みんなの議会

広尾町議会 令和7年第4回定例会 2025年12月3日

(1)コミバス等の早期運行開始について/(2)都市計画税課税に係る見直しについて

2025年12月3日、広尾町議会の一般質問で、前崎茂議員が「コミバス等の早期運行開始について」「都市計画税課税に係る見直しについて」について質問し、町長 田中が答弁しました。

質問者
前崎茂 議員
答弁者
町長 田中

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

町のサイトの一般質問の一覧ではこの議員の件名が 2 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は町のサイトの一般質問の一覧の表記です。

質問 10番 前崎茂

私は、2点について町長に質問いたします。まず、1点目でありますけれども、コミバス等の早期運行開始についてであります。昨年6月定例会において、高齢者や障がい者など交通弱者の足を確保する地域内循環型バス、コミュニティバス等の早期導入について提起をしたところであります。これにより、今年度の町政執行方針に「広尾町公共交通会議」を設置することが初めて盛り込まれたところであります。執行方針には、広尾市街地において買物などの移動に困難な方が増加しており、新たな交通手段の在り方を考えるため、地域公共交通会議を設置し検討するとしています。また、同会議の運営事業としての予算も計上されたところであります。町民の皆さんが長らく待ち望んでいた地域公共交通コミバス等の運行に、一歩前進したものと認識をしております。早速、本年6月に同会議を開催し、7月には町民から意見を募るワークショップの開催や、8月には専門部会等、鋭意協議を進めているところだと認識をしていますが、現在の進捗状況はどのようになっているか伺います。さて、隣の大樹町では、2020年、令和2年度から、市街地の医療機関や商業施設、公共機関等を巡回するコミバスの実証試験を経て、令和4年度から市街地の南ルート、北ルートの2つのルートで本格運行しています。加えて、本年11月から農村地域の公共ライドシェアの実証試験「コスモライド」がスタートいたしました。この事業は、市町村が運営主体となって町の公用車が有償で人を運ぶライドシェア、自家用有償旅客運送制度であります。対象エリアの料金は、市街地から25キロから30キロの距離がある生花、晩成は1,000円、そのほかの地域は、700円を負担すれば市街地のコミバスの最寄りバス停まで乗車できるものであります。この事業は、国土交通省の「交通空白」解消緊急対策事業として、郊外部、農村地域から大樹町市街地への移動手段の確保として実施するものであります。大樹町は、この補助事業を活用して、10人乗りのワゴン車2台を購入するなど、総事業費1,700万円に対し、国の補助が1,300万円交付されるとしています。実証試験による利用状況を分析して、今後の導入を検討するとしています。また、芽室町でも国土交通省の同事業の採択を受け、12月から実証試験をするとしています。同町は、2011年、平成23年度からコミバスを導入しており、今年度で15年目を迎える先進町村でありますが、市街地と農村部を一体的に運行するもので、芽室町としても、住み続けられる地域であるためには交通の充足は欠かせない、多くの利用を期待したいとしております。さて、本町では、本年9月に本通6丁目の食品スーパーが閉店したことにより、とりわけ当該地域の車のない高齢者の方など、日々の買物などに大変ご苦労されており、一日も早く公共交通の運行を切望しているところであります。現在、協議が進められている地域公共交通会議における公共交通総合計画等をスピード感を持って策定することと併せて、実証運行を含め、コミバス等の早期運行を目指すことが求められていますが、町長の答弁を求めます。次、2点目であります。都市計画税課税に係る見直しについてであります。十勝管内の帯広市を除く18町村で都市計画税を課税しているのは、本町と芽室町の2町となっております。以前課税していた池田町など、現在は廃止しているところであります。広尾町都市計画税条例は、1966年、昭和41年度から施行しておりますが、同条第2条に「都市計画法第5条の規定により指定された都市計画区域のうち、区域内に住所を有する土地及び家屋の所有者に課税する」とあります。また、同条例は、町村の中心市街地を含む一体の都市として総合的に整備・開発し、保全する必要がある区域を都市計画区域として指定するとしています。したがって、都市計画税は、都市計画区域内に課税する目的税としているものであります。1956年、昭和31年度から都市計画税を課税している池田町において、町議会の一般質問を受けて、「市街地の道路や公園、下水道などの都市計画事業などの費用に充当される目的税として課税している」とし、「現在は都市計画事業の計画等はないが、都市計画区域内に整備した下水道事業の起債の償還金などの費用として活用しており、貴重な財源として都市計画税は重要である」と答弁しているところであります。しかし、「都市公園の整備や街路事業並びに下水道事業も現在実施されていない状況の中で都市計画税を賦課することは、都市計画法の本旨に照らしても適切ではない。加えて、都市計画区域以外の地域で合併浄化槽が全町域に普及し、いわゆる下水道の地域間格差がなくなっている現状で不公平感が生ずる」との指摘を受けて、2013年度、平成25年度から都市計画税を廃止しております。しかし、本町において、現在まで都市計画税を賦課していますが、都市計画法の本旨から見ても池田町と同じような状態であると推測されます。あわせて、同法の本旨から乖離しており、見直すべき時期にあると思いますが、町長の所見を伺います。

