みんなの議会

本別町議会 平成28年第3回定例会 2016年9月13日

天候不順による本町農業への支援策

2016年9月13日、本別町議会の一般質問で、矢部隆之議員が「天候不順による本町農業への支援策」について質問し、町長 髙橋正夫、農林課長 菊地敦が答弁しました。

質問者
矢部隆之 議員
答弁者
町長 髙橋正夫、農林課長 菊地敦

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 1番 矢部隆之

議長の許可をいただきましたので、通告しております1問について質問させていただきます。本町の天候不順による本町農業への支援策ということについてであります。午前中にも2名の議員からそれぞれ質問がありましたけれども、若干重複する部分あるかもしれませんけれども、質問要旨としまして、ことしは5月の強風、6、7月の曇天、長雨、8月の台風の影響による異常気象により農作物の収量減と品質低下による農家収入は大幅減が予想されます。これらのことから、本町農業に対する支援策について伺います。一つ目でございますけれども、ことしは先ほど言ったように春先の強風によるビートであるとか、デントコーンの播種作業のやり直し、それから収穫時の長雨、複数の台風の上陸の影響による防除作業のおくれというようなことから、バレイショの疫病であるとか、ビートのかっぱん病である等が蔓延しているということが見られるかと思います。それと、畑地の滞水による農作物の品質低下、収量減により大幅な減収が見込まれます。これらのことから、作付奨励施策なり、種子や農薬などの資材品に対する支援策が必要と考えますが、JA本別町と協力して実施する考えがないかお伺いします。2点目でございますけれども、台風上陸による畑地の流出であるとか、土砂や倒木の流入が地区により大規模に発生しております。これらの現状復帰するためには多大な費用がかかると思われますが、新聞等でも言われているように激甚災害ということで今、言われておりますけれども、激甚災害に指定されますと農地の復興の費用に対する災害復興費用に対する対応ということになりますけれども、その補助、対象限度額に対する自己負担額について、資金借り入れをする農家には利子補給などの支援策が必要と考えますけれども、この辺についての町としての考え方を伺いたいと思います。よろしくお願いします。

答弁 町長 髙橋正夫(町長は2021年6月まで)

〔登壇〕矢部議員の天候不順による本町農業への支援策についての質問の答弁をさせていただきます。まず、1点目の天候不順と台風被害で大幅な収入減が見込まれることに対する作付の奨励、種子や農薬などの資材の支援策についてでありますけれども、現在、農家経営の安定にするための国で実施をしています経営所得安定対策で畑作4品、麦、大豆、てん菜、バレイショにおいて、その年の営農に向けて農地の保全、営農を継続するために必要最小限の経費が賄える水準として、数量払い時に控除されますが面積払い、営農継続資金として10アール当たり2万円の支払いが受けられることになっています。この制度の活用を基本にしながら、来年に向けた営農支援につきましては、本日の関連質問でも答弁させていただいていますが、今後の営農上、必要な資金の融資だとか、融通としてはJA本別町と協議、検討しながら、また協力を図りながら対応に努めることとさせていただいておりますので、融資における負担軽減策としては利子補給の実施なども考えてまいりたいというふうに考えております。2点目の台風による土砂流木の、我々は流木と言うのですけれども、専門的というか、担当の人は流れ木というのですね。きょう初めて聞いたのですけれども、立っているかどうかもわからない流木というのはということだと思うのですけれども、流木ということの流入などで、大規模な被害を受けた畑地がありますから、これらの畑地の復旧、これに伴う資金の借り入れ、御質問のとおり営農支援策についてですが、今回は災害復旧事業の対象となります被災地は4戸で8圃場でありますので、北海道と連携をして、調査を行いながら該当する生産者の方々の事業内容だとか、積算額、また負担額を示して補助事業での実施などについて調整を進めていきたいと思います。いずれにいたしましても、1点目もそうですけれども、この台風の被害を含めましては、それぞれ昨日も懇談しましたけれどもJAとしっかり協議を詰めながら、この営農に必要な今後の政策については協力して、実施をしていくということにしておりますので、以上を申し上げて答弁とします。

