みんなの議会

広尾町議会 令和6年第1回定例会 2024年3月7日

地震災害に備えた避難や防災品の準備・備蓄について

2024年3月7日、広尾町議会の一般質問で、小田雅二議員が「地震災害に備えた避難や防災品の準備・備蓄について」質問し、町長 村瀨が答弁しました。

質問者
小田雅二 議員
答弁者
町長 村瀨

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は質問の本文をもとに当サイトで付けたものです

質問 10番 小田雅二

質問させていただきます。このたびの能登半島地震におきまして被災した自治体におかれましては、多くの死者や負傷者が、そしてまた、住宅などの損壊など大変な状況下にあります。今なお1万人以上の方々が避難を余儀なくされています。また、復興に向け多くの方が日夜頑張っている姿に敬服の意を表したいと思います。この広尾町に住む私たちとしては、現地での災害に対する自治体関係者や住民の方々の対応や対策から多くのことを学び得たいと考え、質問させていただきます。この災害については実に多くのことが関連しているわけですが、この場におきましては、避難や防災品の準備や備蓄関係についてを主としてお聞きしたいと思います。一次質問として、現在の防災計画や対策についていの見直しや再検討を迫られることと思いますが、その考えを伺います。

答弁 町長 村瀨(町長は2024年3月まで)

小田雅二議員の質問にお答えいたします。本町では、先日の防災会議におきまして、北海道防災計画の見直しに基づき広尾町地域防災計画の見直しを行っております。その中で、避難所運営等については、公助の部分だけではなく、専門性を有したボランティア等の協力が得られるよう努めるとともに、そのような人材確保にも努めるよう修正しております。また、後発地震情報が発表された場合に取るべき防災対策など、住民へ日頃からの備えを呼びかけるよう、普及啓発等の対応についても修正しております。防災訓練については、本町では年1回、地震・津波からの避難訓練を実施するとともに、高校生を対象とした避難所運営訓練や、中学校の防災授業への講師派遣など、これからの防災対策を担う人材の育成にも努めております。防災備蓄品においても、道が公表した被害想定に基づき、3食・3日分を確保できるよう、毎年度更新を図っております。昨年の年末には、音調津避難施設において地域住民と担当職員が1泊2日の避難訓練を行い、厳寒時の防寒対策や段ボールベッドでの不自由さを体験したところであります。改めて、実際に訓練を体験することで分かることが多分にあると痛感しております。ポータブルトイレや簡易トイレなどの備蓄も進めておりますが、避難所で利用可能なトイレカー、さらには移動式浴場施設や食堂車など、単独自治体では容易に整備できない設備もあるのが実態であります。被災後の対応については、北海道や自衛隊、自治体間での支援も視野に入れるとともに、防災協定を結んでいる北海道電力や広尾建設業協会をはじめとする35団体の協力の下、迅速な対処ができるよう連携を深めてまいります。今後も、防災対策については、「誰一人取り残さない」社会の実現に向け、町民の生命、身体、財産を災害等から保護するために全力で取り組んでまいります。

