上富良野町議会 平成15年第3回定例会 2003年9月24日
(1)市町村合併について/(2)農業行政について
2003年9月24日、上富良野町議会の一般質問で、梨澤節三議員が「市町村合併について」「農業行政について」について質問し、町長 尾岸孝雄が答弁しました。
- 質問者
- 梨澤節三 議員
- 答弁者
- 町長 尾岸孝雄
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 4番 梨澤節三
私は、さきの通告により質問いたします。初めに、市町村合併について、3点お聞きします。初議会、初質問のトップということですが、私にすると、この問題はしっかり継続しております。この特例法適用の市町村合併問題は、平成17年3月をもって完了します。特例法第1の条件の人口3万人以上をもって市となります。特例法により、平成17年に合併した場合は、その後2年間の激変緩和措置の適用により、平成19年3月に新市長と26名の選挙により、新しい市が出発するわけです。町民の皆さんは、この辺のところもはっきり知らさせていないため、理解されておられないようです。そこに報道で、どこと合併するとか、しないということがニュースで出るため、非常に戸惑ってい― 20 ―るのが現状ではないかと思います。地方分権から始まった合併問題の根幹は、当面合併特例法にあります。これが周知、理解されないことには、合併問題に取り組むことにはならないのではないかと考察いたします。そこでお聞きいたします。9月6日の報道によると、富良野圏5市町村の広域連合設立準備委員会の設置時期を先送りしたとあり、理由の一つとして、市町村合併と広域連合の議論を同時に進めるのは難しいとありましたが、どこがどのように難しいのか、お聞きいたします。次に、合併問題が毎日のように報道されている中、南富良野と占冠が合併問題に正面から取り組むため、南富は行財政等特別委員会を設置、一方、占冠は広域行政調整室を新設とあります。占冠と南富が合併しても5, 000人足らず。当然特例法対象外ですが、前の段階として合併し、富良野市と合併すると、ぎりぎり3万人の特例法対象となります。ちなみに上富良野と中富良野が合併しても、特例法対象外、市にもなれず、何のメリットもありません。そこでお聞きします。同じ広域行政の仲間町村がこのような行動に出たことにつきまして、町は町民に対し、不安解消のためにも説明する責任があるのではないでしょうか、お聞きいたします。3点目は、この合併問題については、北海道の社会福祉関係、地域活動振興協会が、関係機関等が既に検討、勉強会に入っています。地方制度調査会の中間報告によると、特例法の期限切れは後は、財政優遇の継続はしないと明言しています。しかも特例法終了後以降も合併は続ける等々、むちの部分が出てきています。さらに、合併市町村の中に、住民に身近な行政事務を行う新自治組織を創設するとあります。この新自治組織は、合併市町村内に置かれ、合併前の旧市町村単位で、地域住民の意向を反映させるための行政単位とあります。要するに、議会にかわるものができるのです。合併をしても、このようになるのです。しなかったらどうなるのか、推して知るべしです。合併をしてもしなくても、選択は間近に迫っている中で、何が最も大切なのか、お聞きいたします。次は、農業行政について、3点お聞きします。1点目は、米政策改革大綱によると、担い手対象水田農家を1戸当たり10ヘクタール、10町歩以上と聞いていますが、担い手水田対象農家は何戸ありますか。また、10ヘクタール以下の担い手対象外農家は何戸ありますか、また面積は何ヘクタールあるのか、お聞きいたします。2点目は、担い手対象外となる農家と水田はどのようになっいてくのか、お聞かせいただきたいと思います。3点目は、後継者難による農業・農地対策として、異業種の農業参入となるのか。その異業種でも大手企業の参入がよいのか、または地元企業の参入がよいのか、それとは関係なく、農家・農業をさらに継続でき得るのか、考えをお聞きいたします。以上でございます。
答弁 町長 尾岸孝雄(町長は2008年12月まで)