再質問 1番 矢部隆之

再質問させていただきます。まず、1点目でございますけれども、ことしは畑作全般について天候不順なりで被害を受けているということでございます。なかなか支援策といいましても換金不作物に対する収入減に対する支援策というのはなかなか特定の個人に対する支援ということで難しい面もあるかと思いますけれども、今、町長の答弁の中にありましたように、農家の経営所得安定対策のお話もちょっと出ましたので、このことについてちょっと触れたいと思うのですけれども、確かに畑作4品について国の施策によってそれぞれ数量払いであるとか、営農継続払いだとかという部分は支払われております。ただ、この中でビートについては64万トンのルールがあったり、澱原バレイショについても澱原量60パーセントのルールがあったり、小麦につきましても15パーセントのプラスマイナスの面積要件がありまして、その経営所得安定対策で守られてはいるよと言いながら、なかなか国の施策によって十分に我々に対するお金というか、収入がならないということがあろうかと思います。いい例が去年の話になりますけれども、27年産のビート、これは64万トンのルールによって農家の方々が94.5パーセントしかお金にならないと、お金にならないというのは数量払いが約5.5パーセントの部分が支給されないと、ちょっと荒っぽい私の試算でありますけれども、8万2,100トンですか昨年は。それに対する平均糖分17.3パーセントでちょっと割り返した数字でございますけれども5.5パーセントが支給されないと、数量払いは全く支給されませんから、これで見ますと約3,300万円ほど農家の方々が収入が減ったと、収入がなくなったと、それとそれに伴って品代も5.5パーセントの部分が通常であれば1万1,000円か2,000円ぐらいで売れるものが、今、まだ決定はされておりませんけれども、この9月の道の会議で決定されると思うのですけれども、約4,500円ぐらいではなかろうかと言われております。ですから、この6,000円ぐらいの差、ないし7,000円ぐらいの差で見ますと約3,000万円以上の減収ということで、この経営所得安定対策で我々は守られているよと言いながらも、そういったルールがあるがために、昨年、ビートで言えば減収ということになってございまして、私の質問事項にありましたように、この作付奨励なり種子な農薬などの資材費の支援策ということで書いてございますけれども、これについてはことしなかなかこれからの対応というのが難しいと思いますけれども、そういったことも含めてビートのそういった27年産でちょっと申し遅れましたけれども、品代については今月、多分、末ぐらいに本生産ということでかなりおくれた中で委託確保という形をとった中での販売になりますから、かなりおくれた生産になろうかと思うのですけれども、そういったことも含めて28年、もう終わろうとしていますが、29年に向けての作付奨励なり、種子代とか農薬の対応はできないかと、支援策がないかということで、作付奨励につきましても農協で今現在、ヘクタールで2万円ですか、これの作付増産対策というのをやっていまして、これは28年で終わりますけれども、先ほど午前中の町長答弁の中で基金の話もありましたけれども、新規作物であるとか、作付奨励もその中に含まれるのかというのもあろうかと思いますけれども、それらも含めて29年に向けての支援策ということで、その辺の考え方をお伺いしたいと思います。それから2点目の資金借り入れに対する利子補給ということで、これは激甚災害になった場合の、私の表現でも補助限度額ということでありますけれども、これは農地を復興するために反当たり67万円ほどの限度額というのを設けられているそうなのですけれども、これに対する激甚災害での補助率の割合によって67万円を下回る支給率ということになりますと、その差額、例えば90パーセントしか対応しないよということになりますと、6万7,000円なりが手出しになるということで面積もかなり大きく、先ほど言ったように4戸で8圃場という話でありましたけれども、その辺の面積が大きくなれば、個人負担も大きくなると、反当たり67万円で復興できればいいのですけれども、それより上回る部分については全く個人負担ですから、そういったことも含めて、この災害による減収、借り入れの増、それと災害による品質悪化による収入減ということで、なかなか分けることは難しいと思うのですけれども、そこら辺も含めて、もし農協なりで天災資金等が創設されましたら、先ほども言ったように利子補給なり、償還猶予でも構いませんけれども、そういったことでも農協と協議をしていただいて対応する考えがないか、その2点についてちょっと伺いたいと思います。

答弁 町長 髙橋正夫(町長は2021年6月まで)

矢部議員の2問目の再質問でありますけれども、この収入減に対するその保障とか何とかというのは、これは非常に難しい問題だから、なかなかそうはいきませんけれども、ただ施設だとか、営農にするだけの条件だとか、いつも言いますが環境整備だとかという部分については、もちろんこれは農業政策としてそれぞれいろいろな方法を駆使しながら、また支援をさせていただくということですが、直接被害の流木だとか、土砂災害だとか、こういうものについては激甚の中での事業の説明もさせていただきながら、それぞれ地権者の皆さん方とどういう方法でやるかということでありますから、それに対してその最低限の負担で済むような方法は、これはJAとも十分に協議して、協力してやっていくということにさせていただいていますから、たまたまビートの例も出てきましたけれども、ビートの例は去年から糖分取り引きも17.4から16.3までにしてもらって、非常に生産に対する意欲というのが出てきましたから、これはまた別な問題として、64万トンを超えるなんていうことを想定しませんでしたけれども、64万トンを超えるだけの、これだけの生産量があったということですから、決して減収になったということではありませんので、それはもともとのルールでありますから、それはしっかりと受けとめていただきたいなと思いますが、そのようなことも含めてぜひ午前中から答弁させていただいていますが、しっかりと営農に必要な対策については、それぞれJAと協議させていただきながら対策を進めていくということには変わりありませんので、そのとおり答弁させていただきます。また、激甚に当たりましても限度額60万円を超えるか超えないかという部分についてですが、担当課長のほうからそれぞれ答弁させていただきますので、よろしくお願いしたいと思います。

