上富良野町議会 平成14年第3回定例会 2002年9月19日
教育環境の整備について
2002年9月19日、上富良野町議会の一般質問で、小野忠議員が「教育環境の整備について」質問し、教育長 高橋英勝が答弁しました。
- 質問者
- 小野忠 議員
- 答弁者
- 教育長 高橋英勝
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 17番 小野忠
私はさきに通告いたしました2項目について、教育長にお伺いをします。まず第1点は、教育環境の整備についてお伺いします。西小学校と清富小学校のグラウンド整備について質問をいたします。小泉総理は、政治改革の理念として「米百俵」のことわざを引き合いに出していますが、「米百俵」の意味合いは何よりも教育を優先すべきで、今のひもじさよりも後の金の卵を生み出す子供たちの教育施設の整備に、見舞いに贈られた「米百俵」を使ったという有名な話の例えを用いたものであります。また、町長が日ごろから「まちづくりは人づくりから始まる」と常々言っているように、教育がいかに大事であるかは今さら申し上げるもなく、町長及び教育長は十分認識されていると思います。そこで本題に入りますが、西小学校のグラウンドは暗渠排水が悪く、運動会や各種スポーツ活動45は、少しの雨でもグラウンドの使用ができなくなる。また、清富小学校のグラウンドは、道路よりも1メートル20センチも低くなっており、水はけが悪いために少しの雨でもグラウンドに水たまりができ、ぬかるみになってしまい、ことしのように雨の多い年にはほとんどグラウンドを利用して運動ができない状況になっております。このような状況を今まで黙認したことは問題でありますが、過去のことをとやかく言っては何の解決になりませんので、追求はしませんが、西小、清富小学校の生徒さんが環境のよい広々としたグラウンドを使って、伸び伸びと体育の授業を受けることができるように一日も早くグラウンドの整備を進めるべきであると考えますが、このことについて教育長はどのように考えておられるのか、御答弁をいただきたいと思います。2点目は、次に学校週5日制に伴う子供たちの課外活動について質問をいたします。9月3日の北海道新聞・生活欄に、道子ども学会研究大会における報告が掲載されておりましたが、その中で札幌の小学5年、6年生の行動を調べたところ、木登りや虫取りなど自然に接する活動の少ない子供らは、ほかの子供たちと比較して、感性の豊かさや探究心、創造性などの大きな開きがあったと報告されております。また、他の報告によると、週5日制による休日の過ごし方では、屋外での活動よりも家庭内でのゲームを楽しんだり、習い事や塾通いの時間がふえていると報道もあります。子供たちの健全な育成を進めるためには、今では学校や家庭だけの問題でなく、子供会活動やスポーツ少年団活動など、社会地域全体の問題として考える時期に来ているのではないでしょうか。また、教育委員会としても、子供会活動やスポーツ少年団活動など育成強化のために必要とされる指導者の養成や確保と施設設備の開放などについて、現状の制度や仕組みに甘えることなく、新しいシステムの構築や事業の展開を図るために必要な予算の増額や職員の増員を考えるべきと思うが、これらの点について、今後どのように進めようと考えておられるのか、教育長の御答弁をいただきたいと思います。以上で終わります。
答弁 教育長 高橋英勝(教育長は2004年9月まで)
17番小野議員の1点目の西小学校と清富小学校のグラウンド整備についての御質問にお答えさせていただきます。西小学校のグラウンドにつきましては、小野議員より御指摘のように、非常に水はけが悪く、大雨が降りますと水たまりができ、たびたびグラウンドが野外活動、行事等の際に使用できなくなるといった状況にありまして、不便をかけた中で使用をしていただいていることについても十分認識しております。また、学校やPTAからも早期に暗渠排水等の整備やグラウンド全体の環境整備を実施してほしいとの要望も出されているところでございます。しかし、西小学校の整備につきましては、暗渠排水のみならず、外構、フェンス、樹木等のグラウンド全体の環境を考慮し、根本的な整備を図ることが必要と考えており、次年度においてグラウンド整備基本計画を策定いたしまして、児童の体育事業や地域住民のグラウンド使用に支障がないよう、財政的な問題もございますので、年次計画で整備を進めてまいりたいと考えております。ま た、清富小学校のグラウンドにつきましては、校舎改築の折に農地を買収いたしまして、暗渠排水と盛り土などの整備を行いまして、これまで使用しているところでございます。しかし、議員から御指摘のとおり、現在のグラウンドは、学校敷地や道路よりも低いため雨水がたまりやすい状態になっておりまして、排水等の整備についても計画的に実施しなければならないと思っておりますので、早期に実施できるように検討してまいりたいと考えておりますので、御理解をいただきたいと思います。2点目の学校5日制に伴う子供たちの課外活動についての御質問にお答えいたしたいと思います。4月より小中学校では、ゆとりを中心とした新学習指導要領の実施によりまして、完全学校週5日制がスタートし、6カ月を経過しております。