広尾町議会 平成31年第1回定例会 2019年3月7日
(1)スクールバスの利用の高校生までの拡大と待合所の設置について/(2)豊似保育所の保育時間の検討について
2019年3月7日、広尾町議会の一般質問で、志村國昭議員が「スクールバスの利用の高校生までの拡大と待合所の設置について」「豊似保育所の保育時間の検討について」について質問し、教育長 菅原、町長 村瀨が答弁しました。
- 質問者
- 志村國昭 議員
- 答弁者
- 教育長 菅原、町長 村瀨
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は質問の本文をもとに当サイトで付けたものです
この議員がこの登壇で質問した件は 2 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。
質問 5番 志村國昭
私は、2点について質問させていただきます。1点目は、スクールバスの利用を高校生まで広げることと、雨、風がしのげる待合所の設置について教育長の考えを伺います。豊似・野塚方面から通学する高校生は、中学生まではスクールバスが利用でき、遠距離通学の負担が軽減されています。しかし、高校生になるとスクールバスを利用することができず、国道まで出向き十勝バスを利用しなければなりません。これが通学の大きな負担となっており、高校生からスクールバスの利用に強い要望があります。また、荒天時にバスを待つつらさを訴える生徒も多く、雨、風をしのげる待合所の設置に期待する声も聞かれます。遠距離通学の負担軽減を図るための環境整備について、教育長の考えを伺います。2点目は、地域の現状に合った豊似保育所の保育時間検討について町長にお聞きします。農業経営や従事者が多い野塚・豊似地区においては、保護者の就労時間が長いため、子どもを安心して預けることのできる保育所はなくてはならない施設です。しかし、現在の保育時間の設定では、送迎時間と就労時間が重複する農繁期は、やむを得ず子どもを休ませることが頻繁であると聞きます。地域の子育て家庭に対する支援を行う児童福祉施設として父母の要望等を聴取し、地域事情に合った保育時間の検討が必要と思いますが、町長の考えをお聞かせください。
答弁 教育長 菅原(教育長は2023年12月まで)
志村議員の質問にお答えをさせていただきます。現在、豊似・野塚方面から広尾高校へ通う生徒につきましては、十勝バスを利用し、定期券代相当額を広尾高校支援策の一環として遠距離通学費の助成を行っているところでございます。平成 30 年度は豊似・野塚地区の対象者が8名おりまして、年間約 106 万円ほど支出をしております。スクールバスの利用対象者を高校生までに拡大できないかというご質問でございますけれども、現在、豊似・野塚方面から広尾へ運行しているスクールバスは野塚線、紋別線、東豊似線の3路線ございます。このうち紋別線と東豊似線は、乗車定員が 14 名の車両で運行しております。現状ほぼ満席の状態であることに加えまして、高校生を乗車させるとなると、下校時間がさらに多岐にわたることになりまして、現行のスクールバスの運行体制では対応が非常に難しい状況となってございます。もう一点、雨、風がしのげる待合所の設置につきましては、バス停が国道沿いにあることから、国道敷地内に構築物を建築する面の難しさもありますし、設置する数が多くなると、費用面、財源確保の点でも課題になるかなというふうに思っております。加えまして、広尾市街には十勝バスを利用して通学する小学生もおりまして、こちらとの兼ね合いも考慮しなければならないというふうに考えております。教育委員会といたしましても、豊似・野塚方面から通学している高校生にご不便をおかけしていることは承知をしております。現役の生徒からの要望ということでありますので、今後、広尾高校存続対策全体の中でよい方策を検討していきたいというふうに考えております。以上、答弁とさせていただきます。
答弁 町長 村瀨(町長は2024年3月まで)
