みんなの議会

本別町議会 平成26年第4回定例会 2014年12月10日

農業振興

2014年12月10日、本別町議会の一般質問で、篠原義彦議員が「農業振興」について質問し、町長 髙橋正夫が答弁しました。

質問者
篠原義彦 議員
答弁者
町長 髙橋正夫

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 3番 篠原義彦

議長の許可が出ましたので、質問させていただきます。まず、農業の振興と農家経営の安定について御質問させていただきたいと思います。今日の農業経営は、酪農、畜産業、畑作ともに、生産資材、肥料、飼料の高騰により、また、ことしになりまして、北電の電気の値上がり等もございまして、非常に農家の経営は厳しい状況になっています。町として対応策を講じるべきと思いますが、今後の進め方について町長の考え方を伺いたいと思います。まず1点目に、乳量の推移は、平成20年の4万5,000トンをピークに年々減少し、平成25年、昨年度でございますけれども、4万1,000トンにまで落ち込んでいます。搾乳家の戸数も、平成20年は96戸、昨年度は76戸と、年々減少しているところでございます。家族経営の多い本町では、今の状況での増産は非常に難しいと思います。大規模化に伴い、ふえる労働力を軽減するため、コントラクターの充実、TMRセンター、哺育センター、さらには家畜ふん尿によるバイオマスプラントの誘致により、乳量の増産に集中できる環境づくりに、町としても組織づくりに後押しすべきではないかと思います。考え方を伺います。二つ目に、畑作についてでございますけれども、コスト軽減のために、農地の集積を進め、大型機械の効率利用を行い、経営の安定を図るべきだと思います。さらに、本町には約3,200ヘクタールの借地畑があります。これは大体3割に達するかと思います。現状では、基盤整備事業、特に暗渠排水などを行う場合に大きな障害となっております。借地畑の解消を進め、安定した農業生産を維持するために、農業振興基金等の活用も含め、何らかの施策が必要と思いますが、町長の考え方をお伺いしたいと思います。よろしくお願いします。

答弁 町長 髙橋正夫(町長は2021年6月まで)

