広尾町議会 令和8年第1回定例会 2026年3月9日
(1)診療報酬改定による国保病院の運営状況について/(2)鉄道記念公園パークゴルフ場の拡幅整備について
2026年3月9日、広尾町議会の一般質問で、前崎茂議員が「診療報酬改定による国保病院の運営状況について」「鉄道記念公園パークゴルフ場の拡幅整備について」について質問し、町長 田中、保健福祉課参事 宝泉が答弁しました。
- 質問者
- 前崎茂 議員
- 答弁者
- 町長 田中、保健福祉課参事 宝泉
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
町のサイトの一般質問の一覧ではこの議員の件名が 2 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は町のサイトの一般質問の一覧の表記です。
質問 10番 前崎茂
おはようございます。私は、2点について町長に質問いたします。まず、第1点目であります。診療報酬改定による国保病院の運営状況について、これについて質問いたします。2018年(平成30年)4月に広尾町立国保病院のあり方検討委員会による国保病院の経営形態検討報告書では、広尾町国保病院が将来にわたり良質で安全な医療を今後とも継続していくためには、地方独立行政法人へ経営形態を移行するのが最適との方向が示されました。その後、議会での審議を経て、翌年2019年4月から地方独立行政法人広尾町国民健康保険病院としてスタートして、今年度で7年目を迎えたところであります。2018年4月の診療体制は、病床数48床、診療科8科、常勤医師4名、看護師46名、うち正職員24名の下、医業収益の改善が見られない、医師や看護師等の医療スタッフの確保、とりわけ看護師の不足解消が喫緊の課題と指摘されていたことで独立行政法人に移行することになった要因であります。さて、近年は物価高騰、人件費の上昇の下、2年ごとに改定される診療報酬はマイナス改定で推移しており、民間法人病院、公的病院問わず、病院経営は厳しさを増しているところであります。そのような状況下で、昨年11月、厚生労働省は、2024年度の医療機関経営状況で、一般病院20床以上の病院では黒字が27.3%、赤字は72.7%、7割超に達していることと公表いたしました。また、平均利益率はマイナス7.3%で、その内訳は、民間法人病院がマイナス1%、国立病院がマイナス5.4%、公立病院はマイナス18.5%となっており、一般診療所のみ4.8%の黒字であることとのことであります。また、帝国データバンクの調査では、2023年の病院、診療所の倒産は64件、休廃業等は722件と過去最多となっていると報告されています。このような状況を受け、厚生労働省の諮問機関である中央社会保険医療協議会(中医協)は、本年2月13日の総会で、2026年度の診療報酬改定案を厚労省に答申し、これを受け厚労省は、2024年の診療報酬改定の0.88%引上げに続き、本年6月から3.09%に引上げをするとし、3%台は30年ぶりの改定をいたしました。この中には、賃上げ分が1.7%、物価対応が0.76%含む内容となっております。しかし、全国自治体病院協議会や日本医療労働組合連合会等は、2026年度の改定で10%超の大幅な引上げを求めていたところであり、医療現場からは不十分だとの声も上がっております。さて、このような状況の下で、次の点について質問いたします。1点目として、独立行政法人化1年目の2019年度の医業収益は5億5,800万円、病床利用率が75.6%でしたが、2024年度の医業収益は5億350万円、病床利用率は60.8%になっております。今回の診療報酬の改定で、食費は1食40円増の550円、光熱水費は1日当たり60円増の430円、初診料は2,900円、これは変更ありませんけれども、医療従事者の賃上げ対応料として上乗せされていた分の初診170円増の230円と引き上げられます。本町の国保病院の今後の収支の見通しは、どのように計画されているか伺います。2点目であります。連携病院の支援体制により医療スタッフの確保を2019年度から図ってきたところでありますが、とりわけ看護師数の第2期中期目標数が35人に対し、2024年度は24人となっておりますが、現状と今後の見通しについて伺います。3点目であります。第2期中期目標で「人工透析診療体制を構築する」としておりましたが、看護師不足等により削除した経緯があります。