本別町議会 令和7年第2回定例会 2025年6月12日
5歳児健診で切れ目のない支援を
2025年6月12日、本別町議会の一般質問で、藤田直美議員が「5歳児健診で切れ目のない支援を」について質問し、町長 佐々木基裕、健康管理センター主幹 前佛友子、教育次長 武田敏英、健康・こども課長 髙橋紀尊が答弁しました。
- 質問者
- 藤田直美 議員
- 答弁者
- 町長 佐々木基裕、健康管理センター主幹 前佛友子、教育次長 武田敏英、健康・こども課長 髙橋紀尊
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は町のサイトの一般質問の一覧の表記です。
質問 7番 藤田直美
議長のお許しをいただきましたので、通告しておりました2問中1問目、5歳児健診で切れ目のない支援を、を質問させていただきます。質問事項。5歳児健診で切れ目のない支援を。質問要旨。国は発達障がいなどを早期発見し、安心した就学、小学校入学につなげることを目指し、2024年度から5歳児健診も助成対象に加え、自治体が実施する集団健診で1人当たり3,000円を上限に、費用の2分の1を国が補助しております。2025年度からは上限を5,000円に引き上げるなど、5歳児健診の普及を進め、2028年度までに実施率100%を目指すことになりました。本町も5歳児健診を行ない発達の特性に気づき、適切な支援や療育につなげるため実施するべきと考えますが、見解を伺います。要旨の明細。5歳児健診は法定健診ではありませんが一部の自治体では以前より任意で行なっております。2022年度の調査では、実施している自治体は14.1%でしたが、2024年8月の調査、昨年度開始を目指している自治体は、1年度以内、3年度以内と様々ではありますが56.6%となっております。本町の現状などについて伺います。1つ目に、幼児期から学齢期の特別な支援が必要な子どもの数と支援体制の現状について。2つ目に、5歳児健診の重要性の認識と実施に向けた検討状況について。3つ目に、発達障がいと診断された後、一人一人の特性に沿ったきめ細やかな支援が必要です。実施に加え、実施後のフォローアップ体制の構築についても必要と考えますが、見解について伺いたいと思います。質問の相手、町長、一問一答細目方式はなしでお願いいたします。
答弁 町長 佐々木基裕
〔登壇〕藤田議員からの5歳児健診で切れ目のない支援を、について答弁をさせていただきます。1点目の支援が必要な子どもの数と支援体制の現状についてでございますが、現在、児童発達支援センターを利用されている方は幼児5人、児童生徒25人となっておりまして、小中学校の特別支援学級に在籍されている児童生徒は20人でございます。支援体制としましては、児童発達支援センターで個別の療育支援を行なっているほか、それぞれ通園・通学先の状況の把握も行ない、各関係機関と情報共有を行ないながら保護者と対象児の双方の支援を行なっておりますし、学校の特別支援学級でも個々の状況に応じた支援を行なっております。2点目の5歳児健診の重要性の認識と実施に向けた検討状況でございますが、議員おっしゃるとおり、国は学齢期以降の不登校の増加を背景に、従来の法定健診であります3歳児健康診断以降、就学までの健診がないことから、その間の発達障がいや心理社会的課題が見過ごされてしまう空白期を埋めるために、5歳児健診の実施を推奨しております。町といたしましても、その重要性については認識を同じとするところであります。町の対応としましては、令和5年度中に健診担当医である小児科専門医に、5歳児健診導入についての意見を伺い、実施方法などを検討してまいりました。その中で、健診の目的である集団での様子の観察方法や、これまでなじみのない健診に来所してもらうための周知方法などを検討しております。また、一番の課題であります健診後の専門相談とフォローアップにつきまして、集団生活への適応力やコミュニケーション能力、注意集中などへの支援が必要となりますし、保護者への気づきの促しも行なうことが求められます。そのためには、心理職や言語聴覚士等の専門職の参加も含めて、今後、関係機関とも協議を行ない、体制の構築が必要となるため、現在協議中でございます。3点目でございますが、診断後の適切な支援のためには、先ほどの答弁も重複いたしますが、保健・福祉・医療・教育など幅広い関係機関のフォローアップ体制が必要になります。現在、本別町では3歳児健康診断以降の経過を通園先や児童発達支援センターの協力を得ながら、タイムリーな支援や課題の早期発見に取り組んでおります。令和7年4月に北海道で全市町村に実施した健診の実施状況調査におきましても、既に実施している市町村が65か所、検討中が93か所、実施予定なしが21か所となっております。予定なしの自治体でも、健診ではなく5歳児相談として実施するなど、各市町村の現状に応じた対応を取る例もあることから、今後も本別町にとって最適な方法で実施できるよう取り組んでまいりたいと考えておりますので、御理解をいただきますようお願い申し上げ、答弁とさせていただきます
