰をいかに抑えるか。そのためには、保健福祉課が今取り組んでおります町民の健康維持、確保。これから20年からスタートします健診体制の充実強化等々も含めながら医療費の削減を図って、保険税の軽減化を図っていくということに努めていかなければならないというふうに思っております。現在、北海道におきます180自治体の中で、1人当たりの平均保険税の負担額は85番目ということで、大体180自治体の半分、中間点ちょっとに位置しておりますが、これをもう少し軽減ができるような医療費の削減、軽減に努めてまいりたいというふうに思いますので、御理解を賜りたいと思います。最後に、道路の改修でありますが、さきにお答えさせていただきましたように、改修をしなければならない、そういう気持ちは十分持っているところでありますが、今現在、例えば17号道路あるいは20号道路というように、まだまだ未整備の道路がたくさんございます。これらにつきましては、利用度、状況を見きわめながら改修計画を立てなければならないというように思っております。過去におきましては、道路改修を7本も8本も、場合によっては10本も抱えながら財政投資を進めてまいりました。しかし、現在の財政状況からすると、現在取り進めておりますのはたった1本、東5線道路の改修工事を取り進めさせていただいておりますが、また、これについても早急に完了して、次― 37 ―の道路に手をつけたいと、着工に向かっていきたいと思っておりますけれども、現状の財政状況からすると、東5線道路を終了して、次に路線の対応を図っていくように努めていきたいと思っておりますので、御理解を賜りたいと思います。

質問 5番 米沢義英

病児・病後児保育事業については、ぜひ実施する前に、各保育所等々の保護者の意見、現場担当者の意見も含めて、聞いて、どうすればこれの、保護者の思いが願いに沿った方向の中で進めることができるのかというところの実態も含めて、ぜひ取り進めていただきたいというふうに思いますので、その調査等を進めるようお願いしたいと思いますので、この点確認しておきます。もう一つは、妊婦健診については、これは確かに交付税等の算入に当たっての色合いがわからないという形の中で、大変な状況もあるのかもしれません。しかし、この胎児等や母子においても、何よりもこの上富良野町で健康に生まれ育つと。町外に出る方もおられるのかもしれませんが、しかし、そこを、所得によって色分けするのではなくて、あくまでも健康な体で子供さんを産んでもらう。この立場から制度を、何回にするかわかりませんが、実施するのであれば、この立場から所得階層別に分けるのではなくて実施するべきだと思いますので、この点どのようにお考えなのかお伺いいたします。子供の医療費については、ぜひ検討を加えていただきたいというふうに思います。この医療費制度があることによって健康が保たれ、また、大病になる前に医療費の軽減にも努めている、なっている部分もありますので、このことも踏まえた中での医療費制度の無料化という点でも、ぜひ検討を加えていただきたいと思います。国民健康保険税の問題でありますが、これは何回も申し上げますが、本当に高いのです。共済の掛金と国民健康保険税の掛金、所得階層200万円としても、そのうちの1割ぐらいが約国保税という形で支払わなければならない状況になってきています。こういうことを考え、また、収入がなかなか上がらない中、本当に他の経費もかさむという状況の中で、本当に国保税の支払いというのが大変だという声が本当に聞かれるのです。どういう生活をしているのかということでいろいろ話を聞いたら、本当に涙ぐましい努力をやってます。ごみ袋、詰めるだけに詰めて生活するだとか、食べ物をやっぱり本当に削って切り詰めて生活しているだとか、そんな話が最近たくさん聞こえてくるのです。そういう実態に置かれているんだということも含めて、単に軽減を設けているというだけで逃げるのではなくて、高いから逆に滞納者も生まれてくると。検査、審査意見の中にもこの部分のいわゆる軽減世帯の部分からも国保税の滞納者もふえてきているという意見もありますし、所得階層から見ても、本当に低所得者で占められているというこの脆弱な国保の基盤そのものに、国があるいは道が国保税を削減あるいは出さないという状況の中でますます弱体化してきている。その分全部、地方やあるいは加入者に負担がかかるという本当に現象になってきているということを考えたときに、私、直ちに今の税制度を見直す必要があるというふうに考えます。当然、医療費の軽減の健康づくりのための健康診断あるいは健診というのは当然充実しなければなりません。しかし、それだけでは今の現状を変えることはできない部分があります。高いというところをもう一度見ていただいて、国保税の引き下げをいま一度実施するべきだというふうに思いますので、この点もう一度、町長、答弁を求めます。島津基線については、早期に、要望になりますけれども、ぜひ簡易舗装等も含めた検討を進めていただきたいというふうに思います。以上です。

答弁 町長 尾岸孝雄(町長は2008年12月まで)

5番米沢議員の再々質問にお答えさせていただきます。まず、病児・病後児保育事業でありますが、議員から御質問ありましたように、これは本当に対応することにつきましては、いろいろな課題を抱えておりますので、十分に保護者の方々の意見、あるいは地域の皆さん方の意見等々もしんしゃくしながら対応を図っていかなければならないというように思っております。エンゼルプランにおきます21年からの実施目標を掲げておりますが、これにつきましてはその実施計画にのっとる対応を図るように努めてまいりたいと思っておりますけれども、いろいろな課題を抱えてるということを御理解いただきながら、十分議員からの御意見にございましたように、保護者の意見等々も、実態把握等々を重ねながら対処していきたいというふうに思います。次に、妊婦の健診等々につきましては、議員の御質問にありますように、これら次の子供の医療費の制度の問題等々につきましても、含めてでありますけれども、これらは町として大きく掲げております子育て支援策の一環として、これらの部分につきましても十分対処していくように努めていきたいというふうに思っております。議員の御意見にもありますように、子供の医療費― 38 ―の対応について、初期医療を対応することによって高額医療につながっていかない対処もでき得るということでもあるわけでありますから、そういった観点からも十分配慮しながら対処していきたいと。要は、今、町が掲げております1.85の特殊出生率をそれ以上に上げる施策、子育て支援策、これらをどう対応していくかということでプロジェクトチームをつくって検討最中でありますので、より一層の是正策を考えながら取り進めさせていただきたいと思いますので、御理解をいただきたいと思います。次に、国保税の問題でありますが、このことにつきましては議員から何度も御質問をいただいているというふうに、私は十分認識いたしておりますけれども、この国保税、言うならば町民の3分の1の皆さん方が加入している対応の特別会計に、一般税を多額につぎ込むということはなかなか難しい。全町民の皆さん方の理解を得ることはなかなか難しい。これはあくまでも目的税として対処しながら、低所得者軽減策をどう対処していくのかということを、課税対応の中で、税制度の中で十分検討を加えていきながら、低所得者の保険税の高額感というものをどう対処していくかということも十分考え合わせながら、今後の課題として考えていきたいというふうに思いますので、御理解をいただきたいと思います。道路改修につきましては、さきにお答えさせていただきましたように、順次、利用状況を見きわめながら取り進めさせていただきたいというふうに思っておりますが、これからの道路改修につきましては、従前のように国の基準にのっとった道路改良という形ばかりでなくて、町独自の対応を図りながら、それなりのと申しますか、簡易舗装等々も含めた対応を進めていきたいというふうに思っておりますので、御理解をいただきたいと思います。

出典:上富良野町議会 平成19年第3回定例会 2007年9月26日 議事録 PDF(36ページ) 間違いを知らせる