医療スタッフの確保に患者ニーズの高い人工透析事業の今後の展望、再構築はどのように考えているか、お伺いいたします。4点目であります。病院経営を圧迫する要因の一つとして、医療機関では医療機器や医薬品購入時には消費税は負担いたしますが、保険診療は非課税のため、患者から消費税を徴収できない「損税」となっております。医療機関は仕入れに係る消費税を売上価格に転嫁できないために、そのコストを負担することになります。2019年度から2024年度までの国保病院の損税累計額は幾らになるのか。また、今日、消費税の減税や廃止が議論になっておりますけれども、診療に係る医療機器等の消費税をゼロ税率にし、損税解消を町村会等で国に要請してはどうかと思います。以上、町長の答弁を求めます。次、2点目であります。鉄道記念公園パークゴルフ場の拡幅整備について質問いたします。本町の65歳以上の高齢化率が40%を超えていますが、介護認定率は管内でも低く、健康保持に努めている高齢者が多いことを示しているものであります。健康保持の一つの要因として、健康な方や腰痛や膝痛のある人でも鉄道記念公園パークゴルフ場であれば芝生がきちんと整備されていて、腰や膝に負担がかからないのでプレーしやすいと言われております。しかし、同パークゴルフ場は狭隘で、各コース間の幅に余裕がなく、打ったボールが隣のコースに飛ぶケースもあり、利用者が多いときはプレーしづらいとの声が寄せられております。所管する教育委員会に同パークゴルフ場の拡幅整備について要請していたところでありますけれども、新年度の整備費としては草刈り等の整備費以外での安全対策として、ネット購入費等の数万円の整備費を計上しているとのことであります。しかし、ネット等の安全対策を講じたとしても、根本的な解消にならないものと思慮いたします。現在、児童公園の整備が進行中で、新年度も予算ベースで6億6,200万円を計上し、屋内遊戯施設新設工事や公園整備に着手する予定となっております。加えて、第6次まちづくり推進総合計画に当初登載していた防災倉庫建設事業も2027年度に着手することが後期事業に計画されております。これらを合わせると、2022年度から総事業費は10億3,000万円を超えることになります。多くの子どもたちが集う公園整備も必要と認識をいたしますが、高齢社会を迎えている今日、健康保持とコミュニティを図る上で、当該パークゴルフ場の拡幅整備は必要であると考えます。さきに町民の方からご寄附いただいた用地の部分で、海側に約60平方メートル、公園側に未利用地があり、それらの有効活用により拡幅整備は十分可能と考えられます。町として総合的な見地から、当該パークゴルフ場の拡幅整備の町民要望に対して、どのような計画を持っているかお伺いいたします。
答弁 町長 田中
それでは、前崎議員のご質問にお答えをいたします。初めに、「国保病院の経営状況について」であります。昨年10月に総務省が発表した全国の公立病院の令和6年度決算の状況によりますと、844の病院のうち、赤字計上した病院は703病院で、全体の83.3%を占めました。赤字幅や赤字病院の割合は過去最大となったところであります。これらの原因については、人事院勧告に伴う人件費の上昇や、医薬品、材料費の高騰が主な原因と言われております。本町国保病院においても、同様の傾向となっており、令和6年度決算において地方独立行政法人へ移行して以来、初めてとなる赤字決算を計上したところであり、令和7年度につきましても、まだ途中ではありますが、大変厳しい状況であると認識をしているところであります。ご質問にありました1点目の診療報酬改定に伴う収支計画の見直しについてでありますが、本年2月13日に厚生労働大臣の諮問機関である中医協が令和8年度の診療報酬改定案を答申したところでありますが、まだその詳細について明らかになっていないため、国保病院の令和8年度の予算実施計画に改定分を反映させていないところであります。また、地方独立行政法人法第27条に基づく令和8年度の年度計画につきましても、同様の理由で診療報酬の改定に伴う収支計画につきましては、現行制度に基づき作成をしているところであります。次に、2点目の看護師の人数についてであります。令和7年度当初の看護師数は25人で、年度中に11人の採用と10人の退職があり、令和7年度末は、1人増の26人となる見込みでありますが、本年4月1日付で2人の採用を予定しており、令和8年度当初の看護師数は28人となる見通しであります。