みんなの議会

広尾町議会 令和5年第1回定例会 2023年3月7日

大丸山展望台を含めた観光振興計画の進捗状況について

2023年3月7日、広尾町議会の一般質問で、志村國昭議員が「大丸山展望台を含めた観光振興計画の進捗状況について」質問し、町長 村瀨が答弁しました。

質問者
志村國昭 議員
答弁者
町長 村瀨

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は町のサイトの一般質問の一覧の表記です。

質問 6番 志村國昭

私は、大丸山展望台を含めた観光振興計画の進捗状況について町長に伺います。このことにつきましては、令和3年第3回定例会で一般質問をさせていただきました。町長から「サンタランドの魅力向上に向けた「プロジェクトチームの組織化」、また、「活き生きプロジェクト」の実施体制を生かし、事業推進ワーキングチームの実務者レベルで作業の横断的な議論を行いたい」とのより詳細な答弁をいただき、年度内にプロジェクトを立ち上げるなど早々に取り組むことや、様々な課題を乗り越え「町長はその先頭に立つ」と受け止められる答弁がありました。大丸山展望台を含めた観光振興計画についての質問から1年半が経過しましたが、その後のプロジェクトチームなどによる協議が何度開催され、どのように進められているのか、進捗状況などと併せ、次の3点について町長の考えを伺います。1点目ですが、フットパスのコースを紹介いたしましたが、現地の確認はされたのかについてです。2点目、本町に開拓農家として入植され、農家を営みながら自然を題材に絵を描いた農民画家「坂本直行」先生の足跡をたどる番組「山と原野とスケッチと」がNHKで放映されました。日高山脈や広尾町の知名度を上げる好機となり、眺望が楽しめる大丸山への集客と楽古岳登山者の入り込みに期待するところでありますが、大丸山展望台の再開の準備や方法、また、楽古岳登山道に通じる林道の修復などが課題になると思います。それらへの取組について伺います。3点目です。議会基本条例に基づきまして、議会改革の一環として議会報告会、議会モニター会議などを行っていますが、「広尾町の人口減少対策など」にどう取り組んでいくのかなどが議論されました。私は、関連する産業の裾野が広いと言われる観光振興による交流人口の誘致を進めることも移住・定住、企業誘致などの機会創出につながる手段ではないかと申し述べましたが、町長はどのように考えていますか。お答えください。

答弁 町長 村瀨(町長は2024年3月まで)

志村議員の質問にお答えいたします。大丸山展望台を含めた観光振興計画の進捗業況についてであります。令和3年4月から始まりました第6次広尾町まちづくり推進総合計画の中では「サンタランド」の魅力向上プロジェクトを重点プロジェクトとして位置づけておりまして、その実現のために広尾町活き生きプロジェクトの実施体制を生かし、これまで3回の会議を開催いたしましたが、より具体的な論議を進めるところまでには至りませんでした。また、ここにしかない「サンタランド」の魅力にあふれるまちを目指すために、プロジェクトチームを組織し、民間主導で再度サンタランドを町民から盛り上げる機運を高めていく構想につきましても、協議するまでに至っていないところであります。このように取組が大変遅れていることに関しまして、深く反省をしているところであります。今後におきまして、それら反省を踏まえ、観光協会の枠組みを活用し、北海道観光振興機構の助成をいただきながら、大丸山全体を含めた観光資源としての位置づけを町民を巻き込みながら議論していければと考えております。また、広尾町活き生きプロジェクトを主管する企画課や関係各課が連携し、事業推進ワーキングチームを再構築させ、各産業団体等の実務担当レベルで産業の横断的な議論を進める構想を練っているところであります。さらに、展望台を生かした観光振興につきましては、大丸山展望台に向かう林道の工事も完了したことから、観光案内所「サンタの家」の指定管理者である事業所とも協議をしているところであります。構想段階ではありますが、展望台からの夜景観覧ツアーやジャンボツリーまでの送迎などのミニツアーを企画検討しております。ほかに、日高山脈襟裳国定公園の国立化との関連に関しましては、帯広市が主導して活動している日高山脈国立公園化推進事業実行委員会の動き以外では、芽室町が事務局を担う十勝・日高山脈観光連携協議会を1市5町村にて組織し、日本のアウトドア総合メーカー「モンベル」のフレンドエリアに加わり、「サンタの家」にてモンベル製品や広尾町オリジナルのモンベルグッズを販売するなど、交流人口の増を図る努力をしているところであります。令和3年第3回定例会にて志村議員からの一般質問の中で、大丸山の南側裾野に存在する杉の木林などをフットパスに有効活用すべきとの質問でありました。現地の確認については、山裾から確認した程度でございます。2つ目の本町に開拓農家として入植された坂本直行氏の功績を生かす観光への取組に関しましては、楽古岳登山道の修復要請など今後の課題にしたいと思っております。3点目の観光振興による交流人口の誘致関係に関しましては、既存のイベントや素材など町の資源を最大限に生かした体験型観光事業を関係団体と連携しながら充実させていくことが必要であると考えております。以上、答弁とさせていただきます。