再質問 10番 小田雅二

再質問する前に、今回の能登半島地震での被害の想定について、非常にこれは残念な記事なのですけれども、指定避難所の輪島中学校には最大約900人が避難し、現在も400人、これはかなり前ですから人数は減っているかと思いますが、「輪島市によると、同校には避難場所となったほかの学校施設と同様に、ストーブや毛布を備蓄していなかった」とあります。そして、「市の担当者は「災害時にストーブなどの必要があれば県や国に届けてもらう予定で、冬場の対策を想定できていなかった」と悔やむ」とあります。そして、「石川県は、災害時の備蓄は」、広尾町と同じように「3日分の食料や暖房器具を確保するように市や町に要請するとともに、県としても用意していた」というふうにありますけれども、備えが不足した要因として挙げられるのは「被害想定の見直しの遅れ」とあります。そして、「県の地域防災計画は、地震発生時の想定を」何と「1997年から更新せず、被害の想定は死者7人、避難者約2,800人、建物の全壊120棟とし、今回の被害よりも大幅に低く試算していた」とあります。さて、ここで私は具体的に聞いていきたいのですが、備蓄や、あるいは準備してある品々の数量とか内容の見直しについて、恐らく防災会議でも行われたかと思うのですが、これはでかでかと十勝毎日新聞に、これも大分前、一月前ですけれども、「冬の避難「暖」と「寝」が要」とありまして、ここには管内市町村の災害時の暖房用資機材というのですか、就寝用の材料ということの備蓄の状況を、帯広市からずっと下がって大樹町まであります。この数量について、大変私は難しいし、どんな災害というか地震が来るか分からず取りあえずは用意するわけなのですけれども、これを見ていくと例えば広尾町については簡易ベッドが200台ということで、これが段ボールでできているのか何でできているのかは分かりませんけれども、この辺の内容といいますか、原材料によってもまた違ってくるし、毛布も例えば広尾町は1,518枚、大樹町は1,560枚。これもいろんな暖かさの基準もあるかとは思うのですけれども、これらの一覧表から広尾町は多いのか少ないのかというような難しいことはあれなのですけれども、取りあえずそうなると、ほかの地域と比べてみるしかないと思うのですね。そして、同じ質のものであれば、そのぐらいでいいのか悪いのか、それは大量にあればあったで、こしたことはないけれども、一応今回の、私が言うのは今回の能登の地震において実際に使われているものがたくさん、そして実際に困っているもの、確かにストーブはあるけれども、灯油が大分切れて参ったというような状況もあるけれども、灯油については、例えばなのですけれども、こういうところでちょっと聞きたいなと思ったのですけれども、使用年限というか、それがどのぐらいあるか分かりません。毛布とかそういうのは、よっぽどでない限りずっと使えるだろうけれども、その辺だとか、そういう非常に細かいけれども、私たちも知りたい防災会議での内容というようなこと、もしあれでしたらお教えいただきたいし、今回、量的に多いのであれば何らかの形で、広尾町の広報なりに防災会議の内容ということについて、町民の方、住民の方に知ってもらうためにも、その辺をちょっとお願いしたいと思います。そして、今回、恐らく能登のこの状況を見て、広尾町として、これは多い、足りない、少ない、もっと買わなければいけないという、そういうことをちょっと知らしめてほしいなと思います。そして、あと防災会議をやられていますけれども、この会議で広尾町の場合は、そんな能登の、先ほど1997年が最後の見直しだなんていうことにはならないとは思うのですけれども、私は、この防災会議を、どういう面々かちょっとチェックしてくるのを忘れたのですけれども、いろんな方の意見を聞いてほしいと思うのですよ。例えば、役場で実際に担当になっている人とか、あるいは実際に毛布だとかなんとかを用意している人、そういう人たちの声を聞きたいと思うのですよ。というのは、今回の地震のありさまを見て、非常にいろいろ考えていると思うのですね。ああ、広尾、これでないと駄目だなとか、そういう細々とした小さな意見、小さいかもしれないけれども、すごい重要な意見もいっぱいあると思う。そして、トイレが足りないとかというのも、大分たってからすごい新聞で話になってきていますけれども、そういうのをやっぱりこういう災害でどうして予見できなかったのかなという気もします。だからといってすぐに運べるかといったらあれかもしれないけれども、それでも半日でも1日でも早く準備できたのではないかと思うのですね。ちょっとこれは余計なことですけれども、うちの総理大臣は、当日、何をやっていたと言ったらおかしいけれども、その日に会った大臣、ほかには1人か2人しか会わなかったみたいな感じで、非常に初動態勢がひどかったということもあります。これもやっぱり私たち非常に勉強しなければいけないことで、もう少し早く自衛隊機なりなんなりを飛ばすこともできたし、結果的にはどうだったか分からないけれども、非常に危うい国の危うい総理大臣に対して非常に、それは別ですけれども、そういうことにならないように、私、少なくとも自治体においては、しっかりと住民を守る気概を持ってほしいというふうに町長にお願いしたいと思います。そして、次に全く予定していなかった事柄というのが出てきました、幾つか。たくさんあると思います。そして、その中には、皆さんもご存じかと思うのですけれども、井戸水、広尾町に私も、すみません、どのぐらい井戸があるか分かりませんけれども、非常に水が不足になりましたね。トイレにも使って、何なりにも。その井戸水を実際には災害時の井戸の計画については非常に未計画で、ちゃんと体制も取っていなかったと。だけれども、非常に困った人たちは、実際に井戸を開けて使ったりもしていたように記事としてはあるのです。ですから、これについても、非常に汚点だと思うのです。そういう体制をできるのに、災害用の井戸ということは計画にも何もないので、誰も分からなかったし、手も出さなかったということがあります。そのほかに、あともう一つ、想定していなかったことの一つとして、この井戸についても、もし防災計画の中にあったり、あるいは何かお知らせいただけることがあれば教えてほしいと思います。そして、あともう一つは、妊産婦、乳幼児に対する備蓄が不足しているということで、「地震などの災害時に避難生活を送る女性や妊産婦、乳幼児向けの用品について、全国の自治体で備蓄が進んでいないことが内閣府の調査で分かった」という、この記事なのですけれども、どちらかというと女性が少ない会議では、やっぱりこの辺は気にされていないというか、「防災部署の少ない女性職員が影響か」、これは当然そうですよね。ですから、この辺も今後において町として1人でも2人でも女性職員が入っていれば気がつくことが多くなるし、やはりその辺、男性の目とか女性の目とか関係なく、両方の目で見られる人たちがそういうことを気にしていかないと、まだほかにも抜けているということが幾つかあるかなというふうに思いますので。それと次に、あと、いろんな備品のことについて聞いていますので、その流れの中で、広尾町にも純粋の電気自動車は1つあると聞いたのですけれども、コンバインの両用のやつ。その車は何台かあるということなのですけれども、失礼しました、ちょっと。そして、鹿追町で非常にうまくやっているなというやつがありますね。FCEV、水素自動車、これについて、もう7台も買ってうまく利用して、災害時の自動車から電気を得るということで、大分前からトヨタなんかは災害のときにコンセントを自動車につけるということをやっていますけれども、これについてもうまく鹿追町は行っていて、このFCEV1台の給電コネクターに接続すると、一般家庭の電力量の6日分の電気を供給できるということなので、1台70万円だけれども、7割ぐらいの補助金ということで、これもあるということで安心できますし、あるいはもし、自動車は役場にたくさんあるわけですから、シガーソケットのところから充電できるような安価なやつでもあれば、それも用意しておくと非常に、いわゆる電源不足というのも今回大変な事実ですから、その辺もできると思いますし、そのくらいをちょっと個別というか、ちょっと細かいのですけれども、お聞きしたいと思います。以上です。