ただいま、4番梨澤議員の御質問にお答えさせていただきます。まず、市町村合併についての1点目の御質問でありますが、過日、9月4日に開催されました富良野地区振興協議会の委員会において、圏域で広域行政を進めることが必要であるとの認識は、5市町村長で確認をいたしたところであります。しかしながら、既に新聞報道等もなされておりますので、議員も御承知のとおり、南富良野町と占冠村が町村合併の協議を始めたことにより、この協議の場において、市町村合併と広域連合の議論とを同時に進めることは難しいとの発言があったところであります。さて、御質問の同時進行が難しい理由についてでありますが、南富良野町と占冠村の2町村からすると、合併の調査研究と広域連合の協議や事務を並行して進めることは、職員数が少ないことや時間的な問題などから、同時進行は難しいということであろうと私は受けとめているところであります。次に、同じ広域行政を構成する南富良野町と占冠村が合併の協議を始めたことについて、住民に対し説明を行う責任があるのではないかとの御質問でありますが、これらの2町村の取り組みにつきましては、富良野圏域を構成する上富良野町を含め、富良野市及び中富良野町の将来像にも、少なからず影響を与えるものであると考えております。私といたしましては、この問題につきましては、南富良野町と占冠村という2自治体の選択肢の一つと受けとめているところですが、両町の取り組みに対し、我が町が積極的にかかわったり、意見を申し上げることにはならないものと考えております。また、新聞報道等以上の情報を町としても知り得ていないのが実態でありますので、この取り組みについての住民への情報提供については考えておりませんが、今後関係他市町村から情報提供の依頼や、本町にかかわる具体的な協議などがあった場合には、協議の内容や方向性について積極的に住民の皆様に情報提供することを考えておりますので、御理解を賜りたいと存じます。― 21 ―最後に、市町村合併について、最も何が重要かとの御質問でありますが、現在市町村合併については、圏域5市町村の枠組みによる協議は中断され、南富良野町と占冠村が町村合併の協議を始めた状況にあります。一方、広域連合につきましては、現在の一部事務組合を中心に、広域連合化を進める合意はあるものの、その協議開始を決断する時期については、11月に延期したところであります。このような状況下にあって、我が町が第一に考えていくべきことは、将来に向かって自主自立の道を歩むことができるかどうかの見きわめが何よりも重要であると認識しており、合併特例法の期限云々ということではなく、常にこのことが基本であると考えております。しかしながら、合併も含めた市町村のあり方や、広域行政のあり方の協議について、門戸を閉ざすことは避けなければなりません。地方分権の時代の中で、基礎的自治体に求められる姿が大きく変わろうとしており、地方制度調査会の最終報告や税財源の地方への移譲など、諸条件を見きわめながら、他市町村と協議していくことは必要でありますので、これらの協議の場をつくることについて、他市町村への働きかけも続けていく考えでありますので、御理解をいただきたいと思います。次に、農業行政3点についての御質問にお答えさせていただきます。1点目の国の米政策改革大綱につきましては、産地づくり対策、稲作所得基盤確保対策、担い手経営安定対策、集荷円滑化対策などの米関連対策を打ち出されているところであります。その対策の一つとして、米価下落による稲作収入の減少が大きくなった場合、一定規模の水田経営を行っている担い手のうち、すべての生産調整実施者を対象に、担い手経営安定対策を受けられる制度となっているところであります。その担い手経営安定対策で示されている基本要件として、認定農業者で水田の面積が10ヘクタール以上の農業者が対象となり、平成15年度現在、本町においては、賃貸を含めて43戸で面積は616ヘクタールとなっております。10ヘクタール以下の農業者につきましては428戸で、面積は1, 375ヘクタールとなっております。2点目の水田面積が10ヘクタール以下の農業者につきましては、担い手経営安定対策の基本要件となる集落型経営体の組織化を目指すことで、小規模な農業者であっても、水稲の作付及び生産調整を行うことができます。この場合、1集落型経営体当たりの水田面積は20ヘクタール以上で、その経営体に参加する農業者は、経理の一元化を図らなければならないことになっているところであります。3点目の農地対策としての農業参入の方式等につきましては、家族経営を主力にするもの、農作業受委託によるもの、農業生産法人を設立して農業経営を行うなど、多様な農業形態が考えられます。私といたしましては、異業種、大手企業、地元企業にかかわらず、条件を整え、農業に参入していただくことが農地集積化を図ることをも容易にしますし、農業者の皆さんの自主的な判断と努力により、今後も農業を維持、継続することは可能であると考えております。
再質問 4番 梨澤節三
