本別町議会 令和5年第4回定例会 2023年12月12日
震災を教訓にした防災体制について
2023年12月12日、本別町議会の一般質問で、加藤徹己議員が「震災を教訓にした防災体制について」質問し、町長 佐々木基裕、総務課長 三品正哉が答弁しました。
- 質問者
- 加藤徹己 議員
- 答弁者
- 町長 佐々木基裕、総務課長 三品正哉
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は町のサイトの一般質問の一覧の表記です。
質問 2番 加藤徹己
議長の許可をいただきましたので、通告済みの1問について質問をいたします。質問事項。震災を教訓にした防災体制について。質問要旨。本町の防災体制については、地域防災計画に基づいて整備されていますが、近年の震災は想定を超えるものとなっています。このことから、震災を受けた自治体などの教訓を生かした防災体制への強化が必要と考えますが、見解を伺います。要旨の明細。1点目。本町の備蓄資機材の保管場所は、主要避難所などを含めた小規模の施設に分散して保管され、避難所開設時に迅速に使用できるようになっています。しかし、大規模震災などでは大量の備蓄資機材が必要となります。また、国からプッシュ型支援品などが大量に届くことから、安全な場所に災害支援物資などの受入れ、管理、配送などにも対応できるような大型の備蓄資機材の保管場所が必要と考えますが、見解を伺います。2点目。主要避難所の開設、運営には、女性や子ども、車椅子等の要配慮者が必要とするトイレの設置に加え、トレーラー型水洗トイレの手配なども必要と考えますが、見解を伺います。3点目。住民が自らの命を守るためには、迅速かつ確実な災害情報伝達が重要となりますが、本町において防災行政無線戸別受信機の普及率が低いことから、早急に全戸設置に向けて取組を強化すべきと考えます。併せて、スマホ、アプリ、メーギ、SNSやテレビなどを活用した情報伝達を併用し、より確実に住民に情報を届けることが重要です。そして、これらが住民に広く周知され、いざというときに十分に使用されることで助かる命があるので、さらに拡充、強化すべきと考えますが、見解を伺います。4点目。本町の震災による防災体制は、十勝平野断層帯主部地震マグニチュード7.4、最大震度7で、冬期早朝に発生したことを想定したものであります。しかし、近年、国から日本海溝、千島海溝沿いを震源とした海溝型巨大地震、マグニチュード9クラスを想定した推計が公表されています。積雪寒冷地という地域性も含めて、より広域、長期避難を見据えた防災体制への強化が必要と考えますが、見解を伺います。
答弁 町長 佐々木基裕
〔登壇〕加藤議員からの質問がありました、震災を教訓にした防災体制について、答弁をさせていただきます。1点目の大型の保管場所の確保についてでありますが、本町における備蓄品の保管は、複数の施設に分散して行なっているところです。分散保管によりまして、有事の際には、それぞれの避難先における備蓄品の調達が容易であること、施設自体が被害にあっても他の施設から融通することができることなどのメリットがある一方、1か所に多くの避難者を受け入れることとなった場合には、各施設から備蓄品を集める手間がかかるというデメリットもあります。大規模災害などによりプッシュ型支援を受けることとなった際には、町体育館や中央公民館、あるいは小中学校などで支援物資を搬入することが考えられますが、いずれも浸水想定区域内に立地しており、大雨災害時には利用できない可能性も指摘されているところであります。その際には銀河アリーナや道の駅への搬入も可能と考えますが、将来的には消防庁舎など、公共施設の建て替えの際に防災対策機能を持たせることによって、防災、減災体制の強化を図ってまいりたいと考えております。2点目でありますが、避難所生活が長引く場合におきましては、トイレをはじめとする衛生設備の充実が避難者のストレス軽減に大きな効果をもたらすものと認識をしています。本町における災害時のトイレ対策の考え方は、基本的には避難施設の既設トイレを使っていただく、断水時には施設のトイレに殺菌、消臭、凝固剤の入ったトイレキットを設置して使っていただく、あるいは災害協定を締結しているレンタギサービス事業者に仮設トイレの設置を依頼することなどを想定しているところです。3点目につきましては、情報伝達の方策について御質問いただきましたが、防災行政無線の戸別受信機につきましては、携帯端末で緊急速報メーギを受信することができる方など、必要ないという方も一定程度いらっしゃることから、基本的には全戸設置を前提とはしておりません。ただし、転入者など、必ずしも周知が行き届いていないことも考えられますので、今後も定期的に広報紙等で希望者を募るなど、住民周知に努めてまいりたいと考えています。また、現在SNSの活用など、漏れの生じない情報伝達手段の強化、多重化に向けての調査、検討を進めているところであります。4点目の広域、長期避難を見据えた体制整備につきましては、本町では、北海道により示されております、十勝平野断層帯主部を震源とする直下型地震を人的被害が最大となる地震と想定しておりまして、その場合の避難所生活者数は1,372人としています。令和4年3月に策定いたしました本別町食料・防災資機材備蓄計画は、その推計を基に策定しておりますが、有事の際には本町の備蓄品を活用するほか、必要に応じて、国、北海道、あるいは包括連携協定を締結しております白糠町の支援も検討しながら対応してまいりたいと考えておりますので、御理解賜りますようお願い申し上げ、答弁とさせていただきます。