〔登壇〕篠原議員からの農業振興についての御質問について答弁をさせていただきます。まず、1点目の乳量の増産に集中できる環境づくりの後押しでありますが、御質問にありますように、本町も例外でなくて、どんどん搾乳家が減っていっているというのが現状でありまして、北海道は年間に200軒以上減っていると。本町もこのような状況でありまして、私どももずっと農協の総会、総代会に出させていただいて20年以上になるのですけれども、ここまで減ってくるとは本当に予想もしていなかったのですが、いつも申し上げるのですが、特に搾乳するという仕事は、365日、生き物を飼って、まさに24時間態勢で、本当に朝から晩まで牛舎の中でという、そういうイメージで、本当に頑張っていただいて、そういう生産現場ですから、これを少しでも軽減できるような、また、今御質問ありましたようないろいろな環境整備だとか、その後押しができないかということを私どももそれぞれ提案をさせていただいて、また、何度か具体的な検討に入ったということがありますが、残念ながら今、そういうことも具体的な実現を見ないままにこういう状況になっていますが、特に本別町は、酪農、畜産の、特に搾乳の件に関しましては、明治乳業がしっかりと支えていただく大事な工場がありますから、そういう意味では、少なくとも本町だけは絶対に乳量は減少させないというような、そういう決意が私どもも必要だなと、いつも農協の幹部なり、また、酪農振興会の皆さん方とは話をしておるところですが、今問題となっている、御質問にありますとおり、近年、特に少しずつ、昔は家族の数だけ搾乳牛がいれば何とか暮らせるというような時代だったのですが、どんどんどんどん時代の変化とともに機械化になり、また、フリーストールなどなど含めて、非常に1軒の飼う頭数がふえてきたというのが現状でありまして、現状でふえてきたということは、それだけのスケールメリットを出さなければなかなか経営が成り立たないということが背景にあるのだと思うので、それに伴って、牧草、飼料の確保などを含めても、本当に地元の粗飼料だけではなかなか賄いきれないと。結果的には輸入した飼料にも頼らなければならない。また、飼料分などなど含めたり、また、たくさんの条件が重なりますから、非常にコストも高くなる。また、御質問にありますように、電気料も非常な勢いで値上げされましたし、また、燃料だとか、それぞれ資材も大変なことになっていますから、経営そのものが非常に圧迫されているというようなことも含めて、さらにまた、今のTPPの先行き不安を含めて、これから牛舎を建てかえて子供たちを育てようといっても、なかなかそのような展望が開けないというようなことは、たくさんの不安を抱えている現場でありますから、何とか、そういう現状であるけれども、やっぱり食糧をつくるという大事な仕事でありますし、また、本町の産業をしっかり支えるという意味も含めて、何としても継続していただきたいというのが私どもの願いでありますから、それらも含めて、今、御質問のあった部分については、特にこれは農業団体が主体となって意見を集約して頑張っていただくということでありますので、そこがしっかりと議論させていただいて、計画が上がってきたものについては、私どもは、今までも申し上げていますけれども、1回もそれについて拒否したこともありませんし、全面的にそれは協力させていただくということを常に農協の常勤幹部との政策懇談の中でもお話をさせていただいていますから、それは中期計画の中でも示してありますし、また、農協内部での検討もそれぞれしていただいていることでありますから、それらを具体的にしっかりと提案いただいたときには、我々としても連携をしっかりとりながら進めていきたいと、こう思っております。2点目の基盤整備のことですが、これもずっと政策懇談の中で話してきているのですよ。ここ四、五年前からの高温多雨、このときに顕著にあらわれたのです。作況調査へ行っても、同じ地帯でも、基盤整備のできているところと、まだ進んでいないところというのは、作物が全く、片方は根腐れしてひどい状況ですが、片方は青々として、ふだんよりもとれているような状況があったのですけれども、やっぱりああいう現場を見たときに、基盤整備というのはいかに大切かなというのは、当たり前のことですけれども、なかなか。さらにまた、最近、大型機械ですから、どうしても離底盤ができて、疎水性が低くなると。そんなことを含めて、てん菜の対策なども含めて、できればサブソイラを入れて、きちっと透水を高くして、とにかく基盤整備と土づくりを徹底して、やっぱり土の中から宝が生まれてくると、こういう意識も含めて取り組んでいこうということで取り組みをさせていただいていますから、これらも、特に今、御質問にありますように、3分の1が賃貸ですからね。賃貸のところになかなか、言ってみれば貸し手側、借り手側が、それぞれ自分のところでないというところが非常に事業を取り入れづらいというのがあったのですが、その現状も踏まえて、補助事業だとか、畑総事業ではなかなか取り入れられなかったものを、近年の交付金事業でかなり進みました、おかげさまで。まだまだ手を挙げていただけないところも現実にありますけれども、今まで賃貸でなかなか取り組めなかった事業もかなり進んできましたので、とにかく持ち物が誰であろうが、最終的には本町の大事な耕作地ですから、その辺も含めて意識を持って、いろいろなメニューの事業を入れたりしながら、本当にしっかりとした基盤整備、また、そういう基盤の整備したところでないと賃貸もできないということになりますから、そういうことも含めて、今、農協ともしっかりと協議して、これらを押し進めていくということを事業として進めさせていただいていますので、今後とも、貸し手、借り手側ですから、私どもがそこに介入してどうこうするということは、個人のそれぞれの考え方ですから、できることでありませんけれども、可能な限り相談にものりながら整備を進めていきたいなと思っています。また、農業基盤整備促進法ということで、これはやっぱり認定農業者が受け皿になって、特別控除の拡大を国に要請しているところでありまして、できれば、本来であれば、一定、頑張っていただいて、現役を引退するときは、次の担い手の人たちがそれを財産としてまたしっかり営農できる体制になればいいのですが、なかなか賃貸という形の中で残るということですから、これらも含めて、国もいろいろな制度でそこら辺を後押ししようと。失礼な言い方になるかなとうちの担当もよく言ったのですが、地帯へ行って、例えば誰々さん、あと何年やるのですかと、このような調査もしなければならないと。そして、それは本当になしてそんなことを言われるのだというかもしれませんが、これは本音としては大事なところで、それであれば、次の担い手の人をどういうことでそこにしっかりと対応してもらうかなどなど含めて、そういう先々の要望なども含めてあるのですが、これらも含めて、まださらにしっかりと態勢をとりながら、耕作放棄地などが出ないようなしっかりとした態勢をつくるために頑張っていかなければならないなと思っています。いずれにいたしましても、個人の財産と言いながらも、大事な圃場ですから、御質問のありますように、しっかりとこれは農業団体ともさらにスクラムを組んで、これらの対応をしっかりしていきたいなと思っています。JA、農協側もきちっとした方針を出しておりますので、農協の方針にしたがって、農業者とも十分協議しながら、生産体制がさらにまた充実できるような体制をとっていきたいなと思っています。以上申し上げて、答弁といたします。

