本別町議会 令和3年第2回定例会 2021年6月16日
学校の普通教室や災害避難所にもエアコン設置を
2021年6月16日、本別町議会の一般質問で、藤田直美議員が「学校の普通教室や災害避難所にもエアコン設置を」について質問し、教育長 佐々木基裕、町長 髙橋正夫、住民課長 長屋和幸、保健福祉課長 中川雅之が答弁しました。
- 質問者
- 藤田直美 議員
- 答弁者
- 教育長 佐々木基裕、町長 髙橋正夫、住民課長 長屋和幸、保健福祉課長 中川雅之
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は町のサイトの一般質問の一覧の表記です。
質問 11番 藤田直美
議長のお許しをいただきましたので、通告書に基づき質問いたします。質問事項、学校の普通教室や災害避難所にもエアコン設置を。近年の猛暑に加え、コロナ禍によるマスク着用など、日常生活におけるストレスは大きく、東北、北海道においても、熱中症に加え感染対策としても学校のエアコン設置率が上がっております。学校環境向上や防災の観点から、設置に向けて早急に取り組むべきと思います。まず一つ目に、現在、学校では保健室と特別教室、コンピューター室にですが、エアコンを設置しております。児童生徒は1日の大半を普通教室で過ごしています。フェイスシールドの利用や扇風機を増設するなどして対応しておりますが、全ての児童生徒に公平な学習環境ではないと考えます。昨年の答弁では、コロナ対策としての設置は考えていない。次年度以降、学校の最適な環境のため検討すると示されていましたが、その後、検討されたのか伺います。二つ目に、今年の夏も厳しい暑さが予想されております。体調管理に気を配り、コロナ収束の見通しがない中、暑さに備え、安心して暮らすまちづくりをしなければなりません。防災の観点から、避難所に指定されている施設の冷房の状況と今後の設置に関しての考えを伺います。
答弁 教育長 佐々木基裕(教育長は2021年6月まで)
〔登壇〕藤田議員の学校の普通教室や災害避難所にもエアコン設置をにつきまして答弁いたします。私からは1問目について、2問目につきましては、町長のほうから答弁とさせていただきます。まず、昨年6月の一般質問の答弁の中で、エアコン等の空調設備につきましては、従前どおりの扇風機と窓を開けた換気による対応を行ない、コロナ対策としてのエアコンの設置は見合わすとお答えしております。その後、9月に換気機能付エアコンが報道で発表されましたことから、本町教育委員会といたしましても、新型コロナウイルス感染症及び熱中症対策として、児童生徒が体調を崩したときに利用する保健室のエアコン設置を検討し、また、議会からの提案もありまして、1月の臨時会におきまして補正予算を提案させていただき、全ての小中学校の保健室にエアコンを設置したところであります。町内の学校における暑さ対策といたしましては、教室や廊下の窓に網戸を設置し、教室入り口を全て開放して、業務用扇風機により室内の空気を動かしながら換気させる対策を行なっております。また、児童生徒に水筒を御持参いただき、小まめな水分補給と休憩の確保にも努めてきたところであります。教育委員会といたしましては、近年の気象変化に伴い、学校における熱中症対策も重要な課題として捉えており、現在、その対応の一つとして、エアコン設置を視野に、設置台数及び電気容量並びにランニングコスト等の調査を行なっております。また、エアコンを設置できない場合における新たな対応等につきましても検討しているところであります。いずれにいたしましても、エアコン設置には多額の財政負担が伴いますことから、国の補助制度等の情報収集に努め、引き続き検討してまいりたいと考えております。2点目につきましては、先ほども申し上げましたが、町長のほうから答弁とさせていただきます。
答弁 町長 髙橋正夫(町長は2021年6月まで)
〔登壇〕藤田議員の2問目の質問の答弁をさせていただきます。避難所に設置されている冷房の状況と今後の設置に関する考え方につきましての答弁であります。まず、冷房機を備え付けている避難所の数でありますが、町が所管しております37施設のうち、老人福祉センター、児童発達支援センター、世代交流館、勇足地区公民館、勇足の保育所、仙美里地区公民館、義経の館、総合ケアセンターの8カ所に現在設置されております。また、福祉避難所などの協力をいただける民間の施設におきましては、7施設のうち6施設、清流の里、ゆうあいの里、陽だまりの里、アメニティ本別、地域共生ホームきらり、こども園ほんべつに設置がされている状況であります。次に、今後の設置に対する考え方でありますが、熱中症予防のために冷房機を設置することで効果が得られると考えますが、厚生労働省や環境省の避難所の運営の指針などでは、過去の中越沖地震において、冷房が苦手な高齢者が多く、扇風機を活用し、外気を取り入れることで対応した事例や、避難所となる学校施設の防災機能に関する調査研究報告では、氷や冷水を用いた対処が有効であること。また、新型コロナウイルス対策として、換気扇や窓などの開放によって換気を確保することが必要であることなどから、昨年度、大型の扇風機を5台購入して備えているところでありまして、現在のところ新たに冷房機を避難所に設置する考え方は持っておりませんので、御理解をいただきたいと思います。以上申し上げて、答弁とさせていただきます。