新しい学習指導要領は、児童生徒にゆとりの中で豊かな人間性や社会性を育成することや、学習の面においても基礎・基本を確実に身につけさせ、みずから学びみずから考える力などを育成することをねらいとしております。学校週5日制のスタートにより休日となる週末の意義ある過ごし方について、教育委員会といたしましても児童生徒の健全な育成を進めるために、社教センターや海洋センターの無料開放を実施して、子供たちが自主性を持って遊べる場を提供するよう配慮しておりますし、宿泊施設などの体験学習、スポーツやレクリエーション事業等についても子供会育成協議会や青少年健全育成をすすめる会、各種の体育団体との連携を深め、自分で考えて判断し行動できる子供たちの育成を目指しまして、児童生徒の体験活動充実のために共同46の取り組みを展開しているところでございます。議員御指摘の子供会活動やスポーツ少年団活動などの育成強化のための指導員の養成・確保は欠かすことのできない重要な課題だと考えております。そのためには、活動の指導者養成のために必要な予算的な行政配慮も必要でありますし、また、充実した指導体制とするために専任職員配置の検討や、各種団体とも歩調を合わせまして活動支援者の養成・確保を図りながら、地域、家庭がともに一体となって児童生徒の体験活動の機会の充実を図るよう、今後より一層努力してまいりたいと考えておりますので、御理解をいただきたいと思います。
再質問 17番 小野忠
再質問をいたしたいと思います。今、西小学校、清富小学校のグラウンドの整備について質問をちょっとしたいと思います。西小学校については、年次度においての整備を進めたい、前向きな御答弁をいただきました。一日も早い実施にしていただきたいと思います。また、清富小学校のグラウンドについてお伺いいたします。教育長は排水整備等の計画を実施するよう検討したいと答弁がありましたが、年次度は平成15年度の実施に検討されるのか、教育長のお考えを承りたいと思います。2項目めの学校週5日制について2点ほど再質問をいたします。第1点は、子供会活動やスポーツ少年団活動の指導者養成についてでありますが、指導者の養成については、ただ職員の人数をふやすものではなく、指導者養成に必要な専門知識を持った職員の配置や採用も考慮にする必要があると思いますが、その点についてどのように考えておられるか、お尋ねをしたいと思います。2点目は、子供会やスポーツ少年団の活動には、アウトドア、キャンプなどの自然との触れ合いが大切であると思いますが、そのためには現場までの交通手段が必要となります。子供たちの健全な育成のためにスクールバスや福祉バスの活用も必要と考えますが、この点について教育長はどのように考えておられるのか、お尋ねをいたしまして、再質問を終わります。
答弁 教育長 高橋英勝(教育長は2004年9月まで)
17番小野議員の再質問にお答えいたしたいと思いますけれど、前向きに検討させてくださいということですから、私どもも一日も早く、現場を管理する立場としてはやりたいのが本音でございます。ただ、町の財政的な事情もございますので、年次計画でやらざるを得ないかなと。そのときに、清富小学校については、子供も7人ですし、野外で特に支障が、今差し当たって現場の先生たちが困るというようなことのお話も聞いておりませんし、屋内でも十分、7人ですからできますので、ただ放置はできませんので、早い時期に、小野議員は1メーター20ぐらい低いのだから、そこに廃土やなんかを持っていってやったらお金かからなくてできるだろうといういろいろな助言もいただいておりますので、そんなことも含めて考えていきたいと思っております。西小については、これは御答弁させていただきましたけれど、暗渠の問題、それからフェンスの問題、樹木の問題、いろいろありますので、これらについても町の単費のお金で整備をするのではなくて、調整交付金だとかいろいろなそういう補助施策や何かも含めて検討しなければならないと思っておりますので、いずれにいたしましても、私たちは一日も早くということは来年からというようなことの意識を持って、これから理事者の方に課題として申し入れ、早い時期に実施できるような予算配慮をしていただくように、また努力してまいりたいと思っております。それから2点目の野外活動につきましては、私たちも今、うちの職員や何かも一生懸命やっておりまして、キャンプや何かも体験学習というような部分で努力しております。そのときに町のバスや何かについても、町のバスの運行に支障ない範囲で、積極的に今配慮していただいておりますので、今後も子供の目線に立って、そういう行政配慮ができるものについては積極的に配慮してまいりたいと思っております。それから指導者の養成につきましても、これは小野議員は正職員を置くのではなくて、潜在的な指導者をふやしなさいというような私たちに対する一つのアドバイスをいただいているものということで御理解しておりますので、私たちも潜在的な子供たち、私も子供は町の宝であり、地域全体で育てないとならないということについての認識は十分持っておりますので、地域の人たちが子供たちのために何ができるかというようなことの指導者養成についてさらなる努力をしてまいりたいと思っておりますので、御理解いただきたいと思います。