次に、豊似保育所の保育時間の考え方についてであります。現在、認可保育所として豊似保育所を開設しております。保育所の開所時間を月曜日から土曜日までの午前7時 30 分から午後6時 30 分と広尾町立保育所条例で定めておりまして、保育時間も 11時間を提供しているところであります。さらに、保育短時間の場合も延長保育として無料で最大 11時間保育をしているところであります。しかし、昼食として給食、そして午後3時におやつを提供しておりますけれども、その後6時 30 分までは間食がない、おやつがない時間帯もあることから、子どもの生活リズムへの影響も考えられているところであります。保育所への通所につきましては、保護者の送迎をお願いしておりますけれども、仕事などの都合で時間までに保育所へ送る、または迎えに行くことができない状況もあると思われます。保育所の役割でもある保育を必要とするお子さんをお預かりするため、今後も地域の保護者からの声を聞きながら運営をしてまいりたいと思っておりますので、よろしくお願いを申し上げます。
質問 5番 志村國昭
それでは、まず高校生のスクールバスの関係ですけれども、高校生から要望の強いスクールバスの利用については、実は先般、広尾高校で懇談会を私ども議員と行いました。その席で高校生から要望がありまして、続いて、その後、農協青年部とも議会懇談会を行ったわけですけれども、同様の要望があります。遠距離通学における交通手段の確保というのは、本当に切実な思いだというふうに受けとめたところです。乗車定員や運行時間の調整など、さまざまな課題があるという答弁でありました。隣の町と比べるのは申しわけないのですけれども、隣の大樹町では8台のスクールバスを運行していると聞いております。町民も利用できるということから、高校生も必要に応じて町民タイムで乗車可能としているそうです。広尾町の小型バスとは違って大樹は大型が多いようにも聞いていますから、定員をオーバーするような事態は発生していないということです。今ちょっと答弁をいろいろお聞きした中で、現時点で例えば、解決策を探るとすれば、生徒8名に対する通学費の援助、年間 106 万円を交付しているということですけれども、例えばクラブ活動なども考慮した一定の時間設定などで、高校生の下校に合わせたスクールバスの運行費用に充てることも方法の一つではないかなというふうにして、単純にそう思いました。それからまた、待合所の設置についてなのですけれども、今、敷地のことですとか、ほかの停留所とのバランスの話もありましたし、設置費用のことも念頭に置かなければならないのは、これは確かだと思います。ただ、十勝バスには路線維持費として年間 2,700 万円補助しているわけですから、広尾町が全額負担するなんていうことはあり得ないと思いますし、土地のことについても、停留所近くの民有地あるいは停留所がある国道敷地の管理者からの借用なども方法として考えられるのではないかなというふうに思ったのですね。利用者からの要望があるわけですから、これは事業者にも当然伝えて、対処方法を考えてもらわなければならないのではないかなというふうに思います。雨や風あるいは冬は雪の屋外でバスを待つというのは、これ本当につらいことだというふうに思うわけですね。高校生になった途端にスクールバスは利用できない、また、さきに先輩議員からの質問にもあった、中学生まで無料だった医療費の適用からも除外されるわけですから、高校生がこのギャップに対して憤りを感じているように私どもは受けとめました。それから、数年後に子どもが高校生になる親からも同様の意見があるわけですね。教育長にこんなことを言うとあれですけれども、当たり前のことなのですけれども、中高一貫教育というのは「地域の教育力を結集し、広尾の子どもは広尾で育てる」ということを基本理念としておりますから、言うまでもなく、これは単に学力の向上だけを指しているわけではなくて、それを向上させるための環境面と相まってのことだと私は思います。それらを整えて進路の実現まで支援していかなければならないと思いますが、そういった点については、教育長、どうお考えでしょうか。
答弁 教育長 菅原(教育長は2023年12月まで)