再質問 11番 藤田直美
再質問させていただきます。先ほど学校施設においての考えを伺ったところですが、私も早急にエアコンの設置を望んでいる理由の一つとして、適正な温度での学習効率を調査した研究内容では、快適な温度と湿度での学習効果が高まるという結果も出ております。総合計画の中でも学校教育の充実の中、重点施策として、学習環境の整備と充実を掲げております。本町における教室内温度や湿度の管理、実測などはどのように行なっているのか、どういう状況なのかというのは、実際に把握していらっしゃるのかどうか伺いたいのと、学習意欲への影響ですね、湿度と温度の関係、どのような御認識を持っているのかを伺いたいと思います。1日の大半を過ごす学習の場である教室の環境を整えるということは、とても優先度が高いのではないかと思いますが、優先度に関して、どのような考えを持っていらっしゃるのか伺いたいと思います。また、災害避難所に関してですが、設置に関しては考えていないということですが、前回、避難所として開設された中央公民館は冷房設備がないということから、災害時の温度、湿度管理、暑さ対策というのは十分に行なわれるのかというのはとても疑問に思います。このコロナ禍において、パーテーションで区切られる避難所で、大型扇風機5台や、送風機などを利用するというふうに聞いておりますが、幼児や妊婦、高齢者など、要配慮者を考えたとき、せめて施設内1カ所にでもエアコンを設置して、クールスポットをつくるべきではないかと思いますが、その点について伺いたいと思います。
答弁 教育長 佐々木基裕(教育長は2021年6月まで)
私のほうから学校関係について答弁をさせていただきます。まず、適正な温度と湿度等により、実態は把握しているのかということでございますが、各学校におきまして、その都度ですね、室内の温度設定、温度を測定するということはまだ至っていないのが実態でございます。それで、学校の教室内でどのような温度が一番適切なのかということにつきましては、学校保健安全法でうたわれておりまして、安全法につきましては、平成30年4月1日に改正され、温度も変更になってございますが、改正後の温度につきましては、17度以上28度以下であることが望ましいということになってございます。私どもも近年の気象変化に伴い、気温が上昇していることは重々承知しております。そこで、ここ5年間の本別町における、これは外気温でございますが、気温と児童生徒の登校日数の状況を調べてございます。まず、外気温統計による28度を超えた年平均登校日数は10.8日、うち30度を超えた平均登校日数は4.6日であります。このことから、エアコンを設置した場合の年間稼動日数はおおむね11日となる見込みであり、そう多くはないものと捉えているところでございます。しかしながら、最適な学習環境を整えることは、私ども教育委員会の務めでありますので、エアコン設置の部分につきましても検討しているところでございます。従前は、国の補助金を活用して設置を検討してまいりました。しかしながら、北海道は補助金の活用が難しいとのことから設置を見送ってきた経過もございます。しかしながら、昨年度におきまして、学校施設環境改善交付金が活用できるということも、その情報を入手しましたことから、再度設置に向けた検討を現在進めているところでございます。2点目であります、学習意欲の関係でございます。確かに気温が上昇するに従い、子どもたちの学習意欲につきましては低下すると捉えているところでございます。しかしながら、学習意欲につきましては、温度差のみならず、教職員の指導の方法等々、また、学習環境状況によって大きく変わるものでございますので、一概に温度上の問題だけで学習意欲が低下するものとは私どもは捉えてございません。いずれにいたしましても、先ほど答弁申し上げましたが、エアコン設置につきましては、今後も引き続き検討してまいりたいと考えておりますので、御理解賜りますよう、御答弁とさせていただきます。