答弁 町長 村瀨(町長は2024年3月まで)

まずは、能登半島地震で亡くなられた方、それから被災を受けられた方、心からお悔やみ、そしてお見舞いを申し上げます。一日も早い復興・復旧を願うところであります。今、それに関連して、本町での教訓はどうなのかというご質問であります。まず、備蓄の関係でありますが、数量的には議員がおっしゃったとおりであります。津波を想定した浸水区域内の住民の方を対象としての数量の確保であります。なかなか全町民対象の確保はできないことでありまして、そういったことでご理解をいただければというふうに思っております。また、あわせて、暖房等の関係が今回言われているところでありまして、本町もやっぱり冬にこういった災害があったときの対策であります。避難路をどうするのかという対策も1つであります。また、運営所の暖はどうするのかというところでありまして、備えとしては、発電機を用意しておりますし、ポータブルのストーブも用意をしているところであります。また、あわせて、ガソリンの関係を言われましたが、あれは古くなると駄目なのだそうでありまして、1年に1回取替えをしているところであります。そういった対策も、きっちりしているところであります。また、防災会議に多岐にわたった人を入れるべきだというところがあります。その人員については、決められた役職で構成しているわけでありまして、そのほかにやっぱりこういった対策で女性の方、主に女性の目線が大事だと言われておりますから、そういった人たちの意見を聞く場というのは大事かなというふうに思っているところでありまして、今後そういったことも取組をしていきたいなというふうに思っております。また、水の確保、これもやっぱりライフラインの確保、水、電気、どうするのだ、そしてトイレの問題も大きく取り沙汰されているところでありまして、しっかり、やっぱり水がなければ生活できないところであります。そういった意味では1つには、井戸の対策については防災計画では載っておりません。ただ、本町においては、やっぱり防火水槽、これが全町内で76基あります。ほぼほぼ今、1基当たり60トンの水槽でありまして、76基あるのですが、そういったときに何日もつかというところもあります。飲み水にはできませんけれども、生活用水としてはできるかなというふうに思っているところであります。そういった対策もしっかりしながらというふうに思っているところでありますが、何といっても水の確保、電気の確保、トイレの問題をどうするのか、それぞれ様々な問題を災害のあるたびに、東日本もそうですし、今回の能登の地震もそうです。しっかり教訓として本町の防災計画に生かしていきたいというふうに思っているところであります。当然、福祉避難所も設けているところでありまして、福祉避難所での妊産婦の方、乳幼児向けの何が要るのかも計画の中にあるわけでありまして、そういったこともしっかり対策を講じていきたいというふうに思っております。また、最後に、電気自動車の関係であります。うちも1台、電気自動車を入れて、最低限の対策本部の電気はそこで賄うということになっておりますけれども、そういった各施設の非常電源の確保、それからまた、大きな発電機も、いろんなところと契約をして対応することになっているところであります。総合的にまだまだ多岐にわたっての課題等が、やっぱり事あるごとにしっかり自分事として、他の地域で起こったことを自分事として対策を講じることが必要だというふうに思っております。よろしくお願いいたします。