質問 6番 志村國昭

言うまでもありませんけれども、一般質問は私たち議員にとって最も大きな活動の一つなのですね。したがって、議員の資質も問われるものでありますから、内容を十分に調査して責任ある考えを述べた上で、さらに理事者の責任ある答弁を求めるものなのですね。様々な事情があって取組に至っていないということでありますけれども、これについては答弁と相反することでありますから、質問者としては非常に憤慨しておりますし、様々なアイデアを下さった町民の方へどう説明すればいいのか、正直悩んでいるところです。ただ、今、町長のほうから反省の弁もありましたので追及はいたしませんが、このことによって取組が大幅に遅れていますので、全力で挽回していただくことを強く要望したいと思います。その上で、次の質問に入ります。まず、1点目のフットパスコースについて再度質問しますけれども、令和3年3定で、えりも町の観光客誘致の取組、例えば昆布船クルーズだとか、牧場内での鹿の角拾いツアーなどの身近な素材を観光にしている例を挙げました。四町広域宣伝協議会が以前から行っておりますフットパスコース、これに大丸山の杉の木をどうだろうということでヒントに申し上げました。現地については道路から目視できる場所ではありませんが、ごく最近になって確認されたようです。これについてもスピード感が感じられません。広尾町の観光資源を探る上で、プロジェクトなどに関わる多くの方が地元を知って、そしてその要素を共有することが大事ではないかと私は思います。そこで、例えば観光の閑散期といいますか、冬期間をどう利用するか、あちこちの町村で冬のイベントにもアイデアを凝らしています。本町で一例を挙げて言うならば、教育委員会の主催でありますけれども、アイスストッカーなども以前のような参加者の回復をするにはどうしたらいいのか、これも一つの課題になるのではないかなというふうに思います。例えば賞金ですとか、賞品の内容を豪華にして町内の旅館、ホテルなどとタイアップして1日でも滞在していただくとか、いろんなことが考えられますので、申し上げました様々な要素を共有するそれぞれの担当部署の横断的な連携を図りながら観光資源の発掘に当たるべきと思いますが、町長はどのようにお考えでしょうか。

答弁 町長 村瀨(町長は2024年3月まで)