再質問 3番 篠原義彦

一つだけ再質問させていただきます。乳量の増産でございますけれども、数年前から初妊牛の導入にJAと町からと助成金をいただいております。私もこの制度は利用させていただきました。非常にありがたい制度でございます。現在、この初妊牛の導入に関しては、町が5,000円、それからJAが1万5,000円と、年間通しての改正になったように聞いております。近々の乳量の増産の対策として、町の補助金を幾らかでも値上げできればと考えております。単に値上げするのでなくて、本町に日本一の育成組合がございます。そこの乳牛は北市場に出ていっても相当ほかの農協よりも高くなっております。そういう基礎牛を購入することに限定して、幾ばくかの補助金の上積みができないか、お伺いしたいと思います。

答弁 町長 髙橋正夫(町長は2021年6月まで)

御質問にあります、本別に来たらいい牛がいるよと、こういうまちにしたいというのが、私がまだ本当に30歳ちょっとぐらいですかね、同年代の酪農家がそういう卵をとって、わかりやすく言えば、それをきちっと大きく育てたいと、そういう同士会ができて、しっかりそれをやってきました。おかげさまでそういうだけの牛を持っている人がたくさん出ましたし、また、和牛のほうも、非常に取り組みは実は遅かったのです。私どもが和牛をやったらいかがですかねと提案させてもらったけれども、いや、まだこれから短角牛とヘレフォードをやるということでしたから、それはそれとして大事なところで、放牧しても十分できるというのはヘレフォードの特性でありましたから、和牛はおくれたのですけれども、でも本当にここ10年ちょっとぐらいですかね、特にメスの和牛などはものすごくレベルが高くなっていますし、また、ホルスタインF1などもそうですが、非常に本別の市場での評価が高いということで、どこどこ牧場といったら、ぼーんと黙っていても数十万円高くなるというぐらいな家もあるそうでありますし、また、それら育成含めても非常に頑張って、優秀な、それぞれまた技術も競い合いながら、展示会、品評会含めてみんなで底上げしていますから、それらについては、これはいろいろな対策がありますから、それは特に毎年農協とも、また、それぞれの生産団体とも協議していますので、町としてはできる限りの応援をしていくということでありますので、せっかくの御質問ですが、ここで何ぼ上げますということになりませんけれども、それはホルスタインの初妊牛の導入のときもそうでしたけれども、現状を見たときに、やっぱり頑張っていただいて、そこは少しでも応援させていただければというのは、もちろん金額は高いほうがいいかもしれないけれども、そうもいかないということもありますけれども、ただ、本当に常にそういう同じ方向を向いて、行政も農業団体も含めて、やっぱりしっかりと応援させていただくということも大事だと思いますので、それはこれからまた予算を含めて、いろいろな団体、今、たくさんの農業変化の中でもいろいろなメニューがありますので、それもトータルで含めて、しっかりと応援するところは応援させていただいて、また、一定の成果が出たところは自立してやっていくなどなど含めて、メリハリをつけて、その応援体制をつくっていきたいと思っています。以上であります。よろしくお願いします。

再質問 3番 篠原義彦

終わります。

出典:本別町議会 平成26年第4回定例会 2014年12月10日 議事録 PDF(55ページ) 間違いを知らせる