答弁 住民課長 長屋和幸(住民課長は2021年10月まで)
藤田議員の再質問について答弁させていただきます。前回も避難所を運営したときにも、御質問にありましたとおり中央公民館に多くの避難者が避難をしている状況にあります。ただ、中央公民館の大ホール等で避難をしていたわけですけれども、御質問にありましたとおり、パーテーション等を入れることによってかなり空気の流れが悪くなるのではないかということで考えております。この辺につきましては、今60台ほど移動式パーテーションを導入しておりまして、こういったものも日中の暑いときには外すなどの対応も取っていきたいというふうに思っております。また、クールスポットというお話がありましたが、1階下のデイサービスのところには1カ所、エアコンが設置された部屋がありますし、先ほども町長答弁させていただいておりますが、氷ですとかぬれタオルなどで、保健師等が日々観察等を行なう中で、そういったもので、わきですとか首ですとかを冷やしながら、水分補給を取りながら熱中症対策に当たっていきたいというふうに考えております。また、これも町長答弁ありましたが、多くの民間施設で福祉避難所の協力をいただいております。こちらのほうでは、7カ所中6カ所にエアコンが設置されているということもありまして、先ほど御質問にありましたとおり、妊婦ですとか高齢者の方々におきましては、そういったところにですね、また再配置をさせていただきながら対応していきたいというふうに考えておりますので、御理解をお願いいたします。以上です。
再質問 11番 藤田直美
先ほど学校施設の環境の関係では、外気温の温度と日数の提示がされましたが、外気温ではなかなか教室内の温度、湿度の確かな情報は得られないのではないかというふうに思います。もっと積極的に実測をし、子どもたちの環境を調べるべきではないかと思います。また、学校によっては、立地や構造で、かなり場所によって教室の位置ですとか日射の関係ですとか、それぞれで調整がいるのではないかと思います。それには、やはり空調設備、エアコンを設置して適度な温度に保つということが大事であり、優先度は高いものだと思いますが、先ほど優先度の関係はお答えいただいていないので、教育施策の中で優先度というのはどのぐらい高いのか、また、もしほかに優先度の高いものがあるのであれば、何か示していただきたいと思います。また、避難所に関してですが、福祉避難所に関しては、災害時の避難所が47カ所、福祉避難所は全部で13カ所あるというふうに認識しております。民間事業所以外の施設でも、高齢者施設ですとか子どもの施設にはエアコンが完備されてきているのかというふうに思っておりますが、健康管理センターについてはどうでしょうか、ここは福祉避難所になっていると思うのですが、公共施設には、災害時の使用のみではなくて平時の使用目的に照らして整備されているため、余りエアコンについては注目されていないのかというふうに感じております。健康管理センターについては、平時においても子どもの健診や予防接種、妊婦の教室、乳幼児から高齢者まで多くの町民の相談窓口にもなっております。先日、子どもの健診では、大変暑くて、子どもも親も職員も汗だくになっていたというお話も聞いておりますので、住民が多く訪れる公共施設の快適な温度や湿度の管理は、平時の住民サービスとしても必要ではないでしょうか、その点について伺いたいと思います。
答弁 教育長 佐々木基裕(教育長は2021年6月まで)
答弁させていただきます。まず、先ほど外気温と、それから室内の温度の関係でございます。私ども教育委員会が定期的に毎週とか日にちを決めて、各学校に室内温度の状況を調査するということは先ほども答弁しましたが、一切行なってございません。しかしながら、各学校には、学校の配当予算で、温度計、そして湿度計をセットしたものをそれぞれ学校のほうで購入してございますので、先生方におきましては、今日はちょっと暑いと感じた場合につきましては、それぞれその場ですぐ温度を測り、また湿度を測り、室内の環境がどうであるのか、そこは先生方が十分理解をしながら学習を進めている状況でございます。それから、優先度の話がありました。私は、優先度につきましては、やはり学校教育だけでなく教育委員会全般、そして、しいては町一般会計を含めた町全体的な予算の中での優先度になろうかと思ってございます。特に学校関係におきましては、今、GIGAスクール等々もございますし、このエアコンの部分につきましては、今、現段階におきまして検討中でございますので、優先順位には格付けしていないことを申し添え、答弁とさせていただきます。
答弁 住民課長 長屋和幸(住民課長は2021年10月まで)
