みんなの議会

本別町議会 令和6年第4回定例会 2024年12月11日

これまでの農業政策と今後について

2024年12月11日、本別町議会の一般質問で、丑若浩行議員が「これまでの農業政策と今後について」質問し、町長 佐々木基裕、農林課長 篠原順彦、住民課長 宮口淳哉が答弁しました。

質問者
丑若浩行 議員
答弁者
町長 佐々木基裕、農林課長 篠原順彦、住民課長 宮口淳哉

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は町のサイトの一般質問の一覧の表記です。

質問 3番 丑若浩行

議長の許可をいただきましたので、通告済みの1問について、令和6年最後の一般質問を行ないます。なお、一問一答細目方式で行ないます。よろしくお願いいたします。質問事項。これまでの農業政策と今後について。質問要旨。町長就任から3年余りが過ぎ、その際、町長が掲げられた本町の基幹産業の農業振興に関する公約について、これまでの取組と今後の展開について伺います。要旨の明細。1、農業基盤の計画的な整備とスマート農業を推進し、生産量の向上、高品質化、労働生産性の向上、担い手不足の解消を図るとありましたが、これまでの具体的取組について伺います。また、各種補助事業、個々の農家の積極的な投資により、自動操舵等の機器の導入は進んでおりますが、近年は衛星画像を利用した可変施肥技術、病害虫予察などの新技術が普及しつつあり、スマート農業も新しいステージに突入したと言えます。しかしながら、本町においては、他地域に比べ導入が遅れている現状であります。資材高騰を乗り切り、生産性を高めるためには、こうした新技術を調査研究し、導入していく必要があります。また、令和4年に降水量が多く畑地に入れないとき、一部事業者がドローンで作物を守ったという事例もありましたが、生産者、事業者ともに大変な負担を負いました。突発的な事態にも、JA本別と連携して支援が必要と考えます。これからもスマート農業を推進していくに当たって、考えについて伺います。2番項。農畜産物、食のブランド化を推進するため、生産者、事業者への支援を充実し、町内外へPR活動を展開するとありますが、これまでの取組と成果について、また、今後の展開として、高収益作物を新規栽培する場合やブランド化を目指す事業者には、少額でも補助を行なっていき、行政としてバックアップしていくべきと考えますが、見解を伺います。3番項。農業経営体の育成支援、新規就農者や就農直後の経営安定化に対する助成、育成に力を入れるとありますが、町長が就任されてからの具体的な施策と成果について伺います。特に就農直後の経営を引き継いだタイミングでは、2世代の家庭が生活していくことになります。限定的ではあっても税の減免措置などが必要と考えます。経営安定のための実績と、これから何ができるのか、考えを伺います。

答弁 町長 佐々木基裕

〔登壇〕丑若議員より御質問ありました、これまでの農業政策と今後について、答弁を申し上げます。1点目のスマート農業の推進についてですが、議員からもありましたとおり、自動操舵付トラクターは補助事業の活用や個人での導入等により、令和4年第3回定例会で答弁いたしました約100台から、現在では約130台に増えており、導入が遅れているとは認識しておりません。また、衛星を利用した可変施肥技術などの新技術につきましては、JA本別と農業者、そして、民間事業者による実証実験を行なっている段階で、町内の農業者向けに検証結果等の研修会を行なっております。今後の導入に向けて、JA本別、そして、農業者や普及センターなどと話合いを進め、検討してまいります。また、今週末にJA本別との農業政策懇談会を開催いたしますので、今後の農業施策について協議を進めてまいりたいと考えております。2点目の農畜産物の食ブランド化についてですが、本別町SDGs・脱炭素協議会にて、地域産品のブランド認証制度を検討している段階でありまして、今後、体制が整い次第、協議会より各種団体へ周知を行ない、募集していきたいと考えております。3点目の農業経営体の育成支援についてですが、現在の大規模農業の推進を図りながら、小規模農業者でも生計を立てられるような多種多様な農業を、関係機関などと話合いを進めております。就農関連では、町、JA本別、普及センター、農業委員会で組織している本別町農業担い手育成センターが中心になりまして、経営を第三者に継承してもよい方の情報を、首都圏での就農や移住に関するイベントに出展をし、就農希望の方に本町にお越しいただき、第三者継承される方との面談や体験等を行なっていただいております。現在までに、新規就農に至った方が3件、相談中の方が5件いる状況であります。今後も、第三者継承を希望される農業者と、新規就農を希望される方々とのかけ橋を担ってまいりたいと考えております。また、親子間継承の場合につきましても、国の事業を活用しながら、町としても支援してまいりたいと考えております。以上、申し上げ答弁とさせていただきます。