再質問させていただきます。初めに、市町村合併の1点目ですが、合併と広域連合の議論を同時に進めるのは難しいということですが、答弁にありますが、人と時間ということもありますが、私としては、これを簡単に言えば、5市町村合わせて議会を一つにする、一つになるという話と、そうではなく、5市町村の議会のほかに、さらに議会をふやすという話ですから、全くかみ合わない話となるのではないかと思います。ちなみに、現状は5市町村にそれぞれ議会があり、広域で消防、串内、環境衛生があり、上富良野にはありませんが、富良野には給食議会があります。さらに介護保険、国保等で議会を置くようになる可能性も考えられるわけです。議会を置くということは、自治体をふやしていくことにもなるわけなのです。ここの5市町村が一つになるということは、人口約5万、当然市長は1人、議会議員は26人の市をつくるということであり、所要のもろもろのことは、すべて26人の議員による委員会に組まれるということになるということです。ですから、屋上屋の議会である消防、串内、衛生等の議会の維持研修費等が不要になり、これほど効率的な構造改革はないというのが、私は国の考えなのではないかと思います。しかし、ここはやっぱりおらが町です。感情的にも合併は反対ということは、十分痛いほどわかりますが、今話しているところをわかって話をしなければならないと思います。合併協議の話をするだけで、合併賛成、推進ととられることを恐れていて、この話を先送りすることは、住民に対して、町民に対して、とんでもない不利益を与えることになります。不作為どころから、作為としても問題になるのではないかと思います。私は、議員の任期間、一貫して市町村合併問題を― 22 ―議会で特例法から優遇措置と、おおむねすべてを網羅して質問しています。町長の立場も十分わかります。しかし、先送りはもう時間がありません。協議会に直ちに入るべきです。そして、言うべきことを言うべきです。いろいろあります。広く見るといろいろあります。富良野市の中心市街地活性化なんかでも、協議会に入っていれば言えます。そういうところ、見地から法定協議設置化についてお尋ねをいたします。2点目についてですが、他の町村のことでございますということですけれども、先に中富良野が任意の合併協議会を1月脱退をしたときに、私町長にお尋ねをしましたとき、飛び地合併はないということを言っておりまして、話にちょっと一貫性がないのではないかというように思います。その前の中富良野が協議会を脱退しても、話はできます。結論は最後に出せばよろしいのですから。合併のこの話の先送りが、何か見え見えというような感じです。それだけ住民に迷惑をかけるということを町長は御承知でそのようになさっているのか。ただ、これは町長一人が責任をとったから、町が、町民がよくなるということにはならないと思います。この合併問題は、この先20年、30年先の話です。目先の先送りの話ではないとしっかり認識しておられるか、お尋ねいたします。3点目は、合併はしてもしなくても選択が間近に迫っている中で、何が一番大切かということですが、お聞きしますと、耳障りのよい自主自立という言葉を使っておられますが、今はその段階にはないのではないかと私は思います。そういうことであるなら、町長その前によく使っておりましたね。自己決定、自己責任ということですけれどもこれを、この合併に関しては、町民に対して情報を十分出し、かつ説明会をきめ細かく開いた後、自己決定、自己責任の究極です、これは。市町村合併に限り、住民投票の実施をすべきではないかというふうに思います。そのため、またお聞きしますが、住民投票条例制定のお考えについて、どのようにお考えなのかお聞きいたします。そして、ここで最も大切なことはということをお聞きしているのですが、これは人は石垣、人は城です。わかりやすく言えば、係長以下の職員が一番大切なのです。この合併をしてもしなくてもです。いずれにしても、町長とか議員、管理職、町長はいなくなり、議員、管理職は激減します。だれがこの町を守るのか、それは若い職員なのです。精通している若い職員なのです。話は変わりますけれども、先に言いました北海道社会福祉協議会等が10月10日に実施するブロック別町内会活動研究大会の件ですが、このテーマは、市町村合併と新しい地域づくりを考えるとあります。これの要旨をちょっと言います。住民生活や自治体が大きく変わろうとする中で、地域の生活問題を、その地域で解決する仕組みづくり、行政だけでなく、地域住民が主体的に参加する住民主導の町づくりが求められ、町内会、自治会活動に大きな期待が寄せられている。そこで、本大会では、市町村合併とともに、個性豊かな魅力ある地域社会の創出に向けて、子供からお年寄りまでだれもが住みやすい地域づくり、町づくりを考えるとあります。