1点目の高校生の通学の足の確保ということでございますけれども、私就任してから、これは高校の校長からも何か考えてくれないかというお話はございまして、いろいろ今まで内部で検討協議をさせていただきました。やれるとすれば、どういう方法ができるのかということ、踏み込んで、今、内部で検討をさせていただいているところであります。また、先ほど申しましたように、年間通学費で約 106 万円ほど助成をしております。これにどの程度プラスアルファすれば実現可能なのかというようなことも踏み込みながら、やっぱり広尾高校の存続ということも考えてみるときに、やっぱりこのことも必要なのだろうというふうに思います。それから、2点目の待合所の関係であります。まさしく、今、志村議員おっしゃったように、近くの民有地の借用でもいいのではないのかというようなことでございましたし、仮に広尾高校の生徒を単独で運行する路線を選択したとしたら、この停留所の問題は解消するのかなというふうに思っておりますので、また、当然バス事業者ともこの辺については十分協議をさせていただきたいなというふうに思いますので、これもセットにして内部で早急に進めたいというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。
質問 5番 志村國昭
ただいまの答弁に、広尾高校の存続対策との関連の話もありました。高校生と、今後高校生を持つ親の生の声を私、代弁させていただきました。教育長、これはやっぱり早期に解決してもらわなければならないと思いますので、町長部局とも連携した対応を望んでおります。この件については、教育長、答弁要りません。次に、豊似保育所の保育時間についてなのですけれども、子どもを産み育てやすい環境をつくっていくということは大事なことですから、当然、親が望む子育て支援とは、どういうことなのかということ、これにはやはり保育所に子どもを預ける親と、町長、しっかり話し合いが必要だと思うのです。保育時間の制約もあることは私、十分理解しております。ただ、地域の事情に即した柔軟性を今求められているわけですから、先般開催いたしました農協青年部との懇談会では、そういうことが求められているということがはっきりわかりました。親の仕事の事情で数日間休ませるということは、どなたも望んでいないことも私どもに伝わってきたのは事実です。答弁にありましたけれども、午後3時の補食、その後の間食の話もあったわけですけれども、それらの取り扱いについても、こちらの一方的な事情だけではなくて、どうすればクリアできるのかということで、保護者と一緒に検討していかなければならないのではないかなというふうに思いますけれども、その点については、町長、いかがでしょうか。
答弁 町長 村瀨(町長は2024年3月まで)
保育所の時間帯のご質問をいただいたところであります。今まで延長保育、それから早期の朝の受け入れも事情に合わせて行ってきたところでありまして、朝の7時半、それから夜の6時半まで定めてやってきているところでありまして、ただ、議員のご質問にあった農繁期、忙しいのだというところがございます。確かに、酪農地帯ですから、朝搾ったり夕方搾ったりする通常の業務ですと子どもたちの送り迎えができるのでしょうけれども、時期的な切り込みとか、そういうところは、これもう朝早くから夜中まで仕事があるわけでありますから、そういったところを指しているのだろうというふうに思っておりますけれども、全て受け入れれば、もう子どもを相当長い時間預かる話になるわけでありまして、子どもの保育環境、子どもに対して、そこも十分保護者と話し合いを進めなければだめかなというふうに思っているところであります。長くなれば、おやつも与えながらという、できるわけでありますけれども、子どもの育て方についても、やはり十分そういった特殊な事情のある地域においては、保護者と十分話し合いを進めながら、理解を求めながら進めていく必要があるのだというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。
質問 5番 志村國昭
これ、臆測で話をしてはだめなのだと思います。ただ、今まで親が望む保育時間などについての話し合いというのはしていなかったのかなという、そんな感想を持ったのも事実です。先ほどのスクールバスの件とあわせて、教育だとか、福祉というのは、よく生き物だと言われていますから、停滞があっては行政の致命傷となることも頭の中に置かなければならないのではないかなと思います。町長、4月から子育て支援室が設置されるわけですから、地域の事情にかなった保育時間について、いろんな今、問題はあるわけですけれども、これ、ぜひ検討課題に挙げてもらうべきだというふうに思いますけれども、その点はいかがでしょうか。
答弁 町長 村瀨(町長は2024年3月まで)
十分地域の保護者からの声を聞きながら進めてまいりたいというふうに思っております。