議員のほうから再度というか質問がございまして、提案をした取組がいまだ形になっていないというご指摘であります。改めてこの取組が遅れていることに深く反省をしているところであります。第6次まちづくり計画の中でいろんなプロジェクト、8つあるのですけれども、一つ一つプロジェクトを立ち上げて今やっているところでありますが、サンタランドの魅力向上プロジェクトについては、会議は実施をしておりますけれども、民間主導でのサンタの機運を盛り上げていくところまでに至っていないところであります。観光振興でいろんなご提案をいただきました。人口減少の速度がなかなか下がらない中、どうやって多くの人に広尾町に来ていただくか、やはり観光が第一だというふうに思っているところであります。そういった意味では、ご提言いただいたいろんな面について一つ一つ、やはり町の人がその気にならなければ役場が一生懸命やっても駄目なわけでありまして、そういった意味では住民の方を巻き込みながらしていくことが必要だというふうに思っております。体験型観光、民間サイドのピロロツーリズムという団体がありまして、ここの中では体験型観光、それぞれ工夫を凝らしながら取組も、今、進めているところでありまして、そういったことの取組、また、フットパスのご提案もいただきました。そういった方も、そのコースがフットパスのコースとしてどうなのかというところも含めて、しっかりと検討も進めて、そして見える形にしなかったら町民に理解もしていただけませんので、そういった取組をしていきたいと思っております。

質問 6番 志村國昭

よく分かりました。それから、次なのですけれども、「山と原野とスケッチと」が再放送も含めて3度放映されました。先ほども申し上げましたけれども、本町で開拓農家として入ってこられた坂本先生、広尾町の山ですとか自然を題材にした作品が約1,000点にも及ぶそうです。海洋博物館にも原画が展示されておりますけれども、3月2日から3月12日まで、帯広市民ギャラリーでそれらが紹介されるようですので、博物館にとってもPRの機会になるのではないかなというふうに思いますし、先日2月25日ですか、地元広尾町でトークショーも開催されています。国立公園化が現実として目の前に迫っていることから、番組を通して広尾町の知名度を上げる好機になったのではないかなと受け止めています。日高山脈、十勝平野、それから太平洋を一望できる大丸山からの眺望ですけれども、坂本先生の描いた絵がまさに目の前に広がるロケーションなのですね。この番組を通して一層関心が高まることに期待して、同時に広尾町への集客を進めるためにも、展望台の再開計画を早期に進めるべきと思いますが、まずこれについて1点。続いて、楽古岳への登山者の入り込みにも期待したいと申し上げました。少し長くなりますけれども、坂本先生が切り開いたと言われる楽古岳登山道ですが、私ごとで申し訳ないのですが、私が高校生のときに坂本先生と一緒に登山した頃は、札楽古川を何度も渡って半日がかりで登山口入り口に到着するような状況だったのですけれども、その後、国有林内に林道が整備されまして、登山道入り口近くまで車の乗り入れが可能となりました。そんなことで年間通して多くの入山者が見られました。それから、故人になりましたけれども、小説家の立松和平さんも登頂しまして、民放で放送されたことなんかもあったものですから、愛好家の関心も高まったようです。現在は、登山道に至る林道が決壊して、車両の通行が困難な状態が長い間続いていますから、私はこの登山道に通じる林道付近まで週に3回ほど行くのですけれども、車両の通行が困難だということで、私が林道に通っているときには、入山者の方はほとんど見られない状況です。国立公園化による自然との触れ合いの誘発ですとか、また、昨今のアウトドア志向の高まりなんかがありまして、その効果を求めるには、環境の整備が欠かせないのかなと思います。楽古岳登山の拠点として、先ほど町長のほうからありましたけれども、モンベルのフレンドエリア広尾の存在を高める上でも、林道の修復は大きな要素ではないかなと思います。答弁では今後の課題としたいということですけれども、林道を管理する森林管理局などへのアプローチについても早期に取り進めるべきではないかと思いますけれども、それらの考えをお聞かせいただきたいと思います。

答弁 町長 村瀨(町長は2024年3月まで)