答弁 農林課長 菊地敦(農林課長は2020年3月まで)

それでは、激甚災害の部分につきまして、今回、本別町で流木土砂等で被害がありました箇所につきましては、先ほども町長お答えさせていただいていますけれども、戸数については4戸、農地については8圃場が今回の農地災害復旧事業での今回の台風災害での事業の対象となっております。面積的には、この8圃場で約5.4ヘクタールが土砂の流入、あわせて流木の流入等含めてあるということになっております。これまでも担当のほうで北海道のほうと調整をしながら該当農業者の方々に一定の積算額、それに伴う負担額等も示しながら、事業での復旧、基本的に災害事業は現状復旧ですので、乗っかった土砂、流木を取り除くというような状況の事業となりますが、その中で現状のところ2戸で2圃場については今回の災害事業で実施をするという形に今現在なっております。面積的には2.5ヘクタールということで今、現状進めているという状況になっています。今回、激甚災害の指定がされるという状況にありますけれども、そのことによって矢部議員おっしゃったように、この災害事業には事業の限度額、10アール、1反当たり67万円という限度額があります。ですから、例えば1ヘクタールであれば670万円の事業費ということになります。基本的に補助率が2分の1ですが、今回、激甚に指定されると基本的には90パーセントが国から補填をされるということになりますので、1割負担ということ。あわせて今回、国のほうでどういった流れになるかわかりませんけれども、それ以上の国からの支援ということもある場合もありますので、それは現状を見据えた中で対応させていただきたいと思っています。基本的に実施をするその圃場につきましては、限度額は超えません。今のこちらの積算の中では限度額の中でやるので、限度額を超えた場合については100パーセント個人負担になりますが、その部分についてはございません。現状の工事の中でどのぐらいの負担額になっているのだということはちょっと現状の中では個人情報でもありますし、今後、入札等も工事控えておりますので、明らかにはできませんけれども、一定程度の負担がありますので、これは先ほども町長が答弁で申し上げているとおり、これまでの災害復旧の中で農協と協議をしている中では、そういった個人負担も含めて今後の営農にかかわる部分についてきちんと借り入れ等の措置をしながら対応していくということを協議をしておりますので、その点につきまして、町長のおっしゃっているとおり農協と協力しながら対応してまいりたいと。内容についても利子補給等も含めて検討して考えていくという形で進みたいと思っております。以上です。

再質問 1番 矢部隆之

再質問させていただきます。先ほどのビートの話でございますけれども、てん菜の話でございますけれども、昨年は豊作だったからよかったというような、ちょっと認識、町長と私ちょっと違うのですけれども、せっかくつくった作物がお金にならないという観点から私はこのお話をさせていただきましたけれども、そういったことも含めてせっかく農家さんが一生懸命つくったやつが100パーセントお金にならないという部分での施策、支援策がないかなということで質問させていただきましたけれども、あわせてもう1点、支援策についてでありますけれども、激甚災害に関連する部分あろうかと思いますけれども、シカ柵の関係でございますけれども、今現在、激甚災害で対応となるような圃場の近くにシカ柵が設置をされていると思いますけれども、なかなか被害に対する、経費に対する考え方といいますか、これはなかなか国の事業がないかなとか、これは全く個人の所有だからあなた方でやりなさいとなっているのかどうか、その辺の協議、林野庁等なりどういう話をされているかわかりませんけれども、かなりの年数もたっておりますし、残存価格から見ても小さな残存金額でしかないのかなというふうに思いますけれども、このシカ柵についての実損傷の長さといいますか、距離といいますか、5キロなのか6キロなのか、10キロあるのかという部分もありますけれども、これについてメーター当たり5,000円ないし6,000円ぐらいの材料費等かかるかと思うのですけれども、これに対する支援策といいますか、午前中農業基金の残高の話もされた議員いますけれども、こういった部分で全町的なシカ柵というか、全町的なことでありますし、シカ柵の設置されているどちらかというと本別、山間部分に多いわけでございますけれども、そこに農家さんが畑なり、牧草地なりをつくって、我々市街地に住んでいる町民にとっても、それが畑なりつくっていただいているおかげで洪水にならないとか、恩恵それぞれあるかと思うのですけれども、そういったところにつくっている、シカ柵についての支援策といいますか、そういったことについても、これ当然、町なり農協なりということで協議が必要かと思うのですけれども、そこら辺の考え方についても1点伺いたい。それから、先ほど言ったビートの関係で若干、支援策ということなのですけれども、なかなか本別町は土場も設置をされていないということで、集荷時期、天候が悪いと泥が付着したり、なかなか集荷するのも困難、圃場も痛めるということもありまして、そうなりますとビートなんかにも土砂がついて土砂引きということで所得も少なくなるのかどうか、ちょっと計算したことございません。そういったことで、そういった土場なり、ストックポイントなりを設置する考え、町なり農協なり北糖さんなりとの協議が必要かと思うのですけれども、それについての今後の取り組み等について考えをお聞かせいただきたいと思います。以上です。