答弁 町長 田中

それでは、前崎議員のご質問にお答えいたします。初めに、1点目の「コミバスの早期運行開始について」であります。高齢化の進行や商店の閉店などにより、広尾市街地におきましても買物や通院の際の移動手段に困っている方が増えてきております。また、町内の公共交通を取り巻く状況につきましても、路線バスは利用者の減少や物価高、人件費の上昇等に伴う運行経費の増加等により赤字が拡大し、沿線自治体が負担する金額も年々増加する一方となっております。現在2社が運行しておりますタクシーにつきましても、利用客の減少や運転手不足などの理由により、運行台数や運行日・運行時間が縮小され、特に日曜日につきましては、2社とも休業日でタクシーが運行していないという状況となっており、利用者からは「来るまでに時間がかかる」「日曜に使えないのは不便だ」との声を聞くところであります。これまでの町民の「足」確保に係る事業の検討・実施の経過でありますが、令和2年度に役場内の関係課職員による「高齢者等の足を確保するための新たな地域交通検討委員会」を立ち上げ、新たな交通手段の導入等について検討した結果、高齢者を対象に町内のタクシー・バスで利用できる助成券の配付を新たに実施することといたしました。しかし、先ほども触れたタクシーの運行縮小などにより、助成券の配付のみでは住民の「足」確保には不十分な状況となってきていることから、現在の地域交通を見直し、地域の実情を踏まえた持続可能な体制を構築するに当たり、総合的な観点で検討を進める目的で、本年度に「地域公共交通会議」を22人の委員で新たに組織し、6月10日に第1回目の会議を開催したところであります。会議では、広尾町の公共交通の現状、公共交通に係る各種制度について情報を共有いたしました。その後、7月16日に町民を対象とした公共交通ワークショップ、8月22日に公共交通会議の町民・利用者代表委員による地域公共交通ワーキングチーム会議を開催し、地域交通の現状や希望する交通形態について、ご意見をいただいたところであります。ただし、現時点では最適な交通手段についての結論は出ていないことから、ワーキングチーム会議を再度開催し、意見交換を行いたいと考えております。コミュニティバスやデマンド型交通、ライドシェアなど新たな形の交通手段を導入する際には、町内交通事業者との連携が必須であると考えており、導入したい交通手段が固まり次第、事業者とも協議を進めてまいりたいと考えております。また、検討を行う際は、本町の財政状況を踏まえ、国や北海道の各種補助制度を積極的に活用してまいりたいと考えております。当初は本年度中に方向性を決定し、来年度に何らかの実証実験を行いたいと考えておりましたが、新制度の検討・構築に時間がかかっていることから、引き続き検討を進め、内容が固まり次第、実証実験を行う形で進めてまいりたいと考えております。実証実験の結果は地域公共交通会議で検証し、見直しが必要な点があれば修正、再度の実証実験を行うなど、試行錯誤を繰り返し、最終的に誰もが使いやすい交通形態の本格運行へつなげていくことができればと考えているところであります。次に、2点目の「都市計画税の見直しについて」であります。広尾町における都市計画税は、昭和40年12月に、都市計画区域のうち、都市計画税条例第2条第1項に規定する区域内に所在する土地・建物に対し、課税・徴収することについて、議会で議決をいただき、昭和41年度から今日までに至っているものであります。先ほど議員からもありましたように、都市計画税は目的税でありまして、都市計画区域内の街路、公園・緑地、水道・下水道、ごみ焼却場や教育文化施設、社会福祉施設などの施設整備事業に充てることができ、本町におきましても、都市計画税を充当し、街路や公園・緑地、下水道施設、そして公園整備を進めてきたところであります。また、老朽化したそれら施設の維持管理費を含め、都市計画事業の一部に充てているものであります。管内では、ご質問にもありましたように、池田町で平成23年12月に都市計画税の廃止について提案され、都市計画税が平成25年度から廃止となり、以来、帯広市、芽室町、そして広尾町の3市町のみが課税・徴収している状況であります。広尾町といたしましては、現在も道路や下水道施設、公園整備事業と、その維持管理事業に充当しており、目的に沿ったものと認識しております。また、現在の財政状況を踏まえますと、現段階では見直す議論には至っていないところであります。以上、答弁とさせていただきます。