今後も、国保病院と連携し、これまでの取組を継続して行いながら、医療スタッフの確保に努めてまいります。3点目の人工透析の診療体制についてであります。国保病院における透析診療体制の構築につきましては、医療スタッフの確保の取組を行う中で、その状況を見極めながら検討しているところであり、令和8年度に策定作業を行う第3期の中期目標、令和9年度から12年度の中で、その在り方を示してまいりたいと考えているところであります。最後に、4点目の消費税の損税についてでありますが、国保病院の2019年度(令和元年度)から2024年度(令和6年度)までの消費税の損税につきましては、課税仕入れに係る消費税額が1億6,162万6,447円、仕入れ税額控除額が825万5,044円で、課税仕入れに係る消費税額から仕入れ税額控除額を差し引きますと、損税累計額は1億5,337万1,403円となるところであります。消費税の損税問題は、長きにわたる医療機関の経営上の課題であり、その解消に向けた要望につきましては、全国自治体病院協議会、日本病院会などで構成される6病院団体や日本医師会などが、保険診療を課税取引とし、その税率をゼロとする「ゼロ税率」を提案するなど、消費税が導入された平成元年度から、国に対し継続して要望活動を行っており、本町の国保病院が全国自治体病院協議会の会員であることから、この枠組みの中で、引き続き要望をしてまいりたいと考えているところであります。次に、2点目の鉄道記念公園パークゴルフ場の拡充整備についてであります。鉄道記念公園のパークゴルフ場につきましては、市街地にあり身近にご利用いただけるパークゴルフ場として、健康増進のためなど多くの町民の皆様にご利用いただいているところであります。利用者が多い場合に、会場が狭くプレーしづらいとのご指摘につきましては、次年度以降、プレー中にトラブル等の支障がないよう、安全面への配慮についてパークゴルフ協会とも協議してまいります。ご質問にありましたパークゴルフ場の拡幅整備の計画についてですが、新たな公園整備計画の議論の中でも同様のご意見があったところであり、健康増進や生きがい、人との交流の場としての視点なども踏まえつつ、今後検討してまいります。以上、ご答弁とさせていただきます。
再質問 10番 前崎茂
まず、1点目の国保病院の経営状況についての再質問をいたします。先ほどの答弁にございましたけれども、ここ数年の人件費増あるいは物価高等で3%の診療報酬の改定では医業収益の回復ができないと、そういった声も医療現場から寄せられているところであります。先ほど、診療報酬の改定、詳細については明らかにされていないということでありますけれども、一部新聞報道では先ほど紹介したような改定案件が出されております。手術とかそういった高度医療についてはかなり恩恵があるかと思うのですけれども、そういった意味では一般病院についてはなかなか厳しい状況であるかなというふうに思っております。過般、4日の補正予算で令和7年度の補正予算が出されまして、この中で国保病院の運営交付金、当初予算3億9,281万4,000円に追加補正で4,596万3,000円が出されました。合わせて4億3,877万7,000円の運営交付金となっております。こういった中で、令和7年度の医業収益が約5億1,300万円程度ということでありますけれども、今までそれぞれ第1期、第2期の中期目標、中期計画の中で4年間の実施計画を立てておりますけれども、例えば第2期の中期目標の予算における医業収益なのですけれども、医業収益予算実施計画では、令和5年度が6億4,397万円に対して決算額が5億1,374万円、令和6年度が予算が6億4,298万円に対して決算額が5億350万円、それから令和7年度が同じ6億4,298万円に対して5億1,300万円ということなのですけれども、予算額に対して決算額の開きが2割以上あるのですね。ここは、やっぱり決算の実績を見ながら計画の積算をきちっとする必要があるのかなと。例えば、令和8年度の今回提案された予算実施計画でも6億7,800万円という形なのですけれども、過去の医療実績を見ると、かなり改良しているという部分がありますので、予算と決算額との整合性といいますか、その点についてはどのように考えているか、お答えいただきたいと思います。
答弁 保健福祉課参事 宝泉