再質問 7番 藤田直美
再質問させていただきます。この5歳児健診の重要性については、御認識があるということで伺いました。この健診の重要なポイントとしては、精神発達の状況、言語障がいの有無、社会性の発達などが挙げられております。重篤な先天性の身体疾患については、多くは3歳児健診までに指摘されておりますが、5歳児健診では、集団生活を営む上で必要な社会性の発達や自己統制などの行動面の発達を評価することが重要となります。こうした発達の評価により指摘され得る疾患として、注意欠陥多動症ですとか自閉スペクトラム症、知的発達症など、吃音の障がいですとか多数ございます。現在、発達支援センターよつばにより、幼児ですとか児童の発達の様子で保育や療育につなげているということではありますが、そこで分かった段階で、どのような保護者への指導、療育、専門家へつなげているのか、その点を伺いたいと思います。また、就学前健診も行なわれておりますが、やはり就学前健診では、社会性ですとか自己統制など行動面の発達を見る機会ではないのかなと感じておりますが、就学前健診の実施において、このような診断や相談体制は取られているのか、その後の適切な支援や療育へのつなぎについてはどのようになっているのか伺いたいと思います。以上についてお願いします。
答弁 健康管理センター主幹 前佛友子
まず、御質問の1点目のどのような支援が今行なわれているかということで、現在、療育支援がどのように行なわれているのかという御質問であったかと思います。まず、個々の状況があるので一概には言えないんですけれども、幼児なのでもうちょっと詳しい専門医の診察が必要かなという前段階からきっと相談には乗ってくると思うんですけれども、その中で、繰り返しお子さんですとか保護者の方の相談に乗ったりだとかしていって、最終的に診断というのは医療機関のほうにお子さんたちが受診していただいて、必要な検査を受けなければ診断はつきませんので、そこにつながることのできる段階で、しかるべき時期に専門機関にまず紹介をするということがあるかと思います。ただ、診断を受けた後も、個々の指導に関しましては日常生活の中でその子の得意不得意な面だとか、支援の仕方によって、その子の発達をうまく伸ばしていったりだとか、集団に適応するときにいろんな配慮が必要だと思うんですけども、その子その子の置かれている環境によって、こういったようなこの子は特性があるから、こういった部分に気をつけてくださいというようなことを、例えば通園先の保育担当者にお伝えしたりだとかということも支援としてはあるかと思いますし、あと保護者のフォローという部分では、かなりやっぱり保護者の方の御負担であるとか悩みだとかも多岐にわたりますので、そういった部分で発達支援センターのほうで個別で相談を受ける部分もありますし、場合によっては心理職に照会をしてより深い指導ですとか、あと保護者の関わり方の部分での指導というのも必要なので、そういったところにつなげたりということがあるかと思います。2点目の就学時健診での今の現状としましては、この5歳児健診で求められているような、例えば集団の場面でのその子の行動の観察ですとか、そういったようなものは今は含まれてはいないんですけれども、健診ではなく引き継ぎみたいな感じで、就学に上がるときに教育委員会のほうに、保護者の方から相談があった部分は対応しているのかなと思いますが、今の就学時健診はこの5歳児健診とはまたちょっとやっている目的だとかが少し違うので、今後その辺は、もし必要な部分があれば、5歳児健診の実施等も含めて整備していくといいますか、関係者と協議していって取り進めていかなければならないかなとは考えています。以上です。
答弁 教育次長 武田敏英