答弁 町長 髙橋正夫(町長は2021年6月まで)

3回目の答弁をさせていただきますけれども、せっかくつくったものがお金にならないとうことは、できたからいいということは言っていませんので、それは誤解のないようにしていただきたいと思いますし、あれだけできたということは逆に大変、ありがたい話で、ことしもできたらそのぐらいの出来秋が、ビートだけではないのですけれども、昨年と同じという、そういう願いを持っていたのですが残念ながら6月からの低温、また降雨でこんなことになりましたから、非常に残念だと思っているのですが、その中でも今、御質問ありましたように、シカ柵の対応についてですけれども、シカ柵先ほども答弁させていただきましたけれども、シカ柵は個人だとか、その地域だけの問題でありませんから、いつも申し上げましたようにあれだけの頭数が北海道の中にいるわけでして、またそこに羽のあるものとか、足のあるものとかとよく議論になりますけれども、本別だけで張っても効果がないということもありますから、それは広域でずっと陸別も津別もずっと張って、また浦幌も逆に南側の白糠もそうですけれども、ずっとずっとずっと張ってあるものですから、これはもう全体的にやらないとならないことですから、言ってみれば本別町に張っているやつは本別町全体のこのためにこのシカ柵というのはあるということの位置づけですから、それはしっかりとどういう事業でできるか、国の基準としてはやはり耐用年数含めてもほとんど本町はかなり時間がたっていますから、それらの評価というのは非常に評価額が低いということになっていますけれども、ただ、新しいとか古いとかではなくて、やはりそれを機能としてシカ柵がなければならないということですから、そこら辺もしっかりと現状を訴えながら対応させていただくのと、またそれは農業のほうでなるのか、どこでやってもらうのか別ですけれども、今、国の鳥獣被害対策の部分ではそんなにお金はないですけれども、多少はあるのではないかなということでありますけれども、それをやったとしても本町だけではないですから、それは結構、厳しい予算の内容にならざるを得ないかなというふうに思いますので、抜本的にこれらも含めて対応すると、万が一そこが対応できなければ、申し上げましたように昨日も協議させていただきましたけれども、JAと町でこれは基金の対応も含めて全体に及ぼすことですから、それらも検討すると、検討するまでの話になっておりますので、そういうことも申し伝えさせておきたいと思います。5キロでどうだということで、5キロ、6キロでいくと、細かくはできませんけれども、今、確実には5キロということになりますから、きのうの懇談の中でも6キロぐらいとしたら3,000万円以上の当座の資金は必要だろうと、こういうことになっておりますので、それらもにらみ合わせながら検討していきたいなと思っております。また、ビートの土場の関係でありますけれども、これらかねて北糖のほうから土場、どうしてもこういう天候のときだから集荷時期になるとぐしゃぐしゃになって、火山灰引くだとか、本当にブルドーザー持って行って引っ張らなければならないぐらいなこともたびたびあるということでして、そうなったら圃場が相当傷むということも含めて、また経費もそうですけれどもできれば農家の皆さん方に協力いただいて、それぞれ搬出、搬入しやすい場所に土場を一定程度確保していただきながら、それを北糖も町も農協も一緒になってそれを促進しながら、よりスムーズな搬出入のできるような、そして圃場を痛めないような、そういうような対応をできればなということで今、検討させていただいていますが、現実、やはり農家の皆さん方も少しでも耕作地がやはり少なくなるということについてはかなり厳しいということも口々には訴えがありますけれども、ただいろいろな角度から考えると、そこでその面積が一見少なく見えるかもしれませんが、やはりトータルで考えると非常に有効な、それはビートだけではなくてほかの資材などの運搬の出し入れ、また基地にもなるということでないかなと思いますので、それらも本当に含めて、ただ問題なのは1枚だとか、2枚続いている畑ではないですから、点在しているとまたそこから集めてくるというのは、そういうところも結構ありますので、北糖も農協も心配しているのはそこら辺でありまして、そこら辺の条件もいろいろ違う条件ありますけれども、何とかできるところからそのような方式をとっていければということで今、協議を進めさせていただいております。以上を申し上げて答弁とします。

再質問 1番 矢部隆之

終わります。

出典:本別町議会 平成28年第3回定例会 2016年9月13日 議事録 PDF(63ページ) 間違いを知らせる