再質問 3番 丑若浩行

1番項でございますけれども、再質問をさせていただきます。まず、この可変施肥技術でございますけれども、一部検証が進んでいる段階でございますけれども、私もその中に入りまして、最大25%の削減がなされるところであります。この技術を永続的にバックアップしていくには、ハード面、機器等、かなり高額な機器を導入していく、またソフト面、これは衛星情報を提供するソフトの導入でございます。これも高額な負担が生じます。このことに、行政としてバックアップしていくべきですが、見解を伺います。また、例えばでございますけれども、くしくも2月9日にアナウンスされた担い手確保支援事業、経営強化支援事業でございますけれども、においても、化学肥料20%削減を図る機械の導入とあります。こういう補助事業に当たりましても、生産者に丁寧な説明をして活用していくべきと思いますが、御見解を伺います。また、ドローンに関しましても、これまで小麦生産に寄与してきた町内事業者がおりますが、高齢化や機器の高騰により、長期的な展望が見えておりません。やはり、事業者や生産者との事業継続等の意見聴取は必要と考えますが、見解を伺います。

答弁 町長 佐々木基裕

再質問について、答弁をいたしたいと思います。まず、1点目の可変施肥技術の、新技術の部門でございます。丑若議員おっしゃるとおり、25%程度の削減が可能というところでございますが、さきにもお話をさせていただきましたが、今週末に農協と農業政策懇談会を開催いたします。その折で、こういった新技術面についても情報交換、共有を図ってまいりたいと考えているところでございます。現段階におきましては、JA本別町からハード面、そして、ソフト面等について、補助の要請は今のところございませんが、こういった懇談会の中でそういうお話がなされるものだと思ってございますが、今後JAとも連携を深めながら、取扱いを進めてまいりたいと考えているところでございます。また、化学肥料20%の削減のところでございます。これも、各それぞれ農業経営体によって、いろいろな機械の導入の仕方が違ってくるのだろうと思っております。大規模経営を目指すのか、小規模であってもしっかりと生計が立てられる、そのような経営を目指すのか、そういった経営状況にもよります。そういったところで、今、何が必要なのか、そして、国の補助メニューがどうであるのか、それもしっかりと検証、それから調査研究を進め、JAと共に連携をしながら、取扱いについて協議を進めてまいりたいと考えているところでございます。ドローンのほうにつきましては、現在、約7戸程度が利用しているということをお聞きしているところでございます。この部分につきましては、ドローンを利用して農業経営、特に北海道は、そして、十勝は大規模経営の農業経営体が多くおりますことから、やはりこういったドローンの利活用は大いに経営に役立つものと考えておりますので、これらのほうにつきましてもJAと協議を進めてまいりたいと考えているところでございます。以上、申し上げ答弁とさせていただきます。

再質問 3番 丑若浩行

再質問させていただきます。前述しました新技術に関しましては、まだまだ私どもの努力も足りません。ですから、積極的にこういう技術が、今、前に進んでいるということをPRして、導入に向けて進んでいただきたいと思いますが、その見解を伺います。また、ドローンにおきましても、突発的な災害、農地が失われた等の出水に関しましては、いろいろな手当がなされるわけでございますけれども、そういう際には作物を守る体系も必要かと思います。事業者、生産者ともに痛手を受ける際には、補正予算等でしっかりとフォローしていくことが肝要かと思われますが、見解を伺います。