中期計画上の医業収益等の予算額につきましては、中期計画は第1期が令和元年度から令和4年度まで、第2期が令和5年度から令和8年度までということで、4年を1期としております。それから、中期計画を立てるときには、その4年分の各単年度の計画をまとめて立てるものですから、これについては今回確かにおっしゃるとおり、中期計画の目標額と医業収益につきましては、目標額と実績額が第2期中期計画の初年度の令和5年度から乖離している状況なのですけれども、まとめて毎年度毎年度、前年度の実績を見て、それを見込んで立てていくものではないものですから、結果的にこのようなことになったと思っております。それから、これはご承知かと思いますけれども、病院が我々役場ではなくて、中期計画は我々が作成した中期目標を達成するために病院の理事会のほうで作成するものでありまして、どうしてこのように見積もったかということにつきましては、あくまで病院側が4年間の見込みなどで作成したものでありますので、そのところをご承知おきいただきたいと思います。以上です。
再質問 10番 前崎茂
先ほども少し触れましたけれども、それぞれ第1期、第2期の中期目標、中期計画の中の予算と実際毎年度の実施計画予算については若干調整をしているというのは把握しているのですけれども、いずれにしろ実績額と比べてかなり差異があるということでは、今後、精査をしていただきたいなと思っております。あと、最近、市立室蘭総合病院が赤字が大幅に増えたということで2027年度をめどに閉院という報道も出ておりますし、昨年暮れには市立札幌病院、672床の病院で2025年からの5年間の中期経営計画が出されました。これを見ますと、2023年度、2024年度が赤字になったということの部分で、中身を見ますと、2024年度の病床稼働率が77.3%、2026年度にそれを84%に引き上げる、2028年度には87%、2030年度には90.1%に引き上げて、2029年度から黒字化を図るというような新聞報道が出ておりましたけれども、当然これは札幌市の市立病院ということですから、比較はできませんけれども、いざ本町についてはどうかというと、先ほどもちょっと触れましたけれども、2019年度は病床稼働率、目標値85%に対して75.6%、非常に高かったのですね。それが2022年度では53.9%まで落ち込んで、第2期中期目標の病床稼働率、これを75%にしているのですけれども、中期目標の中身を見ますと、積極的に入院の受入れをしたということで、2023年度は64.9%に上がってございます。基本的には、この病床稼働率、分母を下げれば自動的に上がる形になりますけれども、以前60床から48床に病床数を減らしていますけれども、この48床を減少しないで病床稼働率を一定に維持するということが非常に大事だと思うのですけれども、その点についてはどのように考えているか、お答えいただきたいと思います。
答弁 町長 田中
病院の経営状況の関係、今お話あったとおりでありますけれども、全体的に見て、先ほど私答弁したとおり、全国的な問題でありますけれども、やはり公立病院の今、病院の経営については非常に厳しいというのが現状であります。そういう中で、本町の町立病院を今後どうやって存続、維持させていくかということ、これについてはやはりまちづくりの根幹に関わる部分だというふうに私は思っておりまして、今、議員からお話ありましたけれども、今後の病院の在り方、入院も含めて、検討する時期に来ているという判断にはまだちょっと早いかもしれませんけれども、先ほど出たその室蘭市の市立病院の関係もありましたけれども、今回の補正予算の中でも運営負担金が非常に多くなってきているという状況、これは今ご指摘のあったとおり計画なんかよりも多くなってきている。しかも収入に当たる分が入院、外来も含めて計画より少なくなってきている。こういった原因を特定しながら、今後この広尾町立病院がどうあるべきかというのを町民の皆さん、そして議会ともきちっと議論していく時期に来ているのかなという気はしております。ただ、今お話のあった2017年以降、48床に病床数を削減しましたけれども、この病床数についても、今、地方の病院として急性期あるいは慢性期とかいろんな病院の病床の形態がありますけれども、どういった形態にしていけばいいのか、今、診療報酬の改定の話もありましたけれども、なかなか急性期での診療報酬の上げはあるのですけれども、なかなか実態にそぐわない診療報酬の改定となっていますので、そういったいろんな研究をしながら、これは北斗病院の事務方のほうとも、連携している病院の事務方ともお話をしていますけれども、今後の病院の入院形態の在り方についても、今後検討していく必要があるだろうということで、今、検討を始めているところであります。