再質問 10番 前崎茂

まず、1点目のコミバスの早期運行について再質問いたします。コミバスの導入については、今までも誘致に当たって、この場で取り上げさせていただいております。そういった中で、管内のいわゆるコミバス等の実施状況について、私も各町村から資料を頂いて、例えば路線図ですとか時刻表ですとか、バス停のそういった細かいマップも頂いております。大樹町も多分、十勝管内で17番目の実施町村ということになろうかと思うのですけれども、そういった中で例えば、先ほどもお話ししましたけれども、芽室町とか音更町は、コミバスの運行を開始してから、もう既に15年とか20年近くたつ、先進町村ということになってございます。そういった中で、一番身近な部分の先ほど大樹町の事例を説明させてもらいましたけれども、大樹町は、先ほど言いましたけれども、2020年から実証運行しておりますけれども、実は2019年、このときに町民からアンケート調査をまずやっているのですね。翌年度、2020年度から大樹町の公共交通会議、これを2回開催いたしまして、そういった中で進めてきて、この会議を2回開催して、その年の秋に実証運行をされているわけであります。翌2021年には、この公共交通会議を4回実施しております。それで、4回のうち2回目の会議を終えてから、先ほども触れましたけれども、公共交通計画を策定したということでありまして、言ってみれば町民アンケートを取りながら、公共交通会議でいろんなことを進めながら、それで実証試験をまず実施するということで、町村によっては、この期間が6か月だとか、あるいは1年の期間もありますけれども、そういった中でいわゆる試行錯誤を繰り返して、とりわけ実証試験の段階で、例えば路線ですとか、バス停の位置ですとか、そういったことを設定して、やりながら、その都度、改定していくといいますか、そういった中で、いわゆる本格運行に向けての実証運行という形だというふうに思っています。ちなみに、大樹町は2020年度に2回、2021年度が4回、それから2022年度も2回、それから2023年度が4回、2024年度が2回という形で、2020年度から大体年2回から4回、この公共交通会議を開催して、その都度、利用者の意見を聞きながら、さらに実効性のある形で進めていったというふうに聞いております。そういった意味では、先ほどまだ具体的に決めていないという形で、再度ワーキングチームを開催したいということなのですけれども、やはり町民のそういったアンケート、そういったものを取りながら、どういった形がいいのかということをまず含めて、実証運行ということに結びつけていくのが一番ベターかなと思うのですけれども、例えばその辺で町民のアンケート調査ですとか、そういったことについて、今後の作業のロードマップなんかどういった形で計画をされているのか、お答えをいただきたいと思います。