質問 2番 加藤徹己
今、答弁をいただきました。1点目については、分散して備蓄資機材の保管するということですけれども、これまでの大震災において、かなり広範囲で被災をする、そういう場合については、先ほども申し上げましたけれども、国からのプッシュ型の支援品が大量に届きます。それについても、現在は体育館なり公民館なりということですけれども、やはり浸水地域になっていることはもう災害ガイドブックで示されております。このようなところでは、そういう物資を保管することは非常に困難でないのかなと思います。南三陸町に本町からも、12年前ですけれども、東日本大震災で本町からも支援物資を運びましたけれども、小高い丘の上に総合体育館があって、そこを避難場所、防災の対策本部と避難所、それから支援物資の受入れ、保管等もしていた所ですけれども、町が全滅したというまれな状況ですけれども、本町の場合はそういうことはなかなか想定はされないでしょうけれども、大災害があったときにはどういうことが起きるか分かりません。先ほどの答弁の中では消防庁舎等、そういう機能を、備蓄品の保管も含めた防災庁舎等の移転も予定しているということですので、その辺は十分に検討して協議して進めていただければいいのかなと思います。2点目ですけれども、主要避難所、要配慮者については福祉施設等にトイレ等を用意するわけですけれども、大災害のときにはトイレが使えないということが想定をされます。これは南三陸町も、また、このたび視察してきました胆振東部の地震で大被害を被った厚真町でもそうですけれども、簡易トイレ等を、本町も2万個を用意するという計画がありますけれども、それでもすぐに簡易トイレというのは処理できなくなる、そして仮設トイレも使用できなくなるということで、答弁ではレンタギ業者とも連携をしていくということですので、この辺についてはしっかりと連携をして、要配慮者も対応できるトイレをきちんと準備していただきたいと考えています。一番トイレについては、これまでの大災害、大震災の中でも一番問題になっている部分がございます。トイレパニックという言葉もありますけれども、トイレがあなたの命を脅かすなんていう報告もございますほど、非常に大きな問題ですので、これは簡易トイレ2万個用意したから大丈夫ですというのではなくて、しっかりとした対応をしていく必要があると思います。3点目ですけれども、本町の災害情報伝達については、私は防災行政無線の関係が、この使用が非常に重要だと考えています。これは昨年の北海道地方非常通信協議会の65周年の記念講演の中でも、お年寄り、北海道の地域性も考えた中で、気密性があって、なかなか野外の放送だとか広報車等の音が聞こえない。ですから、北海道においては防災行政無線が非常に有効だという消防庁のほうの担当官のお話もございました。ただ、防災行政無線だけがあれば必ず大丈夫なのかということではなくて、それに加えて、先ほど答弁にもありましたけれども、本町も情報の多重化ということに取り組んでいますので、これについては今後もどんどん拡充をしていっていただきたいと思います。スマホ等についても、SNS等で、希望する方がいらっしゃるということですけれども、このスマホも完全ではありません。これはローVHF帯を使っていますから、ノイズにも弱くて、また異常伝播による混信もあります。これはFM放送以下の周波数を使うわけですから、そういうことも考えられます。なおかつ災害時には回線の輻輳、回線を使用する要求が多くなって通信ができなくなるという、そういう恐れも指摘をされておりますので、テレビ等の地上デジタギ放送を使うテレビ放送ですね、高齢者が家にテレビがあれば、dボタンを押せば災害情報がすぐに見れると。高齢者にSNSやってください、なかなか難しいと思いますけれども、今後はこういうことも活用できるのかなと。これは本町の実情に合わせた、どれが一番いいのかというのを検討しながら進めていく必要があると考えます。4点目ですけれども、これは所管事務調査でも言われていましたけれども、本町の震災による防災体制、これは十勝平野の断層帯を主部とする直下型の地震ということですけれども、局地的な本町の被害が大きい地震ということですけれども、近年、国から示されているように千島海溝、それから日本海溝ですね、海溝沿いの巨大な地震が、もう近々、30年以内に40%という報道もあったようですけれども、それぐらい非常に緊迫をしているということで、こうなれば広い範囲で災害が起きるわけですけれども、この震災によって、包括協定を結んでおります白糠町も被害を受ける。何度か報告されていますけれども、白糠町は備蓄品については非常に整備されている。ですから本町も大丈夫だという話ですけれども、そうではなくて、本町も今、きちんと計画通り備蓄計画を進めていますけれども、広域になった場合については自力と、あとは国、道からもありますけれども、広い視点で備蓄品の供給等を受けれる体制を取っていったほうがいいのかなと考えています。本町もこの海溝型地震、今回視察した厚真町においても、千島海溝沿いの海溝型巨大地震を想定した防災体制に取り組んでいるということですので、本町においても、最近言われているように、海溝型の地震にも大きく備える必要があるのかなと。現在、本町の地域防災計画では、平成16年に海溝型の地震に対応するという計画になっていますけれども、これも最近見直されてはきていると思いますけれども、大きく見直す必要があると考えていますので、この辺の見解も伺います。よろしくお願いします。