再質問 10番 前崎茂
先ほどの答弁で、本町の国保病院の主な役割と言ったらおかしいですけれども、急性期も非常に大事ですけれども、やっぱり慢性期患者の方の部分がこれからますます増えていくものというふうに認識いたしますので、そういった対応をきちっとやっていただきたいと思っております。あと、2点目の部分で、看護師の部分については、今までも何回か取り上げさせてもらったのですけれども、新年度2人採用ということで、28人になるということなのですけれども、過般の北海道新聞に看護師不足ということで応援ナースの部分が記事として載っておりましたけれども、この時点では24人のうち応援ナースが6人を占めているという報道でありましたけれども、現時点でこの4月以降、応援ナースの人数は何人になるのか。それと併せて、中身なのですけれども、いわゆる紹介会社を仲介するということで、手数料が看護師給与の3割程度と非常に高額の中身なのですね。そのほか、赴任時の交通費ですとか、本町は分かりませんけれども、家賃とか、そういったものも何か負担しているということで、6人のそういった経費が2,000万円ぐらいかかると新聞報道にはあるのですけれども、今言ったように、非常に病院経営が大変だということを考えれば、地元、いわゆる国保病院が直接雇用することが一番肝要・になるとは思うのですけれども、例えば、今現在、新年度から何人の応援ナースがいて、雇用期間ですよね。この新聞報道では3か月から1年程度と書いているのですけれども、その点についてご説明をいただきたいと思います。
答弁 町長 田中
今、令和8年度に予定をしている28人ですけれども、28人のうち応援ナースの人数については5人を予定しています。任期についてもそれぞればらばらなのですけれども、今お話のありましたように、3か月から半年というのが一般的でありまして、場合によっては延長する場合もありますけれども、今そういった形で進めているところであります。なお、4月1日付で採用になる部分については、正職員1人と会計年度といいますか、臨時職員が1人ということで、これは応援ナースではありません。今お話ありましたように、地元での採用というのが、余計なと言うとあれですけれども、応援ナースについてはやっぱり別な経費がかかりますので、できれば地元あるいは正規の形でハローワーク等を通じての採用というのを希望しているわけでありますけれども、なかなかそういった希望がなかなか公募しても応募がないというような状況でありまして、これについては非常に経費のかかる部分でありますが、今現状の部分では致し方ないのかなというふうに考えています。
再質問 10番 前崎茂
応援ナースについては、緊急避難的にはやむを得ないというふうには認識しますけれども、やっぱりコストの面ですとか、雇用期間が短いということで、患者の特質とか、そういったことがなかなか把握し切れないでまた替わるというようなことも考えられますので、極力やっぱり地元採用といいますか、そういったことに努力していかなければならないというふうに考えております。次、3点目でありますけれども、人工透析診療体制についてでありますけれども、第3期中期計画、令和9年度から4年間で在り方を示したいということでありますけれども、令和9年度となると、もう新年度に入ってすぐこの中期目標を策定しなければならないと思いますし、少なくとも年内にはそういった部分、確定をして、また議会に示されるかと思うのですけれども、前のこの計画を取りやめた説明の中で看護師が不足しているというようなことだったのですけれども、現時点の看護師数も含めて、この第3期中期計画の今のところの予定はどのように考えておられるのか、これについてご答弁いただきたいと思います。
答弁 町長 田中