答弁 町長 田中

今まで進めてきた内容について、先ほど申し上げたとおりでありますけれども、今後の部分につきましては、まだ未定のところがありますけれども、今、大樹町の例を挙げてご質問いただきましたけれども、やっぱり今現状、今年に入って商店が1店閉店したということもあって、より一層、高齢者の皆さん方の、コミバスも含めて新たな公共交通の期待というのは、大きくなっているのかなというふうに認識をしております。今後の進め方については、まだ未定のところがありますけれども、今、参考としてお話いただきました、スピード感を持ってというお話の例だというふうに思いますけれども、そういったことも含めて、今後ワーキングチームを開催しながら意見交換を行いながらということでありますけれども、新たにまたアンケートということになりますと、また時間的なこともありますけれども、できるだけ早期に広尾町がどういった交通形態が一番合っているのか。コミバスに限らず、いろんな交通体系を組み合わせないと、なかなかうまくいかないのかなというふうに思っています。昨年の6月に同じ質問を前崎議員のほうからいただいておりますけれども、広尾町内には十勝バスが、今、1時間置きにぐるぐる回っているのですけれども、そういった既存の公共交通との兼ね合い、それから例えば農村部ではコミバスがいいのか、あるいは乗り合いのライドシェアも含めて、そういったものがいいのか、デマンドがいいのか、その地域地域によっても違うと思いますので、そういう状況を細かく検証しながら進めていかなければならないというふうに考えているところであります。いずれにしても、今後スピード感を持って進めることが重要だと思っていますので、そういう形で進めていきたいというふうに考えています。

再質問 10番 前崎茂

冒頭も触れましたけれども、今からもう10年近く前、本通9丁目のスーパーが駅前に統合されたときも、高齢者の方から一定のそういった買物が大変だということは聞いておりますけれども、今回のを含めて、本通6丁目の食品スーパーが閉店したということで、特に今、70歳前後の高齢者の方で膝が痛いとか足腰が丈夫でない方が、長距離歩けないという形で、当然車も持っていない方なのですけれども、何とかならないかという声が複数寄せられておりまして、そういった意味では、今年度、公共交通会議が開かれたということで、それは今後の実証試験あるいは本格運行含めての見通しであるということで、説明はさせてもらったのですけれども、一般的に公共交通会議で審議をした後に、翌年度の多分早い時期に実証試験をやるというのが今までの18町村の事例であるものですから、そういう形でご説明をさせてもらったのですけれども、やはりそういった意味では、確かにワーキンググループでの協議も必要ですけれども、実際地域によっていろんな要望のパターンが違うと思うのです。例えば芽室町なんかは、バス停が80か所以上あるのです。1日5回運行していますけれども、例えば音更町は、さらに町の市街地の行政区域が広いものですから、2つのルートがあるのですけれども、1つのルートは115か所のバス停があるのです。だから、合わせると230か所。かなりああいった交通機関の便利なところでも、きめ細かく路線図を配置しているということで、相当な住民の利用者の声を聞いてやられたと思うのですけれども、音更町は年間大体3万5,000人ぐらい利用されている町なのですけれども、そういった意味では利用者あるいは町民の声を聞くということは、非常に事務的にも大変なことでしょうけれども、そういったことを踏まえて、そういったワーキンググループあるいは公共交通会議で諮っていく必要があるのかなと思うのです。そういった意味で、先ほども言いましたけれども、大樹町はいの一番に町民のアンケート調査をやったということでスタートしておりますけれども、その点について、もう一度お答えをいただきたいと思います。

