広尾町議会 令和7年第2回定例会 2025年6月18日
町内の上下水道管の現状と今後の計画について
2025年6月18日、広尾町議会の一般質問で、松田健司議員が「町内の上下水道管の現状と今後の計画について」質問し、町長 田中、建設水道課長 楠本が答弁しました。
- 質問者
- 松田健司 議員
- 答弁者
- 町長 田中、建設水道課長 楠本
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は町のサイトの一般質問の一覧の表記です。
質問 6番 松田健司
私は、町内の上下水道管の現状と今後の計画について質問をいたします。今年に入り、全国的に水道管に関する大きな事故が多発しています。1月28日に埼玉県八潮市において下水道管の破損により人命を巻き込んだ大規模な陥没事故の発生を皮切りに、4月には京都市で水道管の破損による道路の冠水が発生するなど、報道等によれば全国的に年間2万件以上発生しており、道内においては、最近ニュースになったものだけでも、札幌市や室蘭市、下川町や天塩町、美唄市やニセコ町など、そのどれもが高度成長期に布設され、法定耐用年数の40年を超える老朽化した水道管の破損が要因として挙げられています。これらの報道等による情報から、本町の水道管の状況を心配する声が町民からも上がっており、また、最近多発している地震や近年の地震災害を考慮すると、老朽化した水道管の耐震性を向上させることも急務だとの認識の下、次の3点について伺います。本町にある水道管の布設年度と耐用年数及び水道管の漏水や破損と耐震性能の現状について。2、耐用年数を超えた水道管の更新計画や耐震化計画について。3、更新計画予算の確保に伴う水道料の値上げ等について。以上、答弁よろしくお願いします。
答弁 町長 田中
松田議員のご質問にお答えいたします。町内の上下水道管の現状についてであります。初めに、1点目の本町の水道管の布設年度と耐用年数及び水道管の漏水や破損と耐震性能の現状についてでありますが、水道管の更新は、布設年度が古く、耐用年数を超えたものから毎年計画的に更新しております。現在、本町におけます一番古い水道管は昭和41年布設のものであり、59年経過しておりますが、今年度の更新を計画しております。また、一般的に「耐震管」と知られておりますのはGX管でありますが、本町が従前から布設しておりますダクタイル鋳鉄管につきましても、町の実情などを踏まえて「耐震管とみなす」という見解を国から得ており、その考えを踏まえますと、本町の市街地区の配水管耐震化率は92%に達しております。また、水道管の漏水や破損の状況把握につきましては、専門業者に調査を委託し、破損箇所の特定を行った上で順次修繕を行い、漏水の解消に努めているところであります。下水道管につきましては、耐用年数50年のコンクリート管を主に使用しておりまして、耐用年数を超えた管はありません。2点目の耐用年数超えの水道管の更新計画や耐震化計画についてであります。国からの通達により今年1月に耐震化計画の策定を終えており、また、更新計画につきましては、まちづくり計画を基本とし、更新の優先順位が高い水道管から順次更新を行ってまいります。3点目の水道料金の値上げについてであります。現在、年間2ないし3か所の水道管更新工事を行っておりまして、現在の事業量で推移した場合、水道事業会計の財政シミュレーション上では、当面の間は値上げを行わなくても会計運営が行える見込みであります。現在の状況であります。一方、下水道事業会計につきましては、恒常的な収支不足が見込まれていることから、一般会計からの繰入れを抑制するためにも、第6次行革の中で料金の見直しについて検討してまいりたいと考えております。以上、答弁とさせていただきます。
質問 6番 松田健司
今いただきました答弁によりますと、本町の92%がダクタイル鋳鉄管であり、布設地の地盤のよさなどを考慮すると、耐震管と同程度とみなすとの見解を国から得たということでした。私のふだんの生活でダクタイル鋳鉄管というのはあまりなじみのない素材なので、今回勉強させていただきました。ダクタイルとは柔軟なという意味でありまして、地震による地盤の揺れや、ずれに合わせて柔軟に曲がることができるとありました。また、鋳鉄管は素材自体の強靱性を高めて衝撃等に強くしたものであり、ご答弁のとおり耐震性に優れていることが分かりました。付け加えて、ダクタイル鋳鉄管の実用耐用年数は一般的に60年から100年とされており、地方公営企業法上の水道管の耐用年数40年を過ぎても、理論上はそうそうに駄目になるものではないことも理解できました。ただ一方で、例えば埼玉や大阪で起きた上水道の大規模な破損事故では本町と同じダクタイル鋳鉄管が布設されており、埼玉では布設から45年の経過、大阪では本町と同じ昭和41年布設の水道管が破裂している例もあります。そういった意味では、あまりのんびりとした更新計画では現状に追いつかないことが予想されるところですが、先ほどの答弁にありましたまちづくり計画を基本とする更新計画では、およそどのくらいの年月が想定されているかを伺いたいと思います。