透析の関係であります。まず、透析患者の数について今現在の状況をご説明させていただきますが、令和元年からの数字でありますけれども、本町の透析患者、令和元年は20人でありました。森クリニックに通っている方については35人ということで、そのうち20人が広尾町の患者ということでありました。それから、令和7年度の関係でありますけれども、全体で27人、広尾町の患者は17人ということでありまして、若干今減ってはきているところでありますが、引き続き、全体に占める割合については高い状況が続いているという状況であります。今、議員からありましたように、透析の関係については、令和7年に中期目標の変更も含めて、看護師の確保が困難だということで、主な原因ということで中断せざるを得ないというご報告をさせていただいておりまして、今その方向で進めているわけでありますけれども、ご質問のありました第3期の中期計画目標の中でどういった取扱いをしていくかということ、これ、早急に令和8年度の中で作業を進めていくわけでありますので、結論を出さなければならないというふうに思っておりますけれども、現状の部分で言いますと、先ほど申し上げたとおり、非常に厳しい、町立病院本体そのものの看護師数がいまだ充足していない状況の中で、新たな透析治療体制を構築するのは非常に難しいのではないかというふうに考えています。これを見送ったときにもお話をしましたけれども、透析を始めて途中でまたできなくなるというような、そういった無責任なことにもできませんので、やはりきちんとした透析体制が構築できる、そういった見通しを持った中で進めていきたいなというふうに考えているところであります。
再質問 10番 前崎茂
次、4点目の消費税の損税について再質問いたしますけれども、消費税とは、これはもう当然のことでありますけれども、物品やサービスの消費に対して課税される税金であると。最終的には消費者が負担するというのが消費税の原則なのでありますけれども、医療機関においてのみ、保険診療が非課税扱いということで、仕入れ、医療機器や医薬品の購入には消費税を払うけれども、患者からはいただけないということであります。日本医師会の調査によると、我が国全体の医療機関の損税負担というのが年間で2,300億円になるというふうに報じられております。そういった意味で、今、例えばある帯広市の民間病院なのですけれども、数百万円の赤字が昨年度生じたということなのですけれども、ちょうどそれがいわゆる損税の額と同額であるというような形で、いかに今回の診療報酬が改定されたとしても、この損税の負担というのが病院経営に重くのしかかっているということが言えると思います。消費税自体は1989年に導入されて、当時で3%でしたから、いろいろ調べてみますと、当時、大蔵省と日本医師会はある程度承諾したといいますか、そんな話も出ていますけれども、最近やっぱり10%になって損税の負担が大きいというような形で出ておりますし、今、国会でもそういった消費税の減税の論議がされておりますので、これからもそういった意味では今まで以上に国に対する要請活動というのを活発にしていかなければならないのだろうと思いますけれども、その点についてどのように考えておられるかお答えいただきたいと思います。
答弁 町長 田中
病院の消費税の損税の関係については、非常に額も大きいですし、議員おっしゃられるとおりの部分でありまして、私もそのとおりだというふうに思っています。そもそも国の制度として消費税というのがあって、病院が買う医療機械ですとか、そういったものには消費税を払うけれども、その消費する部分については患者からはその部分についてはいただかないということで、それを言ってみれば中間である病院が負担をしなければならないという今制度になっているわけでありまして、その部分について、先ほど申し上げたとおり、それぞれの自治体含めて病院の抱えている協議会が問題だということでそれぞれ国に対して改善策を要望しているわけでありますけれども、この損税という部分が今回の診療報酬の部分についても、国の説明によれば、損税の部分についてはそれは含まれているのだというような解釈で今までも進められてきているわけでありますけれども、なかなか今回の診療報酬の改定の部分については、議員が前段申し上げた説明のあったとおり、人件費の上昇ですとか、それ以外の物価上昇に関わる分で、もうそれで消えてしまうというような状況でありまして、ここまでなかなかカバーされていないのではないかということが言われているということであります。議員のおっしゃるとおりでありまして、今後につきましても、自治体病院協議会、こういった協議会がありますので、そこと共同しながら国に対して要望してまいりますし、また、それぞれ与党自民党ですとかの政策懇談会も各町村で行われますので、そういった中でも自治体病院を抱える町村としての意見として、この問題についても強く要望していきたいというふうに考えています。
再質問 10番 前崎茂