藤田議員の質問にお答えさせていただきます。おっしゃるとおり、健康管理センター、福祉避難所に設置されております。こちらのほうの施設には、2階の一部の部屋にエアコンが1台設置されているということで把握しておりますが、避難をいただけるようなスペースといいますか、1家族程度が入るようなスペースでありますので、こちらのほうとしては、福祉避難所のほうのエアコン設置としてはカウントしておりません。そのような状況であります。エアコン設置の検討につきましては、健康管理センター所長のほうから答弁させていただきます。
答弁 保健福祉課長 中川雅之(保健福祉課長は2021年10月まで)
健康管理センターの、いわゆる健診を行なう部屋等のエアコンの考え方ですけれども、以前、コロナの臨時交付金を活用してエアコンの設置を検討したという経過はございます。ただ、その際には、部屋の形状等も含めて、エアコンの設置が、この段階ではちょっと難しいというような段階を経て、設置されていないということには、今現状としてはなっておりますけれども、昨今のこの暑さ等も含めて、議員おっしゃる公共施設全体も含めてですけれども、暑さ対策、熱中症対策というのは、いずれしても検討は必要になろうかと思いますし、当然町の財政も踏まえた上で、どこを優先的に考えるのかも含めて、健康管理センターのみならず、今後いろいろな検討は必要なのかというふうに思いますけれども、現状はそういう経過となってございます。以上、答弁とさせていただきます。
再質問 11番 藤田直美
前向きに検討されるというお言葉をいただきました。子育て環境の充実や健やかな成長と学びの場の提供と、命と健康を守る避難所の整備については、平時においても快適な、教員にとっては職場環境、職員にとっては労働環境、労働意欲の向上にもつながると考えます。エアコン設置による空調管理は、教育行政、町行政にとって、今後重要な施策課題となると思いますが、それぞれ管理者である町長と教育長に考え方を伺います。
答弁 町長 髙橋正夫(町長は2021年6月まで)
今までもそうですけれども、施設全体の通年の冷暖房含めて、環境をより整えるという部分では、十分に検討をしながら対応してきているところでありますが、特に昨年からのコロナ禍の中で、必要な施設、必要な部屋いろいろ含めて、設置できるかできないかも検討してきました。ただ、全体的に、十勝の本別の四季の中で、それでは猛暑日、夏日が何日あるのかなどなど含めて、それぞれ細かく検討している中でですね、先ほど教育委員会からありましたように、30度を超えるのが年に3日、4日という中で、夏休み、冬休みがあるなどを考えたときに、全体として、費用対効果も含めて、環境とは言いながらも、ランニングコストなど含めて、稼働率などを含めて、本当にどこにどれだけ必要なのかということを十分に検討させていただいているところでありますから、公共施設全般に向けては、必要な施設という認識に立てば、積極的に環境を整えていくということは当然のことだと思いますので、改めて夏の状況など、最近の気象状況なんかを踏まえて、しっかりとした環境を整えるための施設整備をしていくということにさせていただきたいと思います。ただ、冷房も含めて、暖房も含めていろいろありますから、それらの使い方で、もう一度言いますが、年間の稼働率も含めてしっかりと検証した上で、より快適な施設運営というものができるように努力していきたいと思っております。以上であります。
答弁 教育長 佐々木基裕(教育長は2021年6月まで)
私のほうから答弁させていただきます。本町の小中学校におきますエアコンの設置につきまして、議員のほうからいろいろ御質問ありましたけれども、本町の場合ですと、一般教室、普通教室といいますが、普通教室20室、それから特別支援学級の教室13室、合わせて33室今あります。設置費用につきましては7,000万円を超えるだろうと見込んでおりますし、それに教職員室等を加えますと、優に8,000万円を超える設置費が今見込まれているところでございます。このようなことから、今後におきましても、国の補助制度、そして本町の財政実情を鑑みながら、引き続き検討してまいりたいと考えているところでございます。いずれにいたしましても、最適な学習環境を整えることは、私ども教育委員会の責務と考えておりますので、ただ、その対策につきましては、エアコンのみに頼るのではなく、室内外における対策、あるいは長期休業期間中の変更など幅広い見地から検討、実施してまいりたいと考えておりますので、御理解いただきますようお願い申し上げ、答弁とさせていただきます。
再質問 11番 藤田直美
終わります。─────────────────────────────────────◎散会宣告