答弁 建設水道課長 楠本
更新計画の内容ということなのですけれども、今ある管を古いところから、40年超えのところから毎年更新していくというようなことを年次的に計画しているという内容になっておりまして、今ある管が全て更新が終わるのがいつかというのはちょっと出ないのですけれども、そういうふうに古いところから随時やるような更新計画を立てております。以上です。
質問 6番 松田健司
先ほどの答弁の中にもありました年間2ないし3か所、随時更新されているということで、今ご答弁いただきましたように、その中でも古いものから順番に更新されていくということでありました。先ほど私が申し上げましたように、ダクタイル鋳鉄管の実用耐用年数80年というのも考慮しますと、この先おおむね20年で更新計画を立てて着実に実行していくことが望まれるところですが、予算の面も含めて、現実的な実効性をどのように考えておられるか、先ほどの答弁のとおり、年2か所、3か所というふうになっていくと、例えば30年、40年、50年とかかっていくということになってくるとは思うのですけれども、そのようなところで財政的な面も片方の目では見ていかないと駄目だということも重々承知しているのですけれども、その辺の総合的な考え、まちづくりの中で町長、どのように考えておられるのか、お聞きしたいなというふうに思っております。
答弁 町長 田中
先の話になりますので確定的なことは申し上げられませんけれども、先ほど課長が説明したように古い管から順次取り替えていく、これを基本にしながら進めていきたいというふうに思います。その上で、最初の答弁でも申し上げましたとおり、漏水箇所ですとか、そういった危険な箇所があれば、そこの部分については緊急的に進めなければなりませんし、まちづくり計画10年の、今回は5年の計画ですけれども、今後つくられる計画の中で、どういった優先順位の中でこれを進めていくかというのは、そのときの議論にもなろうかと思いますが、その場合にはもっとスピードを上げていかなければならないという結論が出れば、今の現時点で水道料金の値上げという部分については考えておりませんけれども、場合によってはその時点での判断ということで、やはり水道料金を上げなければそれには対応できないという結論が出れば、そういう形にもなろうかと思います。
質問 6番 松田健司
今お話しいただいたように、スピードアップをして水道事業、更新事業を進めていくということになれば、基本原則として受益者負担ということになっておりますので、我々町民も少なからず負担をしながらまちづくり進めていかなければならないというふうに私も考えておりますが、下水道事業については恒常的な収支不足により料金の見直しを検討するとの答弁、まずありました。今の段階のシミュレーションになるということですので、その財政シミュレーションの中では、おおよそ何割ぐらいの見直し、受益者負担で持続可能になるのか、持続可能になるとお考えになっているのかということを最後にお伺いしたいと思います。
答弁 建設水道課長 楠本
下水道会計の財政シミュレーションのお話なのですけれども、明らかにずっと収支不足になっておりまして、今後もこれで推移するということははっきりと予測が立っております。では、幾ら値上げをするのだというお話なのですが、今まさにその計算をやっている最中でして、先ほど言ったように行革の中でそれを協議していこうと思っております。なので、今、数字は明確なことは言えないのですが、近々そういった形でお示しできるというふうに思っておりますので、すみませんが、よろしくお願いいたします。
質問 6番 松田健司
どこかの段階で見直しが図られるということなので、先ほどからいろんな先輩議員、同僚議員のほうから町民の負担を何とかしてくれという様々な角度で話があったところでありますけれども、この上下水道の値上げについても、致し方ないとしても、なるべく早い段階で見通しを示していただいて、いきなりの1割値上げ、2割値上げというふうになると、町民のほうもますます厳しい財政状況の中で混乱が生じると思いますので、その辺の広報も含めて、しっかりと計算をしてこれからも努めていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。以上、私の質問を終わります。