このように、既に周りでは話は進んでいっております。ただ、なぜか行政だけが問題の先送りにきゅうきゅうとしているという感じを受けざるを得ません。これは行政ではなくて、町長がそのような問題の先送りということを考えているのかなと、そのように見えるのはなぜなのかなと疑問に思っております。地域づくりに一番必要なのは、若い職員の力なのです。そこで、2点お聞きします。10月10日のこの町内会活動研究大会に住民会長が参加されます。私も町内会長やっておりますが、私には声はかかりません。それで、参加されました住民会長、町のバスで行かれるようですけれども、参加されました住民会長帰ってこられましたら、町内会長にこの市町村合併と地域づくりということはどういうようなことであったのかというようなことについてお話いただけるようにしていただけないかなとお聞きしたいと思います。そして、もう一つは、やはり町づくり条例、これが必要になるのではないかと思いますが、これについてもどのようにお考えになるのか、お聞きしたいと思います。それから、農業問題につきましては、私これ幸いに私念願であった産業建設に入って、委員会でございますので、今これだけの資料いただきましたので、また今後勉強をしていきたいと思います。以上でございます。
答弁 町長 尾岸孝雄(町長は2008年12月まで)
4番梨澤議員の再質問にお答えさせていただきます。まず、市町村合併と広域連合のことにつきましてのお話がるるございました。おっしゃるとおり、広域連合というのは、それぞれの自治体の議会があって、広域連合議会、これも地方自治法に定められた対応の中で議会があるということでありますが、現在いろいろな上川南部消防事務組合、あるいは串内牧場議会、あるいは環境衛生組合議会等々の数あるのを広域連合の中で一つにまとめていこうというこ― 23 ―とでありまして、基本的には、地方自治の町村議会と二つの議会があるということについては、そのおっしゃるとおりであります。しかし、市町村合併をすれば、例えば富良野圏域5市町村が合併すれば、一つの自治体ですべてが賄えると。これは国の願っていることであり、国の指導、国の方向性であるわけでありますが、それが一自治体として合併が可能かどうか、これらにつきましての、私はさきにもお答えしましたように、勉強することにやぶさかではないと。研究することについては、門戸を閉ざしているわけではないと。これは合併を含めた市町村のあり方について、圏域5市町村で勉強しようということについては、私は大賛成であると。しかし、これは相手がいることでございまして、私だけが申し上げても、相手がいなければ話し相手にならないわけであります。その中で、さきにも申し上げましたように、質問にもございました。中富良野町が1月に離脱した。そのことによって、私としては当時からお答えさせていただきましたのは、飛び地合併協議に参加するつもりはございませんと。中富良野町を飛び越えて、例えば富良野市と合併協議をする考え方はございませんということでお答えさせていただいているところでありますが、これらの問題についても、今議員が御質問にありましたように、勉強することについては、私はやぶさかでないと。議会の議員の皆さん方のお考え等々もお聞きしながら、いろいろな面、例えば北に向かってのそういう話があるとするならば、それらの勉強についても、私は避けて通る必要がないと。相手があるならば勉強は、研修、研究はすべきであるというふうに思っているところであります。ただ、一足飛びに、議員のおっしゃるように法定協議会をつくってということになると、なかなか難しい課題かなと。やはり任意協議会を協議して、そしてそこで煮詰まってきて議員の皆さん方の御理解をいただき、議会の議決をいただいて法定協議会ということに相なるのかなというふうに思っておりますので、ひとつ御理解を賜りたいと。それからもう一つ、南富良野と占冠村の合併でありますが、これは2自治体が今真剣に協議を進めようということで、議員がいつもお話ありますように、合併特例法の期限に間に合うように何とか努力したいということでございますので、それに専念するということによって、広域連合の協議と同時進行はなかなか難しいというお気持ちについては、私は十分理解ができると。そういうことで、合併協議会の推進によって、今年度中に早目に法定協議会を設立したいと願っている両自治体の今後の進行につきましては、十分側面からよく見きわめさせていただきながら、今後の富良野圏域のあり方について、私なりにまた先の考えを進めていかなければならないなというふうに思っております。