答弁 町長 佐々木基裕

答弁をさせていただきます。もし足りない部分がありましたら、担当課長より答弁をさせます。まず、新技術の部門につきましては、可変施肥技術等のほうにつきましては、今、PRといいますか実証検証をやっている段階でありまして、そして、この部分につきましては、導入についてかなり費用がかかるということも承知してございます。そういったところで、今の本町の農業経営体にあった機種なのか、そういった部分もひっくるめて、今後検証が必要かなと思っているところでございます。そういった意味で、農業者、JA本別、そして、私ども行政もそうでありますが、それに加えまして、農業経営者個々がどういった機種を必要なのか、個々の経営体にとって、どのような農作物の収穫等に、部分に関する機械が必要なのか、そこをきちんと精査をしていただいて、それを基にJAと、それから行政がしっかりと連携をしながら、協議、検討していくことが必要かと思ってございますので、各それぞれの経営体の御意見も、今後しっかりと受け賜ってまいりたいと考えているところでございます。2点目の突発的な部分ということでありますが、恐らく突発的な部分につきましては、大雨とか地震とか災害によるものが多くを占める部分であろうと思ってございます。そういった部分につきましては、災害による対策、そちらの方面しっかり対策を講じていく必要があるだろうと思ってございますし、そういった部分につきましては国の補助金もしっかりついておりますので、そういった面で対応してまいりたいと思ってございますし、また、小規模であっても、広範囲的な被害が圃場に及ぼした場合につきましては、行政としてもしっかりと支援をしてまいりたいと考えております。そういったことを申し上げ、答弁とさせていただきます。

再質問 3番 丑若浩行

ドローンの部分についてでございますけれども、災害対応をお聞きしているのではなくて、災害によって畑に入れなかった、そのせいで作物が病害虫等でせん滅するということも考えられます。その場合の事業者、生産者に対する補助を考えてはいかがかという提案でございます。再度、見解を求めます。

答弁 農林課長 篠原順彦

私のほうから、災害時の防除ができなくて被害があった場合についての御質問だったと思います。その部分につきましては、先ほど町長のほうからも答弁がありましたとおり、JA本別町なり、いろいろ協議させていただいている中で、今後、どのように進めていくかというところを、話合いを求めながら進めてまいりたいと考えております。以上です。

再質問 3番 丑若浩行

それでは、2番項に移りたいと思います。先ほど御答弁いただきました、協議会においてこれから募集をかけていくということでございましたけれども、これまでどういう取組をなされてきたのか、また、その効果はいかほどだったのか、再度お聞きしたいと思います。また、本別には本別町豆の町というブランドがございますけれども、また、それ以外の特産品も待たれるところです。JAで取り扱わない、個人としてブランド化、差別化を図っていきたいという事業者に対する補助事業等は考えていないのか、見解を伺います。

答弁 町長 佐々木基裕

食のブランド化を進めるための今までの取組というところでございますが、豆であったり、そして、亜麻であったり、今いろんな作物が栽培されております。そういった部分におきましても、例えば、今、注目を浴びている亜麻であれば、種子の代金を補助するとか、そういったところで、今、支援をさせていただいているところでございます。そういった部門におきましては、新規作物導入におきましては、これまでも営農対策指導協議会において、様々な部分、例えば薬草であったり、蔬菜であったり、そして、トマトであったり、いろんなところを、実証を行なってきております。そういった中で、残念ながら今の農業経営体を見ますと、大規模農業のほうに皆さんが目をいって、そういった部分はなかなか、今、作られていない、作付されていないという現状にある中で、今、丑若議員がおっしゃっておられました、違う作物でのそういった部門の生産、そこは私も大いに、そういったことを今後、本別町の農業も取り入れていく必要があるだろうと思っているところでございます。しかしながら、個人の事業に対して、個人の作物に対して、どこまで行政が補助を出せるか、そこは行政のみの判断ではなくて、ほかの農業経営体の皆さんの意見も聞く必要があるだろうと思ってございます。あくまでも、行政は公平で公正でなければありませんので、同じ農業経営体の方が理解していただけるようなものであれば、行政としてもしっかりと支援をしてまいりたい、そう考えているところでございます。以上、申し上げ答弁とさせていただきます。

再質問 3番 丑若浩行

再質問させていただきます。ブランド化につきましてですけれども、また、高収益作物の導入につきましても、やはり本別町はこういう考え方であると、意欲のある生産者には、きちんと少額であってもバックアップしていくのだというPRが必要だと思います。その点について、見解を伺います。

答弁 町長 佐々木基裕

答弁をさせていただきます。これは、私が町長に就任してからずっとお話をしているところでございます。農業経営体につきましては、大規模経営を希望される方、そして、小規模であってもしっかりと生計を立てられる農業経営体、そういった経営体が地域に混在しなければ、地域コミュニティは崩壊してしまう。そして、そのことによって農村社会のコミュニティが保たれない。そう私は常日頃お話をしています。まさしくそのとおりでありまして、そういった部分につきましては、新規作物導入等々の意欲のある方につきましては、しっかりと支援をしてまいりたいと考えているところでございます。以上、申し上げ答弁とさせていただきます。