答弁 町長 田中

アンケートの関係については、後ほどお答えします。地域公共交通会議の委員の関係をまず説明させていただきますけれども、22名ということで、それぞれ交通事業者も含めて官公庁も含めて入っておりますけれども、地域住民として入っている方々については7人おりまして、1人は町内会連合会の理事、老人クラブ連合会の会長、商工会の事務局長、社会福祉協議会の会長、音調津町内会の副会長、新生町内会の会長、豊似市街地町内会の会長ということで、7人のそれぞれ地域の、代表ということではありませんけれども、それぞれ地域の方も入れて公共交通会議をしていく中で、地域の声という部分については、全てではないですけれども、そういった方々からもいただいているところの中で整理をしていくという考え方でおります。一番手っ取り早い方法として、大樹町でも行われているそういったアンケートの部分、今後、交通会議を来年度以降といいますか、開いていく中で、そういったアンケートが可能であれば、そういう方法も取り入れた中で、地域住民の声を生に聞くということも必要でしょうから、どういった形になるかは別としても、そういった声を広く聞くという方法も取り入れていきたいなというふうに考えています。

再質問 10番 前崎茂

先ほどの答弁の中で、デマンド型交通、ライドシェアというようなことも視野に入れて検討するということでありましたけれども、実際デマンド型タクシーというのは、例えば芽室町とか幕別町とか農村部でやっているのですけれども、決算状況を見たら、500円で例えば駒畠までタクシーが行くのかということで、町としては会計的にかなり赤字だというふうに資料を頂いておりますし、あとライドシェアの関係なのですけれども、これも先ほどもちょっと触れましたけれども、国土交通省の交通空白区域の緊急対策事業ということなのですけれども、これはあくまでも交通空白地域ということで、例えば大樹町の場合も石坂は入っていないのです。要するに、尾田地域とか晩成とか生花とか、一切車が走っていない、そこについて対象にするということでやられているものですから、仮に広尾町でいけば、音調津地域はなるかもしれませんけれども、野塚市街とか豊似市街はならないのかなという形で、いわゆる農村部に限るということになろうかと思うのです。あと、そういった意味では、これから費用対効果も含めていろいろと検討しなければなりませんけれども、先ほどの検討でも国や道の各種補助金制度を活用するということなのですけれども、過疎地域に限っていけば、以前もお話ししましたけれども、地域内のフィーダー補助というのが、これは2分の1までいかないのですけれども、大体4割程度は補助として支給されるというような計算もされておりますので、そういった部分のことも活用しながら、ただ、この補助事業については一定の条件があるものですから、私もそこまでは調べていませんけれども、そういったことも含めて一番早くできる、そういったものを検討していく必要があるかと思うのですけれども、その点についてもう一度お答えをいただきたいと思います。

答弁 町長 田中

実施する際には、様々な形態があるということで、コミバス、デマンド交通、ライドシェアということでお話がありました。議員言ったように、やっぱり農村部においては、いろんな意見があるのですけれども、コミバスを走らすか、それともデマンド交通にするかというところで、やっぱり農村部というのは、1軒1軒の間の距離が長いですし、広い地域ということで、今お話ありましたように、やっぱりデマンド交通ということになると、相当な距離を呼ばれて行って、そして費用を回収してとかとなると、委託料と個人の支払う分も含めても、相当な赤字になるのではないかというふうに考えているところであります。かといって、ではその広い地域をコミュニティバスで走るということになると、またその1軒1軒が長い、バス停が細かくないと、コミュニティバスという特徴が発揮されませんので、細かな停留所をつくっていくということになると、やはりいろんなところをぐるぐるぐるぐる回らなければならないということで、時間の制約ということもあるのだというふうに思います。先ほど来申し上げているとおり、広尾町にとって、地域ごとにも違いますけれども、市街地であればどういう形態がいいのか、あるいは農村部、漁村部であればどういう形態がいいのか、そういったことを今後十分に検討しながら、最適な交通体系を確立していくということが重要だと思います。ただ、それをそこに至るまで考えて考えていっても時間がかかりますので、今、議員がおっしゃっているように走りながら考えるということもひとつ必要だと思いますので、そういった部分については、なるべく早くそういった事業をできるように、限られた人員の中でやっているものですから、なかなか一遍にその部分についてできない部分もありますけれども、なるべくそういった形で進めたいというふうに思っております。また、費用対効果の部分についても、同様に何が最適な方法であるかという部分、十分に考えながら進めていきたいというふうに考えております。