それともう一つは、私はいつも申し上げておりますように、平成17年の3月末をもって期限が切れます現在の合併特例法、これがあるから市町村合併を推進すると、あるいは合併をするのだという考え方は全く持っておりません。合併をしなければならないということであれば、今後その後この特例法が期限切れた後に、新たな合併促進法が制定されるでありましょうし、そういったものを十分見きわめながら、今後この自治体が、上富良野町が自主自立の道を進められないのか、先ほど議員が御質問にありました自己決定、自己責任を果たせられない自治体となるのであれば、将来的に考えなければならないけれども、それらを果たせられる自治体として存続でき得るのであれば、その自主自立の道を選んでいくということも一つの選択肢であるというふうに思っております。そのために、最も重要なのは何かと申しますと、今11月18日に最終答申がなされる予定になっております、第27次地方制度審議会におきます基礎的自治体がどうなるのか。議員がおっしゃるように3万人人口ということで、中間答申では人口規模は明記しないということでありましたが、今自民党の研究会等々では、議員おっしゃるように3万人規模とか云々ということを言っているわけでありますから、1万人規模だとか言っておりますが、これらの基礎的自治体というものが、今北海道でも国にその数値は、人口規模は明記するなということで要望をするようにお聞きもいたしておりますけれども、市町村挙げて反対はしております。しかし、小規模自治体、人口は何万という規定がされないにしても、小規模自治体として自治権が一部にしろ、部分的に自治権がなくなる自治体となるならば、これは先を考えていかなければならないのかな。それからもう一つは、骨太第2弾で進めております三位一体の改革。この中で今後地方財政を国はどのように見きわめるか、そういう財政運営がどのような形に地方はなるのかということをも十分見きわめた中で、私はこの市町村合併というものの判断をしなければならないし、そのために住民には十分な、議員御発言にありましたように、情報の提供をしていかなければならないというふうに思っております。ただ問題は、1月以降、住民との懇談会以後、今日まで住民に対する情報提供が中断しているわけでありますが、新たな情報が全くつかめない。情報を提供しろ提供しろと言うわけでありますが、その新― 24 ―たな国の方向性が定まっていないという状況の中で、私どもも情報を十分に収集してというふうに努力はしておりますが、それらの情報が定まっていないというところに、方向性が見きわめられないところに、私なりにも今日まで、中断した今日まで空白となっていることについては、まことに残念だなと。もう少し国が方向性を明確に示してほしいなというふうに思っているところでありますが、そういう中にありまして、11月18日に出る最終地方制度審議会の答申というのが、一つの山かなというふうに思っております。そのような状況の中で、住民投票のことにつきましても、何度か議員から御質問をいただいておりますが、住民投票を実施するかしないかということはさて置いても、住民が判断できる十分な資料、情報提供、合併すればこうなりますよ、合併しないで自主自立の道を進めばこうなりますよという十分な判断材料、情報を住民に提供でき得るのであれば、住民投票というのも一つの方向性も理解できるわけでありますが、十分な情報も提供できないで、ただ住民投票と言ってもいかがかな。私はもう少し、合併すれば我が町の将来を描く中で、合併すればこうなる、合併しなければこうなるという方向がもう少し明確につかめられる状況の中で、合併の問題については判断をしていきたいと。決して先送りをしているわけではないということで御理解をいただきたい。それから、住民会の10月10日の何か会合があって云々につきましては、私その掌握をしておりませんのでお答えできませんが、私といたしましては、今考えておりますのは、11月18日の地方制度審議会の基礎的自治体の問題、地方財政の方向性等々が出てきた段階で、早目にいま一度住民との対話の機会を設けていきたいなというふうに思っているところでありますので、御理解をいただきたいと思います。以上であります。答弁漏れについてお答えさせていただきます。10月10日の住民会が対応して、どこかで会議があると。福祉の関連の会合があると。そのことについて、参加した人たちの説明会をしていただけないかという御質問かなというふうに思いますが、このことについては所管が違いますので、住民会にお話は申し上げておきたいなと思います。それから、町づくり条例につきましては、今行財政改革の中でも検討しておりますし、事業評価システム等々も含めながら、町づくり条例につきましても、今後の課題として進めていかなければならない問題であるというふうに思っております。景観条例を今煮詰めている段階でございますので、そういう中で、今後の課題として位置づけしていきたいと思います。