再質問 3番 丑若浩行

それでは、3番項について再質問させていただきます。第三者継承などの取組については、予算、決算等で審議されており、おおよそ理解しているところです。しかしながら、家族経営の後継者の現状は、今までどおりの考え方では通用しない事態となっております。今まで北海道糖業の本別工場、製糖工場において、季節労働で新しく築いた家庭を養うという、いわゆる北糖モデルが消失し、冬場のバイトに窮するという事態です。農家の若者ですね。そのような観点から、後継者全般へのさらなる助成は必要と考えますが、見解を伺います。

答弁 農林課長 篠原順彦

丑若議員の冬場に対して、農業経営者に対しての部分でございますが、第三者継承は、先ほども町長の答弁でありましたとおり、今現在、進めさせていただいているところでございます。親元の就農についてというようなところで、農業経営者が冬場に農作業がない場合に、北糖にアルバイトに出ていて、現在もアルバイト等の日数的には減ってはいると思いますけれども、集荷等の部分で、北海道糖業のほうで働かれている方もおると思います。ただ、丑若議員おっしゃられたとおり、生産が終了した部分に関しましては、農業バイトというところが、なかなか進んでいないというところもございますので、こちらも繰り返しの答弁の言葉になってしまいますが、JA本別町といろいろ協議させていただきながら、今後、取組を考えてまいりたいと思っておりますので、御理解いただきたいと思います。

再質問 3番 丑若浩行

先ほど質問しました、後継者として経営を担う際に、やはり非常に負担が大きい。固定資産税なりの減免が、私は必要だと思います。3年なり、5年なり、期間限定、時限的にです。なぜこのように思うかといいますと、やはり、若い農業者の思いがありまして、私たちは本別町に守られているのだ、そういう気持ちを持ってこの地で営農をしていただきたい、そういう思いがいたします。そこら辺の御見解をお伺いいたします。

答弁 町長 佐々木基裕

答弁をいたします。若い農業者、後継者が、本別を背負って、そして、就農をしていただいている、そういったことにつきましては、私も大変嬉しく思っているところでございます。しかしながら、片方をまた側面から見ますと、この部分につきましては、農業継承でなく、商店街の継承とか、工業とか、いろいろな方が、町民は生活をしているわけでございまして、継承だからといって、農業ばかりが固定資産税の減免措置を講ずるといったことには、今のところそういう考えは、私は持っておりません。逆に、そういったことであれば、農業担い手対策として、どのような支援ができるのか、単なる固定資産税の減免だけでいいのか、先ほどもお話がありましたとおり、新規の機械の導入についての補助であるとか、もしくは新規作物を導入したいと、そういったところについての支援策はないのかと、そういった部分について、町が積極的に関わっていくものであろうと、私はそう思ってございます。そういった観点で、この部分につきましては農業者のみならず、全ての職業についてトータル的に考えていく必要があると、私は思っています。そういったことで、答弁とさせていただきます。

再質問 3番 丑若浩行

終わります。

答弁 住民課長 宮口淳哉

午前中、梅村議員から出ました、本町のし尿くみ取りについてという一般質問の中での答弁の中で、発言の訂正をいたしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。答弁の中で、民間事業者の徴収する料金につきまして、民間事業者に関しましては、こちらで設定した金額を超えて徴収してはならないというルールがありますけれども、民間事業者が5社、6社あった場合には、それぞれその金額以下で、うちはもっと安いよということで自由競争ができるような仕組みになっておりますという発言をいたしました。また、民間事業者に自由裁量とありますか、民間のノウハウで行なっていただくことが可能なものとなっておりますということで説明をいたしました。こちらにつきましては、私どものほうで、法律及び条例、施行規則のほうの解釈の誤りがあったということで、本来、法律の解釈としましては自由裁量があるような書きぶりとはなっておりますが、条例の施行規則の中ではっきりと、し尿処理料に関しましては、処理業許可業者が徴収する、し尿等に関する、係る処理料については、別表3に掲げる額とするということで、はっきりと業者が徴収する額は定めるということになっておりますので、正しくは、民間事業者に関しましては、施行規則で定められた金額による徴収となりますということが正しくなります。また、民間業者に自由裁量、料金の自由な設定はできませんということが正しい答弁となります。おわびして訂正申し上げます。─────────────────────────────────────◎散会宣告

出典:本別町議会 令和6年第4回定例会 2024年12月11日 議事録 PDF(120ページ) 間違いを知らせる