全般通して、とりわけ公的病院のそういった経営というのは大変厳しい状況でありますし、ある意味、地域住民の命と健康を守るという最後のとりででありますから、そういった意味では今後も運営に万全を尽くしていただきたいと思っております。次に、鉄道記念公園パークゴルフ場の拡幅整備について再質問いたします。本来であれば、この所管の教育委員会に質問するのが本旨でありますけれども、地方教育行政の組織及び運営に関する法律等に基づく総合教育会議の長として町長に質問しておりますけれども、今現在、本町では、市街地といいますか、シーサイドパークゴルフ場と駅前の鉄道記念公園の2か所がありますけれども、シーサイドパークゴルフ場も毎年芝の張り替えですとか、そういった形で整備に努力されていますけれども、どうしても地勢上といいますか、保安林ということで木の伐採の制限があるために芝生が育たなくて、かなり土が出ている部分が多いということで、やっぱり膝の痛い人なんかは、土の上を歩くのが大変だということで、そちらのほうを敬遠されて駅前の鉄道記念公園を使っていますけれども、そういった意味で、駅前のほうは非常に芝生が整備されていて利用しやすいという形で、高齢の女性とか、高齢者の方に非常に人気があるところだと思っておりますけれども、いかんせん場所が狭隘ということで、3ホールぐらいなのですけれども、非常に隣接するホールが近過ぎて、いろんな利用しにくいという声も聞いております。そういった意味では、今後、町として町民の健康保持だとか、そういった総合的な見地からどういったような整備計画をお持ちなのか、それについてお答えをいただきたいと思います。
答弁 町長 田中
パークゴルフ場の管理運営については教育委員会のほうでやっておりますけれども、総合的な見地ということで、私のほうからお答えをさせていただいているところであります。新たな公園の部分で、今お話のありました海側と、それから整備している側のほうで空き地になっている部分、未利用になっている部分があるということで、そこにということだというふうに思いますけれども、その計画については今現在のところ何も決まっている状況ではありません。ただ、シーサイドパークゴルフ場と、そして今、鉄道記念公園のパークゴルフ場と町内には2か所ありますけれども、そういったパークゴルフ場に限らず、今、第6次の行革の中で様々な公共施設の在り方について検討をする状況になっているわけでありまして、当然シーサイドパークのパークゴルフ場も鉄道記念公園のパークゴルフ場もその机上にのるというふうには思いますけれども、今、議員のお話にあったように、シーサイドパークゴルフ場が、今整備して使っていますけれども、なかなか芝の状況ですとか、遠いということで、これからの人口減少、そして高齢化を考えますと、まだはっきりとは言えませんけれども、どちらかに集約するほうがいいのかなという考えもあります。ただ、その部分については、やはりパークゴルフ協会の皆さん、そして愛好者の皆さん、高齢者の皆さんも含めて、町民の意見を聞いて最終的な判断をしていきたいというふうに思っておりますけれども、何らかの形で、やはりこの鉄道記念公園の部分については、狭隘な部分で危険性もありますし、これからの高齢化を踏まえた健康増進という意味でも必要な事業ではないかというふうに考えておりますので、令和8年度、今申し上げた行革の取組事項の中で検討も進めていきたいというふうに思っております。
再質問 10番 前崎茂
今後、総合的に集約も含めて検討したいということなのですけれども、いずれにいたしましても、こういったパークゴルフ場というのは、整備しても、例えば種から播種しても2年以上の年月を要するということでは、その期間を、なるべく早く検討して結論を出すというか、あるいは先ほども言いましたけれども、パークゴルフ協会とのそういった協議も必要ですし、あとやっぱり使っている方々を交えたワークショップ的な、そういったことも必要ではないかというふうに思っております。ちなみに私、先ほど具体的に南側の三角地帯、592平米、今、手つかずでありますけれども、雑草が繁茂していて、そういった意味でもそういった環境整備も含めて、早急に検討を出していかなければならないのではないかというふうに思いますけれども、その点についてもう一度お答えをお願いいたします。
答弁 町長 田中
いろいろな手続の部分もありますので、早急に結論を出したいというふうに思っております。町民の皆さん、そしてパークゴルフ協会も含めて、いろんな意見を聞きながら進めていきたいというふうに考えております。(「終わります」の声あり)