坂本直行(ちょっこう)さんのテレビも拝見しましたし、トークショーにも私も参加をして、坂本直行さんの偉大な功績を改めて確認をしたところであります。また、今、日高山脈襟裳国定公園の国立化に向けていろんな運動をして機運を高めているところでありまして、まさに、このNHKの放送については時宜を得た大変いい番組が流れたのだというふうに思っております。BSでは全国放送でありますから、国立公園化になったら多くの人が恐らく訪れるのだというふうに思っております。これも深く反省をしているのですが、テレビの中で担当者が草を分けて直行さんの家まで行ったという、それも深く反省をしておりまして、しっかりとみんなが気軽に行けるような整備もしなければならないというふうに思っております。また、直行さんの絵で日高山脈を描いているわけでありますから、そこに常に楽古岳が出てきます。やっぱり国立公園になれば、登山者も出てくるのだというふうに思っております。前日、森林管理局に確認しました。台風ですとか大雨でのり面が崩れているのだそうでありまして、それからは通行止めにしているのだということであります。倒木もあるということでありますけれども、そこの復旧については、国有林でありますから、その林道を直すということは国有林で施業計画とか、そういう計画がないとなかなか直すということにならないのだそうであります。しかし、この国立公園化というところは、十勝・日高挙げての要望事項でありまして、大変この林道の整備というのは重要な観光資源になるというふうに思っております。町として国立公園の実行委員会というか、事務局、どのぐらいの規模で要請するかは別として、しっかり森林管理局に林道の整備を要望してまいりたいというふうに思っております。

質問 6番 志村國昭

町長、展望台の再開計画を早期に進めるべきと申し上げたのですが、それについては。

答弁 町長 村瀨(町長は2024年3月まで)

冒頭答弁で申し上げましたけれども、整備が終わりましたので、どういう形になるか、指定管理者の事業所としっかり協議しながら進めてまいりたいと思います。

質問 6番 志村國昭

3点目ですけれども、議会報告会ですとか議会モニター会議などで私たち議員に、今後、広尾町の人口減少の歯止め策などをどのように町政に求めていくのかというような、そういうような考え方を問われました。一過性であっても、観光振興などで交流人口を増やす、その中で広尾町の知名度を上げること、そして広尾町が取り組む子育て・福祉施策などの情報を発信していくことも移住・定住を促す手段ではないかと申し上げました。あわせて、就労の場の確保も大きな要素となりますので、Uターン・Iターン対策として企業誘致などにも力を入れることを町政に求めたいと申し述べさせていただきました。観光は関連する産業の裾野が広いと言われていますので、サンタランドを核とした観光振興による交流人口の誘致を進めることも念頭に、再度、町長の考えがあればお聞かせいただきたいと思います。

答弁 町長 村瀨(町長は2024年3月まで)

町をどうやって活性化していくか、本当に喫緊の課題であります。そのためには、今、議員が提案をされたそのとおりだというふうに思っております。交流人口をどうやって確保していくか。いろんなイベント、広尾町においては、つつじまつり、十勝港まつり、そして毛がにまつり、大きな3大祭りがあります。これはやっぱりこのお祭りを充実させていくのだというところ、そして交流人口を多く広尾に迎え入れるのだというところを、関係する方々、主催者団体も含めて、そういう意識を持って取り組むのだというところも大事かと思っているところであります。また、先ほど申し上げましたけれども、体験観光、太四郎の森のことですとか、自然の魅力再発見ツアーですとか、広尾高校生とのコラボ企画ですとか、それから芽室町とのいろんな企画ですとか、そういったことも民間サイドで、今、実施をしております。そういったことも多くの人方、町民の方々と連携しながら取り組まなければならないというふうに思っているところでありまして、議員が今ご提案いただいたこと、そのとおりだというふうに思っておりますので、観光協会、そういった枠組みをフルに活用しながら取組を進めてまいりたいと思います。

質問 6番 志村國昭

今、町長から詳しい説明がありましたので、ぜひ遅れることがないように取組を進めていただければと思います。終わります。

出典:広尾町議会 令和5年第1回定例会 2023年3月7日 議事録 PDF(14ページ) 間違いを知らせる