再質問 10番 前崎茂

一定程度の国等の助成はあるとしても、確かに今までコミバスですと、ワンコイン、100円で乗れるということですから、費用が相当かかるということで、町の持ち出しも一定程度あるかと思いますけれども、そういった意味で、先ほどライドシェアのことをちょっと大樹町の例で話しましたけれども、大樹町は言ったように農村部の行政面積が広いわけで、かなり多岐にわたってのコースを設けたのですけれども、ただ、先ほど言ったように、ライドシェアそのものが自家用の有償の運行制度ということで、例えば大樹町が12台のワゴン車を買って、運転手は、いわゆる二種免許を持たないでも普通車の運転の方でも運転できるということで、大樹町は現在、11月から実証試験をやりますけれども、運転手5人登録して、プラス町の職員2人が予備という形で、7人の運転手登録をして、それでニーズがあれば運行するということで、実際それほど多く、農村部だけですか、あまり要望はないというふうに聞いていますけれども、そういった形で非常に緩やかな制度といいますか、そういった意味でコスト的にも効率的に運行できるかなというような部分と、もう一つは、この実証試験で助成制度があるということは、すごく大樹町にとってはメリットがあるというか、そういった部分では、本町ももしそういった組合せが必要であれば、そういったことも検討する必要があると思いますし、たまたま大樹町は農村部についての足の確保というのは、現時点でも一切やっていなかったということで、今回ライドシェアということで申請をしたというふうに聞いておりますけれども、そういったことも含めて、多岐にわたって検討していただきたいと思っております。次に、都市計画税の見直しについてでありますけれども、先ほども池田町の事例をお話しさせてもらいましたけれども、重複しない部分でお話ししたいと思うのですけれども、先ほどの答弁で財政状況を踏まえて現段階では見直す予定は考えていないということなのですけれども、実は池田町も、これは2013年度から都市計画税を廃止していますけれども、2010年のときの一般質問の議事録なのですけれども、この質問者に対して当時の勝井勝丸町長は、池田町は昭和31年から都市計画税を取り入れたわけなのですけれども、その昭和31年当時、独自財源確保に各市町村が大変苦慮していた時代であると。そういった中で、市街地の道路や公園、上水道などの整備が急がれ、その貴重な財源充当を取り入れてきたというふうに答弁していますけれども、当然当時そういった形で都市計画税を導入したというふうな認識はあるのですけれども、ただ、この中で、現在、区域内の主要事業がほぼ終了しましたが、徴収された税は都市計画区域内で投資された下水道の償還に充当していると。都市計画税の調定額2,500万円に対して、下水道の償還額は5億円だと。都市計画税収入額の約20倍ほどになっているという答弁をしているのですね。そういった中で、現在においても財政状況が非常に厳しいということで、ぜひこの難局を議員の皆さんや町民の皆さんのご協力を得て、先頭に立って乗り切りたいと思っておりますので、何とかご理解を賜りたいという答弁をしているのですね。もう非常に平身低頭な答弁なのですけれども。ただ、この直後に、さっき言った、現時点で区域内の主要事業ほぼ完了しているということで、議会でのそういった議論も踏まえて、先ほど言ったように3年後には廃止をしたということですから、そういったことでいくと、広尾町もやはり、いわゆる都市計画法という本旨から見ると、この都市計画地域の課税については、内容から見て、本旨から見て乖離しているということだと思うのですけれども、その点についてもう一度お答えをいただきたいと思います。

答弁 町長 田中

今、池田町の例を取ってお話がありましたけれども、本旨からいけば、そういうことになるのだというふうに思っております。ただ、平成22年4月に総務大臣から発出されている地方税法の取扱いという部分につきましては、都市計画税を課することのできる事業に要する費用という部分につきましては、事業実施のため借り入れた借入金の償還金等を含むというふうに通知の中でもされているところであります。今、池田町の例の当時の町長が申し上げた部分についても、その部分だというふうに思いますけれども、本旨からいけば確かに議員のおっしゃるとおり、公園ですとか都市計画法に定められた事業についてはもう終了しているということで、その事業が終了した場合には廃止も含めて見直すべきでないかという部分については、それについては間違いではないというふうに考えているところであります。