再々質問 4番 梨澤節三
再々質問させていただきます。町長、合併について相手がいるということで言われましたが、1月の任意合併協議会のこれについては、議会は認めておりました。ただ、中富が抜けたから、いつの間にか流れ解散みたいな形になっておりまして、今新たに議会は構成されておりますから、やはりここのところを、町長しっかりと議会の意見というか、話は聞くべきではないかと思います。ただ、私としましては、当時からずっとこうおりますから、相手いるのは当たり前だし、話しした方がよろしいのでないかということでおりましたが、一度はやはり聞くべきだと思います。これが1点ですね。次は特例法なのですけれども、特例法なのですよ、すべては。特例法でいったら、5万人以上が市なのです。平成17年3月、5万人以上が市なのです。法律なのです、これ。ところが、5万人以上ではあれですねということで、3万人ということが出てきたわけなのです。ですから、これも法律なのです。あと1万人にするとか何とかというのは、これ制度調査会の云々ということは、これまだそんなところ何もありません。それで、この特例法を町長は余り重視されないということですけれども、ここは大きな問題点になると思います。これは、特例法は人数から始まって、人口から始まって財政支援ずっとありますけれども、私これ読んでおります。当然町長も読んでいると思うのですけれども、このことを考えないということは、いかがなものかなと思います。最初から合併しないというのを決めているのと同じで、それは問題だと思います、私は。この点、どのようにお考えになりますか。それから、住民投票の件なのですけれども、奈井江の北町長、平成9年ころに介護保険制度がどっと浮上してきて、私はそのころ、道北土曜自治講座に行っておりまして、北町長と親しくお話しさせていただいております。あの方は合併反対だったのです。大変反対でした。あの方が中空知8市町か何かですね、あれをまとめて介護保険制度というものを確立したのです。確立した途端に、国の仕組みが壊れたのですよ。そうしたら国が、この市町村合併ということをだーっと出てきましたね。それからで― 25 ―す。そうしたら、北町長に電話入れましたら怒っていましたね。国は大きなところに小さい町をくっつける考えなのだということで言って反対しておりました。ところが、12月ごろから、いや、わかったということで、合併はしなければならないだろう。あの北町長のところはそんな大きなところでありませんから、合併したって市長になれないと思います、私は、人数的に。しかし、わかったと、合併はこれ避けられないだろうと。こういうことでもって、つい1週間ぐらい前、住民投票条例をつくって、10月に住民投票をやると。しかも15歳以上と。これについてはいろいろありますけれども。15歳以上入れてやるというように、情報がないとか知らせることができないということにはならないと思うのですよ、これは。そうやってやっているところもあるのですから。この辺、どのようにお考えになるかですね。それから、合併というのが延びることによって、いろいろなものが支障を来します。単発的に言いますけれども、例えば組織機構改革というのを考えておられるようですね。組織改革ということで、この組織改革も合併は1年半後に来るのです。再来年の3月に来るのですよ。合併するしないという、そこに来るのですよ。そうしたら、この1年というのは、その勉強しなければならないのですよ。にもかかわらず、編成を変えてしまって、組織機構を変えるなどといったら、合併というだけでも、いやどんなになるのだろうという不安感皆さん持っていると思うのです、職員の皆さんは。それに組織を変えられたらといったら、とてもではないですけれども、我が町が不利になります、そういうことをやると。むだな仕事です。それよりも今の、私は本当部長職ぐらいつけて、他の市町村に負けないぐらいにしていただきたいのですけれども、それだと余りにも合併するぞということになりますから、そこまで言いませんが、現状でもってしっかり地面に足をつけていった中で、合併するしないというのが一番大きな問題です、これが。ここのところの勉強をさせていただきたいなというように思います。これが1点です。それから、非常に細かいことですけれども、合併ということになっていきますと、合併してもしなくても大きく変わりますから。