再質問 10番 小田雅二

今回、十勝の各市町村の備蓄というか、そういうのが新聞等にも紹介されたということを先ほど言いましたけれども、できれば一番仲よくしてほしいのは、やっぱり大樹町とか、あと日高のえりも町、最初から借りることを見越してではないけれども、お互いに助け合えるところは一番近いところですから、やはりもしあれだったら、自衛隊のヘリコプターさえ来てくれれば広尾町から大樹町へ、大樹町から広尾町というようなこともできますので、そうなった場合に、あっち側で備蓄品とか用意しているのが何があるかというのが分からない状態でどうのこうのということでなくて、いい意味でのそういう情報公開、今回の新聞に毛布が何枚、何が何枚とありましたけれども、内容だとか、そういう細かいことについてもお互いに知り合っておいて、そしてスクラムを組んで近隣町村と難局を何とか乗り切るというようなことをしてほしいなと思います。それと、先ほど防災会議のメンバーについてなのですけれども、メンバーが決まっているところにどんどん押し寄せるわけにはいかないけれども、方法としては、例えば役場の職員の方もそうだと思うのですけれども、ぜひともこれは防災会議で言いたいなということがもしあれば、傍聴者として出席できるのであればと思うのですけれども、出て、そして休憩時間を取っていただいて、そこでちょっと来ている方の意見なりも聞くことは別にやぶさかではないだろうと思うのですよ。そして、そういうふうにして、私は、いろんな年齢、いろんな性別の人が、いろんな形で、得る機会がそういうことでしかないのであれば、そこで得ることが非常に必須の要件だと思うのです、関係者としては。だから、いろんないい意見、たくさん考えたと思うのですよ。ここにいる方全てそうだと思うのですけれども、そういうニュースを見ていて。そういうことで何とかやってほしいなと思うし、最後の最後に聞きたいのは、何回もこういう事件が起きるたびに言うのですけれども、新聞、先ほど見ていてちょっと見逃して、なくしてしまったのですけれども、何か倒壊された建物からどなたか知っている人が出てきたのだけれども、そのときスリッパを履いて出てきたと。それで転んだわけではないのですけれども、そういうふうに書いてあったので、着の身着のままで出てきたのだと思うのですけれども、私、前から言っているように、ここは一応スリッパ、非常に細かいことですけれども、初動態勢について先ほど言いましたけれども、やはり緊急的に自分が逃げたり、あるいは緊急的に誰かを助けに行かなくてはいけないときに、スリッパよりも、きちっとした普通の運動靴なり靴を履いていてほしいと思うのですよ。前にも町長といろいろこのことについて、着る服を順番に折り畳んで、そして、ばっと体制に、責任者としてそういう場にいなければいけないときに行くということができるような、そういうことをここにおられる方は義務づけられていると私は思うのですよ。そういうことで、できれば、強制はできないけれども、スリッパ1つなのだけれども、非常にかなり大事なことだと思うので検討してください。よろしくお願いします。それで何かあればお願いします。

答弁 町長 村瀨(町長は2024年3月まで)

いろんな方の意見を吸い上げて防災計画に反映させること、大事だというふうに思っております。ただ、防災会議のメンバーは限りがありますので、なかなか現実的ではありません。ですので、そういった分野の方々の意見を聞く場所を設けることが必要でありますし、今、避難所設置・運営訓練をやっております。その中で高校生もおりますし、町内会の方もおります。それから、当然役場の職員もおりますので、そういった訓練の中で総括もしているところであります。課題も見つかっております。そういったことを防災計画の中に反映をさせていくという、そんな手法を取らせていただければというふうに思っております。また、初動態勢を言われました。本当に初動がいかに大事かというところ、痛感をしているところであります。そういったことの大切さも、職員はじめそれぞれに周知をして、それぞれが対策を講じていくようになればというふうに思っております。

出典:広尾町議会 令和6年第1回定例会 2024年3月7日 議事録 PDF(14ページ) 間違いを知らせる