答弁 総務課長 三品正哉
ただいまの再質疑にお答えをさせていただきたいと思います。まず1点目の備蓄倉庫の整備というところだと考えております。本町といたしましても、こちらにつきましては、今ある既存のものだけで対応できるとは考えてございませんので、先ほど町長の答弁にもございましたとおり、消防庁舎を建て直した段階において、そこに備蓄品を置けるなど、そういった対策を考えながら今後の備蓄については考えていきたいと思っております。ただ、その前に来た場合につきましては、災害にもよりますけれども、地震災害であれば浸水ではありませんので体育館に置けたり、先ほど答弁させていただきましたけれども、水害につきましては体育館も浸水地域になりますので、銀河アリーナを活用するなど、そういったことをしていきながら、今後きちんとした備蓄体制は整えていきたいとは考えているところでございますし、これにつきましては今後、町としても十分に検討はしていきたいと考えてございます。要配慮者へのトイレということでございます。加藤議員御指摘のとおり、簡易トイレというのは用意してございますが、しっかりとしたトイレにつきましては、なかなかこちら高額でありますので、平常時に何個も仮設トイレを用意するというのはなかなか難しいのかなと考えてございます。ただ、先ほど答弁させていただいたとおり、レンタギ事業者との連携等によりまして、これも災害によるかと思います。本当に大規模災害になったときにレンタギ事業者が全部出せるのかというところはちょっとあるかと思いますけれども、そういったところを活用しながら、また健常者の方につきましては簡易トイレを利用していただきながら、トイレ対策というのは私どもも大切だと考えておりますので、こちらについてもしっかりと対応はさせていただきたいと考えてございます。続きまして、情報伝達手段でございます。確かに防災無線というのは有効なものと捉えておりますので、町としても防災無線のほう整備させていただきました。ただ、先ほどの答弁のとおり必要のないという方もいらっしゃいますので、そういった方につきましては、今、町のほうで整備しておりますのはLアラートといいまして、地域ごとに各情報端末に緊急発信できるシステムを用意してございますので、そういったものの活用、あとは屋外拡声器、室内の防災無線などを活用しながら行なっていきたいとは考えておりますが、議員御指摘のとおり、情報の多重化は必要なことと考えております。SNSを利用した、最近でいうとはやっているのがLINEを利用した情報伝達ですとか、そういった部分につきましても今いろいろと、これLINEを使うといいましても、なかなか職員だけでつくれるものではありませんので、今、業者にもいろいろと情報をお聞きしながら、どういう手段が有効なのかというのはちょっと検討させていただいておりますので、今後そういったものも加味しながら、情報の多重化についてもしっかり検討していかなければならないのかなと考えているところでございます。最後の広範囲にわたる災害ということなのかなと考えております。現在、本町といたしましては、最初に答弁させていただきたきましたとおり十勝平野断層帯主部地震、これが一番被害が大きいと。千島海溝沖の地震につきましても、本町被害ありますけれども、想定といたしましては震度として6弱というのが想定になっております。幸いにして本町につきましては、津波の被災地域ではございませんので、そういった観点で、備蓄につきましては十勝平野断層帯主部地震に対応したというところで、備蓄計画については立てさせていただいております。ただ、この間も答弁をさせていただいているところでございますが、本町の備蓄目標につきましては、3日分のうち、公的備蓄については1日分ということで、今、計画をさせていただいておりますが、この1日が本当に適切なのかどうか、公的で2日間必要なのかどうかというところにつきましては、今後これにつきましてもいろいろな情報をいただきながら、備蓄に対してどれぐらい必要なのかというのは、これも検討をしていかなければならないかなと考えてございますが、今現在といたしましては一応備蓄計画で1日分、これが足りるのか足りないのか、これも本当に震災の程度にもよるかと思いますが、大規模震災があった場合につきましては、特に千島海溝地震につきましては、白糠町からの物資支援というのは想定してございません。そういった場合において、本町だけでどこまでいけるのかという部分につきましては、今後こちらについては検討させていただきたいと考えております。以上、答弁とさせていただきます。
質問 2番 加藤徹己
終わります。