そうしたら、これ議会の話になりますけれども、議長の15万円の肖像画というのが出てきているのですが、これ合併してしまったら、これお蔵入りになるのですよ。ああせこうせと言うわけではありません。御理解をいただいて、たとえ15万円でも大切な税金ですから、これ写真にしてもよろしいでしょうかというようなことをお伺いしてはいかがでしょうか。この辺が1点ですね。それから次に、これも合併問題については、これ繰り返しになりますけれども、相当の立場の人がわかりませんですよ。わからない。えっ、今そんな状況にきているの、もう答え来年早々に出さなければならないの、そんなに大変な状況なのかいと、こういうのが町の現状です、これが。ほとんどわかっておりません。合併しないでいいのだろうと。ところが、これ法律で来るのですから、しなかったらしないでもいいのですが、非常に町民の期待を裏切ることにならないかなと思います。そして、町長に最後お聞きしますけれども、この市町村合併というのは、何回も言っていますが、地方分権なのです。権限の移譲なのです。この上富良野町が合併しないで、1万2, 000でもって、その権限を国は3万から5万と言っています。その権限を受けることができるのか、受け皿たり得ることができるのか。基礎的自治体ということを言っておりますけれども、そういうことでやれるのかという、その辺のところ。自主自立でやれるのか、その辺のところをお聞きしたいと思います。以上で終わります。
答弁 町長 尾岸孝雄(町長は2008年12月まで)
4番梨澤議員の再々質問にお答えさせていただきます。まず、1点目の合併相手の問題でありますが、お聞きすると、私、上富良野町の方から、どこかの町に合併を働きかけていくと、声をかけていくと、協議を進めていくべきでないかという御質問かなと思うのですが、先ほども申し上げましたように、そういう状況も含めながら、議会の皆さん方の御承諾― 26 ―は、5市町村が任意協議会に参画することについては、私は1月に皆様方の御了解をいただきました。それを踏まえて、5市町村の設立のために進めていったわけでありますが、御案内のとおり、一自治体が離脱することによって、5市町村の枠組みが解消されたと。それでは、全面的に協議を進めていくことができ得ないなということを判断したのは、私だけでなくて5自治体すべてが判断し、任意協議会の協議は中座したと、で今日に至ったということであります。ただ、これからにつきましては、私は過般の議員協議会でも議員の皆様方にお願いを申し上げました。この合併というのは、我が町にとって、自治体にとって将来をどうするかという大きな課題でありますから、理事者はどう考えているのかということのみでなくて、議会の皆さん方も、ひとつこのことについて研究をしていただいて、ともに研究をして、将来の町づくりを目指していくように進めていただきたいなということでお答えさせていただいているとおりでございます。それから、2点目の住民投票、先ほど議長からもお話ありましたように、通告外のものもありますが、お答えさせていただきますと、住民投票について、北町長のお話をお聞きしました。私も職員に、その町で市町村合併についてどのような情報を住民に対応しているか、ひとつ情報を集めるように指示をいたしているところでありますが、私は新聞報道等々でも、社説等々でもうたわれておりますように、先ほどお答えさせていただきましたように、住民に十分な判断をできる資料を提供でき得るのであれば、その住民投票も生きてくるのかなと。しかし、中途半端な現状の中で、皆さん合併した方がいいですか、合併しない方がいいですかと問いかけてみたところで、答えするのは難しいだろうと。今議員に私が、合併したらどうなるのよ、合併しなかったらどうなるのよとお聞きされても、私は合併したらこうなりますよ、合併しなかったらこうなりますよというはっきりしたお答えが全くできない、私自身も。そういう状況であるということを御理解いただきたいなと思います。それから、組織機構改革につきましては、来年4月1日に対応していきたいなということで、今準備を取り進めているところでありますが、この中では広域連合、市町村合併等々について、今係を置いて対応しておりますが、課の単位の中で対応していくような組織機構に今、過般、総務委員会でも御説明申し上げました。議員協議会でも御説明申し上げましたように、課の単位の中で対応していける、そういう組織を目指しているということで、そこで勉強、研究をしていくということで御理解をいただきたいと存じます。それから、最後に議長の肖像画の問題でありますが、この件につきましては、私といたしましては、コメントを避けさせていただきたいというふうに思います。