私のほうから、就学前健診について若干補足させていただきたいと思います。確かに藤田議員おっしゃるとおり、就学前健診だけでは、自閉症であったりそういった社会性とか、そういったところを就学前健診だけでは見抜くというか、承知するのがなかなか難しいところではございますが、もちろんこの就学時の健診の結果も考慮しつつなんですが、本別町特別支援教育連携会議という会議を持っていまして、その会議の中で就学前のお子さんに対して、どのような教育というか特別な支援を要する子なのかどうかという判定会議を行なっておりまして、当然この会議の中では、就学前健診の結果もそうですし、専門的な医療の診察結果、あと、こども園、保育所の先生方もこの会議に入っていただいて、そういった方々から御意見いただきながら、その子その子に応じた適切な教育を受けられるようにこの会議で判定を行ないまして、特別な支援が必要であれば、特別支援学級への在籍をということを判定しているところでございます。以上です。
再質問 7番 藤田直美
ただいま教育委員会のほうからも、診断を受けた場合の教育の現場での支援体制という部分ではお伺いしました。ですが、小学校入学前の就学時健康診断、就学までの時間が短く、その後の支援が難しいという、その時点で分かった場合の対応というのは遅くなるという実例もあります。先ほども言いましたように、重篤な先天性の疾患については3歳児健診までおおむね指摘されると考えられますが、5歳児健診を行なって、社会性だとか発達の行動面を評価することで、子どもの発達に気づくのは親が一番であると思うんですが、なかなかその判断がつかない親御さんが多い。もうちょっと早く分かっていれば、もうちょっと適切な療育ですとか、小学校上がってからのフォロー体制ができたのではないかという声も多数聞いております。近所の人から、あの子変じゃないというような指摘を受ける場合もあったと聞いております。保護者にとっても、健診によって我が子の特性を理解し関わることができて、個々に合わせた支援を行なえるよう、子どもと保護者が安心して就学を迎えるためにも、この5歳児健診は重要であると。先ほど重要であるという認識はあるということでしたが、これは毎年行なわれることですので早期に行ない、先ほど専門人材の部分でも御答弁ありました。健診に関わる小児科医師、保健師といった発達障がいの診断や生活指導ができる専門の確保も課題であると思います。人材の育成や派遣の取組を進めていくべきと考えます。それも重要だと思いますが、早期の実施に向けての取組と人材の育成、派遣についての考えを伺いたいと思います。
答弁 健康・こども課長 髙橋紀尊
藤田議員の質問にお答えしたいと思います。まず、発達障がいの診断の有無にかかわらず、今までもなんですけども、就学に向けて発達に困りを抱えた児童生徒の支援は必要と感じ、実施しております。そして合わせて、今、藤田議員のほうからも御指摘ありました5歳児健診のほう、早めに早期に実施できたらと考えておりますし、またそれに併せて、子どもを見ていくための支援というんですか、見ていくためのやっぱり技術というのも必要でありますし、そして、そういう人材も必要になってくると思います。その人材、技術については、今後いろんな研修等もございますし、またあと、外部の社会資本などの人材も生かしながら取り組んでいきたいと考えております。以上です。
再質問 7番 藤田直美
大変前向きな御答弁だと感じております。現在、5歳児健診は任意であることから、2022年度、先ほども言いました自治体14%にとどまっていますが、今後、大変増えるのではないかなと私は思いますし、取り組む自治体が増えて、近隣町村の状況ばかりではなく、先駆けて取り組むべきと考えます。本別町はこども家庭センター設置もそうでありますが、早期に取り組むべきと考えているところと、先ほどのフォローアップ体制についてですが、健診終了後にはカンファレンス、子どもや保護者に関する健康課題について十分な相談体制ができるよう関係機関、関係者、専門医の確保を十分に行ない、支援対象者を早期に決定をしたなら、個々の状態に応じたフォローアップ、教育委員会とも情報共有して就学に向けた準備を円滑に行なえるように、さらに調整するべきと思いますが、これは子ども家庭センターにおいてもそうですが、教育委員会との情報共有ですね、就学に向けた円滑に調整ができるのかどうか、その点について伺いたいと思います。
答弁 健康・こども課長 髙橋紀尊
藤田議員の御質問にお答えしたいと思います。今、こども家庭センター、準備を進めておりますけれども、そこが中心となって、個に合ったサービスにつないでいくというところで考えております。サポートプランというのを策定して進めていくんですけれども、家庭センターが中心となって各関係機関に、その子に合ったサービスにつないでいくということを進めていきたいと考えております。以上です。
再質問 7番 藤田直美