再質問 10番 前崎茂

今、町長言われた部分については、局長通達に基づいて実施していますので、当時の池田の町長もそういうふうにお答えしていたのですね。ですから、本旨ではないけれども、広義な解釈で局長通達で可ということで取っていますというふうに答弁していたのですけれども、ただ、その後の論議で、やはり好ましくないということで廃止の提案をしたというふうに聞いております。一方、芽室町の都市計画なのですけれども、広尾町は0.2%課税していますけれども、標準税率は国で定めている0.3%ですから、それ以内ということで、広尾町は0.2%なのですけれども、芽室町は0.1%なのです。広尾町の2分の1の課税しかしていなのです。加えて、芽室町は、昭和45年から今日まで24回、都市計画区域の決定をしているのですけれども、要するに、例えば芽室東工業団地の都市計画から別な地域の土地区画整理事業区域とかという形で、区域区域に分けて今まで24回やっているのです。ですから、広尾町のように全域を都市計画区域内にしているというところは、芽室町と比較すると、それはないということで、その辺も我々も芽室町から資料を頂いて初めて分かったことなのですけれども。あと、やっぱり町民の中で、都市計画税というのは市街地に当然付き物だというふうに理解している人が大多数だと思うのです。それで、私もこの間、説明したときにそういう話をしたら驚いていましたけれども、やはり今これからそういった意味では、広尾町も財政が大変なので、先ほどの池田の町長ではないですけれども、貴重な財源だということが答弁の中でもありましたけれども、やはり課税については、法律の精神とかそれに基づいてきちっと論議する必要があるのかなと。例えば税率も含めて、やっぱりこれから見直していく必要があるのかなというふうに思いますけれども、現段階では見直せないということなのですけれども、今後に向けてどういった考えを持たれているか、併せてご御答弁いただきたいと思います。

答弁 町長 田中

芽室町の部分については、私ども0.2%というふうに承知しておりましたけれども、今、下がっているということであります。いずれにしましても、先ほど来申し上げているとおり、今の広尾町の財政状況を鑑みれば、希少な財源であることについては間違いないというふうに思っておりまして、それも目的税でありますから、何か別な用途に使っているということではなくて、本来行われた、そういった公園ですとか、道路あるいは下水道事業、そういったものの償還、また、維持管理に使われているということで、目的外に使っているということではございませんけれども、現段階で見直しをするような議論には至ってはいませんけれども、将来的なお話を聞かれましたので、仮に見直すとすれば、今の財政状況がどういう状況になるか、今後5年、10年の間にどういうふうになるかという部分、先の見通しはなかなかつきませんけれども、そういった見直すような場面になったときには、やはり今まで広尾町の都市計画税、たしか調定額では3,300万円ぐらい今現在あるわけですけれども、本当に大きな金額でございます。主に下水道事業の償還に今現在充てられているということで、そういった財源の確保についても、別なところにやっぱり求めていかなければならない状況になると思うのですね。その3,300万円がなくなったときに、では今かかっている都市計画税の3,300万円をどうするかと。一般財源で補填をするのか、また別な形で下水道の使用料とか、そういった形で求めていくのか。そういった議論も同時に進めていく必要があるというふうに思っておりまして、その議論が始まる段階においては、そういったことも含めて同時に考えていかなければならないというふうに考えています。

再質問 10番 前崎茂

今、行革を進めているという観点の中では、十分そういったことは認識しておりますけれども、今、町長が言われたこと、池田町長の答弁と非常に類似しているということで、いずれ早い時期にそういうふうになるかというふうに思っておりますけれども、町民のそういった理解も含めてやっぱり広くこれから発信していく必要があるかと思いますので、そのことを要望して質問を終わります。

出典:広尾町議会 令和7年第4回定例会 2025年12月3日 議事録 PDF(31ページ) 間違いを知らせる