個々の状況に応じた、こども家庭センターを中心として今後は取り組むということですが、家庭センターは来年始動を目指して進められていると思いますが、健診に関しても早期にするべきだと思いますし、教育委員会とも円滑に就学に向けた準備を行なうために、さらにその点について調整するべきと考えますが、その点についてはどのような見解をお持ちなのか伺いたいと思います。
答弁 健康管理センター主幹 前佛友子
教育委員会との連携についてでございますが、今、5歳児健診のことについての質問であったと思います。就学に関する、要は3歳児健診が終わってから就学時健診までの間に、小学校に上がるに当たって、例えばこのぐらいまでの生活習慣とか、集団の中でこういうことができていることが必要なんだというようなことを話す場としての健診が今は機会としてはないんですが、ただその代わりに現在本別町としましては、発達支援センターのほうでキッズサポートという形で、3歳児健診が終わってからも、こども園だとか保育所のほうに出向いて、療育の必要な子どもとかちょっと気になるお子さんの様子を見に行ったりとか、そういった意味でのフォローは今できてはいるんですけれど、5歳児健診を実施する予定がないという自治体においても、健診が必要ではないということではなくて、今現在お子さんたちに行なっている療育支援が今現在あるので、そこにさらに、この国でいう健診という形での5歳児健診が、例えばうちのまちでは別な形で今うまくできているので、健診ということはやりませんという自治体もあったりだとか、そういったようなこともあります。ただ、早い段階で就学時健診より前に学校に上がるというところでの保護者の方との相談だとかというのを、教育委員会の方とか学校側の、学校のことが分かる方と直接保護者の方が話す機会というのがちょっともしかしたら今少ないというところで、いろいろ不安のある保護者がいるのかなと思いますので、そういったようなことは、家庭センターに限らず今現行の私どもの母子保健の部分ですとか、発達支援の療育担当の部分だとかでカバーしていかなきゃいけないなと考えていますので、そういったようなことも、今後、健診も早期に始められるように検討というのはもちろんしてはいきますけれども、療育支援全般というところで、5歳児健診の理念も含めて、本別町として必要な支援がどういう形が一番いいのかということを考えて、今、担当内でというか、関係者とは打合せはしているところです。あと、保護者の方に関しましても、例えば5歳児健診は全員国の補助金の基準としては、全部の対象者、対象児を呼ぶというところを前提にしているんですけども、既に療育につながっている方とかが改めてまた健診に行くという必要性を保護者の方が感じないので、受診率が低くなるんじゃないかというような懸念も、自治体側からは結構出されていまして、そういうのも含めて、うちでやる5歳児健診がどういう周知をして、どういう形でやるのが一番いいのか。目的としましては、療育が必要なお子さんが埋もれないようにというか、早めに、見つけるという言い方もあれですけど、早めに気づけて、保護者の方がちょっと不安だなって思ったところにタイムリーに関わるということができればいいと思いますので、そういったようなことがうまくできるように、今検討しているところなので、また、こういう形でうちのまちはやりますということが決まりましたら、住民の方たちはもちろんですけれども周知をしていきたいと思います。以上です。
再質問 7番 藤田直美
体制の構築に向けての今後の取組について伺いました。現在、療育指導を受けている子どもたちを対象とするかどうかという点でもお話をされておりましたが、私は全員対象にして、5歳児時点での専門的な知見から、いろんな多角的から見るということが大事なので、専門の多種多様な先生から見ていただいて、基本的な生活習慣ですとか、現代的な課題、メディアに対しての付き合い方ですとか、そういう簡単な指導もそうですが、健康面ももちろんそうですけれども、それを受けるためには全員を対象として、5歳時点での支援を継続されている方も含めて受けるべきだと思いますが、その点についての考えを伺いたいと思います。
答弁 健康管理センター主幹 前佛友子
ただいま議員のおっしゃったように、やっぱり3歳児健診ではなく、5歳児の対象者に合ったというか、今出ていましたけど、メディアの問題だとか生活習慣のことだとか、やっぱりその年齢でお伝えしたいというか、そのときに保護者の方に考えていただきたい生活習慣のことですとか、いろんなこともあるので、もちろん全員の方に来ていただけるのがいいとは思いますが、来ていただくためにも事前の周知ですとか、保護者の方がちゃんと納得して来られるといいますか、同意が取れるような形で進めていけるように検討していきたいと思います。以上です。